JP3143537B2 - 車両用ステアリングセンサ - Google Patents
車両用ステアリングセンサInfo
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- JP3143537B2 JP3143537B2 JP05008891A JP889193A JP3143537B2 JP 3143537 B2 JP3143537 B2 JP 3143537B2 JP 05008891 A JP05008891 A JP 05008891A JP 889193 A JP889193 A JP 889193A JP 3143537 B2 JP3143537 B2 JP 3143537B2
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Description
回転方向を示す信号、並びにハンドルがニュートラル位
置若しくはニュートラル位置から整数回の回転位置とな
ったことを示す信号を出力する車両用ステアリングセン
サに関する。
径の短縮並びに運動性能の向上を図るためにハンドルの
回転量及び車両の速度に応じて車両の後輪を操舵する所
謂4輪操舵のものが供されている。このような4輪操舵
を実現するために、ハンドルの回転量を検出するステア
リングセンサをステアリングシャフトに装着し、そのス
テアリングセンサからの信号に基づいて制御装置により
後輪の操舵角を制御するようにしている。
ンクリメンタリ形のロータリエンコーダを主体として構
成されており、ハンドルの回転方向に応じて位相の前後
関係が入替わる2種類のパルス信号を出力すると共に、
ハンドルがニュートラル位置(車両が直進する方向を向
いた状態)並びにそのニュートラル位置から整数回回転
された位置に存した状態となる毎に基準信号を出力する
ようになっている。従って、制御装置は、ステアリング
センサからの基準信号の出力に基づいてハンドルのニュ
ートラル位置からの回転数を判断すると共に、その基準
信号の出力タイミングからのパルス信号を計数すること
によりハンドルのニュートラル位置からの回転位置を検
出して後輪の操舵角を制御することができる。
は、そのときのハンドルのニュートラル位置からの回転
数を記憶するように構成されているものの、制御装置の
断電状態でハンドルが回転されてしまった場合には、制
御装置はその間のハンドルの回転量を検出することがで
きない。このため、制御装置により判断されたハンドル
のニュートラル位置からの回転位置と実際のハンドルの
回転位置とが異なることがあり、以後の制御装置による
4輪操舵の制御に支障を来す虞がある。
ンサの一例を示している。この図7において、回転板1
はステアリングシャフト(図示せず)に貫通状態で装着
されており、ステアリングシャフトに連動して回転する
ようになっている。この回転板1の周縁部には同心円状
で且つ所定ピッチで信号用スリット1aが複数形成され
ていると共に、その信号用スリット1aの外周側に1個
の基準信号用スリット1bが形成されている。
けられており、その歯車2とフォトインタラプタ3に回
動自在に支持された歯車体4とが噛合っている。この歯
車体4には1個のスリット4aが形成されており、ハン
ドルがニュートラル位置となったときにそのスリット4
aと回転板1の基準信号用スリット1bとが対向するよ
うに設定されている。
及び受光素子から成る第1,第2,第3の光センサ3
a,3b,3cが設けられており、第1,第2の光セン
サ3a,3bの投光素子及び受光素子は回転板1の信号
用スリット1aの回転軌跡を挟んで対向するように設定
されている。ここで、第1,第2の光センサ3a,3b
の配列ピッチは、回転板1の信号用スリット1aの配列
ピッチの整数倍から1/4ピッチ異なった値に設定され
ている。また、第3の光センサ3cの投光素子及び受光
素子は、歯車体4のスリット4aの回転軌跡及び回転板
1の基準信号用スリット1bの回転軌跡を挟んで対向す
るように設定されている。
回回転操作される間に、ハンドルがニュートラル位置と
なったときだけ歯車体4のスリット4aと回転板1の基
準信号用スリット1bとが対向するので、そのタイミン
グでフォトインタラプタ3の光センサ3cから基準信号
が出力される。従って、ステアリングセンサから基準信
号が出力されたときはハンドルはニュートラル位置とな
っているので、そのタイミング以降に光センサ3a,3
bから出力される信号を計数することによりハンドルの
ニュートラル位置からの回転位置を検出することができ
る。
来構成のものの場合、ハンドルがニュートラル位置とな
ったときにのみ基準信号を出力する構成であるので、ハ
ンドルがニュートラル位置となるまでの間はハンドルの
ニュートラル位置からの回転位置を検出することができ
ず、その間は制御装置による4輪操舵の制御を実行でき
ないという欠点がある。本発明は上記事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ハンドルのニュートラル位置
からの回転位置を直ちに検出することが可能となる車両
用ステアリングセンサを提供することにある。
位置から360゜以内となるハンドルの回転量及び回転
方向を当該ハンドルと一体で回転する回転板の回転に応
じて検出する回転量検出手段を設け、ニュートラル位置
から360゜を上回る前記ハンドルの整数回転数を前記
ハンドルの最大回転量に対応して360゜を上回って回
転する歯車体の回転に応じて検出する回転数検出手段を
設け、前記回転量検出手段及び前記回転数検出手段の検
出状態に基づいて前記ハンドルのニュートラル位置から
の回転位置を求める制御手段を設けたものである。
で回転板が回転するので、回転量検出手段は、ニュート
ラル位置から360゜以内となるハンドルの回転量及び
回転方向を回転板の回転に応じて検出する。一方、ハン
ドルの回転操作に伴って歯車体がハンドルの最大回転量
に対応して360゜を上回って回転するので、回転数検
出手段は、ニュートラル位置から360゜を上回るハン
ドルのニュートラル位置からの整数回転数を歯車体の回
転に応じて検出する。従って、制御手段は、回転量検出
手段及び回転数検出手段の検出状態に基づいてハンドル
のニュートラル位置からの回転位置を直ちに求めること
ができる。
照して説明する。図1は全体の平面を示している。この
図1において、回転板11はステアリングシャフト(図
示せず)に貫通状態で装着されている。この回転板11
の周縁部には図2に示すように同心円状で且つ所定ピッ
チの信号用スリット11aが複数形成されていると共
に、その信号用スリット11aの外周側に1個の基準信
号用スリット11bが形成されている。
手段たるフォトインタラプタ12が設けられており、こ
れには投光素子及び受光素子から成る第1,第2,第3
の光センサ12a,12b,12cが配設されている。
ここで、第1,第2の光センサ12a,12bの投光素
子及び受光素子は回転板11の信号用スリット11aの
回転軌跡を挟んで対向するように設定されており、信号
用スリット11aに対向したときにローレベルの検出信
号SA ,SB を出力する。この場合、第1,第2の光セ
ンサ12a,12bの配設ピッチは信号用スリット11
aの配設ピッチを整数倍から1/4ピッチ異なった値に
設定されている。また、第3の光センサ12cの投光素
子及び受光素子は基準信号用スリット11bの回転軌跡
を挟んで対向するように設定されており、基準信号用ス
リット11bと対向したときにローレベルの検出信号S
Z を出力する。
一体に設けられており、その歯車13と回転体たる歯車
体14とが噛合っている。ここで、回転板11の歯車1
3の歯数は20枚に設定され、歯車体14の歯数は22
枚に設定されている。従って、回転板11が1回転した
ときは、歯車体14は反対方向に10/11回転するよ
うになっている。
の同心円状の所定位置にスリット14aが複数形成され
ている。また、歯車体14の周縁部に対応して回転数検
出手段たるフォトインタラプタ15が設けられており、
このフォトインタラプタ15に投光素子及び受光素子か
ら成る第1,第2,第3の光センサ15a,15b,1
5cが配設されている。これらの各光センサ15a,1
5b,15cの投光素子及び受光素子は歯車体14のス
リット14aの回転軌跡を挟んで夫々対向するように設
定されており、スリット14aに対向したときにローレ
ベルの検出信号S1 ,S2 ,S3 を夫々出力する。
回転するようになっており、ハンドルの回転数と歯車体
14の回転位置との対応関係を図5に示した。また、フ
ォトインタラプタ15の各光センサ15a乃至15cの
うち所定のものは歯車体が10/11回転する毎に歯車
体14の所定のスリット14aに対向してオンするよう
になっており、その関係を同図に示した。即ち、ハンド
ルがニュートラル位置(0回転)に存したときはフォト
インタラプタ15の全ての光センサ15a乃至15cが
歯車体14のスリット14aに対向してオンする。ま
た、ハンドルがニュートラル位置から整数回回転される
毎に歯車体14の所定のスリット14aがフォトインタ
ラプタ15に対向し、その対向関係に応じてフォトイン
タラプタ15の各光センサ15a乃至15cは異なる組
合わせでもってオンするように設定されている。そし
て、各フォトインタラプタ12,15からの各信号は制
御手段たる制御装置(図示せず)に出力されるようにな
っている。この制御装置は、各フォトインタラプタ1
2,15からの各信号の入力状態に基づいて現在のハン
ドルのニュートラル位置からの回転位置を検出すること
により車両の後輪の操舵角を制御する。
御装置は電源が投入されると、フォトインタラプタ12
から検出信号SZ が出力されるまで待機する。さて、ハ
ンドルが回転操作されると、回転板11ひいては歯車1
3が回転して歯車体14が回転する。このとき、歯車体
14は、回転板11の1回転に応じて反対方向に10/
11回転する。
ラル位置若しくはニュートラル位置から整数回回転した
位置に存すると、フォトインタラプタ12の第3の光セ
ンサ12cが回転板11の基準信号用スリット11bに
対向するので、フォトインタラプタ12からは検出信号
SZ が出力される(図6参照)。すると、制御装置は、
そのタイミングでフォトインタラプタ15の各光センサ
15a乃至15cのオン状態を判断する。このとき、各
光センサ15a乃至15cのオン状態は、図5に示すよ
うに歯車体14の回転位置ひいてはハンドルのニュート
ラル位置からの回転数に依存するので、制御装置は、フ
ォトインタラプタ15の各光センサ15a乃至15cの
オン状態に基づいてハンドルの回転数を判断する。
1の回転に応じてフォトインタラプタ12の各光センサ
12a,12bから回転板11の回転量及び回転方向を
示す検出信号SA ,SB が出力されるので(図6参
照)、制御装置は、そのことに基づいてハンドルのニュ
ートラル位置からの回転位置を求めて後輪の操舵角を制
御することができる。
して回転する歯車体14を設け、ハンドルがニュートラ
ル位置若しくはニュートラル位置から整数回回転された
位置に存した状態となったときは、フォトインタラプタ
15から歯車体14の回転位置を示す信号を出力するよ
うに構成したので、制御装置の電源がオフされた状態で
ハンドルが回転操作された場合であっても、電源のオン
により直ちにハンドルのニュートラル位置からの回転数
を制御装置に報知することができる。従って、ハンドル
がニュートラル位置に回転されたことしか報知すること
ができない従来例のものと違って、制御装置による後輪
の操舵角の制御を直ちに実行することが可能となる。
量、並びに歯車体14の回転位置を光センサにより検出
するようにしたが、それらの検出手段として、磁気セン
サ、可変抵抗器、静電容量形検出センサ等を利用するよ
うにしてもよい。
の車両用ステアリングセンサによれば、ニュートラル位
置から360゜以内となるハンドルの回転量及び回転方
向を検出すると共に、ニュートラル位置から360゜を
上回るハンドルの整数回転数を検出するようにしたの
で、ハンドルのニュートラル位置からの回転位置を直ち
に検出することが可能となるという優れた効果を奏す
る。
図
手段)、14は歯車体、15はフォトインタラプタ(回
転数検出手段)である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ニュートラル位置から360゜以内とな
るハンドルの回転量及び回転方向を当該ハンドルと一体
で回転する回転板の回転に応じて検出する回転量検出手
段と、ニュートラル位置から360゜を上回る前記ハン
ドルの整数回転数を前記ハンドルの最大回転量に対応し
て360゜を上回って回転する歯車体の回転に応じて検
出する回転数検出手段と、前記回転量検出手段及び前記
回転数検出手段の検出状態に基づいて前記ハンドルのニ
ュートラル位置からの回転位置を求める制御手段とを備
えたことを特徴とする車両用ステアリングセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05008891A JP3143537B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 車両用ステアリングセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05008891A JP3143537B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 車両用ステアリングセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219317A JPH06219317A (ja) | 1994-08-09 |
JP3143537B2 true JP3143537B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=11705305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05008891A Expired - Fee Related JP3143537B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 車両用ステアリングセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143537B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100764198B1 (ko) * | 2006-01-12 | 2007-10-05 | 주식회사 만도 | 조향각 센서를 구비한 전동식 조향장치 |
JP4607033B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2011-01-05 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 回転角度検出装置 |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP05008891A patent/JP3143537B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06219317A (ja) | 1994-08-09 |
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