JP2551877Y2 - 車両のステアリングアングルセンサ - Google Patents

車両のステアリングアングルセンサ

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JP2551877Y2
JP2551877Y2 JP1991077416U JP7741691U JP2551877Y2 JP 2551877 Y2 JP2551877 Y2 JP 2551877Y2 JP 1991077416 U JP1991077416 U JP 1991077416U JP 7741691 U JP7741691 U JP 7741691U JP 2551877 Y2 JP2551877 Y2 JP 2551877Y2
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JP
Japan
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rotating body
rotation
rotation angle
handle shaft
steering angle
Prior art date
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JP1991077416U
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JPH0528919U (ja
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啓一 梅原
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は各種車両のステアリン
グアングルセンサにおいて、ハンドルの回転角分解能の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来のステアリング
アングルセンサ1においては、ハンドル軸2と一体回転
可能な回転体4の外周に多数の回転角用被検出孔8が円
形状に等間隔で並設されているとともに、その少し内側
で回転体4に一つのニュートラル位置用被検出孔9が形
成され、この回転体4に対応して検出器10が設けられ
ている。この検出器10は回転角検出用及び回転方向検
出用フォトインタラプタ11,12と、ニュートラル位
置検出用フォトインタラプタ13とを有している。そし
て、回転体4が左回転又は右回転すると、回転体4の回
転角用被検出孔8をフォトインタラプタ11及びフォト
インタラプタ12が検出するため、その検出数に応じて
ハンドルの回転方向及び回転角を検出することができ
る。なお、ニュートラル位置検出用フォトインタラプタ
13は回転体4の1回転毎にそのニュートラル位置用被
検出孔9を検出するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなステアリン
グアングルセンサ1は、通常、ハンドル付近にあるレバ
ーコンビネーションスイッチ内に設置されているため、
その設置スペースが制限されて回転体4の最大直径を一
定以上確保することが難しい。そこで、限られた直径の
回転体4を利用してより小さな回転角を検出するには、
回転体4に対しより多くの回転角用被検出孔8を設けな
ければならないが、回転角用被検出孔8を多くするほど
その大きさを小さくしなければならないため、製造上の
限界があった。従って、回転体4の直径により、検出可
能な回転角の分解能が決まってしまう欠点があった。ち
なみに、現在の回転角分解能は1〜2度程度である。
【0004】本考案は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、大型化を招くことなくハンドル軸と回転体
との連動手段を改良して、要求に応じた回転角分解能を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み、本考案
においては、ハンドル軸とともに回転する回転体に回転
角用被検出部を並設し、この回転体に対応して位置固定
した回転角用検出体によりこの回転角用被検出部を検出
可能にした車両のステアリングアングルセンサにおい
て、ハンドル軸に回転体を遊挿し、ハンドル軸の回転角
に対する回転体の回転角が大きくなるようにハンドル軸
と回転体との間の回転比を変える変速機構を、前記回転
体の回転中心と同軸上に設け、かつ同回転体の回転軸線
方向からみて同回転体の占有領域内に含まれるように配
設したものである。
【0006】
【作用】従って、ハンドル軸の回転角に対する回転体の
回転角が大きくなることから、ハンドルが1回転したと
きに回転角用検出体を通る回転体の回転角用被検出部の
数が多くなり、ハンドルの1回転あたりの検出数が増え
て回転角の分解能が高くなる。
【0007】又、変速機構は回転体の回転中心と同軸上
に設けられるとともに回転体の回転軸線方向からみて同
回転体の占有領域内に含まれるように配設されているこ
とから、従来から存在する回転体のスペースに比してさ
ほど大きなスペースを要しないので、ステアリングアン
グルセンサの占有スペースの拡大化を防止して、センサ
取付空間の限られている車両に対して極めて有効なステ
アリングアングルセンサとなる。
【0008】
【実施例】以下に、本考案に係るステアリングアングル
センサの一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
【0009】ステアリングアングルセンサ1において、
ハンドル軸2上には内歯車3が一体回転可能に取着さ
れ、このハンドル軸2の軸心と同一中心上で回転体4及
び外歯車5がハンドル軸2に対し回転可能に支持され、
この回転体4と外歯車5とは一体回転可能に取着されて
いる。この外歯車5と内歯車3との間にはハンドル軸2
と平行な回転軸6上の外歯車7が噛み合わされている。
この回転体4の外周に多数の回転角被検出孔8がハンド
ル軸2の軸心を中心とする円形状に等間隔で並設されて
いるとともに、その少し内側で回転体4に一つのニュー
トラル位置用被検出孔9が形成されている。
【0010】前記回転体4に対応して検出器10が設け
られている。この検出器10には回転角検出用及び回転
方向検出用フォトインタラプタ11,12と、ニュート
ラル位置検出用フォトインタラプタ13とが取付けられ
ている。それらのフォトインタラプタ11,12,13
はそれぞれ発光素子11a,12a,13aと受光素子
11b,12b,13bとからなる。
【0011】図1及び図3に示すように、ハンドル(図
示せず)がニュートラル位置にある状態では、ニュート
ラル位置検出用フォトインタラプタ13において発光素
子13aからの光がニュートラル位置用被検出孔9を通
って受光素子13bに至り、ニュートラル信号を出力す
るようになっている。
【0012】ハンドル軸2が左回転又は右回転すると、
内歯車3と外歯車7と外歯車5とからなる変速機構Sを
介して回転体4が左回転又は右回転し、図2に示すよう
に回転角検出用及び回転方向検出用フォトインタラプタ
11,12において発光素子11a,12aからの光が
回転体4の回転角用被検出孔8を通って受光素子11
b,12bに至り、その検出数に応じてハンドルの回転
方向及び回転角を検出することができる。なお、ハンド
ルの左右回転可能範囲で前記ニュートラル信号はハンド
ルの回転数に応じて複数回生ずる。
【0013】この実施例では、原動側であるハンドル軸
2と従動側である回転体4との間の回転比が大きくなる
ように内歯車3の歯数と外歯車5の歯数とが設定されて
いる。従って、ハンドルが1回転すると、同じく1回転
するハンドル軸2の回転数よりも、この回転比だけ回転
体4の回転数が増え、ハンドルが1回転したときに、前
記両フォトインタラプタ11,12を通る回転体4の回
転角用被検出孔8の数が多くなる。つまり、ハンドルの
1回転あたりの検出数が増えて回転角の分解能が高くな
る。言い換えれば、従来技術で示したステアリングアン
グルセンサ1との実施例のステアリングアングルセンサ
1とを比較した場合、その回転体4の回転角用被検出孔
8の数が同一であっても、この実施例のものが従来技術
のものよりも高い回転角分解能を得る。
【0014】又、この実施例では、変速機構Sは回転体
4の回転中心と同軸上であるハンドル軸2上に設けら
れ、かつハンドル軸2の軸線方向にみて回転体4の占有
領域内に含まれるように配設されていることから、従来
から存在する回転体4のスペースに比してさほど大きな
スペースを要しないので、ステアリングアングルセンサ
1の占有スペースの拡大化を防止して、センサ取付空間
の限られている車両に対して極めて有効なステアリング
アングルセンサ1となる。
【0015】なお、前記実施例における回転角検出用及
び回転方向検出用フォトインタラプタ11,12に代え
て、赤外発光ダイオードと、90度位相の異なる2信号
を出力して角度及び方向を検出することができるエンコ
ーダ用フォトICとからなる一つの検出体を設けてもよ
い。
【0016】
【考案の効果】本考案に係るステアリングアングルセン
サによれば、ハンドル軸と回転体との間の変速機構によ
ハンドル軸の回転角に対する回転体の回転角が大きく
なることから、回転体を大きくしたり回転角用検出体を
精密に設定する等の設計変更をしなくとも回転角分解能
を格段に向上させることができる。又、変速機構は回転
体の回転中心と同軸上に設けられるとともに回転体の回
転軸線方向からみて同回転体の占有領域内に含まれるよ
うに配設されていることから、従来から存在する回転体
のスペースに比してさほど大きなスペースを要しないの
で、ステアリングアングルセンサの占有スペースの拡大
化が防止される。以上から、センサ取付空間の限られて
いる車両に対して極めて有効なステアリングアングルセ
ンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は一実施例に係るセンサにおいてその
検出器を省略した一部切欠概略正面図、(b)は同セン
サの検出器を示す部分概略正面図。
【図2】 (a)及び(b)はそれぞれ同センサにおい
てハンドルの左右回転角検出状態を示す概略平断面図。
【図3】 同センサにおいてハンドルのニュートラル位
置検出状態を示す概略平断面図。
【図4】 従来のステアリングアングルセンサを示す概
略正面図。
【符号の説明】
1…ステアリングアングルセンサ、2…ハンドル軸、3
…内歯車、4…回転体、5…外歯車、7…外歯車、8…
回転角用被検出孔、11,12…回転角検出用及び回転
方向検出用フォトインタラプタ(検出体)、S…変速機
構。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル軸(2)とともに回転する回転
    体(4)に回転角用被検出部(8)を並設し、この回転
    体(4)に対応して位置固定した回転角用検出体(1
    1,12)によりこの回転角用被検出部(8)を検出可
    能にした車両のステアリングアングルセンサにおいて、ハンドル軸(2)に回転体(4)を遊挿し、ハンドル軸
    (2)の回転角に対する回転体(4)の回転角が大きく
    なるように ハンドル軸(2)と回転体(4)との間の回
    転比を変える変速機構(S)を、前記回転体(4)の回
    転中心と同軸上に設け、かつ同回転体(4)の回転軸線
    方向からみて同回転体(2)の占有領域内に含まれるよ
    うに配設したことを特徴とする車両のステアリングアン
    グルセンサ。
JP1991077416U 1991-09-25 1991-09-25 車両のステアリングアングルセンサ Expired - Lifetime JP2551877Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991077416U JP2551877Y2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 車両のステアリングアングルセンサ

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JPH0528919U JPH0528919U (ja) 1993-04-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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IT1052772B (it) * 1975-12-31 1981-07-20 Olivetti C E C S P A Dispositivo per rilevare la posizione angolare di un organo rotante..per esempio una testina di scrittura di una macchina per ufficio
JPS6155173A (ja) * 1984-08-27 1986-03-19 Konishiroku Photo Ind Co Ltd インクジエツト記録用インク組成物
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