JP2002365043A - 回転角度検出装置、トルク検出装置及び舵取装置 - Google Patents

回転角度検出装置、トルク検出装置及び舵取装置

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JP2002365043A
JP2002365043A JP2001171642A JP2001171642A JP2002365043A JP 2002365043 A JP2002365043 A JP 2002365043A JP 2001171642 A JP2001171642 A JP 2001171642A JP 2001171642 A JP2001171642 A JP 2001171642A JP 2002365043 A JP2002365043 A JP 2002365043A
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rotation
pivot
rotation angle
target
rotating body
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JP2001171642A
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Yoshitomo Tokumoto
欣智 徳本
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数回転した場合の絶対角度を低コストで検
出できる回転角度検出装置、トルク検出装置及び舵取装
置を提供する。 【解決手段】 枢軸26と、枢軸26の回転に対して所
定の回転比で回転体21を回転する伝動手段42,44
と、回転体21の回転角度φを検出すると共に、回転比
に基づいて、回転角度φから枢軸26の回転角度θを検
出する演算処理部40とを備えて回転角度検出装置、ト
ルク検出装置及び舵取装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枢軸の回転角度を
検出する回転角度検出装置、この回転角度検出装置を備
えたトルク検出装置、及びこのトルク検出装置を備えた
舵取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用の舵取装置として、電動モータ
を駆動して操舵補助を行ない、運転者の負担を軽減する
ものがある。この舵取装置は、操舵輪(ステアリングホ
イール)に繋がる第1枢軸(入力軸)と、舵取機構に繋
がる第2枢軸(出力軸)と、入力軸及び出力軸を連結す
る連結軸(トーションバー)とを備え、トルク検出装置
により入力軸に加わるトルク(操舵トルク)を検出し、
検出されたトルクに基づいて、電動モータを駆動制御し
て操舵補助を行う。また、回転角度検出装置により操舵
輪の舵角中点を求め、操舵輪の舵角に応じた電動モータ
の駆動制御も行っている。
【0003】図6に回転角度検出装置の要部構成例を示
す。この回転角度検出装置は、舵取装置に使用した場合
を示しており、上端側にステアリングホイール20が連
結され、下端側にピニオン23(舵取機構)が連結され
た枢軸26を中心に回転する回転体21の周面に沿わせ
て螺旋状に、磁性体のターゲット22を設けている。ま
た、回転体21が回転したときに、枢軸26に沿った方
向に移動するターゲット22の部位を検出する為に、部
位検出手段(MRセンサ:磁気抵抗効果素子)24が回
転体21と適当な隙間を空けて設けられている。MRセ
ンサ24は、車体の動かない部位に固定される。
【0004】MRセンサ24は、例えば、2つの磁性抵
抗からなる分圧回路を備え、この分圧を出力する構成で
ある。また、MRセンサ24は、磁性体からなるターゲ
ット22による磁界の変化を大きくして感度を高める為
に、回転体21に面しない側にバイアス用磁石を備え、
回転体21表面の磁界を強化してある。このような構成
の回転角度検出装置は、回転体21(枢軸26)が、0
<θ<360°の範囲で回転するのに応じて、MRセン
サ24の検出面に近接するターゲット22の部位が、枢
軸26方向に変化する。
【0005】MRセンサ24の検出面に近接するターゲ
ット22の部位は、回転体21の回転角度と対応してお
り、例えば図7(a)に示すように、MRセンサ24の
出力電圧と、回転体21の回転角度とが直線的な関係に
なるようにターゲット22を設けておけば、演算処理部
40により、MRセンサ24の出力電圧に基づいて回転
体21(枢軸26)の回転角度(舵角θ)を検出するこ
とができる。
【0006】図8に、上述した回転角度検出装置を備え
たトルク検出装置の要部構成例を示す。このトルク検出
装置は、舵取装置に使用した場合を示しており、上端側
にステアリングホイール30が連結され、下端側にトー
ションバー37が連結された入力軸35を中心に回転す
る回転体31の周面に沿わせて螺旋状に、磁性体のター
ゲット32を設けている。また、回転体31が回転した
ときに、入力軸35に沿った方向に移動するターゲット
32の部位を検出する為に、MRセンサAが回転体31
と適当な隙間を空けて設けられている。
【0007】同様に、上端側がトーションバー37に連
結され、下端側がピニオン38(舵取機構)に連結され
た出力軸36を中心に回転する回転体33の周面に沿わ
せて螺旋状に、磁性体のターゲット34を設けている。
また、回転体33が回転したときに、出力軸36に沿っ
た方向に移動するターゲット34の部位を検出する為
に、MRセンサBが回転体33と適当な隙間を空けて設
けられている。
【0008】このような構成のトルク検出装置は、回転
体31及び回転体33が回転するのに応じて、MRセン
サA及びBの検出面に近接するターゲット32及び34
の部位が、入力軸35(出力軸36)方向に移動する。
MRセンサA及びBの検出面に近接するターゲット3
2,34の部位に基づいて、回転体31(入力軸35)
及び回転体33(出力軸36)の回転角度を検出するこ
とができる。
【0009】例えば、MRセンサA及びBの出力電圧
と、回転体31及び33の回転角度とが同様の直線的な
関係になるようにターゲット32及び34を設けた場
合、回転体31及び回転体33が複数回回転したとき、
図9(a)及び(b)に示すように、MRセンサA及び
Bは、360°周期の電圧波形を出力し、この出力電圧
により、回転体31(入力軸35)及び回転体33(出
力軸36)の回転角度θm及びθvを検出することがで
きる。
【0010】ここで、ステアリングホイール30にトル
ク(操舵トルク)が加えられ、トーションバー37に捩
じれ角度が生じていれば、MRセンサA及びBの出力電
圧は、例えば、図9(c)に示すように、その捩じれ角
度に応じた電圧差ΔVが生じるので、その電圧差ΔVを
演算処理部40により算出して捩じれ角度を求め、トル
クを示す信号を出力することができる。MRセンサBの
出力電圧は、出力軸36の回転角度(舵角)を示す信号
として出力される。また、MRセンサAの出力電圧を、
入力軸35の回転角度を示す信号として出力することも
できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した回転角度検出
装置は、図7(a)に示したように、1回転分(360
°)の回転角度しか検出できない。または、図7(b)
に示すように、左右180°の回転角度しか検出できな
い。もちろん、回転数を計数するレジスタを用い、36
0°回転する毎に回転数を計数することで、360°以
上の回転角度を検出することも可能である。
【0012】しかし、レジスタを設けて計数を行う必要
があるなど、低コストで複数回転の回転角度を検出でき
ない。また、自動車の場合は、直進する角度を基準とし
た絶対的な回転角度を検出する場合が多く、車両の走行
制御及びステアリングの戻し制御を行うために、低コス
トで複数回転の絶対的な回転角度を検出することが求め
られている。
【0013】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、複数回転した場合の絶対的な回転角度を低コス
トで検出できる回転角度検出装置、トルク検出装置及び
舵取装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る回転角度
検出装置は、回転体と、該回転体に設けられ、該回転体
が回転するに従って部位が変化するターゲットと、該タ
ーゲットの近接する部位を検出する部位検出手段と、検
出された前記ターゲットの部位に基づいて前記回転体の
回転角度を検出する角度検出手段とを備え、前記回転体
の回転中心軸とは別の枢軸の回転角度を検出する回転角
度検出装置であって、前記枢軸の回転に対して所定の回
転比で前記回転体を回転させる伝動手段と、前記回転比
に基づいて、前記回転体の回転角度から前記枢軸の回転
角度を求める手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】このような回転角度検出装置は、伝動手段
により、枢軸の回転が回転体に伝達され、枢軸に対して
所定の回転比で回転体が回転するため、回転体の回転角
度から枢軸の回転角度を求めることができる。回転体と
回転比の異なる枢軸の回転角度を検出することができ
る。回転比は、任意の値に設定することができる。伝動
手段として、歯車,ベルト又はカムを用いることができ
る。
【0016】請求項2に係る回転角度検出装置は、請求
項1において、前記回転体が1回転する間に検出される
前記ターゲットの部位が回転に応じて異なるように、前
記ターゲットが前記回転体に設けられていることを特徴
とする。
【0017】このような回転角度検出装置は、回転体が
1回転した場合に検出されるターゲットの部位が全て異
なるため、基準角度に対する回転体の1回転以内の絶対
的な回転角度を検出することができる。回転体は、枢軸
に対して所定の回転比で回転しているため、回転体の1
回転に対応する枢軸の回転角度範囲内において、枢軸の
絶対的な回転角度を検出することができる。
【0018】請求項3に係る回転角度検出装置は、請求
項1又は2において、前記回転比は、1より小さいこと
を特徴とする。
【0019】このような回転角度検出装置は、回転比を
1より小さくすることにより、回転体が1回転した場合
に枢軸は1回転以上回転するため、枢軸が複数回転した
場合でも絶対的な回転角度を回転体の回転角度から検出
することができる。例えば回転比が1/2の場合、枢軸
の2回転(又は左右1回転ずつ)分の絶対的な回転角度
を検出することができる。
【0020】請求項4に係る回転角度検出装置は、請求
項1〜3の何れかにおいて、前記ターゲットは磁性体で
あり、前記部位検出手段は磁気センサであることを特徴
とする。
【0021】このような回転角度検出装置は、磁気セン
サにより磁性体のターゲットの部位を検出するため、部
位検出手段の構造は単純になり、コストは低くなり、調
整操作は容易になる。また、非接触でターゲットの部位
を検出することができる。
【0022】請求項5に係る回転角度検出装置は、請求
項1〜4の何れかにおいて、前記回転体が回転するに従
って、前記ターゲットの部位が前記回転体の回転中心軸
方向に変化するように、又は前記ターゲットの部位と前
記部位検出手段との距離が変化するように、前記ターゲ
ットが前記回転体に設けられていることを特徴とする。
【0023】このような回転角度検出装置は、回転体の
回転に従って部位検出手段に近接するターゲットの部位
が回転中心軸方向に変化するため、回転中心軸方向の部
位の位置に基づいて回転体の回転角度を検出することが
できる。または、回転体の回転に従って部位検出手段に
近接するターゲットの部位と部位検出手段との距離が変
化するため、部位検出手段と部位との距離に基づいて回
転体の回転角度を検出することができる。
【0024】請求項6に係るトルク検出装置は、第1枢
軸と第2枢軸とを同軸的に連結する連結軸に生じる捩れ
角度によって前記第1枢軸に加わるトルクを検出するト
ルク検出装置において、前記第1枢軸及び第2枢軸の回
転角度をそれぞれ検出する請求項1〜5の何れかに記載
された2つの回転角度検出装置と、検出された前記回転
角度の差を求める手段とを備え、前記回転角度の差を前
記捩れ角度とすべくなしてあることを特徴とする。
【0025】このようなトルク検出装置は、上述した回
転角度検出装置により第1枢軸及び第2枢軸の回転角度
を検出するため、360°を超えた第1枢軸及び第2枢
軸の絶対的な回転角度を検出することができる。
【0026】請求項7に係る舵取装置は、操舵輪に連結
された第1枢軸と、舵取機構に連結された第2枢軸と、
前記第1枢軸及び第2枢軸を同軸的に連結する連結軸
と、前記第1枢軸に加わるトルクを検出する請求項6に
記載されたトルク検出装置と、検出されたトルクに基づ
いて駆動制御される、前記第2枢軸の回転を補助する電
動モータとを備えたことを特徴とする。
【0027】このような舵取装置は、上述したトルク検
出装置により、360°を超えた第1枢軸及び第2枢軸
の絶対的な回転角度を検出し、第1枢軸に加わるトルク
を検出することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。図1に、本発明
に係る回転角度検出装置の一例を示す。
【0029】(第1の実施の形態)回転角度検出装置
は、従来と同様に、回転体21と 回転体21に設けら
れ、回転体21が回転するに従って部位が変化する磁性
体のターゲット22と、ターゲット22の近接する部位
を検出するMRセンサ(部位検出手段)24と、検出さ
れたターゲット22の部位に基づいて回転体21の回転
角度を検出する演算処理部(角度検出手段)40とを備
える。ターゲット22は、回転体21が1回転する間に
MRセンサ24が検出する部位が全て異なるように、回
転体21に設けられている。MRセンサ24で検出され
るターゲット22の部位は、回転中心軸46に沿った方
向に変化する。
【0030】本発明では、上端側にステアリングホイー
ル20が連結されると共に下端側にピニオン23が連結
された枢軸26と回転体21の回転中心軸46とは、異
なる位置に配置される。本実施の形態では、回転中心軸
46は枢軸26と平行に配置され、歯車(伝動手段)4
2,44により枢軸26の回転が回転中心軸46に伝達
される。枢軸26を中心に回転する歯車42の歯数は、
回転中心軸46を中心に回転する歯車44の歯数の1/
2であり、枢軸26に対する回転中心軸46(回転体2
1)の回転比は1/2である。
【0031】次に、このような構成の回転角度検出装置
の動作について説明する。ステアリングホイール20を
操作して枢軸26を回転させた場合、歯車42、44を
介して回転中心軸46に回転が伝達され、回転体21は
枢軸26に対して所定の回転比で回転する。回転体21
の回転角度φは、MRセンサ24の出力に基づいて演算
処理部40で検出する。演算処理部40は、回転比に基
づいて、回転体21の回転角度φから枢軸26の回転角
度θを求める。本実施の形態では、回転比が1/2なの
で、回転体21の回転角度φを2倍にすればよい。ま
た、枢軸26と回転中心軸46の回転方向は互いに逆な
ので、演算処理部40は、回転方向の補正を行う。
【0032】枢軸26が2回転した場合に回転中心軸4
6は1回転するため、図2(a)に示すように、演算処
理部40は360°を2倍した720°周期の電圧波形
を得ることができる。図2(a)では0°〜720°の
回転角度検出を説明したが、演算処理部40で基準角度
を設定することにより、例えば図2(b)に示すように
−360°〜360°の回転角度検出を行うこともでき
る。
【0033】上述した実施の形態では、回転比は1/2
であるが、回転比を1/4にした場合は4回転分の絶対
的な回転角度を検出することができ、例えば図3に示す
ように、−720°〜720°の回転角度検出を行うこ
ともできる。このように、回転比を任意に設定し、任意
回転数の絶対的な回転角度を検出することができる。
【0034】上述した実施の形態では、ターゲット22
の部位を回転中心軸46に沿った方向に変化させている
が、MRセンサ24に近接するターゲットの部位からM
Rセンサ24までの距離を変化させることもできる。ま
た、上述した実施の形態では、ターゲット22を回転体
21から突出させているが、図4に示すように、磁性体
の回転体71に溝(ターゲット)72を形成し、MRセ
ンサ24に近接する溝72の位置を変化させることもで
きる。さらに、上述した実施の形態では、MRセンサを
用いてターゲットを検出しているが、ターゲットの検出
は磁気センサに限定はされず、光センサ等の任意の位置
検出センサを用いてターゲットの位置を検出することも
できる。
【0035】(第2の実施の形態)図5に、本発明に係
るトルク検出装置の一例を示す。トルク検出装置は、従
来と同様に、入力軸35と出力軸36とを同軸的に連結
するトーションバー(連結軸)37に生じる捩れ角度に
よって入力軸35に加わるトルクを検出する。入力軸3
5及び出力軸36の回転角度θm及びθvを求め、求め
た回転角度の差に基づいてトルクを検出する。
【0036】本発明では、上端側にステアリングホイー
ル30が連結されると共に下端側にトーションバー37
が連結された入力軸35と回転体31の回転中心軸54
とは、異なる位置に配置される。本実施の形態では、回
転中心軸54は入力軸35と平行に配置され、歯車(伝
動手段)62,52により入力軸35の回転が回転中心
軸54に伝達される。入力軸35を中心に回転する歯車
62の歯数は、回転中心軸54を中心に回転する歯車5
2の歯数の1/2であり、入力軸35に対する回転中心
軸54(回転体31)の回転比は1/2である。
【0037】同様に、上端側にトーションバー37が連
結されると共に下端側にピニオン38が連結された出力
軸36と回転体33の回転中心軸58とは、異なる位置
に配置される。本実施の形態では、回転中心軸58は出
力軸36と平行に配置され、歯車(伝動手段)64,5
6により出力軸36の回転が回転中心軸58に伝達され
る。出力軸36を中心に回転する歯車64の歯数は、回
転中心軸56を中心に回転する歯車56の歯数の1/2
であり、出力軸36に対する回転中心軸58(回転体3
3)の回転比は1/2である。
【0038】次に、このような構成のトルク検出装置の
動作について説明する。ステアリングホイール30を操
作して入力軸35を回転させた場合、歯車62、52を
介して回転中心軸54に回転が伝達され、回転体31は
入力軸35に対して所定の回転比で回転する。回転体3
1の回転角度φmは、MRセンサAの出力に基づいて演
算処理部40で検出する。演算処理部40は、回転比に
基づいて、回転体31の回転角度φmから入力軸35の
回転角度θmを検出する。本実施の形態では、回転比が
1/2なので、回転体31の回転角度φmを2倍にすれ
ばよい。また、入力軸35と回転中心軸54の回転方向
は互いに逆なので、演算処理部40は、回転方向の補正
を行う。
【0039】同様に、回転体33の回転角度φvは、M
RセンサBの出力に基づいて演算処理部40で検出す
る。演算処理部40は、回転比に基づいて、回転体33
の回転角度φvから出力軸36の回転角度θvを検出す
る。本実施の形態では、回転比が1/2なので、回転体
33の回転角度φvを2倍にすればよい。また、出力軸
36と回転中心軸58の回転方向は互いに逆なので、演
算処理部40は、回転方向の補正を行う。
【0040】MRセンサA,Bのそれぞれの出力に基づ
いて、演算処理部は、図2(a)と同様の720°周期
の電圧波形を得ることができる。入力軸35及び出力軸
36の2回転以内の絶対的な回転角度を検出してトルク
を求めることができる。求めたトルクに基づいて、回転
補助用の電動モータを駆動制御することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の回転角度検出装置は、伝動手段
により、枢軸の回転が回転体に伝達され、枢軸に対して
所定の回転比で回転体が回転するため、回転体の回転角
度から枢軸の回転角度を求めることができる。回転体と
回転比の異なる枢軸の回転角度を求めることができる。
【0042】また、本発明の回転角度検出装置は、回転
体が1回転する間に検出されるターゲットの部位が全て
異なるため、回転体の360°に渡る絶対的な回転角度
を検出することができる。回転体の1回転に対応する枢
軸の回転角度範囲において、枢軸の絶対的な回転角度を
検出することができる。
【0043】また、本発明の回転角度検出装置は、回転
比を1より小さくすることにより、回転体が1回転した
場合に枢軸は1回転以上回転するため、枢軸の360°
を超えた絶対的な回転角度を回転体の回転角度から検出
することができる。複数回転した場合の絶対的な回転角
度を低コストで検出することができ、車両走行制御及び
ハンドル戻し制御を低コストで実現することができる。
【0044】また、本発明の回転角度検出装置は、磁気
センサにより磁性体のターゲットの部位を検出するた
め、部位検出手段の構造は単純になり、部品コストは低
くなり、調整操作は容易になる。また、非接触にターゲ
ットの部位を検出することができる。
【0045】また、本発明の回転角度検出装置は、回転
体の回転に従って部位検出手段に近接するターゲットの
部位が回転中心軸方向に変化するため、回転中心軸方向
の部位の位置に基づいて回転体の回転角度を検出するこ
とができる。または、回転体の回転に従って部位検出手
段に近接するターゲットの部位と部位検出手段との距離
が変化するため、部位検出手段と部位との距離に基づい
て回転体の回転角度を検出することができる。
【0046】本発明のトルク検出装置は、上述した回転
角度検出装置により第1枢軸及び第2枢軸の回転角度を
検出するため、360°を超えた第1枢軸及び第2枢軸
の絶対的な回転角度を検出することができる。
【0047】本発明の舵取装置は、上述したトルク検出
装置により、360°を超えた第1枢軸及び第2枢軸の
絶対的な回転角度を検出して算出されたトルクに基づい
て、回転補助用の伝動モータを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転角度検出装置の実施の形態の
一例を示す原理図である。
【図2】図1に示す回転角度検出装置の動作の一例を説
明する為の説明図である。
【図3】本発明に係る回転角度検出装置の動作の他の例
を説明する為の説明図である。
【図4】本発明に係る回転角度検出装置のターゲットの
他の例を示す説明図である。
【図5】本発明に係るトルク検出装置の実施の形態の一
例を示す原理図である。
【図6】従来の回転角度検出装置の要部構成例を示す原
理図である。
【図7】図6に示す回転角度検出装置の動作を説明する
為の説明図である。
【図8】従来のトルク検出装置の要部構成例を示す原理
図である。
【図9】図8に示すトルク検出装置の動作を説明する為
の説明図である。
【符号の説明】
20,30 ステアリングホイール(操舵輪) 21,31,33,71 回転体 22,32,34,72 ターゲット 23,38 ピニオン(舵取機構) 24 MRセンサ(部位検出手段) 26 枢軸 35 入力軸(第1枢軸) 36 出力軸(第2枢軸) 37 トーションバー(連結軸) 40 演算処理部(角度検出手段) 42,44,52,56,62,64 歯車(伝動手
段) 46,54,58 回転体の回転中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01L 5/22 G01L 5/22 Fターム(参考) 2F051 AA01 AB05 BA03 2F063 AA35 AA36 BA08 CA10 DC03 DC06 DD03 GA52 KA01 KA05 2F069 AA83 GG04 GG06 HH30 3D030 DC27 DC29 3D033 CA28 CA29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体と、該回転体に設けられ、該回転
    体が回転するに従って部位が変化するターゲットと、該
    ターゲットの近接する部位を検出する部位検出手段と、
    検出された前記ターゲットの部位に基づいて前記回転体
    の回転角度を検出する角度検出手段とを備え、前記回転
    体の回転中心軸とは別の枢軸の回転角度を検出する回転
    角度検出装置であって、 前記枢軸の回転に対して所定の回転比で前記回転体を回
    転させる伝動手段と、 前記回転比に基づいて、前記回転体の回転角度から前記
    枢軸の回転角度を求める手段とを備えたことを特徴とす
    る回転角度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体が1回転する間に検出される
    前記ターゲットの部位が回転に応じて異なるように、前
    記ターゲットが前記回転体に設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の回転角度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転比は、1より小さいことを特徴
    とする請求項1又は2記載の回転角度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記ターゲットは磁性体であり、前記部
    位検出手段は磁気センサであることを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載の回転角度検出装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体が回転するに従って、前記タ
    ーゲットの部位が前記回転体の回転中心軸方向に変化す
    るように、又は前記ターゲットの部位と前記部位検出手
    段との距離が変化するように、前記ターゲットが前記回
    転体に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の
    何れかに記載の回転角度検出装置。
  6. 【請求項6】 第1枢軸と第2枢軸とを同軸的に連結す
    る連結軸に生じる捩れ角度によって前記第1枢軸に加わ
    るトルクを検出するトルク検出装置において、 前記第1枢軸及び第2枢軸の回転角度をそれぞれ検出す
    る請求項1〜5の何れかに記載された2つの回転角度検
    出装置と、 検出された前記回転角度の差を求める手段とを備え、 前記回転角度の差を前記捩れ角度とすべくなしてあるこ
    とを特徴とするトルク検出装置。
  7. 【請求項7】 操舵輪に連結された第1枢軸と、 舵取機構に連結された第2枢軸と、 前記第1枢軸及び第2枢軸を同軸的に連結する連結軸
    と、 前記第1枢軸に加わるトルクを検出する請求項6に記載
    されたトルク検出装置と、 検出されたトルクに基づいて駆動制御される、前記第2
    枢軸の回転を補助する電動モータとを備えたことを特徴
    とする舵取装置。
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