JP2002079431A - 平板加工機 - Google Patents

平板加工機

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JP2002079431A
JP2002079431A JP2000271318A JP2000271318A JP2002079431A JP 2002079431 A JP2002079431 A JP 2002079431A JP 2000271318 A JP2000271318 A JP 2000271318A JP 2000271318 A JP2000271318 A JP 2000271318A JP 2002079431 A JP2002079431 A JP 2002079431A
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JP
Japan
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work
work table
axis
axis direction
flat plate
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JP2000271318A
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English (en)
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Tadashi Aoi
忠司 青井
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薄肉で面積の大きな平板状のワークを加工する
加工機であっても広い設置スペースを必要とせず、ま
た、切粉の排除を容易行うことのできる平板加工機を提
供する。 【解決手段】平板加工機10は、基台11に、ワークテ
ーブル20が突設された枢支軸21を介して枢支されて
垂直から所定角度の範囲で揺動可能に設けられると共
に、ワークテーブル20には、の加工ヘッド30がワー
クテーブル20の長辺と平行する水平なX軸,これと直
交する短辺と平行するY軸及びワークテーブルのテーブ
ル面と直交するZ軸方向に移動可能に設けられて構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板状のワークに
機械加工等を行う平板加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】薄肉で面積の大きな平板状のワークに対
して切削加工等の機械加工を行う際には、水平なテーブ
ルと、このテーブルに対して加工ヘッドがX軸方向,Y
軸方向,Z軸方向に相対移動可能に設けられて構成され
る例えばプラノミラーのような加工機を用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき従来の加工機は、極めて大きく、広い設置スペー
スを必要とするものであった。
【0004】また、平板状のワークの板面を、鉛直な回
転軸で回転する切削刃物(例えばエンドミル)によって
加工を行う場合には、その切粉が切削面に散在して転削
面に巻き込んで傷を付ける等の不具合を招来するために
排除する必要があるが、バキュームによる吸引では、吸
引チューブに切粉が突き刺さったり継手部位に引っかか
ったりして有効に機能し得ないという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、薄肉で面積の大きな平板状のワークを加工す
る加工機であっても広い設置スペースを必要とせず、ま
た、切粉の排除を容易行うことのできる平板加工機を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の平板加工機は、平板状のワークを支持するワークテ
ーブルが、水平に対して所定の角度で傾斜した状態から
直立状態まで揺動可能として設けられると共に、前記ワ
ークテーブルには、前記ワークを加工する加工機構部
が、そのテーブル面のX軸方向の移動機構と、Y軸方向
の移動機構と、Z軸方向の移動機構と、を介して設けら
れて構成されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る平
板加工機の一構成例の概念図,図2はその右側面図であ
る。
【0008】図示平板加工機10は、基台11に、矩形
のワークテーブル20が突設された枢支軸20Aを介し
て枢支されて所定角度の範囲で揺動可能に設けられると
共に、ワークテーブル20には、加工機構部としての加
工ヘッド30がワークテーブル20の長辺と平行する水
平なX軸,これと直交する短辺と平行するY軸及びワー
クテーブルのテーブル面と直交するZ軸方向に移動可能
に設けられて構成されている。
【0009】基台11は、軸受12を介して枢支軸20
A(ワークテーブル20)を支持しており、その平面形
状は後述するワークテーブル20が最も水平に近い傾斜
角(45゜)の状態の平面投影形状と略等しく設定され
ている。また、ワークテーブル20の枢支部位(軸受1
2)の外側(ワークテーブル20の表面側)に、切粉を
排除するチップコンベア13が配設されている。
【0010】ワークテーブル20は、平面形状矩形の板
状であって、その一方の長辺に沿って突設された枢支軸
20Aを介して基台11に枢支されており、コンプレッ
サー14によって吸引されるバキュームチャックを備え
てその定盤面20Bに板状のワーク1又はワーク取付治
具2を吸着固定し得るようになっている。定盤面20B
の上下両縁部には、X軸方向のガイドレール20Cが形
成されており、このガイドレール20BにY軸フレーム
21がその両端の摺動軸受21Aを介して当該ガイドレ
ール20Bに沿って(X軸方向に)移動可能嵌合装着さ
れている。このY軸フレーム21は、ワークテーブル2
0の角部に設けられたX軸駆動モーター22によってX
軸方向に移動駆動されるようになっている。
【0011】Y軸フレーム21には、その移動方向(X
軸方向)と直交する方向(Y軸方向)に移動可能として
加工ヘッド30が設けられており、この加工ヘッド30
はY軸フレーム21の端部に設けられたY軸駆動モータ
ー23によって移動駆動されるようになっている。
【0012】加工ヘッド30は、回転工具31を回転可
能に保持する主軸32が、ワークテーブル20の定盤面
20Bと直交するZ軸方向として当該Z軸方向にZ軸駆
動モーター24によって移動駆動されるようになってい
る。
【0013】上記構成のワークテーブル20では、加工
ヘッド30の主軸32に装着された回転工具31が、X
軸駆動モーター22によるY軸フレーム21のX軸方向
の移動と、Y軸駆動モーター23による加工ヘッド30
のY軸方向の移動と、Z軸駆動モーター24による主軸
32のZ軸方向の移動とにより、ワークテーブル20に
固定されたワーク1を加工することができるようになっ
ている。つまり、本構成例では、ガイドレール20Cと
Y軸フレーム21とX軸駆動モーター22とがX軸方向
の移動機構を構成し、Y軸フレーム21とY軸駆動モー
ター23がY軸方向の移動機構を構成し、Z軸駆動モー
ター24を含む加工ヘッド30がZ軸方向の移動機構を
構成しているものである。
【0014】ワークテーブル20を基台11に枢着する
枢支軸20Aの端部には、ウォームホイール25が固定
され、このウォームホイール25に基台11に固定され
た傾斜モーター26によって回転駆動されるウォーム2
7が噛合している。これにより、傾斜モーター26の回
転によってワークテーブル20の傾斜角度が変化するよ
うになっており、その傾斜角度の可変範囲は、水平に対
して45゜から垂直(90゜)の範囲に設定されてい
る。
【0015】上記のごとく構成された平板加工機1で
は、平板状のワーク1をワーク取付治具2を介してワー
クテーブル20に固定し、加工ヘッド30のX軸,Y軸
及びZ軸方向の移動によって加工ヘッド30に装着され
た回転工具31によって切削加工する。
【0016】ここで、ワーク1(ワーク取付治具2)を
ワークテーブル20へ装着する際には、ワークテーブル
20をその揺動角度範囲中最も水平に近い角度(45
゜)として作業し、切削加工時には、ワークテーブル2
0を揺動させて垂直状態とする。これにより、切削加工
に伴って発生する切粉は重力によって自然にチップコン
ベア13上に落下し収集される。
【0017】このような平板加工機1によれば、ワーク
1を支持するワークテーブル20は、水平に対して傾斜
して配設されるため、大きなワーク1を加工するもので
あってもその平面投影面積が小さくて済み、設置専有面
積を小さくできる。
【0018】また、ワーク1のワークテーブル20への
装着は水平に近い状態で容易に行うことができると共
に、切削加工時にはワークを垂直状態とするため、発生
する切粉は自然落下によって切削面から排除されること
となり、バキューム等の手段を要することなく切粉を切
削加工部位から排除することができる。
【0019】更に、ワークテーブル20へのワーク1の
装着を取付治具を介して行うこととして外段取りや寸法
検査等を当該加工機外の取付治具上で行うようにするこ
とで、当該加工機の占有時間を減少させて可動効率を向
上できる。
【0020】尚、上記構成例は、本願を切削加工するも
のに適用した例であるが、これに限らず溶接や切断加工
に適用しても良いものである。また、ワークテーブル2
0の傾斜角度範囲は、上記構成例に限定されるものでは
なく、適宜設定可能なものである。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る平板加
工機は、平板状のワークを支持するワークテーブルが、
水平に対して所定の角度で傾斜した状態から直立状態ま
で揺動可能として設けられると共に、ワークテーブルに
は、ワークを加工する加工機構部が、そのテーブル面の
X軸方向の移動機構と、Y軸方向の移動機構と、Z軸方
向の移動機構と、を介して設けられて構成されているこ
とにより、ワークテーブルは、水平に対して傾斜して配
設されるため、大きなワークを加工するものであっても
その平面投影面積が小さくて済み、設置専有面積を小さ
くできる。
【0022】また、ワークのワークテーブルへの装着は
水平に近い状態で容易に行うことができると共に、切削
加工時にはワークを垂直状態とするため、発生する切粉
は自然落下によって切削面から排除されることとなり、
バキューム等の手段を要することなく切粉を切削加工部
位から排除することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平板加工機の一構成例の概念図で
ある。
【図2】その右側面図である。
【符号の説明】
1 ワーク 10 平板加工機 20 ワークテーブル 22 X軸駆動モーター(X軸方向の移動機構) 23 Y軸駆動モーター(Y軸方向の移動機構) 24 Z軸駆動モーター(Z軸方向の移動機構) 30 加工ヘッド(加工機構部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状のワークを支持するワークテーブル
    が、水平に対して所定の角度で傾斜した状態から直立状
    態まで揺動可能として設けられると共に、前記ワークテ
    ーブルには、前記ワークを加工する加工機構部が、その
    テーブル面のX軸方向の移動機構と、Y軸方向の移動機
    構と、Z軸方向の移動機構と、を介して設けられて構成
    されていることを特徴とする平板加工機。
JP2000271318A 2000-09-07 2000-09-07 平板加工機 Pending JP2002079431A (ja)

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