JP2002079023A - ダスト飛散防止機能付き集塵機 - Google Patents
ダスト飛散防止機能付き集塵機Info
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Abstract
る時に発生するダスト(粉塵)の飛散を極力防止できる
と共に、回収時の操作を出来るだけ簡単にしたダスト飛
散防止機能を備えた集塵機を提供する。 【解決手段】 含塵気流をダスト室1Hに吸引してフイ
ルター12に濾過させるブロアー用モータ25の回転数
を、各スイッチ21,22,23の操作や、排出弁検知
器3Sの検知に従ってインバーター制御器24を介して
通常運転時には高速回転し、ダスト排出時には低速回転
するように2段階に制御する。
Description
でフイルターで濾過するように構成した集塵機の技術分
野で利用されるものであって、具体的には、ホッパーに
貯留したダストを排出回収する時に発生するダストの飛
散を防止できるように工夫したダスト飛散防止機能付き
集塵機に関するものである。
関しては、従来より、例えば実開昭58−43991号
に見られるように、ダストを回収する時に発生する浮遊
粉塵を集塵機の吸気ライン方向に吸引することができる
配管を設けて、ダストの回収時にはこの配管に設けた手
動バルブを開くことにより、浮遊する粉塵を吸込んで再
び集塵機に回収させるように構成した粉体飛散防止装置
が存在する。
に見られるように、ダストを回収する際に発生する浮遊
粉塵を吸引する配管を袋取付カバー内に連設し、ダスト
を容器に収納する際に、吸引配管側の電磁弁を開いて浮
遊する粉塵を再び集塵機に回収すると共に、吸引力によ
ってビニール袋が萎んでしまわないように、電磁バルブ
を開いて外気を吸引させるように構成した集塵袋詰め装
置が存在する。
いずれの装置も、飛散粉塵を回収する際に、手動バルブ
を操作したり、電磁弁を動作させる必要があって、操作
が複雑で面倒であると共に、浮遊粉塵回収用配管やそれ
に付随するバルブ等の諸設備を設ける必要があるため、
配管作業の煩わしさと、バルブや配管等の詰りを除去す
るためのメンテナンスに対する煩わしさがあった。
態も異なり、更に、ダストを回収する容器の構造や設置
位置等によっても、粉塵が容器から浮遊して飛散する状
態も異なるため、夫々の状態や状況に合せて吸引風量を
適正に調整する必要があり、また、袋を密着させて粉塵
を回収する場合には、袋が吸引力によって萎んでしまわ
ないようにバルブを調整して吸引力を絞る必要があり、
更に、バケツの様な容器に粉塵を落下させて回収する場
合には、落下中に粉塵が飛散しないように、風量を増し
て十分な吸引力を発揮するように調整する必要があっ
て、操作が極めて面倒であった。
ッパーに貯留したダストを回収する時に発生するダスト
(粉塵)の飛散を極力防止できると共に、回収時の操作
を出来るだけ簡単にしたダスト飛散防止機能を備えた集
塵機を提供することである。
題を解決するために、本発明では前記請求項1に記載の
如く、ブロアーの吸引作用を受けてダスト室内に吸込ん
だ含塵気流を、フイルターを通して濾過した後、その清
浄空気を清浄室を通して機外へ排出するように構成する
と共に、上記フイルターに付着したダストを除塵装置に
よって除塵して下側のホッパーに払い落し、且つ、必要
に応じてホッパーに貯留したダストを機外に排出するよ
うに構成した集塵機に於いて、通常運転時とダスト排出
時のスイッチの切り換え操作に従って、上記ブロアー用
モータの回転数を少くとも通常運転時の回転数と、ダス
ト排出時の回転数の2段階に可変可能に構成している。
記載の如く、ブロアー用モータの回転数を、スイッチの
切り換え操作に従って、通常運転時には高速回転し、ダ
スト排出時には低速回転するように2段階に制御するこ
とができるインバーター制御器を備えるように構成して
いる。
記載の如く、ダスト排出時に於けるブロアー用モータの
駆動を一定時間低速に制御し、その後、時限停止するよ
うに構成している。
記載の如く、ダスト排出時に於ける排出弁の開閉を検知
する排出弁検知器を設け、この検知器が排出弁が開いた
ことを検知すると、ブロアー用モータの動作モードを、
一定時間低速運転した後、時限停止する排出モードに切
換えるように構成している。
記載の如く、ホッパーの側面に二次空気を取り入れるこ
とができ、且つ、その開口度を調節自在に構成した調整
口を設けるように構成している。
記載の如く、ダスト室の側面に二次空気を取り入れるこ
とができ、且つ、その開口度を調節自在に構成した調整
口を設けるように構成している。
転時にはブロアー用モータを高速回転し、ダストをホッ
パーから排出させる時はこれを低速回転するようにスイ
ッチ操作すれば、運転時には集塵を効率的に行い、ダス
トの排出回収時には吸引作用の影響を少くして飛散粉塵
をソフトに回収できるため、周囲に粉塵を飛散させて環
境を悪化させることなく、ダストの排出回収を衛生的
に、且つ、簡単に行うことが可能となる。
ーター制御器を使用することによって、通常運転時には
ブロアー用モータを高い周波数で回転させ、ダスト排出
回収時にはスイッチの切り換え操作によって上記のモー
タを低い周波数で回転させることができるため、ダスト
の排出回収作業を低い吸引作用の基で周囲に粉塵を飛散
させことなく、衛生的に、且つ、簡単に行うことを可能
にする。
の排出回収のためにブロアー用モータを一定時間低速回
転した後、ブロアー用モータの回転を止めて集塵運転を
停止するため、この停止期間中にホッパーからのダスト
回収袋の取外しや、排出弁の操作と言った諸作業を、吸
引作用に影響されることなく極めて円滑に進めることを
可能にする。
検知器がダスト排出弁が開いたことを検知すると、ダス
ト排出回収のためにブロアー用モータの動作モードを排
出モードに切換えて、ブロアー用モータを一定時間低速
回転した後、ブロアー用モータの回転を止めて集塵運転
を停止するため、この停止期間中にホッパーからのダス
ト回収袋の取外しや、排出弁の操作と言った諸作業を、
吸引作用に影響されることなく極めて円滑に進めること
を可能にする。
ビニール袋をホッパーの排出口に取付けてダストを排出
回収する場合には、ホッパーに設けた調整口を開いて二
次空気を取り入れることによって、ビニール袋が吸引作
用によって萎むことがなく、また、バケット等の容器に
ダストを排出回収する場合には、上記の調整口を閉じて
二次空気の取り入れを止めることによって、ブロアーの
吸引作用をホッパーの排出口に及ぼして、バケットへダ
ストを落し込む際に発生する空気中へのダストの浮遊拡
散を防止することを可能にする。
室に設けた調整口を開閉操作することによって、調整口
からの二次空気の取り入れを制御して、上記(5)で述
べた手段と同様の作用を発揮することを可能にする。
スト飛散防止機能付き集塵機の実施の形態を図面と共に
説明すると、図1は本発明を実施した集塵機の一例を示
した側面図、図2は本発明の他の実施の形態を説明した
側面図、図3はその正面図であって、これ等の図面に於
いて夫々符号1で全体的に示したのは集塵機の本体、1
Hはその内部ダスト室、2はダスト室1Hの下側に連設
したダスト貯留用のホッパー、2Aはホッパー2の下端
口2T(図4,図5参照)の周囲を囲むように設けたダ
ストの排出筒、3は排出弁3Kを備えた排出レバー、1
Tは本体1の全体を支持するスタンドを示す。
いて開閉自在なルーフとして取付けられた清浄室、6…
はこの清浄室4をダスト室1Hの上端口を閉じた状態に
締付固定する締付ボルト、4Tはダスト室1Hの上端口
を塞ぐ仕切板を兼ねるフイルター取付板で、図2に示す
ようにフイルター12…を取付けたこの取付板4Tによ
って、ダスト室1Hと清浄室4が区画される仕組に成っ
ている。
部分に設けたブローボックスで、全体が偏平な空間を有
するこれ等のブローボックス4′…は、清浄室4の天板
にプレス等によって比較的大きな面積の凸部を絞り形成
し、且つ、この天板の内底面に円板形状のルーフプレー
ト板(図示省略)を密接状態に取付けることによって、
図示したように極めて薄い状態に造られるものであっ
て、これ等各ブローボックス4′…の略中央部の上面に
は、除塵用の圧縮エアーを圧入するためのノズル構造の
供給口9A…が設けられている。
を構成するルーフプレートには、上記下側に位置する各
フイルター12…の上端口に位置を合せた状態で、各ブ
ローボックス4′…内に圧入された除塵用の圧縮エアー
を、これ等各上端口に向けて吹込むことができるように
複数の噴射孔が穿設されている。
に設けた含塵気流の吸込口、4Aは上記清浄室4の一側
に連設した吸引用ブロアー(図示省略)に通じる吸引ダ
クト管、9…は上記の各供給口9A…に取付けたダイヤ
フラム弁、7は圧縮エアーの供給部、8はヘッダータン
ク、8A…はこのヘッダータンク8と各ダイヤフラム弁
9…の間を接続した圧縮エアーの供給パイプ、10はパ
イロット弁(図示省略)を収めたボツクスで、各フイル
ター12を逆洗して外側面に付着したダストを除塵する
場合は、各ダイヤフラム弁9…が開いてヘッダータンク
8から送られて来る圧縮エアーを各ブローボックス4′
…内に圧入し、この圧入された圧縮エアーを底面の各噴
射孔から下側に位置する各フイルター12…の上端口に
向けて噴射して、これを各フイルター12内に吹込むこ
とにより、付着しているダストを逆洗して下側のホッパ
ー2に払い落す仕組に成っている。
けたスイッチコントロール基板で、ここにはブロアー用
モータ25の運転用ON/OFFスイッチ21,22
と、ダスト排出回収時に用いる排出スイッチ23が設け
られている。また、図1と図2に於いて2Wはホッパー
2の一側面、又は、ダスト室1Hの一側面に設けた二次
空気取入用の調整口、2Xはその開口度を調節する開閉
蓋、PKはダストを排出回収するビニール袋を示す。
パー2の下端口2Tを閉じている状態と、開いている状
態を説明した要部の構成図であって、図中、3Zは上記
の排出弁3Kを取付けた排出レバー3の中間部を、前記
排出筒2Aの外側部に設けたブラケツト3Xに上下回動
(開閉回動)自在に取付ける取付軸、3Yは同じく上記
のブラケット3Xに横向きに取付けたフレーム、3Sは
上記排出弁3Kの開閉状態を検出する排出弁検出器、3
Fは排出弁3Kを閉じた状態に係止するフックを示す。
うに排出弁3Kがホッパー2の下端口2Tを閉じている
時は、排出レバー3に押されてOFFになっているが、
図5に示すようにこの排出レバー3を回動することによ
って排出弁3Kが下端口2Tを開くと、排出レバー3に
よる押圧が解かれてONして、排出弁3Kが開いている
ことを検知できる仕組に成っているが、このON/OF
Fスイッチ構造の検出器は実施の一例であって、排出弁
検出器3Sの構造が図示したものにのみ限定されること
はなく、排出弁3Kの開閉状態を検出できるものであれ
ば、いずれの構成のものを使用してもよいことは勿論で
ある。
ック図で、前述した各スイッチ21,22,23を備
え、更に、上記の排出弁検知器3Sを接続したコントロ
ール基板20に対して、インバーター制御器24を介し
て前記ブロアー用モータ25が接続されていて、このイ
ンバーター制御器24が上記各スイッチ21,22,2
3の操作に従って、ブロアー用モータ25の回転数を例
えば通常運転時は120Hz、排出時には40Hzの2
段階に制御したり、排出スイッチ23がONされるか、
或は、排出弁検知器3Sが排出弁3Kの開放を検知した
場合に、ブロアー用モータ25の動作モードを排出モー
ドに切換えて、一定時間(例えば10分間)ブロアー用
モータ25を低速回転した後、これを停止したりする制
御を行う仕組に成っている。
ダスト室1Hに連設した複数筒で、その上端口には上蓋
11Aが開閉自在に取付けられている。
たフローチャートに従って説明すると、始めのステップ
S1で運転用のOFFスイッチ22が投入されたか否か
が判定され、YESの場合はステップS8に進んでイン
バーター制御器24に対して停止指令を発してステップ
S1に戻るが、NOの場合は次のステップS2に進んで
排出スイッチ23、又は、排出弁検知器3SがONされ
たか否かが判定され、YESの場合はステップS9に進
み、NOの場合はステップS3に進む。
イッチ21がONされたか否かが判定され、NOの場合
は始めのステップS1に戻るが、YESの場合は次のス
テップS4に進んでブロアー用モータ25の電流値がス
キャンされ、次いで、ステップS5に進んでデータテー
ブルのルックアップ処理が成された後、ステップS6に
進んで推論指令周波数値(例えば120Hz)がセット
され、更にステップS7に進んでインバーター制御器2
4による周波数指令、即ち、速度指令をブロアー用モー
タ25に送るため、ブロアー用モータ25を上記120
Hzで高速回転して、ブロアーによる通常の集塵運転を
行うことができる。
スイッチ23又は排出弁検知器3SがON)と判定され
た場合は、ステップS9に進んで運転用のONスイッチ
21がONされているか否かが判定され、YESの場合
は前述したステップS4に進むが、NOの場合はステッ
プS10に進んで排出モードの停止時間のカウントが開
始され、次いで、ステップS11に進んで予めセットし
てある停止時間(例えば10分間)が経過した否かが判
定され、YESの場合は前述したステップS8に進んで
インバーター制御器24に対して停止指令を発してステ
ップS1に戻るが、NOの場合(時間内の場合)はステ
ップS12に進んでブロアー用モータ25の周波数を排
出時の超低速(例えば40Hz)にセットした後、前記
ステップS7に進むため、ブロアー用モータ25を一定
時間超低速で回転することができる。
飛散防止機能付き集塵機によれば、スイッチ操作を行っ
たり、ホッパーの排出弁を開閉操作するだけで、ブロア
ー用モータの回転を通常運転時の高速回転と、ダスト排
出時の低速回転の2段階に制御でき、然も、ダスト排出
時には排出モードに切換えることによって、一定時間低
速回転続けてブロアーの吸引作用による影響を少くする
ことが出来るため、ホッパーに貯留してあるダストの排
出回収を、周囲にダストを飛散させることなく衛生的に
行うことができるものであって、操作が頗る簡単である
点、並びに、調整口の開口度を調節して二次空気の取り
入れ量をコントロールすることによって、ビニール袋が
萎まないようにしたり、バケットダストを落し込む時の
ダストの浮遊拡散を防止できるようにした点と相俟っ
て、環境に配慮した優れた集塵機を提供することができ
る。
一例を示した側面図である。
他の例を示した側面図である。
一例を示した正面図である。
の構成図である。
の構成図である。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 ブロアーの吸引作用を受けてダスト室内
に吸込んだ含塵気流を、フイルターを通して濾過した
後、その清浄空気を清浄室を通して機外へ排出するよう
に構成すると共に、上記フイルターに付着したダストを
除塵装置によって除塵して下側のホッパーに払い落し、
且つ、必要に応じてホッパーに貯留したダストを機外に
排出するように構成した集塵機に於いて、 通常運転時とダスト排出時のスイッチの切り換え操作に
従って、上記ブロアー用モータの回転数を少くとも通常
運転時の回転数と、ダスト排出時の回転数の2段階に可
変可能に構成したことを特徴とするダスト飛散防止機能
付き集塵機。 - 【請求項2】 ブロアー用モータの回転数を、スイッチ
の切り換え操作に従って、通常運転時には高速回転し、
ダスト排出時には低速回転するように2段階に制御する
ことができるインバーター制御器を備えて成ることを特
徴とする請求項1記載のダスト飛散防止機能付き集塵
機。 - 【請求項3】 ダスト排出時に於けるブロアー用モータ
の駆動を一定時間低速に制御し、その後、時限停止する
ように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
ダスト飛散防止機能付き集塵機。 - 【請求項4】 ダスト排出時に於ける排出弁の開閉を検
知する排出弁検知器を設け、この検知器が排出弁が開い
たことを検知すると、ブロアー用モータの動作モード
を、一定時間低速運転した後、時限停止する排出モード
に切換えるように構成したことを特徴とする請求項1、
2又は3記載のダスト飛散防止機能付き集塵機。 - 【請求項5】 ホッパーの側面に二次空気を取り入れる
ことができ、且つ、その開口度を調節自在に構成した調
整口を設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4
記載のダスト飛散防止機能付き集塵機。 - 【請求項6】 ダスト室の側面に二次空気を取り入れる
ことができ、且つ、その開口度を調節自在に構成した調
整口を設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4
記載のダスト飛散防止機能付き集塵機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000347571A JP3748040B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-11-15 | ダスト飛散防止機能付き集塵機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-198041 | 2000-06-30 | ||
JP2000198041 | 2000-06-30 | ||
JP2000347571A JP3748040B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-11-15 | ダスト飛散防止機能付き集塵機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002079023A true JP2002079023A (ja) | 2002-03-19 |
JP3748040B2 JP3748040B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=26595080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000347571A Expired - Lifetime JP3748040B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-11-15 | ダスト飛散防止機能付き集塵機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3748040B2 (ja) |
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- 2000-11-15 JP JP2000347571A patent/JP3748040B2/ja not_active Expired - Lifetime
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