JP2002078269A - 回転電機の固定子 - Google Patents

回転電機の固定子

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JP2002078269A JP2000259299A JP2000259299A JP2002078269A JP 2002078269 A JP2002078269 A JP 2002078269A JP 2000259299 A JP2000259299 A JP 2000259299A JP 2000259299 A JP2000259299 A JP 2000259299A JP 2002078269 A JP2002078269 A JP 2002078269A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02K3/00Details of windings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、接合部に起因する短絡事故を防
止して優れた絶縁性を有する回転電機の固定子を得る。 【解決手段】 コイルエンド群16fは、第1の導体セ
グメント40Aのターン部40bと第2の導体セグメン
ト40Bの端部40a同士の接合部41とが径方向に隣
接して1列に並んで、2列となって周方向に配列されて
構成されている。一方、コイルエンド群16rは、第1
の導体セグメント40Aの端部40b同士の接合部41
と第2の導体セグメント40Bのターン部40bとが径
方向に隣接して1列に並んで、2列となって周方向に配
列されて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転電機の固定
子に関し、特に内燃機関により駆動される交流発電機の
固定子構造、例えば乗用車やトラックなどに搭載可能な
車両用交流発電機の固定子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば特開平11−16450
6号公報に記載された従来の車両用交流発電機の固定子
における固定子巻線を構成する導体セグメントを示す模
式的斜視図、図16は図15に示される従来の車両用交
流発電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略
図、図17は図15に示される従来の車両用交流発電機
の固定子におけるコイルエンド群の接合部の配置の状態
を説明する簡略図である。
【0003】図15において、第1導体セグメント33
1は、絶縁被膜が被覆された断面矩形の銅材を折り曲げ
加工して成形したもので、一対の直線部331a、33
1bをターン部331cにより連結した略U字状に成形
されている。第2導体セグメント332は、絶縁被膜が
被覆された断面矩形の銅材を折り曲げ加工して成形した
もので、一対の直線部332a、332bをターン部3
32cにより連結した略U字状に成形されている。
【0004】そして、従来の固定子100では、このよ
うに構成された第1および第2導体セグメント331、
332の対が、固定子鉄心101の1磁極ピッチ離れた
各スロット対に固定子鉄心の一端側から挿入されてい
る。各スロットには、4つの直線部331a、332
a、332b、331bが径方向(スロット深さ方向)
に1列に並んで収納されている。ここで、説明の便宜
上、スロット内の直線部の位置を内周側から1番地、2
番地、3番地および4番地と呼ぶ。そして、図15に示
されるように、1つのスロットの1番地から固定子鉄心
101の他端側に延出する第1導体セグメント331の
端部331dが例えば時計回り方向に1磁極ピッチ離れ
たスロットの2番地から固定子鉄心101の他端側に延
出する第2導体セグメント332の端部332dに溶接
により接合され、1つのスロットの3番地から固定子鉄
心101の他端側に延出する第2導体セグメント332
の端部332eが例えば時計回り方向に1磁極ピッチ離
れたスロットの4番地から固定子鉄心101の他端側に
延出する第1導体セグメント331の端部331eに溶
接により接合されて、各相4ターンの重ね巻き巻線が形
成されている。そして、3相分の重ね巻き巻線を交流結
線して固定子巻線102が構成されている。
【0005】このように構成された固定子100におい
ては、図16および図17に示されるように、固定子鉄
心101の一端側の固定子巻線102のコイルエンド群
102aは、第1導体セグメント331のターン部33
1cが軸方向に関して第2導体セグメント332のター
ン部332cを取り囲むように2層となって、周方向に
配列されて構成されている。また、固定子鉄心の他端側
の固定子巻線102のコイルエンド群102bは、端部
331d、332dの接合部334aと、端部331
e、332eの接合部334bとが軸方向高さを同じく
して、径方向に1列に隣接して2層に並び、周方向に2
列となって配列されて構成されている。
【0006】しかしながら、この従来の固定子100の
固定子巻線102のコイルエンド群102bにおいて
は、接合部334a、334bが軸方向高さを同じくし
て、径方向に1列に隣接して2層に並び、2列となって
周方向に配列されているので、溶接により絶縁被膜が消
失されている接合部334a、334b間の径方向距離
が短く、短絡事故を発生しやすいという不具合があっ
た。また、接合部334a、334bが軸方向高さを同
じくして、径方向に隣接しているので、溶接しにくく、
溶接作業性が低下してしまうという不具合もあった。そ
こで、これらの不具合を解消するために、接合部334
a、334bを周方向にシフトして配列する改善案が、
例えば特開2000−166150号公報に提案されて
いる。
【0007】図18は例えば特開2000−16615
0号公報に記載された改善策としての従来の車両用交流
発電機の固定子における固定子巻線を構成する導体セグ
メントを示す模式的斜視図、図19は図18に示される
従来の車両用交流発電機の固定子を展開して内径側から
みた部分的な側面図、図20は図18に示される従来の
車両用交流発電機の固定子におけるコイルエンド群の接
合部の配置の状態を説明する簡略図である。この改善策
としての固定子100Aでは、図18および図19に示
されるように、端部331d、332d、331e、3
32eの溶接時に、固定子鉄心101の他端側に延出す
る第1および第2導体セグメント331、332の端部
側の傾斜角度を変えて、接合部334a、334bが周
方向にwだけシフトするようにしている。これにより、
固定子鉄心101の他端側の固定子巻線102のコイル
エンド群102bは、図20に示されるように、接合部
334a、334bが軸方向高さを同じくして、周方向
にwだけシフトして、2列となって周方向に配列されて
構成されている。なお、固定子100Aは、接合部33
4a、334bが周方向にwだけシフトしている点を除
いて、固定子100と同様に構成されている。
【0008】また、例えば特開2000−166150
号公報に第1、第2および第3導体セグメント331、
332、333を用いて構成された従来の固定子構造が
記載されている。この固定子100Bでは、図21およ
び図22に示されるように、固定子巻線102のコイル
エンド群102aは、ターン部331c、332c、3
33cが軸方向に3層となって周方向に配列されて構成
され、コイルエンド群101bは接合部334a、33
4b、334cが軸方向高さを同じくして、周方向にw
だけシフトされて3列となって周方向に配列されて構成
されている。
【0009】このように構成された固定子100A、1
00Bでは、接合部が周方向にシフトされて接合部間の
距離が長くなり、溶接により絶縁被膜が消失されている
接合部間の短絡事故を抑制できるとともに、溶接作業性
を向上できるとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用交流発電
機の固定子100は、固定子巻線102のコイルエンド
群102bにおいては、接合部334a、334bが軸
方向高さを同じくして、径方向に1列に隣接して2層に
並び、2列となって周方向に配列されているので、溶接
により絶縁被膜が消失されている接合部334a、33
4b間の径方向距離が短く、短絡事故を発生しやすいと
いう不具合があった。また、接合部334a、334b
が軸方向高さを同じくして、径方向に隣接しているの
で、溶接しにくく、溶接作業性が低下してしまうという
不具合もあった。また、従来の車両用交流発電機の固定
子100A、100Bは、接合部333a、333b
(333c)が軸方向高さを同じくして、周方向にwだ
けシフトして、2列(3列)となって周方向に配列され
て構成されているので、接合部間の距離が長くなり、接
合部間の短絡事故を抑制し、溶接作業性を向上できる。
しかしながら、従来の車両用交流発電機の固定子10
0、100A、100Bにおいては、コイルエンド群1
02bは接合部が軸方向高さを同じくして2列もしくは
3列となって周方向に配列されて構成されているので、
振動に伴って接合部同士が短絡する危険性があり、絶縁
性が悪化してしまうという課題があった。また、各接合
部の軸方向高さが同じく構成されているので、周方向の
列数が多くなるほど接合部間が短絡しやすくなるととも
に、溶接性が悪化し、多列化の構造には不適な構造とな
る。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ために、素線の接合部を径方向に関してターン部に隣接
して配置し、接合部に起因する短絡事故をなくし、絶縁
性を向上できる回転電機の固定子を得ることを目的とす
る。また、素線の接合部を径方向に関してターン部もし
くは他の接合部に隣接して配置し、かつ、接合部と該接
合部に径方向に隣接するターン部もしくは他の接合部と
の軸方向高さを異ならして、接合部に起因する短絡事故
をなくし、絶縁性を向上できるとともに、溶接作業性を
向上できる回転電機の固定子を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転電機
の固定子は、スロットが周方向に複数設けられた固定子
鉄心と、所定スロット数毎の上記スロットに装着された
複数の素線を上記固定子鉄心の端面上で接合して構成さ
れた固定子巻線とを有する回転電機の固定子において、
上記固定子巻線のコイルエンド群が、上記固定子鉄心の
端面上で上記素線を相互に接続する接合部と、上記固定
子鉄心の端面上で所定スロット離れた一方のスロットか
ら延出して他方のスロットに入る上記素線のターン部と
から構成され、上記接合部は径方向に関して上記ターン
部に隣接して配置されているものである。
【0013】また、スロットが周方向に複数設けられた
固定子鉄心と、所定スロット数毎の上記スロットに装着
された複数の素線を上記固定子鉄心の端面上で接合して
構成された固定子巻線とを有する回転電機の固定子にお
いて、上記固定子巻線のコイルエンド群が、上記固定子
鉄心の端面上で上記素線を相互に接続する接合部と、上
記固定子鉄心の端面上で所定スロット離れた一方のスロ
ットから延出して他方のスロットに入る上記素線のター
ン部とから構成され、上記接合部は径方向に関して上記
ターン部もしくは他の上記接合部に隣接して配置され、
かつ、上記接合部と上記接合部に径方向に隣接する上記
ターン部もしくは他の上記接合部との軸方向高さが異な
るものである。
【0014】また、上記固定子巻線のコイルエンド群の
少なくとも一方において、上記接合部が、もしくは、上
記接合部と上記ターン部とが、径方向に1列に3層以上
配列されているものである。
【0015】また、上記固定子巻線のコイルエンド群の
少なくとも一方において、上記ターン部が上記接合部に
隣接して径方向の内径側と外径側とに位置して径方向に
1列に3層に配列され、上記接合部の軸方向高さが上記
ターン部の軸方向高さより高く形成されているものであ
る。
【0016】また、絶縁性樹脂が上記接合部を覆うよう
に配設されているものである。
【0017】また、上記絶縁性樹脂が径方向に隣接する
上記接合部間および上記接合部と上記ターン部との間に
渡って配設されているものである。
【0018】また、ワニスが上記コイルエンド群に塗布
されているものである。
【0019】また、上記コイルエンド群の少なくとも一
方において、径方向に関して最外径位置には上記ターン
部が位置しているものである。
【0020】また、径方向に関して最外径位置に位置す
る上記接合部は、径方向に隣接する上記接合部もしくは
上記ターン部に対して軸方向高さが低く構成されている
ものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る車
両用交流発電機を示す縦断面図、図2はこの発明の実施
の形態1に係る車両用交流発電機に適用される固定子に
おける1相分の固定子巻線の結線状態を説明するリヤ側
端面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用交
流発電機の固定子における固定子巻線を構成する導体セ
グメントを示す模式的斜視図、図4はこの発明の実施の
形態1に係る車両用交流発電機の固定子におけるコイル
エンド群を示す簡略図である。なお、図2中、実線はリ
ヤ側のコイルエンドを示し、点線はフロント側のコイル
エンドを示している。
【0022】図1において、車両用交流発電機は、アル
ミニウム製のフロントブラケット1およびリヤブラケッ
ト2から構成されたケース3と、このケース3内に設け
られ、一端部にプーリ4が固定されたシャフト6と、こ
のシャフト6に固定されたランドル型の回転子7と、こ
の回転子7の軸方向両端部に固定されたファン5と、回
転子7を包囲するようにケース3に固定された固定子8
と、シャフト6の他端部に固定されて回転子7に電流を
供給するスリップリング9と、スリップリング9の表面
に摺動する一対のブラシ10と、このブラシ10を収納
するブラシホルダ11と、固定子8に電気的に接続さ
れ、固定子8で生じた交流を直流に整流する整流器12
と、ブラシホルダ11に嵌着されて、固定子8で生じた
交流電圧の大きさを調整するレギュレータ18とを備え
ている。
【0023】回転子7は、電流を流して磁束を発生する
界磁コイル13と、この界磁コイル13を覆うように設
けられ、その磁束によって磁極が形成される第1および
第2ポールコア体21、22とを備えている。そして、
第1および第2のポールコア体21、22は、鉄製で、
それぞれ最外径面形状を略台形形状とする爪状磁極2
3、24が外周縁部に周方向に等角ピッチで突設されて
なり、これらの爪状磁極23、24を噛み合わせるよう
に対向させてシャフト6に固着されている。固定子8
は、磁性鋼板を積層してなる円筒状の固定子鉄心15
と、固定子鉄心15に巻装された固定子巻線16とから
構成されている。そして、この固定子8は、固定子巻線
16のフロント側およびリヤ側のコイルエンド群16
f、16rが第1および第2のポールコア体21、22
の肩部の径方向外方に位置するように配設されている。
【0024】そして、フロントブラケット1およびリヤ
ブラケット2には、吸気孔1a、2aが軸方向端面に穿
設され、排気孔1b、2bが径方向側面にコイルエンド
群16f、16rに相対するように穿設されている。こ
れにより、回転子7の回転に伴ってファン5が回転駆動
され、外気が吸気孔1a、2aからケース3内に吸気さ
れて軸方向に回転子7側に流れ、ついでファン5により
遠心方向に曲げられ、その後コイルエンド群16f、1
6rを冷却して排気孔1b、2bから外部に排気される
冷却風流路が形成される。
【0025】ここで、固定子巻線16を構成する1相分
の固定子巻線群について図2を参照しつつ説明する。こ
こで、回転子7の磁極数を12とし、固定子鉄心15に
は、36個のスロット15aが内周側に開口するよう
に、周方向に並んで設けられている。即ち、毎極毎相当
たりのスロット数を1としている。1相分の固定子巻線
群161は、第1乃至第4巻線31〜34から構成され
ている。そして、第1巻線31は、素線30を、スロッ
ト番号1番から34番まで3スロット(1磁極ピッチ)
おきに、スロット15a内の1番地と2番地とを交互に
採るように波巻きされて構成されている。また、第2巻
線32は、素線30を、スロット番号1番から34番ま
で3スロットおきに、スロット15a内の2番地と1番
地とを交互に採るように波巻きされて構成されている。
また、第3巻線33は、素線30を、スロット番号1番
から34番まで3スロットおきに、スロット15a内の
3番地と4番地とを交互に採るように波巻きされて構成
されている。さらに、第4巻線34は、素線30を、ス
ロット番号1番から34番まで3スロットおきに、スロ
ット15a内の4番地と3番地とを交互に採るように波
巻きされて構成されている。そして、各スロット15a
内には、4本の素線30が径方向に1列に並んで配列さ
れている。
【0026】そして、固定子鉄心15のフロント側にお
いて、スロット番号1番から延出する第1巻線31の端
部31aと、スロット番号34番から延出する第3巻線
33の端部33bとが接合され、スロット番号1番から
延出する第3巻線33の端部33aと、スロット番号3
4番から延出する第1巻線31の端部31bとが接合さ
れて、2ターンの波巻き巻線が形成されている。一方、
固定子鉄心15のリヤ側において、スロット番号1番か
ら延出する第2巻線32の端部32aと、スロット番号
34番から延出する第4巻線34の端部34bとが接合
され、スロット番号1番から延出する第4巻線34の端
部34aと、スロット番号34番から延出する第2巻線
32の端部32bとが接合されて、2ターンの波巻き巻
線が形成されている。
【0027】さらに、スロット番号22番からリヤ側に
延出する第4巻線34の端部34dと、スロット番号2
5番からリヤ側に延出する第3巻線33の端部33dと
が接合されて、第1乃至第4巻線31〜34を直列に接
続してなる4ターンの1相分の固定子巻線群161が形
成されている。また、スロット番号25番からリヤ側に
延出する第4巻線の端部34cおよびスロット番号28
番からリヤ側に延出する第3巻線の端部33cが、それ
ぞれ固定子巻線群161の口出し線(O)および中性点
(N)となる。同様にして、素線30が巻装されるスロ
ット15aを1つづつずらして3相分の固定子巻線群1
61が形成されている。このように構成された3相分の
固定子巻線群161は、図示していないが、交流結線、
例えば星型結線されて、1つの3相交流巻線からなる固
定子巻線16を構成している。
【0028】この固定子巻線16は、具体的には、図3
に示されるように、素線30として絶縁被膜が被覆され
た断面矩形状の銅材を略U字状の成形された短尺の第1
および第2の導体セグメント40A、40Bを用いて構
成される。つまり、第1および第2の導体セグメント4
0A、40Bが、3スロット毎のスロット15aの対
に、フロント側およびリヤ側から1本づつ挿入される。
この時、第1の導体セグメント40Aは、第1のスロッ
ト15a内の1番地と、第1のスロット15aから3ス
ロット離れた第2のスロット15a内の2番地とに挿入
され、第2の導体セグメント40Bは、第1のスロット
15a内の3番地と、第1のスロット15aから3スロ
ット離れた第2のスロット15a内の4番地とに挿入さ
れる。そして、各スロット15a内には、第1および第
2の導体セグメント40A、40Bが矩形断面の長手方
向を径方向に揃えて径方向に1列に4層に並んで配列さ
れている。そして、第1のスロット15aからリヤ側に
延出する第1の導体セグメント40Aの端部40aと、
第1のスロット15aから3スロット離れた第2のスロ
ット15aからリヤ側に延出する隣接する第1の導体セ
グメント40Aの端部40aとが接合されて、図2にお
ける第1および第2巻線31、32に相当するそれぞれ
1ターンの波巻き巻線を構成している。また、第1のス
ロット15aからフロント側に延出する第2の導体セグ
メント40Bの端部40aと、第1のスロット15aか
ら3スロット離れた第2のスロット15aからフロント
側に延出する隣接する第2の導体セグメント40Bの端
部40aとが接合されて、図2における第3および第4
巻線33、34に相当するそれぞれ1ターンの波巻き巻
線を構成している。さらに、図2に示される結線方法に
より、第1および第2の導体セグメント40A、40B
が接合されて、それぞれ1ターンの4つの波巻き巻線を
直列に接続してなる1相分の固定子巻線161が構成さ
れる。
【0029】このように構成された固定子巻線16で
は、第1の導体セグメント40Aのターン部40bと、
第2の導体セグメント40Bの端部40a同士の接合部
41とが径方向に1列に2層に並んで、2列となって周
方向に整然と配列されて、フロント側のコイルエンド群
16fを構成している。また、第2の導体セグメント4
0Bのターン部40bと、第1の導体セグメント40A
の端部40a同士の接合部41とが径方向に1列に2層
に並んで、2列となって周方向に整然と配列されて、リ
ヤ側のコイルエンド群16rを構成している。そして、
フロント側およびリヤ側のコイルエンド群16f、16
rにおいては、図4に示されるように、ターン部40b
と接合部41とが径方向に隣接して配置され、両者の軸
方向高さが略一致している。
【0030】この実施の形態1によれば、固定子巻線1
6のコイルエンド群16f、16rは、ターン部40b
と接合部41とが径方向に隣接して1列に2層に並ん
で、2列となって周方向に整然と配列されて構成されて
いる。そこで、溶接により絶縁被膜が消失されている接
合部41は絶縁被膜を有するターン部40bに径方向に
隣接して配置されており、即ち絶縁被膜が消失されてい
る接合部41同士が径方向に隣接して配置されておら
ず、接合部41に起因するコイルエンド群16f、16
rにおける短絡事故が阻止され、優れた絶縁性を有する
固定子8が得られる。そこで、この固定子8を搭載した
車両用交流発電機においては、振動に起因するコイルエ
ンド群16f、16rにおける短絡事故の発生が抑えら
れ、信頼性を向上させることができる。
【0031】実施の形態2.上記実施の形態1では、固
定子巻線16のコイルエンド群16f、16rが、ター
ン部40bと接合部41とを径方向に1列に2層に並べ
て、2列となって周方向に整然と配列し、かつ、ターン
部40bと接合部41との軸方向高さを略同じくして構
成されているものとしているが、この実施の形態2で
は、図5に示されるように、固定子巻線16Aのコイル
エンド群16f、16rが、ターン部40bと接合部4
1とを径方向に1列に2層に並べて、2列となって周方
向に整然と配列し、かつ、接合部41の軸方向高さをタ
ーン部40bの軸方向高さより高くして構成されている
ものとしている。
【0032】従って、この実施の形態2によれば、固定
子8Aの固定子巻線16Aのコイルエンド群16f、1
6rにおいて、接合部41の軸方向高さがターン部40
bの軸方向高さより高く構成されているので、溶接作業
性が向上されるとともに、溶接により絶縁被膜が消失さ
れている接合部41がターン部40bから離反してお
り、接合部41に起因する短絡事故が阻止され、優れた
絶縁性が得られる。また、この固定子8Aを車両用交流
発電機に搭載した場合、振動に伴って接合部41同士が
短絡する危険性も低減され、信頼性を向上させることが
できる。また、コイルエンド群16rにおいては、最外
径位置に位置するターン部40bの軸方向高さが低く形
成されているので、コイルエンド群16rとブラケット
2との隙間が確保され、両者の短絡が阻止される。
【0033】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3に係る車両用交流発電機の固定子における固定子巻
線を構成する導体セグメントを示す模式的斜視図、図7
はこの発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の固
定子におけるコイルエンド群を示す簡略図である。
【0034】この実施の形態3では、図6に示されるよ
うに、素線として絶縁被膜が被覆された断面矩形状の銅
材を略U字状の成形された短尺の第1、第2および第3
の導体セグメント40A、40B、40Cを用いて構成
される。つまり、第1、第2および第3の導体セグメン
ト40A、40B、40Cが、3スロット毎のスロット
15aの対に、1本づつフロント側およびリヤ側から交
互に挿入される。この時、第1の導体セグメント40A
は、第1のスロット15a内の1番地と、第1のスロッ
ト15aから3スロット離れた第2のスロット15a内
の2番地とに挿入され、第2の導体セグメント40B
は、第1のスロット15a内の3番地と、第1のスロッ
ト15aから3スロット離れた第2のスロット15a内
の4番地とに挿入され、第3の導体セグメント40C
は、第1のスロット15a内の5番地と、第1のスロッ
ト15aから3スロット離れた第2のスロット15a内
の6番地とに挿入される。そして、各スロット15a内
には、第1、第2および第3の導体セグメント40A、
40B、40Cが矩形断面の長手方向を径方向に揃えて
径方向に1列に6層に並んで配列されている。
【0035】そして、第1のスロット15aからリヤ側
に延出する第1の導体セグメント40Aの端部40a
と、第1のスロット15aから3スロット離れた第2の
スロット15aからリヤ側に延出する隣接する第1の導
体セグメント40Aの端部40aとが接合されて、図2
における第1および第2巻線31、32に相当するそれ
ぞれ1ターンの波巻き巻線を構成している。また、第1
のスロット15aからフロント側に延出する第2の導体
セグメント40Bの端部40aと、第1のスロット15
aから3スロット離れた第2のスロット15aからフロ
ント側に延出する隣接する第2の導体セグメント40B
の端部40aとが接合されて、図2における第3および
第4巻線33、34に相当するそれぞれ1ターンの波巻
き巻線を構成している。さらに、第1のスロット15a
からリヤ側に延出する第3の導体セグメント40Cの端
部40aと、第1のスロット15aから3スロット離れ
た第2のスロット15aからリヤ側に延出する隣接する
第3の導体セグメント40Cの端部40aとが接合され
て、それぞれ1ターンの波巻き巻線を構成している。さ
らにまた、第1、第2および第3の導体セグメント40
A、40B、40Cが接合されて、それぞれ1ターンの
6つの波巻き巻線を直列に接続してなる6ターンの1相
分の固定子巻線群が構成される。同様にして、第1、第
2および第3の導体セグメント40A、40B、40C
の挿入されるスロット15aを1つづつすらして、3相
分の固定子巻線群が形成される。そして、3相分の固定
子巻線群が例えば星型結線されて、1つの3相交流巻線
からなる固定子巻線16Bが得られる。
【0036】このように構成された固定子8Bの固定子
巻線16Bにおいては、第1の導体セグメント40Aの
ターン部40bと、第2の導体セグメント40Bの端部
40a同士の接合部41と、第3の導体セグメント40
Cのターン部40bとが径方向に1列に3層に並んで、
3列となって周方向に整然と配列されて、フロント側の
コイルエンド群16fを構成している。また、第1の導
体セグメント40Aの端部40a同士の接合部41と、
第2の導体セグメント40Bのターン部40bと、第3
の導体セグメント40Cの端部40a同士の接合部41
とが径方向に1列に3層に並んで、3列となって周方向
に整然と配列されて、リヤ側のコイルエンド群16rを
構成している。そして、フロント側のコイルエンド群1
6fにおいては、図7に示されるように、ターン部40
bと接合部41とターン部40bとが径方向に隣接して
3層に配置され、接合部41の軸方向高さがターン部4
0bの軸方向高さより高くなっている。一方、リヤ側の
コイルエンド群16rにおいては、図7に示されるよう
に、接合部41とターン部40bと接合部41とが径方
向に隣接して3層に配置され、接合部41の軸方向高さ
がターン部40bの軸方向高さより高くなっている。
【0037】従って、この実施の形態3によれば、上記
実施の形態2と同様に、接合部41の軸方向高さが径方
向に隣接するターン部40bの軸方向高さより高く構成
されているので、溶接作業性が向上されるとともに、溶
接により絶縁被膜が消失されている接合部41がターン
部40bから離反しており、接合部41に起因する短絡
事故が阻止され、優れた絶縁性が得られる。また、接合
部41の軸方向高さが径方向に隣接するターン部40b
の軸方向高さより高くすることにより、接合部41およ
びターン部40bが径方向に多層に並んでいても、溶接
作業性および絶縁性の悪化がなく、コイルエンドの多層
化に適した構造となる。また、コイルエンド群16fに
おいては、最外径位置に位置するターン部40bの軸方
向高さが低く形成されているので、コイルエンド群16
fとブラケット2との隙間が確保され、両者の短絡が阻
止される。
【0038】実施の形態4.この実施の形態4では、図
8に示されるように、例えばエポキシ樹脂等の絶縁性樹
脂42が接合部41を覆うように、かつ、接合部41と
該接合部41に径方向に隣接するターン部40bとに跨
るように配設されている。なお、他の構成は上記実施の
形態3と同様に構成されている。
【0039】この実施の形態4の固定子8Cの固定子巻
線16Cでは、接合部41が絶縁性樹脂42に覆われて
いるので、絶縁被膜が溶接により消失している接合部4
1の露出がなく、絶縁性がさらに向上される。また、接
合部41が絶縁性樹脂42により補強されることにな
り、振動に起因する溶接外れの発生が抑えられる。そこ
で、この固定子8Cを車両用交流発電機に搭載した場
合、耐振性がさらに向上され、優れた信頼性が得られ
る。また、接合部41とターン部40bとが絶縁性樹脂
42により熱的に連結されているので、固定子巻線16
Cを構成する各巻線で発生した熱がアンバランスであっ
た場合、高温側の巻線の熱が例えば接合部41から絶縁
性樹脂42を介してターン部40bに伝達され、コイル
エンド群16f、16rの温度分布が均一化される。こ
れにより、車両用交流発電機の高出力化が図られる。
【0040】なお、絶縁性樹脂41はコイルエンド群1
6f、16rの全体を覆うように設けられていないの
で、固定子8Cを車両用交流発電機に搭載した際に、冷
却ファン5によるコイルエンド群16f、16rの冷却
性を阻害することもない。また、コイルエンド群16r
の最外径位置に位置している接合部41が絶縁性樹脂4
2により覆われているので、固定子8Cを車両用交流発
電機に搭載した際に、アースであるブラケット1、2と
コイルエンド群16f、16rとが接触しても、リーク
電流に起因する接合部41の腐蝕の発生が阻止される。
さらに、コイルエンド群16fにおいては、最外径位置
に位置するターン部40bの軸方向高さが低く形成され
ているので、コイルエンド群16rとブラケット2との
隙間が確保され、両者の短絡が阻止される。
【0041】実施の形態5.上記実施の形態4では、エ
ポキシ樹脂等の絶縁性樹脂42が接合部41を覆うよう
に設けられているものとしているが、この実施の形態5
では、ワニスがコイルエンド群16f、16r全体に塗
布されているものとしている。この実施の形態5によれ
ば、溶接により絶縁被膜が消失している接合部41がワ
ニスに覆われているので、絶縁性が向上される。また、
ワニスが径方向に隣接する第1の導体セグメント40A
のターン部40b、第2の導体セグメント40Bの端部
40a同士の接合部41および第3の導体セグメント4
0Cのターン部40b間に充填されるので、高温側の巻
線の熱がワニスを介して低温側の巻線に伝達され、コイ
ルエンド群16f、16rの温度分布が均一化される。
なお、第1の導体セグメント40Aのターン部40b、
第2の導体セグメント40Bの端部40a同士の接合部
41および第3の導体セグメント40Cのターン部40
bの周方向隙間は確保されているので、固定子を車両用
交流発電機に搭載した際に、冷却ファン5によるコイル
エンド群16f、16rの冷却性を阻害することもな
い。
【0042】実施の形態6.この実施の形態6では、図
9に示されるように、固定子8Dの固定子巻線16Dに
おいては、第1の導体セグメント40Aのターン部40
bと、第2の導体セグメント40Bの端部40a同士の
接合部41と、第3の導体セグメント40Cのターン部
40bとが径方向に1列に3層に並んで、3列となって
周方向に整然と配列されて、フロント側のコイルエンド
群16fを構成している。また、第1の導体セグメント
40Aの端部40a同士の接合部41と、第2の導体セ
グメント40Bのターン部40bと、第3の導体セグメ
ント40Cの端部40a同士の接合部41とが径方向に
1列に3層に並んで、3列となって周方向に整然と配列
されて、リヤ側のコイルエンド群16rを構成してい
る。そして、フロント側のコイルエンド群16fにおい
ては、図9に示されるように、ターン部40bと接合部
41とターン部40bとが径方向に隣接して3層に配置
され、接合部41の軸方向高さがターン部40bの軸方
向高さより高くなっている。一方、リヤ側のコイルエン
ド群16rにおいては、図9に示されるように、接合部
41とターン部40bと接合部41とが径方向に隣接し
て3層に配置され、ターン部40bの軸方向高さが接合
部41の軸方向高さより高くなっている。
【0043】従って、この実施の形態6によれば、上記
実施の形態3と同様に、コイルエンド群16fでは、接
合部41の軸方向高さが径方向に隣接するターン部40
bの軸方向高さより高く構成されているので、溶接作業
性が向上されるとともに、溶接により絶縁被膜が消失さ
れている接合部41がターン部40bから離反してお
り、接合部41に起因する短絡事故が阻止され、優れた
絶縁性が得られる。また、コイルエンド群16rでは、
ターン部40bの軸方向高さが径方向に隣接する接合部
41の軸方向高さより高く構成されているので、溶接作
業性が向上されるとともに、溶接により絶縁被膜が消失
されている接合部41がターン部40bから離反してお
り、接合部41に起因する短絡事故が阻止され、優れた
絶縁性が得られる。
【0044】また、この固定子8Dは、径方向最外側に
位置するターン部40bおよび接合部41の軸方向高さ
が径方向に隣接する接合部41およびターン部40bの
軸方向高さより低く形成されている。そこで、この固定
子8Dを車両用交流発電機に搭載した場合、ブラケット
1、2と径方向最外側に位置するターン部40bおよび
接合部41との干渉が抑えられる。即ち、ブラケット
1、2は型成形されることから、抜き勾配が必要とな
り、ブラケット1、2の開口側の内径は深さ方向に漸次
縮小するように形成されている。そこで、コイルエンド
群16f、16rの径方向最外側の軸方向高さが高い場
合、ブラケット1、2の内壁面とコイルエンド群16
f、16rとの干渉が発生してしまうが、コイルエンド
群16f、16rの径方向最外側の軸方向高さを低くす
ることで、ブラケット1、2との干渉を抑えることがで
きるようになる。これにより、ブラケット1、2とコイ
ルエンド群16f、16rとの隙間が確保されるので、
リーク電流に起因する接合部41の腐蝕の発生が阻止さ
れるとともに、振動に起因するブラケット1、2の内壁
面とコイルエンド群16f、16rとの短絡も抑えられ
る。
【0045】実施の形態7.上記実施の形態1〜6で
は、固定子巻線が波巻き巻線により構成されているもの
としているが、この実施の形態7では、固定子巻線が重
ね巻き巻線と波巻き巻線とにより構成されているものと
している。図10はこの発明の実施の形態7に係る車両
用交流発電機の固定子における固定子巻線を構成する導
体セグメントを示す模式的斜視図、図11はこの発明の
実施の形態7に係る車両用交流発電機の固定子における
コイルエンド群を示す簡略図である。
【0046】この実施の形態7では、図10に示される
ように、素線として絶縁被膜が被覆された断面矩形状の
銅材を略U字状の成形された短尺の第1、第2および第
3の導体セグメント45A、45B、45Cを用いて構
成される。つまり、第1および第2の導体セグメント4
5A、45Bが、3スロット毎のスロット15aの対
に、フロント側から挿入され、第3の導体セグメント4
5Cが、3スロット毎のスロット15aの対に、リヤ側
から挿入される。この時、第1の導体セグメント45A
は、第1のスロット15a内の1番地と、第1のスロッ
ト15aから3スロット離れた第2のスロット15a内
の4番地とに挿入され、第2の導体セグメント45B
は、第1のスロット15a内の2番地と、第1のスロッ
ト15aから3スロット離れた第2のスロット15a内
の3番地とに挿入され、第3の導体セグメント45C
は、第1のスロット15a内の5番地と、第1のスロッ
ト15aから3スロット離れた第2のスロット15a内
の6番地とに挿入される。そして、各スロット15a内
には、第1、第2および第3の導体セグメント45A、
45B、45Cが矩形断面の長手方向を径方向に揃えて
径方向に1列に6層に並んで配列されている。
【0047】そして、第1のスロット15aの2番地か
らリヤ側に延出する第2の導体セグメント45Bの端部
45aと、第1のスロット15aから3スロット離れた
第2のスロット15aの1番地からリヤ側に延出する第
1の導体セグメント45Aの端部40aとが接合され、
さらに第1のスロット15aの4番地からリヤ側に延出
する第1の導体セグメント45Aの端部45aと、第1
のスロット15aから3スロット離れた第2のスロット
15aの3番地からリヤ側に延出する第2の導体セグメ
ント45Bの端部40aとが接合されて、4ターンの重
ね巻き巻線が形成される。また、第1のスロット15a
の5番地からフロント側に延出する第3の導体セグメン
ト40Cの端部45aと、第1のスロット15aから3
スロット離れた第2のスロット15aの6番地からフロ
ント側に延出する隣接する第3の導体セグメント45C
の端部45aとが接合されて、それぞれ1ターンの波巻
き巻線が2つ形成される。さらに、第1、第2および第
3の導体セグメント45A、45B、45Cが接合され
て、1つの4ターンの重ね巻き巻線と2つの1ターンの
波巻き巻線を直列に接続してなる6ターンの1相分の固
定子巻線群が形成される。同様に、第1、第2および第
3の導体セグメント45A、45B、45Cの挿入され
るスロット15aを1つづつすらして、3相分の固定子
巻線群が形成される。そして、3相分の固定子巻線群が
例えば星型結線されて、1つの3相交流巻線からなる固
定子巻線16Eが得られる。
【0048】このように構成された固定子8Eの固定子
巻線16Eにおいては、軸方向に2層となった第1の導
体セグメント45Aのターン部45bおよび第2の導体
セグメント45Bのターン部45bと、第3の導体セグ
メント45Cの端部45a同士の接合部41とが径方向
に1列に並んで、周方向に整然と配列されて、フロント
側のコイルエンド群16fを構成している。また、第1
の導体セグメント45Aの端部45aと第2の導体セグ
メント45Bの端部45aとの接合部41と、第3の導
体セグメント45Cのターン部45bとが径方向に1列
に3層に並んで、3列となって周方向に整然と配列され
て、リヤ側のコイルエンド群16rを構成している。そ
して、フロント側のコイルエンド群16fにおいては、
図11に示されるように、軸方向に2層となったターン
部45bと接合部41とが径方向に隣接して配置され、
接合部41と外層側のターン部45bとの軸方向高さが
略一致している。一方、リヤ側のコイルエンド群16r
においては、図11に示されるように、2つの接合部4
1とターン部45bとが径方向に隣接して3層に配置さ
れ、ターン部45bおよび接合部41の軸方向高さが略
一致している。
【0049】従って、この実施の形態7によれば、フロ
ント側のコイルエンド群16fにおいては、溶接により
絶縁被膜が消失されている接合部41がターン部45b
と径方向に隣接しているので、接合部41に起因する短
絡事故が阻止される。
【0050】実施の形態8.この実施の形態8では、図
12に示されるように、フロント側のコイルエンド群1
6fにおいては、接合部41が外層側のターン部45b
の軸方向高さより高く形成され、リヤ側のコイルエンド
群16rにおいては、径方向外側の接合部41の軸方向
高さがターン部45bおよび径方向内側の接合部41の
軸方向高さより高く形成されている。なお、他の構成は
上記実施の形態7と同様に構成されている。
【0051】従って、このように構成された固定子8F
の固定子巻線16Fのフロント側のコイルエンド群16
fにおいては、接合部41の軸方向高さが径方向に隣接
するターン部45bの軸方向高さより高く構成されてい
るので、溶接作業性が向上されるとともに、溶接により
絶縁被膜が消失されている接合部41がターン部45b
から離反しており、接合部41に起因する短絡事故が阻
止され、優れた絶縁性が得られる。また、リヤ側のコイ
ルエンド群16rにおいては、接合部41の軸方向高さ
が径方向に隣接するターン部45bおよび接合部41の
軸方向高さより高く構成されているので、溶接作業性が
向上されるとともに、溶接により絶縁被膜が消失されて
いる接合部41がターン部45bおよび接合部41から
離反しており、接合部41に起因する短絡事故が阻止さ
れ、優れた絶縁性が得られる。さらに、コイルエンド群
16rにおいては、最外径位置に位置するターン部45
bの軸方向高さが低く形成されているので、コイルエン
ド群16rとブラケット2との隙間が確保され、両者の
短絡が阻止される。
【0052】実施の形態9.上記各実施の形態では、素
線として略U字状に成形された導体セグメントを用いる
ものとしているが、この実施の形態9では、素線として
連続線を用いるものとしている。なお、この実施の形態
9では、回転子7の磁極数を16とし、固定子鉄心15
のスロット数を96としている。即ち、毎極毎相当たり
のスロット数を2としている。
【0053】図13はこの発明の実施の形態9に係る車
両用交流発電機の固定子を示す斜視図である。図13に
おいて、固定子8Gでは、絶縁被膜が被覆された矩形断
面を有する銅連続線からなる素線46が6スロット(1
磁極ピッチ)離れた各スロット15aの対に、1番地と
2番地とを交互に採るように波状に巻装され、端部同士
を溶接により接合されて1ターンの第1波巻き巻線を構
成している。また、素線46が6スロット離れた各スロ
ット15aの対に、2番地と1番地とを交互に採るよう
に波状に巻装され、端部同士を溶接により接合されて1
ターンの第2波巻き巻線を構成している。また、素線4
6が6スロット離れた各スロット15aの対に、3番地
と4番地とを交互に採るように波状に巻装され、端部同
士を溶接により接合されて1ターンの第3波巻き巻線を
構成している。さらに、素線46が6スロット離れた各
スロット15aの対に、4番地と3番地とを交互に採る
ように波状に巻装され、端部同士を溶接により接合され
て1ターンの第4波巻き巻線を構成している。このよう
に巻装された第1乃至第4波巻き巻線を直列に接合し
て、1相分の4ターンの固定子巻線群を構成している。
同様に、素線46が挿入されるスロット15aを1つづ
つずらして6相分の固定子巻線群が構成されている。そ
して、3相分の固定子巻線群を例えば星型結線されて、
2つの3相交流巻線からなる固定子巻線16Gが構成さ
れている。なお、2つの3相交流巻線はそれぞれ整流器
12に接続され、各整流器12の直流出力が並列に接続
されて合成されるように構成されている。
【0054】ここで、第2波巻き巻線は第1波巻き巻線
に対して180度反転して巻装され、第4波巻き巻線は
第3波巻き巻線に対して180度反転して巻装されてい
る。そして、固定子鉄心15の端面側において、第1の
スロット15aの1番地から延出し、スロット外で折り
返されて6スロット離れた第2のスロット15aの2番
地に入る素線46のターン部46aが周方向に1列に配
列されて内周側のコイルエンド群を構成している。ま
た、固定子鉄心15の端面側において、第1のスロット
15aの3番地から延出し、スロット外で折り返されて
6スロット離れた第2のスロット15aの4番地に入る
素線46のターン部46aが周方向に1列に配列されて
外周側のコイルエンド群を構成している。そこで、この
固定子8Gでは、ターン部46aが径方向に隣接して1
列に2層に並び、2列となって周方向に配列されて、コ
イルエンド群16f、16rを構成している。また、第
1乃至第4波巻き巻線を構成する素線46の端部同士の
接合部41においては、図13および図14に示される
ように、接合部41とターン部46aとが径方向に隣接
して1列に2層に並んで、2列となって周方向に配列さ
れている。そして、接合部41の軸方向高さがターン部
46aの軸方向高さより高くなっている。
【0055】従って、この実施の形態9においても、溶
接により絶縁被膜が消失されている接合部41が径方向
に関して絶縁被膜を有するターン部46aに隣接してい
るので、接合部41に起因する短絡事故が阻止され、優
れた絶縁性が得られる。また、接合部41の軸方向高さ
が径方向に関して隣接するターン部46aの軸方向高さ
より高く形成されているので、溶接作業性が向上される
とともに、接合部41がターン部45bから離反し、接
合部41に起因する短絡事故が阻止され、優れた絶縁性
が得られる。さらに、固定子巻線16Gの各相の固定子
巻線群が1本の素線46で構成されているので、素線と
してU字状の導体セグメントを用いた場合に比べて接合
箇所が大幅に削減され、溶接作業性が著しく向上される
とともに、接合部に起因する短絡事故や溶接部の溶接外
れ等の不具合が低減される。
【0056】なお、上記各実施の形態では、素線に矩形
断面を有する銅材を用いるものとしているが、素線は矩
形断面を有する銅材に限定されるものではなく、例え
ば、円形断面を有する銅材を用いても良い。この場合、
素線の成形性が向上し、素線の配置や接続が容易とな
り、作業性が向上される。素線に銅材を用いるものとし
ているが、素線は銅材に限定されるものではなく、例え
ばアルミ材でもよい。また、上記各実施の形態では、車
両用交流発電機の固定子に適用するものとして説明して
いるが、本発明は他の交流発電機や電動機に適用して
も、同様の効果が得られる。
【0057】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】この発明によれば、スロットが周方向に複
数設けられた固定子鉄心と、所定スロット数毎の上記ス
ロットに装着された複数の素線を上記固定子鉄心の端面
上で接合して構成された固定子巻線とを有する回転電機
の固定子において、上記固定子巻線のコイルエンド群
が、上記固定子鉄心の端面上で上記素線を相互に接続す
る接合部と、上記固定子鉄心の端面上で所定スロット離
れた一方のスロットから延出して他方のスロットに入る
上記素線のターン部とから構成され、上記接合部は径方
向に関して上記ターン部に隣接して配置されているの
で、接合部に起因する絶縁性の悪化が抑えら、優れた絶
縁性を有する回転電機の固定子が得られる。
【0059】また、スロットが周方向に複数設けられた
固定子鉄心と、所定スロット数毎の上記スロットに装着
された複数の素線を上記固定子鉄心の端面上で接合して
構成された固定子巻線とを有する回転電機の固定子にお
いて、上記固定子巻線のコイルエンド群が、上記固定子
鉄心の端面上で上記素線を相互に接続する接合部と、上
記固定子鉄心の端面上で所定スロット離れた一方のスロ
ットから延出して他方のスロットに入る上記素線のター
ン部とから構成され、上記接合部は径方向に関して上記
ターン部もしくは他の上記接合部に隣接して配置され、
かつ、上記接合部と上記接合部に径方向に隣接する上記
ターン部もしくは他の上記接合部との軸方向高さが異な
るので、接合部に起因する絶縁性の悪化が抑えら、優れ
た絶縁性を有するとともに、溶接作業性が向上される回
転電機の固定子が得られる。
【0060】また、上記固定子巻線のコイルエンド群の
少なくとも一方において、上記接合部が、もしくは、上
記接合部と上記ターン部とが、径方向に1列に3層以上
配列されているので、多層コイルエンド構造の固定子が
得られる。
【0061】また、上記固定子巻線のコイルエンド群の
少なくとも一方において、上記ターン部が上記接合部に
隣接して径方向の内径側と外径側とに位置して径方向に
1列に3層に配列され、上記接合部の軸方向高さが上記
ターン部の軸方向高さより高く形成されているので、溶
接作業性が向上されるとともに、接合部に起因する絶縁
性の悪化が抑えられる。
【0062】また、絶縁性樹脂が上記接合部を覆うよう
に配設されているので、接合部に起因する絶縁性の悪化
が抑えられるとともに、接合部の溶接外れの発生が抑え
られる。
【0063】また、上記絶縁性樹脂が径方向に隣接する
上記接合部間および上記接合部と上記ターン部との間に
渡って配設されているので、コイルエンド群の温度分布
が均一化される。
【0064】また、ワニスが上記コイルエンド群に塗布
されているので、接合部がワニスに覆われ、接合部に起
因する絶縁性の悪化が抑えられる。
【0065】また、上記コイルエンド群の少なくとも一
方において、径方向に関して最外径位置には上記ターン
部が位置しているので、回転電機に搭載した際に、接合
部とブラケットとの短絡によるリーク電流に起因する接
合部の腐蝕が抑えられる。
【0066】また、径方向に関して最外径位置に位置す
る上記接合部は、径方向に隣接する上記接合部もしくは
上記ターン部に対して軸方向高さが低く構成されている
ので、回転電機に搭載した際に、最外径位置の接合部と
ブラケットとの短絡が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機を示す縦断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機に適用される固定子における1相分の固定子巻線の
結線状態を説明するリヤ側端面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の固定子における固定子巻線を構成する導体セグメ
ントを示す模式的斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発
電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発
電機の固定子における固定子巻線を構成する導体セグメ
ントを示す模式的斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発
電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る車両用交流発
電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態6に係る車両用交流発
電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態7に係る車両用交流
発電機の固定子における固定子巻線を構成する導体セグ
メントを示す模式的斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態7に係る車両用交流
発電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略図で
ある。
【図12】 この発明の実施の形態8に係る車両用交流
発電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略図で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態9に係る車両用交流
発電機の固定子を示す斜視図である。
【図14】 この発明の実施の形態9に係る車両用交流
発電機の固定子におけるコイルエンド群を示す簡略図で
ある。
【図15】 従来の車両用交流発電機の固定子における
固定子巻線を構成する導体セグメントを示す模式的斜視
図である。
【図16】 従来の車両用交流発電機の固定子における
コイルエンド群を示す簡略図である。
【図17】 従来の車両用交流発電機の固定子における
コイルエンド群の接合部の配置の状態を説明する簡略図
である。
【図18】 従来の他の車両用交流発電機の固定子にお
ける固定子巻線を構成する導体セグメントを示す模式的
斜視図である。
【図19】 従来の他の車両用交流発電機の固定子を展
開して内径側から見た部分的な側面図である。
【図20】 従来の他の車両用交流発電機の固定子にお
けるコイルエンド群の接合部の配置の状態を説明する簡
略図である。
【図21】 従来のさらに他の車両用交流発電機の固定
子におけるコイルエンド群の接合部の配置の状態を説明
する簡略図である。
【図22】 従来のさらに他の車両用交流発電機の固定
子におけるコイルエンド群を示す簡略図である。
【符号の説明】
8、8A、8B、8C、8D、8E、8F、8G 固定
子、15 固定子鉄心、15a スロット、16、16
A、16B、16C、16D、16E、16F、16G
固定子巻線、16f、16r コイルエンド群、40
A 第1の導体セグメント(素線)、40B 第2の導
体セグメント(素線)、40C 第3の導体セグメント
(素線)、40b ターン部、41 接合部、42 絶
縁性樹脂、45A 第1の導体セグメント(素線)、4
5B 第2の導体セグメント(素線)、45C 第3の
導体セグメント(素線)、45b ターン部、46 素
線、46a ターン部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 3/44 H02K 3/44 B 19/22 19/22 Fターム(参考) 5H002 AA04 AA07 5H603 AA03 AA04 AA09 BB02 BB09 BB12 CA01 CA05 CB03 CB11 CB22 CB23 CC05 CC17 CD06 CD22 CE02 CE05 CE13 CE14 EE01 FA08 FA24 5H604 AA05 AA08 BB03 BB10 BB14 CC01 CC05 CC15 DA15 DB01 PB01 PB04 5H619 AA03 AA04 AA05 AA10 BB02 BB17 PP01 PP04 PP14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットが周方向に複数設けられた固定
    子鉄心と、所定スロット数毎の上記スロットに装着され
    た複数の素線を上記固定子鉄心の端面上で接合して構成
    された固定子巻線とを有する回転電機の固定子におい
    て、 上記固定子巻線のコイルエンド群が、上記固定子鉄心の
    端面上で上記素線を相互に接続する接合部と、上記固定
    子鉄心の端面上で所定スロット離れた一方のスロットか
    ら延出して他方のスロットに入る上記素線のターン部と
    から構成され、 上記接合部は径方向に関して上記ターン部に隣接して配
    置されていることを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 【請求項2】 スロットが周方向に複数設けられた固定
    子鉄心と、所定スロット数毎の上記スロットに装着され
    た複数の素線を上記固定子鉄心の端面上で接合して構成
    された固定子巻線とを有する回転電機の固定子におい
    て、 上記固定子巻線のコイルエンド群が、上記固定子鉄心の
    端面上で上記素線を相互に接続する接合部と、上記固定
    子鉄心の端面上で所定スロット離れた一方のスロットか
    ら延出して他方のスロットに入る上記素線のターン部と
    から構成され、 上記接合部は径方向に関して上記ターン部もしくは他の
    上記接合部に隣接して配置され、かつ、上記接合部と上
    記接合部に径方向に隣接する上記ターン部もしくは他の
    上記接合部との軸方向高さが異なることを特徴とする回
    転電機の固定子。
  3. 【請求項3】 上記固定子巻線のコイルエンド群の少な
    くとも一方において、上記接合部が、もしくは、上記接
    合部と上記ターン部とが、径方向に1列に3層以上配列
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の回転電機の固定子。
  4. 【請求項4】 上記固定子巻線のコイルエンド群の少な
    くとも一方において、上記ターン部が上記接合部に隣接
    して径方向の内径側と外径側とに位置して径方向に1列
    に3層に配列され、上記接合部の軸方向高さが上記ター
    ン部の軸方向高さより高く形成されていることを特徴と
    する請求項3記載の回転電機の固定子。
  5. 【請求項5】 絶縁性樹脂が上記接合部を覆うように配
    設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    何れかに記載の回転電機の固定子。
  6. 【請求項6】 上記絶縁性樹脂が径方向に隣接する上記
    接合部間および上記接合部と上記ターン部との間に渡っ
    て配設されていることを特徴とする請求項5記載の回転
    電機の固定子。
  7. 【請求項7】 ワニスが上記コイルエンド群に塗布され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか
    に記載の回転電機の固定子。
  8. 【請求項8】 上記コイルエンド群の少なくとも一方に
    おいて、径方向に関して最外径位置には上記ターン部が
    位置していることを特徴とする請求項1乃至請求項7の
    何れかに記載の回転電機の固定子。
  9. 【請求項9】 径方向に関して最外径位置に位置する上
    記接合部は、径方向に隣接する上記接合部もしくは上記
    ターン部に対して軸方向高さが低く構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の回
    転電機の固定子。
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