JP2002077866A - 電子番組情報提供システム、電子番組情報利用システム、電子番組情報提供装置、媒体、および情報集合体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在の電子番組情報サービスでは、テレビ視
聴者にとってあまり使いやすくなく、サービス提供事業
者にとって収支基盤の安定化が期待できない。 【解決手段】 インターネット１で電子番組情報の提供
を行う電子番組情報提供システムであって、各番組ごと
の放映時間帯と放映チャンネルで定まる所定のエリア内
に、各番組の番組情報および各番組のスポンサー広告に
関する広告情報を表示する表示手段と、エリアの選択を
行うための選択手段と、選択されたエリアに表示されて
いる番組情報または広告情報に関連付けられた情報をサ
ーバー２〜６から読み出すための読出手段とを有する端
末７〜９を備え、読み出された番組情報または広告情報
に関連付けられた情報を、利用者に対して提供すること
を特徴とする電子番組情報提供システム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子番組情報提供
システム、電子番組情報利用システム、電子番組情報提
供装置、媒体、および情報集合体に関する。

【０００２】

【従来の技術】新聞や雑誌によるテレビ番組表では、視
聴者がこれらの印刷物を手元において好みの番組を探す
必要があり、録画予約などを行なう場合は、その都度リ
モコンなどを使って機器を操作する必要があった。

【０００３】そこで、新聞や雑誌で提供されていたテレ
ビ番組情報を、放送波に多重し、直接テレビ画面上に番
組表を表示する電子番組情報の提供サービスが近年開始
されている。

【０００４】たとえば、アナログ地上波のテレビ放送で
は、一定時間ごとに電子番組情報を垂直帰線期間に多重
化して伝送するサービスが開始されている。また、ディ
ジタルＣＳ放送では、送出される番組の中に、電子番組
情報を多重化して伝送し、受像機側でその電子番組情報
をデータベース化し電子番組画面をリアルタイムで生成
させるサービスがある。

【０００５】この他に、電子番組情報を提供するサービ
スとして、インターネットサーバーに電子番組情報を蓄
積しておき、ＨＴＭＬ形式で記述したテレビ番組表を提
供するサービスがある。この場合は、視聴者が必要に応
じてこのインターネットサーバーにアクセスし、ＰＣの
ブラウザで閲覧することで、テレビ番組情報を得ること
ができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アナロ
グ地上波のテレビ放送における前述のサービスを利用す
る場合、この情報提供サービスに対応した機能を持つ専
用の受像機が必要であることや、電子番組情報の提供が
リアルタイムでないことから、番組変更が生じたときに
即座に対応できないなどの課題があった。また、ディジ
タルＣＳ放送における前述のサービスを利用する場合、
受像機側の専用ハードウェアリソースを使って電子番組
画面を生成しなければならず、一方、画面表示のユーザ
ーインターフェースや画面更新スピードなどにおいて
も、改善の余地があった。

【０００７】また、インターネットを活用する前述のサ
ービスは、事業者から消費者にテレビ番組情報を提供す
るだけのサービスであり、事業としてみた場合、その収
支基盤は脆弱なものであった。

【０００８】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、テレビ視聴者にとってはより使いやすく、サービ
ス提供事業者にとってはその収支基盤の安定化が期待で
きるような電子番組情報提供システム、電子番組情報利
用システム、電子番組情報提供装置、媒体、および情報
集合体を提供することを目的とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】第一の本発明（請求項１
に対応）は、コンピュータネットワークで電子番組情報
の提供を行う電子番組情報提供システムであって、前記
電子番組情報の利用者に対し、各番組ごとの放映時間帯
と放映チャンネルで定まる所定のエリア内に、前記各番
組の番組情報および前記各番組のスポンサー広告に関す
る広告情報を表示する表示手段と、前記エリアの選択を
行うための選択手段と、前記選択されたエリアに表示さ
れている番組情報または広告情報に関連付けられた情報
をサーバーから読み出すための読出手段とを備え、前記
読み出された番組情報または広告情報に関連付けられた
情報を、前記利用者に対して提供することを特徴とする
電子番組情報提供システムである。

【００１０】第二の本発明（請求項２に対応）は、前記
電子番組情報は、ＨＴＭＬ形式を利用して記述されてい
ることを特徴とする第一の本発明の電子番組情報提供シ
ステムである。

【００１１】第三の本発明（請求項３に対応）は、前記
コンピュータネットワークは、インターネットを利用す
るネットワークであることを特徴とする第一の本発明の
電子番組情報提供システムである。

【００１２】第四の本発明（請求項４に対応）は、前記
番組情報および前記広告情報の全部または一部は、前記
サーバーとは異なるサーバーに蓄積されていることを特
徴とする第一の本発明の電子番組情報提供システムであ
る。

【００１３】第五の本発明（請求項５に対応）は、前記
番組情報および／または前記広告情報は、前記サーバー
へのリンクを行うためのデータを記述していることを特
徴とする第四の本発明の電子番組情報提供システムであ
る。

【００１４】第六の本発明（請求項６に対応）は、前記
番組情報または広告情報に関連付けられた情報は、所定
の時間ごとに更新されることを特徴とする第一の本発明
の電子番組情報提供システムである。

【００１５】第七の本発明（請求項７に対応）は、前記
番組情報および／または広告情報は、階層化された構造
を有することを特徴とする第一の本発明の電子番組情報
提供システムである。

【００１６】第八の本発明（請求項８に対応）は、入力
された前記利用者を特定するための識別ＩＤに基づい
て、前記利用者の利用状況を調べるためのユーザ利用状
況調査手段と、前記調べられた利用状況に基づいて、前
記表示する番組情報および／または広告情報を変更する
ための情報変更手段とを備えたことを特徴とする第一の
本発明の電子番組情報提供システムである。

【００１７】第九の本発明（請求項９に対応）は、コン
ピュータネットワークで電子番組情報の利用を行う電子
番組情報利用システムであって、番組を録画するための
録画手段と、前記電子番組情報の利用者の前記コンピュ
ータネットワーク端末上にダウンロードされた前記番組
の番組情報、および前記番組のスポンサー広告に関する
広告情報を蓄積するための蓄積手段と、前記ダウンロー
ドされた、または前記蓄積されている番組情報および広
告情報を表示するための表示手段と、前記表示された番
組情報に基づいて、録画予約を行うべき番組を選択する
ための録画番組選択手段と、前記蓄積されている番組情
報から前記選択された番組の録画予約に必要な録画予約
情報を検出するための検出手段と、前記検出された録画
予約情報を前記録画手段に伝送し、前記録画予約を行う
ための録画予約手段とを備えたことを特徴とする電子番
組情報利用システムである。

【００１８】第十の本発明（請求項１０に対応）は、前
記利用者が前記選択した番組の番組情報、またはその選
択した番組のスポンサー広告に関する広告情報に関して
データベースを作成するためのデータベース化手段と、
前記データベース化手段によって蓄積されているデータ
ベースを利用して、それまでに録画予約された番組が、
録画済み・録画中・録画予約中の何れの状況であるのか
を表示するための録画状況表示手段とを備えたことを特
徴とする第九の本発明の電子番組情報利用システムであ
る。

【００１９】第十一の本発明（請求項１１に対応）は、
前記録画手段の仕様に関する情報を入手し、前記番組情
報および前記広告情報を蓄積しているサーバーにアップ
ロードするための仕様情報アップロード手段と、前記ア
ップロードされた情報に基づいて用意された、前記録画
手段を制御するための情報を、前記サーバーからダウン
ロードするための制御情報ダウンロード手段と前記ダウ
ンロードされた情報を利用して、前記録画手段を制御す
るための制御手段とを備えたことを特徴とする第九の本
発明の電子番組情報利用システムである。

【００２０】第十二の本発明（請求項１２に対応）は、
前記録画予約が行われた番組の内、録画が完了した番組
の再生を、前記録画手段に対して指示するための再生指
示手段を備えたことを特徴とする第九の本発明の電子番
組情報利用システムである。

【００２１】第十三の本発明（請求項１３に対応）は、
前記録画予約が行われた番組の内、録画が完了したにも
かかわらず一度も再生が行われていない番組に関し、前
記利用者に注意を喚起するための注意喚起手段を備えた
ことを特徴とする第九の本発明の電子番組情報利用シス
テムである。

【００２２】第十四の本発明（請求項１４に対応）は、
前記録画予約が行われた番組の内、録画が完了した番組
を再生している画面から、そのスポンサー広告の有する
キーワード、電話番号、ＦＡＸ番号、インターネットア
ドレス、トレードマークの内の少なくとも一つに関する
情報を抽出するための抽出手段と、前記抽出された情報
を利用して、前記蓄積手段に蓄積されている広告情報を
検索するための検索手段とを備え、前記検索の結果を表
示することを特徴とする第九の本発明の電子番組情報利
用システムである。

【００２３】第十五の本発明（請求項１５に対応）は、
少なくとも番組に関する番組情報、および前記番組のス
ポンサー広告に関する広告情報を蓄積するためのサーバ
ー手段と、前記蓄積されている番組情報および広告情報
を伝送するためのネットワーク手段と、前記伝送されて
くる番組情報および広告情報を表示するための表示手段
とを備えたことを特徴とする電子番組情報提供システム
である。

【００２４】第十六の本発明（請求項１６に対応）は、
前記サーバー手段は、前記番組情報および／または前記
広告情報に関連付けられた関連情報をも蓄積しており、
前記表示された番組情報または広告情報に基づいて、前
記番組またはスポンサー広告を選択するための選択手段
と、前記選択された番組またはスポンサー広告に基づい
て、前記関連情報を前記サーバー手段から読み出すため
の読出手段とを備え、前記読み出された関連情報を提供
することを特徴とする第十五の本発明の電子番組情報提
供システムである。

【００２５】第十七の本発明（請求項１７に対応）は、
前記サーバー手段は、前記番組情報および前記広告情報
を蓄積するためのＥＰＧ情報提供サーバー、前記番組情
報に関連付けられた前記関連情報を蓄積するための放送
局サーバー、前記広告情報に関連付けられた前記関連情
報を蓄積するための広告主サーバーを有しており、前記
番組情報は、前記放送局サーバーへのリンクを行うため
の放送局サーバーリンク情報を有しており、前記広告情
報は、前記広告主サーバーへのリンクを行うための広告
主サーバーリンク情報を有していることを特徴とする第
十六の本発明の電子番組情報提供システムである。

【００２６】第十八の本発明（請求項１８に対応）は、
サーバーに蓄積されている、少なくとも番組に関する番
組情報、および前記番組のスポンサー広告に関する広告
情報を、ネットワークを介して入力し表示するための表
示手段を備えたことを特徴とする電子番組情報提供装置
である。

【００２７】第十九の本発明（請求項１９に対応）は、
第一から第十八の何れかの本発明の全部または一部の手
段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行さ
せるためのプログラムおよび／またはデータを担持した
媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特
徴とする媒体である。

【００２８】第二十の本発明（請求項２０に対応）は、
第一から第十八の何れかの本発明の全部または一部の手
段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行さ
せるためのプログラムおよび／またはデータであること
を特徴とする情報集合体である。

【００２９】

【発明の実施の形態】以下では、本発明にかかる実施の
形態について、図面を参照しつつ説明を行う。

【００３０】（実施の形態１）はじめに、主として図１
を参照しながら、本実施の形態１の電子番組情報提供シ
ステムの構成について説明する。なお、図１は、本実施
の形態の電子番組情報（以下ＥＰＧ情報ともいう）提供
システムのブロック図である。

【００３１】図１において、１はインターネット、２は
ＥＰＧ情報提供サーバー、３はＡ放送局サーバー、４は
Ｂ放送局サーバー、５はＣ広告主サーバー、６はＤ広告
主サーバー、７から９はＥＰＧ情報利用者のインターネ
ット端末である。なお、これらのサーバーおよび端末
は、専用回線や電話回線などさまざまな通信回線を介し
て、インターネット接続されているものとする。また、
端末７〜９は、それぞれディスプレイモニタなどの表示
装置、キーボード、マウス等の入力装置を有し、さらに
ＨＴＭＬやＸＭＬなどの言語で記述された情報をビジュ
アルに表示できるブラウザを有する。

【００３２】なお、本発明の表示手段、選択手段、およ
び読出手段を含む手段は、各端末７〜９に対応する。ま
た、本発明の電子番組情報提供装置は、各端末７〜９に
対応する。

【００３３】つぎに、図２を参照しながら、ＥＰＧ情報
サーバー２の構成について詳しく説明する。なお、図２
は、ＥＰＧ情報提供サーバー２のブロック図である。

【００３４】図２において、２はＥＰＧ情報サーバー、
２１は制御手段、２２は入力制御手段、２３は出力制御
手段、２４はメインプログラム、２５はＥＰＧ情報ファ
イル、２６は広告情報ファイル、２７は利用者ファイ
ル、２８は補助データファイル、２９はデータベースで
ある。

【００３５】制御手段２１は、ＣＰＵやメモリなどで構
成され、各ブロックの制御やデータ転送、演算、データ
の一時的な格納などの処理を行う。入力制御手段２２
は、インターネットを介して接続された端末から入力さ
れるデータを制御するブロックであり、また出力制御２
３は端末に出力されるデータを制御するブロックであ
る。また２４〜２８はいずれも記憶手段であり、２４
は、ＥＰＧ情報サービスを提供するためのメインプログ
ラムであり、２５〜２８は、それぞれ、データベース２
９としての、ＥＰＧ情報ファイル、広告情報ファイル、
利用者ファイル、補助データファイルである。

【００３６】メインプログラム２４は、インターネット
上の端末に対して、ＥＰＧ画面を表示させるプログラム
や、ＥＰＧ画面上に表示させるための詳細情報をデータ
ベース２９から抽出する検索プログラム、利用者の識別
ＩＤに応じて、表示すべき情報を制御するプログラムな
どから構成される。

【００３７】ＥＰＧ情報ファイル２５は、現在・過去・
未来のテレビ番組の情報を格納している。本実施の形態
では、データは階層化構造で記憶されており、第１層
は、チャンネル、番組タイトル、放映時間、番組スポン
サー、第２層は、番組カテゴリー、出演者、キーワー
ド、あらすじ、第３層は、映像データ、補助データであ
る。なお、映像データは、静止画データ、または動画デ
ータである。また、補助データは、他のサーバーにリン
クするためのアドレス情報や、アイコンデータなどであ
る。また第１層の番組スポンサー情報は、後述の広告情
報ファイルとリンクしており、この情報に基づいて、広
告情報がＥＰＧ画面にリンクして表示されることにな
る。

【００３８】広告情報ファイル２６は、各番組を提供す
るスポンサー（以下では広告主ともいう）の広告情報を
格納している。本実施の形態では、広告情報も階層化構
造で記憶されており、第１層は、会社名、ロゴ、プライ
オリティ、第２層は商品名、商品データ、キーワード、
第３層は広告主のサーバーにリンクするためのアドレス
情報や、コマーシャル用ストリーミングデータなどであ
る。なお、第１層のプライオリティ情報は、広告主がＥ
ＰＧ情報提供者に支払った広告料に応じて、ＥＰＧ画面
上での表示優先度を決定するためのパラメータであり、
その使い方については後述する。

【００３９】利用者ファイル２７は、本発明によるＥＰ
Ｇ情報提供サービスを利用している利用者を識別管理す
るための利用者の個人情報管理ファイルであり、各種個
人情報がデータベース化されている。

【００４０】補助データファイル２８は、ＥＰＧ画面を
表示するために必要な各種ビットマップデータやキャラ
クタデータ、利用者の所有する録画機器や端末に関する
データが格納されている。

【００４１】なお、制御手段２１、メインプログラム２
４、および利用者ファイル２７を含む手段は、本発明の
ユーザ利用状況調査手段、および情報変更手段を含む手
段に対応する。

【００４２】つぎに、メインプログラム２４の動作フロ
ーチャートである図３、画面Ｓ２２（図３参照）の斜線
部分の拡大図である図４（ａ）、そのような斜線部分に
相当するＥＰＧ情報ファイル２５の第１階層のデータ内
容の説明図である図４（ｂ）も参照しながら、本実施の
形態の電子番組情報提供システムの動作について説明す
る。なお、本実施の形態の電子番組情報提供システムの
動作について説明しながら、本発明の電子番組情報提供
方法の一実施の形態についても述べる。

【００４３】本実施の形態においては、ＥＰＧ情報提供
サーバー２と端末７との間でＥＰＧ情報提供サービスが
実施されており、端末７が、ＥＰＧ情報提供サーバー２
にインターネット１を介して接続されると、制御手段２
１は、入力制御手段２２を通じてそれを検知し、メイン
プログラム２４にしたがって端末７を制御する。なお、
ＥＰＧ情報提供サーバー２は、ＨＴＭＬ形式、あるいは
ＸＭＬなどその拡張形式の情報を端末７に提供し、端末
７では、ウェブブラウザによってその情報をビジュアル
に表示することが可能である。

【００４４】まず、図３に示されているように、端末７
の画面上にはメニュー画面Ｓ０が表示される。ここで、
新規利用者がユーザー登録エリアを選択しクリックする
と、画面Ｓ１１に状態が移る。ここで、ユーザー名およ
びパスワードを入力し、利用者ファイル２７に登録す
る。さらに、必要に応じて利用者の個人情報を画面Ｓ１
２を通じて登録すると、端末７の画面はＳ１３に移り、
登録が完了したことを利用者に伝え、メニュー画面Ｓ０
に戻る。このような操作によって、本発明によるＥＰＧ
情報提供サービスの利用者を登録し、利用者ごとの提供
サービスのカスタマイズ等が可能となる。

【００４５】つぎに、メニュー画面Ｓ０において、利用
者が番組表のエリアを選択しクリックすると、画面Ｓ２
１に状態が移る。この画面では、横軸にテレビチャンネ
ル、縦軸に時間が表示され、現在の時間を基準にテレビ
番組が表示される。

【００４６】なお、この番組表は、マウス操作によって
上下左右に表示部分を変更することが可能であり、上方
向に移動すると過去の番組が表示され、下方向に移動す
ると未来の番組が表示され、左右に移動すると表示でき
なかったチャンネルが表示される。また、この画面Ｓ２
２で表示される番組表は、ＥＰＧ情報ファイル２５に格
納されているＥＰＧ情報の第１階層のデータが用いられ
る。すなわち、前述したように、チャンネル、番組タイ
トル、放映時間、番組スポンサーである。

【００４７】メインプログラム２４は、ＥＰＧ情報ファ
イル２５のデータを読出した際に、番組スポンサー情報
を検知すると、その情報をもとに広告情報ファイル２６
を参照し、それぞれの番組スポンサーの広告情報を取り
出し、ＥＰＧ画面に表示する。なお、図４（ｂ）に示さ
れている番組スポンサー情報に付加してある数字は、ス
ポンサー情報のプライオリティ情報である。

【００４８】メインプログラム２４は、このプライオリ
ティ情報に基づき、図４（ａ）に示されている広告バナ
ーを時間分割で各社の広告を表示する。すなわち、所定
の時間ごとに３種類の広告バナーが変更されて表示され
る。本実施の形態では、広告情報のプライオリティは、
第１位が○○食品、第２位が△△自動車、第３位が××
出版であり、このプライオリティにしたがって、各社の
広告バナーを表示する。なお、このようなプライオリテ
ィは、広告主から支払われる広告費用によって決定され
る。もちろん、本実施の形態の他にもバナーの表示サイ
ズや位置などによってプライオリティを実現することも
可能である。

【００４９】広告情報ファイル２６も階層化構造となっ
ているため、図４（ａ）に示されている広告バナーを選
択しクリックすると、図３に示されているＳ２４と同様
に、広告商品の詳細情報が表示される。

【００５０】このように、ＥＰＧ情報提供サービスの利
用者にとっては、テレビ番組中で視聴し、より詳しい広
告情報を知りたい場合には、ＥＰＧ画面より即座に詳細
情報を取り出すことができるメリットがある。また、広
告主にとっては、利用者ファイル２７のデータベースを
参照しながら、マーケティング情報を入手することがで
きる。また、ＥＰＧ情報提供サーバーを運営している事
業者は、広告主から広告収入を得ることにより、継続的
なサービスを続けることができるといったメリットがあ
る。

【００５１】（実施の形態２）つぎに、本実施の形態２
の電子番組情報提供システムの構成および動作について
説明する。なお、本実施の形態の電子番組情報提供シス
テムの動作について説明しながら、本発明の電子番組情
報提供方法の一実施の形態についても述べる。

【００５２】本実施の形態においては、図３で示す詳細
番組情報表示画面Ｓ２４を示す情報として、ＥＰＧ情報
提供サーバー２で蓄積する番組情報あるいは広告情報を
提供するのではなく、放送局あるいは広告主の所有する
インターネットサーバーへのリンク情報をＥＰＧ画面の
中に記述しており、詳細情報はそれぞれのインターネッ
トサーバーの情報を表示する。以下では、主として前述
された本実施の形態とのこのような相違点について、図
５も参照しながら説明する。なお、図５は、ＥＰＧ画面
におけるアドレスリンクの説明図であるが、同図におけ
る広告情報表示の図示は、省略している。

【００５３】図５において、番組表の中でエリアＡに表
示されている番組「日本の旅」を選択しクリックした場
合、この番組表の中には、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｂｒ
ｏａｄｃａｓｔＡ．ｃｏｍ／ｎｉｈｏｎ＿ｎｏ＿ｔａｂ
ｉというリンクアドレスが埋め込まれているので、その
アドレスへのハイパーリンクが行われる。なお、このア
ドレスは、この番組「日本の旅」を制作しているＡ放送
局のインターネットサーバー３のアドレスを示してお
り、Ａ放送局が提供する番組詳細情報を、端末７の画面
上に表示させる。

【００５４】同様に、エリアＡに表示されているＣ広告
主のバナー「○○食品」を利用者が選択しクリックした
場合には、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｆｏｏｄｓＣ．ｃ
ｏ．ｊｐ／ｍｅｎｕのリンクアドレスが埋め込まれてい
るので、Ｃ広告主（○○食品）のインターネットサーバ
ー５のアドレスへのハイパーリンクが行われ、Ｃ広告主
が提供する詳細な商品やサービス情報が、Ｃ広告主イン
ターネットサーバー５から直接端末７の画面上に表示さ
れる。

【００５５】このような情報提供方法を行うことでつぎ
のような三つのメリットがある。第一のメリットとし
て、テレビ番組の映像コンテンツなどは制作者の著作権
を保護する観点から、第三者であるＥＰＧ情報提供サー
ビスの運営事業者が情報を提供するよりも、放送局が提
供する情報を利用する方が望ましい。第二のメリットと
して、提供情報が分散化されることにより、ＥＰＧ情報
提供サーバー２のメンテナンスを低減できる。第三のメ
リットとして、放送事業者や広告主が情報を主体的に管
理するため、より詳細な情報が、タイミングよく（たと
えば、所定の時間ごとに）更新されることなどがあげら
れる。

【００５６】（実施の形態３）つぎに、本実施の形態３
の電子番組情報提供システムの構成および動作について
説明する。なお、本実施の形態の電子番組情報提供シス
テムの動作について説明しながら、本発明の電子番組情
報提供方法の一実施の形態についても述べる。

【００５７】本実施の形態においては、図３に示すよう
に、画面Ｓ２１で利用者を識別し、ＥＰＧ情報提供サー
バー２は、メインプログラムを通じて、利用者の利用状
況や番組の嗜好などを利用者ファイル２７に格納する。
そして、この利用者を識別し、その利用者ファイルに基
づいて、利用者ごとに提供するサービスをカスタマイズ
するものである。以下では、主として前述された本実施
の形態とのこのような相違点について、図６も参照しな
がら説明する。なお、図６は、利用者ごとにカスタマイ
ズされたＥＰＧ画面の説明図であるが、同図における広
告情報表示の図示は、省略している。

【００５８】本実施の形態においては、利用者が毎週録
画予約を行なっているドラマ「水戸黄門」をおすすめ番
組として、ＥＰＧ画面上におすすめアイコン（図６にお
けるにこにこマーク）が表示されている。また、初期ユ
ーザー登録時に利用者が好きな番組ジャンルとしてスポ
ーツを入力した結果、図６においては、そのデータベー
スをもとに、プロ野球中継とＪリーグ中継をおすすめ番
組として、おすすめアイコンが表示されている。

【００５９】このように、利用者の継続的な利用の形態
や個人情報をベースにＥＰＧ画面をカスタマイズするこ
とが可能となり、より利用者にとって使いやすいユーザ
ーインターフェースを提供することが可能となる。

【００６０】（実施の形態４）つぎに、主として図７を
参照しながら、本実施の形態の電子番組情報利用システ
ムの構成について説明する。なお、図７は、端末７（図
１参照）の詳細を示した本実施の形態の電子番組情報利
用システムのブロック図である。

【００６１】図７において、７１はＰＣ、７２はビデ
オ、７３はテレビである。

【００６２】ＰＣ７１はディスプレイモニタなどの表示
装置、キーボード・マウスなどの入力装置を有し、また
ビデオ７２との間で機器コントロールを行うためのイン
ターフェース７４を搭載している。本実施の形態におい
ては、インターフェース７４として、ＩＥＥＥ１３９４
を用いた。

【００６３】なお、ビデオ７２を含む手段は、本発明の
録画手段を含む手段に対応する。また、ＰＣ７１を含む
手段は、本発明の表示手段、録画番組選択手段、検出手
段、および録画予約手段を含む手段に対応する。

【００６４】つぎに、主として、ＰＣ７１のＥＰＧ画面
上での録画予約の説明図（ＥＰＧ画面上の広告情報の図
示は省略した）である図８も参照しながら、本実施の形
態の電子番組情報利用システムの動作について説明す
る。なお、本実施の形態の電子番組情報利用システムの
動作について説明しながら、本発明の電子番組情報利用
方法の一実施の形態についても述べる。

【００６５】まず、電子番組情報利用システムの録画時
の動作について説明する。

【００６６】１８時より前の時間帯で、利用者がＥＰＧ
画面を見て、チャンネル４の１８時からの番組「世界の
料理」が表示されている番組情報表示エリアでマウスを
ダブルクリックすると、メインプログラム２４の指示に
従って、その番組の予約録画プログラムがスタートす
る。

【００６７】ＰＣ７１は、ＥＰＧ情報ファイルの第１階
層にあるＥＰＧ情報の中から、ＥＰＧ画面上からの番組
予約に必要な情報（すなわち、チャンネルと放映時間）
を抽出し、インターフェース７４を介して番組録画予約
を行う。さらに、ＰＣ７１は、ＥＰＧ画面に対しては、
その番組を録画予約を設定したことを示す録画予約表示
を行い、インターネット上のＥＰＧ情報提供サーバー２
に対しては、録画予約情報を送出する。この情報は、利
用者ファイル２７に蓄積される。また、同様の操作によ
って、引き続き「木曜ドラマ」および「今日の焦点」の
録画予約を行なうと、ＰＣ７１は、同様の処理を行う。

【００６８】なお、録画予約の状況を示すＥＰＧ画面の
説明図である図８に示されているように、前述の録画を
行ってから時間が経過した１９時１５分時点では、「世
界の料理」はすでに録画が完了しており、録画予約の状
況表示は録画済みに移行し、利用者に対して録画が完了
したことを示す。また「木曜ドラマ」は放映開始時間を
過ぎ録画が進行中であるため、録画予約の状況表示は録
画予約から録画中に移行する。一方、「今日の焦点」は
録画予約表示は以前のままである。

【００６９】このように、ＥＰＧ画面上で未来の番組を
選択することによって、自動的に録画予約が始まり、時
間の経過に応じてその状況表示を変更されるので、利用
者は、どの番組を録画予約したのか、今どうなっている
のかを容易に理解することが可能となる。

【００７０】つぎに、電子番組情報利用システムの録画
後の動作について説明する。

【００７１】状況表示が録画済みとなった番組について
は、利用者がＥＰＧ画面上でそのエリアをマウスでダブ
ルクリックすると、ＰＣ７１は、その入力動作を再生指
示として解釈し、その番組が録画されているビデオ７２
に対して、インターフェース７４を介してビデオテープ
の頭出しを行い、自動的に番組の再生を開始し、テレビ
７３に映像を表示する。

【００７２】なお、録画完了後、上述した方法で録画番
組を再生指示するまでは、録画済み表示の部分を点滅さ
せて、利用者に対して録画が完了したことを通知する。
あるいは、この番組表示部分がＥＰＧ画面で表示されな
い場合は、図８に示すように、ＥＰＧ画面の枠外におい
て未再生の録画済みコンテンツがあることを示す。この
表示によって、録画番組の再生確認を利用者に対して促
し、録画番組の見忘れを防ぐことができる。

【００７３】このように、本発明によるＥＰＧ情報提供
サービスを利用することによって、従来のＡＶ機器にお
いてもＥＰＧ情報を利用した自動録画が可能となり、ま
たＥＰＧ画面を見ながら簡単に録画した番組の再生も行
うことが可能となる。

【００７４】さらに、ＰＣ７１の画面上に表示されたＥ
ＰＧ画面はＨＴＭＬ形式で提供されているため、柔軟性
に富み、従来のＡＶ機器単体では表現できなかったユー
ザーインターフェースを簡単に提供することが可能とな
る。

【００７５】なお、上述された本実施の形態４において
は、ＰＣ７１とビデオ７２のインターフェース７４とし
てＩＥＥＥ１３９４を用いた例を示した。ただし、ＩＥ
ＥＥ１３９４上でＡＶ機器をコントロールするためのコ
マンド群が準備されているが、ＰＣ７１に接続されてい
るビデオ７２の製造会社や機種の違いによっては、必ず
しもうまく機器コントロールが行えるとは限らない。ま
た、ビデオとは異なる録画機器を用いた場合などにも、
機器コントロールに不都合が生じる可能性が高い。

【００７６】そこで、画面Ｓ１２（図３参照）におい
て、端末７に接続している記録機器の仕様に関する情報
を、図９に示すように利用者が入力し、記録機器の種
類、メーカー名、機種名などをＥＰＧ情報提供サーバー
２に対してアップロードしてもよい。記録機器の機種情
報を受けたＥＰＧ情報提供サーバー２は、内部の補助デ
ータファイル２８のデータベースに様々な記録機器のコ
ントロールコマンドの対応状態を格納しているので、こ
れを参照し、アップロードされた記録機器に対するコン
トロール用の情報を抽出する。ＰＣ７１は、それをダウ
ンロードする。このダウンロードした情報の中には、Ｐ
Ｃ７１に接続された記録機器に対するコマンド群が記載
されており、この情報に基づいてＰＣ７１は確実に録画
予約を完了することが可能となる。

【００７７】また、記録機器の製造メーカーは、新たな
機器を市場に投入するごとに、ＥＰＧ情報提供サーバー
２の内部の補助データファイル２８のデータベースの内
容を更新することで、利用者の利便性をより向上させる
ことができる。

【００７８】（実施の形態５）つぎに、主として図１０
を参照しながら、本実施の形態の電子番組情報利用シス
テムの構成について説明する。なお、図１０は、本実施
の形態の電子番組情報利用システムのブロック図であ
る。

【００７９】図１０において、７１はＰＣ、７２はビデ
オ、７３はテレビ、７４はディジタルインターフェー
ス、１３０はＰＣ機能追加ブロック、１３１は画面キャ
プチャ部、１３２は文字認識部、１３３は広告情報抽出
部、１３４はテレビ映像である。このように、本実施の
形態の電子番組情報利用システムは、前述された本実施
の形態４における電子番組情報利用システム（図７参
照）と類似しているが、ＰＣ機能追加ブロック１３０が
付加されたものになっている。

【００８０】なお、ＰＣ機能追加ブロック１３０を含む
手段は、本発明の抽出手段、および検索手段を含む手段
に対応する。また、ＰＣ機能追加ブロック１３０は、本
実施の形態においては、ＰＣ７１の拡張スロットに挿入
して使用することのできる、いわゆる拡張カードの形態
をとっている。

【００８１】つぎに、本実施の形態の電子番組情報利用
システムの動作について説明する。なお、本実施の形態
の電子番組情報利用システムの動作について説明しなが
ら、本発明の電子番組情報利用方法の一実施の形態につ
いても述べる。

【００８２】利用者は、前述された本実施の形態におい
て説明されたようにして、ビデオ７２に好みの番組を録
画し、ビデオ７２に録画された番組を再生し、テレビ７
３で視聴する。

【００８３】この時、利用者が番組中の映像やテレビコ
マーシャルを見て、より詳しい情報を入手したい場合、
ＰＣ７１の入力装置を通じて、映像キャプチャ部１３１
に再生映像の画面キャプチャを指示する。

【００８４】画面キャプチャ部１３１は、ディジタルイ
ンターフェース７４を介してテレビ画面１３４を取り込
む。画面キャプチャ部１３１に取り込まれた画面イメー
ジは、文字認識部１３２で画面上の文字情報を識別さ
れ、さらに広告情報抽出部１３０は、識別した文字の中
から、キーワード、電話番号、ＦＡＸ番号、インターネ
ットアドレスといった広告情報を抽出する。本実施の形
態においては、広告情報抽出部１３０は、テレビ映像１
３４における「松下電器」、「Ｎａｔｉｏｎａｌ」、
「Ｐａｎａｓｏｎｉｃ」というキーワードと、「ｈｔｔ
ｐ：／／ｗｗｗ．ｐａｎａｓｏｎｉｃ．ｃｏ．ｊｐ」と
いうインターネットアドレスとを抽出し、ＰＣ７１にそ
の情報を送る。

【００８５】ＰＣ７１は、広告情報抽出部１３０から受
け取った広告情報を、インターネットを通じてＥＰＧ情
報提供サーバー２に送る。ＥＰＧ情報提供サーバー２
は、内部のデータベースを参照し、広告情報ファイル２
６から利用者が望む広告主の詳細情報を端末７に提供す
る。

【００８６】以上説明したように、本発明を用いれば、
テレビ画面を視聴しているときに利用者が広告情報に関
してより詳しく情報を入手したいと思った場合にでも直
ちに詳細情報を入手することが可能となる。

【００８７】なお、ここではキーワードとインターネッ
トアドレスを用いたが、この他に電話番号やＦＡＸ番
号、トレードマークなどを広告情報として用いても同様
の効果が得られる。

【００８８】このように、本発明は、たとえば、コンピ
ュータネットワークで電子番組情報の提供を行う電子番
組情報の提供方法において、電子番組情報利用者に対し
て、電子番組情報を時間とチャンネルで表示される座標
平面に各番組ごとに放映チャンネルと放映時間帯で定ま
る所定のエリア内に番組情報および番組スポンサーの広
告情報を表示する表示手段と、前記座標平面の任意のエ
リアの指定を促す入力手段と、前記入力手段により指定
されたエリアに表示されている番組情報あるいは広告情
報に関連付けられた情報をサーバーから読み出す読出手
段と、前記読出手段で読み出された番組情報と広告情報
に関連付けられた情報を、前記電子番組情報利用者に対
して提供する出力手段とを備えたものである。本発明に
より、電子番組情報提供サービスの事業者に対して、広
告収入を確保し事業基盤の安定化を図ることが可能とな
る。

【００８９】また、本発明は、たとえば、コンピュータ
ネットワークで電子番組情報を利用する電子番組情報の
利用方法において、番組視聴者のネットワーク端末上に
表示された番組情報および広告情報を前記ネットワーク
端末上に保存する蓄積手段と、番組視聴者が録画予約の
目的で選択した番組情報あるいは広告情報に関してデー
タベースを作成するデータベース化手段と、前記蓄積手
段によって保存した番組情報から録画予約に必要な録画
予約情報を取り出す検出手段と、前記ネットワーク端末
に接続された録画機器に前記録画予約情報を伝送し、番
組予約する手段とを備えたものである。本発明により、
端末側でのＡＶ機器との連携動作が可能となる。

【００９０】また、本発明は、たとえば、上記に加え
て、前記ネットワーク端末に接続された録画機器の録画
機器情報を電子番組情報提供サーバーにネットワークを
通じてアップロードする手段と、前記録画機器情報に基
づき、前記録画機器用制御情報を前記電子番組情報提供
サーバーからネットワークを通じてダウンロードする手
段、前記録画機器用制御情報を用いて前記ネットワーク
端末に接続された録画機器を制御する手段とを備えた本
発明により、利用者の所有する録画機器が特定すること
ができ、番組録画などの動作を確実に行なうことが可能
となる。

【００９１】また、本発明は、たとえば、上記に加え
て、録画済みの番組情報表示エリアを選択することで、
前記ネットワーク端末から前記録画機器に対して再生動
作が指示する手段とを備えたものである。本発明によ
り、番組表を見ながら直接録画機器との連携動作が可能
となる。

【００９２】また、本発明は、たとえば、上記に加え
て、録画済みの番組情報表示エリアに関して、録画後一
度も前記ネットワーク端末から前記録画機器に対して再
生動作が指示されていない期間は、前記録画済みの番組
情報表示エリアの選択を促す入力手段を備えたものであ
る。本発明により、録画した番組を見落とすことなく、
確実に視聴することが可能となる。

【００９３】また、本発明は、たとえば、上記に加え
て、番組視聴中の画面から、会社名、電話番号、ＦＡＸ
番号、インターネットアドレスの広告情報を抽出する抽
出手段と前記広告情報で前記ネットワーク端末に蓄積さ
れている広告情報を検索する手段と、検索結果を前記ネ
ットワーク端末に表示する手段とを備えたものである。
本発明により、テレビ番組を視聴しながら視聴者が関心
をもった広告の詳細情報を入手することが可能となる。

【００９４】なお、本発明の番組情報、広告情報、およ
びそれらに関連付けられた詳細情報は、上述された本実
施の形態においては、本発明の表示手段によって出力さ
れた。しかし、これに限らず、本発明の番組情報、広告
情報、および詳細情報などは、前述の表示手段とは別に
設けられた出力手段によって、出力されてもよい。もち
ろん、そのような出力手段は、ハードコピーを生成する
ためのプリンタなどを有していてもよい。

【００９５】また、本発明の利用者が選択した番組の番
組情報、またはその選択した番組のスポンサー広告に関
する広告情報に関するデータベースの作成は、上述され
た本実施の形態においては、ＥＰＧ情報提供サーバー２
によって行われた。しかし、これに限らず、本発明の番
組情報、または番組のスポンサー広告に関する広告情報
に関するデータベースの作成は、たとえば、本発明の電
子番組情報利用システム（より具体的には端末のＰＣ）
によって行われてもよいし、インターネットサービスプ
ロバイダ側のシステムによって行われてもよい。

【００９６】また、本発明の電子番組情報提供システム
は、上述された本実施の形態においては、番組情報、広
告情報、およびそれらに関連付けられた詳細情報を提供
した。しかし、これに限らず、本発明の電子番組情報提
供システムは、番組情報、および広告情報のみを提供し
てもよい。

【００９７】また、本発明の電子番組情報利用システム
は、利用者のコンピュータネットワーク端末上にダウン
ロードされた番組の番組情報、および番組のスポンサー
広告に関する広告情報を蓄積するための蓄積手段を有し
ていてもよい。もちろん、電子番組情報利用システムが
ＬＡＮなどを利用して構築されている場合には、本発明
の蓄積手段は、端末装置とは別に設けられているキャッ
シュサーバーなどであってもよい。このような蓄積手段
が設けられていることにより、一度ダウンロードされた
データを有効に活用することが可能になり、ネットワー
クにおけるデータトラフィックが軽減され、しかも必要
なデータを迅速に入手することが可能となる。また、情
報提供側のサーバーへの自動アクセスにより、データの
ダウンロードが定期的に行われていれば、データのより
迅速な入手が可能になることはいうまでもない。

【００９８】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータ
により実行させるためのプログラムおよび／またはデー
タを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り
可能、かつ読み取られた前記プログラムおよび／または
データが前記コンピュータと協動して前記機能を実行す
る媒体である。

【００９９】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部のステップの全部または一部の動作をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラムおよび／または
データを担持した媒体であり、コンピュータにより読み
取り可能、かつ読み取られた前記プログラムおよび／ま
たはデータが前記コンピュータと協動して前記機能を実
行する媒体である。

【０１００】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータ
により実行させるためのプログラムおよび／またはデー
タを担持した情報集合体であり、コンピュータにより読
み取り可能、かつ読み取られた前記プログラムおよび／
またはデータが前記コンピュータと協動して前記機能を
実行する情報集合体である。

【０１０１】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部のステップの全部または一部の動作をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラムおよび／または
データを担持した情報集合体であり、コンピュータによ
り読み取り可能、かつ読み取られた前記プログラムおよ
び／またはデータが前記コンピュータと協動して前記機
能を実行する情報集合体である。

【０１０２】データとは、データ構造、データフォーマ
ット、データの種類などを含む。媒体とは、ＲＯＭ等の
記録媒体、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音
波等の伝送媒体を含む。担持した媒体とは、たとえば、
プログラムおよび／またはデータを記録した記録媒体、
やプログラムおよび／またはデータを伝送する伝送媒体
等を含む。コンピュータにより処理可能とは、たとえ
ば、ＲＯＭなどの記録媒体の場合であれば、コンピュー
タにより読みとり可能であることであり、伝送媒体の場
合であれば、伝送対象となるプログラムおよび／または
データが伝送の結果として、コンピュータにより取り扱
えることであることを含む。情報集合体とは、たとえ
ば、プログラムおよび／またはデータ等のソフトウエア
を含むものである。

【０１０３】なお、以上説明したように、本発明の構成
は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア
的に実現しても良い。

【０１０４】以上説明したように，本発明によれば、電
子番組情報サービス事業者にとっては、番組情報と合わ
せて広告情報を提供することで安定した広告収入を得る
ことができ、事業基盤を確立することができる。また広
告情報提供者にとっては、消費者に対して、最新広告情
報をタイムリーに、しかもダイレクトに提供できるため
広告の効果が大きい。さらに、サービス利用者にとって
は、パソコンなどのネットワーク端末さえあれば、低コ
ストで使い勝手のよい電子番組情報提供サービスを活用
することが可能となる。

【０１０５】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、テレビ視聴者にとってはより使いやすく、サービス
提供事業者にとってはその収支基盤の安定化が期待でき
るような電子番組情報提供システム、電子番組情報利用
システム、電子番組情報提供装置、媒体、および情報集
合体を提供することができるという長所を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のＥＰＧ情報の提供方法の実施形態の全
体構成を示すブロック図

【図２】ＥＰＧ情報提供サーバーの構成を示すブロック
図

【図３】メインプログラムの動作フローチャート

【図４】画面Ｓ２２（図３参照）の斜線部分の拡大図
（図４（ａ））、ＥＰＧ情報ファイル２５の第１階層の
データ内容の説明図（図４（ｂ））

【図５】ＥＰＧ画面におけるアドレスリンクの説明図

【図６】利用者ごとにカスタマイズされたＥＰＧ画面の
説明図

【図７】端末に接続された録画機器の構成を示すブロッ
ク図

【図８】録画予約の状況を示すＥＰＧ画面の説明図

【図９】録画機器情報の入力画面の説明図

【図１０】広告情報抽出用端末の構成を示すブロック図

【符号の説明】

１ インターネット ２ ＥＰＧ情報提供サーバー ３ Ａ放送局サーバー ４ Ｂ放送局サーバー ５ Ｃ広告主サーバー ６ Ｄ広告主サーバー ７、８、９ 端末

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２６ Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２６ Ｈ０４Ｎ 5/44 Ｈ０４Ｎ 5/44 Ａ 5/765 5/91 Ｌ (72)発明者 松見知代子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池谷 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 5B049 BB00 BB49 CC02 CC06 CC21 DD05 EE05 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 KK37 ND03 ND20 ND23 ND35 ND36 PP22 PP30 PQ02 UU34 UU35 5C025 AA30 BA25 CA02 CA09 CB07 CB08 DA05 5C053 FA21 FA23 GB06 JA21 KA24 LA06 LA11 LA15 5C064 BA07 BB10 BC06 BC18 BC23 BC25 BD02 BD03 BD08 BD13

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータネットワークで電子番組情
   報の提供を行う電子番組情報提供システムであって、 前記電子番組情報の利用者に対し、各番組ごとの放映時
   間帯と放映チャンネルで定まる所定のエリア内に、前記
   各番組の番組情報および前記各番組のスポンサー広告に
   関する広告情報を表示する表示手段と、 前記エリアの選択を行うための選択手段と、 前記選択されたエリアに表示されている番組情報または
   広告情報に関連付けられた情報をサーバーから読み出す
   ための読出手段とを備え、 前記読み出された番組情報または広告情報に関連付けら
   れた情報を、前記利用者に対して提供することを特徴と
   する電子番組情報提供システム。
2. 【請求項２】 前記電子番組情報は、ＨＴＭＬ形式を利
   用して記述されていることを特徴とする請求項１記載の
   電子番組情報提供システム。
3. 【請求項３】 前記コンピュータネットワークは、イン
   ターネットを利用するネットワークであることを特徴と
   する請求項１記載の電子番組情報提供システム。
4. 【請求項４】 前記番組情報および前記広告情報の全部
   または一部は、前記サーバーとは異なるサーバーに蓄積
   されていることを特徴とする請求項１記載の電子番組情
   報提供システム。
5. 【請求項５】 前記番組情報および／または前記広告情
   報は、前記サーバーへのリンクを行うためのデータを記
   述していることを特徴とする請求項４記載の電子番組情
   報提供システム。
6. 【請求項６】 前記番組情報または広告情報に関連付け
   られた情報は、所定の時間ごとに更新されることを特徴
   とする請求項１記載の電子番組情報提供システム。
7. 【請求項７】 前記番組情報および／または広告情報
   は、階層化された構造を有することを特徴とする請求項
   １記載の電子番組情報提供システム。
8. 【請求項８】 入力された前記利用者を特定するための
   識別ＩＤに基づいて、前記利用者の利用状況を調べるた
   めのユーザ利用状況調査手段と、 前記調べられた利用状況に基づいて、前記表示する番組
   情報および／または広告情報を変更するための情報変更
   手段とを備えたことを特徴とする請求項１記載の電子番
   組情報提供システム。
9. 【請求項９】 コンピュータネットワークで電子番組情
   報の利用を行う電子番組情報利用システムであって、 番組を録画するための録画手段と、 前記電子番組情報の利用者の前記コンピュータネットワ
   ーク端末上にダウンロードされた前記番組の番組情報、
   および前記番組のスポンサー広告に関する広告情報を蓄
   積するための蓄積手段と、 前記ダウンロードされた、または前記蓄積されている番
   組情報および広告情報を表示するための表示手段と、 前記表示された番組情報に基づいて、録画予約を行うべ
   き番組を選択するための録画番組選択手段と、 前記蓄積されている番組情報から前記選択された番組の
   録画予約に必要な録画予約情報を検出するための検出手
   段と、 前記検出された録画予約情報を前記録画手段に伝送し、
   前記録画予約を行うための録画予約手段とを備えたこと
   を特徴とする電子番組情報利用システム。
10. 【請求項１０】 前記利用者が前記選択した番組の番組
    情報、またはその選択した番組のスポンサー広告に関す
    る広告情報に関してデータベースを作成するためのデー
    タベース化手段と、 前記データベース化手段によって蓄積されているデータ
    ベースを利用して、それまでに録画予約された番組が、
    録画済み・録画中・録画予約中の何れの状況であるのか
    を表示するための録画状況表示手段とを備えたことを特
    徴とする請求項９記載の電子番組情報利用システム。
11. 【請求項１１】 前記録画手段の仕様に関する情報を入
    手し、前記番組情報および前記広告情報を蓄積している
    サーバーにアップロードするための仕様情報アップロー
    ド手段と、 前記アップロードされた情報に基づいて用意された、前
    記録画手段を制御するための情報を、前記サーバーから
    ダウンロードするための制御情報ダウンロード手段と前
    記ダウンロードされた情報を利用して、前記録画手段を
    制御するための制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項９記載の電子番組情報利用システム。
12. 【請求項１２】 前記録画予約が行われた番組の内、録
    画が完了した番組の再生を、前記録画手段に対して指示
    するための再生指示手段を備えたことを特徴とする請求
    項９記載の電子番組情報利用システム。
13. 【請求項１３】 前記録画予約が行われた番組の内、録
    画が完了したにもかかわらず一度も再生が行われていな
    い番組に関し、前記利用者に注意を喚起するための注意
    喚起手段を備えたことを特徴とする請求項９記載の電子
    番組情報利用システム。
14. 【請求項１４】 前記録画予約が行われた番組の内、録
    画が完了した番組を再生している画面から、そのスポン
    サー広告の有するキーワード、電話番号、ＦＡＸ番号、
    インターネットアドレス、トレードマークの内の少なく
    とも一つに関する情報を抽出するための抽出手段と、 前記抽出された情報を利用して、前記蓄積手段に蓄積さ
    れている広告情報を検索するための検索手段とを備え、 前記検索の結果を表示することを特徴とする請求項９記
    載の電子番組情報利用システム。
15. 【請求項１５】 少なくとも番組に関する番組情報、お
    よび前記番組のスポンサー広告に関する広告情報を蓄積
    するためのサーバー手段と、 前記蓄積されている番組情報および広告情報を伝送する
    ためのネットワーク手段と、 前記伝送されてくる番組情報および広告情報を表示する
    ための表示手段とを備えたことを特徴とする電子番組情
    報提供システム。
16. 【請求項１６】 前記サーバー手段は、前記番組情報お
    よび／または前記広告情報に関連付けられた関連情報を
    も蓄積しており、 前記表示された番組情報または広告情報に基づいて、前
    記番組またはスポンサー広告を選択するための選択手段
    と、 前記選択された番組またはスポンサー広告に基づいて、
    前記関連情報を前記サーバー手段から読み出すための読
    出手段とを備え、 前記読み出された関連情報を提供することを特徴とする
    請求項１５記載の電子番組情報提供システム。
17. 【請求項１７】 前記サーバー手段は、前記番組情報お
    よび前記広告情報を蓄積するためのＥＰＧ情報提供サー
    バー、前記番組情報に関連付けられた前記関連情報を蓄
    積するための放送局サーバー、前記広告情報に関連付け
    られた前記関連情報を蓄積するための広告主サーバーを
    有しており、 前記番組情報は、前記放送局サーバーへのリンクを行う
    ための放送局サーバーリンク情報を有しており、 前記広告情報は、前記広告主サーバーへのリンクを行う
    ための広告主サーバーリンク情報を有していることを特
    徴とする請求項１６記載の電子番組情報提供システム。
18. 【請求項１８】 サーバーに蓄積されている、少なくと
    も番組に関する番組情報、および前記番組のスポンサー
    広告に関する広告情報を、ネットワークを介して入力し
    表示するための表示手段を備えたことを特徴とする電子
    番組情報提供装置。
19. 【請求項１９】 請求項１から１８の何れかに記載の本
    発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
    コンピュータにより実行させるためのプログラムおよび
    ／またはデータを担持した媒体であって、コンピュータ
    により処理可能なことを特徴とする媒体。
20. 【請求項２０】 請求項１から１８の何れかに記載の本
    発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
    コンピュータにより実行させるためのプログラムおよび
    ／またはデータであることを特徴とする情報集合体。