JP2002074129A - インセンティブ設定装置および販促支援システム - Google Patents

インセンティブ設定装置および販促支援システム

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JP2002074129A
JP2002074129A JP2000258787A JP2000258787A JP2002074129A JP 2002074129 A JP2002074129 A JP 2002074129A JP 2000258787 A JP2000258787 A JP 2000258787A JP 2000258787 A JP2000258787 A JP 2000258787A JP 2002074129 A JP2002074129 A JP 2002074129A
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coupon
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Toshio Sakamoto
俊夫 坂本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】会員個人の購買履歴に基づいたクーポン割引率
設定が可能な販促支援システム、および、個人対応のク
ーポン発行、スポンサー企業提供商品のクーポン発行、
店舗の意向によるクーポン発行のどれか一つ、あるい
は、それらをバランスよく組合わせて顧客に効果的にイ
ンセンティブを与えて販促を行う販促支援システムを提
供することを課題とする。 【解決手段】会員顧客の購買履歴データ、商品マスタデ
ータ、顧客マスタデータを備えた顧客データベース30
と、購買実績により会員顧客をセグメント化する顧客セ
グメント手段15と、顧客セグメント毎にインセンティ
ブを差別化して設定しその設定による販促経費を見積る
インセンティヴ設定手段17と、顧客毎に商品支持率を
分析し顧客にとって需要が高いと予想される商品のクー
ポンをインセンティブとして設定する個人対応クーポン
設定手段12と、を備えて、各顧客毎に商品割引クーポ
ンをいくらの割引率で与えるかを設定できるインセンテ
ィブ設定装置10を含んで構成した販促支援システムに
より上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顧客にクーポン(特
定の商品の割引券)等を与えて購買意欲を誘発させるこ
とを狙いとするインセンティブマーケティングを支援す
る販促システムに関する。
【0002】
【従来技術】次回の来店および購買を喚起させるために
顧客に商品クーポンを渡す等の販促手法は、既に一般的
である。しかし現在の方法は、1)販売者が売りたい商
品、2)商品メーカーが売りたい商品、をクーポンとし
て一律に顧客に与えるものであり、顧客の個人対応の購
買喚起、つまり、個人の購買履歴を反映したクーポンの
発行、および、個人の購買履歴を反映したクーポン割引
率すなわちインセンティブ額の設定、は実施されていな
い。したがって必ずしも顧客の望む商品のクーポンが発
行されるわけではなく、有効に利用されない場合もあっ
た。また、優良顧客には割引率を高く設定するというよ
うなきめ細かい対応もできていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を考慮してなされたものであり、会員個人の購買履
歴に基づいたクーポン割引率設定が可能な販促支援シス
テム、および、個人対応のクーポン発行、スポンサー企
業提供商品のクーポン発行、店舗の意向によるクーポン
発行のどれか一つ、あるいは、それらをバランスよく組
合わせて顧客に効果的にインセンティブを与えて販促を
行う販促支援システムを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するための本発明の第1の態様は、会員顧客の購買履歴
データ、商品マスタデータ、顧客マスタデータを備えた
顧客データベースと、購買実績により会員顧客をセグメ
ント化する顧客セグメント手段と、顧客セグメント毎に
インセンティブを差別化して設定しその設定による販促
経費を見積るインセンティヴ設定手段と、を備えて、各
顧客毎にどのような商品割引クーポンを与えるかを設定
できるインセンティブ設定装置である。
【0005】本発明の第2の態様は、顧客毎に商品支持
率を分析し顧客にとって需要が高いと予想される商品の
クーポンをインセンティブとして設定する個人対応クー
ポン設定手段を備えた前記第1の態様に記載のインセン
ティブ設定装置である。
【0006】本発明の第3の態様は、メーカーのある商
品のターゲット顧客層を抽出して、抽出された顧客に対
して前記商品のクーポンをインセンティブとして設定す
るメーカー提供クーポン設定手段を備えた前記第1の態
様に記載のインセンティブ設定装置である。
【0007】本発明の第4の態様は、買い回り分析を行
い、店舗内のある売場の売上向上に寄与すると予想され
る顧客層を抽出して、それらの顧客に前記売場の取扱い
商品のクーポンをインセンティブとして設定する店舗提
供クーポン設定手段を備えた前記第1の態様に記載のイ
ンセンティブ設定装置である。
【0008】本発明の第5の態様は、顧客毎に商品支持
率を分析し顧客にとって需要が高いと予想される商品の
クーポンをインセンティブとして設定する個人対応クー
ポン設定手段と、メーカーのある商品のターゲット顧客
層を抽出して、抽出された顧客に対して前記商品のクー
ポンをインセンティブとして設定するメーカー提供クー
ポン設定手段と、買い回り分析を行い、店舗内のある売
場の売上向上に寄与すると予想される顧客層を抽出し
て、それらの顧客に前記売場の取扱い商品のクーポンを
インセンティブとして設定する店舗提供クーポン設定手
段、の3種類のクーポン設定手段を備えたことを特徴と
する前記第1の態様に記載のインセンティブ設定装置で
ある。3種類のクーポン設定手段を備えたことにより、
顧客に対して、店舗が売りたい商品、メーカーが売りた
い商品だけでなく、顧客が日常的に購入している商品を
クーポンとして提供でき、多様なインセンティブを提供
可能となる。またそれらのインセンティブの選択、組合
わせによる販売促進を容易に計画・実施できる。
【0009】 また、前記の課題を解決するための第2
の発明は、前記第1の発明の第1の態様から第5の態様
のいずれかのインセンティブ設定装置と、このインセン
ティブ設定装置が設定した各顧客毎のインセンティブ設
定データに基づいて、各会員顧客に対して、電子クーポ
ンを発行する電子クーポンサーバー、とで構成されるこ
とを特徴とする販促支援システムである。電子クーポン
とは、特定の会員だけがアクセスできる会員専用Web
頁に表示されるクーポン券や電子メールに添付されて顧
客に送付されるデータファイルであって、会員顧客は、
このWeb頁またはデータファイルを印字出力すること
により、紙のクーポン券として使用するものである。尚
Web頁とは、World Wide Web(以下WWW)ブラウザ
で表示される頁あるいはそのデータのことである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の販促
支援システムに係る実施形態を説明してゆく。図1は本
発明の代表的な実施形態である販促支援システム1の全
体構成図である。図1で10はインセンティブ設定装置
である。顧客データベース30を分析し、ある条件の下
で会員顧客にどのようなインセンティブを与えるべきか
を示すインセンティブ設定ファイル40を出力する。9
0は電子クーポンサーバーである。インセンティブ設定
ファイル40を読込み、会員顧客毎に個人クーポンを与
える個人クーポン頁データ80を作成する電子クーポン
作成手段91と、電子クーポン頁データを配信するWW
Wサーバー99を備える。本実施形態では、個人クーポ
ン頁データ80はWWWブラウザで表示できるデータ形
式で作成し、これをHTTP(HyperText Transfer Pro
tocol)でインターネット9を通して会員顧客に配信す
るものとする。
【0011】図5は、インセンティブ設定装置10の詳
細な構造を説明するブロック図である。11はグラフィ
カルユーザーインターフェース(以下GUI)手段であ
る。入力端末20のディスプレイに対話入力画面を表示
し、入力端末20からの入力信号をインセンティブ設定
装置10内の他の処理手段に適切に伝える。12は個人
対応クーポン設定手段である。個人対応クーポン設定手
段12は会員個人の購買履歴を反映したインセンティブ
を設定する。13はメーカー提供クーポン設定手段であ
る。メーカー提供クーポン設定手段13はスポンサー企
業によるインセンティブ設定を行う。14は店舗提供ク
ーポン設定手段である。店舗提供クーポン設定手段14
は当該店舗の事情によるインセンティブ設定を行う。1
5は顧客セグメント手段である。デシル分析やRFM分
析を行って顧客をセグメント化するための分析を実行す
る。16はデータベース管理手段である。個人対応クー
ポン設定手段12、メーカー提供クーポン設定手段1
3、店舗提供クーポン設定手段14、顧客セグメント手
段15のリクエストに応じて、顧客データベースを検索
し、検索結果を提供する。17はインセンティブ設定手
段である。顧客セグメント毎の割引率設定指示を受取
り、これを設定し、販促経費(顧客がそのクーポン券を
使用した場合の総還元額)を見積り計算する。
【0012】顧客データベース30は、購買履歴レコー
ド31、顧客マスター32、商品マスター33を含んで
いる。購買履歴レコード31は、会員顧客毎の過去一定
期間の購買実績を記録蓄積する。顧客マスター32は、
顧客の氏名、住所、性別、年齢、家族構成などの顧客毎
の静的データを記録している。商品マスター33は、そ
の店で扱っている商品の、商品名、仕入先名、製造元
名、JANコード、その他の管理コード、通常価格、サ
イズなど商品の静的データを記録している。
【0013】デシル分析は、一定期間中の会員顧客の購
買金額を多い順に10段階に分ける分析方法である。図
3は、デシル分析結果を説明する表である。グループと
表記された列のセルの値が当該会員番号に対して分析さ
れた顧客セグメントのグループ番号を示す。一定期間の
総購入金額と、これによりより多く購入する顧客を優良
顧客として他の客よりも優遇しようとする場合にデシル
分析の結果を用いることができる。一方、RFM分析
は、顧客の最終購買日(Recency)、利用回数または購
買回数(Frequency)、購買金額(Monetory)の組み合
わせによって、各顧客に点数を付け、この点数により優
良顧客とそうでない顧客等に顧客をセグメント化する方
法である。図4は、RFM分析結果を説明する表であ
る。グループと表記された列のセルの値が当該会員番号
に対して分析された顧客セグメントのグループ番号を示
す。デシル分析は累積の購買金額だけを顧客セグメント
化の基準にするのに対し、RFM分析では、来店回数や
最近来店したかどうかも考慮する点が異なる。
【0014】図6は、インセンティブ設定装置10の行
うインセンティブ設定処理の流れを説明する図である。
まず、個人対応インセンティブ設定処理を行い(S1
0)、次に、店舗対応インセンティブ設定処理を行い
(S20)、次に、メーカー対応のインセンティブ設定
処理を必要なだけ行い(S30)、最後に設定された結
果をインセンティブ設定ファイル40として作成する
(S40)。図10はインセンティブ設定ファイル40
の内容説明図である。会員毎に、どのようなクーポンを
提供すべきかを、商品名と還元額(割引額)で示してい
る。還元額は割引率であってもよい。販促支援システム
1によるインセンティブ設定は、顧客の購買履歴に基づ
いて行われるため、優良な顧客とそうでない顧客では、
同一商品でも割引率(あるいは還元額)が異なることが
起こり得る。以下に3種類の異なるインセンティブ設定
処理について詳しく説明する。
【0015】図7は、個人対応クーポン設定手段12の
行う個人対応インセンティブ設定処理の流れを説明する
フローチャートである。個人対応設定処理で提供する予
算は売上金額の何%と言うような決め方で予め目安が付
けられている。まず、会員顧客の購買履歴データ31を
参照して会員毎の商品支持率を調査する(S100)。
商品支持率とは、その顧客の一定期間中の利用回数にお
けるある特定の商品の累積買上げ個数または金額の占め
る割合である。業種・業界・扱う商品により累積買上げ
個数か累積買上げ金額のどちらを採用するかを適当に選
択するものである。これを調べ図2に示すような商品支
持率商品分析表を作成する。図2の各セルは商品名
と()の中にその商品の支持率を示している。図2の例
では商品支持率は、一定期間における(買上げ個数)÷
(利用回数)で計算している。3回来店して牛乳を累計
6本購入したら商品支持率は200%である。次に、各
会員顧客毎のクーポン対象商品を決定する(S10
1)。通常は、各会員の支持率第1位商品を個人対応ク
ーポンの対応商品とする。次に、各会員に対する還元額
を設定するための分析手法を選択する。分析手法として
は、デシル分析とRFM分析のどちらかを選択する(S
103)。
【0016】デシル分析を選択した場合はデシル分析を
実行し会員顧客を10段階のグループに分ける(S10
6)。RFM分析を選択した場合はRFM分析を実行
し、会員顧客を10前後の幾つかのグループに分ける
(S107)。次に、得られたグループ毎に、割引率ま
たは還元額を設定するため、インセンティブ設定手段1
7を呼出す(S115)。割引率または還元額の設定の
仕方は、各顧客グループ毎に、何%割引くかまたは何円
値引くかといった数値を設定する。例えばグループ1を
最優良顧客のグループ、グループ10をその対極に位置
する顧客グループとした時、グループ1の顧客のクーポ
ンは割引率30%、グループ8以下の顧客のクーポンは
割引率0%(発行しない)、グループ2からグループ7
の顧客は、25%から10%の間でリニアに変化させ
る、というように設定できる。
【0017】図12は、インセンティブ設定手段17の
実行する割引率設定処理を説明するフローチャートであ
る。インセンティブ設定手段17はまず、入力端末20
から、顧客セグメント毎の割引率の指示を受取る(S4
09)。次に、対象商品の通常価格、クーポン利用率、
クーポンの割引率または還元額からクーポン使用による
販促経費見積り額を計算し、入力端末20のディスプレ
イに表示する(S412)。操作者は販促経費見積り額
を確認し、見積り額と販促予算金額が大きく違う場合は
ステップS409に戻り割引率または還元額設定をやり
直す。この額がその月(あるいは一定期間の)販促予算
金額にほぼ同額となるならば、販促経費見積り額と各顧
客セグメント毎の割引率を記録して(S418)、割引
率設定処理は終了する。尚、クーポン利用率は、過去の
実績に基づいてインセンティブ設定手段17の定める記
憶領域に設定されているものとする。
【0018】最後に、ステップS118において、会員
顧客毎に設定されたクーポン対象商品と、クーポン割引
率の対応表をデータとして記録して、個人対応インセン
ティブ設定処理は終了する。会員毎の割引率または還元
額は、デシル分析またはRFM分析により各会員番号に
対応付けられたグループ番号(図3または図4のグルー
プと表記されたれるのセルに示された値)と、割引率設
定処理で決定した、各顧客セグメント毎の割引率の値を
付け合わせることにより決定される。
【0019】図8は、メーカー提供クーポン設定手段1
3の行うメーカー対応インセンティブ設定処理の流れを
説明するフローチャートである。図8に従ってメーカー
提供クーポン設定手段13の動作を説明する。メーカー
対応インセンティブ設定処理では、3種類の基準でクー
ポンを提供する顧客を抽出することができる。第1の基
準は、主催会社(スポンサーメーカー)の対象商品およ
び競合会社の競合商品の購買者を抽出するもので、対象
商品および競合商品の商品コードを指定して(S20
0、S201)、指定された商品を過去の一定期間に購
入した顧客を抽出する(S202)。また、第2の基準
は、対象商品がターゲットと設定する顧客を抽出するも
のであって、主催会社の対象商品の顧客ターゲットに適
合する属性値を入力端末20より入力し(S203)、
条件が適合する顧客を抽出する(S204)。また、第
3の基準は、主催会社の商品に忠誠度の高い顧客を抽出
するものであって、会員毎の主催会社の商品に関する商
品支持率を調べ(S206)、主催会社の商品を高い支
持率で購入している顧客を抽出する(S207)。そし
て、3つの基準で抽出した顧客の和集合を決定する(S
209)。尚、必ずしも上記3つの基準のすべての抽出
を行う必要はない。1種類以上の基準で顧客抽出すれば
よい。これから後の各ステップ、割引率または還元額を
決定するための顧客セグメント分析手法の選択(S21
0)、デシル分析実行(S212)、RFM分析実行
(S213)、顧客セグメント毎の割引の設定(S21
5)の一連の処理は、個人対応インセンティブ処理の対
応する一連のステップの処理と同じである。但し販促予
算金額はメーカーが設定し負担する金額である。最後
に、ステップS228において、対象顧客に対するクー
ポン割引率の対応表をデータとして記録して、メーカー
対応インセンティブ設定処理は終了する。
【0020】図9は、店舗提供クーポン設定手段14の
行う店舗対応インセンティブ設定処理の流れを説明する
フローチャートである。まず最初に、対象商品コードま
たは分類コード等を指定する(S300)。店舗対応イ
ンセンティブとは、その店舗が独自の予算でクーポン発
行等により販促を図ることを指す。店舗の店長独自の判
断によるインセンティブ設定である。特定の顧客層にイ
ンセンティブを設定する場合や、店舗の中のある売場の
売上を伸ばすといった狙いで設定される。前者のため
に、入力端末20よりターゲット顧客層の属性を入力す
ることで設定し、顧客データベース30の顧客マスター
32を検索して対象顧客を抽出する(S301)。ま
た、後者のために、買い回り分析を行い、対象顧客を抽
出する(S303)。両者を同時に行う場合はそれらの
抽出結果の和集合をとる。どちらか一方だけを行う場合
は、他方を省略する。
【0021】買い回り分析では、各顧客が当該店舗のど
の売場でどれだけ購入したかを調べ、全体の購買総額、
購買点数、購買商品数、購買頻度等に対する売場別の割
合を顧客毎に算出する。その結果、ある売場を比較的よ
く利用する顧客、めったに利用しない顧客が分析でき
る。また、売場間の相関が分析できる。例えばA売場を
利用する顧客はB売場も同時に利用する確率が高いなど
の情報が得られる。これらの結果をもとに、例えば、売
場Aの売上を伸ばしたい場合は、売場Aをよく利用する
顧客、売場Aと同時に利用される確率の高い売場Bをよ
く利用する顧客を抽出する。
【0022】これから後の各ステップ、割引率または還
元額を決定するための顧客セグメント分析手法の選択
(S309),デシル分析実行(S312)、RFM分
析実行(S313)、顧客セグメント毎の割引率または
還元額の設定(S315)の一連の処理は、個人対応イ
ンセンティブ処理の一連のステップの処理と同じであ
る。最後に、ステップS328で、対象顧客に対するク
ーポン割引率または還元額の対応表をデータとして記録
して、店舗対応インセンティブ設定処理は終了する。
【0023】電子クーポン作成手段91は、得られたイ
ンセンティブ設定ファイル40を読込み、会員顧客毎に
決定されたクーポンの種類と割引き率または還元額(図
10の各会員番号に対応する各行の内容)から図11に
示す電子クーポン頁を作成し、各顧客毎の頁を個人クー
ポン頁データ80として記憶装置に記録する。これらの
頁データは、会員顧客がインターネット9を通じて電子
クーポンサーバー90にアクセスしてきた時に、WWW
サーバー90を通じて該当する頁データ80が会員顧客
に配信される。会員顧客は、クーポン頁をプリントアウ
トして切取って店舗で利用することができる。
【0024】図13は、図11の各クーポンの券面に、
会員顧客、対象商品、クーポン発行日付をバーコードで
印字した例である。顧客会員番号、対象商品、クーポン
発行日付を適当に数字コード化する処理と、数字コード
を適当なバーコード化方法によりバーコード図形データ
とする処理を電子クーポン作成手段91に含めれば、こ
のようなクーポンを配信することが可能である。コード
データからバーコード図形データを生成するソフトウエ
アは幾つか市販されているので、そのようなものを利用
して実現することができる。このようなクーポン券は、
利用実績の追跡調査をするのに役立つ。
【0025】以上、販促支援システム1について説明し
た。電子クーポンサーバー90は、図11の電子クーポ
ン頁に相当するデータを電子メールに添付して顧客宛て
に送付する電子メール発送装置として構成してもよい。
本発明の他の応用としては電子クーポンサーバー90を
設けずに、インセンティブ設定ファイル40から顧客毎
のクーポン券を印刷しダイレクトメール(DM)で、会
員顧客に郵送するという利用の仕方もある。この方法の
方が丁寧なやり方であるが、その分コストはかかる。
【0026】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の販
促支援システムによれば、会員個人の購買履歴に基づい
たクーポン割引率設定が可能である。また、会員個人の
需要に合った個人対応のクーポン発行、スポンサー企業
提供商品のクーポン発行、店舗の意向によるクーポン発
行のどれか一つ、あるいは、それらをバランスよく組合
わせて顧客に効果的にインセンティブを与えて販促を行
うことが可能となる。顧客データベースに基づいてきめ
細かくインセンティブを与えるので、クーポン券の利用
が飛躍的に促進され、販売促進への顕著な効果を奏する
ことが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る販促支援システム1の全体構成
図である
【図2】 商品支持率分析結果の例を示す表である。
【図3】 デシル分析結果の例を示す表である。
【図4】 RFM分析結果の例を示す表である。
【図5】 インセンティブ設定装置を説明するブロック
図である。
【図6】 販促支援システム1の全体処理フローの説明
図である。
【図7】 個人対応インセンティブ設定処理を説明する
フローチャートである。
【図8】 メーカー対応インセンティブ設定処理を説明
するフローチャートである。
【図9】 店舗対応インセンティブ設定処理を説明する
フローチャートである。
【図10】インセンティブ設定ファイル40の説明図で
ある。
【図11】電子クーポン(個人クーポン頁)の一例を示
す図である。
【図12】割引率設定処理を説明するフローチャートで
ある。
【図13】バーコード入りクーポン券の一例である。
【符号の説明】
1 インセンティブ販促支援システム 8 社内ネットワーク 9 インターネット 10 インセンティブ設定装置 11 GUI手段 12 個人対応クーポン設定手段 13 メーカー提供クーポン設定手段 14 店舗提供クーポン設定手段 15 顧客セグメント手段 16 データベース管理手段 20 操作端末 30 顧客データベース 31 購買履歴テーブル 32 顧客マスター 33 商品マスター 40 インセンティブ設定ファイル 80 個人クーポン頁データ 90 電子クーポンサーバー 91 電子クーポン作成手段 99 WWWサーバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会員顧客の購買履歴データ、商品マスタ
    データ、顧客マスタデータを備えた顧客データベース
    と、購買実績により会員顧客をセグメント化する顧客セ
    グメント手段と、顧客セグメント毎にインセンティブを
    差別化して設定しその設定による販促経費を見積るイン
    センティヴ設定手段と、を備えることにより、各顧客毎
    にどのような商品割引クーポンを与えるかを設定可能と
    したことを特徴とするインセンティブ設定装置。
  2. 【請求項2】 顧客毎に商品支持率を分析し顧客にとっ
    て需要が高いと予想される商品のクーポンをインセンテ
    ィブとして設定する個人対応クーポン設定手段を備えた
    請求項1に記載のインセンティブ設定装置。
  3. 【請求項3】 メーカーのある商品のターゲット顧客層
    を抽出して、抽出された顧客に対して前記商品のクーポ
    ンをインセンティブとして設定するメーカー提供クーポ
    ン設定手段を備えた請求項1に記載のインセンティブ設
    定装置。
  4. 【請求項4】 買い回り分析を行い、店舗内のある売場
    の売上向上に寄与すると予想される顧客層を抽出して、
    それらの顧客に前記売場の取扱い商品のクーポンをイン
    センティブとして設定する店舗提供クーポン設定手段を
    備えた請求項1に記載のインセンティブ設定装置。
  5. 【請求項5】 顧客毎に商品支持率を分析し顧客にとっ
    て需要が高いと予想される商品のクーポンをインセンテ
    ィブとして設定する個人対応クーポン設定手段と、メー
    カーのある商品のターゲット顧客層を抽出して、抽出さ
    れた顧客に対して前記商品のクーポンをインセンティブ
    として設定するメーカー提供クーポン設定手段と、買い
    回り分析を行い、店舗内のある売場の売上向上に寄与す
    ると予想される顧客層を抽出して、それらの顧客に前記
    売場の取扱い商品のクーポンをインセンティブとして設
    定する店舗提供クーポン設定手段、の3種類のクーポン
    設定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンセンティブ設定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のインセンティブ設定装置と、このインセンティブ設定
    装置が設定した各顧客毎のインセンティブ設定データに
    基づいて、各会員顧客に対して、電子クーポンを発行す
    る電子クーポンサーバー、とで構成されることを特徴と
    する販促支援システム。
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