JP7459031B2 - 広告配信装置、広告配信方法、およびプログラム - Google Patents

広告配信装置、広告配信方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、広告配信装置、広告配信方法、およびプログラムに関する。
従来、コンテンツに対するユーザの嗜好性を分析し、分析した嗜好性にマッチする広告を配信する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ユーザの属性とコンテンツに係るアクセス情報とに基づいて、ユーザの嗜好性を分析し、分析した嗜好性にマッチする広告を配信する技術が開示されている。
特開2021-71881号公報
特許文献1に記載の技術は、Webページなどのオンラインコンテンツに対するユーザのアクセス情報に基づいて、ユーザの嗜好性を分析するものである。このように、従来技術は、オンライン上におけるユーザの行動情報を考慮するものであり、例えば、物やサービスを販売する実店舗におけるユーザの行動情報を考慮しない場合があった。その結果、ユーザの行動習慣や嗜好性にマッチした広告を適切に配信できない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザの行動習慣や嗜好性にマッチした広告を適切に配信することができる広告配信装置、広告配信方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得する決済情報取得部と、前記決済情報の履歴に基づいて、前記決済情報に係るユーザの決済行動が、特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定する類似判定部と、前記決済情報に係るユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記決済情報に係るユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供する広告コンテンツ提供部と、を備える広告配信装置。
本発明の態様によれば、ユーザの行動習慣や嗜好性にマッチした広告を適切に配信することができる広告配信装置、広告配信方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示した図である。 決済完了画面の一例を示す図である。 広告主専用ページの一例を示す図である。 決済サーバ100の構成図である。 ユーザ情報172の内容の一例を示す図である。 店舗情報176の内容の一例を示す図である。 セグメント情報178の内容の一例を示す図である。 広告配信条件180の内容の一例を示す図である。 広告配信条件180を満たすユーザに配信される広告コンテンツの一例を示す図である。 セグメント情報178Aの内容の一例を示す図である。 広告配信条件180Aの内容の一例を示す図である。 広告配信条件180Aを満たすユーザに配信される広告コンテンツの一例を示す図である。 決済サーバ100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例に係る決済サーバ100Aの構成図である。 広告主端末装置70に提供されるインターフェース画面の一例である画面IM1を示す図である。 広告入札情報184の内容の一例を示す図である。 決済サーバ100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る決済サーバ100Bの構成図である。 学習済みモデル178Bの内容の一例を示す図である。 広告主端末装置70に提供されるインターフェース画面の一例である画面IM2を示す図である。 広告入札情報184Bの内容の一例を示す図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る広告配信装置、広告配信方法、およびプログラムの実施形態について説明する。広告配信装置は、一以上のプロセッサにより実現される。広告配信装置は、電子決済サービスに付随して広告を配信する装置である。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、主に、電子商取引に係る仮想店舗とは異なり、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)である。なお、本発明の仕組みが電子商取引に係る仮想店舗が適用されることを必ずしも排除するものでは無いが、本発明が対象とする店舗は少なくとも実店舗を含むものとする。
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上のユーザ端末装置10、一以上の店舗端末装置50、一以上の広告主端末装置70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
ユーザ端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。ユーザ端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。ユーザ端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスをユーザに提供するように動作する。決済アプリ20は、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイによって表示されてもよい。
広告主端末装置70は、後述する決済完了画面に含められるオンライン広告(以下、単に広告)を掲出しようとする者(広告主)の使用する端末装置である。広告主端末装置70は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末など、ネットワークNWに接続可能な任意のコンピュータ装置であってよい。
決済サーバ100は、ユーザ端末装置10または店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。決済サーバ100は、例えば、ユーザIDに対応付けて管理している残高情報を増減させる(換言すると、電子マネーを入出金する)ことで、電子決済を行う。電子決済は、リボ払いやクレジット払い等の方法によって、購買時点の残高情報よりも多額の購買を可能にするものが含まれてよい。
図2は、電子決済の大まかな流れを例示した図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。パターン1の場合、まずユーザ端末装置10において決済アプリ20が起動し、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する。ユーザはユーザ端末装置10の表示面を店舗端末装置50に翳す(提示する)。店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ユーザID等の情報を取得する。そして、店舗端末装置50は、ユーザID、決済金額、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて決済処理を行う。
パターン2の場合、決済アプリ20が起動した状態のユーザ端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする。店舗コード画像60には、店舗名等の情報が含まれている。ユーザは、店舗名等が表示された画面において、決済金額をユーザ端末装置10に入力する。そして、ユーザ端末装置10は、ユーザID、決済金額、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて決済処理を行う。なお、上記のいずれかのパターンでのみ電子決済が行われてもよい。
電子決済が完了すると、完了通知が決済サーバ100からユーザ端末装置10に送信される。ユーザ端末装置10は、受信した完了通知に応じて決済完了画面を表示する。完了通知は、例えばWebページの形式である。図3は、決済完了画面の一例を示す図である。決済完了画面は、例えば、決済が行われた店舗の情報が表示される領域A1、決済金額等が表示される領域A2、決済の結果としてユーザに付与されるポイント(特典の一例)が表示される領域A3、広告主による広告が表示される領域A4等を含む。広告主は、主として決済サーバ100の運営者とは異なる事業者である(決済サーバ100の運営者が広告主となっても構わない)。この広告は、広告主による入札の額(入札額)に基づいて、セカンドプライシング等の手法によって選択されたものである。広告主は、広告主端末装置70を用いて入札を行う。広告が掲載されユーザにクリック(タップ)されると、入札額に応じた金額が広告主から決済サーバ100の運営者に支払われる。広告に関する詳細については後述する。なお、本実施形態において、広告主は、決済サーバ100の運営者が提供する電子決済サービスの加盟店舗、換言すると、当該電子決済サービスを用いて電子決済を行うことをユーザに許可する店舗であるものとする。
ユーザが、ユーザ端末装置10上で領域A4によって示される広告をタップすると、決済サーバ100は、タップされた広告を出稿した広告主の電子決済サービス上の専用ページに画面を遷移させる。ユーザは、遷移先の広告主専用ページを通じて、電子決済の割引などに使用可能なクーポン(特典)を獲得することができる。
図4は、広告主専用ページの一例を示す図である。広告主専用ページは、広告主の店舗の概要情報が表示される領域A5、広告主の店舗の詳細情報がタブによって切り替え可能に表示される領域A6等を含む。図4に示す通り、例えば、ユーザが領域A6に含まれる一つのタブである「クーポン」をタップした場合、現時点においてユーザが当該店舗での電子決済に使用可能なクーポンが表示される。ユーザは、例えば、表示されたクーポンをさらにタップすることによって、表示されたクーポンを獲得することができる。決済サーバ100は、ユーザが獲得したクーポンの内容情報を、後述するユーザ情報172のクーポン付与情報に格納する。ユーザがある店舗について獲得したクーポンは、当該店舗で電子決済を行う際に自動的に適用され、例えば、割引などの処理が実行される。
なお、図3および図4においては、一例として、ユーザが決済完了画面に表示された広告コンテンツをタップすることによって、広告主専用ページに遷移し、遷移先の広告主専用ページ上でクーポンを獲得する場合について説明した。しかし、本発明はそのような構成に限定されず、例えば、広告コンテンツそのものがクーポンであってもよい。その場合、ユーザは、決済完了画面に表示されたクーポンをタップすることによって当該クーポンを獲得し、決済サーバ100は、ユーザが獲得したクーポンの内容情報を、後述するユーザ情報172のクーポン付与情報に格納する。代替的に、決済サーバ100は、ユーザは、決済完了画面に表示されたクーポンをタップすることによって、クーポン獲得のための専用ページにユーザ端末装置10の画面を遷移させてもよい。
[決済サーバ]
図5は、決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、広告配信部150と、記憶部170とを備える。広告配信部150は、例えば、決済情報取得部152と、セグメント情報生成部154と、広告コンテンツ提供部156を備える。決済情報取得部152と、セグメント情報生成部154と、広告コンテンツ提供部156のそれぞれは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、ユーザ情報172、決済コンテンツ情報174、店舗情報176、セグメント情報178、広告配信条件180、広告コンテンツ情報182などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークカードである。
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、前述した決済完了画面を含む、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)をユーザ端末装置10に提供したり、ユーザによるタップなどの操作に応じて、電子決済サービスで利用可能なクーポンを当該利用者に付与したりする。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出してユーザ端末装置10に提供する。ユーザ端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態でユーザによる各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、ユーザ端末装置10または店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、ユーザ情報172を参照しながら決済処理を行う。
図6は、ユーザ情報172の内容の一例を示す図である。ユーザ情報172は、例えば、ユーザIDに対して、残高情報、連絡先情報、与信情報、クーポン付与情報、決済履歴情報などの情報が対応付けられたものである。残高情報は、ユーザが予め銀行預金等から電子決済サービスに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。なお残高情報は決済処理に伴うオートチャージによって自動的に加算される場合もある。連絡先情報は、ユーザが電子決済サービスに加入する際に入力された情報である。与信情報は、リボ払い等が承認されているか否かを示す情報である。クーポン付与情報は、ユーザが獲得し、付与されているクーポン(特典)の内容を示す情報である。決済履歴情報は、ユーザが行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額等)を、決済ごとに示す情報である。
店舗に関する情報は、店舗情報176として管理されている。図7は、店舗情報176の内容の一例を示す図である。店舗情報176は、例えば、店舗IDに対して、店舗カテゴリ、所在地、決済パターン等の情報が対応付けられたものである。店舗カテゴリは、一階層の情報であってもよいし、二階層以上の階層構造を有する情報であってもよい。例えば、図示する「寿司」の上位概念として「和食」や「食事処」、「飲食店」といった情報が付与されてもよい。所在地は、JISコードなどの階層化されたコード情報で表されてもよい。決済パターンは、前述したパターン1とパターン2のどちらで決済可能かを示す情報である。
[広告配信]
広告配信部150は、広告コンテンツをユーザ端末装置10に表示させるための処理を行う。広告配信部150は、「広告配信装置」の一例である。本実施形態では広告配信部150が決済サーバ100の一機能であるものとしているが、広告配信部150(広告配信装置)は決済サーバ100とは別体の装置であってもよい。
決済情報取得部152は、電子決済サービスにおける決済情報を取得する。決済情報とは、図2で説明した通り、実店舗で決済が行われる度に生成されて決済サーバ100に送信される情報である。決済情報は、例えば、決済処理部130に提供されてユーザ情報172に反映されるのと並行して、決済情報取得部152に提供される。
セグメント情報生成部154は、複数のユーザのユーザ情報172に含まれる決済履歴情報を集約し、類型化することによって、特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報178を生成し、記憶部170に格納する。図8は、セグメント情報178の内容の一例を示す図である。セグメント情報178は、例えば、セグメントIDに対して、店舗カテゴリ、所在地、店舗ID、決済頻度、決済時間帯、決済価格帯、該当人数等の情報が対応付けられたものである。セグメント情報178の各レコードは、設定された店舗カテゴリ、所在地、店舗ID、決済頻度、決済時間帯、決済価格帯の条件を満たすユーザ数を、該当人数として集計したものである。例えば、セグメントID「S001」のレコードは、千代田区に存在し、店舗カテゴリが「寿司」である店舗ID「001」、「007」、「010」の3つの店舗に、週1回以上の頻度で11時から12時の時間帯に1000円以上2000円以下の決済を行うユーザが100人以上いることを示している。セグメント情報生成部154は、例えば、店舗カテゴリ、所在地、店舗ID、決済頻度、決済時間帯、決済価格帯の組み合わせを変更しながら、複数のユーザのユーザ情報172に基づいて、各組み合わせの該当人数を集計し、該当人数が閾値(例えば、50人)以上である組み合わせをセグメント情報178のレコードとして生成する。これにより、特徴的な決済行動を示すユーザ群に関する情報を取得することができる。
広告コンテンツ提供部156は、決済情報取得部152により決済情報が取得され、当該決済情報が、セグメント情報178に基づいて設定された広告配信条件180を満たす場合に、当該決済情報に係るユーザが使用するユーザ端末装置10に、セグメント情報178に対応する特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供する。図9は、広告配信条件180の内容の一例を示す図である。広告配信条件180は、例えば、配信条件IDに対して、セグメントID、配信条件、配信内容などの情報が対応付けられたものである。広告配信条件180の各レコードは、セグメントIDに対応するセグメントのユーザ群の決済行動と類似する決済行動を配信条件として規定し、当該配信条件が満たされた場合に配信される広告コンテンツの内容を配信内容として規定するものである。例えば、配信条件ID「C001」のレコードは、店舗ID「001」、「007」、「010」の3つの店舗のうち、2店舗のみで決済を行ったユーザに対して、3店舗目の店舗の広告コンテンツを配信することを規定している。このように、セグメントのユーザ群と決済行動が類似するユーザに対して、当該ユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを配信することによって、広告の宣伝効果を高めることができる。広告配信条件180は、「所定の条件」の一例である。また、広告コンテンツ提供部156は、セグメント情報178および広告配信条件180に基づいて、決済行動の類似性を判定する「類似判定部」として機能していると表現することもできる。
なお、本実施形態において、配信条件および配信内容は、例えば、決済サーバ100の運営者によって事前に設定されているものとするが、広告配信条件180は、セグメント情報178に基づいて、自動的に生成されるものであってよい。例えば、セグメント情報178は、店舗カテゴリ、所在地、店舗ID、決済頻度、決済時間帯、決済価格帯などの項目を含むが、これらの項目のうち、例えば、1つの項目についてのみ異なる決済を行ったユーザに対して、広告コンテンツを配信するように、配信条件が自動的に設定されてもよい。また、例えば、ユーザ情報172に含まれる決済履歴情報に基づいてセグメント情報178と同様の情報をユーザごとに生成し、生成した情報とセグメント情報178との間の類似性を、ベクトル間の距離として計算し、計算した距離が閾値以下である場合に、当該ユーザに広告コンテンツを配信するように、配信条件が設定されてもよい。
図10は、広告配信条件180を満たすユーザに配信される広告コンテンツの一例を示す図である。図10は、図9に示す配信条件ID「C001」を満たすユーザに配信される広告コンテンツの例を示している。すなわち、当該ユーザは、セグメントID「S001」のセグメントによって示される千代田区の寿司店3店舗のうち2店舗のみを利用した決済履歴情報を有するものの、残りの1店舗にて決済した履歴を有さない。そのため、広告コンテンツ提供部156は、当該ユーザのユーザ端末装置10に、残りの1店舗に関する広告コンテンツA4を表示させる。このとき表示される広告コンテンツA4は、千代田区の寿司店2店舗を利用したユーザに対して表示されるものであることが事前に確定している。そのため、例えば、広告コンテンツA4の作成者は、これら2つの寿司店では提供されないサービス(例えば、「本マグロが1貫無料」など)に関する訴求コンテンツを事前に作成することなどによって、広告の宣伝効果を高めることができる。なお、広告コンテンツ提供部156は、図10の下部に示す通り、ユーザの現在地と広告対象の店舗の位置をマップに表示させてもよい。
セグメント情報生成部154は、図8に示したセグメント情報178に加えて、複数のユーザのユーザ情報172に含まれる決済履歴情報の遷移を集約し、類型化することによって、特定のユーザ群の決済行動の遷移を示すセグメント情報178Aを生成し、記憶部170に格納してもよい。図11は、セグメント情報178Aの内容の一例を示す図である。セグメント情報178Aは、例えば、セグメントIDに対して、遷移前店舗ID、遷移後店舗ID、決済頻度、決済時間帯、決済価格帯、該当人数等の情報が対応付けられたものである。セグメント情報178Aの各レコードは、遷移前店舗IDが示す店舗で決済を行った次に、遷移後店舗IDが示す店舗で決済を行い、かつ設定された決済頻度、決済時間帯、決済価格帯の条件を満たすユーザ数を、該当人数として集計したものである。例えば、セグメントID「S010」のレコードは、遷移前店舗ID「001」の店舗で決済を行った次に、遷移後店舗ID「002」が示す店舗で決済を行い、かつ週1回以上の頻度で11時から16時の時間帯に2000円以上3000円以下の決済を行うユーザが50人以上いることを示している。セグメント情報生成部154は、例えば、遷移前店舗ID、遷移後店舗ID、決済頻度、決済時間帯、決済価格帯の組み合わせを変更しながら、複数のユーザのユーザ情報172に含まれる決済履歴情報に基づいて、各組み合わせの該当人数を集計し、該当人数が閾値(例えば、50人)以上である組み合わせをセグメント情報178のレコードとして生成する。
広告コンテンツ提供部156は、決済情報取得部152により決済情報が取得されたときに、当該決済情報が、セグメント情報178Aに基づいて設定された広告配信条件180Aを満たす場合に、当該決済情報に係るユーザが使用するユーザ端末装置10に、セグメント情報178Aに対応する特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供してもよい。図12は、広告配信条件180Aの内容の一例を示す図である。広告配信条件180Aは、例えば、配信条件IDに対して、セグメントID、配信条件、配信内容などの情報が対応付けられたものである。広告配信条件180Aの各レコードは、セグメントIDに対応するセグメントのユーザ群の決済行動と類似する決済行動を配信条件として規定し、当該配信条件が満たされた場合に配信される広告コンテンツの内容を配信内容として規定するものである。例えば、配信条件ID「C010」のレコードは、店舗ID「001」および「002」の2つの店舗のうち、店舗ID「002」の店舗で決済を行った履歴がなく、かつ店舗ID「001」の店舗で決済を行ったユーザに対して、店舗ID「002」の店舗の広告コンテンツを配信することを規定している。このように、ある利用店舗の遷移を表すセグメントのユーザ群と決済行動が類似するユーザに対して、遷移に関連する広告コンテンツを配信することによって、広告の宣伝効果を高めることができる。
なお、図12では、セグメント情報178Aにおける遷移前の店舗で決済を行い、かつ遷移後の店舗で決済を行った履歴を有さないユーザに対して、遷移後の店舗の広告コンテンツを配信する例について説明しているが、本発明はそのような構成に限定されない。例えば、遷移後の店舗で決済を行い、かつ遷移前の店舗で決済を行った履歴を有さないユーザに対して、遷移前の店舗の広告コンテンツを配信してもよい。
図13は、広告配信条件180Aを満たすユーザに配信される広告コンテンツの一例を示す図である。図13は、図12に示す配信条件ID「C010」を満たすユーザに配信される広告コンテンツの例を示している。すなわち、当該ユーザは、セグメントID「S010」のセグメントによって示される遷移前店舗ID「001」の店舗で決済を行ったものの、遷移後店舗ID「002」の店舗で決済を行った履歴を有さない。そのため、広告コンテンツ提供部156は、当該ユーザのユーザ端末装置10に、遷移後店舗ID「002」の店舗に関する広告コンテンツA4を表示させる。このとき表示される広告コンテンツA4は、遷移前店舗ID「001」の店舗を利用したユーザに対して表示されるものであることが事前に確定している。そのため、例えば、広告コンテンツA4の作成者は、ユーザによる遷移前店舗ID「001」の店舗の利用直後の心境(例えば、「食事後にコーヒーが飲みたい」など)を考慮して訴求コンテンツを事前に作成することなどによって、広告の宣伝効果を高めることができる。このとき、広告コンテンツ提供部156は、図10と同様に、ユーザの現在地と広告対象の店舗の位置をマップに表示させてもよい。
さらに、広告コンテンツ提供部156は、例えば、決済情報に係る決済完了画面に含めて、広告コンテンツをユーザ端末装置10に表示させるための処理を行う。表示させるための処理とは、例えば、決済完了画面を表示するためのコンテンツに付随して、広告コンテンツの所在情報(例えばURL;Uniform Resource Locator)をユーザ端末装置10に送信する処理である。決済アプリ20は、URLを用いて広告コンテンツを取得し、決済完了画面の領域A4(図3参照)に埋め込んでユーザ端末装置10に表示させる。
なお、広告コンテンツ提供部156は、決済完了画面以外のコンテンツ画面に広告コンテンツを含めるようにしてもよいし、広告コンテンツを単独でユーザ端末装置10に表示させるようにしてもよい。前者の場合、広告コンテンツ提供部156は、例えば決済コンテンツのトップページに広告コンテンツを含めてユーザ端末装置10に表示させる。後者の場合、広告コンテンツ提供部156は、例えばプッシュ通知の形でユーザ端末装置10に広告コンテンツを表示させる。
[処理フロー]
図14は、決済サーバ100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、決済コンテンツ提供部120と広告配信部150のそれぞれは、決済サーバ100が決済情報を受信したか否かを判定する(S100)。決済処理部130は、決済情報に基づいて決済処理を行う(S102)。
並行して、広告配信部150の決済情報取得部152は、受信された決済情報を取得すると共に、当該ユーザ(決済情報に係るユーザ)の過去の決済履歴情報を、ユーザ情報172から取得する(S106)。
次に、広告配信部150の広告コンテンツ提供部156は、広告配信条件180を検索し、S106で取得した情報が広告配信条件にヒットする(当てはまる)配信条件IDを抽出し、提供する広告コンテンツを特定する(S108)。そして、広告コンテンツ提供部156は、特定した広告コンテンツの所在情報を広告コンテンツ情報182から取得して決済コンテンツ提供部120に通知する(S110)。
決済コンテンツ提供部120は、広告コンテンツ提供部156から通知された所在情報を決済完了画面に含めてユーザ端末装置10に表示させる(S104)。
以上説明した処理によれば、実店舗における決済をサポートする電子決済サービスにおける複数のユーザの決済履歴情報を類型化することによってセグメント情報を生成し、セグメント情報によって示される特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを、当該ユーザ群の決済行動と類似する決済行動を行ったユーザに対して提供する。これにより、ユーザの行動習慣や嗜好性にマッチした広告を適切に配信することができる。
[変形例]
上述した実施形態は、セグメント情報178に基づいて、事前に広告コンテンツの広告配信条件180を設定し、ユーザの決済情報が広告配信条件180に格納されたいずれかの条件を満たす場合に、当該条件に対応する広告コンテンツをユーザ端末装置10に配信するものである。換言すると、上述した実施形態における広告コンテンツの配信は、決済サーバ100によって自律的に実行されるものである。これに対して、本変形例は、セグメント情報178に基づいて、特定のユーザ群の決済行動に関連する入札条件を実店舗の広告主に提案することによって、広告主にとっての利便性を向上させるものである。
図15は、変形例に係る決済サーバ100Aの構成図である。決済サーバ100Aは、図5に示した決済サーバ100の構成要素に加えて、入札条件取得部158と、入札条件提案部160と、広告入札情報184と、を備える。
入札条件取得部158が取得する入札条件は、決済情報および/または決済情報に係るユーザの過去の決済履歴に関するものである。例えば、決済場所(決済に係る店舗の場所)、店舗カテゴリ、店舗カテゴリごとの決済頻度、決済金額帯、決済時間帯などの個別条件のうち一部または全部を含む。決済頻度が入札条件に含まれない場合、入札条件は一回の決済情報に関するものとなるが、決済頻度が入札条件に含まれる場合、入札条件は決済情報に係るユーザの過去の決済履歴に関するものを含む。
入札条件取得部158は、例えば、入札条件を入力するためのインターフェースを広告主端末装置70に提供し、インターフェースを介して入札条件を取得する。図16は、広告主端末装置70に提供されるインターフェース画面の一例である画面IM1を示す図である。画面IM1には、例えば、広告コンテンツID等によって広告コンテンツを指定する入力窓W1、決済場所を指定する入力窓W2、店舗カテゴリを指定する入力窓W3、決済時間帯を指定する入力窓W4、店舗カテゴリごとの決済頻度を指定する入力窓W5、決済価格帯を指定する入力窓W6、入札額を指定する入力窓W7、入力した入札条件等を決済サーバ100に送信することを指示する送信ボタンB1等が設けられている。
ここでは、インターフェース画面に入札条件等を入力する時点で、広告コンテンツ自体は既に決済サーバ100に登録されており、広告コンテンツIDが付与されて広告コンテンツ情報182に登録されているものとするが、インターフェース画面に広告コンテンツの登録を受け付ける機能があってもよい。また、広告主を代表してインターフェース画面を操作する人のことを「広告主」と称して説明する。
入力窓W2~W6への入力は、手動でのテキスト入力によって行われてもよいが、カーソルを入力窓に合わせる、入力窓にタップする等を契機として入力候補(レコメンド条件)が広告主に提示され、入力候補から選択できるようにしてもよい。個別条件のうち場所は、例えば、市区町村、最寄り駅、商店街名といった粒度で指定される。個別条件のうち店舗カテゴリごとの決済頻度は、例えば、「週に1回」といった内容で指定される。店舗カテゴリごとの決済頻度に代えて、店舗カテゴリごとの1年間の決済総額というように、基準期間内の決済総額が指定されてもよい。
このような入札条件を指定させることで、広告主にとっては「特定の商圏で、あるカテゴリの決済を高頻度に行っているユーザ」にターゲットを絞って広告コンテンツを配信することができる。その一方で、決済場所、店舗カテゴリ、決済時間帯、決済頻度、決済価格帯の組み合わせ数は膨大であり、広告主にとって、宣伝効果の高い入札条件を指定することは困難な場合がある。
そのため、入札条件提案部160は、セグメント情報178に基づいて、特定のユーザ群の決済行動に関連する入札条件を、広告主端末装置70に提案する。より具体的には、例えば、入札条件提案部160は、広告主の実店舗の所在地や店舗カテゴリを用いて、セグメント情報178を検索し、当該所在地や店舗カテゴリが一致するレコードの中から、該当人数が多いレコードを特定し、特定したレコードの内容に基づいて入札条件を提案する。例えば、広告主の実店舗の所在地が千代田区で、かつ店舗カテゴリが寿司店である場合、入札条件提案部160は、所在地「千代田区」と店舗カテゴリ「寿司店」を用いて、セグメント情報178を検索し、マッチしたレコードの中で、最も該当人数が多いセグメントID「S001」のレコードを特定する。次に、入札条件提案部160は、特定したレコードの内容に対応する入札条件(例えば、図16における入札条件1「千代田区の寿司店で11時~12時の間に週一回以上の頻度で1000円以上決済」)を画面IM1上で提案する。広告主が、入札条件1に対応するボタンB2をクリックすると、入札条件提案部160は、画面IM1上の入力枠W1からW6に入札条件1の内容をセットする。このように、所在地や店舗カテゴリが一致するセグメント情報178のレコードのうち、該当人数が多いレコードの内容に基づいて、入札条件を提案することにより、広告主はより効果の高い入札条件を設定することができる。
なお、図16は、入力枠W3に店舗カテゴリを設定する場合を表しているが、さらに詳細に、電子決済サービスに登録している個別の店舗名を入札条件として設定できるようにしてもよい。この場合、入札条件提案部160は、入札条件として、個別の店舗名を設定することを提案してもよい。例えば、図7における店舗ID「001」の寿司店の広告主が入札条件を設定する場合、入札条件提案部160は、入札条件として、「千代田区の店舗ID「007」の寿司店と店舗ID「010」寿司店で11時~12時の間に週一回以上の頻度で1000円以上決済」していることを提案してもよい。この場合、広告主は、競合店舗で決済を行うユーザのユーザ端末装置10に対してピンポイントで広告を表示することにより、さらに広告コンテンツの宣伝効果を高めることができる。
さらに、図16の例においては、セグメント情報178に基づいて提案された入札条件の内容のみが表示されている。これに加えて、セグメント情報178の「該当人数」に基づいて、提案された入札条件に該当するユーザ数の推定値を表示してもよい。これにより、広告主は、入札による宣伝効果を定量的に判断しながら、入札条件および入札額を設定することができる。
広告コンテンツ提供部156は、決済情報取得部152により決済情報が取得されたときに、当該決済情報が入札条件に当てはまる広告コンテンツを抽出する。そして、抽出した広告コンテンツの中から所定の基準に基づいて選択した広告コンテンツを、決済情報に係るユーザのユーザ端末装置10に表示させるための処理を行う。
広告コンテンツ提供部156は、例えば入札額に対するセカンドプライシングによって広告コンテンツを選択する。例えば、広告主C1、C2、C3がそれぞれ入札額150円、250円、270円で入札していた場合、最も高い入札額を提示していた広告主C3が、二番目に高い入札額である250円の1単位上である251円で落札し、広告主C3の広告コンテンツが配信される。これに代えて、eCPMに類する基準に基づいて広告コンテンツが選択されてもよい。例えば、広告コンテンツがユーザによって選択され、その後に電子決済サービスを介した決済あるいはクーポンの使用がなされた回数(或いは割合)を入札額に乗算した値に対して、セカンドプライシングなどの基準が適用されてもよい。
図17は、広告入札情報184の内容の一例を示す図である。入札条件取得部158は、上記のインターフェース画面IM1に対して入力された情報に基づいて広告入札情報184を更新する。広告入札情報184は、例えば、広告主の識別情報である広告主IDに対して、広告コンテンツID、入札条件、入札額、入札期間などの情報が対応付けられたものである。なお入札期間については「別途、取り消し連絡があるまで」というふうに定められてもよい。図示するように、同じ広告主が複数の広告コンテンツについて入札をすることもあり得る。
[処理フロー]
図18は、決済サーバ100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、決済コンテンツ提供部120と広告配信部150のそれぞれは、決済サーバ100が決済情報を受信したか否かを判定する(S200)。決済処理部130は、決済情報に基づいて決済処理を行う(S202)。
並行して、広告配信部150の決済情報取得部152は、受信された決済情報を取得すると共に、当該ユーザ(決済情報に係るユーザ)の過去の決済履歴を、ユーザ情報172から取得する(S206)。
次に、広告配信部150の広告コンテンツ提供部156は、広告入札情報184を検索し、S206で取得した情報が入札条件にヒットする(当てはまる)広告コンテンツIDを抽出し(S208)、入札額等に応じてセカンドプライシング等の手法により広告コンテンツIDを選択する(S210)。そして、広告コンテンツ提供部156は、選択した広告コンテンツIDの所在情報を広告コンテンツ情報182から取得して決済コンテンツ提供部120に通知する(S212)。
決済コンテンツ提供部120は、広告コンテンツ提供部156から通知された所在情報を決済完了画面に含めてユーザ端末装置10に表示させる(S204)。
以上説明した処理によれば、実店舗の広告主の所在地や店舗カテゴリにマッチするセグメント情報178に基づいて、特定のユーザ群の決済行動に関連する入札条件を広告主に提案する。これにより、広告主が自ら決済場所、店舗カテゴリ、決済時間帯、決済頻度、決済価格帯などの組み合わせを入札条件として決定する作業の負担を軽減すると共に、より宣伝効果の高い入札条件を広告主に設定させることができる。
[第2実施形態]
上述した実施形態および変形例は、決済場所、店舗カテゴリ、決済時間帯、決済頻度、決済価格帯などの項目の組み合わせのうち、該当人数が多い組み合わせをセグメントとして定義し、各セグメントに近い決済履歴情報を有するユーザに対して広告コンテンツを配信するものである。一方、第2実施形態は、決済場所、店舗カテゴリ、決済時間帯、決済頻度、決済価格帯などの項目の組み合わせのうち、所望の条件を満たすユーザの決済履歴情報を学習用データとして、ディープラーニングなどの手法を用いて機械学習モデルを生成し、生成した機械学習モデルに任意のユーザの決済履歴情報を入力することによって当該条件との類似度を判定し、条件に類似すると判定されたユーザに対して広告コンテンツを配信するものである。
図19は、第2実施形態に係る決済サーバ100Bの構成図である。決済サーバ100Bは、図19に示した決済サーバ100Aのセグメント情報生成部154に代えて広告ターゲット抽出部154Bを備え、セグメント情報178に代えて学習済みモデル178Bを備え、広告入札情報184に代えて広告入札情報184Bを備える。
図20は、学習済みモデル178Bの内容の一例を示す図である。図20は、一例として、決済場所として「千代田区」、店舗カテゴリとして「寿司店」、決済頻度として「週1回」の条件を満たすユーザの決済履歴情報を入力パラメータとし、出力パラメータとして確率「90%以上」に対応する項目に1を出力するように機械学習された学習済みモデル178Bを示している。図20において、出力される確率は、一例として、「0%以上10%未満」、「10%以上20%未満」、「20%以上30%未満」、「30%以上40%未満」、「40%以上50%未満」、「50%以上60%未満」、「60%以上70%未満」、「70%以上80%未満」、「80%以上90%未満」、「90%以上」の10個の値が設定されているが、本発明はそのような構成に限定されず、少なくとも設定条件に類似しているか否かを示す2つ以上の値が出力されるように設定されればよい。このような学習済みモデル178Bを、決済場所、店舗カテゴリ、決済時間帯、決済頻度、決済価格帯などの設定を変えることにより、複数パターン、事前に生成しておく。
広告ターゲット抽出部154Bは、例えば、電子決済サービスに登録するユーザの決済履歴情報を学習済みモデル178Bに入力し、当該ユーザが、決済場所として「千代田区」、店舗カテゴリとして「寿司店」、決済頻度として「週1回」の条件を満たすユーザに類似しているか否かを判定する。広告ターゲット抽出部154Bは、例えば、「80%以上90%未満」又は「90%以上」の項目について最大値が出力された決済履歴情報を有するユーザが類似ユーザであると判定することができる。換言すると、この場合の類似ユーザとは、上記の条件を「拡張」された意味において満たすユーザであると表現することもできる。
図21は、広告主端末装置70に提供されるインターフェース画面の一例である画面IM2を示す図である。画面IM2は、図16の画面IM1に定義された項目に加えて、広告コンテンツを配信する対象となる入札条件との許容類似度を指定する入力窓W8が設けられている。すなわち、入力窓W8にて許容類似度が指定された場合、入札条件の広告コンテンツIDに対応する広告コンテンツは、当該入札条件を満たす(すなわち、100%類似する)ユーザのみならず、学習済みモデル178Bに基づいて、当該入札条件と許容類似度以上の類似度を有すると判定されたユーザにも配信される。
例えば、図21の場合、入札条件として、決済場所「千代田区」、店舗カテゴリ「寿司店」、決済頻度「週1回」が設定され、類似度として、「70%」が設定されている。この場合、入札条件を満たすユーザに加えて、当該入札条件に対応する学習済みモデル178Bの出力値が、「70%以上80%未満」、「80%以上90%未満」、「90%以上」のいずれかの項目において最大値が出力された決済履歴情報を有するユーザに対しても、同一の広告コンテンツが配信されることとなる。このような構成により、設定した入札条件を満たすユーザ数が少ない場合であっても、入札条件を満たすユーザに類似したユーザにまで拡張して広告コンテンツを配信することにより、より多くのユーザに宣伝を行うことができる。
さらに、図21に示す通り、広告主が設定した入札条件および類似度に該当するユーザの人数を画面IM2に表示させても良い。これにより、広告主は、広告を配信する対象となる人数と、入札条件および類似度を細かく設定することによるターゲットの絞り込みとのバランスをとりつつ、入札条件および類似度を設定することができる。
図22は、広告入札情報184Bの内容の一例を示す図である。広告入札情報184Bは、例えば、広告主の識別情報である広告主IDに対して、広告コンテンツID、入札条件、類似度、入札額、入札期間などの情報が対応付けられたものである。入札条件取得部158は、上記のインターフェース画面IM2に対して入力された情報に基づいて広告入札情報184を更新する。
広告ターゲット抽出部154Bは、電子決済サービスに登録するユーザの決済履歴情報を学習済みモデル178Bに入力し、広告入札情報184Bに規定された入札条件を満たすユーザを抽出する。広告コンテンツ提供部156は、抽出されたユーザのユーザ端末装置10に対して、入札条件の広告コンテンツIDに対応する広告コンテンツを表示させるための処理を行う。入札によらず、システム側の判断に基づいて広告コンテンツを配信する場合には、広告コンテンツ提供部156は、事前に設定した配信条件を満たすユーザに加えて、類似度が、例えば、80%以上のユーザに対して、同一の広告コンテンツを配信してもよい。また、例えば、広告コンテンツ提供部156は、事前に設定した配信条件を満たすユーザの数が閾値未満であるときに、ユーザ数が当該閾値以上となるまで許容類似度を100%から減少させることによって、広告コンテンツの配信対象となるユーザ数を増加させてもよい。
以上説明した処理によれば、所望の条件を満たすユーザの決済履歴情報を学習用データとして機械学習モデルを生成し、生成した機械学習モデルに任意のユーザの決済履歴情報を入力することによって当該条件との類似度を判定し、条件に類似すると判定されたユーザに対して広告コンテンツを配信する。これにより、ユーザの行動習慣や嗜好性にマッチした広告を適切に配信することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 ユーザ端末装置
20 決済アプリ
50 店舗端末装置
60 店舗コード画像
70 広告主端末装置
100 決済サーバ
120 決済コンテンツ提供部
130 決済処理部
150 広告配信部(広告配信装置)
152 決済情報取得部
154 セグメント情報生成部
156 広告コンテンツ提供部
158 入札条件取得部
160 入札条件提案部
170 記憶部
172 ユーザ情報
174 決済コンテンツ情報
176 店舗情報
178 セグメント情報
180 広告配信条件
182 広告コンテンツ情報
184 広告入札情報

Claims (18)

  1. 実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得する決済情報取得部と、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定する類似判定部と、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供する広告コンテンツ提供部と、を備え、
    前記類似判定部は、前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定し、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供し、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った店舗の遷移に関する情報を含み、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記所定の条件として、前記ユーザが、前記遷移における遷移前店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置に、前記遷移における遷移後店舗に関する広告コンテンツを提供する、
    広告配信装置。
  2. 前記類似判定部は、前記決済情報の履歴を入力とし、前記特定のユーザ群との類似度を出力するように機械学習した学習済みモデルに対して、前記ユーザの前記決済情報の履歴を入力し、出力された類似度が閾値以上である場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定し、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザの前記ユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群に提供する広告コンテンツと同一の広告コンテンツを提供する、
    請求項1に記載の広告配信装置。
  3. 前記特定のユーザ群の決済行動に関連する入札条件を、前記広告コンテンツの広告主が使用する広告主端末装置から取得する入札条件取得部をさらに備え、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記入札条件によって規定される前記特定のユーザ群について生成された前記学習済みモデルに対して、前記ユーザの前記決済情報の履歴を入力し、出力された類似度が前記閾値以上である場合に、前記特定のユーザ群に提供する広告コンテンツと同一の広告コンテンツを前記ユーザ端末装置に提供する、
    請求項2に記載の広告配信装置。
  4. 前記入札条件取得部は、前記広告主端末装置から、前記閾値の指定を受け付ける、
    請求項3に記載の広告配信装置。
  5. 前記特定のユーザ群の決済行動に関連する入札条件を、前記広告コンテンツの広告主が使用する広告主端末装置から取得する入札条件取得部をさらに備え、
    前記類似判定部は、前記ユーザに関する前記決済情報が前記入札条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定し、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供する、
    請求項1に記載の広告配信装置。
  6. 前記セグメント情報に基づいて、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する入札条件を、広告コンテンツの広告主が使用する広告主端末装置に提案する入札条件提案部を更に備える、
    請求項1に記載の広告配信装置。
  7. 前記広告コンテンツ提供部は、前記ユーザによる購買決済の決済完了画面に含めて前記広告コンテンツを前記ユーザ端末装置に提供する、
    請求項1から6のうちいずれか1項記載の広告配信装置。
  8. 前記広告コンテンツは、前記電子決済サービスを用いた電子決済を利用可能な実店舗が、広告主として、掲出するものである、
    請求項1から7のうちいずれか1項記載の広告配信装置。
  9. 前記広告コンテンツ提供部は、前記ユーザ端末装置に表示された前記広告コンテンツが前記ユーザによって選択された場合、前記ユーザ端末装置の画面を、前記電子決済サービスにおける前記実店舗の専用ページに遷移させる、
    請求項8記載の広告配信装置。
  10. 前記広告コンテンツは、前記電子決済サービスにおいて利用可能な特典を示す情報であり、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記ユーザ端末装置に表示された前記広告コンテンツが前記ユーザによって選択された場合、前記ユーザ端末装置による前記特典の利用を可能にさせるか、又は、前記ユーザ端末装置の画面を、前記ユーザ端末装置による前記特典の利用を可能にさせるための専用ページに遷移させる、
    請求項1から9のいずれか1項記載の広告配信装置。
  11. コンピュータが、
    実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得し、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定し、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供し、
    前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定し、
    前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供し、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った店舗の遷移に関する情報を含み、
    前記所定の条件として、前記ユーザが、前記遷移における遷移前店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置に、前記遷移における遷移後店舗に関する広告コンテンツを提供する、
    広告配信方法。
  12. コンピュータに、
    実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得させ、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定させ、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供させ、
    前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定させ、
    前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供させ、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った店舗の遷移に関する情報を含み、
    前記所定の条件として、前記ユーザが、前記遷移における遷移前店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置に、前記遷移における遷移後店舗に関する広告コンテンツを提供させる、
    プログラム。
  13. 実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得する決済情報取得部と、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定する類似判定部と、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供する広告コンテンツ提供部と、を備え、
    前記類似判定部は、前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定し、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供し、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った店舗の遷移に関する情報を含み、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記所定の条件として、前記ユーザが、前記遷移における遷移前店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置の前記遷移前店舗での決済完了画面に、前記遷移における遷移後店舗に関する広告コンテンツを提供する、
    広告配信装置。
  14. コンピュータが、
    実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得し、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定し、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供し、
    前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定し、
    前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供し、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った店舗の遷移に関する情報を含み、
    前記所定の条件として、前記ユーザが、前記遷移における遷移前店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置の前記遷移前店舗での決済完了画面に、前記遷移における遷移後店舗に関する広告コンテンツを提供する、
    広告配信方法。
  15. コンピュータに、
    実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得させ、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定させ、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供させ、
    前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定させ、
    前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供させ、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った店舗の遷移に関する情報を含み、
    前記所定の条件として、前記ユーザが、前記遷移における遷移前店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置の前記遷移前店舗での決済完了画面に、前記遷移における遷移後店舗に関する広告コンテンツを提供させる、
    プログラム。
  16. 実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得する決済情報取得部と、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定する類似判定部と、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供する広告コンテンツ提供部と、を備え、
    前記類似判定部は、前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定し、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供し、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った複数の店舗に関する情報を含み、
    前記広告コンテンツ提供部は、前記所定の条件として、前記ユーザが、前記複数の店舗のうちの一以上の店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置に、前記複数の店舗のうち、前記ユーザが決済を行っていない店舗に関する広告コンテンツを提供する、
    広告配信装置。
  17. コンピュータが、
    実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得し、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定し、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供し、
    前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定し、
    前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供し、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った複数の店舗に関する情報を含み、
    前記所定の条件として、前記ユーザが、前記複数の店舗のうちの一以上の店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置に、前記複数の店舗のうち、前記ユーザが決済を行っていない店舗に関する広告コンテンツを提供する、
    広告配信方法。
  18. コンピュータに、
    実店舗での購買に係る決済を処理する電子決済サービスにおける決済情報を取得させ、
    特定のユーザ群の決済情報の履歴に基づいて、前記特定のユーザ群とは異なるユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似しているか否かを判定させ、
    前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された場合、前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、広告コンテンツを提供させ、
    前記決済情報の履歴を類型化することによって、前記特定のユーザ群の決済行動を示すセグメント情報を生成し、前記ユーザの決済情報が、前記セグメント情報に基づいて設定された所定の条件を満たす場合に、前記ユーザの決済行動が、前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定させ、
    前記特定のユーザ群の決済行動と類似していると判定された前記ユーザが使用するユーザ端末装置に、前記特定のユーザ群の決済行動に関連する広告コンテンツを提供させ、
    前記セグメント情報は、前記特定のユーザ群が前記決済行動を行った店舗の遷移に関する情報を含み、
    前記ユーザが、前記所定の条件として、前記遷移における遷移前店舗で決済を行った場合、前記ユーザ端末装置の前記遷移前店舗での決済完了画面に、前記遷移における遷移後店舗に関する広告コンテンツを提供させる、
    プログラム。
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