JP2002071403A - 流体検出器及びこれを用いた浄水器並びに浄水シャワー - Google Patents

流体検出器及びこれを用いた浄水器並びに浄水シャワー

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JP2002071403A JP2000262538A JP2000262538A JP2002071403A JP 2002071403 A JP2002071403 A JP 2002071403A JP 2000262538 A JP2000262538 A JP 2000262538A JP 2000262538 A JP2000262538 A JP 2000262538A JP 2002071403 A JP2002071403 A JP 2002071403A
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water
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Hitoshi Takayama
仁史 高山
Masaaki Okano
正昭 岡野
Takashi Tachikawa
敬史 立川
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体検出機能に加えて、付加機能を有し、そ
れぞれの機能を単独にて実装する場合と比較して、小型
化が可能であると共に、配置方法を問わず、確実に動作
する流体検出器を提供すること 【解決手段】 流路内の流体の流れを検出する流体検出
器であって、流体の流れにより動く移動体と、前記移動
体に隣接し、かつ流路内の流れと逆方向への反発力を有
する弾性体と、前記移動体の移動を検出する検出手段を
有すると共に、前記移動体及び前記弾性体が、流体検出
機能以外の付加機能を有することを特徴とする流体検出
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水器や浄水シャ
ワーの使用時間や濾材の寿命検出等に使用する、流体の
流れを検出する、流体検出器、及びこれを用いた浄水
器、浄水シャワーに関する。
【0002】
【従来の技術】浄水用カートリッジは、ある水量以上通
水すると浄水効果が低下して寿命となる。この寿命を使
用者に知らせるために、通水総量を検知する機能が提案
されている。例えば特開平3−293085号公報に
は、水圧変化で作動するダイヤフラムを利用した、水の
流れを検出する機能と、時間あたりの流量を一定に制御
する機能を別途設け、一定流量で通水した時間をカウン
トし、前記カウント時間の総和から通過総水量を求める
方法が開示されている。
【0003】この例のように、定流量制御と通水検出をそれ
ぞれ独立した機能部材として組み込むと、寸法も大きく
なりがちで、特に狭い場所では流体検出器を組み込んだ
機器が邪魔になり、また、蛇口直結浄水器や浄水シャワ
ーのような、小型化を要求されるものには搭載が困難で
あるという問題点を有していた。また、部品点数が多く
なるため、流路の圧力損失が大きくなるという問題点を
有していた。
【0004】また、特開平11−169844号公報には、
通水時には水流により移動し、通水停止時には自重によ
り元の位置に復帰するマグネットスイッチを用いた流体
検出機構を備えた浄水器が開示されているが、重力を利
用した移動は、流路が水平方向を向いていると動作しな
いという問題点を有していた。また、流体中にゴミなど
の異物が存在した場合、マグネットスイッチが移動しな
くなる可能性があり、動作の確実性に問題があった。
【0005】また、特開平8−197041号公報には、マ
グネットを有する可動式オリフィスにバネを取り付け、
水道水の水流力とバネの反発力によりマグネットを往復
移動させる流体検出機構が開示されているが、この例に
おいても、流体検出機能を有する部材は他の機能を持た
ないため、特開平3−293085号公報の場合と同様
に小型化できず、部品点数が多くなるという問題点を有
していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
を解決するためになされたものであり、流体検出機能に
加えて、定流量機能、流体逆止機能,或いは流路切換機
能などの他機能を有し、それぞれの機能を単独にて実装
する場合と比較して、部品点数が少なく、流路の圧力損
失を低減でき、小型化が可能であると共に、配置方法を
問わず、確実に動作する流体検出器を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、流路内の流体の流れを検出する流体検出器であっ
て、流体の流れにより動く移動体と、前記移動体に隣接
し、かつ流路内の流れと逆方向への反発力を有する弾性
体と、前記移動体の移動を検出する検出手段を有すると
共に、前記移動体及び前記弾性体が、流体検出機能以外
の付加機能を有することを特徴とする流体検出器、であ
る。また、付加機能が流体逆止機能であること、定流量
機能であること、流体方向切替機能であること、がそれ
ぞれ好ましい。
【0008】また、前記流体検出器を有する浄水器または浄
水シャワーは、その使用時間あるいは濾材寿命を知るこ
とができるため、常に安全な浄水を得ることが可能であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の流体検出器について、以
下、図をもとに説明する。図1は、本発明の流体検出器
の一例を示す模式図であり、図2〜6は、本発明の流体
検出器の別の例を示す模式図である。また図7、8は、
本発明の流体検出器を使用した浄水器の望ましい一例を
示す模式図である。更に図9は本発明の流体検出器を使
用した浄水シャワーの望ましい一例を示す模式図であ
る。なお、本発明はこれら図に示される例に限定される
ものではない。
【0010】図1の流体検出器は、流体逆止機能を兼ね備え
た例であって、構成部品を収めたケース60と、流路内
の流体圧力または流体の流れにより動く移動体62と、
移動体62に隣接し、流体の流れと反対方向の反発力を
有する弾性体63と、弾性体63の押さえ部材61と、
流路内に設けられた通水口66と、移動体62に設けら
れた磁束発生体64と、ケース60の外側に配置され、
移動体62の移動を検出する検出手段65とを有して概
略構成されるものである。
【0011】移動体62と、これに設けられた磁束発生体6
4は、流体が流れると押されて矢印方向に移動する。検
出手段65は、磁束発生体64が近傍にまで接近したと
き、ここから発生される磁束を検出する。そして、流れ
が止まると、移動体62は弾性体63の反発力により流
れと反対方向に押し戻され、元の位置に確実に戻され
る。その結果、磁束発生体64が検出手段65から遠ざ
かるため、磁束を検出しなくなる。このようにして、流
体が流れているか否かを検出することができる。
【0012】流体の送液を開始すると、移動体62が押さえ
部材61から離れ、流体はA方向より矢印の向きで押さ
え部材61に設けられた通水口66を通り、移動体62
とケース60の間を通ってA’方向に流れる。流体の送
液を停止すると、移動体62は、弾性体63の反発力に
より流れと反対方向に押し戻される。すると移動体62
は、押さえ部材61と接触し、押さえ部材61の通水口
66を塞ぐため、矢印と逆方向に流体が流れることを防
止することができる。
【0013】本発明に使用するケース60は、内部に流路を
有する中空構造をしており、材質としては特に限定はさ
れないが、、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹
脂等のプラスチック、ステンレス、アルミニウム、黄銅
等の金属類、セラミック等、流体により腐食しない材質
とすることが好ましい。また、押さえ部材61は、流れ
と反対方向の反発力を有する弾性体63が、移動体62
を押し戻すように、弾性体63を押さえる機能を持ち、
かつ流体の通過を妨げない構造であれば、形状は特に限
定されず、例えばケース60の内壁に設けた突起形状、
溝形状等を用いることができる。また、材質も限定され
ず、ケース60について先述した材質を用いることがで
きる。
【0014】本発明に使用する移動体62の材質はケース6
0と同様に特に限定はされないが、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ABS樹脂等のプラスチック、ステンレ
ス、アルミニウム、黄銅等の金属類、セラミック等、流
体により腐食しない材質とすることが好ましい。形状は
その目的に応じて、オリフィス形状、弁形状等、任意の
形状とすることができる。
【0015】本発明に使用する弾性体63は、図1の例にお
いてはコイル状バネを用いているが、流れと反対方向に
移動体62を押し込むことができるのであれば種類は特
に限定はされず、板状バネ、ゴム、スポンジ等を用いる
こともできる。材質も特に限定されるものではないが、
室温で使用する場合は、熱による伸縮があまりないもの
を使用すると流量が安定するため好ましく、ステンレス
合金、黄銅などの金属が好ましい。一方、熱による伸縮
の大きい形状記憶合金を用いて弾性体を形成し、高温の
流体が流れたときに弾性体が瞬時に変形して移動体を動
かし、流路を塞ぐような構造による熱水閉止機能を設け
ることも可能である。
【0016】磁束発生体64は、材質としては、フェライト
系,希土類系,アルニコ系などを用いることができ、こ
れらを加工して、焼結磁石や、粉末磁性体を混練したプ
ラスチック磁石などとして用いることが好ましい。
【0017】検出手段65は、移動体62の流路内での移動
を検出することができれば特に限定はされない。移動体
として磁束発生体を用いるのであれば、検出手段65
は、近傍の磁束密度変化を検出できるものを用いること
ができ、例えばリードスイッチ、ホール素子、ホールI
C、磁気抵抗素子などを用いることができる。なお、移
動体及び検出手段はここに挙げた磁束密度変化を利用し
たものに限らず、例えば光や音の透過、遮蔽、反射等を
利用した光学式、音響式のものであっても構わない。
【0018】図2の流体検出器は、流体逆止機能を兼ね備え
た別の例であって、構成部品を収めたケース60と、流
路内の流体圧力または流体の流れにより動く移動体62
と、移動体62に隣接し、流体の流れと反対方向の反発
力を有する弾性体63と、弾性体63の押さえ部材61
と、流路中に設けられた通水口66と、移動体62に設
けられた磁束発生体64と、ケース60の外側に配置さ
れ、移動体62の移動を検出する検出手段65とを有し
て概略構成されるものである。図2における流体検出機
構は、図1にて説明したものと同様である。
【0019】流体の送液を開始すると、移動体62が通水口
66から離れ、流体はA方向より矢印の向きで通水口6
6を通り、移動体62とケース60の間を通り、さらに
押さえ部材61に設けられた穴を通ってA’方向に流れ
る。流体の送液を停止すると、移動体62は、弾性体6
3の反発力により流れと反対方向に押し戻される。する
と移動体62は、通水口66と接触し、これを塞ぐた
め、矢印と逆方向に流体が流れることを防止することが
できる。
【0020】図3の流体検出器は、定流量機能を兼ね備えた
例であって、構成部品を収めたケース60と、流路内の
流体圧力または流体の流れにより動く移動体62と、移
動体62に隣接し、流体の流れと反対方向の反発力を有
する弾性体63と、弾性体63の押さえ部材61と、移
動体62に設けられた磁束発生体64と、ケース60の
外側に配置され、移動体62の移動を検出する検出手段
65とを有して概略構成されるものである。図3におけ
る流体検出機構は、図1にて説明したものと同様であ
る。
【0021】移動体62は、流体の検出機能に加えて、流体
圧力によって移動し、その結果流路を構成する有効断面
積を変化させて、流体圧力が変化しても流量を一定に保
つ流量可変オリフィスの役割を有する。この例の場合、
流体はA方向より矢印の向きで、移動体62の中央部の
穴を通って、流路内に配置された、弾性体63の押さえ
部材61に設けられた穴を通ってA’方向に流れる。こ
の際、流体の圧力が増加すると、移動体62は矢印方向
に移動し、その結果流路を構成する有効断面積が減少す
るので、流体圧力が変化しても流量は一定に保たれる。
【0022】図4の流体検出器は、流路切換機能を兼ね備え
た例であって、構成部品を収めたケース60と、流路内
の流体圧力または流体の流れにより動く移動体62と、
移動体62に隣接し、流体の流れと反対方向の反発力を
有する弾性体63と、弾性体63の押さえ部材61と、
移動体62に設けられた磁束発生体64と、ケース60
の外側に配置され、移動体62の移動を検出する検出手
段65とを有して概略構成されるものである。図4にお
ける流体検出機構は、図1に説明したものと同様であ
る。
【0023】流体の送液を開始すると、流路内の流体圧力ま
たは流体の流れが小さい場合、移動体62は実線矢印方
向に移動し、流体はA方向より実線矢印の向きで移動体
62に設けられた穴を通り、押さえ部材61に設けられ
た穴を通ってA’方向に流れる。
【0024】流路内の流体圧力または流体の流れが大きい場
合、移動体62は押さえ部材61側にさらに移動し、そ
の結果ケース60に設けられた別の流路が形成されるた
め、流体はAからA’方向に加えて、点線矢印方向にA
からA’’方向へも流れるようになる。流路内の流体圧
力または流体の流れがさらに大きくなると、移動体62
は押さえ部材61に接触し、AからA’方向への流れは
遮断され、AからA’’方向へのみ流れるようになる。
このようにして、流路切換機能が発揮される。
【0025】図5の流体検出器は、流体逆止機能と定流量機
能を兼ね備えた例であって、構成部品を収めたケース6
0と、流路内の流体圧力または流体の流れにより動く移
動体62と、移動体62に隣接し、流体の流れと反対方
向の反発力を有する弾性体63と、弾性体63の押さえ
部材61と、流路中に設けられた通水口66と、移動体
62に設けられた磁束発生体64と、ケース60の外側
に配置され、移動体62の移動を検出する検出手段65
とを有して概略構成されるものである。図5における流
体検出機構は、図1にて説明したものと同様である。ま
た、流体逆止機能の作用機構は、通水口66の位置が異
なる以外は図2にて説明したものと同様である。
【0026】流体逆止機能と同時に、移動体62は、流体圧
力によって移動し、その結果流路を構成する有効断面積
を変化させて、流体圧力が変化しても流量を一定に保つ
流量可変オリフィスの役割を併せ持つ。図5の例の場
合、定流量機能の作用機構は図3にて説明したものと同
様である。
【0027】図6の流体検出器は、流体逆止機能と流路切換
機能を兼ね備えた例であって、構成部品を収めたケース
60と、流路内の流体圧力または流体の流れにより動く
移動体62と、移動体62に隣接し、流体の流れと反対
方向の反発力を有する弾性体63と、弾性体63の押さ
え部材61と、流路内に設けられた通水口66と、移動
体62に設けられた磁束発生体64と、ケース60の外
側に配置され、移動体62の移動を検出する検出手段6
5とを有して概略構成されるものである。図6における
流体検出機構は、図1にて説明したものと同様である。
また、流体逆止機能の作用機構は、通水口66の位置が
異なる以外は図2にて説明したものと同様である。
【0028】流体逆止機能と同時に、移動体62は、流体圧
力によって移動し、その結果流路を構成する有効断面積
を変化させて、流体圧力が変化しても流量を一定に保つ
流量可変オリフィスの役割を併せ持つ。図6の例の場
合、定流量機能の作用機構は図3にて説明したものと同
様である。
【0029】図7は、図1〜図6に示した付加機能を有する
流体検出器を用いた浄水器の例であって、濾材をケース
に収めた浄水部1と、図1または図2に示した構成の流
体検出器2と、検出手段65から発生する信号の時間を
積算する積算手段3と、積算手段3で積算した積算時間
を報知する報知手段4と、定流量手段5を有して概略構
成されるものである。
【0030】図7の浄水器では、定流量手段5により水の流
れは定流量化されるため、流体検出器2によって検知し
た流体が流れている時間を、積算手段3によって積算
し、報知手段4が報知するため、通水量を知ることがで
きる。
【0031】積算手段3は、流体検出器2から発生する信号
を積算するもので、フルロジック同期式2進カウンタ回
路、非同期式2進カウンタ回路、等を用いることができ
るし、ソフトウェアで同様の機能を実現することも可能
である。報知手段4は、積算手段3で積算した積算時間
を報知するもので、LED、電球、液晶表示等、あるい
は音声、ブザー等を用いることができる。
【0032】流体検出器が、図1、図2、図5、図6に示し
たような流体逆止機能を有していると、設置時に逆方向
に接続しても水が出ないため、誤接続を容易に知ること
ができ、誤使用を防ぐことができる。また、流体検出器
が、図3、図5に示したような定流量機能を有している
と、定流量手段5を別途設ける必要がない。また、流体
検出器が、図4、図6に示したような流路切替機能を有
していると、別途切替弁を用いなくても流路切替が可能
である。
【0033】図8の浄水器は、図7の浄水器に、積算手段3
によって積算した時間と、予め設定した浄水部寿命に相
当する時間とを比較する比較手段6を付け加えたもので
あり、濾材寿命が来た時に報知することができる。比較
手段6はフルロジック式デジタルコンパレーター(マグ
ニチュードコンパレーター)等を用いるか、あるいはソ
フトウェアで同様の機能を実現することも可能である。
【0034】なお、報知手段4は比較手段6からの信号のみ
を報知しても、積算手段3からの信号をともに報知して
も構わない。例えば、通水表示を緑色(単色)LED
で、寿命到達表示を赤色(単色)LEDで行い、浄水通
水積算時間表示も必要な場合は、7セグメントLEDを
追加使用する、あるいは液晶表示にて積算通水量を表示
する、等が可能である。
【0035】図9は、図1〜図6に示した付加機能を有する
流体検出器を用いた浄水シャワーの例であって、構成
は、以下の通りである。原水は、原水入水部70より浄
水シャワー内部に入り、浄水部へ連通する第一の流路7
6または、浄水部を通らない第二の流路77とを切り換
える切換機構78によって、浄水となって、または原水
のまま吐出される。
【0036】浄水部は、内部に2重管状の通水部73及び7
4を有する円筒形のカバー75と、前記2重管状の最内
の通水部73の内部に納められた略円柱状の浄水カート
リッジ71a,71b…と、この浄水カートリッジ71
a,71b…の連結体の最先端部および前記カバー75
の上面を封止するふた72とからなる。カバー75及び
ふた72との嵌合は特に限定されず、ネジ嵌合方式、バ
イヨネット嵌合方式等、任意の方式を用いることができ
る。
【0037】浄水カートリッジ71は、中空の集水部をカー
トリッジ内部に有し、その周囲を濾過材が取り囲む構造
を有するものを用いることができる。このような構造の
浄水カートリッジを使用した場合、原水は、通水部73
と浄水カートリッジ71の周囲を流れ、濾過材の周囲か
ら内部へと進入し、濾過材を径方向に通過する過程で浄
化されて浄水となり、中央の集水部へと集められる。
【0038】従って複数の浄水カートリッジは直列に接続さ
れているが、並列に濾過されるため、圧力損失が小さ
く、かつ濾過面積が大きいため閉塞し難く、また濾過効
率も向上するため好ましい。また、複数の浄水カートリ
ッジの接続は、カートリッジの端部に凹部及び凸部を形
成し、一つのカートリッジの凹部と、他のカートリッジ
の凸部を、パッキン等の部材を介して嵌合固定する方法
が、水密的に確実に固定でき、かつコンパクトに形成で
きることから好ましい。
【0039】なお、濾過材の種類としては特に限定はされ
ず、活性炭、イオン交換樹脂、セラミック、アスコルビ
ン酸塩等、仕様性能に応じて任意のものを用いることが
できるが、脱塩素を目的とする場合、反応速度が速く、
特にお湯での脱塩素性能に優れることから、活性炭素繊
維、亜硫酸カルシウムを用いることが好ましい。濾過材
の形態も特に限定されるものではなく、粒子状の濾過材
を不織布、多孔板等の仕切部材で仕切ったものを用いる
ことも可能であるが、粉状、粒子状あるいは繊維状の濾
過材を、バインダー等を用いて成形して用いることが、
ショートパスが無く濾過材を有効に利用できることから
好ましい。
【0040】なお、浄水カートリッジを複数用いる場合、す
べてのカートリッジに同一の濾過材を用いる必要はな
く、用途に合わせて種々の濾過材を組み合わせてもよ
い。例えば、原水中の残留塩素と重金属イオンの除去を
目的とする場合、脱塩素処理剤を使用したカートリッジ
と、イオン交換樹脂を使用したカートリッジとを併用す
ることができる。
【0041】中央の集水部へと集められた浄水は、最も端の
カートリッジ端部に設けられた開口部より取り出され、
ふた72中の水通路にて反転した後、通水部74を通っ
て流れた後、図示しない定流量手段を経た後、流体検出
器2へと流れる。流体検出器2は、図1〜図6に示した
構造のものを用いることができる。
【0042】流体検出器が、図1、図2、図5、図6に示し
たような流体逆止機能を有していると、設置時に逆方向
に接続しても水が出ないため、誤接続を容易に知ること
ができ、誤使用を防ぐことができる。また、流体検出器
が、図3、図5に示したような定流量機能を有している
と、定流量手段5を別途設ける必要がない。また、流体
検出器が、図4、図6に示したような流路切替機能を有
していると、別途切替弁を用いなくても流路切替が可能
である。
【0043】流体検出器により流体が流れているか否かを検
出し、図7あるいは図8に示した浄水器にて説明したも
のと同様の検出手段65、積算手段3、報知手段4、積
算時間と予め設定した浄水部寿命に相当する時間とを比
較する比較手段6を設けることにより、浄水カートリッ
ジの寿命を使用者に報知することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明の流体検出器を用いれば、移動
体、及び弾性体の反発力を利用していることから、配置
方向にかかわらず、確実に流体の検出及びそれに付加さ
れた機能を発揮させることができる。また、水流の検出
機能に加えて、水流の逆流防止機能、定流量機能、流路
切換機能等の他の機能を、構成部品を共用して得ること
が可能なため、それぞれの機能を単独に実装する場合に
比較して部品点数を削減でき、また、流路の圧力損失を
低減できるので、蛇口に直接取り付ける直結型の浄水器
のように小型化が要求される機種は勿論、浴室,洗面所
などスペースの限られたところに設置する浄水シャワー
にも、低コストで、浄水用カートリッジの寿命を使用者
に報知する機能をもつ浄水器、浄水シャワーを得ること
ができる。また、前記流体検出器を有する浄水器または
浄水シャワーは、その使用時間あるいは濾材寿命を知る
ことができるため、常に安全な浄水を得ることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体検出器の一例を示す模式図であ
る。
【図2】本発明の流体検出器の別の例を示す模式図であ
る。
【図3】本発明の流体検出器の別の例を示す模式図であ
る。
【図4】本発明の流体検出器の別の例を示す模式図であ
る。
【図5】本発明の流体検出器の別の例を示す模式図であ
る。
【図6】本発明の流体検出器の別の例を示す模式図であ
る。
【図7】本発明の流体検出器を用いた浄水器の一例を示
す模式図である。
【図8】本発明の流体検出器を用いた浄水器の別の例を
示す模式図である。
【図9】本発明の流体検出器を用いた浄水シャワーの一
例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 浄水部 2 流体検出器 3 積算手段 4 報知手段 5 定流量手段 6 比較手段 60 ケース 61 押さえ部材 62 移動体 63 弾性体 64 磁束発生体 65 検出手段 66 通水口 70 原水入水部 71 浄水カートリッジ 72 ふた 73 通水部 74 通水部 75 カバー 76 第一の流路 77 第二の流路 78 切換機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 15/06 F16K 37/00 D 3H067 37/00 A47K 3/22 4D024 Fターム(参考) 2D032 FA11 2D060 CD00 2F030 CA01 CC02 CE12 3H058 AA05 BB22 CC01 CD05 DD19 EE02 3H065 AA01 BA01 BB16 3H067 AA01 CC32 CC60 DD05 DD33 ED17 FF17 GG13 4D024 AA02 CA04 CA13 CA15 CA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路内の流体の流れを検出する流体検出
    器であって、流体の流れにより動く移動体と、前記移動
    体に隣接し、かつ流路内の流れと逆方向への反発力を有
    する弾性体と、前記移動体の移動を検出する検出手段を
    有すると共に、前記移動体及び前記弾性体が、流体検出
    機能以外の付加機能を有することを特徴とする流体検出
    器。
  2. 【請求項2】 付加機能が、流体逆止機能であることを
    特徴とする、請求項1記載の流体検出器。
  3. 【請求項3】 付加機能が、定流量機能であることを特
    徴とする、請求項1または2記載の流体検出器。
  4. 【請求項4】 付加機能が、流体方向切替機能であるこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載の流体検出
    器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項に記載の流体
    検出器を用いた浄水器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4いずれか1項に記載の流体
    検出器を用いた浄水シャワー。
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