JP4799899B2 - 浄水器とこれを設置したキッチン - Google Patents

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Description

本発明は、水道水などの原水を濾過する浄水器に関し、特に、扁平形状で各種の浄水機能を有する浄水器とこれを設置したキッチンに関する。
従来より、内部に粒状又は繊維状の活性炭と、中空糸膜、平膜、セラミック焼結体などの浄化材を収納し、水道水などの原水中の残留塩素、細菌・大腸菌等のバクテリア、或は鉄錆等の微細粒子を除去するようにした浄水器がある。この浄水器は、例えば、円筒形状の外観を呈し、この円筒状の匡体内部に浄化材を収納したカートリッジを装着するか、又は浄化材を直接収納している。この浄化材を収納する場合、個別の円筒部材に1つの浄化材を収納したものを組合せて一体化するか、或は、1つの円筒状の匡体に浄化材をまとめて収納するようにしている。
このタイプの浄水器は、卓上式と呼ばれるキッチン上面に立設する設置方法によって設置したり、又は、アンダーシンク式と呼ばれるキッチンの流し下に載置する設置方法によって設置したりするようにしている。
また、キッチンに設置し、原水を飲用などとして処理する水処理器具としては、例えば、イオン水を生成する電解槽を備えたイオン生成器があり、このイオン生成器において、本体の少なくとも3面を設置面として選択可能としたイオン水生成器がある(例えば、特許文献1参照。)。
更には、本体を形成するカバー内に少なくともイオン水を生成する電解槽と、電源基盤と制御部と操作部とを有する制御ユニットを備え、かつ、この電解槽と、制御ユニットとを、同じカバーに重なり合わないようにそれぞれ取り付けたイオン水生成器がある(例えば、特許文献2参照。)。
また、円筒形状以外の浄水器としては、板状箱型の外形を有し、側壁に原水入口と浄水出口を備え、内部に活性炭、中空糸膜等の浄化材を内蔵し原水を順次通過させるようにした薄型の浄水器がある(例えば、特許文献3参照。)。この浄水器は、薄型の箱状受体に対して浄化材を充填した後に、蓋体を超音波で水密に溶着したものであり、箱状受体内部に分けられた区画に浄化材を充填している。
また、水に対して薬剤を添加する機能を有するものとして、水溶性の液状の薬剤又は水溶性の薬剤と該薬剤の飽和水溶液とが充填された空気層を含まない硬質材容器と、硬質材容器に形成された単一の開口と、該開口を覆う多孔質膜とを有する薬剤徐放カートリッジと、シャワーヘッドとを備え、薬剤徐放カートリッジは前記開口をシャワーヘッドの流路に連通させた状態でシャワーヘッドに装着されている薬剤徐放機能付シャワーヘッドがある(例えば、特許文献4参照。)。
特開2003−334552号公報 特開2003−334556号公報 特開平11−207326号公報 特開平9−187681号公報
しかしながら、円筒形状の浄水器は、匡体が大きくなり卓上式、或はアンダーシンク式の何れの場合であっても広い設置スペースが必要となり、キッチン周りのスペースが狭くなったり作業性が悪くなったりするなどの問題があった。
特許文献1及び2は、薄型の箱形状を呈しており、台所の狭いスペースにも取付けることは可能ではあるが、これらはあくまでもイオン水を生成する電解槽を原水(水道水)の異物を除去する浄水カートリッジと分離してスリム化を図ったイオン水生成器であり、浄水機能を持たせるためには浄水カートリッジを別体として設ける必要があった。従って、設置場所の制約を受けない構造とはしているものの、その機能はイオン水生成機能に限られ、単体で浄水機能を発揮することはできない。このイオン水生成器に浄水機能を持たせようとする場合には、前記のように独立した浄水カートリッジを別体に設け、この浄水カートリッジを流路に対してあらたに接続しなければならないため、却って水処理器具としての設置スペースが大きくなっていた。また、特許文献1及び2は、小型のイオン水生成器によってアルカリイオン水又は酸性イオン水が得られるだけであって、水処理器具としての機能が十分では無いという問題もあった。
また、特許文献3の浄水器は薄型ではあるが、箱型の受体内部に直接浄化材を内蔵する構造であるため、メンテナンスが面倒であった。原水を濾過するタイプの浄水器は浄化材の交換が必要になるが、この浄水器の浄化材の交換時には密封された蓋体を取り外し、その後容体内の流路に充填された浄化材を交換しなければならず、しかも、確実な浄水機能を得るためには容体内に区切られた区画に隙間なく浄化材を充填する必要があった。更に、蓋体の取付け時には、内部流路を確実に密封する必要があり、蓋体と容体とを一体化する際のシール性が要求されていた。このように、特許文献3の浄水器は浄化材の交換作業が面倒になっていた。また、この浄水器は、浄化材が容体内の流路に直接充填される構造であるため、容体内の洗浄時に容体内部を1度に清潔にするためには、全ての浄化材をまとめて交換する必要が生じるなどの浄化材ごとの交換が難しくなり、浄化材の交換時期が異なっていたとしてもカートリッジ内部の浄化材全体を交換する必要が生じ、消耗度合いが少ない浄化材も交換することになって無駄が生じていた。
一方、円筒形状の浄水器の場合にも、活性炭や中空糸膜等を浄水カートリッジの形態で浄水器の筒状匡体内部に一体的に収納しているため、浄化材の消耗時にはカートリッジ全体(又は浄水器全体)を交換することになり、各浄化材の消耗度合いに応じてメンテナンスを行うことはできなかった。
また、これらの浄水器は、原水中の塩素等を除去することはできるが、原水中に栄養などを添加することはできず、あくまでもその用途は浄水機能に限られていた。このように、これらの浄水器についても前述したイオン水生成器と同様に単一の水処理機能のみを有するものであり、キッチンの作業スペースを潰して設置しても十分に満足の得られるものではなかった。
特許文献4は、流水に対して薬剤を徐放するようにしたものではあるが、これはシャワーヘッドに関するものであって、浄水器に関するものではない。
本発明は、従来の課題点に鑑みて開発したものであり、その目的とするところは、扁平形状で設置スペースが小さく、狭い場所でも嵩ばることなく設置することができる浄水器であり、かつ、使用者の希望に応じて各種の機能水が得られ、メンテナンスが容易な浄水器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、容体と蓋体とから成る薄い箱形状の扁平匡体に原水入口と浄水出口を設け、この原水入口と浄水出口に連結した浄水ラインを前記扁平匡体内に配設し、前記扁平匡体内に、活性炭部材を収納したカートリッジ体、可溶性部材を収納したカートリッジ体、フィルタ部材を収納したカートリッジ体を前記浄水ラインの上流側から下流側に向けて着脱自在に取付け、前記各カートリッジ体を前記扁平匡体内の厚みに収納可能に設け、前記浄水ラインに前記可溶性カートリッジ体への流路を迂回するバイパス流路を設け、前記可溶性カートリッジ体への浄水ラインと前記バイパス流路の間に、前記活性炭部材カートリッジからの流路を切替え可能な切替バルブを設けると共に、前記可溶性部材は、ミネラル溶出部材と機能性部材の双方を含む部材、又はこれらのうちの何れか一方を含む部材であり、前記ミネラル溶出部材は、化石さんご、セラミックボール、麦飯石、にがりであり、前記機能性部材は、ビタミンC、クエン酸、ポリフェノール、カテキン、アミノ酸、ファイバー、キシリトール、フッ素、酸素、トルマリンである浄水器である。
請求項2に係る発明は、活性炭部材は、粒状又は繊維状の活性炭であり、前記フィルタ部材は、中空糸膜、平膜、又は中空糸膜と活性炭を直列配列したものである浄水器である。
請求項に係る発明は、各カートリッジ体を浄水ラインに対して起伏させて着脱可能に設けた浄水器である。
請求項に係る発明は、浄水ラインに個別に着脱したカートリッジ体の着脱部位を、カートリッジ体を取り外した際に着脱流路を閉止可能に設けた浄水器である。
請求項に係る発明は、扁平匡体は、ステンレス等の金属、或は樹脂で剛性に成形した浄水器である。
請求項に係る発明は、切替バルブは、流路を手動で切替え可能な操作部を有し、この操作部を浄水器本体の外部より操作可能に扁平筐体の外側に設けた浄水器である。
請求項に係る発明は、切替バルブは、可溶性カートリッジ体の非装着時に、このカートリッジ体を迂回する流路に切替え可能な流路を有する浄水器である。
請求項に係る発明は、可溶性カートリッジ体の流路の出入口側と、ミネラル溶出部材又は機能性部材との間に多孔性膜を設けた浄水器である。
請求項に係る発明は、多孔性膜は、親水性の平膜である浄水器である。
請求項10に係る発明は、多孔性膜は、親水性の中空糸であり、この中空糸を単数又は複数前記流路の出入口側に流れ方向に開口した状態で配設し、流路の出入口側をポッティング材でポッティング処理した浄水器である。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10の何れか1項に記載した浄水器をキッチンの流し台上に取付けた卓上型タイプ又は流し台のアンダーシンクに取付けたアンダーシンク型タイプとして設置した浄水器を設置したキッチンである。
請求項1に係る発明によると、薄型扁平形状で小型であるため嵩ばることなく設置スペースを小さくして狭い場所でも設置することができ、設置場所を選ばず水道周りのあらゆる場所に設置可能な浄水器であると共に、更に、例えば、卓上タイプであれば、まな板や作業スペースとしても使用可能である。また、使用者のあらゆるニーズに対応しながら各種の機能水を供給することができる。更に、メンテナンスも容易であって、簡単なカートリッジ体の交換作業により浄水効果を回復することができ、しかも交換の必要なカートリッジのみを交換できるため無駄が生じることがない。また、円筒形状の浄水器と比較してデザイン的にも優れているため、キッチン上面のシンクなどに設置してもキッチン周囲の美観を損ねることがない。さらには、可溶性カートリッジ体への流路を迂回することができ、必要に応じてカートリッジ体の使用のオンオフを切替えることによりミネラル溶出部材や機能性部材が無駄に消耗することを防ぐことができ、長期に亘って各種のミネラルや機能性を添加する効果を維持することができると共に、可溶性カートリッジ体への流路の切替えをワンタッチで行うことができ、しかも、流路切替え時の漏れを確実に防ぐことができる。また、可溶性部材を適宜選択して装着することができ、目的に応じて栄養や機能性などを添加することができる。
また、効果的に原水を濾過し、ミネラルや機能性を添加することができる浄水器であり、原水中の残留塩素、細菌・大腸菌等のバクテリア、鉄錆等の微細粒子をより効果的に除去しながら健康維持に役立つ栄養などを添加することができる
請求項に係る発明によると、原水中の残留塩素、細菌・大腸菌等のバクテリア、鉄錆等の微細粒子を除去したり、ミネラル及び様々な栄養価を添加する部材として様々な種類のものを用いることができ、これらの中から任意に選択して交換可能な浄水器である。
請求項に係る発明によると、カートリッジ体の交換時には着脱が容易であり、ワンタッチで手間をかけずに交換することができる。
請求項に係る発明によると、通常の浄水機能のみを発揮させたり、或は、浄水に添加する機能性部材の種類を増減させたりすることもでき、これらの場合でもシール性を確実に維持し、本体内に浄水が漏れたり、かびが発生したりするのを防ぐことができる。
請求項に係る発明によると、キッチン上に載置して置き台として使用したり、或はまな板としても使用できる浄水器である。また、錆びたり、かびが生えたりすることを防ぐことができる。
請求項に係る発明によると、切替バルブの切替えを外部から容易に行うことができ、浄水器本体を狭い場所に設置した場合でも迅速に切替えることができる浄水器である。
切替バルブは、扁平筐体の厚みの側面に外側に突出することなく設けられ、操作時においてはこの切替バルブの操作部である摘みを起伏させて操作することにより操作性が高くなり、また、この操作部の不使用時には筐体側に折曲収納して外部に突出させるのを防ぎ、浄水器本体からの突起物を無くしてコンパクト性を維持できる。
請求項に係る発明によると、可溶性カートリッジ体の装着・非装着にかかわらず流路を確保することができ、ミネラル溶出部材や機能性部材を節約することが可能な浄水器である。
請求項乃至10に係る発明によると、長期間に亘ってミネラル溶出部材や機能性部材を一定の割合で水に添加することができ、しかも、浄水器本体を何れの向きに置いた場合でも流出濃度を一定に保ち、無駄な消耗を防ぐことができる浄水器である。また、各種の多孔性膜を用いることができ、この膜によって通水の停止時においても溶出を防ぐことができる。また、請求項11に係る発明によると、キッチン周りの設置状況や浄水の使用頻度などに応じて浄水の出口を所望の位置に取付けることができ、水回りの状況に応じてキッチンへの取付けを変更することができる浄水器を設置したキッチンを提供できる。
本発明における浄水器の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、浄水器本体10は、扁平匡体11に浄水ライン16を収納し、この浄水ライン16に設けた着脱部位である取付ヘッド18に対してカートリッジ体40を着脱自在に設けている。
扁平匡体11は、箱状の容体12と、容体12を被蓋する蓋体13とから成り、薄い箱形状を呈している。この扁平匡体11は、ステンレス等の金属、樹脂によって剛性に成形され、本実施形態においては容体12をプラスチック製の樹脂成形として液密性を持たせ、扁平匡体11内部にカビが発生したりするのを防いでいる。また、蓋体13をステンレス製とし、より高い剛性を持たせると共に清潔な状態を維持してまな板や食品等の載置面としても利用可能にしている。
扁平匡体11の一側面には原水入口14と浄水出口15を設けており、この原水入口14と浄水出口15には浄水ライン16が連結され、この浄水ライン16は扁平匡体11内に配設されている。このように原水入口14と浄水出口15はできるだけ近接するように設けることにより水道流路への取付けを容易にしている。
浄水ライン16は、原水入口14・浄水出口15にそれぞれ接続される原水口16aと浄水口16bを扁平匡体11の側面に収束させるように配設しており、この原水口16aと浄水口16bにU字形に折り曲げた浄水ライン16を接続するように扁平匡体11に配設している。浄水ライン16において原水入口側をフレキシブル管からなる樹脂管17とし、一方、浄水出口側を取付ヘッド18とし、これらを接続して流路を構成している。
取付ヘッド18は、複数の分割ヘッド18a、18b、18c、18dからなり、図3、4に示すこの各分割ヘッド18a、18b、18c、18dの入口流路19側と出口流路20側を接続して出口側浄水ライン16を構成し、また、各分割ヘッド18a、18b、18c、18dに対して各カートリッジ体40を個別に着脱している。この取付ヘッド18は、内部に取付機構21を有しており、この取付機構21にカートリッジ体40の先端側開口部41を装入可能に設けている。
取付機構21において、ノズル22内にはバルブ23が設けられ、このバルブ23における弁体24をスプリング25によって弾発し、弁体24に設けたOリング26によって弁座27を当接シールしている。弁体24の先端側には、この弁体24と一体に突出部28を設け、この突出部28がスプリング25の弾発力に抗して押圧されたときには、弁体24のOリング26が弁座27から離れて弁開状態となる。
押圧プレート29は、取付ヘッド18の内部に左右対称に設けられ、ばね31によってノズル22の軸と垂直方向に弾発されている。押圧プレート29の内周側には円弧部29aが形成され、この円弧部29aがカートリッジ体40先端側に設けた鍔部42よりも本体側に形成した凹状切欠部43に係止可能にしている。円弧部29aは、図3(a)、図4(a)に示すように先端側が開口するような断面テーパ状に形成しており、一方、凹状切欠部43はこの円弧部29aが係止可能な形状に形成している。
カートリッジ体40を取付ヘッド18の装入口30から装入すると、このカートリッジ体40の鍔部42が先ず押圧プレート29の円弧部29a、29aに当接して、押圧プレート29がばね31の弾発力に抗して左右に押し広げられる。更に装入を続けると、鍔部42が押圧プレート29の上側まで押し込まれて凹状切欠部43に円弧部29aが係止することにより、カートリッジ体40が取付ヘッド18に対して抜止めされた状態で取付けられる。
カートリッジ体40の取付け後には、図4に示すようにノズル22内の流路とカートリッジ体40の一次側流路44が連通し、取付ヘッド18の入口流路19とカートリッジ体40の内部流路とが連通する。また、このときノズル22がカートリッジ体40の筒部45に装入され、このノズル22の外周面と筒部45の内周面との間には空隙Cが形成される。入口流路19からの流体は、ノズル22を介して一次側流路44からカートリッジ体40内部に入り、内部を矢印のように流れた後に空隙Cを通過して出口流路20側に流れる。
板状の操作プレート32は、図3(b)、図4(b)に示すように押圧プレート29の上側に配設され、この操作プレート32の下面側には略ハ字状に突部32bを設け、この突部32bは、押圧プレート29に形成された長穴状の穴部29bに遊嵌されている。押圧部32aは、取付ヘッド18外部に突出して設けられ、この押圧部32aを操作方向に押圧したときに操作プレート32全体を取付ヘッド18に対してスライド可能に設けている。
カートリッジ体40を取外す場合には、押圧部32aを押圧して突部32bを押圧方向に移動させると、突部32bが穴部29b内をスライドするように移動し、この移動に伴って押圧プレート29、29がばね31の弾発力に抗して左右に押し広げられる。押圧プレート29、29が押し広げられると、凹状切欠部43に対して円弧部29aの嵌合が外れ、カートリッジ体40を取付ヘッド18より抜き出すことが可能になる。カートリッジ体40を取り外した後の各分割ヘッド18a、18b、18c、18dは、Oリング26が弁座27に押圧シールされ、着脱流路を確実に閉止可能に設けて漏れを防止している。
また、各分割ヘッド18a、18b、18c、18dは、図1に示すように隣接する分割ヘッドに対して回転させることができ、分割ヘッドを回転することでカートリッジ体40が起伏し、この状態で各カートリッジ体40を着脱可能にしており、カートリッジ体40は着脱時に容体12に接触することがなく、交換が容易である。
各カートリッジ体40は、活性炭部材47を収納した活性炭部材カートリッジ体40a、ミネラル溶出部材48を収納したミネラル溶出部材カートリッジ体40c、機能性部材50を収納した機能性部材カートリッジ体40d、フィルタ部材46を収納したフィルタ部材カートリッジ体40bとし、これらを適宜に選択して浄水ライン16の取付ヘッド18に着脱自在に取付けている。各カートリッジ体40a、40b、40c、40dは、扁平匡体11の有する厚みT内に収納可能な大きさの円筒形状に設け、収納時において、この厚みTからはみ出すことがないようにしている。なお、ミネラル溶出部材48と機能性部材50を可溶性部材といい、これらを収納したミネラル溶出部材カートリッジ体40c、機能性部材カートリッジ体40dを可溶性カートリッジ体という。
活性炭部材47は、粒状又は繊維状、又はこれらを混合した活性炭であり、ミネラル溶出部材48は、化石さんご、セラミックをボール状に形成したセラミックボール、麦飯石、にがりである。また、機能性部材50は、例えば、ビタミンC、クエン酸、ポリフェノール、カテキン、アミノ酸、ファイバー、キシリトール、フッ素、酸素、トルマリンであり、これらの機能性部材50を収納することで、香りや味を添加したり、その他の各種の機能性を添加した機能水が得られ、これらの中から1種又はこれらを組合せて選択可能に設けている。フィルタ部材46は、中空糸膜、平膜、又は中空糸膜と活性炭を直列配列したものであり、中空糸膜、平膜は、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PES(ポリエーテルサルホン)、PS(ポリサルフォン)等から形成され、中空糸膜は0.1〜0.2μmの孔径サイズを有するもので構成される。更に、このフィルタ部材46は中空糸膜束以外にも、水を濾過して微粒子を除去できるもの、または、殺菌(抗菌)が可能な構造であればよい。フィルタ部材46として中空糸膜束を用いた場合には、孔径サイズが小さく高い濾過性能を発揮でき、より細かい微粒子まで除去できる。
カートリッジ体40には、活性炭部材47、ミネラル溶出部材48、機能性部材50、フィルタ部材46の収納時にこれらが漏れることの無いように図示しない細かい穴を多数設けている。また、この漏れ防止構造としては、各部材の外周側を不織布やメッシュ等で覆うようにしてもよい。
各カートリッジ体40は、浄水ライン16の上流側から下流側に向けて、活性炭部材カートリッジ体40a、ミネラル溶出部材カートリッジ体40c、機能性部材カートリッジ体40d、及びフィルタ部材カートリッジ体40bを順次着脱自在に取付けるようにするのが望ましく、効果的に原水を濾過し、ミネラルや機能性を添加することができるが、これ以外にも使用者の希望などに応じて任意の順序で取付けることもでき、例えば、図1に示したように、上流側から下流側に向けて、活性炭部材カートリッジ体40a、フィルタ部材カートリッジ体40b、ミネラル溶出部材カートリッジ体40c、機能性部材カートリッジ体40dの順序で取付けるようにしてもよい。
ここで、機能性部材50の例とその機能を表1に示す。機能性部材は表1以外のものであってもよい。また、カートリッジ体40の内部を空の状態にして取付ヘッド18に取付けるようにすれば、入口流路19と出口流路20が機能性部材を介することなく連通することが可能となり、機能性部材を省略することもできる。
Figure 0004799899
図2においては、上記の浄水器本体10をキッチンの流し台1に取付けた状態を示している。
切換コック3は水栓2の先端側に取付けられ、この切換コック3の切換レバー3aを切換えることで流路を切換可能であり、切換コック3の図示しない原水吐出口又は浄水吐出口から吐出可能に設けている。水栓2は、この切換コック3を介して樹脂パイプ等の接続パイプ4によって浄水器本体10の原水入口14・浄水出口15に接続されており、切換レバー3aを浄水側に切換え操作すると入口側接続パイプ4aを介して浄水器本体10内に原水が送られ、濾過処理などが行われた浄水が出口側接続パイプ4bを介して切換コック3の浄水吐出口から吐出される。このように、本例においては濾過された浄水を水栓の出口側まで戻すようにした、いわゆるツーウェイタイプの浄水方式とし、浄水機本体10に吐水出口を設けていないため、浄水器本体10を流し台1から離して設置することができ、キッチンでの作業性を損なうことなく浄水器本体10を設置可能に設けている。また、浄水器本体10を卓上型の設置タイプとし、図のように流し台1に設置する際に立設すれば設置スペースが小さくなる。
次に、本発明の浄水器の上記実施形態における作用を説明する。
浄水器本体10は、容体12と蓋体13とから成る薄い箱形状の扁平匡体11に原水入口14と浄水出口15を設け、この原水入口14と浄水出口15に連結した浄水ライン16を扁平匡体11内に配設し、浄水ライン16に対して活性炭部材47とフィルタ部材46を個別に収納したカートリッジ体40a、40bを着脱自在に設け、更に、ミネラル溶出部材48を収納したカートリッジ体40c、ミネラル、香り、ビタミンその他の機能性部材50を収納したカートリッジ体40dを着脱自在に取付け、各カートリッジ体40を扁平匡体11内の厚みTに収納可能に設けているので、円筒形状の浄水器に比較して全体を小型化してスリムに設けることができ、キッチン上面や流し下に設置する場合でも設置スペースを小さくしながら狭い場所にも設置することができ、キッチン周りのスペースを広くして作業性を向上させることができる。
原水入口14側から原水を流入させると、この原水は、先ずカートリッジ体40a内の活性炭部材47を通過し、この活性炭部材47によって水道水に含まれる残留塩素が除去される。次いで、この水はカートリッジ体40b内のフィルタ部材46を通過して水中に含まれる細菌や大腸菌などのバクテリアや鉄錆等の微粒子が除去され、更に、カートリッジ体40c内のミネラル溶出部材48やカートリッジ体40d内の機能性部材50によって各使用者が所望するミネラルその他の栄養などが添加された健康に適した飲料水などが得られる。
また、カートリッジ体40は、フィルタ部材46、活性炭部材47とミネラル溶出部材48、機能性部材50を収納した状態で取付ヘッド18に着脱自在に設けているので交換が容易であり、この交換作業によって常に高い浄水性能等を維持でき、取付け時には流路を確実にシールすることができ、漏れを生じることも無い。この機能性部材50は、消耗度合いに応じて収納されたカートリッジごとに個別に交換することができるので、浄水機能、或はミネラル、機能性を添加する機能が無くなる限界まで使用することができ、無駄が生じることが無い。
図5においては本発明の浄水器におけるカートリッジ体の他例を示したものであり、フィルタ部材46と活性炭部材47を一体的にカートリッジ体51に収納したものである。なお、以降の実施形態において前記実施形態と同一部分は同一符号によって表し、その説明を省略する。
カートリッジ体51は、分割した円筒部材51a、51bを接続してなり、円筒部材51a、51bの内部にはフィルタ部材46、活性炭部材47を個別に収納している。フィルタ部材46は、中心から外方に放射状に折返して膜束を断面噴水状のループを成すように結束され、その端部はポリウレタンやエポキシ樹脂等の封止材を充填して、本例ではABS樹脂製である円筒部材51aの先端開口部位に密封固着され、このフィルタ部材46の端部部位をスライスして開口させている。
活性炭部材47は不織布47aによって外周面を覆われている。この不織布47aは、例えばポリエステル製からなり、プレフィルター機能を有している。活性炭部材47の後端面にはABS樹脂製のエンドキャップ47bを設けており、活性炭6の端面側からの原水の侵入を防いでいる。
カートリッジ体51内に水道水が供給されると、不織布47aによってゴミが除去された後に活性炭部材47によって残留塩素が除去され、次いで、フィルタ部材46によって微粒子が除去されて浄水が得られる。このように、フィルタ部材46と活性炭部材47を一体的に1つのカートリッジに収納する際にフィルタ部材46と活性炭部材47を膜孔径の違う濾過材として組合せ直列配置することにより、効果的な濾過機能が発揮される。また、カートリッジ体51を一体化することにより取付ヘッド18の余った接続箇所に対して別のあらたなカートリッジ体を設けることができるため、この取付ヘッドに別のミネラル溶出部材カートリッジ体、或は機能性部材カートリッジ体を取付けることにより各種ミネラルを添加したり、あらたな機能性を添加することができる。
カートリッジ体は、図7に示すように円筒形状以外の、いわゆる長穴筒形状とすることもでき、このように扁平匡体11に対してカートリッジ体53の収納容積を大きくすることにより活性炭部材47、ミネラル溶出部材48、機能性部材50、フィルタ部材46の各部材の収納量を大きくでき、濾過効率やカートリッジの寿命などを向上させることができる。また、スリムタイプのカートリッジ体に形成したり、これ以外にも各種の形状に形成できることは勿論である。
図6における浄水器は、取付ヘッド55を分割することなく一体化したものである。このように取付ヘッドは一体化してもよく、取付ヘッドを一体化した場合には、構造を簡略化できるため製造が容易となり安価に製作することができる。取付ヘッドは、分割・一体化構造の何れに形成する場合でも薄い扁平形状に形成するのが望ましいが、扁平匡体11内に収納できる形状に形成すれば所望の形状に設けることもできる。
また、取付ヘッド内の取付構造は、前述した取付機構21以外の着脱構造であってもよく、例えば、後述する係止片と係止部の係止による着脱や、図示しないおねじとめねじによるねじ込み式による螺着手段によって着脱を行うようにしてもよく、この場合、着脱構造に応じてカートリッジ体の取付部位も取付け可能な形状に形成すればよい。ねじ込み式の着脱構造は、図3、4のような押圧部32aを必要とすることが無いため、取付ヘッド外側への突出部位が省略され、よりコンパクト化することができる。
また、扁平匡体11における容体12及び蓋体13の材質は、プラスチックとステンレスによる組合せ以外であってもよく、例えば、扁平匡体11全体をステンレス等の金属やプラスチック等の樹脂によって形成したり、又は、これら以外の各種の材料を用いて適宜の組合せによって形成するようにしてもよい。
また、浄水器本体10のコンパクト性を追求するために、取付ヘッド数の半分を対称位置に設置して各カートリッジ体40のスペースに別のカートリッジ体を設置するように構成してもよい。
図8、9に示した本発明の第4実施形態における浄水器本体60は、扁平筐体61内に、少なくとも活性炭部材47を収納した活性炭部材カートリッジ体80a、可溶性部材49を収納した可溶性カートリッジ体80e、フィルタ部材46を収納したフィルタ部材カートリッジ体80bからなる3つのカートリッジ体80を上流側から下流側に向けて、この順序により着脱自在に取付けたものである。
可溶性部材49は、ミネラル溶出部材48、機能性部材50の双方を含む部材であるか、又はこれらのうちの何れか一方を含む部材であり、または、これら以外の栄養などを含む部材であってもよい。このように、可溶性部材カートリッジ体80eは使用者の好みに応じたものを取付けることができ、また、取付けないようにしてもよい。
この実施形態における扁平筐体61は、箱型の容体62と、容体62を被蓋する蓋体63からなり、この扁平筐体61は、例えば、プラスチック製の樹脂成形により形成している。扁平筐体61の外周囲には、容体62を覆う容体被覆部64aと蓋体63を覆う蓋体被覆部64bとからなる被覆部64を設け、この被覆部64はステンレス製によって形成して容体62と蓋体63をそれぞれ被覆したときに剛性を持たせるようにしている。
図8において、スライドボタン63aは、蓋体63の内部に設けた図示しないばねの弾発力に抗して蓋体63表面側をスライド可能に設けており、このスライドボタン63aに対して鉤状に形成したラッチ片63bを一体に固着して、スライドボタン63aのスライドに即してラッチ片63bもスライド可能に設けている。一方、容体62においては、ラッチ片63bの対応する位置にこのラッチ片63bが挿入可能な係止穴62aを設けている。
図8の状態から蓋体63を閉じようとすると、先ず、ラッチ片63bが係止穴62aの端部側に当接し、この状態から更に蓋体63を閉じる方向に押圧することにより、ラッチ片63bに設けた傾斜部63cが係止穴62aに沿うようにして案内され、蓋体63が閉じられる。このとき、傾斜部63cを含んだラッチ片63bの鉤状部分が係止穴62aの奥側に位置するため、この状態でばねが弾発してラッチ片63bがスライドし、鉤状部分が係止穴62aに係止する。従って、蓋体63の閉じた状態が維持される。
蓋体63を開ける場合には、スライドボタン63aを開方向にスライドさせ、ラッチ片63bの鉤状部分の係止を係止穴62aから外すことで蓋体63を開方向に開けることができる。弾発部材63dは、内部にばねを装着することにより蓋体63を開方向に弾発付勢させており、蓋体63を開ける際のラッチ片63bの動きに対応して蓋体63を容体62から浮き上がらせることができ、蓋体63の開方向の動作を補助している。
原水入口14、浄水出口15は、扁平筐体11の側面に収束させるように設けており、それぞれに対して図示しない迅速継手と呼ばれる管継手をワンタッチで着脱可能に設けている。
原水入口14の内部側には、図10に示すようにフレキシブル管からなる樹脂管65が接続され、この樹脂管65は、容体62の内部形状に沿って略コ字形状に折り曲げられるようにして収納されている。樹脂管65の他端側は、接続ヘッド66の入口側に接続され、この接続ヘッド66の出口側には取付ヘッド71が取付けられており、接続ヘッド66によって樹脂管65と取付ヘッド71の流路を接続するようにしている。
ここで、取付ヘッド71と、この取付ヘッド71に続く取付ヘッド72、73には、活性炭部材カートリッジ体80a、可溶性カートリッジ体80e、フィルタ部材カートリッジ体80bをそれぞれ着脱可能に設けている。
各取付ヘッド71、72、73は、内部に着脱機構74を有しており、この着脱機構74に対して各カートリッジ体80a、80e、80cを先端側開口側より装入可能に設けている。各取付ヘッド71、72、73の開口側には、縮径状の係止部71a、72a、73aを着脱機構としてそれぞれ形成しており、一方、各カートリッジ体80a、80e、80cの先端外周にこの係止部71a、72a、73aに係止可能な拡径状の係止片80f、80g、80hをそれぞれ形成している。
カートリッジ体80a、80e、80bを取付ヘッド71、72、73に取付ける場合には、取付ヘッド71、72、73の係止部71a、72a、73aと係止片80f、80g、80hの位置をずらすようにしながら、カートリッジ体80a、80e、80bを各取付ヘッド71、72、73内に装着されたスプリング75の弾発力に抗して装入し、次いで、カートリッジ体80a、80e、80bを時計回りに所定量回転させて係止片80f、80g、80hを係止部71a、72a、73aの奥側に係止させて各カートリッジ体80a、80e、80bを取付ヘッド71、72、73に対して抜け止めしている。
また、各カートリッジ体80a、80e、80bを取外す場合には、それぞれを反時計回りに所定量回転させることにより係止片80f、80g、80hと係止部71a、72a、73aの係止が外れ、取外しが可能となる。
取付ヘッド71と取付ヘッド72は、入口・出口側流路101、102を有する切替バルブ100によって接続され、取付ヘッド72と取付ヘッド73は入口・出口側流路67a、67bを有する接続ヘッド67によって接続されている。
切替バルブ100には、可溶性カートリッジ体80eへの流路を迂回するバイパス流路110を接続しており、このバイパス流路110は、切替バルブ100と接続ヘッド67を接続するフレキシブル管からなる樹脂管65aにより構成され、より具体的には、切替バルブ100の入口・出口側流路101、102の途中に形成した分岐流路103と、接続ヘッド67の入口・出口流路67a、67bの途中に形成した分岐流路67cをこの樹脂管65aで接続することにより構成している。このように、バイパス流路110は、可溶性カートリッジ体80eの取付け箇所を避けるように、樹脂管65aを略コ字形状に折り曲げるように設けている。
図13、14において、切替バルブ100内には弁体104を装着しており、この弁体104は、いわゆる3方弁の構造を呈している。弁体104における第1流路104aは、回転方向に沿って外周側に形成した流路であり、図13のように、切替バルブ100の入口側流路101と出口側流路102を流路と連通可能に設けている。また、第2流路104bは、弁体104の回転軸方向に形成した流路であり、図14のように、切替バルブ100の入口側流路101と分岐流路103を連通可能に設けている。
切替バルブ100は、図11に示す手動操作用の摘みである操作部105によって弁体104を90°回転することにより、入口側流路101を出口側流路102、又は分岐流路103の何れか一方の流路と連通するように切替え可能に設け、活性炭部材カートリッジ体80aから可溶性カートリッジ体80eへの浄水ラインと、活性炭カートリッジ体80aからバイパス流路110への流路をこの弁体104によって切替え可能に設けている。
操作部105は、図11のように弁体104の上部にピン105aによって回転可能に取付けられ、この操作部105は、浄水器本体60の外部より操作可能になるように扁平筐体61の外側に設けている。
手動操作時には、図17の状態からピン105aを中心に手動操作部105を回転させて図18のようにこの手動操作部105を起伏させ、手動操作部105を摘んで回転方向に回転することで弁体104の開閉操作が可能になる。また、手動操作部105の不使用時には、図17のように容体62側に折りたたむことで外部に突出することがなく、通常時において容体62の側面側をフラット状にできるようにしている。
本実施形態においては、手動操作用の手動操作部を設けているが、これ以外の操作部であってもよく、例えば、自動操作用の適宜の装置を弁体104に取付け、この自動操作部によって弁体104を切替えるようにしてもよい。
Oリング106は、図13、図14に示すように弁体104の第2流路104bの入口側の外周に沿って形成した装着溝104cに装着し、第2流路104bからの漏れを防いでいる。また、Oリング107、107は、図10に示すように弁体104に形成した凹状溝104d、104dに対して装着し、このOリング107、107で第2流路104bを挟んで流路104a、104bからの漏れを防いでいる。
また、切替バルブ100の両側には環状溝100a、100aを形成しており、この環状溝100a、100aにOリング108、108を装着して取付ヘッド71、72との流路をシールしている。なお、このOリング108については接続ヘッド66、67及び68においても同様であり、取付ヘッド71、72、73との各接続部位にOリング108をそれぞれ装着して流路をシールしている。
接続ヘッド67において、入口側流路67aには逆止弁69が装着されている。これにより、可溶性カートリッジ体80e側から接続ヘッド67への流入のみが行われ、カートリッジ体80e側への流体の逆流を防いでいる。接続ヘッド67は、入口側流路67a、出口側流路67b及び分岐流路67cを有し、T字状の流路を構成している。
接続ヘッド67に接続された取付ヘッド73は、出口側が接続ヘッド68に接続され、この接続ヘッド68の内部には前述した原水入口14、浄水出口15が設けられ、原水入口14から流入した原水を浄水出口15より排出するようにしている。
次に、切替バルブ100の流路を切替える場合について説明する。原水入口14から原水が流入すると、この原水は樹脂管65内を通って接続ヘッド66を介して活性炭カートリッジ体80a内を通過し、残留塩素が除去された後に切替バルブ100内に流入する。
図10においては、入口側流路101と出口側流路102が流路と連通する状態に切替バルブ100を切替えたものであり、図13は、このときの切替バルブ100の状態を示した断面図である。
入口側流路101から水が流入すると、この水は弁体104の第1流路104aを通過して出口側流路102側に流入する。続いて、この水は、取付ヘッド72を介して可溶性カートリッジ体80e内に入り、栄養や機能性などが添加され、接続ヘッド67の逆止弁69を通過して取付ヘッド73を介してフィルタ部材カートリッジ体80b内に流入し、バクテリアや鉄錆等の微粒子が除去された後に浄水出口15から吐出される。
このように、切替バルブ100の入口・出口側流路101、102を開状態にした場合には、活性炭部材カートリッジ体80a、可溶性カートリッジ体80e、フィルタ部材カートリッジ体80bの順序で全てのカートリッジ体80を通過した水が得られる。
一方、図11においては、入口側流路101と分岐流路103が流路と連通する状態に切替バルブ100を切替えたものであり、図14は、このときの切替バルブ100の状態を示した断面図である。
入口側流路101から水が入ると、この水は弁体104の第2流路104bを通過して分岐流路103側に流入し、分岐流路103から樹脂管65aを通過して接続ヘッド67の分岐流路67cから流入する。接続ヘッド67内に流入した水は、出口側流路67bを介してフィルタ部材カートリッジ体80b側に流れ、接続ヘッド67内には逆止弁69を設けているため、入口側流路67a側から取付ヘッド72側に逆流することが無い。
このように、切替バルブ100の入口側流路101と分岐流路103を開状態にした場合には、活性炭部材カートリッジ体80aとフィルタ部材カートリッジ体80bのみを通過した水が吐出され、可溶性カートリッジ体80eを通過させないことによってミネラル溶出部材48や機能性部材50を節約することもでき、例えば、米を磨ぐ場合などにこれらを無駄に消耗させるのを防ぐことが可能となる。
また、図12においては、可溶性カートリッジ体80eを取付ヘッド72から取り外した状態を示している。
カートリッジ体80eを取り外す際には、上述したようにこのカートリッジ体80eを取付ヘッド72に対して反時計回りに回転させることにより、係止片80gが取付ヘッド72の係止部72aから外れ、スプリング75の弾発力によってカートリッジ体80eが抜き出し方向に押圧されて取り外しが可能となる。
カートリッジ体80eの取り外し後には、取付ヘッド72側においてOリング26が弁座27にスプリング75によって押圧シールされ、着脱流路を確実に閉止して漏れを防止している。また、カートリッジ体80e側においても、水が漏れるおそれがあるため、これを防ぐために取付ヘッド72との着脱部分付近に適宜のシール構造を設け、取り外し後に水漏れを防ぐようにするのが望ましい。
カートリッジ体80eを取り外した場合には、切替バルブ100の入口側流路101と分岐流路103が流路と連通する状態に弁体104を切替え、入口側流路101からの水が樹脂管65a側に流れるようにする。このとき切替バルブ100の入口側流路101と出口側流路102が図10のように流路と連通する状態になっていたとしても、前述したように出口側流路102から流出した水は取付ヘッド72内のOリング26と弁座27のシールにより確実に封止される。
樹脂管65aを通過した水は、接続ヘッド67の分岐流路67cから流入するが、接続ヘッド67内の逆止弁69により取付ヘッド72側に流れ込むことはなく、取付ヘッド73に接続されたフィルタ部材カートリッジ体80b側のみに流れる。
このように、切替バルブ100は、可溶性カートリッジ80eの非装着時に、このカートリッジ80eを迂回する流路に切替え可能な流路を有しており、カートリッジ体80eを取外した場合であっても流路を確保して、活性炭部材カートリッジ体80aとフィルタ部材カートリッジ体80cのみを通過処理した浄水を吐出させることが可能である。
図15においては、可溶性カートリッジ体80eを示している。カートリッジ体80eには、円筒容器81内に機能性部材50又はミネラル溶出部材48、或はこれらの両方をを収納しこの円筒容器81の両端開口部81a、81aを親水性多孔性膜である平膜82で覆っている。平膜82は両端開口部81a、81aに被せた状態とし、この上から押え板83で押さえ、更に、この押え板83の上からキャップ84を被せている。キャップ84は内周面側におねじ84aを有し、このおねじ84aを円筒容器81外周に形成しためねじ81bに螺着することで平膜82を押え付けた状態に保持し、円筒容器81と平膜82との間にOリング81cを介在させてこれらを密封シールしている。各押え板83には貫通路83aを形成することによりカートリッジ体80eの内部に内側流路85を形成している。このように、平膜82を押え板83とキャップ84によって取付けるようにしているが、円筒容器81の両端開口側に直接平膜82を貼り付けるようにしてもよい。
以上のように、カートリッジ体80eには、両端開口部81aである流路の出入口と内部に収納した可溶性部材49との間に多孔性膜を設けている。
カートリッジ体80eは円筒状のハウジング86内に収納され、このハウジング86とカートリッジ体80eとの間には空隙を設け、この空隙によってカートリッジ体80eとハウジング86との間に外側流路87を構成している。
よって、カートリッジ体80e内部には、可溶性部材49を通過するラインである内側流路85と、非通過ラインである外側流路87を形成している。
図において、平膜82、82は流れの上流と下流に配設され、カートリッジ体80e内に水流が発生すると、この水流は先ず上流側の平膜82を避けるように外側流路87を流れる。上流側の平膜82に対してろ過抵抗を超える水圧が作用すると、この水は円筒容器81内に流入し、流入した水が外側流路87と内側流路85に分けられた状態でカートリッジ体80e内を通過し、内側流路85を通過した水は下流側の平膜82を通り、外側流路87を通過した水と混ぜ合わさって外部に流出される。平膜82は、開口側の面積または親水化特性の程度、及び透過速度を調整することで、内側流路85を通過した水の濃度が一定に保たれ、内側流路85を通過した水を所定の割合で外側流路87を通過した水と合流させることでカートリッジ体80eの開口部41からの水の濃度を一定に保つことができる。このようにカートリッジ体80e内に流入した水の一部のみを可溶性部材49を通過させることで、少しずつ溶け出すようにしている。平膜82の開口側の面積や親水化特性の程度、及び透過速度を調整し、内側流路85に透過速度を低くした場合には、円筒部材81内に流入する水量は小さくなるが、溶出する水に対して可溶性部材49の濃度を濃くすることができるという利点がある。
このように、多孔性の平膜82、82によって可溶性部材49を挟んだ構造とし、流路の入口及び出口側の開口部81a、81aにこの平膜82、82を配設していることにより、微生物やバクテリアなどの微細生物に対するバリア性を有すると共に、膜の組成によって決定している透過圧を超えない限り可溶性部材49がこの平膜82を通過することがない。従って、出口側にピンホールなどの小孔を設けた場合などのように自然に漏れたり一定の濃度によって供給できなくなることがなく、カートリッジ体80eの向きを重力の方向に関係なく設置することが可能となり、延いては、浄水器本体60を縦置き、横置き、逆さ置きのどの方向に置いた場合でも、可溶性部材49の流出濃度を常に一定としつつ、しかも、この一定の流出濃度を所定期間維持することができる。
また、これらの溶出は、平膜82に水圧が加わることによって初めて開始されるため、通水の停止時においては、円筒容器81から自然に可溶性部材49が漏れたりするのが防がれる。
可溶性カートリッジ体80eに収納する可溶性部材49が、例えば、ビタミンCやクエン酸の機能性部材50である場合には、これらは水に溶け易い性質であるため、平膜82をより透過性の低い材料によって設けるようにすればよい。一方、収納する部材がセラミックや麦飯石などのミネラル溶出部材48である場合は、これらは水に溶けにくい性質であるため、平膜以外のメッシュ等の目の粗い素材を用いるようにしてもよい。更に、平膜ではろ過抵抗が大きすぎる場合にも、例えば、不織布などを用いるようにしてもよい。このように、流出濃度を一定にするために、可溶性部材49の性質などに応じて平膜の材質を変えるようにしてもよい。
ここで、図15の可溶性カートリッジ体80e内部にクエン酸からなる機能性部材50を収納し、このカートリッジ体80eに流量を変化させながら通水させたときの通水流量と、このときに得られる機能性の添加された水のPHの関係を測定した。平膜82は異なる材質からなる2種類とし、カートリッジ体80eを縦置、横置にした場合の通水流量をそれぞれ測定したが、通水流量の変化に対するPH値は殆ど変わることがなく、ほぼ一定のPH値を維持することができた。また、各平膜82、82において、カートリッジ体80eを縦置、横置にした場合においてもPH値は殆ど変わることがなく、縦置又は横置の何れの場合でもカートリッジ体80eの機能性部材50の添加機能をほぼ一定に維持できた。
図16においては、可溶性カートリッジ体の他例を示しており、この可溶性カートリッジ体90は、円筒容器91内に可溶性部材49を収納し、円筒容器91の両端開口部91a、91aに親水性多孔性膜である中空糸92を単数又は複数開口した状態となるように円筒容器91内を縦断するように配設し、この上流と下流の開口部91a、91aをポッティング材93でポッティング処理してカートリッジ体90内部に内側流路95を形成した。カートリッジ体90はハウジング96内に収納され、このカートリッジ体90とハウジング96との間には外側流路97を構成している。
カートリッジ体90内に水流が発生すると、この水流は円筒容器91の外部である外側流路97を流れ、このとき、流れ方向に開口した中空糸92にも水流が発生する。この水流は、中空糸92の中側から表面側に浸透して可溶性部材49に接触し、ミネラルや機能性が添加された後に中空糸92の下流側付近において表面側から内側にろ過されるように浸透し、中空糸92の出口側開口部から流出する。内側流路95を通過した水は、外側流路97を通過した水と混ぜ合わさった後に外部に流出される。このカートリッジ体90は、中空糸92の本数や流体の透過速度を調整することで、内側流路95を通過した水に対する可溶性部材49の濃度を一定に保つことができる。
上述したカートリッジ体80e、90は、その性能を維持するために、例えば、およそ6箇月ごとなどの早めの交換期間で交換するのが望ましく、交換時には各カートリッジ体80e、90を単独で交換することが可能であるが、交換時にこのカートリッジ体80e、90を含んだ全てのカートリッジ体を一括して交換してもよく、この場合、交換時期が揃うことになるため次の交換時期が分かりやすくなるというメリットがある。
浄水器本体10、60の設置に関して、図19においては、浄水器本体10又は浄水器本体60をアンダーシンクの設置タイプとして設置したものであり、原水入口14と浄水出口15をツーウェイタイプの浄水方式として原水と浄水を水栓6から直接吐出可能に設けて流し台1周りのスペースを広くしている。流し台1のアンダーシンクが引出し式(フロアー式)になっている場合、浄水器を設置するための空間が狭くなるが、浄水器本体10、60はこの狭い空間に対しても設置が可能であり、図の様に内部の壁面1aに立てかけるようにして載置すれば、設置スペースをより小さくできる。更に、浄水器本体10、60は流し台やアンダーシンク以外のあらゆる場所にも設置でき、例えば、出窓部分や整理棚等にも設置できる。
また、図20に示すように、浄水器本体10、60は、いわゆるワンウェイの浄水方式とすることもできる。この場合、水道水は、止水栓8から供給筒9を介して浄水器本体10、60内に流入し、浄水化・機能水化された後に水栓6と別に設けられた浄水出口7から吐出される。ワンウェイの浄水方式の場合には、浄水器本体10、60を浄水出口7と近接して設置するようにし、浄水出口7に対してある程度の方向を定めた状態で設置する必要がある。また、載置状態で固定するために図示しない架台や壁面に固定する吸着状の部材を別途設けて浄水器本体が倒れないようにするのが望ましい。
本発明の浄水器は、活性炭部材とフィルタ部材を組合せてカートリッジ体に収納したり、ミネラル溶出部材や機能性部材の種類を変えたり、さらには、これらを混ぜ合わせたものをカートリッジ体に収納したり、カートリッジ体の形状・取付構造や取付数、及び取付ヘッドの形状や構造を変えたり、扁平匡体を構成する部材の材質又は形状などの各種の変更を自由に行うことができる。また、浄水器の設置箇所や接続方式を任意に設定することができ、あらゆるタイプの流し台などに対応して取付けることができるものである。
本発明の浄水器の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の浄水器の取付け状態を示した斜視図である。 (a)はヘッドとカートリッジ体の取付け前の状態を示す半截断面図である。(b)は取付け前のヘッドの動作説明図である。 (a)はヘッドとカートリッジ体の取付け後の状態を示す半截断面図である。(b)は取付け後のヘッドの動作説明図である。 本発明の浄水器におけるカートリッジ体の他例を示した半截断面図である。 本発明の浄水器の第2実施形態を示した斜視図である。 本発明の浄水器の第3実施形態を示した斜視図である。 本発明の浄水器の第4実施形態を示した斜視図である。 図8の蓋体を閉じた状態を示した斜視図である。 図8の浄水器の拡大半截断面図である。 図10の浄水器の切替バルブを切替えた状態を示す半截断面図である。 図11の浄水器の可溶性カートリッジ体を外した状態を示す半截断面図である。 切替バルブの拡大半截断面図である。 図13の切替バルブの流路を切替えた状態を示す半截断面図である。 図10における可溶性カートリッジ体を示した半截断面図である。 可溶性カートリッジ体の他例を示した半截断面図である。 手動操作部付近を示した要部拡大斜視図である。 図17の手動操作部を起伏した状態を示す斜視図である。 本発明の浄水器をアンダーシンクに設置した状態を示す斜視図である。 本発明の浄水器をアンダーシンクに設置した他の状態を示す斜視図である。
符号の説明
10、60 浄水器本体
11、61 扁平匡体
12、62 容体
13、13 蓋体
14 原水入口
15 浄水出口
16 浄水ライン
16a 原水口
16b 浄水口
18、55、71、72、73 取付ヘッド
40、51、53、80 カートリッジ体
46 フィルタ部材
47 活性炭部材
48 ミネラル溶出部材
49 可溶性部材
50 機能性部材

Claims (11)

  1. 容体と蓋体とから成る薄い箱形状の扁平匡体に原水入口と浄水出口を設け、この原水入口と浄水出口に連結した浄水ラインを前記扁平匡体内に配設し、前記扁平匡体内に、活性炭部材を収納したカートリッジ体、可溶性部材を収納したカートリッジ体、フィルタ部材を収納したカートリッジ体を前記浄水ラインの上流側から下流側に向けて着脱自在に取付け、前記各カートリッジ体を前記扁平匡体内の厚みに収納可能に設け、前記浄水ラインに前記可溶性カートリッジ体への流路を迂回するバイパス流路を設け、前記可溶性カートリッジ体への浄水ラインと前記バイパス流路の間に、前記活性炭部材カートリッジからの流路を切替え可能な切替バルブを設けると共に、前記可溶性部材は、ミネラル溶出部材と機能性部材の双方を含む部材、又はこれらのうちの何れか一方を含む部材であり、前記ミネラル溶出部材は、化石さんご、セラミックボール、麦飯石、にがりであり、前記機能性部材は、ビタミンC、クエン酸、ポリフェノール、カテキン、アミノ酸、ファイバー、キシリトール、フッ素、酸素、トルマリンであることを特徴とする浄水器。
  2. 前記活性炭部材は、粒状又は繊維状の活性炭であり、前記フィルタ部材は、中空糸膜、平膜、又は中空糸膜と活性炭を直列配列したものである請求項に記載の浄水器。
  3. 前記各カートリッジ体を前記浄水ラインに対して起伏させて着脱可能に設けた請求項1又は2に記載の浄水器。
  4. 前記浄水ラインに個別に着脱したカートリッジ体の着脱部位を、カートリッジ体を取り外した際に着脱流路を閉止可能に設けた請求項1乃至の何れか1項に記載の浄水器。
  5. 前記扁平匡体は、ステンレス製の金属、或は樹脂で剛性に成形した請求項1乃至の何れか1項に記載の浄水器。
  6. 前記切替バルブは、流路を手動で切替え可能な操作部を有し、この操作部を浄水器本体の外部より操作可能に前記扁平筐体の外側に設けた請求項1乃至の何れか1項に記載の浄水器。
  7. 前記切替バルブは、前記可溶性カートリッジ体の非装着時に、このカートリッジ体を迂回する流路に切替え可能な流路を有する請求項1乃至の何れか1項に記載の浄水器。
  8. 前記可溶性カートリッジ体の流路の出入口側と、前記ミネラル溶出部材又は機能性部材との間に多孔性膜を設けた請求項1乃至の何れか1項に記載の浄水器。
  9. 前記多孔性膜は、親水性の平膜である請求項に記載の浄水器。
  10. 前記多孔性膜は、親水性の中空糸であり、この中空糸を単数又は複数前記流路の出入口側に流れ方向に開口した状態で配設し、前記流路の出入口側をポッティング材でポッティング処理した請求項に記載の浄水器。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載した浄水器をキッチンの流し台上に取付けた卓上型タイプ又は流し台のアンダーシンクに取付けたアンダーシンク型タイプとして設置したことを特徴とする浄水器を設置したキッチン。
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