JP6327628B2 - 浄水装置、浄水カートリッジ、浄水装置の使用方法、及び、浄水カートリッジのリサイクル方法 - Google Patents

浄水装置、浄水カートリッジ、浄水装置の使用方法、及び、浄水カートリッジのリサイクル方法 Download PDF

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Description

本発明は、浄水装置、浄水カートリッジ、浄水装置の使用方法、及び、浄水カートリッジのリサイクル方法に関する。
家庭や店舗などで用いられる小型の浄水装置には、より浄化度の高い浄水を得るために、異なる種類の浄水カートリッジを複数連結して、原水中に含まれる不純物を高度に除去する浄化機能を有するものがある。例えば、特許文献1には、プリーフィルタ、カーボンフィルタ、ポストフィルタ、メンブレンフィルタ及び後処理フィルタをそれぞれ収容する複数の浄水カートリッジに、水道管から供給された水道水を順に通過させて、飲用水を供給する浄水装置が記載されている。
このような浄水装置においては、浄化材の浄化機能が低下し、交換時期を迎えると、浄水装置から浄水カートリッジを取り外して、新しいものと交換し、使用済みの浄水カートリッジを廃棄している。
特開平7−24446号公報
しかし、浄水カートリッジの中には高価なものもあり、新しい浄水カートリッジの購入により、浄水装置の使用コストが高くなる点が問題とされている。特に、水汚染度が高い国や地域においては、鉛、ヒ素、細菌やウイルスなどの多種の不純物を除去可能な高度浄化機能を有する浄水装置が必要とされているが、使用コストが問題となり、導入が妨げられる場合がある。また、使用済みの浄水カートリッジの使い捨ては、環境汚染に繋がるために問題となっている。
さらに、異なる種類の浄化材を含む浄水カートリッジが複数連結した小型の浄水装置は、単独の浄化材を用いる場合や大型の浄水装置である場合とは異なり、浄水装置内の部品が近接しており、部品に不具合が生じた場合の交換や修理が容易でない。このため、浄水カートリッジをリサイクルする場合、浄化材や消耗部品の取出し及び入替えを容易に行うことができると共に、浄水カートリッジのリサイクルに起因するカートリッジ容器及び浄水装置への不具合の発生を抑制することが要求されている。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、使用コストを抑え、かつ、環境汚染を防ぐことができるだけでなく、浄化材や消耗部品の取出し及び入替えを容易に行うことができると共に、浄水カートリッジのリサイクルに起因するカートリッジ容器及び浄水装置への不具合の発生を抑制することができる浄水装置、浄水カートリッジ、浄水装置の使用方法及び浄水カートリッジのリサイクル方法の提供を目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態は、以下の手段を採用する。
(1)本発明の実施形態に係る浄水装置は、複数の浄水カートリッジが直列で接続された浄水装置であって、上記複数の浄水カートリッジの少なくとも一つは、浄化材と、上記浄化材が内部に配置され、原水の流入口及び上記浄化材で上記原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた容器と、を有し、上記容器は、上記流入口と上記流出口とが形成された蓋部及び上記浄化材を保持する有底筒状の本体部を備え、上記本体部は、上記蓋部に固定された筒状の固定部材及び上記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、上記本体部の底部を含む脱着部材を備える。
(2)本発明の実施形態に係る浄水カートリッジは、容器と、上記容器内に配置された浄化材と、を有する浄水カートリッジであって、上記容器は、原水の流入口及び上記原水内の不純物が上記浄化材によって除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた蓋部と、上記浄化材を保持する有底筒状の本体部と、を備え、上記本体部は、上記蓋部に固定された筒状の固定部材と、上記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、上記本体部の底部を含む脱着部材と、を備える。
(3)本発明の実施形態に係る浄水装置の使用方法は、複数の浄水カートリッジが直列で接続された浄水装置であって、上記複数の浄水カートリッジの少なくとも一つは、浄化材と、上記浄化材が内部に配置され、原水の流入口及び上記浄化材で上記原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた容器と、を有し、上記容器は、上記流入口と上記流出口とが形成された蓋部及び上記浄化材を保持する有底筒状の本体部を備え、上記本体部は、上記蓋部に固定された筒状の固定部材及び上記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、上記本体部の底部を含む脱着部材を備える浄水装置の使用方法であって、上記浄水装置から、上記固定部材及び上記脱着部材を有する上記浄水カートリッジを取り外すことと、上記浄水カートリッジから上記脱着部材を外して、上記浄水カートリッジから上記浄化材を取出すことと、上記固定部材に再生浄化材を装填した後に、上記固定部材に上記脱着部材を取付けることによって、上記浄水カートリッジに上記再生浄化材を収容することと、上記浄水カートリッジを上記浄水装置に取付けることと、を備える。
(4)本発明の実施形態に係る浄水カートリッジのリサイクル方法は、容器と、上記容器内に配置された浄化材と、を有する浄水カートリッジであって、上記容器は、原水の流入口及び上記原水内の不純物が上記浄化材によって除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた蓋部と、上記浄化材を保持する有底筒状の本体部と、を備え、上記本体部は、上記蓋部に固定された筒状の固定部材と、上記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、上記本体部の底部を含む脱着部材と、を備える浄水カートリッジのリサイクル方法であって、上記浄水カートリッジから上記脱着部材を外して、上記浄水カートリッジから上記浄化材を取出すことと、上記固定部材に再生浄化材を装填した後に、上記固定部材に上記脱着部材を取付けることによって、上記浄水カートリッジに上記再生浄化材を収容することと、を備える。
本発明の浄水装置、浄水カートリッジ、浄水装置の使用方法及び浄水カートリッジのリサイクル方法は、使用コストを抑え、かつ、環境汚染を防ぐことができ、浄化材や消耗部品の取出し及び入替えを容易に行うことができると共に、浄水カートリッジのリサイクルに起因するカートリッジ容器及び浄水装置への不具合の発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る浄水装置1の斜視図である。 図1の浄水装置1のうち、破線で囲まれた領域の断面図である。 図1の浄水装置1の一部を抜き出して、浄水カートリッジ10aの枢動状態を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る浄水カートリッジ10aの正面図である。 図4のB−B’断面における浄水カートリッジ10aの断面図である。 本発明の実施形態に係る浄水カートリッジ10bの断面図である。 本発明の実施形態に係る浄水カートリッジ10aのリサイクル方法を工程毎に図示した工程説明図である。 本発明の実施形態に係る浄水装置1の使用方法を工程毎に図示した工程説明図である。 本発明の実施形態の浄水装置1の変形例である浄水装置1aを示す概要図である。
(浄水装置)
本発明の実施形態に係る浄水装置1について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る浄水装置1の斜視図であり、図2は、図1の浄水装置1のうち、破線で囲まれた領域の断面図である。なお、以下、本発明の実施形態に係る説明において、共通する部分には同じ符号を付して説明している。
図1に示すように、浄水装置1は、筺体20と、筺体20内に配置され、筺体20に支持された複数の浄水カートリッジ10を備えている。複数の浄水カートリッジ10は、浄水カートリッジ10a,10b,10c,10dとを含んでおり、浄水カートリッジ10a〜10dは直列に接続されている。
図2に記載のように、複数の浄水カートリッジ10は、被処理水が浄水カートリッジ10a〜10d内に順に流れるように構成されている。すなわち、図2の矢印に示すように、まず、図1に示す浄水装置1の給水口204から供給された被処理水は、流入口110aから浄水カートリッジ10aに浄水カートリッジ10aの原水として流入し、浄化材112aを通過して、流出口114aから第1の浄水を流出する。流出口114aから流出した第1の浄水は、浄水カートリッジ10bの原水として、流入口110bから浄水カートリッジ10bに流入し、浄化材112bを通過して、流出口114bから第2の浄水を流出するように構成されている。さらに、流出口114bから流出した第2の浄水は、浄水カートリッジ10cの原水として、流入口110cから浄水カートリッジ10cに流入し、浄化材112cを通過して、流出口114cから第3の浄水が流出する。そして、流出口114cから流出した第3の浄水は、浄水カートリッジ10dの原水として、浄水カートリッジ10dの流入口110dに流入し、浄化材112dを通過して、流出口114dから第4の浄水として流出して、図1に示す浄水装置1の排水口206から被処理水の浄水として排出される。
このように、浄水装置1において、被処理水は、複数の浄水カートリッジ10を構成する浄水カートリッジ10a〜10dを順に通過している。本明細書では、上述のように複数の浄水カートリッジ10を構成する各浄水カートリッジ10a〜10dに、順に連続して被処理水が通過するように接続されたものを、直列に接続された複数の浄水カートリッジ10という。このように、被処理水は、浄水カートリッジ10a〜10dにおいて、被処理水中に含まれる不純物を除去して浄化される。浄化材112a〜112dとしては、被処理水中の不純物を除去できるものであれば、公知の濾過材、吸着材やイオン交換材等を使用することができる。例えば、浄化材112a〜112dは、イオン交換材、活性炭やゼオライトを含む粉状または粒状の浄化材、ワインドフィルタ、活性炭フィルタ、中空糸フィルタ、カーボンフィルタ、セディメントフィルタ、逆浸透膜フィルタ及び限外濾過フィルタを含む公知の筒状のフィルタ材などから選択することができる。浄化材112a〜112dとしては異なる種類の浄化材を用いることが好ましいが、同種類の浄化材を用いてもよい。
図2に示すように、浄水カートリッジ10aは、浄化材112aと、浄化材112aが内部に配置された容器120aを備えている。容器120aは、原水の流入口110a及び浄化材112aで原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口114aが設けられた蓋部122aと、浄化材112aを保持する有底筒状の本体部124aと、を備えている。そして、本体部124aは、蓋部122aに溶着や接着によって、分離不可能に固定された筒状の固定部材126a及び本体部124aの底部125aを含む脱着部材128aを備えている。蓋部122aと本体部124aとの間には、図示しない段差部が浄水カートリッジ10aの外面に設けられていてもよい。脱着部材128aは、固定部材126aに対して、螺着、嵌着、掛止やフランジの螺子止め等の係合手段127aにより脱着可能に係止されている。
以下同様に、浄水カートリッジ10bは、浄化材112bと、浄化材112bが内部に配置された容器120bを備えている。容器120bは、原水の流入口110b及び浄化材112bで原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口114bが設けられた蓋部122bと、浄化材112bを保持する有底筒状の本体部124bと、を備えている。そして、本体部124bは、蓋部122bに溶着や接着によって、分離不可能に固定された筒状の固定部材126b及び本体部124bの底部125bを含む脱着部材128bを備えている。蓋部122bと本体部124bとの間には、図示しない段差部が浄水カートリッジ10bの外面に設けられていてもよい。脱着部材128bは、固定部材126bに対して、螺着、嵌着、掛止やフランジの螺子止め等の係合手段127bにより脱着可能に係止されている。
浄水カートリッジ10cは、浄化材112cと、浄化材112cが内部に配置された容器120cを備えている。容器120cは、原水の流入口110c及び浄化材112cで原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口114cが設けられた蓋部122cと、浄化材112cを保持する有底筒状の本体部124cと、を備えている。そして、本体部124cは、蓋部122cに溶着や接着によって、分離不可能に固定された筒状の固定部材126c及び本体部124cの底部125cを含む脱着部材128cを備えている。蓋部122cと本体部124cとの間には、図示しない段差部が浄水カートリッジ10cの外面に設けられていてもよい。脱着部材128cは、固定部材126cに対して、螺着、嵌着、掛止やフランジの螺子止め等の係合手段127cにより脱着可能に係止されている。
浄水カートリッジ10dは、浄化材112dと、浄化材112dが内部に配置された容器120dを備えている。容器120dは、原水の流入口110d及び浄化材112dで原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口114dが設けられた蓋部122dと、浄化材112dを保持する有底筒状の本体部124dと、を備えている。そして、本体部124dは、蓋部122dに溶着や接着によって、分離不可能に固定された筒状の固定部材126d及び本体部124dの底部125dを含む脱着部材128dを備えている。蓋部122dと本体部124dとの間には、図示しない段差部が浄水カートリッジ10dの外面に設けられていてもよい。脱着部材128dは、固定部材126dに対して、螺着、嵌着、掛止やフランジの螺子止め等の係合手段127dにより脱着可能に係止されている。
複数の浄水カートリッジ10は、浄水カートリッジ10a〜10dが隣接して並列に配置されており、浄水カートリッジ10a〜10dは、連結部材130によって連結され、かつ、流体連通されている。連結部材130は、筺体20に固定された支持体210に枢動可能に支承されており、複数の浄水カートリッジ10は、連結部材130に係止されることで、枢動可能とされる。連結部材130は、浄水カートリッジ10aに連結する継手部132a、浄水カートリッジ10bに連結する継手部132b、浄水カートリッジ10cに連結する継手部132c、浄水カートリッジ10dに連結する継手部132d、継手部132a,132b,132c,132dの間にそれぞれ配置された連結管136を備えている。図示するように、これらはそれぞれ別体で構成されたものであってもよいし、図示はしないが、連結部材130が一体成型されたものであってもよい。
浄水カートリッジ10a〜10dは、継手部132a〜132dに設けられた凹部に、浄水カートリッジ10a〜10dの蓋部122a〜122dの凸部を各々嵌合して、継手部132a〜132dに螺着、嵌着、掛止やフランジを用いて螺子止め等することで、浄水装置1に着脱可能に係合される。図2に示すように、継手部132a〜132dには、それぞれ、蓋部122a〜122dの凸部に設けられた流入口110a〜110dに対応する位置に流入管を備え、蓋部122a〜122dの凸部に設けられた流出口114a〜114dに対応する位置に流出管を備えている。浄水カートリッジ10a〜10dの蓋部122a〜122dの凸部には、環状弾性部材からなるシール材134が設けられることで、この流入管と流出管が連通して、原水と浄水とが混合しないようにしている。
浄水カートリッジ10a〜10dは、連結部材130に定義された軸Xを中心に、枢動可能に設けられている。即ち、浄水カートリッジ10a〜10dは、連結部材130に係合される固定端部と、固定端部の反対側の自由端部と、を備えており、浄水カートリッジ10a〜10dは、固定端部側を中心に枢動可能である。図3は、浄水カートリッジ10aの枢動状態を具体的に説明するものであるが、浄水カートリッジ10aは、図2及び図3に示す連結部材130に定義された軸Xを中心に枢動する。これにより、浄水カートリッジ10aは、図3に示す浄水カートリッジ10aの長手軸Yが、図1に示す筺体20の底外面202に垂直となるように位置付けられることで、筺体20内に収まるようにされている。そして、浄水カートリッジ10a〜10dを枢動させて、矢印で示す筺体20の外側方向に浄水カートリッジ10a〜10dの自由端部側を引き出すことで、浄水装置1から浄水カートリッジ10a〜10dを取り外しやすくなる。なお、浄水カートリッジ10aの長手軸Yは、浄水カートリッジ10aの長手方向に直交する水平断面における中心点を繋いだ軸である。
図3に示すように、浄水カートリッジ10aは、他の浄水カートリッジ10b,10c,10dから独立して枢動可能であってもよい。これによれば、浄水カートリッジ10aの脱着の際に、浄水カートリッジ10aと他の浄水カートリッジ10b,10c,10dとの間に十分な空間を設けることができ、脱着を容易に行うことができる。同様に、浄水カートリッジ10b,10c,10dも、他の浄水カートリッジから独立して枢動可能であってもよい。
一方、浄水カートリッジ10a〜10dの全てを、図示しない固定機構で相互に固定して、複数の浄水カートリッジ10を一体として枢動可能とすることもできる。これによれば、メンテナンスなどの際に、浄水装置1の取扱いを容易とすることができる。
なお、図9に記載のように、浄水装置1は、筺体20が、樹脂製または金属製の箱状に形成された本体21と、本体21を開閉可能に構成されたカバー22を備えさせて浄水装置1aとされてもよい。また、浄水装置1aは、更に給水口204に連結された給水チューブ212と、給水チューブ212に連結された被処理水を供給する給水部214と、排水口206に連結された排水チューブ220と、排水部と、を含むことができる。給水部214は、図示するように、貯水タンク216と貯水タンク216から被処理水を複数の浄水装置1に給送するための手動ポンプ218を備えているものであってもよい。給水チューブ212は、給水部214としての水道に連結されてもよい。また、手動ポンプ218は電動ポンプに変更することもできる。給水部214及び排水部には、各種センサ及びセンサ出力に応じて開閉する電磁弁が設けられていてもよい。給水部214には、給水部214の水温を検出する温度センサと、温度センサからの検出信号に応じて開閉する電磁弁と、を有してもよい。このようにすれば、浄化材の劣化を防止する観点から、被処理水の水温が所定の温度以上となると温度センサから検出信号が出力され、検出信号の入力に応じて、開いていた電磁弁を閉弁して、被処理水の浄化作業を中止することができる。排水チューブ220には開閉可能な排水栓が設けられていてもよい。
以上に説明したように、浄水装置1は、浄水カートリッジ10a〜10dを含む複数の浄水カートリッジ10を備えているものであり、浄水カートリッジ10a〜10dの有底筒状の本体部124a〜124dは、筒状の固定部材126a〜126dと、固定部材126a〜126dに対して脱着可能な脱着部材128a〜128dを備えている。
上記構成によって、浄水装置1は、浄水カートリッジ10a〜10dから脱着部材128a〜128dを取り外すことが可能である。従って、容器120a〜120dの内部の浄化材112a〜112dを取り出して、浄化材112a〜112dから不純物の少なくとも一部を除去することで再生した再生浄化材112eや他の再生浄化材を充填することで、浄水カートリッジ10a〜10dをリサイクルして使用することができる。従って、本実施形態の浄水装置1によれば、浄水装置1の使用コストを低減することができ、かつ、環境汚染を防ぐことができる。
更に、上記構成によって、浄水装置1は、浄水カートリッジ10a〜10dを枢動して、浄水装置1から浄水カートリッジ10a〜10dを取り外す際に、筒状の固定部材126a〜126dを把持できる。これにより、他の部分よりも脆弱な係合手段127a〜127dの形成領域に力が加わりにくくすることができるから、リサイクルにより繰り返し使用される容器120a〜120dへのダメージの発生を抑制することができる。また、上記構成により、脆弱な係合手段127a〜127d形成領域における容器120a〜120dにかかる重みを低減することができ、容器120a〜120dへのダメージの発生を一層抑制することができる。
更にまた、浄水装置1において、本体部124a〜124dの底部125a〜125d側に位置する部品又は部分は、他の部品や部分よりも劣化が生じやすいものが多く、上記構成により、浄水カートリッジ10a〜10dのリサイクルの際にこれらの部品又は部分を容易に目視することが可能となる。これにより、本体部124a〜124dの底部125a〜125d側に位置する部品又は部分の過剰劣化によって生じる浄水装置の不具合の発生を抑制できる。例えば、このような本体部124a〜124dの底部125a〜125d側に位置する部品又は部分としては、後述する浄水カートリッジ10a〜10d内の管体113a〜113dのうち、本体部124a〜124dの底部125a〜125d側に位置する端部、及び、多孔性部材118a,118cを例示することができる。浄水カートリッジ10a〜10d内の管体113a〜113dのうち、本体部124a〜124dの底部125a〜125d側に位置する端部は歪みなどの変形が生じやすく、多孔性部材118a,118cは浄化材112a,112cによる目詰まりを起こしやすい。
また、上記構成により、浄水装置1は、浄水カートリッジ10a,10c内の管体113a,113cのうち、従来困難であった本体部124a,124cの底部125a,125c側に位置する端部の位置合わせを容易、かつ、確実に行うことができる。
なお、本実施形態では、浄水カートリッジ10a〜10dの全てが、容器120a〜120dの本体部124a〜124dが、蓋部122a〜122dに固定された筒状の固定部材126a〜126d及び固定部材126a〜126dに対して脱着可能な脱着部材128a〜128dを備えている例を示した。しかし、本発明は、これに限定されず、浄水カートリッジ10a〜10dの少なくとも一つがこのような構成になっていればよい。
また、本実施形態では4つの浄水カートリッジ10a〜10dが連結された浄水装置1を用いて説明したが、浄水装置1は、2以上の浄水カートリッジを含むものであれば浄水カートリッジをいくつ備えているものであっても構わない。
(浄水カートリッジ)
まず、図4及び図5を参照して、本発明の実施形態に係る浄水装置1に用いられる浄水カートリッジ10aについて説明する。図4は、本発明の実施形態に係る浄水カートリッジ10aの正面図であり、図5は、図4のB−B’断面における浄水カートリッジ10aの断面図である。
本実施形態では、浄化材112aとして、粉状体または粒状体を含む浄化材を用いた例を説明する。粉状体または粒状体を含む浄化材112aとしては、イオン交換材、活性炭やゼオライトなどを適宜選択することができる。容器120aには、比較的厚手の樹脂材料からなるものを用いることができる。イオン交換材は、主に数mm以下の直径を有する粒状体が複数集合したものであり、イオン性の不純物を除去することができる。活性炭は、塩素、塩素化合物や気体の臭い、その他の微量有機物などの不純物を除去することができる。
上述のように、浄水カートリッジ10aは、容器120aと、容器120a内に配置された浄化材112aと、を有し、容器120aは、蓋部122aと本体部124aとを備えている。容器120aは、比較的肉厚な樹脂からなるものを用いることができる。そして、有底筒状の本体部124aは、筒状の固定部材126aと、固定部材126aに対して脱着可能な脱着部材128aを備えている。脱着部材128aは、本体部124aの底部125aを含んでおり、脱着部材128aは、螺着、嵌着、掛止やフランジの螺子止め等の係合手段127aによって、固定部材126aに脱着可能に固定されている。これにより、浄水カートリッジ10aは、脱着部材128aを固定部材126aから取り外すことで、容器120aから浄化材112aを出し入れ可能となるように構成されている。係合手段127aは、容器120aの長手方向の中央位置よりも下方に係合手段127aの上端部が配置されるように設けられている。容器120aの長手方向の中央は、容器120aのうち、長手方向の長さが最大の部分において、この長手方向の長さを二分した点を容器120aの長手方向の中央位置という。
図5に示すように、浄水カートリッジ10aは、浄化材112aを挟んで上下に配置され、浄化材112aを保持する上保持部材115a及び下保持部材116aを、容器120aの内部に備えている。上保持部材115a及び下保持部材116aは、樹脂材料からなる部材であり、管体113aが挿嵌される開孔を中央に有し、通水できるように複数の通水孔が穿設されたものである。そして、浄化材112aが漏れ出さないように、上保持部材115aには、浄化材112a側の表面に環状フィルタ117aが配置されている。同様に、下保持部材116aには、浄化材112a側の表面にフィルタやスポンジなどの環状の多孔性部材118aが配置されている。多孔性部材118aは、浄化材112aの漏出を防止するものである。
多孔性部材118aの少なくとも一部は、脱着部材128a内に保持されていてもよい。この構成によれば、浄化材112aによる目詰まりを起こしやすい多孔性部材118aを、浄水カートリッジ10aのリサイクル時に脱着部材128aを取り外すことで目視することができ、多孔性部材118aの過剰劣化によって生じる浄水装置1の不具合の発生をより一層抑制しやすい。下保持部材116aも脱着部材128aに保持されていてもよく、脱着部材128aの内部には、下保持部材116aを固定する十字状の固定座が設けられていてもよい。
被処理水は、原水として流入口110aから上保持部材115a及び環状フィルタ117aを通過して、浄化材112aで浄化されることで、原水から不純物が除去された第1の浄水となる。第1の浄水は、そのまま下方に進んで、下保持部材116aを通過して、管体113aを通って流出口114aから排出される。図2に記載のように、第1の浄水は、流出口114aから排出された後に、浄水カートリッジ10bに給送され、浄水カートリッジ10bに原水として流入する。そして、浄水カートリッジ10bにおいて、第1の浄水は更に浄化されて第2の浄水となる。
なお、管体113aには、第1の浄水が流入する端部1132aと、端部1132aに対向し、流出口114aに連結される端部1134aが定義されている。端部1132aは、本体部124aの底部125a〜125d側に位置する。管体113aは、固定部材126a内を通って、脱着部材128a内に少なくとも一部が延在する。このような構成をとることで、浄水カートリッジ10aのリサイクル時に、脱着部材128aを変形が生じやすい端部1132aを目視することができ、浄水カートリッジ10aの不具合を抑制することができると共に、端部1132aの位置合わせをも容易、かつ、確実に行うことができる。
次に、図6を参照して、本発明の実施形態に係る浄水装置1に用いられる浄水カートリッジ10bについて説明する。図6は、本発明の実施形態に係る浄水カートリッジ10bの断面図である。本実施形態では、浄化材112bとして、略環状断面を有する筒状のフィルタ材を用いた例を説明する。略環状断面を有する筒状のフィルタ材としては、ワインドフィルタ、活性炭フィルタ、中空糸フィルタ、逆浸透膜フィルタ及び限外浄化フィルタを含む公知の筒状のフィルタ材の中から適宜選択することができる。
ワインドフィルタは、無撚糸を筒状に巻きつけてなるものであり、さびや屑などの約40μm以上の大きさの不純物を除去することができる。活性炭フィルタは、活性炭を含んで環状に形成されたものであり、塩素、塩素化合物や臭いを生じる物質、その他の微量有機物などの不純物を除去する。中空糸フィルタは、0.04μm以上の大きさの不純物を除去することができる。逆浸透膜フィルタは、逆浸透膜を筒状に巻回してなるものであり、内側の逆浸透膜と外側の逆浸透膜との間にメッシュ状のスペーサーが介在された構造をとり、重金属、トリハロメタンなどの発ガン性物質等の0.0001μm以上の大きさの不純物を除去することができる。逆浸透膜フィルタを用いる場合には、不純物を高濃度に含む濃縮水が更に排出されるため、図示しない排濃縮水口より排水することが必要となる。限外浄化フィルタは、細菌やウイルスなどの0.01〜0.001μm以上の大きさの不純物を除去することができる。
上述のように、浄水カートリッジ10bは、容器120bと、容器120b内に配置された浄化材112bと、を有し、容器120bは、蓋部122bと本体部124bとを備えている。そして、上述のように、有底筒状の本体部124bは、筒状の固定部材126bと、固定部材126bに対して脱着可能な脱着部材128bを備えている。これにより、浄水カートリッジ10bは、脱着部材128bに本体部124bの底部125bを含んでおり、脱着部材128bは、螺着、嵌着、掛止やフランジの螺子止め等の係合手段127bによって、固定部材126bに脱着可能に固定されている。これにより、浄水カートリッジ10bは、脱着部材128bを固定部材126bから取り外すことにより、浄化材112bを容器120bに出し入れ可能となるように構成されている。係合手段127bは、図示のように、長手方向の中央位置よりも下方に係合手段127bの上端部が配置されるように設けられてもよいし、図示しないが、管体113bは、固定部材126b内を通って、上記脱着部材128b内に延在するように、容器120bの長手方向の略中央に上端部が配置されるように設けられてもよい。
浄水カートリッジ10bは、浄化材112bを挟んで上下に配置され、浄化材112bを保持する上保持部材115b及び下保持部材116bを、容器120bの内部に備えている。上保持部材115b及び下保持部材116bは、樹脂材料からなる部材であり、管体113bが挿嵌される開孔を中央に有する環状体である。上保持部材115bには、通水できるように上保持部材115bの周縁に複数の通水切欠部が設けられており、下保持部材116bには、通水切欠部等は設けられておらず、浄化材112bを固定する固定座が設けられている。そして、上保持部材115b及び下保持部材116bの表面には、浄化材112b側の表面に環状フィルタ117bが配置されていてもよい。
被処理水は、原水として流入口110bから浄水カートリッジ10bに流入する。そして、被処理水は、浄化材112bと容器120bとの間の空間から、浄化材112bを通って浄化材112bの中央空間に至るまでの間で不純物が除去されて、原水である第1の浄水は浄化されて第2の浄水となる。第2の浄水は、浄化材112bの中央に定義された空間から、管体113bを通って、流出口114bから排出される。図2に記載のように、第2の浄水は、流出口114bから排出された後に、浄水カートリッジ10cに給送され、浄水カートリッジ10cに原水として流入する。そして、浄水カートリッジ10cにおいて、第2の浄水は更に浄化されて第3の浄水となる。なお、浄水カートリッジ10c及び浄水カートリッジ10dには、浄化材112c,112dとして、上述する複数の粉体状体または粒体状体を含む浄化材、及び、略環状断面を有する筒状のフィルタ材のいずれも用いることができる。
本実施形態では、浄水カートリッジ10aとして、複数の粉体状体または粒体状体を含む浄化材を備えるもの、浄水カートリッジ10bとして、略環状断面を有する筒状のフィルタ材を含むものを示したが、これに限定されず、浄水カートリッジ10aとして、略環状断面を有する筒状のフィルタ材を含むもの、浄水カートリッジ10bとして、複数の粉状体または粒状体を含む浄化材を含むものを用いてもよい。また、浄水カートリッジ10a,10b共に複数の粉状体または粒状体を含む浄化材を用いてもよいし、略環状断面を有する筒状のフィルタ材を用いてもよい。
(浄水カートリッジのリサイクル方法、及び、浄水装置の使用方法)
図7及び図8を参照して、浄水カートリッジ10aのリサイクル方法、及び、浄水装置1の使用方法を説明する。図7は、浄水カートリッジ10aのリサイクル方法を工程毎に図示した工程説明図であり、図8は、浄水装置1の使用方法を工程毎に図示した工程説明図である。
まず、図7を参照して、浄水カートリッジ10aのリサイクル方法を説明する。図7(a)に示すように、浄水カートリッジ10aの蓋部122a及び本体部124aのうち、蓋部122a側を下方に向けた状態で、固定部材126aを手などで押さえて固定して、図3に示す浄水カートリッジ10aの長手軸Yを中心に脱着部材128aを回動させた後に、脱着部材128aを矢印方向に移動させることによって、固定部材126aから脱着部材128aを取り外す。そして、図7(b)に示すように、少なくとも固定部材126a内から外部の外部容器に浄化材112aを取り出す。その後、図7(c)に示すように、浄化材112aを洗浄などにより、浄化材112aを再生することで再生浄化材112eを形成する。浄化材112aの再生は、手動で行ってもよいし、自動で行ってもよい。なお、本実施形態では、浄水カートリッジ10aから取出された浄化材112aを再生した再生浄化材112eを用いたが、同種の浄化材であれば別の再生浄化材を用いることもできる。例えば、大量に回収された浄化材112aを工場において再生した再生浄化材を用いることができる。
浄化材112aの再生は、浄化材112aの種類に応じた公知の方法を用いることができる。例えば、浄化材112aがイオン交換材である場合には、食塩水や酸性又はアルカリ性の薬液などで浄化材112aを処理することによって再生することができる。また、浄化材112aがフィルタ材である場合には、薬液洗浄、高圧洗浄、熱処理等をすることによって、浄化材112aを再生することができる。
続いて、図7(d)に示すように、浄水カートリッジ10aの蓋部122a及び本体部124aのうち、蓋部122a側を下方に向けた状態で、係合手段127aを超えて固定部材126aから溢れないように、固定部材126aに再生浄化材112eを装填する。次に、図7(e)に示すように、浄水カートリッジ10aの蓋部122a及び本体部124aのうち、蓋部122a側を下方に向けたままの状態で、固定部材126aを手などで押さえて固定して、脱着部材128aを矢印方向に移動させた後、図4に示す浄水カートリッジ10aの長手軸Yを中心に脱着部材128aを回動させることで固定部材126aに脱着部材128aを取り付ける。これにより、浄水カートリッジ10aをリサイクルすることができる。
次に、図8を参照して、浄水装置1の使用方法を説明する。図8(a)に示すように、浄水カートリッジ10aを把持して、図2及び図3に示す連結部材130に定義された軸Xを中心に浄水カートリッジ10aを枢動させて、浄水カートリッジ10aの自由端部側を筺体20の矢印で示す筺体20の外側方向に向かって移動させる。次に、図8(b)に示すように、図3に示す浄水カートリッジ10aの長手軸Yを中心として、浄水カートリッジ10aを回動させた後に、浄水カートリッジ10aを浄水カートリッジ10aの長手方向に沿って斜め下方に移動させることで、図8(c)に示すように、浄水カートリッジ10aを連結部材130の継手部132aから分離させて、浄水装置1から浄水カートリッジ10aを取り外す。取り外された浄水カートリッジ10aは、上述の浄水カートリッジ10aをリサイクル方法によって、浄水カートリッジ10aがリサイクルされてもよい。
続いて、図8(d)に示すように、浄水カートリッジ10aを浄水カートリッジ10aの長手方向に沿って斜め上方に移動させた後に、浄水カートリッジ10aを回動させて、浄水カートリッジ10aを連結部材130の継手部132aに取り付ける。図8(e)に示すように、浄水カートリッジ10aを把持して、連結部材130に定義された軸Xを中心に浄水カートリッジ10aを枢動させて、浄水カートリッジ10aを矢印に示す筺体20内方向に向かって移動させて、浄水カートリッジ10aを元の位置に戻す。
本実施形態においては、浄水カートリッジ10aを用いて説明をしたが、脱着部材128b〜128dを有する限り、浄水カートリッジ10b〜10dの何れにも同様の方法を適用することができることは言うまでもない。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。本発明の浄水カートリッジ及び小型の浄水装置は、一般家庭、店舗及び自動販売機などにおいて、好適に使用することができる。
上記記載から、本発明の実施形態は、以下の通りであることを確認する。
(1)本発明の実施形態に係る浄水装置は、複数の浄水カートリッジが直列で接続された浄水装置であって、上記複数の浄水カートリッジの少なくとも一つは、浄化材と、上記浄化材が内部に配置され、原水の流入口及び上記浄化材で上記原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた容器と、を有し、上記容器は、上記流入口と上記流出口とが形成された蓋部及び上記浄化材を保持する有底筒状の本体部を備え、上記本体部は、上記蓋部に固定された筒状の固定部材及び上記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、上記本体部の底部を含む脱着部材を備える。
(2)上記(1)記載の浄水装置であって、更に、上記複数の浄水カートリッジを連結する連結部材を備え、上記連結部材には軸が定義され、上記複数の浄水カートリッジは、上記軸を中心に、枢動可能であってもよい。
(3)上記(2)記載の浄水装置であって、上記複数の浄水カートリッジは、一の浄水カートリッジと他の浄水カートリッジを含み、上記一の浄水カートリッジは、上記他の浄水カートリッジから独立して枢動可能であってもよい。
(4)本発明の実施形態に係る浄水カートリッジは、容器と、上記容器内に配置された浄化材と、を有する浄水カートリッジであって、上記容器は、原水の流入口及び上記原水内の不純物が上記浄化材によって除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた蓋部と、上記浄化材を保持する有底筒状の本体部と、を備え、上記本体部は、上記蓋部に固定された筒状の固定部材と、上記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、上記本体部の底部を含む脱着部材と、を備えるものであってもよい。
(5)上記(4)記載の浄水カートリッジであって、上記脱着部材を上記固定部材から取り外すことにより、上記浄化材が上記容器に出し入れ可能となるように構成されているものであってもよい。
(6)上記(4)又は(5)に記載の浄水カートリッジであって、更に、上記浄化材の漏出を防止する多孔性部材を備え、上記多孔性部材の少なくとも一部は、上記脱着部材に保持されるものであってもよい。
(7)上記(4)乃至(6)のいずれか一項に記載の浄水カートリッジであって、更に、上記流出口に連結される管体を備え、上記管体は、上記固定部材内を通って、上記脱着部材内に延在してもよい。
(8)本発明の実施形態に係る浄水装置の使用方法は、複数の浄水カートリッジが直列で接続された浄水装置であって、上記複数の浄水カートリッジの少なくとも一つは、浄化材と、上記浄化材が内部に配置され、原水の流入口及び上記浄化材で上記原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた容器と、を有し、上記容器は、上記流入口と上記流出口とが形成された蓋部及び上記浄化材を保持する有底筒状の本体部を備え、上記本体部は、上記蓋部に固定された筒状の固定部材及び上記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、上記本体部の底部を含む脱着部材を備える浄水装置の使用方法であって、上記浄水装置から、上記固定部材及び上記脱着部材を有する上記浄水カートリッジを取り外すことと、上記浄水カートリッジから上記脱着部材を外して、上記浄水カートリッジから上記浄化材を取出すことと、上記固定部材に再生浄化材を装填した後に、上記固定部材に上記脱着部材を取付けることによって、上記浄水カートリッジに上記再生浄化材を収容することと、上記浄水カートリッジを上記浄水装置に取付けることと、を備える。
(9)本発明の実施形態に係る浄水カートリッジのリサイクル方法は、容器と、上記容器内に配置された浄化材と、を有する浄水カートリッジであって、上記容器は、原水の流入口及び上記原水内の不純物が上記浄化材によって除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた蓋部と、上記浄化材を保持する有底筒状の本体部と、を備え、上記本体部は、上記蓋部に固定された筒状の固定部材と、上記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、上記本体部の底部を含む脱着部材と、を備える浄水カートリッジのリサイクル方法であって、上記浄水カートリッジから上記脱着部材を外して、上記浄水カートリッジから上記浄化材を取出すことと、上記固定部材に再生浄化材を装填した後に、上記固定部材に上記脱着部材を取付けることによって、上記浄水カートリッジに上記再生浄化材を収容することと、を備える。
1 浄水装置
10 複数の浄水カートリッジ
20 筺体
21 筺体の本体
22 筺体のカバー
10a,10b,10c,10d 浄水カートリッジ
110a,110b,110c,110d 流入口
112a,112b,112c,112d 浄化材
112e 再生浄化材
113a,113b,113c,113d 管体
1132 管体の一端部
1134 管体の他端部
114a,114b,114c,114d 流出口
115 上保持部材
116 下保持部材
117 フィルタ
118a,118c 多孔性部材
120a,120b,120c,120d 容器
122a,122b,122c,122d 蓋部
124a,124b,124c,124d 本体部
125a,125b,125c,125d 本体部の底部
126a,126b,126c,126d 固定部材
127a,127b,127c,127d 係合手段
128a,128b,128c,128d 脱着部材
130 連結部材
132a,132b,132c,132d 継手部
134 シール材
136 連結管
202 筺体の底外面
204 浄水装置の給水口
206 浄水装置の排水口
210 支持体
212 給水チューブ
214 給水部
216 貯水タンク
218 手動ポンプ
220 排水チューブ
X 連結部材に定義された軸
Y 浄水カートリッジの長手軸

Claims (7)

  1. 浄水装置の使用方法であって、
    前記浄水装置は、複数の浄水カートリッジが直列で接続された浄水装置であって、
    前記複数の浄水カートリッジの少なくとも一つは、浄化材と、前記浄化材が内部に配置され、原水の流入口及び前記浄化材で前記原水内の不純物が除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた容器と、を有し、
    前記容器は、前記流入口と前記流出口とが形成された蓋部及び前記浄化材を保持する有底筒状の本体部を備え、前記本体部は、前記蓋部に固定された筒状の固定部材及び前記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、前記本体部の底部を含む脱着部材を備えるものであり、
    前記浄水装置から、前記固定部材及び前記脱着部材を有する前記浄水カートリッジを取り外すことと、
    前記浄水カートリッジから前記脱着部材を外して、前記浄水カートリッジから前記浄化材を取出すことと、
    前記固定部材に再生浄化材を装填した後に、前記固定部材に前記脱着部材を取付けることによって、前記浄水カートリッジに前記再生浄化材を収容することと、
    前記浄水カートリッジを前記浄水装置に取付けることと、を備える浄水装置の使用方法
  2. 請求項1記載の浄水装置の使用方法であって、
    更に、前記複数の浄水カートリッジを連結する連結部材を備え、
    前記連結部材には軸が定義され、前記複数の浄水カートリッジは、前記軸を中心に、枢動可能である浄水装置の使用方法
  3. 請求項2記載の浄水装置の使用方法であって、
    前記複数の浄水カートリッジは、一の浄水カートリッジと他の浄水カートリッジを含み、前記一の浄水カートリッジは、前記他の浄水カートリッジから独立して枢動可能である浄水装置の使用方法
  4. 浄水カートリッジのリサイクル方法であって、
    前記浄水カートリッジは、容器と、前記容器内に配置された浄化材と、を有する浄水カートリッジであって、
    前記容器は、原水の流入口及び前記原水内の不純物が前記浄化材によって除去されることで供される浄水を流出する流出口が設けられた蓋部と、前記浄化材を保持する有底筒状の本体部と、を備え、
    前記本体部は、前記蓋部に固定された筒状の固定部材と、前記固定部材に対して脱着可能な脱着部材であって、前記本体部の底部を含む脱着部材と、を備えるものであり、
    前記浄水カートリッジから前記脱着部材を外して、前記浄水カートリッジから前記浄化材を取出すことと、
    前記固定部材に再生浄化材を装填した後に、前記固定部材に前記脱着部材を取付けることによって、前記浄水カートリッジに前記再生浄化材を収容することと、を備える浄水カートリッジのリサイクル方法
  5. 請求項4記載の浄水カートリッジのリサイクル方法であって、
    前記脱着部材を前記固定部材から取り外すことにより、前記浄化材が前記容器に出し入れ可能となるように構成されていることを特徴とする浄水カートリッジのリサイクル方法
  6. 請求項4又は5に記載の浄水カートリッジのリサイクル方法であって、
    更に、前記浄化材の漏出を防止する多孔性部材を備え、
    前記多孔性部材の少なくとも一部は、前記脱着部材に保持される浄水カートリッジのリサイクル方法
  7. 請求項4乃至6のいずれか一項に記載の浄水カートリッジのリサイクル方法であって、
    更に、前記流出口に連結される管体を備え、
    前記管体は、前記固定部材内を通って、前記脱着部材内に延在する浄水カートリッジのリサイクル方法
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