JPH03127680A - 濾過器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、飲料水等を濾過する濾過器に関するものであ
る。

従来の技術 近年、多くの家庭で飲料水等を濾過する為の濾過器が利
用されるようになってきた。

以下従来の濾過器について説明する。

第６図は従来の濾過器の内部構成を示す断面図であり、
３１は濾過器本体、１は水栓の吐出管、２は濾過器本体
３１に設けられ濾過器本体３１を吐出管１に取り付ける
為の吐出管取り付は具である。第７図は濾過器本体３１
に収納された濾過用カートリッジ３を示す。第７図にお
いて４は濾過用カートリッジ３内に収容され、−旦濾適
用カートリッジ３内に流れ込んだ水が流入口側へ逆流し
ないようにするための逆流防止用弁体、５は逆流防止用
弁体４を濾過用カートリッジ３の流入口の方へ付勢する
バネである。６は濾過用カートリッジ３内に設けられた
活性炭収容部であり残留塩素等を除去する為の活性炭を
収容している。７は濾過用カートリッジ３内に設けられ
た中空糸膜ケースである。８は中空糸膜ケース３に収容
されている中空糸膜濾過ユニットであり、側壁に無数の
微孔を備えた中空糸を複数Ｕ字状に曲げて束ね、その端
部を接着剤により固定した構造をもつ。第６図の９は流
路切り換え部であり濾過器本体３１内に設けられ、吐出
管１より流入した原水を流路切り換え部９内に設けられ
た流路切り換え弁（図示せず）によって濾過層カートリ
ッジ３へ供給するための流路と、そのまま吐出させる流
路とに切り換える事が可能になっている。１０は流路切
り換え部９の流路切り換えレバーである。１１は濾過器
本体３１に設けられ、濾過した水が吐出する濾過水吐出
口である。

以上のように構成された濾過器について、以下その動作
を説明する。

吐出管１より流入した原水は流路切り換え部９を通過し
濾過層カートリッジ３へ供給される。濾過層カートリッ
ジ３へ供給された原水は濾過層カートリッジ３を通る間
にまず活性炭収容部６により残留塩素等が除去され、次
に中空糸膜濾過ユニット８により鉄錆等の濁りの成分及
び一般細菌が除去され、濾過水吐出口１１から吐出する
。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、濾過用カートリッジ内の活性炭や中空糸
膜等の濾材は使用するにつれ目詰まりを起こしてくる。

例えば中空糸膜濾過ユニットを構成している中空糸の微
孔へ水に含まれる鉄錆等の不純物が詰まる事により濾過
用カートリッジ内の濾材の水に対する抵抗が大きくなり
水の通りが悪くなる。この抵抗は、所定の水圧で水を濾
過したときに濾過層カートリッジが通す水の流量により
測定する事ができる。ところで、この濾過層カートリッ
ジの使えなくなるまでの期間は、原水に含まれる不純物
の量や使用頻度により大きく異なる。そこで、濾過層カ
ートリッジの交換時期が来たかどうかを簡単に調べるに
は、濾過層カートリッジの流量を濾過層カートリッジ使
用前の流量と比較した場合の流量の減少の度合から抵抗
がどのくらい大きくなったかを調べ、濾過層カートリッ
ジの交換時期が来たかどうかを判断する方法がある。し
かし、この流量は蛇口の開閉状態や水道管水圧により大
きく変化するため、蛇口の水圧を無視してしまっては抵
抗の正確な測定は出来ず、その為濾過層カートリッジの
交換時期が来たかどうかの判断を正確に行う事が出来な
い。従って濾過器本体に収納されている濾過層カートリ
ッジを濾過能力があるうちに新しいものと交換したり、
濾過能力を失っているにもかかわらず使用を続ける等の
問題点を有していた。

課題を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するため、原水の流入部から
濾材収容部に至る水路中を、スライド可能に保持され、
原水の流量に応じた距離だけ移動する流量表示部材と、
流量表示部材と平行にスライド可能に構成され、原水の
圧力に応じた距離だけ移動する圧力表示部材を設けた。

作用 本発明は、前記した構成により、圧力表示部材と流量表
示部材との相対的な位置が、蛇口の開閉状態や水道管水
圧の違いにかかわらずに濾材の詰まり度合を表す事がで
き、濾過層カートリッジの交換時期がきたかどうかを正
確に判断できる。

実施例 第１図は本発明の第１の実施例における濾過器を示すも
のである。第１図においてｌは吐出管、２は、吐出管取
り付は具、３は濾過層カートリッジ、９は流路切り換え
部、１０は流路切り換えレバー、ｌｌは濾過水吐出口で
、これらは第６図に示した従来例の構成と同じものであ
るので詳細の説明を省略する。１２は濾過器本体である
。

以下濾過用カートリッジ交換時期表示部について説明す
る。１３と１４は透明な材料で構成された円筒部で、円
筒部１４は円筒部１３の内側に設けられ、円筒部１３と
同軸になっている。１５は圧力検知用フロートであり、
その外径は円筒部１４の内径より小さくその寸法の差は
僅かであるように作られ、円筒部１４の内側に沿って移
動可能になっている。１６は筒状の流量検知用フロート
でその上端には外側に向かって鍔が形成されており円筒
部１４の外側に設けられ円筒部１４と同軸になっている
ので円筒部１４の外側に沿って移動可能になっている。

１７は圧力検知用フロート１５を水の圧力が加わる方向
と逆方向へ付勢する圧力検知用バネ、１８は流量検知用
フロート１６を水流と逆方向へ付勢する流量検知用バネ
である。

１９は水を濾過器本体１２外部へ逃がすため円筒部１４
の流出口側に設けられた水抜き部であり、円筒部１４よ
り内径が大きくなっている。２０は円筒部１４内から空
気を逃がす空気抜き穴である。２１は圧力検知用フロー
ト１５と流量検知用フロート１６の位置を見る為の濾過
器本体１２の側面に設けられた表示窓である。さらに円
筒部１３、円筒部１４、圧力検知用フロート１５、流量
検知用フロート１６、圧力検知用バネ１７、流量検知用
バネ１８、表示窓２１の位置かか係を第２図Ｉこ示す。

以上のように構成された第１の本実施例の濾過器につい
て以下その動作を説明する。

吐出管ｌより流入した原水は流路切り換え部９によって
、濾過を行わず直接原水を吐出する流路と、濾過層カー
トリッジ３へ供給するための流路とに流路切り換えレバ
ー１０により切り換えられる。

流路切り換え部９によって濾過層カートリッジ３へ供給
するための旅路へ切り換えた場合、吐出管ｌより流入し
た原水は、円筒部１３と円筒部１４の間を通って濾過層
カートリッジ３に供給される。それと同時に円筒部１４
の中へも流れ込む。

濾過層カートリッジ３に供給された原水は濾過用カート
リッジ３内の活性炭収容部６と、中空糸膜濾過ユニット
８を通り、濾過水吐出口１１から吐出する。円筒部１４
の中へ流れ込んだ原水は圧力検知用バネ１７の力に逆ら
って圧力検知用フロート１５を押し、圧力検知用フロー
ト１５は原水の圧力に応じた距離だけ円筒部１４の内側
を移動する。一方、円筒部１３と円筒部１４の間を通過
する原水により、流量検知用バネ１８の力に逆らって流
量検知用フロート１６を押し流量検知用フロート１６は
流量に応じた距離だけ円筒部１４の外側を移動する。

濾過層カートリッジ３の使い始めは、圧力検知用フロー
ト１５の上端は流亜検知用フロート１６の上端より後退
するよう圧力検知用バネ１７と流量検知用バネ１８のバ
ネ係数を決めているので、圧力検知用フロート１５は流
量検知用フロート１６に隠れ表示窓２１からは見えない
。

ところが、濾過層カートリッジ３の使用により濾過用カ
ートリッジ３内の濾材が目詰まりを起こすと、水道管水
圧と蛇口の開閉状態とを常に一定と仮定したならば濾過
水の吐出口１１より吐出する濾過水の流量は使い始めの
流量に比べ減少する。よって、濾過層カートリッジ３の
使用により濾材が目詰まりを起こしてくると、第３図に
示すように流量検知用フロート１６は圧力検知用フロー
ト１５よりも徐々に円筒部１４の流入口側へ移動するる
。従って、圧力検知用フロート１５が表示窓２１を透し
て見えるようになる。使用者は、この圧力検知用フロー
ト１５が見えた時、濾過層カートリッジ３を交換すべき
であることを知る。

また、吐出管１の水圧が水道管水圧の変化や蛇口の開閉
状態により変化した場合、濾過水の流量は水圧に比例し
て変化するので、流量検知用フロート１６は圧力検知用
フロート１５に比例して円筒部１４の外側を移動するの
で水圧の変化に対応できるようになっている。なお、圧
力検知用バネ１７と圧力検知用フロート１５と円筒部１
４と水抜き部１９から構成された圧力検知部は、濾過用
カートリッジ３内部が水圧により破壊しないための安全
装置を兼ねている。すなわち、吐出管ｌの水圧が非常に
高くなり水抜き部１９に圧力検知用フロート１５が移動
したとき、圧力検知用フロート１５と円筒部１４との間
に隙間ができ、原水は空気抜き穴２０より濾過器本体１
２の外へ抜かれ、濾過層カートリッジ３の内部が水圧に
より破壊されるのを未然に防ぐ。

第４図は本発明の第２の実施例における濾過器を示すも
のである。第４図において、２２は濾過器本体である。

２３と２４は透明な材質で構成された円筒部で、円筒部
２４は円筒部２３に隣接して設けられている。２５と２
７と２８と２９と３０は、第１図の第１の実施例と同じ
構成とならでおり、それぞれ、２５は圧力検知用フロー
ト、２７は圧力検知用バネ、２８は流量検知用バネ、２
９は空気抜き穴、３０は表示窓である。２６は流量検知
用フロートであり、その外径は円筒部２３の内径より小
さく作られ、円筒部２３の内側を移動するようになって
いる。

以上のように構成された第２の実施例の濾過器について
以下その動作を説明する。

第２の実施例は、第１の実施例の安全装置以外は同様の
動作をする。安全装置は、吐出管１の水圧が非常に高く
なり円筒部２４の空気抜き穴２９側に圧力検知用フロー
ト２５が移動したとき、原水は空気抜き穴２９より濾過
器本体２２の外へ抜かれ、濾過層カートリッジ３の内部
が水圧により破壊されるのを未然に防ぐ事ができるよう
になっている。

発明の効果 以上のように本発明は、原水の流入部から濾材収容部に
至る水路中を、スライド可能に保持され、バネにより原
水の流れと逆方向へ付勢されるとともに原水の流量に応
じた距離だけ移動する流量表示部材と、流量表示部材と
平行にスライド可能に構成され、バネにより原水の圧力
が加わる方向と逆方向へ付勢されるとともに原水の圧力
に応じた。距離だけ移動する圧力表示部材を設けた事に
より、圧力表示部材と流量表示部材との相対的な位置が
、その時々の蛇口の開閉状態や水道管水圧の違いにかか
わらずに濾材の詰まり度合を表す事ができ、前期濾材が
交換時期になったかどうかを簡単にしかも正確に判断で
きる優れた濾過器を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における濾過器の断面図
、第２図は第１図の濾過用カートリッジ交換時期表示部
の分解斜視図、第３図は第１の実施例の濾過器の濾材が
交換時期になった状態の断面図、第４図は本発明の第２
の実施例における濾過器の断面図、第５図は第２の実施
例の濾過器の濾材が交換時期になった状態の断面図、第
６図は従来の濾過器の断面図、第７図は、第６図の濾過
器本体に収納された濾過層カートリッジの断面図である
。 １・・・吐出管　　　　　２・・・吐出管取り付は具３
・・・濾過層カートリッジ ４・・・逆流防止用弁体　　　　　　　５・・・バネ６
・・・活性炭収容部　　　７・・・中空糸膜ケース８・
・・中空糸膜濾過ユニット ９・・・流路切り換え部 １０・・・流路切り換えレバー １１・・・濾過水吐出口　　　１２・・・濾過器本体１
３・・・円筒部　　　　　　　　１４・・・円筒部１５
・・・圧力検知用フロート １６・・・流量検知用フロート １７・・・圧力検知用バネ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原水の流入部及び濾過水の流出部を備えると共に濾材を
   収容した濾過器本体を有し、前記原水の流入部から濾材
   収容部に至る水路中を、スライド可能に保持され、バネ
   により前記原水の流れと逆方向へ付勢されるとともに前
   記原水の流量に応じた距離だけ移動する流量表示部材と
   、前記流量表示部材と平行にスライド可能に構成され、
   バネにより前記原水の圧力が加わる方向と逆方向へ付勢
   されるとともに前記原水の圧力に応じた距離だけ移動す
   る圧力表示部材を設けた事を特徴とする濾過器。