JP3627350B2 - 流量チェッカーおよび浄水器 - Google Patents

流量チェッカーおよび浄水器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流量のチェックができる流量チェッカー、及び水道栓等に直結して原水をそのまま吐出するか、浄水にして吐出するかを切り換えることができ、吐出状態もそのままストレートに吐出するか、シャワーにするかを切り換えることのできる浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年水に関しての関心が高まり、各家庭や職場においても浄水器の普及が著しい。とくに水道栓等に直結して用いる直結型の浄水器は、小型、軽量で手軽に取り付けて利用することができるため、広く用いられている。この従来の直結型の浄水器は、水道栓の蛇口をひねる感覚で水スイッチを切り換えれば、吐出する水の状態を切り換えることができるものである。すなわち、用途に応じ原水をそのまま吐出するか、浄水にして吐出するかを切り換えることができ、またさらに水の吐出状態もそのままストレートに吐出するか、シャワーにして噴出するのかを切り換えることのできるものである。
【0003】
そこでこの従来の直結型の浄水器について説明する。図5は従来の浄水器の外観斜視図、図6(a)は従来の浄水器の縦断面図、図6(b)は従来の浄水器の吐出口キャップの上面図である。図5において1は水道栓、9は水道栓1と浄水器とを接続する継手パイプ、2は固定ナットである。6は浄水器の下ケース、7はその上ケース、8は水道栓1から流入する原水を浄水にする濾過カートリッジである。4は原水のストレート吐出とシャワー吐出を行う吐出口キャップで、吐出口キャップ4には後述するストレート吐出口45、シャワー吐出口47が設けられている。5は浄水のストレート吐出とシャワー吐出を行う両口を備えた浄水吐出部である。3は原水のスレート吐出、シャワー吐出、浄水の吐出など一連の吐出、止水状態を切り換える操作レバーである。操作レバー3が原水のストレート吐出、シャワー吐出を行う位置にあるときは、水は矢印AからFに流れ、浄水吐出を行う位置にあるときは矢印AからB,C,D,Eと流れる。
【0004】
次に浄水器の内部の詳細について説明する。図6(a)(b)において10は水スイッチケースである。水スイッチケース10には、3つの給水口10bと、後述する原水のストレート用流入口30およびシャワー用流入口31と、後述する連結管16への流入口周囲に設けられた円筒腔壁10aが設けられている。11は回転弁棒で、円筒腔壁10aの中に嵌入されている。11aは回転弁棒11に形成された突起カム、11bは回転弁棒11の外周に形成された水路溝である。突起カム11aは水路溝11b内に設けられている。12は各水路溝11bを分離する合成ゴム製のOリングである。13は継手パイプ9を通って流入した原水からゴミ等を除去するフィルタープレート、13aはフィルタープレート13に形成された多数のフィルター孔、14は十字状リブ付き弁棒、15はDリングである。十字状リブ付き弁棒14はストレート、シャワー、浄水の3モードの場合3本設けられるとともに、その上端には支軸が形成されてそれぞれがフィルター孔13aの1つに挿入され、同時にその十字状リブと下端が給水口10b内に挿入されている。すなわちこれらのフィルター孔13aは本来のゴミ等の除去作用の他、支軸の案内も兼ねている。そして十字状リブ付き弁棒14は上動されるとDリング15が給水口10bを解放して十字リブと給水口10bの間が通水可能になるが、下動されるとDリング15が給水口10bを閉止するものである。16は連結管で、操作レバー3で浄水を選択したとき濾過カートリッジに通水するもので、浄水路の一部を構成するものであり、18は十字状リブ付き弁棒14を給水口10b側に付勢する圧縮バネである。
【0005】
十字状リブ付き弁棒14は回転弁棒11の水路溝11bと整合した位置に置かれており、突起カム11aが操作レバー3を回動して十字リブ付き弁棒14の1つを押し上げると、給水口10bが解放される。突起カム11aは回転弁棒11の水路溝11b内に設定角度を変えて設けられているから、回動することによってそれぞれ別々に十字リブ付き弁棒14を押し上げることができる。なお同一角度にすれば同時に2つの以上の十字リブ付き弁棒14を押し上げることもできる。さらに水路溝11bは、左の1つが連結管16に連通され、中と右の2つが原水のストレート用流入口30およびシャワー用流入口31の位置に設けられているので、十字状リブ付き弁棒14が操作レバー3によって回動されると、突起カム11aの押し上げにより給水口10bのどれかが解放され、水路溝11bのどれかを介してさらに連結管16、原水のストレート用流入口30、シャワー用流入口31のどれかと接続されるものである。
【0006】
34は浄水用切り換えスイッチ、35は浄水吐出部5のシャワー吐出を行うシャワー口であり、浄水吐出部5には図示しないがストレート吐出を行う口がシャワー口35の前側に設けられている。浄水用切り換えスイッチ34は回転弁棒11によって切り換えられ、シャワー口35とストレート口が適宜切り換えられる。連結管16は濾過カートリッジ8内に接続され、内部に設けられた活性炭層を通って中空糸膜を通って浄水路の浄水用切り換えスイッチ34に導かれ、シャワー口35もしくはストレート口から吐出される。
【0007】
ところで水スイッチによってストレート用流入口30、シャワー用流入口31に選択的に通水される原水は、後述する水スイッチケース10の下面に設けられたストレート用流路とシャワー用水室49のどちらかから別々に吐出される。45は吐出口キャップ4に設けられた円形状のストレート吐出口、47は同様に吐出口キャップ4に設けられたリング形状のシャワー吐出口である。ストレート吐出口45は吐出口キャップ4の中央に同心的に立設された円筒部44から形成され、ストレート用流入口30と嵌合される。この嵌合によってストレート用流路が形成される。
【0008】
次にこの直結型の従来の浄水器を用いる場合の動作について説明する。まず原水をストレートに吐出させたいときは、操作レバー3を回動して3つの十字状リブ付き弁棒14のうちの中央の十字状リブ付き弁棒14を突起カム11aで持ち上げる。このとき他の2つの十字状リブ付き弁棒14は閉鎖されたままである。水道栓1から流入した原水は継手パイプ9を通って、中央の給水口10bに入り、十字状リブ付き弁棒14の十字状リブに案内されながら、回転弁棒11の外周の水路溝11bを介して水スイッチケース10のストレート用流入口30を通って、吐出口キャップ4のストレート吐出口45から吐出される。
【0009】
また原水をシャワーで吐出させたいときは、操作レバー3を回動して3つの十字状リブ付き弁棒14のうちの右の十字状リブ付き弁棒14を突起カム11aで持ち上げる。このとき他の2つの十字状リブ付き弁棒14は圧縮バネ18によって閉鎖されたままである。水道栓1から流入した原水は継手パイプ9を通って、右の給水口10bに入り、十字状リブ付き弁棒14の十字状リブに案内されながら、回転弁棒11の一番右の水路溝11dを介して水スイッチケース10下面のシャワー用流入口31を通って、シャワー用水室49の中に入りシャワー吐出口47のシャワー孔40から吐出される。
【0010】
次に浄水を吐出させたいときには、3つの十字状リブ付き弁棒14のうちの一番左の十字状リブ付き弁棒14を突起カム11aで持ち上げる。このとき他の2つの十字状リブ付き弁棒14は圧縮バネ18によって閉鎖されたままとなる。水道栓1から流入した原水は継手パイプ9を通って、左の給水口10bに入り、十字状リブに案内されながら、回転弁棒11の一番左の水路溝11bを介して連結管16に吐き出され、濾過カートリッジ8の中で浄化され、浄水用切り換えスイッチ34を経て、浄水吐出部5のうち操作レバー3によって選択されたシャワー口35かストレート口から吐出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来の直結型の浄水器においては、濾過カートリッジ8を浄水路に着脱自在に装着するが、濾過カートリッジ8が目詰まり等によって交換時期が到来していても、それを知らないで目詰まりしたまま使用し続けるといったことが生じるという問題があった。また、この交換時期を判断するためのチェック装置を設けるにしても、直結型の浄水器は水道栓1に取り付ける必要があって、非常に小型、軽量にする必要があり、浄水路内に小さく収まるものでなければならない。しかも、浄水器の交換時期を正しく判定するためにも、目詰まりを感度よく検出できるチェック装置でなければならない。このようなチェック装置の1つに流量チェッカーがあるが、浄水器のチェック装置として用いる場合には小型にせざるをえないため、流れが小さいときに応答性が悪く、流路壁の局部的影響を受け易いので、検出にばらつきが生じるものである。そしてこれらの事情から従来流量チェッカーを備えた直結型の浄水器は実用されていない。
【0012】
そこで本発明は前記従来の問題点を解決するもので、小型、軽量で、流れが小さいときでも応答性がよく、流路壁の局部的影響を受けにくい流量チェッカーを提供することを目的とする。
【0013】
さらに本発明は、小型、軽量で水道栓に直結することができ、原水をそのままストレートに吐出するか、シャワーとするか、あるいは浄水とするかを簡単に切り換えられ、浄水カートリッジの交換時期を正確に判定でき、流量も適宜確認できる浄水器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の流量チェッカーは、流れの圧力を受ける受圧部に開口を有すとともに、受圧部の周囲から側壁が立設され流路内を摺動することができる受圧体と、受圧部に向けて突設された突起によって最小流量のときの受圧体の位置を規定し該受圧部の間に間隙を形成する第1ストッパーと、受圧体の位置を表示する表示部とを備え、側壁には流れの方向に沿って複数の摺動リブが設けられ、間隙に流入した流体が受圧部全面に流体圧を作用させるとともに、受圧体と流路の内壁との間には液膜が形成されることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、小型、軽量で、流れが小さいときでも応答性がよく、流路壁の局部的影響を受けにくい流量チェッカーを提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、流れの圧力を受ける受圧部に開口を有すとともに、受圧部の周囲から側壁が立設され流路内を摺動することができる受圧体と、受圧部に向けて突設された突起によって最小流量のときの受圧体の位置を規定し該受圧部の間に間隙を形成する第1ストッパーと、受圧体の位置を表示する表示部とを備え、側壁には流れの方向に沿って複数の摺動リブが設けられ、間隙に流入した流体が受圧部全面に流体圧を作用させるとともに、受圧体と流路の内壁との間には液膜が形成される流量チェッカーであり、第1ストッパーの端面と受圧部の間に間隙があるため、受圧体の受圧部が第1ストッパーに関係なく全面流体圧を受けることができる。
【0017】
また、第1ストッパーの端面から受圧部に向けて突起を突設して間隙を形成するものであるから、間隙を簡単に、かつ確実に設けることができる。
【0018】
さらに、側壁には流れの方向に沿って複数の摺動リブが設けられているから、受圧体が流路壁に面接触ではなく線接触させることができ、液膜が形成され、円滑に移動させることができる。
【0019】
さらに請求項記載の発明は、濾過カートリッジを取り付ける装着部が設けられた浄水路と、装着部の流路に設けられた請求項1〜3記載の流量チェッカーと、第1ストッパーが装着部の流路内に設けられているリブであることを特徴とする浄水器だから、濾過カートリッジからの浄水の量を正確に判定でき、小型、軽量で水道栓に直結することができる。
【0020】
請求項記載の発明は、供給された原水をそのまま吐出するストレート吐水流路、シャワーにして吐出するシャワー吐水流路および浄水路のどれかに原水の給水路を選択的に接続する水スイッチを備えたものであるから、原水をそのままストレートに吐出するか、シャワーとするか、あるいは浄水とするかを簡単に切り換えることができる。
【0021】
まず本発明の一実施の形態における流量チェッカーとそれを用いた浄水器について図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態における浄水器の外観斜視図、図2(a)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーとそれを用いた浄水器の縦断面図、図2(b)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーとそれを用いた浄水器の吐出口キャップの上面図、図3は本発明の一実施の形態における流量チェッカーとそれを用いた浄水器の横断面図である。従来の浄水器の説明の中で使用した符号と同符号を使用しているものは、基本的に図5、図6(a)(b)に関する上記の説明と重複するから、詳しい説明はそこに譲って省略する。図1において1は水道栓、2は固定ナット、3は操作レバー、4は吐出口キャップ、5は浄水吐出部、6は浄水器の下ケース、7はその上ケース、8は濾過カートリッジである。この吐出口キャップ4は下ケース6と一体に形成してもよい。9は継手パイプである。操作レバー3が原水のスレート吐出、シャワー吐出を行う位置にあるときは、水は矢印AからFに流れ、浄水の吐出を行う位置にあるときは矢印AからB,C,D,Eと流れる。
【0022】
次に流量チェッカーとそれを用いた浄水器の内部の詳細について説明する。図2(a)(b)、図3、図4において、10は水スイッチケース、10aは円筒腔壁、10bは3つの給水口、11は回転弁棒、11aは突起カム、11bは水路溝である。12はOリング、13はフィルタープレート、13aは多数のフィルター孔、14は十字状リブ付き弁棒、15はDリングである。また16は連結管、18は圧縮バネである。30は原水のストレート用流入口30、31はシャワー用流入口である。33は浄水路である。また19は着脱自在の濾過カートリッジ8内に設けられた活性炭層で、浄水路33の一部を構成する連結管16を通って原水が導かれる。浄水路33には濾過カートリッジ8を着脱自在に取り付けることのできる装着部24が設けられている。20は濾過カートリッジ8内に設けられた中空糸膜で、活性炭層19の内周側に設けられている。原水は濾過カートリッジ8の外周側に設けられた活性炭層19内を通過して、ここで不純物や残留塩素等を取り除かれ、濾過カートリッジ8の端部で反転して中空糸膜20内に入る。この中空糸膜20内で一般細菌等を濾過され、浄水となって浄水路33に設けられた流量チェッカー21を経て、浄水吐出部5から吐出される。
【0023】
ところで、40は吐出口キャップ4に設けられた多数のシャワー孔、41,42は多数のシャワー孔40のうち外周側2列に形成された仕切リブ、43は分配リングである。仕切リブ41,42は分配リング43とともに、整流リブとして機能する。これによって外周に配置されたのシャワー孔40からの噴出流を強めることができ、シャワー孔40を通しての全体の噴出状態を均一なものにすることができるものである。45は円形状のストレート吐出口、44はストレート吐出口45を形成する円筒部である。水スイッチケース10のストレート用流入口30から円筒部が立設されているから、円筒部44を挿入して嵌合させれば、2つの円筒部でストレート用流路が構成される。46は分散面部で、水スイッチケース10に形成されたシャワー用流入口31と対向した位置で、かつ、シャワー吐出口47側からシャワー用水室49内に突出させて設けられている。分散面部46は分配リング43と円筒部44との間に設けた扇状の平面部であって、シャワー用流入口31と接近させられ、流入する原水がこれを直撃して他の部分に流れを分散させるようになっている。分散面部46が高い位置にあるので、流れは水スイッチケース10側に大きな循環流を作ることなく、満遍なくシャワー孔40のどれにも回り込み仕切リブ41,42に案内されて均一に吐出されるものである。
【0024】
続いて本発明の要部である流量チェッカーについて詳細に説明する。図4(a)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの縦断面図、図4(b)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの横断面図、図4(c)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの受圧体の外観図、図4(d)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの側からみた装着部の正面図である。図4(a)(b)(c)(d)に基づいて説明すると、21は流量チェッカーであり、以下述べる受圧体22、スプリング23(付勢体)、リブ25(第1ストッパー)、第2のストッパー274等からなり、浄水路33の中に設けられている。受圧体22は、流量チェッカー21の中で可動体となる部材であり、中央に開口をもつリング状の受圧部の部分と下面の一半を一部切り欠いた円筒側壁の部分から構成されている。円筒側壁は受圧部の周囲から立設されている。切り欠かれているのは円筒側部の約1/2高さの位置から先の下半分で、円筒側壁全体の約1/4の大きさの部分である。ここで図3に示す濾過カートリッジ8を取り付けるための装着部24は挿入管241を有し、これが浄水路33内に挿入される。25は挿入管241の端部に設けられたリブで、最小流量時の受圧体22に対する第1ストッパーとなるものである。第1ストッパーとしてはリブ25のほか、挿入管241自身の端部を第1ストッパーにしてもよい。また両者を同時に第1ストッパーにするのでもよい。ところで本実施の形態では、リブ25に受圧体22側の端面から受圧部に向けて微小な突起26を突設している。これはリブ25と受圧部との間に微小な間隙を設けるためのものである。また挿入管241が挿入される部分は浄水路33の他の部分とは異径管となっており、挿入管241を挿入すると装着部24は異径管の段付き部で位置決めされる。
【0025】
図4(a)(b)に示すように、浄水路33の流路壁から第1の案内リブ271,第2の案内リブ272,第3の案内リブ273が浄水路33の軸心に向けて突出されており、受圧体22にはこれらを受け入れる3本の溝281,282,283が形成されている。ただこのうち第1の案内リブ271,第3の案内リブ273は流れによる受圧体22のがたつきを防止するために、若干対向位置から少しずらされて設けてある。浄水路33はL字状の管路であって、濾過カートリッジ8側の短管内に流量チェッカー21が設けられている。しかしこの第2の案内リブ272は浄水路33の軸心に沿って短管側だけでなく長管側にも延びている。この浄水路33の長管側においては第2の案内リブ272の延長部分を含め、軸心を挟む形で4つの案内リブが形成されている。さらに浄水の最大流量時に受圧体22を停止させる第2のストッパー274も浄水路33から内部に向けて突出されている。23は第2のストッパー274の周囲に取り付けられ、受圧体22を流れの方向と逆方向に付勢する付勢体であるスプリングである。
【0026】
受圧体22の側壁の周囲には流れの方向に沿って3本の微小な摺動リブ291が設けられている。これは受圧体22の面接触を避けるためのものであるから、3本に限らず線接触させることができるのであれば何本でもかまわない。浄水路33の流路壁は、流量チェッカー21の付近を透明のアクリルで構成し、目盛り等を設けた表示部が設けてあるので、流路外から内部の受圧体22の位置を確認でき、流量のチェックができるものである。
【0027】
そこでこの流量チェッカーの動作について説明する。浄水を吐出する際、浄水が流量チェッカー21に到達すると、受圧体22の受圧部とリブ25との間に、リブ25の端面から受圧部に向けて突起26が突設されているから、リブ25と受圧部との間に微小な間隙が形成されている。従ってもし間隙がない場合には、受圧部がリブ25の端面、もしくは挿入管241の端面とが接触して、この部分では流体圧を受けることができないため、背後からの静圧の作用で受圧体22の応答性が悪く、動作も不安定でばらつきを生じるが、本実施の形態の流量チェッカー21によれば、突起で形成された間隙の間に流体が回り込み、受圧体22の受圧部全面に流体圧が作用するので、受圧体22の動きが円滑になり、応答性もよく、正確な流量チェックを行うことができる。しかも、受圧体22の側壁には流れの方向に沿って3本の微小な摺動リブ291が設けられているため、受圧体22は浄水路33の内壁と線接触するものであるから、摩擦も少なく、前記のリブ25と受圧部との間隙から流入した浄水が液膜を形成するため潤滑され、きわめて動きが円滑になる。このように本発明の一実施の形態の流量チェッカーによれば、浄水路33内に設けることができ、小型、軽量の流量チェッカーを提供することができる。また浄水路との摩擦も小さく、感度のよいチェック装置とすることができる。
【0028】
続いてこの浄水器を用いる場合の動作について説明する。従来例で説明したと同様であるから、これに関する詳細な説明は省略する。原水をストレート吐出させたいときは、操作レバー3を回動して中央の十字状リブ付き弁棒14を突起カム11aで持ち上げ、回転弁棒11の外周の水路溝11b、ストレート用流路を介し、ストレート吐出口45から吐出する。また原水をシャワー吐出させたいときは、操作レバー3を回動して右の十字状リブ付き弁棒14を突起カム11aで持ち上げ、一番右の水路溝11b、シャワー用流入口31、シャワー用水室49を介してシャワー吐出口47のシャワー孔40から吐出する。さらに浄水を吐出させたいときには、一番左の十字状リブ付き弁棒14を突起カム11aで持ち上げ、回転弁棒11の一番左の水路溝11b、連結管16、濾過カートリッジ8の中の活性炭層19、中空糸膜20を通し、流量チェッカー21で流量をチェックした後、浄水吐出部5から吐出するものである。このように本発明の一実施の形態の浄水器は、供給された原水をストレート用流路、シャワー用水室49および浄水路のどれかに選択的に接続する水スイッチと、浄水路に装着される濾過カートリッジ8からの浄水を吐出する浄水吐出部を備えた浄水器であるから、原水をそのまま吐出するか、シャワーとするか、あるいは浄水とするかを水スイッチによって簡単に切り換えられるし、浄水器をコンパクトにすることができるものである。
【0029】
【発明の効果】
このように本発明の流量チェッカーは、小型、軽量で、流れが小さいときでも応答性がよく、流路壁の局部的影響を受けにくいものである。
【0030】
また、本発明の浄水器は、小型、軽量で水道栓に直結することができ、原水をそのままストレートに吐出するか、シャワーとするか、あるいは浄水とするかを簡単に切り換えられ、浄水カートリッジの交換時期を正確に判定でき、流量も適宜確認できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における浄水器の外観斜視図
【図2】(a)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーとそれを用いた浄水器の縦断面図
(b)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーとそれを用いた浄水器の吐出口キャップの上面図
【図3】本発明の一実施の形態における流量チェッカーとそれを用いた浄水器の横断面図
【図4】(a)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの縦断面図
(b)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの横断面図
(c)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの受圧体の外観図
(d)は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの側からみた装着部の正面図
【図5】従来の浄水器の外観斜視図
【図6】(a)は従来の浄水器の縦断面図
(b)は従来の浄水器の吐出口キャップの上面図
【符号の説明】
1 水道栓
2 固定ナット
3 操作レバー
4 吐出口キャップ
5 浄水吐出部
6 下ケース
7 上ケース
8 濾過カートリッジ
9 継手パイプ
10 水スイッチケース
10a 円筒腔壁
10b 給水口
11 回転弁棒
11a 突起カム
11b 水路溝
12 Oリング
13 フィルタープレート
13a フィルター孔
14 十字状リブ付き弁棒
15 Dリング
16 連結管
18 圧縮バネ
19 活性炭層
20 中空糸膜
21 流量チェッカー
22 受圧体
23 スプリング
24 装着部
25 リブ
26 突起
30 ストレート用流入口
31 シャワー用流入口
33 浄水路
34 浄水用切り換えスイッチ
35 シャワー口
40 シャワー孔
41,42 仕切リブ
43 分配リング
44 円筒部
45 ストレート吐出口
46 分散面部
47 シャワー吐出口
49 シャワー用水室
241 挿入管
271 第1の案内リブ
272 第2の案内リブ
273 第3の案内リブ
274 第2のストッパー
281,282,283 溝
291,292,293 摺動リブ

Claims (3)

  1. 流れの圧力を受ける受圧部に開口を有すとともに、前記受圧部の周囲から側壁が立設され流路内を摺動することができる受圧体と、前記受圧体を流れの方向と逆方向に付勢する付勢体と、前記受圧部に向けて突設された突起によって最小流量のときの前記受圧体の位置を規定し該受圧部の間に間隙を形成する第1ストッパーと、前記受圧体の位置を表示する表示部とを備え、前記側壁には流れの方向に沿って複数の摺動リブが設けられ、前記間隙に流入した流体が前記受圧部全面に流体圧を作用させるとともに、前記受圧体と前記流路の内壁との間には液膜が形成されることを特徴とする流量チェッカー。
  2. 濾過カートリッジを取り付ける装着部が設けられた浄水路と、前記装着部の流路に設けられた請求項記載の流量チェッカーと、前記第1ストッパーが前記装着部の流路内に設けられているリブであることを特徴とする浄水器。
  3. 供給された原水をそのまま吐出するストレート吐水流路、シャワーにして吐出するシャワー吐水流路および前記浄水路のどれかに原水の給水路を選択的に接続する水スイッチを備えたことを特徴とする請求項記載の浄水器。
JP04158996A 1996-02-28 1996-02-28 流量チェッカーおよび浄水器 Expired - Fee Related JP3627350B2 (ja)

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