JP4077564B2 - 浄水器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、水道水栓パイプの水道水を本フィルタに通し、後処理フィルタに導き、本フィルタおよび後処理フィルタによって水道水を浄化する浄水器に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
図14は従来の浄水器を示す。この浄水器は水道水栓パイプの水道水を浄化するためのもので、本フィルタAおよび後処理フィルタBを有し、本フィルタAは後処理フィルタBに連結され、接続されている。そして、これが床面または他の設置場所に設置され、切り換えコックCが水道水栓パイプに取り付けられ、ホースDによって切り換えコックCと本フィルタAが接続される。後処理フィルタBは浄水を排出する浄水管Eを有する。したがって、水道水栓パイプの水道水が切り換えコックCおよびホースDを通り、本フィルタAおよび後処理フィルタBに導かれ、本フィルタAおよび後処理フィルタBによって水道水が浄化され、その浄水が浄水管Eから排出される。切り換えコックCによって水道水の流路を切り換え、水道水をホースD、本フィルタAおよび後処理フィルタBに通さず、切り換えコックCから排出することもできる。
【0003】
この浄水器の場合、たとえば、本フィルタAの濾過材としてイオン交換樹脂または活性炭を使用し、イオン交換樹脂または活性炭によって水道水を浄化し、良質の浄水を得ることができる。さらに、後処理フィルタBの濾過材に中空糸または活性炭成型品を使用し、本フィルタAによって水道水が浄化された後、中空糸または活性炭成型品によって雑菌や細かい粒子を除去することができる。
【0004】
ところで、この浄水器の本フィルタAについては、水道水の水藻、ゴミおよび鉄さびによって本フィルタAが汚れ、本フィルタAに雑菌がわきやすく、これを頻繁に洗浄することが好ましい。後処理フィルタBも同様であり、これを頻繁に洗浄することが好ましい。しかしながら、本フィルタAおよび後処理フィルタBを頻繁に洗浄することは事実上困難であり、その汚れに対処することができないという問題がある。
【0005】
なお、洗浄の問題については、図15に示す形式の浄水器も一般に使用されているが、この浄水器に洗浄の問題はない。この浄水器は2本のホースF,Gを有する。そして、ホースF,Gによって切り換えコックCと本フィルタAが接続され、水道水栓パイプの水道水がホースFを通り、本フィルタAに導かれ、本フィルタAによって水道水が浄化され、その浄水がホースGを通り、切り換えコックCに戻され、排出される。この浄水器の場合、切り換えコックCによって水道水の流路を切り換えると、水道水をホースGに通し、本フィルタAを逆流させ、ホースFに通し、切り換えコックCに戻し、排出することができる。したがって、水道水の逆流によって本フィルタAを洗浄することができ、これを頻繁に洗浄することができる。しかしながら、図14の浄水器と異なり、図14の浄水器に後処理フィルタBはなく、本フィルタAによって水道水が浄化された後、中空糸または活性炭成型品によって雑菌や細かい粒子を除去することはできない。
【0006】
これに関連し、図16に示すように、本フィルタAを後処理フィルタBに連結し、接続した浄水器において、ホースFによって切り換えコックCと本フィルタAを接続し、ホースGによって後処理フィルタBと切り換えコックCを接続することも考えられる。この場合、水道水栓パイプの水道水を切り換えコックCおよびホースFに通し、本フィルタAおよび後処理フィルタBに導き、本フィルタAおよび後処理フィルタBによって水道水を浄化し、その浄水をホースGに通し、切り換えコックCに戻し、排出することができる。そして、切り換えコックCによって水道水の流路を切り換えると、水道水を切り換えコックCおよびホースGに通し、後処理フィルタBおよび本フィルタAに逆流させ、ホースFに通し、切り換えコックCに戻し、排出することもできる。しかしながら、それで洗浄の問題が解決するわけではない。水道水を後処理フィルタBおよび本フィルタAに逆流させても、後処理フィルタBによって水道水が汚れ、それが本フィルタAに導かれるだけである。本フィルタAおよび後処理フィルタBを個別に洗浄することはできず、意味はない。
【0007】
したがって、これまで、洗浄に水道水の逆流を使用することができるのは後処理フィルタBのない浄水器に限られていたものである。後処理フィルタBのある浄水器については、後処理フィルタBの中空糸または活性炭成型品によって雑菌や細かい粒子を除去することはできるが、水道水の逆流によって本フィルタAおよび後処理フィルタBを洗浄することはできず、これが後処理フィルタBのある浄水器の欠点であった。
【0008】
さらに、後処理フィルタBのある浄水器の場合、本フィルタAの濾過材はともかく、後処理フィルタBの濾過材を頻繁に交換する必要があるが、本フィルタAおよび後処理フィルタBが床面または他の設置場所に設置されるとき、それは限られたスペースに設置されることが多い。したがって、限られたスペースで後処理フィルタBの濾過材を交換せねばならず、その作業は面倒であり、容易ではない。
【0009】
【発明の目的】
したがって、この発明は、水道水栓パイプの水道水を本フィルタに通し、後処理フィルタに導き、本フィルタおよび後処理フィルタによって水道水を浄化する浄水器において、前記従来の問題を解決し、水道水を本フィルタおよび後処理フィルタに逆流させ、本フィルタおよび後処理フィルタを個別に洗浄することができるようにすること、および後処理フィルタの濾過材を容易に交換することができるようにすることを目的としてなされたものである。
【0010】
【発明の構成】
この発明によれば、水道水栓パイプの水道水を本フィルタに通し、後処理フィルタに導き、前記本フィルタおよび前記後処理フィルタによって前記水道水を浄化する浄水器であって、前記後処理フィルタと一体の円筒状の弁体を水平に配置されるケーシングの内孔に挿入するとともに、前記ケーシングに第1および第2軸方向位置を選定し、前記ケーシングの第1軸方向位置において、その上壁に第1入口ポートを形成し、下壁に第1出口ポートを形成し、前記ケーシングの第2軸方向位置において、その上壁に第2入口ポートを形成し、下壁に第2出口ポートを形成し、前記第1および第2入口ポートと前記第1および第2出口ポートを互いに180°の角度間隔を置いて前記ケーシングの内孔に開口させ、さらに、前記ケーシングの第1軸方向位置において、その一側壁に第1接続ポートを形成し、前記ケーシングの第2軸方向位置において、その一側壁に第2接続ポートを形成し、他側壁に第3出口ポートを形成し、前記第1および第2接続ポートおよび前記第3出口ポートを前記第1および第2入口ポートおよび前記第1および第2出口ポートから90°の角度間隔を置いて前記ケーシングの内孔に開口させ、前記第1接続ポートを前記本フィルタの一端に接続し、前記第2接続ポートを前記本フィルタの他端に接続し、さらに、前記弁体に第1、第2、第3および第4連通路を形成し、前記ケーシングの第1軸方向位置において、前記第1連通路の一端および他端を互いに90°の角度間隔を置いて前記弁体の外周面に開口させ、前記ケーシングの第2軸方向位置において、前記第2連通路の一端を前記第1連通路の他端の開口位置に対応する角度位置で前記弁体の外周面に開口させ、さらに、前記第2連通路の他端を前記後処理フィルタの一端に連通させるとともに、前記第3連通路の一端を前記後処理フィルタの他端に連通させ、前記第2軸方向位置において、前記第3連通路の他端を前記第1連通路の一端の開口位置から180°の角度間隔を置いて前記弁体の外周面に開口させ、前記第1軸方向位置において、前記第4連通路の一端を前記第1連通路の一端の開口位置から180°の角度間隔を置いて前記弁体の外周面に開口させ、前記第4連通路の他端を前記第1連通路の他端の開口位置から180°の角度間隔を置いて前記弁体の外周面に開口させ、さらに、前記ケーシングの端壁に第4出口ポートを形成し、前記第4連通路と前記第4出口ポートを互いに連通させ、前記ケーシングを前記水道水栓パイプに取り付け、前記水道水栓パイプの水道水が前記第1入口ポート、前記第1連通路および前記第1接続ポートを通り、前記本フィルタに導かれ、前記第2接続ポートおよび前記第2連通路を通り、前記後処理フィルタに導かれ、前記本フィルタおよび前記後処理フィルタによって前記水道水が浄化され、その浄水が前記第3連通路および前記第2出口ポートに導かれ、排出され、前記本フィルタが洗浄されるとき、前記水道水栓パイプの水道水が前記第2入口ポートおよび前記第2連通路を通り、前記後処理フィルタに導かれ、前記第3連通路および第2接続ポートを通り、前記本フィルタに導かれ、前記第1接続ポート、第4連通路および第1出口ポートを通り、排出され、前記後処理フィルタが洗浄されるとき、前記水道水栓パイプの水道水が前記第2入口ポートおよび第3連通路を通り、前記後処理フィルタに導かれ、前記第2連通路および前記第3出口ポートを通り、排出されるようにしたことを特徴とする浄水器が提供される。
【0011】
【実施例の説明】
以下、この発明の実施例を示す。
【0012】
図1において、この浄水器は水道水栓パイプ1の水道水を浄化するためのものであり、本フィルタ2および後処理フィルタ3を有し、本フィルタ2は床面または他の設置場所に設置される。さらに、図2に示すように、この浄水器は弁体4およびケーシング5を有する。弁体4は後処理フィルタ3と一体のもので、円筒状であり、ケーシング5の内孔に挿入され、ケーシング5は水平に配置されている。
【0013】
後処理フィルタ3はカートリッジ式のもので、弁体4にねじ合わされ、取り外し可能に取り付けられている。これによって後処理フィルタ3と弁体4が一体化されているものであり、濾過材はカートリッジに充填されている。したがって、後処理フィルタ3を弁体4から取り外し、カートリッジを後処理フィルタ3から取り出し、新しいカートリッジと交換し、これによって後処理フィルタ3の濾過材を交換することができる。
【0014】
ケーシング5はゴムパッキン6およびピン7を有する。ゴムパッキン6は弁体4とケーシング5をシールするためのものである。さらに、ケーシング5のピン7が弁体4の外周みぞにはめ込まれており、ピン7によって弁体4が案内され、弁体4はその軸心のまわりを回転することができるが、ケーシング5から抜けない。
【0015】
さらに、ケーシング5に第1および第2軸方向位置X1,X2が選定され、ケーシング5の第1軸方向位置X1において、その上壁に第1入口ポート8が形成され、ケーシング5の第2軸方向位置X2において、その上壁に第2入口ポート9が形成されている。さらに、水道水栓パイプ1の先端のまわりにおいて、取付カバー10がケーシング5のねじみぞにねじ合わされ、取付カバー10によってケーシング5と水道水栓パイプ1が取り付けられ、ゴムパッキン11によってそれがシールされており、第1および第2入口ポート8,9は連通孔12および水道水栓パイプ1に連通する。
【0016】
さらに、ケーシング5の第1軸方向位置X1において、その下壁に第1出口ポート13が形成され、ケーシング5の第2軸方向位置X2において、その下壁に第2出口ポート14が形成されている。そして、第1および第2入口ポート8,9と第1および第2出口ポート13,14が互いに180°の角度間隔を置いてケーシング5の内孔に開口している。さらに、排出ヘッド15がケーシング5のねじみぞにねじ合わされており、第1および第2出口ポート13,14は排出ヘッド15の中央孔16に連通する。さらに、図3に示すように、ケーシング5の第1軸方向位置X1において、その一側壁に第1接続ポート17が形成され、ケーシング5の第2軸方向位置X2において、その一側壁に第2接続ポート18が形成されており、第1および第2接続ポート17,18が第1および第2入口ポート8,9および第1および第2出口ポート13,14から90°の角度間隔を置いてケーシング5の内孔に開口している。さらに、ケーシング5の一側壁にニブル19が設けられ、2本のホース20によってニブル19と本フィルタ2が接続されており、第1接続ポート17は一方のホース20に接続され、本フィルタ2の一端21に接続されている。第2接続ポート18は他方のホース20に接続され、本フィルタ2の他端22に接続されている。
【0017】
この他、ケーシング5の第2軸方向位置X2において、その他側壁に第3出口ポート23が形成され、第3出口ポート23が第1および第2入口ポート8,9および第1および第2出口ポート13,14から90°の角度間隔を置いてケーシング5の内孔に開口している。第1および第2出口ポート13,14と同様、第3出口ポート23も排出ヘッド15の中央孔16に連通する。
【0018】
さらに、弁体4に第1、第2、第3および第4連通路24,25,26,27が形成されており、第1連通路24については、ケーシング5の第1軸方向位置X1において、第1連通路24の一端28および他端29が互いに90°の角度間隔を置いて弁体4の外周面に開口している。第2連通路25については、ケーシング5の第2軸方向位置X2において、第2連通路25の一端30が第1連通路24の他端29の開口位置に対応する角度位置で弁体4の外周面に開口している。さらに、第2連通路25の他端31が後処理フィルタ3の一端32に連通しており、第3連通路26については、その一端33が後処理フィルタ3の他端34に連通し、第2軸方向位置X2において、第3連通路26の他端35が第1連通路24の一端28の開口位置から180°の角度間隔を置いて弁体4の外周面に開口している。
【0019】
第4連通路27については、第1軸方向位置X1において、第4連通路27の一端36が第1連通路24の一端28の開口位置から180°の角度間隔を置いて弁体4の外周面に開口し、他端37は第1連通路24の他端29の開口位置から180°の角度間隔を置いて弁体4の外周面に開口している。さらに、ケーシング5の端壁に第4出口ポート38が形成され、第4連通路27と第4出口ポート38が互いに連通している。
【0020】
なお、この実施例では、後処理フィルタ3および弁体4がL字状をなし、後処理フィルタ3は弁体4に対し直角にのびる。したがって、後処理フィルタ3を弁体4の軸心のまわりに回転させ、後処理フィルタ3によって弁体4を駆動し、回転させることができる。さらに、弁体4とケーシング5間にボール39およびスプリング40が設けられ、複数のくぼみ41が互いに90°の角度間隔を置いてケーシング5の端面に形成され、スプリング40によってボール39が弾性付勢され、これがケーシング5のくぼみ41にはめ込まれている。したがって、弁体4が90°の角度だけ回転する毎に、そのボール39が各くぼみ41にはめ込まれ、これによって弁体4の角度位置を確認することができる。
【0021】
したがって、この浄水器において、後処理フィルタ3を弁体4の軸心のまわりに回転させると、後処理フィルタ3によって弁体4が駆動され、弁体4がケーシング5の内孔内で回転する。そして、後処理フィルタ3および弁体4を図1、図2および図3の角度位置まで回転させると、弁体4のボール39がケーシング5のくぼみ41にはめ込まれ、これによって弁体4の角度位置を確認することができる。さらに、弁体4の第1、第2、第3および第4連通路24,25,26,27のうち、その第1、第2および第3連通路24,25,26が水路として使用され、ケーシング5の第1軸方向位置X1において、第1連通路24の一端28がケーシング5の第1入口ポート8に合致し、連通し、他端29がケーシング5の第1接続ポート17に合致し、連通する。さらに、ケーシング5の第2軸方向位置X2において、第2連通路25の一端30がケーシング5の第2接続ポート18に合致し、連通し、第3連通路26の他端35が第2出口ポート14に合致し、連通する。
【0022】
したがって、水道水栓パイプ1の水道水がケーシング5の連通孔12を通り、第1入口ポート8、第1連通路24および第1接続ポート17を通り、一方のホース20を通り、本フィルタ2に導かれ、その一端21に入り、他端22から排出される。その後、その水道水が他方のホース20を通り、第2接続ポート18および第2連通路25を通り、後処理フィルタ3に導かれ、その一端32に入り、他端34から排出される。したがって、本フィルタ2および後処理フィルタ3によって水道水が浄化され、その浄水が第3連通路26および第2出口ポート14に導かれ、排出ヘッド15の中央孔16から排出される。
【0023】
したがって、たとえば、本フィルタ2の濾過材にイオン交換樹脂または活性炭を使用し、イオン交換樹脂または活性炭によって水道水を浄化し、良質の浄水を得ることができる。さらに、後処理フィルタ3の濾過材に中空糸または活性炭成型品を使用し、本フィルタ2によって水道水が浄化された後、中空糸または活性炭成型品によって雑菌や細かい粒子を除去することができる。
【0024】
さらに、図5、図6および図7に示すように、後処理フィルタ3を図1の角度位置から90°の角度だけ回転させ、横倒しの状態にすると、弁体4も図1の角度位置から90°の角度だけ回転し、弁体4のボール39がケーシング5のくぼみ41にはめ込まれる。さらに、弁体4の第4連通路27が水路として使用され、ケーシング5の第1軸方向位置X1において、第4連通路27の他端37がケーシング5の第1入口ポート8に合致し、連通する。
【0025】
したがって、水道水栓パイプ1の水道水が第1入口ポート8および第4連通路27を通り、第4出口ポート38を通り、排出ヘッド15の中央孔16から排出される。したがって、水道水栓パイプ1の水道水を本フィルタ2および後処理フィルタ3に通さず、そのまま排出することができる。
【0026】
さらに、図8、図9および図10に示すように、後処理フィルタ3を図1の角度位置から逆方向に回転させ、90°の角度だけ回転させると、弁体4も図1の角度位置から90°の角度だけ回転し、弁体4のボール39がケーシング5のくぼみ41にはめ込まれる。さらに、弁体4の第2、第3および第4連通路25,26,27が水路として使用され、ケーシング5の第1軸方向位置X1において、第4連通路27の一端36がケーシング5の第1接続ポート17に合致し、連通し、他端37がケーシング5の第1出口ポート13に合致し、連通する。さらに、ケーシング5の第2軸方向位置X2において、第2連通路25の一端30がケーシング5の第2入口ポート9に合致し、連通し、第3連通路26の他端35がケーシング5の第2接続ポート18に合致し、連通する。
【0027】
したがって、水道水栓パイプ1の水道水が第2入口ポート9および第2連通路25を通り、後処理フィルタ3に導かれ、その一端32に入り、他端34から排出される。さらに、その水道水が第3連通路26、第2接続ポート18およびホース20を通り、本フィルタ2に導かれ、その他端22に入り、一端21から排出される。したがって、水道水が本フィルタ2を逆流するものである。さらに、その水道水がホース20、第1接続ポート17、第4連通路27および第1出口ポート13を通り、排出ヘッド15の中央孔16から排出される。したがって、水道水の水藻、ゴミおよび鉄さびによって本フィルタ2が汚れたとき、水道水栓パイプ1の水道水を本フィルタ2に逆流させ、その逆流によって本フィルタ2を洗浄することができる。
【0028】
なお、水道水栓パイプ1の水道水が本フィルタ2に導かれる前、それが後処理フィルタ3に導かれるが、図16の浄水器と異なり、水道水は後処理フィルタ3を逆流するわけではなく、その一端32に入り、他端34から排出される。したがって、後処理フィルタ3によって水道水が浄化され、それが本フィルタ2に導かれ、本フィルタ2を逆流するものである。したがって、本フィルタ2を的確に洗浄することができ、好ましい。
【0029】
さらに、図11、図12および図13に示すように、後処理フィルタ3および弁体4を図1の角度位置から180°の角度にわたって回転させると、弁体4のボール39がケーシング5のくぼみ41にはめ込まれる。さらに、弁体4の第2および第3連通路25,26が水路として使用され、ケーシング5の第2軸方向位置X2において、第2連通路25の一端30がケーシング5の第3出口ポート23に合致し、連通し、第3連通路26の他端35がケーシング5の第2入口ポート9に合致し、連通する。
【0030】
したがって、水道水栓パイプ1の水道水が第2入口ポート9および第3連通路26を通り、後処理フィルタ3に導かれ、その他端34に入り、一端32から排出される。したがって、水道水が後処理フィルタ3を逆流するものである。さらに、その水道水が第2連通路25および第3出口ポート23を通り、排出ヘッド15の中央孔16から排出される。したがって、水道水の逆流によって後処理フィルタ3を洗浄することができる。
【0031】
したがって、この浄水器の場合、水道水を本フィルタ2および後処理フィルタ3に逆流させ、本フィルタ2および後処理フィルタ3を個別に洗浄することができる。洗浄後、汚れた水道水は排出ヘッド15の中央孔16から排出され、それが本フィルタ2または後処理フィルタ3に導かれることはなく、問題はない。しかも、後処理フィルタ3によって弁体4を回転させるだけでよく、それによって本フィルタ2および後処理フィルタ3を洗浄することができ、その操作は簡単である。本フィルタ2および後処理フィルタ3を頻繁に洗浄することもできる。
【0032】
さらに、この浄水器の後処理フィルタ3については、その濾過材を周期的に交換する必要があるが、水道水栓パイプ1によってケーシング5、弁体4および後処理フィルタ3が支持されており、水道水栓パイプ1のまわりで後処理フィルタ3の濾過材を交換することができる。まず、水道水栓パイプ1のまわりで後処理フィルタ3を操作し、これを弁体4から取り外す。次いで、カートリッジを後処理フィルタ3から取り出し、新しいカートリッジと交換する。その後、後処理フィルタ3を弁体4に取り付ければよく、その作業は容易である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、水道水を本フィルタ2および後処理フィルタ3に逆流させ、本フィルタ2および後処理フィルタ3を個別に洗浄することができる。洗浄後、汚れた水道水は排出ヘッド15の中央孔16から排出され、それが本フィルタ2または後処理フィルタ3に導かれることはなく、問題はない。しかも、後処理フィルタ3によって弁体4を回転させるだけでよく、それによって本フィルタ2および後処理フィルタ3を洗浄することができ、その操作は簡単である。本フィルタ2および後処理フィルタ3を頻繁に洗浄することもできる。さらに、後処理フィルタ3の濾過材を周期的に交換するとき、水道水栓パイプ1のまわりで後処理フィルタ3を操作し、その濾過材を交換することができ、その作業は容易であり、所期の目的を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の浄水器の縦断面図である。
【図3】図2のX1−X1およびX2−X2横断面図である。
【図4】図1の弁体の側面図である
【図5】図1の後処理フィルタおよび弁体を90°の角度だけ回転させた状態を示す斜視図である。
【図6】図5の浄水器の縦断面図である。
【図7】図6のX1−X1およびX2−X2横断面図である。
【図8】図1の後処理フィルタおよび弁体を逆方向に回転させた状態を示す斜視図である。
【図9】図8の浄水器の縦断面図である。
【図10】図9のX1−X1およびX2−X2横断面図である。
【図11】図1の後処理フィルタおよび弁体を180°の角度にわたって回転させた状態を示す斜視図である。
【図12】図11の浄水器の縦断面図である。
【図13】図12のX1−X1およびX2−X2横断面図である。
【図14】従来の浄水器の説明図である。
【図15】他の浄水器の説明図である。
【図16】他の浄水器の説明図である。
【符号の説明】
1 水道水栓パイプ
2 本フィルタ
3 後処理フィルタ
4 弁体
5 ケーシング
8 第1入口ポート
9 第2入口ポート
13 第1出口ポート
14 第2出口ポート
17 第1接続ポート
18 第2接続ポート
23 第3出口ポート
24 第1連通路
25 第2連通路
26 第3連通路
27 第4連通路
38 第4出口ポート

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  1. 水道水栓パイプ(1) の水道水を本フィルタ(2) に通し、後処理フィルタ(3) に導き、前記本フィルタ(2) および前記後処理フィルタ(3) によって前記水道水を浄化する浄水器であって、前記後処理フィルタ(3) と一体の円筒状の弁体(4) を水平に配置されるケーシング(5) の内孔に挿入するとともに、前記ケーシング(5) に第1および第2軸方向位置(X1),(X2) を選定し、前記ケーシング(5) の第1軸方向位置(X1)において、その上壁に第1入口ポート(8) を形成し、下壁に第1出口ポート(13)を形成し、前記ケーシング(5) の第2軸方向位置(X2)において、その上壁に第2入口ポート(9) を形成し、下壁に第2出口ポート(14)を形成し、前記第1および第2入口ポート(8),(9) と前記第1および第2出口ポート(13),(14) を互いに180°の角度間隔を置いて前記ケーシング(5) の内孔に開口させ、さらに、前記ケーシング(5) の第1軸方向位置(X1)において、その一側壁に第1接続ポート(17)を形成し、前記ケーシング(5) の第2軸方向位置(X2)において、その一側壁に第2接続ポート(18)を形成し、他側壁に第3出口ポート(23)を形成し、前記第1および第2接続ポート(17),(18) および前記第3出口ポート(23)を前記第1および第2入口ポート(8),(9) および前記第1および第2出口ポート(13),(14) から90°の角度間隔を置いて前記ケーシング(5) の内孔に開口させ、前記第1接続ポート(17)を前記本フィルタ(2) の一端(21)に接続し、前記第2接続ポート(18)を前記本フィルタ(2) の他端(22)に接続し、さらに、前記弁体(4) に第1、第2、第3および第4連通路(24)〜(27)を形成し、前記ケーシング(5) の第1軸方向位置(X1)において、前記第1連通路(24)の一端(28)および他端(29)を互いに90°の角度間隔を置いて前記弁体(4) の外周面に開口させ、前記ケーシング(5) の第2軸方向位置(X2)において、前記第2連通路(25)の一端(30)を前記第1連通路(24)の他端(29)の開口位置に対応する角度位置で前記弁体(4) の外周面に開口させ、さらに、前記第2連通路(25)の他端(31)を前記後処理フィルタ(3) の一端(32)に連通させるとともに、前記第3連通路(26)の一端(33)を前記後処理フィルタ(3) の他端(34)に連通させ、前記第2軸方向位置(X2)において、前記第3連通路(26)の他端(35)を前記第1連通路(24)の一端(28)の開口位置から180°の角度間隔を置いて前記弁体(4) の外周面に開口させ、前記第1軸方向位置(X1)において、前記第4連通路(27)の一端(36)を前記第1連通路(24)の一端(28)の開口位置から180°の角度間隔を置いて前記弁体(4) の外周面に開口させ、前記第4連通路(27)の他端(37)を前記第1連通路(24)の他端(29)の開口位置から180°の角度間隔を置いて前記弁体(4) の外周面に開口させ、さらに、前記ケーシング(5) の端壁に第4出口ポート(38)を形成し、前記第4連通路(27)と前記第4出口ポート(38)を互いに連通させ、前記ケーシング (5) を前記水道水栓パイプ (1) に取り付け、前記水道水栓パイプ (1) の水道水が前記第1入口ポート (8) 、前記第1連通路 (24) および前記第1接続ポート (17) を通り、前記本フィルタ (2) に導かれ、前記第2接続ポート (18) および前記第2連通路 (25) を通り、前記後処理フィルタ (3) に導かれ、前記本フィルタ (2) および前記後処理フィルタ (3) によって前記水道水が浄化され、その浄水が前記第3連通路 (26) および前記第2出口ポート (14) に導かれ、排出され、前記本フィルタ (2) が洗浄されるとき、前記水道水栓パイプ (1) の水道水が前記第2入口ポート (9) および前記第2連通路 (25) を通り、前記後処理フィルタ (3) に導かれ、前記第3連通路 (26) および第2接続ポート (18) を通り、前記本フィルタ (2) に導かれ、前記第1接続ポート (17) 、第4連通路 (27) および第1出口ポート (13) を通り、排出され、前記後処理フィルタ (3) が洗浄されるとき、前記水道水栓パイプ (1) の水道水が前記第2入口ポート (9) および第3連通路 (26) を通り、前記後処理フィルタ (3) に導かれ、前記第2連通路 (25) および前記第3出口ポート (23) を通り、排出されるようにしたことを特徴とする浄水器。
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