JPH09229731A - 流量チェッカーおよび浄水器 - Google Patents
流量チェッカーおよび浄水器Info
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- JPH09229731A JPH09229731A JP4158996A JP4158996A JPH09229731A JP H09229731 A JPH09229731 A JP H09229731A JP 4158996 A JP4158996 A JP 4158996A JP 4158996 A JP4158996 A JP 4158996A JP H09229731 A JPH09229731 A JP H09229731A
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Abstract
がよく、流路壁の局部的影響を受けにくい流量チェッカ
ーを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の流量チェッカーは、流れの圧力
を受ける受圧部に開口を有すとともに、受圧部の周囲か
ら側壁が立設され流路内を摺動することができる受圧体
と、受圧体を流れの方向と逆方向に付勢する付勢体と、
最小流量のときの受圧体の位置を規定する第1ストッパ
ーと、受圧体の位置を表示する表示部とを備え、第1ス
トッパーの端面と受圧部の間には最小流量のとき間隙が
形成されている。本発明の浄水器は、濾過カートリッジ
を取り付ける装着部が設けられた浄水路と流量チェッカ
ーを備えている。
Description
できる流量チェッカー、及び水道栓等に直結して原水を
そのまま吐出するか、浄水にして吐出するかを切り換え
ることができ、吐出状態もそのままストレートに吐出す
るか、シャワーにするかを切り換えることのできる浄水
器に関するものである。
や職場においても浄水器の普及が著しい。とくに水道栓
等に直結して用いる直結型の浄水器は、小型、軽量で手
軽に取り付けて利用することができるため、広く用いら
れている。この従来の直結型の浄水器は、水道栓の蛇口
をひねる感覚で水スイッチを切り換えれば、吐出する水
の状態を切り換えることができるものである。すなわ
ち、用途に応じ原水をそのまま吐出するか、浄水にして
吐出するかを切り換えることができ、またさらに水の吐
出状態もそのままストレートに吐出するか、シャワーに
して噴出するのかを切り換えることのできるものであ
る。
説明する。図5は従来の浄水器の外観斜視図、図6
(a)は従来の浄水器の縦断面図、図6(b)は従来の
浄水器の吐出口キャップの上面図である。図5において
1は水道栓、9は水道栓1と浄水器とを接続する継手パ
イプ、2は固定ナットである。6は浄水器の下ケース、
7はその上ケース、8は水道栓1から流入する原水を浄
水にする濾過カートリッジである。4は原水のストレー
ト吐出とシャワー吐出を行う吐出口キャップで、吐出口
キャップ4には後述するストレート吐出口45、シャワ
ー吐出口47が設けられている。5は浄水のストレート
吐出とシャワー吐出を行う両口を備えた浄水吐出部であ
る。3は原水のスレート吐出、シャワー吐出、浄水の吐
出など一連の吐出、止水状態を切り換える操作レバーで
ある。操作レバー3が原水のストレート吐出、シャワー
吐出を行う位置にあるときは、水は矢印AからFに流
れ、浄水吐出を行う位置にあるときは矢印AからB,
C,D,Eと流れる。
る。図6(a)(b)において10は水スイッチケース
である。水スイッチケース10には、3つの給水口10
bと、後述する原水のストレート用流入口30およびシ
ャワー用流入口31と、後述する連結管16への流入口
周囲に設けられた円筒腔壁10aが設けられている。1
1は回転弁棒で、円筒腔壁10aの中に嵌入されてい
る。11aは回転弁棒11に形成された突起カム、11
bは回転弁棒11の外周に形成された水路溝である。突
起カム11aは水路溝11b内に設けられている。12
は各水路溝11bを分離する合成ゴム製のOリングであ
る。13は継手パイプ9を通って流入した原水からゴミ
等を除去するフィルタープレート、13aはフィルター
プレート13に形成された多数のフィルター孔、14は
十字状リブ付き弁棒、15はDリングである。十字状リ
ブ付き弁棒14はストレート、シャワー、浄水の3モー
ドの場合3本設けられるとともに、その上端には支軸が
形成されてそれぞれがフィルター孔13aの1つに挿入
され、同時にその十字状リブと下端が給水口10b内に
挿入されている。すなわちこれらのフィルター孔13a
は本来のゴミ等の除去作用の他、支軸の案内も兼ねてい
る。そして十字状リブ付き弁棒14は上動されるとDリ
ング15が給水口10bを解放して十字リブと給水口1
0bの間が通水可能になるが、下動されるとDリング1
5が給水口10bを閉止するものである。16は連結管
で、操作レバー3で浄水を選択したとき濾過カートリッ
ジに通水するもので、浄水路の一部を構成するものであ
り、18は十字状リブ付き弁棒14を給水口10b側に
付勢する圧縮バネである。
水路溝11bと整合した位置に置かれており、突起カム
11aが操作レバー3を回動して十字リブ付き弁棒14
の1つを押し上げると、給水口10bが解放される。突
起カム11aは回転弁棒11の水路溝11b内に設定角
度を変えて設けられているから、回動することによって
それぞれ別々に十字リブ付き弁棒14を押し上げること
ができる。なお同一角度にすれば同時に2つの以上の十
字リブ付き弁棒14を押し上げることもできる。さらに
水路溝11bは、左の1つが連結管16に連通され、中
と右の2つが原水のストレート用流入口30およびシャ
ワー用流入口31の位置に設けられているので、十字状
リブ付き弁棒14が操作レバー3によって回動される
と、突起カム11aの押し上げにより給水口10bのど
れかが解放され、水路溝11bのどれかを介してさらに
連結管16、原水のストレート用流入口30、シャワー
用流入口31のどれかと接続されるものである。
水吐出部5のシャワー吐出を行うシャワー口であり、浄
水吐出部5には図示しないがストレート吐出を行う口が
シャワー口35の前側に設けられている。浄水用切り換
えスイッチ34は回転弁棒11によって切り換えられ、
シャワー口35とストレート口が適宜切り換えられる。
連結管16は濾過カートリッジ8内に接続され、内部に
設けられた活性炭層を通って中空糸膜を通って浄水路の
浄水用切り換えスイッチ34に導かれ、シャワー口35
もしくはストレート口から吐出される。
流入口30、シャワー用流入口31に選択的に通水され
る原水は、後述する水スイッチケース10の下面に設け
られたストレート用流路とシャワー用水室49のどちら
かから別々に吐出される。45は吐出口キャップ4に設
けられた円形状のストレート吐出口、47は同様に吐出
口キャップ4に設けられたリング形状のシャワー吐出口
である。ストレート吐出口45は吐出口キャップ4の中
央に同心的に立設された円筒部44から形成され、スト
レート用流入口30と嵌合される。この嵌合によってス
トレート用流路が形成される。
合の動作について説明する。まず原水をストレートに吐
出させたいときは、操作レバー3を回動して3つの十字
状リブ付き弁棒14のうちの中央の十字状リブ付き弁棒
14を突起カム11aで持ち上げる。このとき他の2つ
の十字状リブ付き弁棒14は閉鎖されたままである。水
道栓1から流入した原水は継手パイプ9を通って、中央
の給水口10bに入り、十字状リブ付き弁棒14の十字
状リブに案内されながら、回転弁棒11の外周の水路溝
11bを介して水スイッチケース10のストレート用流
入口30を通って、吐出口キャップ4のストレート吐出
口45から吐出される。
は、操作レバー3を回動して3つの十字状リブ付き弁棒
14のうちの右の十字状リブ付き弁棒14を突起カム1
1aで持ち上げる。このとき他の2つの十字状リブ付き
弁棒14は圧縮バネ18によって閉鎖されたままであ
る。水道栓1から流入した原水は継手パイプ9を通っ
て、右の給水口10bに入り、十字状リブ付き弁棒14
の十字状リブに案内されながら、回転弁棒11の一番右
の水路溝11dを介して水スイッチケース10下面のシ
ャワー用流入口31を通って、シャワー用水室49の中
に入りシャワー吐出口47のシャワー孔40から吐出さ
れる。
十字状リブ付き弁棒14のうちの一番左の十字状リブ付
き弁棒14を突起カム11aで持ち上げる。このとき他
の2つの十字状リブ付き弁棒14は圧縮バネ18によっ
て閉鎖されたままとなる。水道栓1から流入した原水は
継手パイプ9を通って、左の給水口10bに入り、十字
状リブに案内されながら、回転弁棒11の一番左の水路
溝11bを介して連結管16に吐き出され、濾過カート
リッジ8の中で浄化され、浄水用切り換えスイッチ34
を経て、浄水吐出部5のうち操作レバー3によって選択
されたシャワー口35かストレート口から吐出される。
の浄水器においては、濾過カートリッジ8を浄水路に着
脱自在に装着するが、濾過カートリッジ8が目詰まり等
によって交換時期が到来していても、それを知らないで
目詰まりしたまま使用し続けるといったことが生じると
いう問題があった。また、この交換時期を判断するため
のチェック装置を設けるにしても、直結型の浄水器は水
道栓1に取り付ける必要があって、非常に小型、軽量に
する必要があり、浄水路内に小さく収まるものでなけれ
ばならない。しかも、浄水器の交換時期を正しく判定す
るためにも、目詰まりを感度よく検出できるチェック装
置でなければならない。このようなチェック装置の1つ
に流量チェッカーがあるが、浄水器のチェック装置とし
て用いる場合には小型にせざるをえないため、流れが小
さいときに応答性が悪く、流路壁の局部的影響を受け易
いので、検出にばらつきが生じるものである。そしてこ
れらの事情から従来流量チェッカーを備えた直結型の浄
水器は実用されていない。
るもので、小型、軽量で、流れが小さいときでも応答性
がよく、流路壁の局部的影響を受けにくい流量チェッカ
ーを提供することを目的とする。
結することができ、原水をそのままストレートに吐出す
るか、シャワーとするか、あるいは浄水とするかを簡単
に切り換えられ、浄水カートリッジの交換時期を正確に
判定でき、流量も適宜確認できる浄水器を提供すること
を目的とする。
に本発明の流量チェッカーは、流れの圧力を受ける受圧
部に開口を有すとともに、受圧部の周囲から側壁が立設
され流路内を摺動することができる受圧体と、受圧体を
流れの方向と逆方向に付勢する付勢体と、最小流量のと
きの受圧体の位置を規定する第1ストッパーと、受圧体
の位置を表示する表示部とを備え、第1ストッパーの端
面と受圧部の間には最小流量のとき間隙が形成されてい
ることを特徴とする。
小さいときでも応答性がよく、流路壁の局部的影響を受
けにくい流量チェッカーを提供することができる。
は、流れの圧力を受ける受圧部に開口を有すとともに、
受圧部の周囲から側壁が立設され流路内を摺動すること
ができる受圧体と、受圧体を流れの方向と逆方向に付勢
する付勢体と、最小流量のときの受圧体の位置を規定す
る第1ストッパーと、受圧体の位置を表示する表示部と
を備え、第1ストッパーの端面と受圧部の間には最小流
量のとき間隙が形成されている流量チェッカーであり、
第1ストッパーの端面と受圧部の間に間隙があるため、
受圧体の受圧部が第1ストッパーに関係なく全面流体圧
を受けることができる。
端面から受圧部に向けて突起を突設して間隙を形成する
ものであるから、間隙を簡単に、かつ確実に設けること
ができる。
向に沿って複数の摺動リブが設けられているから、受圧
体が流路壁に面接触ではなく線接触させることができ、
円滑に移動させることができる。
リッジを取り付ける装着部が設けられた浄水路と、装着
部の流路に設けられた請求項1〜3記載の流量チェッカ
ーと、第1ストッパーが装着部の流路内に設けられてい
るリブであることを特徴とする浄水器だから、濾過カー
トリッジからの浄水の量を正確に判定でき、小型、軽量
で水道栓に直結することができる。
そのまま吐出するストレート吐水流路、シャワーにして
吐出するシャワー吐水流路および浄水路のどれかに原水
の給水路を選択的に接続する水スイッチを備えたもので
あるから、原水をそのままストレートに吐出するか、シ
ャワーとするか、あるいは浄水とするかを簡単に切り換
えることができる。
ェッカーとそれを用いた浄水器について図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態における
浄水器の外観斜視図、図2(a)は本発明の一実施の形
態における流量チェッカーとそれを用いた浄水器の縦断
面図、図2(b)は本発明の一実施の形態における流量
チェッカーとそれを用いた浄水器の吐出口キャップの上
面図、図3は本発明の一実施の形態における流量チェッ
カーとそれを用いた浄水器の横断面図である。従来の浄
水器の説明の中で使用した符号と同符号を使用している
ものは、基本的に図5、図6(a)(b)に関する上記
の説明と重複するから、詳しい説明はそこに譲って省略
する。図1において1は水道栓、2は固定ナット、3は
操作レバー、4は吐出口キャップ、5は浄水吐出部、6
は浄水器の下ケース、7はその上ケース、8は濾過カー
トリッジである。この吐出口キャップ4は下ケース6と
一体に形成してもよい。9は継手パイプである。操作レ
バー3が原水のスレート吐出、シャワー吐出を行う位置
にあるときは、水は矢印AからFに流れ、浄水の吐出を
行う位置にあるときは矢印AからB,C,D,Eと流れ
る。
の内部の詳細について説明する。図2(a)(b)、図
3において、10は水スイッチケース、10aは円筒腔
壁、10bは3つの給水口、11は回転弁棒、11aは
突起カム、11bは水路溝である。12はOリング、1
3はフィルタープレート、13aは多数のフィルター
孔、14は十字状リブ付き弁棒、15はDリングであ
る。また16は連結管、18は圧縮バネである。30は
原水のストレート用流入口30、31はシャワー用流入
口である。33は浄水路である。また19は着脱自在の
濾過カートリッジ8内に設けられた活性炭層で、浄水路
33の一部を構成する連結管16を通って原水が導かれ
る。浄水路33には濾過カートリッジ8を着脱自在に取
り付けることのできる装着部24が設けられている。2
0は濾過カートリッジ8内に設けられた中空糸膜で、活
性炭層19の内周側に設けられている。原水は濾過カー
トリッジ8の外周側に設けられた活性炭層19内を通過
して、ここで不純物や残留塩素等を取り除かれ、濾過カ
ートリッジ8の端部で反転して中空糸膜20内に入る。
この中空糸膜20内で一般細菌等を濾過され、浄水とな
って浄水路33に設けられた流量チェッカー21を経
て、浄水吐出部5から吐出される。
られた多数のシャワー孔、41,42は多数のシャワー
孔40のうち外周側2列に形成された仕切リブ、43は
分配リングである。仕切リブ41,42は分配リング4
3とともに、整流リブとして機能する。これによって外
周に配置されたのシャワー孔40からの噴出流を強める
ことができ、シャワー孔40を通しての全体の噴出状態
を均一なものにすることができるものである。45は円
形状のストレート吐出口、44はストレート吐出口45
を形成する円筒部である。水スイッチケース10のスト
レート用流入口30から円筒部が立設されているから、
円筒部44を挿入して嵌合させれば、2つの円筒部でス
トレート用流路が構成される。46は分散面部で、水ス
イッチケース10に形成されたシャワー用流入口31と
対向した位置で、かつ、シャワー吐出口47側からシャ
ワー用水室49内に突出させて設けられている。分散面
部46は分配リング43と円筒部44との間に設けた扇
状の平面部であって、シャワー用流入口31と接近させ
られ、流入する原水がこれを直撃して他の部分に流れを
分散させるようになっている。分散面部46が高い位置
にあるので、流れは水スイッチケース10側に大きな循
環流を作ることなく、満遍なくシャワー孔40のどれに
も回り込み仕切リブ41,42に案内されて均一に吐出
されるものである。
について詳細に説明する。図4(a)は本発明の一実施
の形態における流量チェッカーの縦断面図、図4(b)
は本発明の一実施の形態における流量チェッカーの横断
面図、図4(c)は本発明の一実施の形態における流量
チェッカーの受圧体の外観図、図4(d)は本発明の一
実施の形態における流量チェッカーの側からみた装着部
の正面図である。図4(a)(b)(c)(d)に基づ
いて説明すると、21は流量チェッカーであり、以下述
べる受圧体22、スプリング23(付勢体)、リブ25
(第1ストッパー)、第2のストッパー274等からな
り、浄水路33の中に設けられている。受圧体22は、
流量チェッカー21の中で可動体となる部材であり、中
央に開口をもつリング状の受圧部の部分と下面の一半を
一部切り欠いた円筒側壁の部分から構成されている。円
筒側壁は受圧部の周囲から立設されている。切り欠かれ
ているのは円筒側部の約1/2高さの位置から先の下半
分で、円筒側壁全体の約1/4の大きさの部分である。
24は濾過カートリッジ8を取り付けるための装着部
で、挿入管241を有し、これが浄水路33内に挿入さ
れる。25は挿入管241の端部に設けられたリブで、
最小流量時の受圧体22に対する第1ストッパーとなる
ものである。第1ストッパーとしてはリブ25のほか、
挿入管241自身の端部を第1ストッパーにしてもよ
い。また両者を同時に第1ストッパーにするのでもよ
い。ところで本実施の形態では、リブ25に受圧体22
側の端面から受圧部に向けて微小な突起26を突設して
いる。これはリブ25と受圧部との間に微小な間隙を設
けるためのものである。また挿入管241が挿入される
部分は浄水路33の他の部分とは異径管となっており、
挿入管241を挿入すると装着部24は異径管の段付き
部で位置決めされる。
3の流路壁から第1の案内リブ271,第2の案内リブ
272,第3の案内リブ273が浄水路33の軸心に向
けて突出されており、受圧体22にはこれらを受け入れ
る3本の溝281,282,283が形成されている。
ただこのうち第1の案内リブ271,第3の案内リブ2
73は流れによる受圧体22のがたつきを防止するため
に、若干対向位置から少しずらされて設けてある。浄水
路33はL字状の管路であって、濾過カートリッジ8側
の短管内に流量チェッカー21が設けられている。しか
しこの第2の案内リブ272は浄水路33の軸心に沿っ
て短管側だけでなく長管側にも延びている。この浄水路
33の長管側においては第2の案内リブ272の延長部
分を含め、軸心を挟む形で4つの案内リブが形成されて
いる。さらに浄水の最大流量時に受圧体22を停止させ
る第2のストッパー274も浄水路33から内部に向け
て突出されている。23は第2のストッパー274の周
囲に取り付けられ、受圧体22を流れの方向と逆方向に
付勢する付勢体であるスプリングである。
沿って3本の微小な摺動リブ291が設けられている。
これは受圧体22の面接触を避けるためのものであるか
ら、3本に限らず線接触させることができるのであれば
何本でもかまわない。浄水路33の流路壁は、流量チェ
ッカー21の付近を透明のアクリルで構成し、目盛り等
を設けた表示部が設けてあるので、流路外から内部の受
圧体22の位置を確認でき、流量のチェックができるも
のである。
説明する。浄水を吐出する際、浄水が流量チェッカー2
1に到達すると、受圧体22の受圧部とリブ25との間
に、リブ25の端面から受圧部に向けて突起26が突設
されているから、リブ25と受圧部との間に微小な間隙
が形成されている。従ってもし間隙がない場合には、受
圧部がリブ25の端面、もしくは挿入管241の端面と
が接触して、この部分では流体圧を受けることができな
いため、背後からの静圧の作用で受圧体22の応答性が
悪く、動作も不安定でばらつきを生じるが、本実施の形
態の流量チェッカー21によれば、突起で形成された間
隙の間に流体が回り込み、受圧体22の受圧部全面に流
体圧が作用するので、受圧体22の動きが円滑になり、
応答性もよく、正確な流量チェックを行うことができ
る。しかも、受圧体22の側壁には流れの方向に沿って
3本の微小な摺動リブ291が設けられているため、受
圧体22は浄水路33の内壁と線接触するものであるか
ら、摩擦も少なく、前記のリブ25と受圧部との間隙か
ら流入した浄水が液膜を形成するため潤滑され、きわめ
て動きが円滑になる。このように本発明の一実施の形態
の流量チェッカーによれば、浄水路33内に設けること
ができ、小型、軽量の流量チェッカーを提供することが
できる。また浄水路との摩擦も小さく、感度のよいチェ
ック装置とすることができる。
いて説明する。従来例で説明したと同様であるから、こ
れに関する詳細な説明は省略する。原水をストレート吐
出させたいときは、操作レバー3を回動して中央の十字
状リブ付き弁棒14を突起カム11aで持ち上げ、回転
弁棒11の外周の水路溝11b、ストレート用流路を介
し、ストレート吐出口45から吐出する。また原水をシ
ャワー吐出させたいときは、操作レバー3を回動して右
の十字状リブ付き弁棒14を突起カム11aで持ち上
げ、一番右の水路溝11b、シャワー用流入口31、シ
ャワー用水室49を介してシャワー吐出口47のシャワ
ー孔40から吐出する。さらに浄水を吐出させたいとき
には、一番左の十字状リブ付き弁棒14を突起カム11
aで持ち上げ、回転弁棒11の一番左の水路溝11b、
連結管16、濾過カートリッジ8の中の活性炭層19、
中空糸膜20を通し、流量チェッカー21で流量をチェ
ックした後、浄水吐出部5から吐出するものである。こ
のように本発明の一実施の形態の浄水器は、供給された
原水をストレート用流路、シャワー用水室49および浄
水路のどれかに選択的に接続する水スイッチと、浄水路
に装着される濾過カートリッジ8からの浄水を吐出する
浄水吐出部を備えた浄水器であるから、原水をそのまま
吐出するか、シャワーとするか、あるいは浄水とするか
を水スイッチによって簡単に切り換えられるし、浄水器
をコンパクトにすることができるものである。
小型、軽量で、流れが小さいときでも応答性がよく、流
路壁の局部的影響を受けにくいものである。
道栓に直結することができ、原水をそのままストレート
に吐出するか、シャワーとするか、あるいは浄水とする
かを簡単に切り換えられ、浄水カートリッジの交換時期
を正確に判定でき、流量も適宜確認できるものである。
視図
ェッカーとそれを用いた浄水器の縦断面図 (b)は本発明の一実施の形態における流量チェッカー
とそれを用いた浄水器の吐出口キャップの上面図
とそれを用いた浄水器の横断面図
ェッカーの縦断面図 (b)は本発明の一実施の形態における流量チェッカー
の横断面図 (c)は本発明の一実施の形態における流量チェッカー
の受圧体の外観図 (d)は本発明の一実施の形態における流量チェッカー
の側からみた装着部の正面図
Claims (5)
- 【請求項1】流れの圧力を受ける受圧部に開口を有すと
ともに、前記受圧部の周囲から側壁が立設され流路内を
摺動することができる受圧体と、前記受圧体を流れの方
向と逆方向に付勢する付勢体と、最小流量のときの前記
受圧体の位置を規定する第1ストッパーと、前記受圧体
の位置を表示する表示部とを備え、前記第1ストッパー
の端面と前記受圧部の間には最小流量のとき間隙が形成
されていることを特徴とする流量チェッカー。 - 【請求項2】前記第1ストッパーの端面から前記受圧部
に向けて突起を突設して前記間隙を形成することを特徴
とする請求項1記載の流量チェッカー。 - 【請求項3】前記側壁には流れの方向に沿って複数の摺
動リブが設けられていることを特徴とする請求項1また
は2記載の流量チェッカー。 - 【請求項4】濾過カートリッジを取り付ける装着部が設
けられた浄水路と、前記装着部の流路に設けられた請求
項1〜3記載の流量チェッカーと、前記第1ストッパー
が前記装着部の流路内に設けられているリブであること
を特徴とする浄水器。 - 【請求項5】供給された原水をそのまま吐出するストレ
ート吐水流路、シャワーにして吐出するシャワー吐水流
路および前記浄水路のどれかに原水の給水路を選択的に
接続する水スイッチを備えたことを特徴とする請求項4
記載の浄水器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP04158996A JP3627350B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 流量チェッカーおよび浄水器 |
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JP04158996A JP3627350B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 流量チェッカーおよび浄水器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09229731A true JPH09229731A (ja) | 1997-09-05 |
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JP04158996A Expired - Fee Related JP3627350B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 流量チェッカーおよび浄水器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3627350B2 (ja) |
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US6641717B2 (en) | 2000-03-30 | 2003-11-04 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Water purifier |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP04158996A patent/JP3627350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US6641717B2 (en) | 2000-03-30 | 2003-11-04 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Water purifier |
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JP3627350B2 (ja) | 2005-03-09 |
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