JP2002070318A - コンクリート躯体の補修方法 - Google Patents

コンクリート躯体の補修方法

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JP2002070318A
JP2002070318A JP2000259059A JP2000259059A JP2002070318A JP 2002070318 A JP2002070318 A JP 2002070318A JP 2000259059 A JP2000259059 A JP 2000259059A JP 2000259059 A JP2000259059 A JP 2000259059A JP 2002070318 A JP2002070318 A JP 2002070318A
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OGUSHI YOSHUKI
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    • E04G21/02Conveying or working-up concrete or similar masses able to be heaped or cast
    • E04G21/04Devices for both conveying and distributing
    • E04G21/0418Devices for both conveying and distributing with distribution hose
    • E04G21/0472Details of connection of the hose to the formwork, e.g. inlets

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリート躯体の補修を迅速かつ簡単に行
い、しかも、大幅なコスト低減を図る。 【解決手段】コンクリート躯体(1)の補強部を覆うよう
に、あるいは、コンクリート躯体の崩壊部(2)を塞ぐよ
うに型材(3)を取付け、同型材(3)に設けた孔部(4)から
補修材充填器(5)を補強部に向けて、あるいは崩壊部(3)
内に挿入し、補修材(6)を吹付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート躯体
の補修を短時間で容易かつ効率的に行うことのできるコ
ンクリート躯体の補修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート壁等が崩壊してコン
クリート欠落部分が発生した場合、下記に示す方法で補
修作業を行っていた。
【0003】コンクリートのこて塗りなどによる補修
作業。
【0004】コンクリート吹付器を用いた吹付けによ
る補修作業。
【0005】崩壊部分に型枠を取付け、崩壊部内にコ
ンクリートを注入する補修作業。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
補修方法には、それぞれ下記の問題があった。
【0007】による方法では、塗り重ねる回数が多く
なり、しかも、一度塗った後は硬化した後に重ね塗りす
る必要があるので、かなりの手間と時間がかかる。
【0008】による方法では、吹付ける際の飛散が多
く、また、跳ね返りによる材料ロスが多い。
【0009】による方法では、充填したコンクリート
の重みや収縮で界面で剥離が生じたりするおそれがあ
り、また、コンクリートが十分に充填されたかどうかの
確認が難しい。
【0010】以上のような問題をそれぞれ抱えながら
も、これらに代わる適当な方法がないために、現場では
上記のいずれかの方法を採用せざるを得ないのが現状で
ある。
【0011】本発明は、上記課題を解決することのでき
るコンクリート躯体の補修方法を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明では、コンクリート躯体の補
強部を覆うように型材を取付け、同型材に設けた孔部か
ら補修材充填器を挿入し、補修材を補強部に向けて吹付
けることとした。
【0013】また、請求項2記載の本発明では、コンク
リート躯体の崩壊部を塞ぐように型材を取付け、同型材
に設けた孔部から補修材充填器を崩壊部内に挿入し、補
修材を吹付充填することにより崩壊部を埋めることとし
た。
【0014】また、請求項3記載の本発明では、コンク
リート躯体の崩壊部を塞ぐように型材を取付け、同型材
に設けた孔部から補修材充填器を崩壊部内に挿入し、補
修材を注入充填することにより崩壊部を埋めることとし
た。
【0015】また、請求項4記載の本発明では、上記型
材に設けた孔部から崩壊部内にカメラを挿通し、崩壊部
内を監視しながら補修材充填器を操作することとした。
【0016】また、請求項5記載の本発明では、上記カ
メラを補修材充填器に取付けた。
【0017】また、請求項6記載の本発明では、上記型
材に、エア抜き用孔を設けることとした。
【0018】また、請求項7記載の本発明では、崩壊部
内に充填した補修材が固化した後、型材を取外して仕上
げ塗りを行うこととした。
【0019】さらに、請求項8記載の本発明では、上記
補修材は、アクリル酸エステル共重合体を主成分とする
複合ポリマーエマルジョンと、酸化珪素、酸化カルシウ
ム、酸化鉄を主成分とした主材、又はセメント、砂、砂
利を主成分としたコンクリートとを、1:3〜10の割
合で混合したポリマーセメントであることとした。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係るコンクリート躯体の
補修方法は、特に、崩壊部の深さが30cm以内程度の場合
に好適に採用することができる。
【0021】すなわち、コンクリート躯体の崩壊部を塞
ぐように型材を取付け、同型材に設けた孔部から補修材
充填器を崩壊部内に挿入し、補修材を吹付充填すること
により崩壊部を埋めることを特徴としている。
【0022】あるいは、補修材の吹付けに代えて、補修
材を注入充填する方法とすることもできる。
【0023】補修材充填器は、補修材を噴出するノズル
部分をガンタイプとしたものが扱いやすい。
【0024】すなわち、ガンタイプのノズルと、補修材
料を収容したホッパと連通した圧送ポンプとを、材料送
給ホースを介して連通連結するとともに、同ノズルとコ
ンプレッサとを、エアホースを介して連通連結した構成
としたものを好適に使用することができる。
【0025】かかる補修材充填器を用いることで、圧縮
空気を送気しながら、補修材料を崩壊部内に向けて吹付
けたり、注入したりすることができる。なお、かかるガ
ンタイプのノズルやこれに連通連結する圧送ポンプやホ
ッパ、コンプレッサなどは、既存のものを適宜使用する
ことができる。
【0026】また、この補修材充填器を使用する際に、
上記型材に設けた孔部か崩壊部内にカメラを挿通し、崩
壊部内を監視しながら補修材充填器を操作するとよい。
【0027】例えば吹付けによる補修方法であれば、カ
メラに接続したモニタにより、崩壊部の内部を観ながら
補修材充填器を操作して必要量だけ補修材を吹付けるも
のである。
【0028】このとき、上記カメラは、補修材充填器と
独立して離隔した位置に配置してもよいが、補修材充填
器に直接一体的に取付けておくこともできる。また、カ
メラに補修材料が付着しないように、カメラには透明な
カバーなどを設けておくことが好ましい。なお、カメラ
を補修材充填器と離隔する場合は、カメラ挿入用の孔を
補修材充填器用の孔部とは別に設けておく必要がある。
【0029】さらに、上記型材には、エア抜き用孔を設
けることが好ましい。このエア抜き用孔は、1m2当た
り1箇所程度設けるとよい。
【0030】上記してきたように、カメラで崩壊部内部
を観察しながら、適宜補修材充填器を操作して補修材を
崩壊部内に吹付けたり、あるいは充填して埋めるもので
あるが、充填した補修材が固化した後は、型材を取外し
て、仕上げ塗りを行うことが好ましい。
【0031】ところで、上記してきた補修材はポリマー
セメントとすることが好ましく、特に、アクリル酸エス
テル共重合体を主成分とする複合ポリマーエマルジョン
と、酸化珪素、酸化カルシウム、酸化鉄を主成分とした
主材、又はセメント、砂、砂利を主成分としたコンクリ
ートとを、1:3〜10の割合で混合したポリマーセメ
ントを好適に用いることができる。
【0032】かかるポリマーセメントは、極めて高い付
着力、引張強度、曲げ強度を有するので、十分な靭性と
柔軟性を有し、コンクリート躯体が変位したりしてもそ
の動きに追従するので、後に補修部分がひび割れしたり
崩壊することを確実に防止することができる。
【0033】また、本発明に係るコンクリート躯体の補
修方法は、コンクリート躯体の補強部を覆うように型材
を取付け、同型材に設けた孔部から補修材充填器を挿入
し、補修材を補強部に向けて吹付けることにも特徴を有
する。すなわち、本発明における補修という概念は、上
記してきたように、既設のコンクリート躯体が何等かの
原因で崩壊、崩落、欠落した部分の補修のみならず、か
かる崩落を未然に防止すべく、コンクリート躯体の厚み
を増して補強する場合も含むものである。
【0034】使用する補修材充填器については、崩落部
を埋めるのに使用した前述の補修材充填器と同じものを
使用することができる。
【0035】
【実施例】以下、添付図に基づいて、本発明を具体的に
説明する。
【0036】図1は本発明に係るコンクリート躯体の補
強方法の実施例を示しており、1はコンクリート躯体と
しての床版、2は同床版1の崩壊部である。
【0037】かかる崩壊部2を補修材で埋めて補修する
ために、本実施例では、崩壊部2を塞ぐように、板状の
型材としてのパネル3を取付け、同パネル3に設けた孔
部4から補修材充填器であるガンタイプ吹付器5を崩壊
部2内に挿入し、補修材としてのポリマーセメント6を
吹付充填し、崩壊部2内を埋めるようにしている。10は
補強用鉄筋であるが、補強用鉄筋に代えて、ガラス繊
維、炭素繊維、アラミッド繊維、炭化珪素繊維、スチー
ルファイバなどを用いることもできる。
【0038】また、本実施例では、上記パネル3は、床
版1に連結金具としてのアンカーボルト7を介して固定
されており、しかも、同アンカーボルト7のヘッド部71
とパネル3との間にはコイルスプリング8を介設し、パ
ネル3を常時床版1側に付勢している。なお、このコイ
ルスプリング8に代えて板バネなど、他の弾性部材を用
いることも可能であるし、また、必ずしも弾性部材を必
要とするものでもない。
【0039】ガンタイプ吹付器5は、ノズル部51にグリ
ップ部52を連設して構成するとともに、ポリマーセメン
ト6を収容したホッパHと連通した圧送ポンプPと材料
送給ホース53を介して連通連結し、さらに、コンプレッ
サCにエアホース54を介して連通連結しており、前記ノ
ズル部51から高圧でポリマーセメント6を噴出可能とし
ている。
【0040】したがって、かかるガンタイプ吹付器5を
用いることで、ポリマーセメント6を崩壊部2内に向け
て容易に吹付けたり、注入したりすることができる。な
お、前記した圧送ポンプPやホッパH、コンプレッサC
などは、既存のものを適宜使用することができる。
【0041】また、本実施例では、このガンタイプ吹付
器5を使用する際に、上記パネル3に別途設けた孔部、
すなわち崩落部内監視孔41から崩壊部2内にカメラ9を
挿通し、崩壊部2内を監視しながらガンタイプ吹付器5
を操作可能としている。91はカメラ9に接続したモニタ
であり、作業者が見易い場所に適宜配置することができ
る。92はカメラ9とモニタ91との接続コードである。
【0042】したがって、モニタ91で崩壊部2の内部を
観ながら、ガンタイプ吹付器5を操作して必要量だけポ
リマーセメント6を吹付けることができる。
【0043】かかる吹付けによる方法では、短時間で崩
壊部2内をポリマーセメント6により埋めることがで
き、補修時間を大幅に短縮することができる。
【0044】ところで、図示するように、カメラ9に
は、ポリマーセメント6が付着しないように、必要に応
じて透明なカバー93を設けることができる。
【0045】さらに、本実施例では、上記カメラ9を、
ガンタイプ吹付器5のノズル部51と独立して離隔した位
置に配置しているが、図2に示す変容例のように、ノズ
ル部51に直接一体的に取付けておくこともできる。かか
る構成とすれば、パネル3に、別途崩落部内監視孔41を
設ける必要がなく、また、ノズル51の動きにカメラ9も
追従することになってポリマーセメント6の噴射方向の
状態を監視することができるので、作業の確実性が向上
する。
【0046】また、本実施例では、ガンタイプ吹付器5
によりポリマーセメント6を高圧で吹付けるようにした
が、必ずしも吹付けに限定するものではなく、コンプレ
ッサCを廃止して、単に、ポリマーセメント6を崩落部
2内に注入充填するようにしても構わない。注入充填に
よる方法でも、従来のコテ塗りなどに比べ、作業効率を
大幅に向上させることができる。
【0047】特に注入充填する場合は、ポリマーセメン
ト6を崩落部2内へ円滑に充填するために、パネル3に
設けた孔部4や上記した崩落部内監視孔41とは別に、図
示しないが、エア抜き用の孔を設けることが好ましい。
このエア抜き用の孔は、パネル3の1m2当たり1箇所
程度設けるとよい。
【0048】なお、上記してきたように、本実施例で
は、カメラ9で崩壊部2内部を観察しながら、ガンタイ
プ吹付器5を操作してポリマーセメント6を崩壊部2内
に吹付け充填したり、あるいは注入充填して埋めるもの
であるが、充填したポリマーセメント6が固化した後
は、型材3を取外して仕上げ塗りを行うものとする。仕
上げ塗りを行うことにより、外観的にも美観を損なうこ
とがない。
【0049】また、本発明は、崩落部2の補修のみなら
ず、他の実施例として、図3及び図4に示すように、床
版1の補強としても適用可能である。
【0050】すなわち、既存の床版1に補強用鉄筋10を
配設し、同鉄筋10上(図面上では補強用鉄筋10の下面
側)に、内側面にビニルシートSを張設した型材として
のパネル3を配設し、同パネル3に設けた孔部4から上
記したガンタイプ吹付器5を挿入してポリマーセメント
6を吹付充填するものである。なお、補強用鉄筋10にパ
ネル3を取付けるには、番線をなどを用いて結着する方
法などでよい。
【0051】そして、充填したポリマーセメント6が固
化した後、パネル3を取外して図4に示すように、上塗
り仕上げを施す。60は仕上げ塗り部である。
【0052】この上塗りに関しては、通常のコテ塗り、
または、上記した圧送ポンプPを利用して、平板状の均
し板を取付けたノズル体による圧送コテ塗りなどで行う
とよい。
【0053】また、上記してきた各実施例において使用
したポリマーセメント6は、アクリル酸エステル共重合
体を主成分とする複合ポリマーエマルジョンと、酸化珪
素、酸化カルシウム、酸化鉄を主成分とした主材、又は
セメント、砂、砂利を主成分としたコンクリートとを、
1:3〜10の割合で混合して生成したものとしてい
る。
【0054】かかるポリマーセメントは、極めて高い付
着力、引張強度、曲げ強度を有するので、十分な靭性と
柔軟性を有し、コンクリート躯体が変位したりしてもそ
の動きに追従するので、後に補修部分がひび割れしたり
崩壊することを確実に防止することができる。
【0055】なお、上記成分構成のポリマーセメント6
を使用することが好ましいが、必ずしもこれに限定する
ものではない。また、ポリマーセメントに代えて通常の
モルタルなどを使用してもよい。
【0056】なお、本発明は、上記実施例に限らず、コ
ンクリート躯体であればその補強、補修に適用すること
が可能であり、例えば、橋脚などの補強、補修にも好適
に用いることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は上記
した形態で実施されるものであり、以下の効果を奏す
る。
【0058】(1)請求項1記載の本発明では、コンクリ
ート躯体の補強部を覆うように型材を取付け、同型材に
設けた孔部から補修材充填器を挿入し、補修材を補強部
に向けて吹付けることとしたので、短時間でコンクリー
ト躯体の厚みを増して補強することができ、補強時間を
大幅に短縮することができ、補強作業効率を大幅に向上
させることができる。
【0059】(2)請求項2記載の本発明では、コンクリ
ート躯体の崩壊部を塞ぐように型材を取付け、同型材に
設けた孔部から補修材充填器を崩壊部内に挿入し、補修
材を吹付充填することにより崩壊部を埋めることとした
ので、短時間で崩壊部内を補修材により埋めることがで
き、補修時間を大幅に短縮し、補修作業効率を大幅に向
上させることができる。
【0060】(3)請求項3記載の本発明では、コンクリ
ート躯体の崩壊部を塞ぐように型材を取付け、同型材に
設けた孔部から補修材充填器を崩壊部内に挿入し、補修
材を注入充填することにより崩壊部を埋めることとした
ので、短時間で崩壊部内を補修材により埋めることがで
き、補修時間を大幅に短縮し、補修作業効率を大幅に向
上させることができる。
【0061】(4)請求項4記載の本発明では、上記型材
に設けた孔部から崩壊部内にカメラを挿通し、崩壊部内
を監視しながら補修材充填器を操作することとしたの
で、崩壊部の内部を観察しながら、ガンタイプ吹付器を
操作して必要量だけの補修材を確実かつ効率的に充填す
ることができ、無駄がなく、また確実な作業を行える。
【0062】(5)請求項5記載の本発明では、上記カメ
ラを補修材充填器に取付けたことにより、補修材充填器
の動きにカメラも追従することになって補修材の噴射方
向の状態を監視することができるので、作業の確実性が
向上する。
【0063】(6)請求項6記載の本発明では、上記型材
に、エア抜き用孔を設けることとしたので、補修材を円
滑に充填することができる。
【0064】(7)請求項7記載の本発明では、崩壊部内
に充填した補修材が固化した後、型材を取外して仕上げ
塗りを行うこととしたので、美観を損なうことがない。
【0065】(8)請求項8記載の本発明では、上記補修
材は、アクリル酸エステル共重合体を主成分とする複合
ポリマーエマルジョンと、酸化珪素、酸化カルシウム、
酸化鉄を主成分とした主材、又はセメント、砂、砂利を
主成分としたコンクリートとを、1:3〜10の割合で
混合したポリマーセメントであることとしたので、コン
クリート躯体が変位したりしてもその動きに追従してひ
び割れや崩壊を防止でき、十分なコンクリート躯体の補
修・補強を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート躯体の補修方法の実施例を示す説
明図である。
【図2】同コンクリート躯体の補修方法の変容例を示す
説明図である。
【図3】他の実施例に係るコンクリート躯体の補修方法
の説明図である。
【図4】仕上げ塗り部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 床版(コンクリート躯体) 2 崩落部 3 パネル(型材) 4 孔部 5 ガンタイプ吹付器(補修材充填器) 6 ポリマーセメント(補修材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 103:60 C04B 103:60 111:72 111:72

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート躯体の補強部を覆うように型
    材を取付け、同型材に設けた孔部から補修材充填器を挿
    入し、補修材を補強部に向けて吹付けることを特徴とす
    るコンクリート躯体の補修方法。
  2. 【請求項2】コンクリート躯体の崩壊部を塞ぐように型
    材を取付け、同型材に設けた孔部から補修材充填器を崩
    壊部内に挿入し、補修材を吹付充填することにより崩壊
    部を埋めることを特徴とするコンクリート躯体の補修方
    法。
  3. 【請求項3】コンクリート躯体の崩壊部を塞ぐように型
    材を取付け、同型材に設けた孔部から補修材充填器を崩
    壊部内に挿入し、補修材を注入充填することにより崩壊
    部を埋めることを特徴とするコンクリート躯体の補修方
    法。
  4. 【請求項4】型材に設けた孔部から崩壊部内にカメラを
    挿通し、崩壊部内を監視しながら補修材充填器を操作す
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載のコンクリー
    ト躯体の補修方法。
  5. 【請求項5】カメラを補修材充填器に取付けたことを特
    徴とする請求項4記載のコンクリート躯体の補修方法。
  6. 【請求項6】型材に、エア抜き用孔を設けることを特徴
    とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のコンクリー
    ト躯体の補修方法。
  7. 【請求項7】補修材が固化した後、型材を取外して仕上
    げ塗りを行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載のコンクリート躯体の補修方法。
  8. 【請求項8】補修材は、アクリル酸エステル共重合体を
    主成分とする複合ポリマーエマルジョンと、酸化珪素、
    酸化カルシウム、酸化鉄を主成分とした主材、又はセメ
    ント、砂、砂利を主成分としたコンクリートとを、1:
    3〜10の割合で混合したポリマーセメントであること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のコン
    クリート躯体の補修方法。
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