JP2003013608A - コンクリート構造物の補修方法 - Google Patents

コンクリート構造物の補修方法

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務 角谷
Minoru Mizoe
実 溝江
Fumio Idegami
文雄 井手上
Yasuhisa Fujiwara
保久 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋の腐食によるコンクリート構造物の劣
化部分を除去し、新たなコンクリート層又はモルタル層
を形成する補修作業を、効率よくかつ確実に行う。 【解決手段】 高圧水噴流11によって、コンクリー
ト構造物1の表面のコンクリートを、埋設されている鉄
筋14が露出するまではつり取るとともに、鉄筋の錆を
除去する。このとき水圧は40Mpa〜90Mpaまでと
し、水量は100リットル/minから200リットル/m
inに設定する。露出した鉄筋には、亜硝酸塩の水溶液を
吹き付けて塗布する。その後、露出した鉄筋を埋め込
み、はつり取った部分を復元するようにモルタル17を
付着させる。このモルタルは圧縮空気圧によって修復す
る面に吹き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、橋梁、カルバー
ト、建築物等の鉄筋コンクリート構造物又はプレストレ
ストコンクリート構造物の補修方法に係り、特に鉄筋の
腐食により表面付近のコンクリートが劣化した構造物を
修復する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造物及びプレストレ
スコンクリート構造物は、塩害、コンクリートの中性
化、アルカリ骨材反応等によって劣化することが知られ
ている。このうち、塩害及びコンクリートの中性化によ
る劣化は、コンクリート構造物の表面付近に埋め込まれ
た鉄筋が、コンクリート中の塩分によって、又はコンク
リートのアルカリ性が失われて腐食することによって生
じる。つまり、鉄筋が腐食することによって体積膨張が
生じ、かぶり部分のコンクリートにひびわれが発生す
る。これにともない、鉄筋の腐食はさらに促進され、か
ぶり部分のコンクリートが剥落することもある。
【0003】このような劣化が生じたコンクリート構造
物の補修は、一般に次のように行われている。まず、か
ぶり部分のコンクリートをはつり取り、鉄筋を露出させ
る。そして、鉄筋の錆を除去した後、モルタル又はコン
クリートで埋め戻し、かぶり部分を復元する。このよう
に健全なコンクリートで鉄筋を再び被覆することによ
り、腐食の進行を抑え、構造物の耐用年数を延ばすこと
ができる。
【0004】上記補修方法において、かぶり部分のコン
クリートをはつる作業は、ほとんどの場合ブレーカやピ
ックハンマー等を用い、機械的にコンクリートを破砕す
ることによって行われている。また、モルタル又はコン
クリートで鉄筋を埋め戻す作業は、コンクリートをはつ
り取った面に沿って型枠を設置し、モルタル等を注入し
て固化させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記補
修方法では、次のような問題点がある。コンクリートを
機械的な衝撃によってはつり取る方法では、大きな騒音
及び振動が発生することになり、市街地での施工は難し
くなる。また、作業者に熟練が必要になるとともに、騒
音や多量に発生する粉塵によって作業環境は劣悪なもの
となる。特に、補修面が構造物の下面である場合は、作
業が極めて困難なものとなってしまう。さらに、機械的
な衝撃を加えるため、鉄筋やPC鋼材を損傷するおそれ
があるし、コンクリートの健全な部分に亀裂を発生させ
ることも生じる。
【0006】一方、コンクリートをはつり取った部分を
モルタル又はコンクリートで埋め戻す作業は、型枠の設
置、モルタル等の注入、脱型等に多くの時間と労力を要
し、作業効率が極めて悪い。また、補修部分が構造物の
下面である場合には、注入したモルタル層の上面にブリ
ージング水が発生し、既存コンクリートの下面との付着
が悪くなることがある。このような欠陥が生じると、再
び鉄筋の腐食が進行することになってしまう。
【0007】本願発明は、上記のような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的は、鉄筋の腐食によるコ
ンクリート構造物の劣化部分を除去し、新たなコンクリ
ート層又はモルタル層を形成する補修作業を、効率よく
かつ確実に行うことができる方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、 高圧水噴流によって、コ
ンクリート構造物の表面のコンクリートを、埋設されて
いる鉄筋が露出するまではつり取るとともに、鉄筋の錆
を除去する工程と、 露出した鉄筋を埋め込み、はつり
取った部分を復元するようにモルタルを付着させる工程
とを有し、 前記高圧水噴流は、水圧を40Mpaから9
0Mpaまでとし、水量を100リットル/minから20
0リットル/minに設定することを特徴とするコンクリ
ート構造物の補修方法を提供する。
【0009】高圧水噴流によってコンクリートをはつる
技術については、例えば特開平10-151621号公報や特開2
000-812号公報に記載されている。これらの技術は、高
圧水噴流の水圧をそれぞれ245Mpa(2500Kg/cm2)又は9
8Mpa(1000Kg/cm2)以上に設定してはつり作業を行う
ものである。しかしながら、コンクリート構造物の表面
の劣化した部分のみを均一にはつり取ろうとする場合
に、上記のような超高圧水の噴流を用いると、表面付近
の劣化コンクリートのみではなく、健全なコンクリート
もはつり取ってしまうおそれがある。そして、噴流を射
出した軌跡が残り、この部分のみが深くはつり取られた
状態となる。また、高圧水噴流によって鉄筋が損傷する
場合もある。
【0010】これに対し、本発明のように、水圧を40Mp
a〜90Mpa程度に設定するとともに、水量を100リットル
/mm以上と多くすることにより、コンクリートの劣化し
た部分のみを除去することができるとともに、鉄筋の錆
のみを除去することが可能となる。したがって、コンク
リート構造物の健全な部分や鉄筋を損傷することなく劣
化部分と鉄筋の錆を効率よく除去することが可能とな
る。
【0011】請求項2に係る発明は、 高圧水噴流によ
って、コンクリート構造物の表面のコンクリートを、埋
設されている鉄筋が露出するまではつり取るとともに、
鉄筋の錆を除去する工程と、 露出した鉄筋に、亜硝酸
塩の水溶液を吹き付けて塗布する工程と、 露出した鉄
筋を埋め込み、はつり取った部分を復元するようにモル
タルを付着させる工程とを有することを特徴とするコン
クリート構造物の補修方法を提供するものである。
【0012】この方法では、劣化したコンクリートを高
圧水噴流によって効率よくはつり取るとともに、鉄筋の
錆を除去することができ、さらにその後、亜硝酸塩の水
溶液を短時間で効率よく鉄筋に塗布することができる。
亜硝酸塩は鉄筋の防錆剤として機能するものであり、こ
の水溶液を塗布した後、モルタル又はコンクリート層で
埋め込むことにより、その後の腐食の進行を有効に抑制
することができる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載したコンクリート構造物の補修方法におい
て、 前記コンクリートをはつり取った部分にモルタル
を付着させる工程は、 圧縮空気圧によってモルタルを
吹き付けるものとする。
【0014】この方法では、モルタル層の形成を効率よ
く行うことができるとともに、水と砂とセメントの混合
物が既存のコンクリート面に強く吹き付けられので、該
コンクリート面に密着し、硬化後は強い付着力を有する
ことになる。また、モルタル層の形成を圧縮空気圧によ
る吹き付けで行うことにより、劣化したコンクリートの
除去及び防錆剤の塗布と並ぶ主要な工程を射出される噴
流、つまり高圧水噴流、水溶液の噴流、モルタルの噴流
によって行うことができ、個々の作業の効率が向上する
とともに作業足場等を簡略化することが可能となって全
体の作業効率も向上することになる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
コンクリート構造物の補修方法において、 前記モルタ
ルは、砂とセメントとをノズルから噴射する直前又は直
後に水と混合するものとする。
【0016】この方法では、水とセメントとの混合は吹
き付ける直前に行うので、水と混合した後2〜3分で硬
化が始まるような超速硬セメントを用いることもでき、
補修面が構造物の下面でも吹き付けたモルタルが垂れ落
ちることがない。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項4に記載し
たコンクリート構造物の補修方法において、 前記モル
タルには、鋼繊維、ガラス繊維、炭素繊維又は合成繊維
であって、径が0.5mmから1.0mmで、長さが20mm
から40mmの短繊維を含むものとする。
【0018】この方法では、モルタルに短繊維が含まれ
ることにより、モルタル硬化時の収縮によるひびわれを
防止するとともに、ひびわれが生じたときにも、モルタ
ル片が剥落するのを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る方
法によって補修することができるコンクリート橋梁の一
例を示す概略図である。この橋梁は、図1(a)に示す
ように、鉄筋コンクリートの穴あき床版(ホロースラ
ブ)からなる4径間連続桁2連を設けたものであり、橋
桁の断面は図1(b)に示すように、平坦な底面を有
し、橋の軸線方向に桁高(H=90cm)が等しいものとな
っている。
【0020】橋桁内には、断面が円形の中空部が形成さ
れ、この上側及び下側には、コンクリートの表面に沿っ
て鉄筋が配置されている。橋桁の軸線方向に配置され、
曲げモーメントに抵抗する主鉄筋は、径間中央部1aで
は主に下面付近に配置され、支点上1bでは主に上面付
近に配置されている。そして、その外側に配力鉄筋が橋
の軸線と直角方向に配置されている。
【0021】この橋におけるコンクリートの劣化は、主
に第1径間Aにおける橋桁下面のコンクリートに生じて
おり、主鉄筋及び配力鉄筋より外側の、いわゆるかぶり
部分のコンクリートに多数のひびわれが発生し、一部は
剥落している。このようなコンクリートの劣化は、鉄筋
の腐食にともなう膨張によって生じており、鉄筋の腐食
は塩害もしくは、道路表面に散布された凍結防止用の塩
化ナトリウムが桁の継手部からの漏水に混じって桁下面
に浸透したものと推測される。
【0022】この橋桁の補修は、劣化した部分のコンク
リートをはつり取り、鉄筋の錆を除去した後、新たなモ
ルタル層で被覆するものであり、次のような手順で行
う。図2に示すように、高圧水噴流11(ウォータジェ
ット)を、コンクリートが劣化した桁1の下面に噴射
し、劣化したかぶり部分のコンクリート1cをはつり取
る。このとき、ウォータジェット11は、水圧を78Mpa
(800Kgf/cm2)〜88Mpa(900Kgf/cm2) に設定し、水量
は、110リットル/min 〜 117リットル/minに設定す
る。また、噴き出すノズル12の先端と対向するコンク
リート面とのとの間隔は30〜100mmとする。
【0023】このノズルは機械に支持させ、所定の速度
及びパターンで移動するように設定する。この例では、
ノズルの移動速度を2.0m/min〜2.5m/minに設定し、同
じ位置を4〜6回程度繰り返し噴き付けるものとしてい
る。
【0024】上記のように高圧水噴流11を射出するこ
とにより、図3に示すように、劣化したコンクリートが
はつり取られ、配力鉄筋13及びその内側に配置された
主鉄筋14が露出する。そして、これらの鉄筋にも上記
高圧水噴流11が噴き付けられることにより、鉄筋1
3,14の表面に生じた錆のみがほぼ完全に除去され、
健全な部分が露出する。
【0025】上記高圧水噴流11によるコンクリートの
はつりは、配力鉄筋13より内側まで、さらにコンクリ
ートの劣化が進んでいるときには、主鉄筋14より内側
まで行うことが必要となる。しかし、上記のような高圧
水噴流11を、図2に示すように、コンクリート面とほ
ぼ垂直に当てるだけでは、太径の鉄筋の裏側や、鉄筋の
ラップ等で密集した部分の裏側のコンクリートをはつり
取ることができない。このような部分では水圧及び水量
等を変えて、次のような操作を行う。
【0026】水圧は、49Mpa(500Kgf/cm2) 〜59Mpa
(600Kgf/cm2) 程度とし、水量を125リットル/min〜
135リットル/minとする。そして、はつり取るコンクリ
ート面に対して、ノズルを傾斜させ、ノズル先端とコン
クリート面との間隔を100〜150mm程度に維持して噴射を
行う。これにより、健全なコンクリートを損傷すること
なく、鉄筋の裏側のコンクリートも完全にはつり取るこ
とができる。
【0027】上記のように劣化したコンクリートが除去
されると、図3に示すように、亜硝酸塩の水溶液をノズ
ル15からの噴霧16によって鉄筋に塗布する。このよ
うな噴霧16による塗布では、簡単な作業で効率が良
く、さらに水溶液のはね返り等により鉄筋の裏側にも容
易に塗布することができる。上記亜硝酸塩は、例えば亜
硝酸リチウム、亜硝酸ナトリウム等を用いることができ
る。これらは鉄筋の防錆剤として作用するものである。
【0028】つづいて、図4に示すように、劣化部分を
除去したコンクリート面及び鉄筋13,14を被覆する
モルタル層17を形成する。モルタル層17は、乾式の
吹き付け工法によって形成することができる。これは、
圧縮空気を利用して、水、砂及びセメント等のモルタル
材料をノズルから施工面に吹き付けるものであり、広い
範囲に薄いモルタルを効率よく形成することができる。
また、空気圧によって材料を施工面に強く衝突させるの
で、施工面に凹凸があっても材料が完全に密着する。
【0029】また、上記モルタルには、鋼繊維、ガラス
繊維、炭素繊維又は合成繊維を混入するのが望ましい。
混入する繊維は、径が0.5〜1.0mmで長さが20mm〜40mmの
短繊維を用いるのが望ましく、特に径は0.5〜0.8mm、長
さは25mm〜30mmのものが好ましい。これらの短繊維は、
例えば0.5〜1.0 体積%を混入することができるが、状
況に応じて増減することもできる。
【0030】上記乾式の吹き付け工法は、セメント、砂
等の材料と水とをノズルが噴出する直前に混合するもの
であり、図5に示すように、砂とセメントと短繊維とを
ミキサ18で所定の割合に混合し、水は加えることな
く、コンプレッサー19から供給される圧縮空気によっ
て吹きつけ機20からノズル16へ搬送する。水は、定
流量弁21及び流量計22によって量を調整し、ノズル
16に供給する。これにより、ノズル内でセメント等に
水が混合され、ともにコンクリート面に吹き付けられ
る。したがって、硬化が水と混合した後2分から3分程
度で開始するような超速硬セメントを用いることも可能
であり、施工面に付着したモルタルが垂れ落ちるのを防
止することができる。
【0031】上記のようにして、鉄筋13,14を覆う
ようにモルタル層17が形成されると、コテ等を用いて
表面を平坦に均し、手直しを加える。これにより、モル
タル層17によって鉄筋13,14のかぶり部分を復元
することができる。
【0032】なお、上記乾式の吹き付け工法に代えて湿
式の吹き付け工法によってモルタル層を形成することも
できる。この工法は、少なくとも水とセメントと砂とを
あらかじめ混練して未硬化のモルタルを形成しておき、
これをポンプでノズルまで搬送するとともに、ノズル部
分に圧縮空気を供給してモルタルを噴射するものであ
る。この工法を用いる場合には、モルタルに数%〜数1
0%程度(体積百分率)の合成樹脂(ポリマー)を混合
しておくのが望ましい。
【0033】本実施形態において、劣化コンクリートを
はつり取る工程、防錆剤を鉄筋に塗布する工程、モルタ
ル層を形成する工程は、いずれも流体の噴射によって行
うことができ、広範囲に効率の良い施工が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係るコ
ンクリート構造物の補修方法では、コンクリート構造物
の表面付近の劣化したコンクリート及び鉄筋の錆を効率
よく除去することができ、鉄筋や健全な部分のコンクリ
ートを損傷することもない。また、劣化コンクリートを
除去した部分を新たなモルタル又はコンクリートで効率
よく復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る“コンクリート構造物の補修方
法”を適用することができるコンクリート橋の例を示す
概略側面図及び桁断面図である。
【図2】図1に示す橋桁の下面の劣化コンクリートをは
つり取る状態を示す概略図である。
【図3】劣化コンクリートを除去し、鉄筋が露出した状
態及び鉄筋に防錆剤を塗布する状態を示す概略図であ
る。
【図4】モルタル層で修復した断面を示す概略図であ
る。
【図5】モルタルを圧縮空気によって吹き付ける装置の
構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 橋桁 11 高圧水噴流 12 ノズル 13 配力鉄筋 14 主鉄筋 15 ノズル 16 亜硝酸塩水溶液の噴霧 17 モルタル層 18 ミキサ 19 コンプレッサー 20 吹き付け機 21 定流量弁 22 流量計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手上 文雄 広島県広島市中区鉄砲町7−18 東芝フコ ク生命ビル 日本道路公団保全部内 (72)発明者 藤原 保久 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 Fターム(参考) 2E176 AA01 BB11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧水噴流によって、コンクリート構
    造物の表面のコンクリートを、埋設されている鉄筋が露
    出するまではつり取るとともに、鉄筋の錆を除去する工
    程と、 露出した鉄筋を埋め込み、はつり取った部分を復元する
    ようにモルタルを付着させる工程とを有し、 前記高圧水噴流は、水圧を40Mpaから90Mpaまでと
    し、水量を100リットル/minから200リットル/m
    inに設定することを特徴とするコンクリート構造物の補
    修方法。
  2. 【請求項2】 高圧水噴流によって、コンクリート構
    造物の表面のコンクリートを、埋設されている鉄筋が露
    出するまではつり取るとともに、鉄筋の錆を除去する工
    程と、 露出した鉄筋に、亜硝酸塩の水溶液を吹き付けて塗布す
    る工程と、 露出した鉄筋を埋め込み、はつり取った部分を復元する
    ようにモルタルを付着させる工程とを有することを特徴
    とするコンクリート構造物の補修方法。
  3. 【請求項3】 前記コンクリートをはつり取った部分
    にモルタルを付着させる工程は、 圧縮空気圧によって
    モルタルを吹き付けるものであることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のコンクリート構造物の補修方
    法。
  4. 【請求項4】 前記モルタルは、砂とセメントとをノ
    ズルから噴射する直前又は直後に水と混合するものであ
    ることを特徴とする請求項3に記載のコンクリート構造
    物の補修方法。
  5. 【請求項5】 前記モルタルには、鋼繊維、ガラス繊
    維、炭素繊維又は合成繊維であって、径が0.5mmから
    1.0mmで、長さが20mmから40mmの短繊維を含むも
    のであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載
    のコンクリート構造物の補修方法。
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