JP2002069848A - 繊維処理剤、繊維の処理方法及び繊維製品 - Google Patents
繊維処理剤、繊維の処理方法及び繊維製品Info
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Abstract
めに着用感が優れ、肌の生理的保護効果を有する繊維処
理液とこの繊維処理液で処理された肌の生理的保護効果
を有する肌着製品の提供。 【解決手段】セリシン及び必要に応じてコラーゲン及び
フィブロインからなる群から選ばれる少なくとも1種を
含む動物蛋白質、キトサンまたはその塩及び第4級アン
モニウム塩を1種類又は2種類以上含有されてなる、繊
維処理液によって繊維を処理する。
Description
品の表面処理剤に関する。また、本発明は、肌荒れ、か
ゆみ、免疫性などの改善に有効な肌の生理的保護効果が
恒久的に得られるための繊維処理剤、このような繊維処
理剤を用いた繊維の処理方法及び繊維製品に関する。
り、社会的に問題となっているが、アトピーの主な原因
は生活の高度化にともなう居住環境の変化などにより、
皮膚のバリア機能の異常や角質の保温能低下などを招い
ていることによるものと考えられている。
下は、肌着などの衣類による肌への刺激によっても湿疹
やかゆみの影響が大きいとされている。このため肌に直
接に接する衣類に皮膚のバリヤ機能の改善や角質の保湿
機能が付与され、肌の免疫性や肌荒れかゆみなどの抑制
に有効な肌の生理的保護効果を付与することができれば
非常に有益と考えられるが、未だこれらの機能を有する
繊維処理剤は存在していなかった。
効とされているが、ウレタン樹脂に天然コラーゲンを分
散した皮膜とすることによって汗のべトツキ感のない高
透質性、高吸放湿性としたもの(特開平4−82974
号公報)、コラーゲン水解物と界面活性剤からなる保湿
性衛生製品用カバー不織布の表面処理剤(特開昭62−
90375号公報)があるが、コラーゲンはべとつきが
あり、これで処理しても肌着の表面感触が満足できるも
のではなく、そのまま繊維処理剤として用いることに無
理があった。
椎動物や菌類などに蛋白質との複合体として存在するキ
チンやキチン誘導体を皮膚障害を起こさない抗菌効果を
発揮するための繊維処理剤として使用することによって
吸水性水分拡散性、さらには防水性や透湿性をも改善す
ることも公知(特開平3−76871号公報)である
が、キチン系化合物が繊維間に分散しているだけである
ので、得られる繊維製品は洗濯によりキチン系化台物が
溶出したり、脱落したりして、耐久性に問題があった。
で繊維を処理することも知られており、柔軟な風合いを
現出するもの(特開平7−82668号公報)、撥水・
撥油性の改善(特開平7−145119号公報)、抗菌
・消臭性、吸水加工性の改善(特開平8−311769
号公報)、帯電防止処理(特開平9−173961号公
報、特開平10−37071号公報)、光沢性、風合い
の改善(特開平10−237771号公報)などがある
が、いずれも生理的保護効果を示すものではなかった。
モニウム塩を併用するものも知られており、例えばポリ
エステル繊維表面にコラーゲン及び/又は抗菌剤をグラ
フト重合して抗菌性、吸放湿性、吸水性に優れた改質ポ
リエステル繊維を得るもの(特開平7−300770号
公報)があるが、本技術は大規模での前記物性を有する
繊維の製造方法であり、繊維の後加工技術に関するもの
ではなく、しかも、本発明で得られる繊維におけるよう
な着用感や生理的保護効果の面で満足のいくものではな
かった。
ばシルク微粒子による繊維の表面処理(特開平8−49
161号公報)や、セリシンで処理することによって繊
維の親水性を改善する処理(特開平9−322911号
公報)、肌と接する表面部にセリシンを配した繊維質肌
当て用品、例えばオムツ、眼帯、化粧パック、ウェット
ナッブなど(特開平10−1872号公報)も知られる
が、肌への着用感や角質の保湿の面で満足すべきもので
はなかった。また、繭の加水分解物より抽出した蛋白質
成分の液状又は粉末状のものと合成樹脂バインダーとを
混合して繊維に固着する技術も知られているが、バイン
ダーの包埋効果によりセリシン成分が肌に作用し難くな
っており、期待するような生理的保護劾果が十分に得ら
れないこと、バインダー使用により皮膚刺激を与え難く
なる欠点がある上に、肌着やタオル類は頻繁に洗浄され
たときの、洗濯耐久性の面で満足できるものではなかっ
た。
ヤ機能の回復や角質の保湿機能を図ることができる繊維
処理剤、繊維の処理方法、及び繊維製品を提供すること
を目的とする。
リシン及び任意成分としてコラーゲン及びフィブロイン
からなる群から選ばれる少なくとも1種を有する動物蛋
白質;キトサン又はその塩;及び少なくとも1種の第4
級アンモニウム塩を含有してなる繊維処理剤を提供する
ものである。
してコラーゲン及びフィブロインからなる群から選ばれ
る少なくとも1種を有する動物蛋白質1部に対してキト
サン又はその塩1〜3部の重量比を混合加熱してなるA
液と、動物蛋白質1部に対して第4級アンモニウム塩1
〜3部の重量比を混合加熱してなるB液よりなる処理液
を用いて繊維に含浸することを特徴とする繊維の処理方
法を提供するものである。
キトサン及び少なくとも1種の第4級アンモニウム塩を
繊維の表面或いは内部に含む繊維製品を提供するもので
ある。
ゲン、アテロコラーゲン、セリシン、フイブロインが好
ましく例示され、これらは、加水分解により、分子量を
5,000 〜100,000程度の範囲に調整したものがより好ま
しい。動物蛋白質の好ましい具体例としては、動物の皮
膚骨より抽出される天然コラーゲン、アテロコラーゲン
の加水分解物で分子量が5,000 〜100,000 の抽出物、又
はセリシン、フイブロインの加水分解物で分子量が5,00
0 〜100,000 の抽出物が好ましく用いられる。例えば、
絹より得られるセリシンについては、塩酸を用いて50℃
で1〜2時間程度処理して分子量を5,000 〜100,000 程
度にして、苛性ソーダで中和して活性炭層及び限外ろ過
膜を通したろ液を用いることができる。この方法で得ら
れたろ液の成分濃度は0.2%程度であるが、さらに濃縮
して用いてもよい。従来、絹より除去されるセリシンは
廃棄されていたが、自然界を汚染するので、廃棄公害対
策としてもセリシンの利用は有効である。絹のフイブロ
インについても同様に加水分解して分子量5,000 〜100,
000 として用いることができる。動物蛋白質加水分解抽
出物の分子量が大きくなりすぎると、角質の保湿効果や
皮膚のバリヤー効果が低下するので、分子量100,000程
度以下であるのが好ましい。
質は、キトサン又はその塩、好ましくはキトサン乳酸塩
と混合して加熱することにより、動物蛋白質をキトサン
に担持させる。
なり、処理した繊維表面に造膜するが、これだけではジ
ェル膜は繊維に対して吸着性がなく、耐洗濯性が得られ
ない。しかしながら、後述するように添加成分として特
定の第4級アンモニウム塩を用いることにより耐洗濯性
を大幅に改善することが可能となった。
硫酸等の無機酸、乳酸、ピロリドンカルボン酸等の有機
酸との塩が例示され、好ましくは乳酸、ピロリドンカル
ボン酸等の有機酸との塩、特に乳酸塩が挙げられる。
質と第4級アンモニウム塩を混合・加熱することによ
り、動物蛋白質を第4級アンモニウム塩に担持させるも
のである。得られた生成物の性状は、第4級アンモニウ
ム塩の分子量により相違するが、グアニジン系アンモニ
ウム塩系ではアルキル・トリメチルアンモニウム系を併
用した方がキトサン又はその塩の固着効果に有効であ
る。さらに、本発明で用いる第4級アンモニウム塩は、
動物蛋白質を担持して繊維に固着するのみでなく、キト
サン又はその塩と蛋白質加水分解物のジェル膜を繊維に
固着する機能も果たす。このようにアルキル・トリメチ
ルアンモニウム系、ベタイン系アンモニウム塩又はグア
ニジン系アンモニウム塩より選ばれた第4級アンモニウ
ム塩によって、肌着類に耐洗濯性を有する吸着と柔軟平
滑性と抗菌住を付与することができる。
リメチルアンモニウム系のものは、アルキル基としてド
デシル、ヤシアルキル、ヘキサデシル、ラウリル、ミリ
スチル、セチル、ステアリル、オレイルのものを用いる
のがよい。また、ベタイン系アンモニウム塩としては、
トリメチルグリシンが使用できる。ベタイン系アンモニ
ウム塩は、繊維に吸着するとともに柔軟平滑性に優れ、
髪のリンスとして用いられる程であり、人体に対して安
全であるからである。さらに、グアニジン系アンモニウ
ム塩としては、Triethoxysi1y1propy1 grafted Po1yhe
xamethy1enguanidine Hydroch1oride (韓国;SK株式
会社製品、YSB-TX)が有効である。
塩は、肌に優しいものであれば、上記に限定されるもの
ではない。
又はその塩及び、1種又は2種以上の第4級アンモニウ
ム塩が含有されてなる繊維処理液によって、繊維を処理
することによりこれら成分を衣類に固着させるものであ
る。本発明の好ましい実施態様では、動物蛋白質1部と
キトサン又はその塩1〜3部を混台して60℃で2時間攪
拌し、A液を得る。別に動物蛋白質1部とアルキル・ト
リメチル型、ベタイン型又はグアニジン型より選ばれた
第4級アンモニウム塩1〜3部を混合して60℃で2時間
攪拌してB液を得る。次いでA液にB液を配合して繊維
処理液とし、この処理液を衣類に固着させるものであ
る。本発明では、上記のようにA液とB液を用いること
なく、各成分を混合して繊維処理液としてもよい。
としては、天然コラーゲン及びアテロコラーゲンが例示
され、これらを単独で又は混合して用いることができ
る。
スチジン、ロイシン、フェニルアラニン、グリシン、バ
リン、プロリン、グルタミン酸又はアスパラギン酸など
のアミノ酸が含有されるので、生理的に免疫性や肌荒れ
を改善する効果が大きい。
綿、レイヨン、アセテート、麻、キュブラレイヨン、ア
クリル又はナイロンなどがあり、ボリエステル繊維、ボ
リプロピレン繊維などには補助的にウレタン系バインダ
ーを併用するとよい。本発明の繊維処理剤は、単独又は
従来の繊維仕上剤に併用して繊維に処理することができ
る。
防止及び繊維表面の雑菌防止の上で、パラベン類などの
殺菌剤を便用することなく抗菌力を保持させるので、こ
のような本発明の繊維処理剤を用いた結果として、皮膚
に刺激の少ない素材となり、得られた肌着は好ましい柔
軟平滑性を有し、肌荒れ、かゆみ、免疫性などの改善に
有効な肌の生理的保護効果の優れたものとなる。
ヤス布に処理して耐洗濯性のあることを実証するため
に、日本食品分析センターにおいて該処理綿布の洗濯前
と洗濯後のアミノ酸含有量を分析してその測定結果を下
記表1に示す。
解物を用いた綿メリヤス布が得られるが、洗濯50回後に
おいても自然保湿因子成分の各アミノ酸類が含有されて
おり耐洗濯性に優れていることが注目される。 特にア
スバラギン酸の多いことがセリシン由来成分の特徴であ
る。10回、50回の洗濯結果に示されているように自然保
湿因子成分の含有量は低下しているが、実施例1の表
1、実施例2の表3に示すように、保湿効果は十分保持
されている。このように自然保湿因子成分が適度に低減
することは、僅かな脱落が肌に作用して生理的保護結果
をもたらすのに好ましい。
するために、上記繊維処理剤にアラントイン、グリチル
レチン酸塩、シコン抽出成分、アロエ抽出成分、クチナ
シ抽出成分、クエン酸、酒石酸、ハマメリス抽出成分、
西洋ノコギリ草抽出成分、ユキノシタ抽出成分、ヨモギ
抽出成分、ニンジンエキス、ヘチマ抽出成分、マロニエ
抽出成分又はオオバク抽出成分などを配合することが好
ましい。また、パンティストッキングのような合成繊維
には、肌の生理的保護機能と風合を損ねない範囲でウレ
タン系などのバインダー類を少量添加することは構わな
い。
含む処理液で肌着類、バスロープ、タオル類、ベッドシ
ーツ、靴下、パンティストッキング又は医療用繊権製品
などの織物、編物、不織布を処理することによって肌に
優しい柔軟風合と肌荒れやかゆみ、湿疹などの改善に有
効な肌の生理的保護効果を発揮させることができる。
明する。
量%、水96重量%を混合して、50℃で40分間反応させ
てキトサン乳酸塩溶液を得た。一方、絹より抽出された
セリシン液100 gに10%塩酸100gを加え、50℃で
1時間加水分解し、苛性ソーダで中和して中性としてろ
紙を用いてろ過し、ろ液をゲルろ過によりふるい分けす
る。さらに、分子量10,000〜20,000の蛋白質分画を回収
・濃縮してセリシン加水分解物成分2%の液を得た。
ン加水分解液40部を混合して60℃で2時間攪拌してA液
を得た。
YSB−TX(韓国SK社製品グアニジン系アンモニウ
ム塩30%液)40部、セチルトリメチルアンモニウム塩
(30%液)20部及び上記セリシン加水分解物成分液40
部を混合して60℃で2時間攪拌してB液を得た。
し、攪拌し、さらに精製水で10倍に希釈して処理液とし
た。
ス生地にマングルを用いて生地重量の200%含浸して100
℃で乾燥した。得られた処理綿布に固定されたアミノ
酸の耐洗濯性は、上記表1に示すように優れた耐洗濯性
が認められた。
って処理した生地を用い、右半分を従来の普通の綿生地
をブランクとして用い、左右で生地素材を異にする肌着
を縫製した。該肌着をアトピー性皮膚炎患者により着用
試験をした結果を表2に示す。
湿疹患部とする10名を対象に着用試験を行った。年齢は
15歳から38歳。皮膚炎の重症度は高度3名、中程度7
名である。着用試験は6週間から8週間にわたり実施し
た。一日着用した後は、家庭用電気洗濯機を使用して洗
濯した。
た。かゆみの軽減について自己評価によれば、左側(本
発明の処理布)のかゆみ低減を認めている。アトピー性
皮膚炎患者が着用する上で安全性の高い肌着ということ
ができる。
量%、水96重量%を混合して50℃で40分反応させてキト
サン乳酸塩溶液を得た。一方、絹より抽出されたセリシ
ン液100gに10%塩酸100gを加えて50℃で1時間
加水分解した。次に、苛性ソーダで中和して中性とし、
ろ紙を用いてろ過する。さらに、ろ液をゲルろ過してふ
るい分けし、分子量10,000〜20,000の蛋白質分画を回収
・濃縮してセリシン加水分解物成分2%の液を得た。上
記キトサン・乳酸液60部と上記セリシン加水分解液40
部を混合して60℃で2時間攪拌してA液を得た。
ヤシアルキル・トリメチルアンモニウム塩(30%液)
40部及びトリメチルグリシン5部の溶液に上記セリシ
ン加水分解物成分液40部、水16部を混合して60℃で2時
間攪拌してB液を得た。
精製水を加えて10倍に希釈して処理液とした。
マングルを用いてタオル重量の200%を含浸した後、1
20℃で乾燥して柔軟で良好な風合を得た。該処理をし
たタオル生地は洗濯50回後も柔軟風合に変化がなく、風
合の耐洗濯性が認められた。
いる。抗菌力を評価するために、staphy1ococous Aureus
IFO12732を用いて、18時間培養による菌数変化を測
定した。
濯後にも優れた抗菌力が認められた。
量%及び水96重量%を混含して60℃で、40分間反応さ
せてキトサン乳酸塩溶液を得た。得られたキトサン乳酸
塩液60部とコラーゲン原料とする分子量10,000〜20,0
00の抽出物(2%液)40部を混合し、60℃で2時間加
熱してA液を得た。
トリメチルグリシン20部と、ラウリル・トリメチルア
ンモニウム塩(30%液)30部と上記コラーゲン抽出
液50部を混合して60℃で2時間攪拌し、該配合液に補助
的にバインダーとしてUPM-Z12HN(商品名、帝国化成株
式会社製品、ウレタン系バインダー、30%濃度)20部
を混合してB液を得た。
り10倍に希釈して処理液とした。
トッキングを含浸して100℃で乾燥した。処理後のスト
ッキングは、風合にはさらっとした柔軟性があり、保湿
性のために着用感は従来品よりはるかに優れており、肌
の生理的保護効果を有することが確かめられた。
能の回復や角質の保湿機能を図ることが可能である。本
発明では、合成樹脂バインダーを極力用いることなく、
各成分を繊維に固着することができるので、従来品に比
してはるかに優れた、肌に優しい柔軟風台と保護効果を
有する肌着類が得られる。
の塩、第4級アンモニウム塩を用いることにより、合成
樹脂バインダーを用いることなく、これらを繊維に固着
させることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】セリシン及び必要に応じてコラーゲン及び
フィブロインからなる群から選ばれる少なくとも1種を
含む動物蛋白質;キトサン又はその塩;及び少なくとも
1種の第4級アンモニウム塩を含有してなる繊維処理
剤。 - 【請求項2】動物蛋白質がセリシン及びコラーゲンから
なる請求項1に記載の繊維処理剤。 - 【請求項3】 前記動物蛋白質1部に対してキトサン又
はその塩1〜3部の重量比を混合加熱してなるA液と、
動物蛋白質1部に対して第4級アンモニウム塩1〜3部
の重量比を混合加熱してなるB液よりなることを特徴と
する請求項2の繊維処理剤。 - 【請求項4】 動物蛋白質が、分子量5,000 〜100,000
のコラーゲン及び分子量5,000〜100,000 のセリシン及
び/又はフイブロインからなることを特徴とする請求項
1に記載の繊維処理剤 - 【請求項5】第4級アンモニウム塩が、アルキル・トリ
メチルアンモニウム系、ベタイン系アンモニウム塩又は
グアニジン系アンモニウム塩からなる群から選ばれた少
なくとも1種であることを特徴とする請求項2に記載の
繊維処理剤。 - 【請求項6】セリシン及び任意成分としてコラーゲン及
びフィブロインからなる群から選ばれる少なくとも1種
を有する動物蛋白質1部に対してキトサン又はその塩1
〜3部の重量比を混合加熱してなるA液と、動物蛋白質
1部に対して第4級アンモニウム塩1〜3部の重量比を
混合加熱してなるB液よりなる処理液を用いて繊維に含
浸することを特徴とする繊維の処理方法。 - 【請求項7】繊維が、肌着類、バスローブ類、タオル
類、靴下類、医療繊維製品などの織物、編物、不織布で
ある請求項6に記載の処理方法。 - 【請求項8】セリシン、コラーゲン、キトサン及び少な
くとも1種の第4級アンモニウム塩を繊維の表面或いは
内部に含む繊維製品。
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