JP4178991B2 - 繊維構造物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌の抵抗力を低下させる要因である静電気を防止し、さらには低下した肌の抵抗力を回復することができる繊維構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣料素材、特に合成繊維衣料の改善策としてウォッシュアンドウェア性、各種機能性付与、さらにはそれの耐久性向上、物理特性の改良や風合い、触感、外観の改良などが主として行われていた。例えば、特開平2−300301号公報に低温、低湿時の肌荒れを防止する目的で保湿剤をバインダーを用いて布帛に固着した衣料が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−300301号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の技術では、スキンケアに関する提案は少なく、またあっても肌荒れ防止を目的としたもののみであり、その肌荒れが起こってしまう原因を積極的に排除するものではなかった。
【0005】
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、肌荒れが起こってしまう原因を積極的に排除し、さらに高いレベルでの肌荒れ防止性能と耐久性能とを有する繊維構造物を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような構成を採用するものである。
【0007】
すなわち、本発明の繊維構造物は、繊維表面に親油性保湿剤抗酸化性整肌剤および水溶性ポリアルキレングリコール、テレフタル酸およびエチレングリコールから選ばれる少なくとも1つを用いたブロック共重合体を固着させてなり、摩擦帯電圧が1000V以下、且つ、滴下吸水時間が60秒以下、洗濯20回後の該摩擦帯電圧および該滴下吸水時間の性能保持率が80%以上である。
【0008】
さらに好ましくは、滴下吸水時間が60秒以下、下記式で表される角質水分変化量が10以上であり、かつ、洗濯20回後のこれら各性能の性能保持率が80%以上である繊維構造物である
【0009】
角質水分変化量ΔM=(X−B)/B×100
(ただし、X:着用24時間後の角質水分率、B:着用前の角質水分率を表す。)
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の繊維構造物は、繊維表面に親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を固着させたものであるところに特徴を有する。
【0011】
本発明で用いる親油性保湿剤とは、肌に近接して存在させることによって、乾燥などによって奪われやすくなった皮膚の角質水分率を低下させないものをいう。具体的には、スクワラン、ミリスチン酸アルキルエステル、ミツロウ、ラノリン、馬油およびパーセリン油から選ばれた少なくとも1種が好ましく使用される。この他にも、米抽出液、ラベンダーやオレンジなどの植物油、グリセリン、プロペトなどが知られており、これらを使用することも可能である。
【0012】
また、本発明で用いる抗酸化性整肌剤とは、皮膚の酸化を防止する性能を持った肌を整える成分を言う。近年、環境汚染やストレスなど様々な原因によって、身体の中の活性酸素が過剰に発生し身体の健康を害することが言われているが、SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)と呼ばれる抗酸化物質が、この身体で過剰となった活性酸素を取り除き、無毒化してくれる酵素として働くのである。皮膚も身体の一部であり皮膚表面でも同様の現象が起こっている。皮膚表面の皮脂や化粧品などに含まれる油分が、太陽光や外気、あるいはストレスなどによって酸化され、過酸化脂質と呼ばれる酸化物に変化し、たとえば、鉄表面が酸化によって鉄サビを発生するように、皮膚を傷つけダメージを与え、結果として肌荒れやシワなどの老化現象を起こすのである。ここで言う抗酸化性整肌剤とは、こうした肌荒れやシワなどの老化現象から皮膚の酸化を防止する性能を持った、肌を整える成分をいう。具体的には、各種アミノ酸、ビタミン類、ガンマオリザノール、フェルラ酸、オリゴメリックプロアンソシアニジンおよびカテキンから選ばれた少なくとも1種が好ましく使用される。この他にも、ポリフェノール、プロポリス、パンテノール、リコピン、セサミノール、チオタウリン、多糖類などが知られており、これらを使用することも可能である。
【0013】
本発明では、親油性保湿剤と抗酸化性整肌剤を併用することに特徴を有する。これまでは、親油性保湿剤こそが肌荒れ防止効果に優れていると言われてきたが、前述したように、皮膚表面の皮脂や、肌荒れを防止するための親油性保湿剤自身が酸化するため、それだけでは十分な肌荒れ防止効果を発揮することは困難であった。すなわち、皮膚表面の皮脂だけでなく、肌荒れ防止のために使用する親油性保湿剤が酸化することを抑制するためには、抗酸化性整肌剤の併用が必須なのである。これにより、これまでにないより高いレベルでの肌荒れ防止効果が得られるのである。
【0014】
本発明で用いる親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を繊維構造物に付与する方法としては、そのままの状態もしくはマイクロカプセル化した状態で、バインダーにより付着させることが好ましい。
【0015】
マイクロカプセル化された該親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を用いると、さらに洗濯耐久性が向上し、また、該親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤が徐々にマイクロカプセル内からしみ出してきて、その効果を長期間発揮せしめるので、さらに好ましい。
【0016】
該親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤をマイクロカプセル化する場合に用いるマイクロカプセル用素材としては、無機質、有機質の微多孔微粒子であって、たとえば、シリカ、活性炭などの微多孔無機微粒子、中空微多孔メラミン樹脂粒子、アクリル酸エステル系樹脂粒子、ポリ尿素系樹脂粒子などがあげられる。アクリル酸エステル系樹脂粒子、ポリ尿素系樹脂粒子は、該親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤をマイクロカプセル化しやすく、マイクロカプセルの素材自体が肌荒れを防止できる理由からより好ましい素材である。また、これらの微粒子の外径は、0.1μm以上100μm以下であることが、バインダーによる繊維への保持性、すなわち、洗濯などによる脱落防止の面から好ましく、0.1μm以上40μm以下であることがより好ましい。
【0017】
バインダーとしては、アクリル酸エステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエーテルエステルブロックコポリマ、ポリアミド系樹脂、シリコーン系樹脂などを用いることができる。
【0018】
シリコーン系樹脂は、洗濯耐久性および繊維構造物の柔軟性を向上させる上で好ましく、中でも、摂氏80度以下の低温でも造膜性に優れたシリコーン系樹脂、たとえば、ヒドロキシオルガノポリシロキサンにアルコキシシランをカップリング剤として添加したものなどは特に好ましい。
【0019】
本発明では、特に下記式1に示すホスホリルコリン基を含有させた樹脂からなるバインダーであることがさらに好ましい。ホスホリルコリン基とは、生体膜の構成成分であるリン脂質分子が主として持つ基であり、該バインダーがホスホリルコリン基を含有することによって、バインダーの皮膚表面への刺激をなくすことができ、より高いレベルでの肌荒れ防止性能を得ることができる。
【0020】
【化2】
Figure 0004178991
【0021】
式1
本発明において、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤の繊維構造物に対する付着量は、繊維構造物の全重量に対して0.01重量%以上10重量%以下であることが好ましい。かかる付着量が0.01重量%未満であると十分な肌荒れ防止性能が得られにくい。また、繊維構造物の染色堅牢度を維持するために10重量%以下であることが好ましい。
【0022】
また、本発明の特徴である高いレベルの肌荒れ防止性能と耐久性を持ち、ソフトな風合いを保ち、肌への刺激を軽減するために、バインダーの繊維構造物に対する付着量は、繊維構造物の全重量に対して、0.5重量%から10重量%、より好ましくは1重量%から8重量%の範囲で付着させるものである。すなわち、かかる付着量が0.5重量%未満であると、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤の保持が十分でなくなり、本発明の特徴である肌荒れ防止性能と耐久性を得られにくい。また、10重量%を越えると、繊維構造物の風合いが硬くなり、着用時に肌への刺激が強くなる傾向がある。
【0023】
次に本発明の繊維構造物を製造する方法を説明する。
【0024】
まず、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を、そのままの状態およびマイクロカプセル化した状態のうち少なくともいずれかの状態で、必要に応じて界面活性剤を併用して、バインダー水分散液に混合分散させて処理液を調整する。繊維構造物を該処理液中に浸漬し、余分な液をマングルまたは遠心脱水機などの手段で除去した後、摂氏180度以下で乾燥するのが好ましく、より好ましくは摂氏50度から摂氏80度で乾燥し、必要に応じて常法により乾熱または湿熱セットを行うのが好ましい。
【0025】
特に、マイクロカプセル化された親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を使用する際は、該マイクロカプセル化された親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を繊維構造物を構成する繊維表面に付着、接合させ、該繊維構造物を成す繊維間を目詰めすることなく、該繊維構造物が有する通気性をできるだけそのまま保持させておくのが、着用時のムレ防止の面から好ましい。
【0026】
該処理液によって該繊維構造物に付着した親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤は、該バインダー樹脂被膜で覆われたものもあれば、付着部分のみに該バインダー樹脂が付着しているものもあり、いずれの状態でも本発明の効果は達成される。耐久性の面からは、バインダー薄膜で被覆されて付着している状態が好ましいが、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤の薬剤効果の面からは、該被膜を極めて薄くすることが好ましい。耐久性と薬剤効果の面から、被膜の厚さは0.01μmから1μmの範囲が好ましい。マイクロカプセル化された親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を用いる場合は、被膜表面に露出するマイクロカプセル化された親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤をできるだけ多くするのが好ましく、1個/cm2以上露出することが好ましい。
【0027】
本発明の繊維構造物は、摩擦帯電圧が1000V以下の性能を有することが好ましい。摩擦帯電圧が1000Vを越えると、繊維構造物を使用している時の摩擦によって静電気が発生し、その静電気が皮膚表面の組織を傷つけ、肌の抵抗力を低下させる要因となるのである。さらに、乾燥した環境が静電気の発生を著しく増加させることが一般に知られているが、こうした乾燥した環境も角質の水分を奪い取る要因となっている。本発明においては、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤の使用に加えて、該繊維構造物の摩擦帯電圧が1000V以下の性能を有することにより、肌の抵抗力を低下させる要因を排除し、より高いレベルの肌荒れ防止性能を得ることができる。
【0028】
摩擦帯電圧を1000V以下にする方法としては、公知の帯電防止剤を繊維に付与する方法、たとえば、イオン性高分子活性剤と反対イオンの活性剤で処理することにより、不活性化合物のコンプレックスを繊維表面に形成する方法や、親水性高分子モノマーと酸性、塩基性およびアミド系低分子モノマーの混合物を繊維に付与し、乾熱・湿熱・放射線・マイクロ波・紫外線等によって繊維表面にグラフト重合する方法等が知られているが、特に限定するものではない。
【0029】
本発明の繊維構造物は、肌と接する面の滴下吸水時間が60秒以下の性能を有することが必要である。滴下吸水時間が60秒よりも長いと、発汗時の汗処理性が劣り、ベトツキ感を生じて着用快適性が劣るものとなる。滴下吸水時間は、好ましくは30秒以下、さらに好ましくは10秒以下である。
【0030】
吸水性を得る手段としては、水溶性ポリアルキレングリコール、テレフタル酸、エチレングリコールなどのブロック共重合体を主成分とする樹脂を、繊維表面上に吸着あるいは付与する方法がある。処理方法としては、これらのエマルジョンを浴中にて処理する浴中吸尽法や、通常の水溶性重合開始剤して過硫酸カリや過硫酸アンモニウムを併用し、室熱、乾熱、パッドスチーム法などがある。
【0031】
本発明の繊維構造物は、角質水分変化量が10以上の性能を有することが好ましい。角質水分変化量は次の式によって求められる。
【0032】
角質水分変化量ΔM=(X−B)/B×100
(ここで、Xは着用24時間後の角質水分率、Bは着用前の角質水分率を表す。)
角質水分変化量が10未満であれば、十分な肌荒れ防止性能は得られにくい。
【0033】
本発明の繊維構造体の上記に示した各種性能は、後述する方法による繰り返し洗濯20回後の性能保持率が80%以上の耐久性を有することが実用面において重要である。
【0034】
さらに、本発明の繊維構造物は、単糸繊度が1.1デシテックス以下のポリエステル系合成繊維を少なくとも10重量%以上含むものであることが好ましい。これにより、ソフトな風合いが得られ、該繊維構造物が肌に接触したときの刺激が軽減されることによって、より高い肌荒れ防止性能を得ることができる。
【0035】
本発明で用いられる繊維材料としては、ポリエチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ポリエステルに第3成分を共重合したポリエステル系繊維、ナイロン6やナイロン66などのポリアミド系繊維、ポリアミドに第3成分を共重合したポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリルを主成分とするアクリル系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、セルロース系繊維、たんぱく質系繊維などが挙げられ、これらの混用繊維からなるものを用いることができる。
【0036】
本発明における繊維構造物は上記繊維材料から構成され、形態としては、スパン糸やフィラメント等の糸条物、該糸条物よりなる織編物および不織布等繊維布帛などが挙げられる。また、衣服の中入れ綿、布団用中綿などに用いても良く、これらの繊維布帛は、混繊、混紡、混織、混編、交織、交編などを施した繊維布帛も含まれる。
【0037】
これらの繊維構造物は、直接肌に触れる肌着、靴下、シャツ、ブラウスなどの衣料はもちろん、裏地、サポータ、タオル、ハンカチなどの衣料用副資材を始め、布団側地、シーツ類、毛布、布団用中綿などの建寝装用品に好ましく使用することができ、肌荒れを積極的に予防し、起こってしまった肌の抵抗力の低下を改善することができるものである。
【0038】
さらに必要に応じて仕上げ加工剤、例えば、抗菌防臭加工剤などを添加してもよい。抗菌防臭加工剤としては、たとえば、キチン・キトサン、光触媒、ナノメーター銀、グリチルリチン酸、ウンデシレン酸モノグリセリド、ヒノキチオール、カテキンなどが挙げられる。これらを処理液中に混合させ同時に処理をしたり、または上記処理後これら仕上加工剤だけの処理液を作成し、繊維に含浸させ、乾熱処理によって付与することができる。
【0039】
【実施例】
以下、実施例および比較例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
【0040】
なお、実施例中に記載した各種性能は以下の方法により評価した。
[洗濯]
自動反転渦巻き式電気洗濯機(東芝(株)製;VH−1150と同性能のもの)に、45cm×45cmの試験布500gと、摂氏40±2度の0.2%弱アルカリ性合成洗剤(JIS K−3371弱アルカリ性・第1種)液25リットルとを入れ、強条件で25分間洗濯した。ついで、遠心脱水機で約30秒間脱水後、常温水をオーバーフローさせながら10分間すすぎを行った。その後、再度30秒間脱水し、同条件で10分間すすいだ。この方法を簡便法として、該処理1回を洗濯5回分とした。
【0041】
各実施例においては、これを4回繰り返し洗濯20回の試料とした。
[樹脂付着量]
樹脂付着量[%]=[(A−B)/B]×100
ここで、A:加工を施した後の繊維構造物全重量
B:加工を施していない繊維構造物全重量
ここで、繊維構造物全重量とは摂氏20度×相対湿度65%雰囲気下に24時間放置したときの重量をいう。
[摩擦帯電圧]
摂氏20度、相対湿度30%の雰囲気中に生地を24時間放置後、同条件下で綿布を摩擦布として、ロータリースタティックテスターを用いて1分間回転後の摩擦帯電圧(V)を測定した。
[滴下吸水時間]
JIS L 1096「一般織物試験方法」に準じて行った。
【0042】
約15cm×15cmの試験片を3枚採取し、試験片を直径10cm以上の刺繍枠あるいはビーカーに、余分な張力がかからないように表面を下にして固定した。そこに5cm上方から蒸留水を1滴ずつ滴下し、水滴を滴下した時から試験片上の水滴が特別な反射をしなくなった時までの時間を任意の3カ所で測定し、3枚の平均値で示し、滴下吸水時間とした。
[角質水分率]
角質水分率測定機(内外電機(株)製)を使用し、肘部およびふくらはぎ部について任意の5カ所ずつを測定し、それぞれの平均値を用いた。
[肌荒れの有無]
マイクロビデオスコープ((株)ハイロックス製)により、約100倍に皮膚表面を拡大し、その状態を観察することによって肌荒れの有無を判定した。
[風合い]
生地を掴んだときの感触を、非常に柔らかい、柔らかい、やや硬い、硬い、非常に硬いの5段階で評価した。
[着用試験]
3名のパネラーを使用し、着用試験を行った。
【0043】
着用試験は、所定の試料をふくらはぎ部に24時間連続着用(入浴による未着用時間を含む)し、着用直前と24時間着用後のふくらはぎ部について、角質水分率の測定と肌荒れの有無を評価した。
【0044】
さらに、家庭洗濯20回を行った該試料を肘部に着用し、同様に24時間連続着用前後の肘部の角質水分率の測定と肌荒れの有無を評価した。
【0045】
着用試験の詳細は実施例中に記載する。また、表1において、家庭洗濯0回のサンプルの着用試験結果を「HL−0」の欄に、家庭洗濯20回後の着用試験結果を「HL−20」の欄に記した。
(実施例1)
親油性保湿剤であるスクワランと抗酸化性整肌剤であるガンマオリザノールを用い、繊維重量に対して次のような配合で加工剤を作成した。
【0046】
Figure 0004178991
該加工剤を浴比1:20のドラム染色機の中に入れ、ナイロン6加工糸とポリウレタン弾性糸からなるストッキングと加工剤をドラム染色機にて昇温摂氏2度/分で摂氏80度まで加熱し、30分間キープした後、ストッキングを取り出し水洗し、摂氏120度で1分間乾燥、セットした。この処理したストッキングにおける、スクワランおよびガンマオリザノールを含むバインダーの樹脂付着量は6.2重量%であった。
【0047】
この親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたストッキングを右足に配し、通常のナイロン6加工糸からなるストッキングを左足に配して縫製し、右足のみに親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたパンティーストッキングを作成した。
【0048】
このパンティーストッキングを12月から2月の冬場に、28歳、39歳、48歳の3名の女性パネラーにより着用試験を行った。着用試験は、24時間連続着用(入浴による未着用時間を含む)し、着用直前と24時間着用後のふくらはぎ部について、角質水分率の測定と肌荒れの有無を評価した。
【0049】
さらに、家庭洗濯20回を行った該パンティーストッキングの足部を筒状に切り取り、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたものを右肘に、通常のナイロン6加工糸からなるものを左肘に着用し、同様に24時間連続着用前後の肘部の角質水分率の測定と肌荒れの有無を評価した。
【0050】
結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたものは、通常のナイロン6加工糸からなるものに対し、肌荒れ防止性、制電性、吸水性、風合いに優れ、また、洗濯耐久性を有することが明かであった。
(実施例2)
親油性保湿剤であるスクワランと抗酸化性整肌剤であるフェルラ酸を重量比にして1:1に混合し、この混合液に粒径2μmから6μmの微多孔質シリカ粒子を含浸して、スクワランとフェルラ酸の混合物をマイクロカプセル化した。
【0051】
このマイクロカプセル、アクリル酸エステル系バインダー(プライマールHA−16:日本ライヒホールド社製)、ホスホリルコリン基含有バインダー(MF−3)を重量比で1:1:1の割合に混合分散し、さらに帯電防止剤(水溶性ウレタン系)10重量%と吸水剤{ポリアルキレングリコールブロック共重合体(ジメチルテレフタレート:エチレングリコール:ポリエチレングリコール=5:4:7のブロック共重合体、分子量3000}7重量%を加え120g/リットルの水分散液を調整した。
【0052】
この水分散液に、83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地を浸漬し、ピックアップ率80%に設定したマングルで絞り、乾燥機で摂氏120度で3分乾燥、セットした。
【0053】
この処理した肌着用編地における、スクワランおよびフェルラ酸を内包したマイクロカプセルを含むバインダーの樹脂付着量は7.4重量%、内マイクロカプセルは固形分にして3.6重量%であった。
【0054】
この親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させた肌着用編地を右足に配し、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地を左足に配して、右足のみに親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたスパッツを作成した。
【0055】
このスパッツを実施例1と同様の着用評価を行った。
【0056】
結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、肌荒れ防止性、制電性、吸水性、風合いに優れ、また、洗濯耐久性を有することが明かであった。
(実施例3)
実施例1において、親油性保湿剤としてミリスチン酸アルキルエステルを、抗酸化性整肌剤としてオリゴメリックプロアンソシアニジンを用いて同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理したストッキングにおける、ミリスチン酸アルキルエステルおよびオリゴメリックプロアンソシアニジンを含むバインダーの樹脂付着量は8.1重量%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたものは、通常のナイロン6加工糸からなるものに対し、肌荒れ防止性、制電性、吸水性、風合いに優れ、また、洗濯耐久性を有することが明かであった。
(実施例4)
実施例2において、親油性保湿剤としてミツロウを、抗酸化性整肌剤としてビタミンCとEを重量比にして1:1に混合したものを用いてマイクロカプセル化し、得られたマイクロカプセルを用いて同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理した肌着用編地における、ミツロウおよびビタミンCとEを内包したマイクロカプセルを含むバインダーの樹脂付着量は6.8%、内マイクロカプセルは固形分にして2.7%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、肌荒れ防止性、制電性、吸水性、風合いに優れ、また、洗濯耐久性を有することが明かであった。
(実施例5)
実施例2において、親油性保湿剤としてラノリンを、抗酸化性整肌剤としてアミノ酸を用いてマイクロカプセル化し、得られたマイクロカプセルを用いて同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理した肌着用編地における、ラノリンおよびアミノ酸を内包したマイクロカプセルを含むバインダーの樹脂付着量は6.1%、内マイクロカプセルは固形分にして2.4%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、肌荒れ防止性、制電性、吸水性、風合いに優れ、また、洗濯耐久性を有することが明かであった。
(実施例6)
実施例2において、親油性保湿剤として馬油を、抗酸化性整肌剤としてカテキンを用いてマイクロカプセル化し、得られたマイクロカプセルを用いて同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理した肌着用編地における、馬油およびカテキンを内包したマイクロカプセルを含むバインダーの樹脂付着量は8.2%、内マイクロカプセルは固形分にして3.1%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、肌荒れ防止性、制電性、吸水性、風合いに優れ、また、洗濯耐久性を有することが明かであった。
(実施例7)
実施例1において、親油性保湿剤としてパーセリン油を、抗酸化性整肌剤としてガンマオリザノールを用いて同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理したストッキングにおける、パーセリン油およびガンマオリザノールを含むバインダーの樹脂付着量は6.1%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤を付着させたものは、通常のナイロン6加工糸からなるものに対し、肌荒れ防止性、制電性、吸水性、風合いに優れ、また、洗濯耐久性を有することが明かであった。
(比較例1)
実施例1において、親油性保湿剤としてスクワランのみを用い、抗酸化性整肌剤であるガンマオリザノールを除く以外は全て同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理したストッキングにおける、スクワランを含むバインダーの樹脂付着量は5.2%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、30代、40代のパネラーにおいて、親油性保湿剤のみを付着させたものは、通常のナイロン6加工糸からなるものに対し、角質水分変化量が10に満たず、肌荒れ防止性が十分ではなかった。
(比較例2)
実施例2において、抗酸化性整肌剤であるフェルラ酸のみを用い、親油性保湿剤であるスクワランを除く以外は全て同様の処理を施してマイクロカプセル化し、得られたマイクロカプセルを用いて、さらに同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理した肌着用編地における、フェルラ酸を内包したマイクロカプセルを含むバインダーの樹脂付着量は5.6%、内マイクロカプセルは固形分にして2.4%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、抗酸化性整肌剤のみのマイクロカプセルを付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、角質水分変化量が10に満たず、十分な肌荒れ防止性が得られなかった。
(比較例3)
実施例3において、親油性保湿剤としてミリスチン酸アルキルエステルのみを用い、抗酸化性整肌剤であるオリゴメリックプロアンソシアニジンを除く以外は全て同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理したストッキングにおける、ミリスチン酸アルキルエステルを含むバインダーの樹脂付着量は6.1%であった。その結果を表1に示す。表からわかるとおり、30代、40代のパネラーにおいて、親油性保湿剤のみを付着させたものは、通常のナイロン6加工糸からなるものに対し、角質水分変化量が10に満たず、肌荒れ防止性が十分ではなかった。
(比較例4)
実施例4において、抗酸化性整肌剤であるビタミンCとEのみを用い、親油性保湿剤であるミツロウを除く以外は全て同様の処理を施してマイクロカプセル化し、得られたマイクロカプセルを用いて、さらに同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理した肌着用編地における、ビタミンCとEを内包したマイクロカプセルを含むバインダーの樹脂付着量は7.2%、内マイクロカプセルは固形分にして3.1%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、抗酸化性整肌剤のみのマイクロカプセルを付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、角質水分変化量が10に満たず、十分な肌荒れ防止性が得られなかった。
(比較例5)
実施例5において、親油性保湿剤としてラノリンのみを用い、抗酸化性整肌剤であるアミノ酸を除く以外は全て同様の処理を施してマイクロカプセル化し、得られたマイクロカプセルを用いて、さらに同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理した肌着用編地における、ラノリンを内包したマイクロカプセルを含むバインダーの樹脂付着量は5.6%、内マイクロカプセルは固形分にして2.8%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、年代に関わらず、親油性保湿剤のみのマイクロカプセルを付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、角質水分変化量が10に満たず、十分な肌荒れ防止性が得られなかった。
(比較例6)
実施例6において、親油性保湿剤として馬油のみを用い、抗酸化性整肌剤であるカテキンを除く以外は全て同様の処理を施してマイクロカプセル化し、得られたマイクロカプセルを用いて、さらに同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理した肌着用編地における、馬油を内包したマイクロカプセルを含むバインダーの樹脂付着量は5.2%、内マイクロカプセルは固形分にして3.0%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、30代、40代のパネラーにおいて、親油性保湿剤のみのマイクロカプセルを付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、角質水分変化量が10に満たず、十分な肌荒れ防止性が得られなかった。
(比較例7)
実施例7において、親油性保湿剤であるパーセリン油のみを用い、抗酸化性整肌剤であるガンマオリザノールを除く以外は全て同様の処理を施して試料を作成し、同様の着用評価を行った。処理したストッキングにおける、パーセリン油を含むバインダーの樹脂付着量は5.1%であった。着用評価の結果を表1に示す。表からわかるとおり、30代、40代のパネラーにおいて、親油性保湿剤のみのマイクロカプセルを付着させたものは、通常の83デシテックス、36フィラメントのポリエステルウーリー加工糸からなる肌着用編地からなるものに対し、角質水分変化量が10に満たず、十分な肌荒れ防止性が得られなかった。
【0057】
【表1】
Figure 0004178991
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、制電性、吸水性を有すると共に、親油性保湿剤と抗酸化性整肌剤を併用することにより、肌の抵抗力を低下させる要因である静電気を防止し、さらには低下した肌の抵抗力を回復することができる高いレベルの肌荒れ防止性能を有する繊維構造物が得られる。

Claims (6)

  1. 繊維表面に親油性保湿剤抗酸化性整肌剤および水溶性ポリアルキレングリコール、テレフタル酸およびエチレングリコールから選ばれる少なくとも1つを用いたブロック共重合体を固着させてなり、摩擦帯電圧が1000V以下、且つ、滴下吸水時間が60秒以下、洗濯20回後の該摩擦帯電圧および該滴下吸水時間の性能保持率が80%以上である繊維構造物。
  2. 該親油性保湿剤が、スクワラン、ミリスチン酸アルキルエステル、ミツロウ、ラノリン、馬油およびパーセリン油から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の繊維構造物。
  3. 該抗酸化性整肌剤が、各種アミノ酸、ビタミン類、ガンマオリザノール、フェルラ酸、オリゴメリックプロアンソシアニジンおよびカテキンから選ばれた少なくとも1種である請求項1または2に記載の繊維構造物。
  4. 該親油性保湿剤および抗酸化性整肌剤が、バインダーによって、繊維表面に固着してなるものである請求項1〜のいずれかに記載の繊維構造物。
  5. 該バインダーが、下記式1で表されるホスホリルコリン基を含有した樹脂からなる請求項記載の繊維構造物。
    Figure 0004178991
  6. 該繊維構造物が、単糸繊度が1.1デシテックス以下のポリエステル系合成繊維を少なくとも1重量%含む請求項1〜のいずれかに記載の繊維構造物。
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