JP2002067225A - 化粧シート貼り木質材 - Google Patents

化粧シート貼り木質材

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JP2002067225A
JP2002067225A JP2000256537A JP2000256537A JP2002067225A JP 2002067225 A JP2002067225 A JP 2002067225A JP 2000256537 A JP2000256537 A JP 2000256537A JP 2000256537 A JP2000256537 A JP 2000256537A JP 2002067225 A JP2002067225 A JP 2002067225A
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JP
Japan
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decorative sheet
adhesive
base material
wooden
wood
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000256537A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nakamura
中村  聡
Yasuo Mikitani
泰郎 御器谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Finished Plywoods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】化粧シートと木質基材との密着性に優れ化粧シ
ートが剥離しにくく、しかも簡単な治具等を用いるだけ
で安価に製造できる化粧シート貼り木質材の提供を目的
とする。 【解決手段】木質基材の表面にカッター刃や回転刃等の
加工手段にて直線状、ジグザグ状、波目状等の線による
スリット状の溝加工または点状の複数の針穴加工を施し
た後に、接着剤を塗布した化粧シートを貼り付け接着し
て化粧シート貼り木質材を得たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窓枠材、室内ドア材
等建築物の造作材等に使用する化粧シート貼り木質材に
関し、特に製造方法が簡単なために安価で、化粧シート
の密着性に優れた化粧シート貼り木質材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から木質基材の表面に化粧シートを
接着して窓枠材や室内ドア材等建築用の造作材を形成す
ることが行われている。木質基材としてMDFと称され
る中質繊維板が、化粧シートとして塩化ビニル系のシー
トが、それぞれ広く用いられている。そしてこの木質基
材の表面に化粧シートを接着してなる造作材等を製造す
るに当たっては化粧シートをシワやフクレ等無く均一に
貼るために、化粧シートの裏面に2液硬化性ポリウレタ
ン系接着剤を塗布し、溶剤をある程度気化・乾燥させる
と同時に連続して木質基材の表面に貼り合わせ圧着して
接着剤を養生硬化させている。しかし、このように2液
硬化性ポリウレタン系接着剤にて接着硬化させただけの
ものは木質基材内部まで接着剤が充分に含浸しないこと
から木質基材の表面にて薄層破壊剥離が発生しやすく化
粧シートと木質基材との密着性が悪く、切断加工時や劣
悪条件下で使用された場合などに化粧シートが木質基材
から剥離するという問題があった。特に最近ダイオキシ
ン発生防止等の環境対策の観点から塩化ビニル系シート
の代わりにポリオレフィン系シート等が使用されるよう
になり、ポリオレフィン系シートは非極性のため塩化ビ
ニル系シートより密着性に劣ることから、より、化粧シ
ートの密着性が問題となってきた。
【0003】そこで化粧シートと木質基材表面との密着
性を高めるために基材の表面に2液硬化性ポリウレタン
系接着剤の希釈溶液をあらかじめ塗布しておき接着剤を
一体化しようとするとそのための新たな専用設備が必要
になり高価なものになる。また、接着剤の塗布量を増や
し木質内部への含浸量を増やそうとすると接着剤層の厚
みも厚くなり成形後の入り隅部などに化粧シートが浮き
上がってしまう問題がある。あるいは木質基材の表面を
サンダーや研磨紙で機械的に粗面化しようとすると研磨
くずを完全に除去するのは困難であり、木質基材と接着
剤の界面に残った研磨くずが密着性の妨げになるという
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は化粧シートと
木質基材との密着性に優れ化粧シートが剥離しにくく、
しかも簡単な治具等を用いるだけで安価に製造できる化
粧シート貼り木質材の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は木
質基材の表面にカッター刃や回転刃等の加工手段にて直
線状、ジグザグ状、波目状等の線によるスリット状の溝
加工を施した後に、接着剤を塗布した化粧シートを貼り
付け接着して化粧シート貼り木質材を得たものである。
請求項2記載の発明は木質基材の表面に回転刃等の加工
手段にて点状の複数の針穴加工を施した後に、接着剤を
塗布した化粧シートを貼り付け接着して化粧シート貼り
木質材を得たものである。
【0006】このような加工をすると例えば、図1の模
式図に示したような溝ができ、その上に化粧シートを接
着すると図2に示すような模式構造になり溝部が接着剤
のアンカー効果で化粧シートが木質基材から剥離するの
を防止するように作用する。従って溝の深さ、幅や間隔
によっても接着剤のアンカー効果が異なり、木質基材の
材質であるMDF、パーテクルボード、ハードボード、
木造合板等や 化粧シートである塩化ビニル系、ポリオ
レフィン系、アクリル系、ポリエステル系等の合成樹脂
化粧シートまたは合成樹脂フイルム等の材質の組み合わ
せ、さらには接着剤の種類、例えば酢酸ビニル系接着
剤、ポリウレタン系接着剤、ポリウレタン系水性接着
剤、反応性ホットメルト接着剤等を考慮して設定するこ
とになる。この場合に溝加工時に出来る返りバリの高さ
が接着剤の厚み以下になるのが良く、スリット状の溝の
間隔が狭すぎると返りバリがとれ、接着剤と木質材の界
面に残るので0.5mm以上間隔をあけるのが望まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施に形態として、木質
基材として平面が平滑で内層部より硬度が高いMDF、
化粧シートとしてポリオレフィン系シート、接着剤とし
て2液硬化性ポリウレタン系接着剤をそれぞれ用いた場
合を以下に説明する。化粧シートを木質基材に貼り付け
るラミネート装置の木質基材挿入口にカッター刃を複
数、所定の間隔を設けて取り付け、木質基材挿入時にこ
の表面に押し当てて深さ0.1〜0.2mm程度のスリ
ット状の溝を付け、化粧シートの裏面に接着剤を塗布し
この化粧シートを圧着、養生硬化して得られた化粧シー
ト貼り木質材の化粧シート剥離強度評価結果を図3に示
す。この図表における比較例1がMDFの木質基材の表
面に溝加工することなく、その他の条件を同じにして化
粧シートを貼り付け接着したもので、比較例2が木質基
材の表面にバフ研磨して研磨くずを通常行われている方
法で除去して他の条件は同様にして化粧シートを貼り付
け接着したもので、比較例3が木質基材の表面にあらか
じめ2液硬化性ポリウレタン系接着剤を希釈してプライ
マー処理をして他の条件を同様にして化粧シートを貼り
付け接着したものである。また、化粧シートの剥離強度
は図4に示すように化粧シートの面に幅25mmの切り
込みを入れ、化粧シートの端部をはがして約180度折
り返し引張試験機を用いてその端部を約50mm/分の
速さで引っ張り、シートのはがれる負荷荷重を測定し
た。
【0008】図表3の結果から明らかなように木質基材
の表面にスリット状の溝加工したのもは従来品である比
較例1より化粧シートの剥離強度が高く、溝加工の条件
を選定すればプライマー処理したものよりも剥離強度が
高いものが得られる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、木質基材表面の溝部や
針穴における接着剤のアンカー効果により化粧シートの
剥離強度が高く、即ち化学的界面接着だけでなく物理的
嵌合効果により耐久性に優れ長寿命化がはかれる。ま
た、加工手段としてカッター刃等を組み合わせた簡単な
治具をラミネート装置等の木質基材挿入部に取り付ける
だけなので大がかりな設備を必要とせず、研磨作業のよ
うに作業環境が悪化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】木質基材の表面に溝加工した状態の模式図を示
す。
【図2】本発明にかかる化粧シート貼り木質材の模式断
面図を示す。
【図3】化粧シートの剥離強度の測定結果を示す図表で
ある。
【図4】剥離強度の測定方法を示す。
【符号の説明】
1 木質基材 2 接着剤層 3 化粧シート 4 溝加工部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E06B 3/84 E06B 3/84 Fターム(参考) 2B002 AA01 AA05 AA06 BA01 BA14 2B250 AA11 BA02 DA03 FA02 GA03 2E016 HA06 JA11 KA05 LA01 LB05 LB11 LC02 LD02 MA25 QA13 2E110 AA27 BA02 BA12 BB03 GA32W GA33X GB62X 4F100 AK51G AP00A BA02 CB00B CB02G DD05A EC18 EH46B EJ26A EJ33B GB08 HB00B JK06 JL00 JL02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質基材の表面に加工手段にてスリット状
    の溝加工を施した後に、接着剤を塗布した化粧シートを
    貼り付け接着して得られることを特徴とする化粧シート
    貼り木質材。
  2. 【請求項2】木質基材の表面に加工手段にて点状の複数
    の針穴加工を施した後に、接着剤を塗布した化粧シート
    を貼り付け接着して得られることを特徴とする化粧シー
    ト貼り木質材。
JP2000256537A 2000-08-25 2000-08-25 化粧シート貼り木質材 Pending JP2002067225A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100893304B1 (ko) 2008-11-21 2009-04-17 대한콘스틸 주식회사 잔목재를 이용한 난연합판제조방법
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