JP2002066852A - 傾斜テーブル装置 - Google Patents
傾斜テーブル装置Info
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/44—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
- B23Q1/50—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism
- B23Q1/54—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism two rotating pairs only
- B23Q1/5406—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism two rotating pairs only a single rotating pair followed perpendicularly by a single rotating pair
- B23Q1/5437—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism two rotating pairs only a single rotating pair followed perpendicularly by a single rotating pair and in which the degree of freedom, which belongs to the working surface, is perpendicular to this surface
-
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B23Q5/00—Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
- B23Q5/02—Driving main working members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数が少なくてコストが安い。全体の小
型化を図る。 【解決手段】 ワークを保持する回転テーブル６を支持
するとともに、水平旋回軸３により水平軸線周りに傾斜
させられる傾斜テーブル２を備えた傾斜テーブル装置で
ある。水平旋回軸３の周りに、水平旋回軸３にトルクを
付与するベーン形油圧ロータリアクチュエータ14を設け
る。ロータリアクチュエータ14により傾斜テーブル２の
傾斜時に水平旋回軸３に作用する力のバランス調整を行
う。
型化を図る。 【解決手段】 ワークを保持する回転テーブル６を支持
するとともに、水平旋回軸３により水平軸線周りに傾斜
させられる傾斜テーブル２を備えた傾斜テーブル装置で
ある。水平旋回軸３の周りに、水平旋回軸３にトルクを
付与するベーン形油圧ロータリアクチュエータ14を設け
る。ロータリアクチュエータ14により傾斜テーブル２の
傾斜時に水平旋回軸３に作用する力のバランス調整を行
う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械に用い
られ、かつワークを保持する回転テーブルを支持すると
ともに水平旋回軸により水平軸線周りに傾斜させられる
傾斜テーブルを備えた傾斜テーブル装置に関する。
られ、かつワークを保持する回転テーブルを支持すると
ともに水平旋回軸により水平軸線周りに傾斜させられる
傾斜テーブルを備えた傾斜テーブル装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の傾斜テーブル装置において、サ
ーボモータなどの駆動源の駆動力が伝動装置を介して水
平旋回軸に伝えられ、水平旋回軸が所定角度回転させら
れることによって、傾斜テーブルが水平軸線周りに傾斜
させられるようになされている。
ーボモータなどの駆動源の駆動力が伝動装置を介して水
平旋回軸に伝えられ、水平旋回軸が所定角度回転させら
れることによって、傾斜テーブルが水平軸線周りに傾斜
させられるようになされている。
【０００３】ところで、傾斜テーブルが水平軸線周りに
傾斜させられると、水平旋回軸には、水平旋回軸の回転
方向とは逆方向のトルクが作用し、その結果傾斜テーブ
ルの高精度の位置決めを行うことができないという問題
があった。また、伝動装置や駆動源に大きな負荷がかか
り、これらが短期間で損傷するという問題があった。ま
た、駆動源の能力を大きくしなければならず、大型化す
るという問題があった。
傾斜させられると、水平旋回軸には、水平旋回軸の回転
方向とは逆方向のトルクが作用し、その結果傾斜テーブ
ルの高精度の位置決めを行うことができないという問題
があった。また、伝動装置や駆動源に大きな負荷がかか
り、これらが短期間で損傷するという問題があった。ま
た、駆動源の能力を大きくしなければならず、大型化す
るという問題があった。
【０００４】そこで、このような問題点を解決するため
に、水平旋回軸にトルクを付与する直動形油圧シリンダ
を備えており、傾斜テーブルの傾斜時に水平旋回軸に作
用する力のバランス調整を行うようになされている傾斜
装置が知られている（実開昭６２−７４２２号公報およ
び特開平４−１１５８４１号公報参照）。
に、水平旋回軸にトルクを付与する直動形油圧シリンダ
を備えており、傾斜テーブルの傾斜時に水平旋回軸に作
用する力のバランス調整を行うようになされている傾斜
装置が知られている（実開昭６２−７４２２号公報およ
び特開平４−１１５８４１号公報参照）。
【０００５】実開昭６２−７４２２号公報に記載された
装置では、油圧シリンダは水平旋回軸の側方に配されそ
の出力は、クランクを介して水平旋回軸に伝えられるよ
うになっている。また、特開平４−１１５８４１号公報
に記載された装置では、油圧シリンダは水平旋回軸の側
方に配されその出力は、ラックとピニオン、またはチェ
ーンと滑車との組合せによって水平旋回軸に伝えられる
ようになっている。
装置では、油圧シリンダは水平旋回軸の側方に配されそ
の出力は、クランクを介して水平旋回軸に伝えられるよ
うになっている。また、特開平４−１１５８４１号公報
に記載された装置では、油圧シリンダは水平旋回軸の側
方に配されその出力は、ラックとピニオン、またはチェ
ーンと滑車との組合せによって水平旋回軸に伝えられる
ようになっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記２
つの公報に記載された装置では、油圧シリンダの出力を
水平旋回軸に伝えるために、クランク、ラックとピニオ
ン、チェーンと滑車などの伝動手段を必要とするので、
部品点数が多くなってコストが高くなるという問題があ
る。また、直動形油圧シリンダおよび伝動手段を設置す
るスペースが必要となり、傾斜テーブル装置全体が大型
化するという問題がある。
つの公報に記載された装置では、油圧シリンダの出力を
水平旋回軸に伝えるために、クランク、ラックとピニオ
ン、チェーンと滑車などの伝動手段を必要とするので、
部品点数が多くなってコストが高くなるという問題があ
る。また、直動形油圧シリンダおよび伝動手段を設置す
るスペースが必要となり、傾斜テーブル装置全体が大型
化するという問題がある。
【０００７】この発明の目的は、上記問題を解決し、部
品点数が少なくてコストが安くなるとともに、全体の小
型化を図ることのできる傾斜テーブル装置を提供するこ
とにある。
品点数が少なくてコストが安くなるとともに、全体の小
型化を図ることのできる傾斜テーブル装置を提供するこ
とにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段と発明の効果】この発明に
よる傾斜テーブル装置は、ワークを保持する回転テーブ
ルを支持するとともに、水平旋回軸により水平軸線周り
に傾斜させられる傾斜テーブルを備えた傾斜テーブル装
置において、水平旋回軸の周りに、水平旋回軸にトルク
を付与する油圧揺動アクチュエータが設けられ、この油
圧揺動アクチュエータにより傾斜テーブルの傾斜時に水
平旋回軸に作用する力のバランス調整を行うようになさ
れているものである。
よる傾斜テーブル装置は、ワークを保持する回転テーブ
ルを支持するとともに、水平旋回軸により水平軸線周り
に傾斜させられる傾斜テーブルを備えた傾斜テーブル装
置において、水平旋回軸の周りに、水平旋回軸にトルク
を付与する油圧揺動アクチュエータが設けられ、この油
圧揺動アクチュエータにより傾斜テーブルの傾斜時に水
平旋回軸に作用する力のバランス調整を行うようになさ
れているものである。
【０００９】この発明の傾斜テーブル装置によれば、水
平旋回軸の周りに、水平旋回軸にトルクを付与する油圧
揺動アクチュエータが設けられているので、傾斜テーブ
ルの傾斜時に、水平旋回軸にその回転方向とは逆方向の
トルクが作用して力のアンバランスが発生した場合、油
圧揺動アクチュエータにより傾斜テーブルの傾斜に起因
する上記トルクとは逆方向のトルクを付与することがで
きる。したがって、水平旋回軸に作用する力のバランス
調整を行うことができ、傾斜テーブルの高精度の位置決
めを行うことが可能になる。また、傾斜テーブルの駆動
源や、駆動源の駆動力を傾斜テーブルに伝える伝動装置
に大きな負荷がかかるのを防止し、これによりこれらが
短期間で損傷することを防止することが可能になる。さ
らに、駆動源の能力を大きくする必要はなくなり、小型
の駆動源を用いることが可能になる。
平旋回軸の周りに、水平旋回軸にトルクを付与する油圧
揺動アクチュエータが設けられているので、傾斜テーブ
ルの傾斜時に、水平旋回軸にその回転方向とは逆方向の
トルクが作用して力のアンバランスが発生した場合、油
圧揺動アクチュエータにより傾斜テーブルの傾斜に起因
する上記トルクとは逆方向のトルクを付与することがで
きる。したがって、水平旋回軸に作用する力のバランス
調整を行うことができ、傾斜テーブルの高精度の位置決
めを行うことが可能になる。また、傾斜テーブルの駆動
源や、駆動源の駆動力を傾斜テーブルに伝える伝動装置
に大きな負荷がかかるのを防止し、これによりこれらが
短期間で損傷することを防止することが可能になる。さ
らに、駆動源の能力を大きくする必要はなくなり、小型
の駆動源を用いることが可能になる。
【００１０】そして、油圧揺動アクチュエータが水平旋
回軸の周りに設けられているので、水平旋回軸に直接ト
ルクを付与することが可能になり、従来の装置のように
伝動手段を必要としなくなる。したがって、部品点数が
少なくなってコストが安くなるとともに、全体の小型化
を図ることが可能になる。
回軸の周りに設けられているので、水平旋回軸に直接ト
ルクを付与することが可能になり、従来の装置のように
伝動手段を必要としなくなる。したがって、部品点数が
少なくなってコストが安くなるとともに、全体の小型化
を図ることが可能になる。
【００１１】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００１２】図１および図２はこの発明による傾斜テー
ブル装置の全体構成を示し、図３および図４はその要部
を示し、図５および図６は傾斜テーブル装置の動作状態
を示す。なお、以下の説明において、図１および図２の
左右を左右といい、図１および図２の紙面表側を前、こ
れと反対側を後というものとする。
ブル装置の全体構成を示し、図３および図４はその要部
を示し、図５および図６は傾斜テーブル装置の動作状態
を示す。なお、以下の説明において、図１および図２の
左右を左右といい、図１および図２の紙面表側を前、こ
れと反対側を後というものとする。
【００１３】図１および図２に示すように、傾斜テーブ
ル装置は、支持台(1)と、支持台(1)に、左右方向に伸び
る水平軸線の周りに傾斜自在に支持された傾斜テーブル
(2)とを備えており、傾斜テーブル(2)が左右２本の水平
旋回軸(3)により傾斜させられるようになっている。
ル装置は、支持台(1)と、支持台(1)に、左右方向に伸び
る水平軸線の周りに傾斜自在に支持された傾斜テーブル
(2)とを備えており、傾斜テーブル(2)が左右２本の水平
旋回軸(3)により傾斜させられるようになっている。
【００１４】支持台(1)の左右両端部にはそれぞれ立ち
上がり部(4)が設けられている。立ち上がり部(4)の上端
部に、左右方向に伸びる貫通穴(5)が形成されている。
上がり部(4)が設けられている。立ち上がり部(4)の上端
部に、左右方向に伸びる貫通穴(5)が形成されている。
【００１５】傾斜テーブル(2)には、ワーク(W)を保持す
る回転テーブル(6)が設けられている。回転テーブル(6)
は、サーボモータなどの駆動源（図示略）により、伝動
手段（図示略）を介して駆動されるようになっている。
傾斜テーブル(2)の左右両端部には、それぞれ回転テー
ブル(6)が水平状態にあるときには上方に突出するブラ
ケット(7)が設けられている。各ブラケット(7)に左右方
向に伸びる貫通穴(8)が形成されている。各ブラケット
(7)の左右方向外側面に、左右方向外方に突出しかつ支
持台(1)の貫通穴(5)内に位置する円筒状部(9)が一体に
形成されている。そして、各ブラケット(7)の貫通穴(8)
内および円筒状部(9)内に、水平旋回軸(3)の左右方向内
端部が挿入固定されている。円筒状部(9)および水平旋
回軸(3)は、それぞれ軸受(10)(11)を介して支持台(1)の
立ち上がり部(4)に回転自在に支持されている。左右の
水平旋回軸(3)は、サーボモータ(12)によりウォーム歯
車装置(13)を介して回転駆動されるようになっている。
る回転テーブル(6)が設けられている。回転テーブル(6)
は、サーボモータなどの駆動源（図示略）により、伝動
手段（図示略）を介して駆動されるようになっている。
傾斜テーブル(2)の左右両端部には、それぞれ回転テー
ブル(6)が水平状態にあるときには上方に突出するブラ
ケット(7)が設けられている。各ブラケット(7)に左右方
向に伸びる貫通穴(8)が形成されている。各ブラケット
(7)の左右方向外側面に、左右方向外方に突出しかつ支
持台(1)の貫通穴(5)内に位置する円筒状部(9)が一体に
形成されている。そして、各ブラケット(7)の貫通穴(8)
内および円筒状部(9)内に、水平旋回軸(3)の左右方向内
端部が挿入固定されている。円筒状部(9)および水平旋
回軸(3)は、それぞれ軸受(10)(11)を介して支持台(1)の
立ち上がり部(4)に回転自在に支持されている。左右の
水平旋回軸(3)は、サーボモータ(12)によりウォーム歯
車装置(13)を介して回転駆動されるようになっている。
【００１６】各水平旋回軸(3)の左右方向外端部の周り
に、水平旋回軸(3)にトルクを付与する油圧揺動アクチ
ュエータ、たとえばベーン形油圧ロータリアクチュエー
タ(14)が、支持台(1)の貫通穴(5)内に位置するように設
けられている。図３および図４に示すように、各ロータ
リアクチュエータ(14)は、水平旋回軸(3)に固定されて
水平旋回軸(3)とともに回転するようになされた短円筒
状の内側チューブ(15)と、内側チューブ(15)と同心状と
なるように立ち上がり部(4)の貫通穴(5)内にはめ止めら
れた短円筒状の外側チューブ(16)と、外側チューブ(16)
に固定されかつ両チューブ(15)(16)間の空間の左右両端
開口を閉鎖する環状閉鎖板(17)と、１つの直径上におい
て外側チューブ(16)に固定されかつ両チューブ(15)(16)
間の空間を２つの油室(18)に区切る２つの仕切り壁(19)
と、１つの直径上において内側チューブ(15)に固定され
かつ各油室(18)内に位置する２つの可動ベーン(20)とを
備えている。内側チューブ(15)と各閉鎖板(17)との間に
はパッキン(23)が配され、外側チューブ(16)と各閉鎖板
(17)との間にはＯリング(24)が配されている。
に、水平旋回軸(3)にトルクを付与する油圧揺動アクチ
ュエータ、たとえばベーン形油圧ロータリアクチュエー
タ(14)が、支持台(1)の貫通穴(5)内に位置するように設
けられている。図３および図４に示すように、各ロータ
リアクチュエータ(14)は、水平旋回軸(3)に固定されて
水平旋回軸(3)とともに回転するようになされた短円筒
状の内側チューブ(15)と、内側チューブ(15)と同心状と
なるように立ち上がり部(4)の貫通穴(5)内にはめ止めら
れた短円筒状の外側チューブ(16)と、外側チューブ(16)
に固定されかつ両チューブ(15)(16)間の空間の左右両端
開口を閉鎖する環状閉鎖板(17)と、１つの直径上におい
て外側チューブ(16)に固定されかつ両チューブ(15)(16)
間の空間を２つの油室(18)に区切る２つの仕切り壁(19)
と、１つの直径上において内側チューブ(15)に固定され
かつ各油室(18)内に位置する２つの可動ベーン(20)とを
備えている。内側チューブ(15)と各閉鎖板(17)との間に
はパッキン(23)が配され、外側チューブ(16)と各閉鎖板
(17)との間にはＯリング(24)が配されている。
【００１７】外側チューブ(16)における各油室(18)の周
方向の両端部と対応する部分に、それぞれ給排油口(21
A)(21B)が形成されている。また、各閉鎖板(17)と水平
旋回軸(3)との間に軸受(22)が介在されており、外側チ
ューブ(16)および閉鎖板(17)と水平旋回軸(3)および内
側チューブ(15)とが相対的に回転するようになされてい
る。
方向の両端部と対応する部分に、それぞれ給排油口(21
A)(21B)が形成されている。また、各閉鎖板(17)と水平
旋回軸(3)との間に軸受(22)が介在されており、外側チ
ューブ(16)および閉鎖板(17)と水平旋回軸(3)および内
側チューブ(15)とが相対的に回転するようになされてい
る。
【００１８】ベーン形油圧ロータリアクチュエータ(14)
の各油室(18)内には、傾斜テーブル(2)が傾斜させられ
た場合に、図示しない回転検出器により検出された傾斜
テーブル(2)の回転角度に応じた圧力の油が供給され、
可動ベーン(20)および内側チューブ(15)を介して水平旋
回軸(3)にいずれか１方向のトルクが負荷されるように
なっている。
の各油室(18)内には、傾斜テーブル(2)が傾斜させられ
た場合に、図示しない回転検出器により検出された傾斜
テーブル(2)の回転角度に応じた圧力の油が供給され、
可動ベーン(20)および内側チューブ(15)を介して水平旋
回軸(3)にいずれか１方向のトルクが負荷されるように
なっている。
【００１９】上記構成の傾斜テーブル装置において、水
平旋回軸(3)がサーボモータ(12)によりウォーム歯車装
置(13)を介して所定角度回転させられることによって、
傾斜テーブル(2)が左右方向に伸びる水平軸線の周りに
傾斜させられる。
平旋回軸(3)がサーボモータ(12)によりウォーム歯車装
置(13)を介して所定角度回転させられることによって、
傾斜テーブル(2)が左右方向に伸びる水平軸線の周りに
傾斜させられる。
【００２０】傾斜テーブル(2)が、図５(a)に示すように
反時計方向に傾斜した場合、水平旋回軸(3)には、図５
(a)に矢印Ａで示すような時計方向のトルクが作用して
力のアンバランスが発生する。すると、傾斜テーブル
(2)の回転角度に応じて、図５(b)に示すように、各油室
(18)における可動ベーン(20)よりも時計方向側の給排油
口(21B)から各油室(18)内に所定圧力の油が供給され、
その結果可動ベーン(20)および内側チューブ(15)を介し
て水平旋回軸(3)に、図５(b)に矢印Ｂで示すような反時
計方向のトルクが付与される。
反時計方向に傾斜した場合、水平旋回軸(3)には、図５
(a)に矢印Ａで示すような時計方向のトルクが作用して
力のアンバランスが発生する。すると、傾斜テーブル
(2)の回転角度に応じて、図５(b)に示すように、各油室
(18)における可動ベーン(20)よりも時計方向側の給排油
口(21B)から各油室(18)内に所定圧力の油が供給され、
その結果可動ベーン(20)および内側チューブ(15)を介し
て水平旋回軸(3)に、図５(b)に矢印Ｂで示すような反時
計方向のトルクが付与される。
【００２１】また、傾斜テーブル(2)が、図６(a)に示す
ように時計方向に傾斜した場合、水平旋回軸(3)には、
図６(a)に矢印Ｘで示すような反時計方向のトルクが作
用して力のアンバランスが発生する。すると、傾斜テー
ブル(2)の回転角度に応じて、図６(b)に示すように、各
油室(18)における可動ベーン(20)よりも反時計方向側の
給排油口(21A)から各油室(18)内に所定圧力の油が供給
され、その結果可動ベーン(20)および内側チューブ(15)
を介して水平旋回軸(3)に、図６(b)に矢印Ｙで示すよう
な時計方向のトルクが付与される。
ように時計方向に傾斜した場合、水平旋回軸(3)には、
図６(a)に矢印Ｘで示すような反時計方向のトルクが作
用して力のアンバランスが発生する。すると、傾斜テー
ブル(2)の回転角度に応じて、図６(b)に示すように、各
油室(18)における可動ベーン(20)よりも反時計方向側の
給排油口(21A)から各油室(18)内に所定圧力の油が供給
され、その結果可動ベーン(20)および内側チューブ(15)
を介して水平旋回軸(3)に、図６(b)に矢印Ｙで示すよう
な時計方向のトルクが付与される。
【００２２】したがって、いずれの場合も、水平旋回軸
(3)に作用する力のバランス調整を行うことができ、傾
斜テーブル(2)の高精度の位置決めを行うことが可能に
なる。また、傾斜テーブル(2)の駆動源であるサーボモ
ータ(12)や、サーボモータ(12)の駆動力を傾斜テーブル
(2)に伝えるウォーム歯車装置(13)に大きな負荷がかか
ることが防止され、これによりこれらの短期間での損傷
を防止することが可能になる。さらに、サーボモータ(1
2)の能力を大きくする必要はなくなり、小型のサーボモ
ータ(12)を用いることが可能になる。
(3)に作用する力のバランス調整を行うことができ、傾
斜テーブル(2)の高精度の位置決めを行うことが可能に
なる。また、傾斜テーブル(2)の駆動源であるサーボモ
ータ(12)や、サーボモータ(12)の駆動力を傾斜テーブル
(2)に伝えるウォーム歯車装置(13)に大きな負荷がかか
ることが防止され、これによりこれらの短期間での損傷
を防止することが可能になる。さらに、サーボモータ(1
2)の能力を大きくする必要はなくなり、小型のサーボモ
ータ(12)を用いることが可能になる。
【図１】この発明による傾斜テーブル装置の全体構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図２】同じく一部切り欠き正面図である。
【図３】図２のIII−III線拡大断面図である。
【図４】図２の一部部を拡大して示す断面図である。
【図５】傾斜テーブルが１つの方向に傾斜した場合の装
置の動作状態を示す図である。
置の動作状態を示す図である。
【図６】傾斜テーブルが他の方向に傾斜した場合の装置
の動作状態を示す図である。
の動作状態を示す図である。
【符号の説明】 (2)：傾斜テーブル (3)：水平旋回軸 (14)：ベーン形油圧ロータリアクチュエータ（油圧揺動
アクチュエータ） (W)：ワーク
アクチュエータ） (W)：ワーク
Claims (1)
- 【請求項１】 ワークを保持する回転テーブルを支持す
るとともに、水平旋回軸により水平軸線周りに傾斜させ
られる傾斜テーブルを備えた傾斜テーブル装置におい
て、水平旋回軸の周りに、水平旋回軸にトルクを付与す
る油圧揺動アクチュエータが設けられ、この油圧揺動ア
クチュエータにより傾斜テーブルの傾斜時に水平旋回軸
に作用する力のバランス調整を行うようになされている
傾斜テーブル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000262604A JP3928096B2 (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 傾斜テーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000262604A JP3928096B2 (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 傾斜テーブル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002066852A true JP2002066852A (ja) | 2002-03-05 |
| JP3928096B2 JP3928096B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=18750262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000262604A Expired - Lifetime JP3928096B2 (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 傾斜テーブル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3928096B2 (ja) |
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