JP2002011623A - 回転式組立台 - Google Patents

回転式組立台

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JP2002011623A
JP2002011623A JP2000193790A JP2000193790A JP2002011623A JP 2002011623 A JP2002011623 A JP 2002011623A JP 2000193790 A JP2000193790 A JP 2000193790A JP 2000193790 A JP2000193790 A JP 2000193790A JP 2002011623 A JP2002011623 A JP 2002011623A
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Japan
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liquid
rotary
cylinder
rotating
chambers
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JP2000193790A
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English (en)
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Kunio Kojima
國男 小島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転に要する力を軽減して、重量物の取扱い
の危険作業を排除でき、誰もが容易に操作でき、工数の
大幅な削減が可能となる回転式組立台を提供する。 【解決手段】 回転式組立台を、横方向に回転軸が固定
された回転板を備え、回転軸を回転支持する回転組立台
において、回転軸の中心軸線を挟んで対称に一対のシリ
ンダを配設して中心軸線まわりに回転板と共に回転する
ように構成するとともに、シリンダそれぞれに液体室を
設けて2つの液体室を備え、2つの液体室の間をポンプ
と切替弁を介して連通する管を有し、ポンプと切替弁は
前記2つの液体室の間で液体室内の液体を移動可能に構
成し、一方のシリンダから他方のシリンダに液体を適量
移動させれば、回転板は軽く廻すことができるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型立軸型歯車箱
等の組立て分解作業に用いられる回転式組立台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に基づき従来の回転式組立台を説明
する。図4(a)は従来の回転式組立台の回転板に組立
て、分解作業を行う歯車箱を取り付けた基本姿勢の状態
を示す一部を切り欠いた正面図であり、図4(b)は図
4(a)中F−F矢視による側面断面図である。
【0003】図4において、01は製品である歯車箱2
の組立て、又は、分解作業を行う従来の回転式組立台で
ある。回転式組立台01は、基礎上に据えつけられた基
盤3と基盤3上に立設された2つの支持部材4を備えて
おり、両支持部材4は上部に於いて軸受5により、回転
板6の両端に固定された回転軸7a、7bを回転自在に
支持している。
【0004】回転板6は底部6aと両側部6bによりコ
の字型に構成され、コの字の凹部に組立て、分解作業を
行う歯車箱2等製品を取り付けるものであり、その両側
部6bに外向きで同じ中心軸線上に位置する回転軸7
a、7bが突設され、前述の支持部材4の軸受5に回転
支持される(なお、図4に図示のように回転板6のコの
字の凹部を上方に向けた状態を、本明細書では「基本姿
勢」と呼ぶ)。
【0005】従って、図4に示すように歯車箱2を回転
板6のコの字型の底部6aに取り付けた状態では、それ
らを合わせた重心が、回転軸7a、7bの中心軸線に近
いものとなり安定して支持されるようにしたものであ
る。なお、図示の例では歯車箱2が取付け面よりその底
部2aが突出しているので、回転板6の底部6a中央に
それをかわす開口部が設けられている。
【0006】一方の回転軸7aは軸受5より突出した先
端に、ウォームギア装置8が取り付けられており、歯車
箱2の組立て、又は、分解作業を行う時は、その進み具
合によって、ウォームハンドル9により回転板6を反転
させる等、回転することができるとともに、ウォームギ
ア装置8を操作しなければ回転板6はその位置に止まる
ようになっている。
【0007】しかし、以上のような回転式組立台におい
ても、部品の組立状態、すなわち歯車箱2の姿により歯
車箱2と回転板6とを合わせた重心位置が変わり、回転
軸7a、7bを中心とした上下のバランス(重さ)が異
なるので、回転板6を反転等、回転させる際には、ウォ
ームハンドル9を廻す力が重くなったり、軽くなったり
してしまう。
【0008】これを解消するために、従来は、他方の回
転軸7bの軸受5より突出した先端に回転軸7bととも
に回転する回転部材11を取付け、回転部材11には回
転板6の凹部の向き、すなわち基準姿勢の上下方向と合
わせて上下にウェイト12を取付け、上記のバランスの
違いの量に合わせ、適した重量のウェイト12に付け替
えてバランスを取るようにしており、これによってウォ
ームハンドル9を廻す力を軽減していた。
【0009】かかる従来のものではバランスの微調整に
限界があり、ウェイト12の取り外し、取り付けに工数
を要し、時間も無駄となり、その上危険作業となるとい
う問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の回転式組立台の問題を解消し、回転に要する力
を軽減して、重量物の取扱いの危険作業を排除でき、誰
もが容易に操作でき、また、工数の大幅な削減が可能と
なる回転式組立台を提供することを課題とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、かかる
課題を解決するためになされたものであり、その第1の
手段として、横方向に回転軸が固定された回転板を備
え、同回転軸を回転支持する回転組立台において、同回
転軸の中心軸線を挟んで対称に一対のシリンダを配設し
て同中心軸線まわりに前記回転板と共に回転するように
構成するとともに、前記シリンダそれぞれに液体室を設
けて2つの液体室を備え、同2つの液体室の間をポンプ
と切替弁を介して連通する管を有し、前記ポンプと切替
弁は前記2つの液体室の間で同液体室内の液体を移動可
能に構成されてなることを特徴とする回転式組立台を提
供するものである。
【0012】上記の第1の手段によれば、回転板と共に
回転するように固定された一対のシリンダを備え、ポン
プ、切替弁を操作する事により、シリンダの2つの液体
室内の液体を任意の量を移動させることが出来るため、
回転板を回転させようとする時、回転軸の中心軸線を挟
んで左右の回転させようとする方向の側に位置する一方
のシリンダに他方のシリンダから液体を適量移動させれ
ば、回転板は軽く廻すことができる。
【0013】(2)第2の手段としては、横方向に回転
軸が固定された回転板を備え、同回転軸を回転支持する
回転組立台において、1軸のピストンロッドとその両端
に備えたピストンとをシリンダ内に内蔵し内部を3室に
分けた同シリンダを前記回転軸の半径方向に向け同回転
軸の中心軸線に対称に配設して同中心軸線まわりに前記
回転板と共に回転するように構成するとともに、前記シ
リンダ内の両端側の2室を2つの液体室とし、同2つの
液体室の間を連通する管と、前記ピストンの間に形成さ
れる残りの1室において前記ピストンロッドと係合し同
ピストンロッドを軸方向に移動させるピストン駆動手段
とを有してなることを特徴とする回転式組立台を提供す
る。
【0014】上記の第2の手段によれば、回転板と共に
回転するように固定された1軸2ピストン内蔵の1筒3
室型のシリンダの両端の2つの液体室を、回転軸の両側
に配し、バイパス管で連通しているので、回転板を回転
させようとする時、ピストン駆動手段でピストンを移動
させることにより、回転軸の中心軸線を挟んで左右の回
転させようとする方向の側に位置する一方のシリンダに
他方のシリンダから液体を適量移動させれば、回転板は
軽く廻すことができる。
【0015】(3)また、第3の手段として、第1の手
段または第2の手段の回転式組立台において、前記回転
板は底部と両側部とでコの字型に構成され、前記回転軸
は前記両側部に突設されてなり、前記2つの液体室は前
記コの字型の凹部の向く方向において前記中心軸線を挟
んで位置してなることを特徴とする回転式組立台を提供
するものである。。
【0016】第3の手段によれば、第1または第2の手
段の特徴を有するほか、特に、回転板のコの字型の凹部
を上に向けその上に組立、分解対象品を取り付けて分
解、組立を行うものにおいて、回転板と組立、分解対象
品との重心の位置が、組立分解にともない変動していて
も、上下の反転を要する場合に、上方の液体室に下方の
液体室から液体を移動させることにより、容易に軽く回
転板を反転させることができるものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態にかかる
回転式組立台を図1、図2に基づき説明する。図1
(a)は本実施の形態の回転式組立台の回転板に組立て
分解作業を行う歯車箱を取り付けた基本姿勢の状態を示
す一部を切り欠いた正面図であり、図1(b)は図1
(a)中A−A矢視による側面断面図、図1(c)は図
1(a)中B−B矢視による側面断面図である。また、
図2(a)は図1の回転式組立台の回転板を180度反
転させた状態を示す一部を切り欠いた正面図であり、図
2(b)は図2(a)中C−C矢視による側面断面図で
ある。
【0018】図1、図2において、前記した従来のもの
と同一部分については、図1、図2においても同一の符
号を付して示し、相互の関連を明確にして本実施の形態
の理解を容易にするとともに、説明を省略する。また、
そのことは後述の他の実施の形態において同じである。
【0019】図1、図2に示されるように本実施の形態
の回転式組立台1は、回転板6の回転軸7bに、従来の
ウェイト12を取り付ける回転部材11に代えて、回転
部材13を取り付け固定し、回転部材13には独立した
同サイズのシリンダ14a、シリンダ14bを回転板6
の凹部の向く方向、すなわち基本姿勢の上下方向と合わ
せて、回転軸7bの中心軸線に対称に上下一対に取り付
けられている。
【0020】シリンダ14a、シリンダ14bは回転軸
7bに対してピストンロッドの方向も含め、対称に対向
位置に設けられ、各シリンダ14a、14bはピストン
15a、15bを挟んで、回転軸7bに近い側を外部に
対して閉じた空気室16a、16bとし、それら2つの
空気室16a、16bは空気循環用ホース17で連通し
ている。
【0021】また、回転軸7bに遠い側は外部に対して
閉じた液体室18a、18bとし、それら2つの液体室
18a、18bは液循環用ホース19により、ポンプ2
0と切替弁21を介して連通している。
【0022】ポンプ20はモータ22に駆動され、切替
弁21により液体室18a、18b内の液体23を、液
体室18aから液体室18bへ、またはその逆に移動さ
せるものである。
【0023】なお、ポンプ20と切替弁21の構成は適
宜でよいが、例えば、液循環ホース19の途中に四方弁
を設けてポンプの入口と出口を接続すればよい。また、
上記液体23の種類は特に限定されるものではなく、使
用条件に合った適宜のものを用いることができる。
【0024】以上のような本実施の形態の回転式組立台
1においては、歯車箱2を取り付けた回転板6をウォー
ムハンドル9によって廻そうとする時、例えば、図1に
示されるような基本姿勢であれば、下方に位置している
シリンダ14a内にある液体23をポンプ20により、
切替弁21を介し、液循環用ホース19を通して上方に
位置しているシリンダ14bに移動する。
【0025】この時、ピストン15bは下方へ下げら
れ、上方に位置するピストン15bの下部にある空気室
16bの空気は空気循環用ホース17を通って下方に位
置するシリンダ14aの上部にある空気室16aに移動
する。
【0026】以上の液体23の移動により、回転軸7b
を中心とした上部側と下部側は上部側が重くなる。この
ため、上部側のモーメントが大きくなり反転する方向の
回転モーメントを優位とすることができ、反転作業をし
ようとする時、回転板6には自分で廻ろうとする力が働
きウォームハンドル9は軽く操作出来る。
【0027】逆に、図2に示すような180度反転状態
において、図1のような基本姿勢に戻そうとする場合
は、下方に位置しているシリンダ14bの液体室18b
内にある液体23をポンプ20により、切替弁21を介
し、液循環用ホース19を通して上方に位置しているシ
リンダ14aの液体室18aに移動するようにすればよ
い。
【0028】なお、上記本実施の形態においては、各シ
リンダ14a、14bに閉じた空気室を設け連通させた
が、空気室は外気に開放して空気循環用ホース17を省
いてもよい。
【0029】また、シリンダ14a、14bは、回転軸
7bの半径方向にピストンロッドの向きを配向させたも
のを示したが、回転軸7bの中心軸線に対称に、回転軸
7bの周方向または軸方向に配向させてもよい。
【0030】本実施の形態の回転式組立台1は、いわば
「独立シリンダ対向位置取り付け式」に構成され、回転
板6と共に回転するように固定された一対のシリンダ1
4a、14bを備え、外部からポンプ20、切替弁21
を操作する事により、シリンダ14a、14b内の液体
23を自由に行き来させることができ、それも任意の量
を移動させることが出来るため、回転板6を反転させよ
うとする時、上方に位置する一方のシリンダに下方のシ
リンダから液体23を適量移動させれば、ウォームハン
ドル9は軽く廻り、回転板6と取り付けられた製品であ
る歯車箱2の反転作業が簡単に行えるものとなる。
【0031】このため、重量物の取り扱いの危険作業を
排除出来、誰でもが簡単に操作出来るようになり、その
上、組立工数の大幅な削減が可能となる。
【0032】本発明の実施の第2形態に係る回転式組立
台を図3に基づき説明する。図3(a)は本実施の形態
の回転式組立台の回転板に組立て分解作業を行う歯車箱
を取り付けた基本姿勢の状態を示す一部を切り欠いた正
面図であり、図3(b)は図3(a)中D−D矢視によ
る側面断面図、図3(c)は図3(a)中E−E矢視に
よる一部を切り欠いた側面図である。
【0033】図3に示されるように本実施の形態の回転
式組立台10は、回転板6の回転軸7bに、従来のウェ
イト12を取り付ける回転部材11に代えて、回転部材
24を取り付け、回転部材24には1筒3室型のシリン
ダ25を、回転式組立台10の回転板6のコの字型の凹
部の向く方向、すなわち基本姿勢において上下方向に合
わせて、回転軸7bの中心軸線に対称に取り付けてい
る。
【0034】1筒3室型のシリンダ25は、両端にピス
トン26a、26bを備える1軸のピストンロッド27
を内蔵して3室を形成しており、3室のうち両端側を外
部に対して閉じた2つの液体室28a、28bとし、中
央の室29をピストン駆動部としている。
【0035】両ピストン26a、26bの間の中央の室
29においては、ピストンロッド27はピニオン30と
係合し、ピニオン30のピニオンハンドル31を廻すこ
とにより、ピストン26a、26bが一緒にピストン軸
方向に直線的に移動するピストン駆動手段が構成されて
いる。ピストン駆動手段は手動に代えて電動等の駆動手
段であってもよい。
【0036】又、両端側の2つの液体室28a、28b
はバイパス管32で連通されており、液体室28a、2
8b内の液体23はピストン26a、26bの移動に伴
い、両液体室28a、28b間を移動することができる
ようになっている。
【0037】以上のような本実施の形態の回転式組立台
10においては、歯車箱2を取り付けた回転板6をウォ
ームハンドル9によって廻そうとする時、例えば、図3
に図示されるような基本姿勢であれば、ピニオンハンド
ル31を廻すことにより、ピストン26a、26bを下
方に移動し、下方に位置している液体室28a内にある
液体23をバイパス管32を介して上方に位置している
液体室28bに移動する。
【0038】以上の液体23の移動により、回転軸7b
を中心とした上部側と下部側は上部側が重くなり、この
ため、上部側のモーメントが大きくなり反転する方向の
回転モーメントを優位とすることができ、反転作業をし
ようとする時、回転板6には自分で廻ろうとする力が働
きウォームハンドル9は軽く操作出来る。
【0039】なお、逆に、180度反転状態において、
基本姿勢に戻そうとする場合も、同様である。
【0040】本実施の形態の回転式組立台10は、いわ
ば「1筒3室シリンダ取り付け式」に構成され、回転板
6と共に回転するように固定された1軸2ピストン内蔵
の1筒3室型のシリンダ25の両端の2つの液体室28
aと液体室28bとを、回転軸7aの両側に配して、バ
イパス管32で連通し、ピニオンハンドル31で液体室
28a、28b内の液体23を自由に行き来させること
ができ、それも任意の量を移動させることが出来るた
め、回転板6を反転させようとする時、上方に位置する
一方の液体室に下方の液体室から液体23を適量移動さ
せれば、ウォームハンドル9は軽く廻り、回転板6と取
り付けられた製品である歯車箱9の反転作業が簡単に行
えるものとなる。
【0041】このため、重量物の取り扱いの危険作業を
排除出来、誰でもが簡単に操作出来るようになり、その
上、組立工数の大幅な削減が可能となる。
【0042】以上本発明の実施の形態を説明したが、上
記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲
内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはい
うまでもない。
【0043】たとえば、上記実施の形態では、通常使用
される回転板6の基本姿勢とその180度反転姿勢との
間の反転にとって好ましく効果的な配置として、回転板
6のコの字型の凹部の向く方向、すなわち基本姿勢の上
下方向において、2つの液体室18a、18b又、28
a、28bが回転軸7bの中心軸線を挟んで位置してい
るが、これに限定されるものではない。
【0044】2つの液体室18a、18b又、28a、
28bは、上記の方向でなくても、回転軸7bの中心軸
線を挟んで対称的に位置していれば、回転軸の中心軸線
を挟んで左右の回転させようとする方向の側に位置する
一方のシリンダに他方のシリンダから液体を移動させれ
ば、回転板を廻す力は軽減される。
【0045】すなわち、任意の位置での回転に対して
は、回転板6と回転板6上に取り付けた組立、分解対象
品の重量分布に対して液体室の液体を適量移動させて重
量分布を移動し、中心軸線を挟んで左右の回転させたい
方向の回転モーメントが増大し、好ましくは優位になる
ようにすればよい。
【0046】なお、本発明の回転式組立台を用いる組
立、分解対象品として歯車箱を例に説明したが、勿論そ
れに限られるものではなく、本発明の回転式組立台は一
般の回転式組立台として種々の製品、半製品の組立、分
解に適用できるものである。
【0047】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、回転
式組立台を、横方向に回転軸が固定された回転板を備
え、同回転軸を回転支持する回転組立台において、同回
転軸の中心軸線を挟んで対称に一対のシリンダを配設し
て同中心軸線まわりに前記回転板と共に回転するように
構成するとともに、前記シリンダそれぞれに液体室を設
けて2つの液体室を備え、同2つの液体室の間をポンプ
と切替弁を介して連通する管を有し、前記ポンプと切替
弁は前記2つの液体室の間で同液体室内の液体を移動可
能に構成されてなるようにしたので、ポンプ、切替弁を
操作する事により、シリンダの2つの液体室内の液体を
任意の量を移動させることが出来るため、回転板を回転
させようとする時、回転軸の中心軸線を挟んで左右の回
転させようとする方向の側に位置する一方のシリンダに
他方のシリンダから液体を適量移動させれば、回転板は
軽く廻すことができ、回転板と取り付けられた組立、分
解対象品の回転作業が簡単に行えるものとなる。
【0048】このため、重量物の取り扱いの危険作業を
排除出来、誰でもが簡単に操作出来るようになり、その
上、組立工数の大幅な削減が可能となる。
【0049】(2)請求項2の発明によれば、回転式組
立台を、横方向に回転軸が固定された回転板を備え、同
回転軸を回転支持する回転組立台において、1軸のピス
トンロッドとその両端に備えたピストンとをシリンダ内
に内蔵し内部を3室に分けた同シリンダを前記回転軸の
半径方向に向け同回転軸の中心軸線に対称に配設して同
中心軸線まわりに前記回転板と共に回転するように構成
するとともに、前記シリンダ内の両端側の2室を2つの
液体室とし、同2つの液体室の間を連通する管と、前記
ピストンの間に形成される残りの1室において前記ピス
トンロッドと係合し同ピストンロッドを軸方向に移動さ
せるピストン駆動手段とを有してなるように構成したの
で、回転板を回転させようとする時、ピストン駆動手段
でピストンを移動させることにより、回転軸の中心軸線
を挟んで左右の回転させようとする方向の側に位置する
一方のシリンダに他方のシリンダから液体を適量移動さ
せれば、回転板は軽く廻すことができ、回転板と取り付
けられた組立、分解対象品の回転作業が簡単に行えるも
のとなる。
【0050】このため、重量物の取り扱いの危険作業を
排除出来、誰でもが簡単に操作出来るようになり、その
上、組立工数の大幅な削減が可能となる。
【0051】(3)また、請求項3の発明によれば、請
求項1または請求項2に記載の回転式組立台において、
前記回転板は底部と両側部とでコの字型に構成され、前
記回転軸は前記両側部に突設されてなり、前記2つの液
体室は前記コの字型の凹部の向く方向において前記中心
軸線を挟んで位置してなるようにしたので、請求項1ま
たは請求項2の効果に加え、特に、回転板のコの字型の
凹部を上に向けその上に組立、分解対象品を取り付けて
分解、組立を行うものにおいて、回転板と組立、分解対
象品との重心の位置が、組立分解にともない変動してい
ても、上下の反転を要する場合に、上方の液体室に下方
の液体室から液体を移動させることにより、容易に軽く
回転板を反転させることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態にかかる回転式組立台
の説明図であり、(a)は本実施の形態の回転式組立台
の回転板に歯車箱を取り付けた基本姿勢の状態を示す一
部を切り欠いた正面図、(b)は(a)中A−A矢視に
よる側面断面図、(c)は(a)中B−B矢視による側
面断面図である。
【図2】(a)は図1の回転式組立台の回転板を180
度反転させた状態を示す一部を切り欠いた正面図、
(b)は(a)中C−C矢視による側面断面図である。
【図3】本発明の実施の第2形態に係る回転式組立台の
説明図であり、(a)は本実施の形態の回転式組立台の
回転板に歯車箱を取り付けた基本姿勢の状態を示す一部
を切り欠いた正面図、(b)は(a)中D−D矢視によ
る側面断面図、(c)は(a)中E−E矢視による一部
を切り欠いた側面図である。
【図4】(a)は従来の回転式組立台の回転板に歯車箱
を取り付けた基本姿勢の状態を示す一部を切り欠いた正
面図、(b)は(a)中F−F矢視による側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 回転式組立台 2 歯車箱 3 基盤 4 支持部材 5 軸受 6 回転板 6a 底部6a 6b 側部 7a、7b 回転軸 8 ウォームギア装置 9 ウォームハンドル 10 回転式組立台 13 回転部材 14a、14b シリンダ 15a、15b ピストン 16a、16b 空気室 17 空気循環用ホース 18a、18b 液体室 19 液循環用ホース 20 ポンプ 21 切替弁 22 モータ 23 液体 24 回転部材 25 シリンダ 26a、26b ピストン 27 ピストンロッド 28a、28b 液体室 29 中央の室 30 ピニオン 31 ピニオンハンドル 32 バイパス管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に回転軸が固定された回転板を備
    え、同回転軸を回転支持する回転組立台において、同回
    転軸の中心軸線を挟んで対称に一対のシリンダを配設し
    て同中心軸線まわりに前記回転板と共に回転するように
    構成するとともに、前記シリンダそれぞれに液体室を設
    けて2つの液体室を備え、同2つの液体室の間をポンプ
    と切替弁を介して連通する管を有し、前記ポンプと切替
    弁は前記2つの液体室の間で同液体室内の液体を移動可
    能に構成されてなることを特徴とする回転式組立台。
  2. 【請求項2】 横方向に回転軸が固定された回転板を備
    え、同回転軸を回転支持する回転組立台において、1軸
    のピストンロッドとその両端に備えたピストンとをシリ
    ンダ内に内蔵し内部を3室に分けた同シリンダを前記回
    転軸の半径方向に向け同回転軸の中心軸線に対称に配設
    して同中心軸線まわりに前記回転板と共に回転するよう
    に構成するとともに、前記シリンダ内の両端側の2室を
    2つの液体室とし、同2つの液体室の間を連通する管
    と、前記ピストンの間に形成される残りの1室において
    前記ピストンロッドと係合し同ピストンロッドを軸方向
    に移動させるピストン駆動手段とを有してなることを特
    徴とする回転式組立台。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の回転式
    組立台において、前記回転板は底部と両側部とでコの字
    型に構成され、前記回転軸は前記両側部に突設されてな
    り、前記2つの液体室は前記コの字型の凹部の向く方向
    において前記中心軸線を挟んで位置してなることを特徴
    とする回転式組立台。
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