JP2001105422A - コンクリートミキサー車におけるシュート旋回装置 - Google Patents
コンクリートミキサー車におけるシュート旋回装置Info
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- JP2001105422A JP2001105422A JP29071599A JP29071599A JP2001105422A JP 2001105422 A JP2001105422 A JP 2001105422A JP 29071599 A JP29071599 A JP 29071599A JP 29071599 A JP29071599 A JP 29071599A JP 2001105422 A JP2001105422 A JP 2001105422A
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリートミキサー車において、ミキサー
ドラムから排出される生コンクリートを受けるシュート
を旋回させるための旋回装置を、コンパクトにすると共
にその旋回角度を大きく設定しても、その旋回装置がシ
ュートなどに干渉しないようにした。 【解決手段】 シュート6を取り付けた回転支持軸8
に、取付フレーム7に取り付けた揺動モータMの揺動部
材24を貫通して固定し、この揺動部材24の所定角度
範囲の揺動制御により、シュート6を旋回制御する。
ドラムから排出される生コンクリートを受けるシュート
を旋回させるための旋回装置を、コンパクトにすると共
にその旋回角度を大きく設定しても、その旋回装置がシ
ュートなどに干渉しないようにした。 【解決手段】 シュート6を取り付けた回転支持軸8
に、取付フレーム7に取り付けた揺動モータMの揺動部
材24を貫通して固定し、この揺動部材24の所定角度
範囲の揺動制御により、シュート6を旋回制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートミキ
サー車に搭載されるミキサードラムから排出される生コ
ンクリートを外部に案内排出するためのシュートの旋回
装置に関するものである。
サー車に搭載されるミキサードラムから排出される生コ
ンクリートを外部に案内排出するためのシュートの旋回
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記シュートの旋回装置として、 a.ラックとピニオンを用いて行うようにしたもの(特
開昭54−75825号公報参照)。
開昭54−75825号公報参照)。
【0003】b.チエンとスプロケットを用いて行うよ
うにしたもの(実開昭61−31820号公報参照)。
うにしたもの(実開昭61−31820号公報参照)。
【0004】c.油圧シリンダを用いて行うようにした
もの(実開平1−153207号公報参照)。
もの(実開平1−153207号公報参照)。
【0005】などが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記aの旋
回装置は、左右への出張り部分を有して取付スペースが
大きくなり、特にシュートの旋回角度範囲を大きく設定
しようとすれば、ラックシリンダのロッドが長くなり、
旋回装置全体が左右方向に長く延長されて、シュートを
上下動させるときに、そのシュートあるいはそれを作動
させるアクチュエータなどに干渉してしまうという問題
があり、また、前記bあるいはcの旋回装置でも、その
取付スペースが大きくなり、その旋回装置やシュートな
どの部材の取付場所におのずと制限を受けるという問題
がある。
回装置は、左右への出張り部分を有して取付スペースが
大きくなり、特にシュートの旋回角度範囲を大きく設定
しようとすれば、ラックシリンダのロッドが長くなり、
旋回装置全体が左右方向に長く延長されて、シュートを
上下動させるときに、そのシュートあるいはそれを作動
させるアクチュエータなどに干渉してしまうという問題
があり、また、前記bあるいはcの旋回装置でも、その
取付スペースが大きくなり、その旋回装置やシュートな
どの部材の取付場所におのずと制限を受けるという問題
がある。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
ので、シュートの旋回装置全体を可及的にコンパクトに
形成して、前記問題を解決できるようにした、新規なコ
ンクリートミキサー車におけるシュート旋回装置を提供
することを目的とするものである。
ので、シュートの旋回装置全体を可及的にコンパクトに
形成して、前記問題を解決できるようにした、新規なコ
ンクリートミキサー車におけるシュート旋回装置を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本請求項1記載の発明によれば、車体フレーム上に
搭載されたミキサードラムの排出口下に、そのミキサー
ドラムから排出される生コンクリートを受けて外部に案
内放出するシュートを設けてなる、コンクリートミキサ
ー車において、前記車体フレーム上の取付フレームに、
前記シュートを支持した回転支持軸を縦軸線まわりに回
転自在に設け、この回転支持軸に、該軸を回転駆動する
揺動モータを貫通支持し、この揺動モータは、前記取付
フレームに回転不能に取り付けられるモータハウジング
と、前記回転支持軸に固定されて前記モータハウジング
内のモータ室に収容される揺動部材とを備え、前記揺動
部材は、前記モータ室への作動流体の供給制御により所
定の角度範囲で揺動可能であり、この揺動部材の揺動に
より前記回転支持軸を介して前記シュートを旋回制御で
きるようにしたことを特徴としており、かかる特徴によ
れば、シュートの旋回装置全体を可及的にコンパクトに
形成することができ、その取付場所に制限をうけること
が殆どなく、また、シュートは、その旋回角度を大きく
設定することができる。
め、本請求項1記載の発明によれば、車体フレーム上に
搭載されたミキサードラムの排出口下に、そのミキサー
ドラムから排出される生コンクリートを受けて外部に案
内放出するシュートを設けてなる、コンクリートミキサ
ー車において、前記車体フレーム上の取付フレームに、
前記シュートを支持した回転支持軸を縦軸線まわりに回
転自在に設け、この回転支持軸に、該軸を回転駆動する
揺動モータを貫通支持し、この揺動モータは、前記取付
フレームに回転不能に取り付けられるモータハウジング
と、前記回転支持軸に固定されて前記モータハウジング
内のモータ室に収容される揺動部材とを備え、前記揺動
部材は、前記モータ室への作動流体の供給制御により所
定の角度範囲で揺動可能であり、この揺動部材の揺動に
より前記回転支持軸を介して前記シュートを旋回制御で
きるようにしたことを特徴としており、かかる特徴によ
れば、シュートの旋回装置全体を可及的にコンパクトに
形成することができ、その取付場所に制限をうけること
が殆どなく、また、シュートは、その旋回角度を大きく
設定することができる。
【0009】また、上記目的を達成するため、本請求項
2記載の発明によれば、前記請求項1記載のものにおい
て、前記揺動モータは、円筒状に形成され、前記回転支
持軸に同心状に設けられていることを特徴としており、
かかる特徴によれば、シュートの旋回装置全体を一層コ
ンパクトに形成することができ、その取付場所に制限を
うけることがより少なくなり、また、シュートは、その
旋回角度を一層大きく設定することができる。
2記載の発明によれば、前記請求項1記載のものにおい
て、前記揺動モータは、円筒状に形成され、前記回転支
持軸に同心状に設けられていることを特徴としており、
かかる特徴によれば、シュートの旋回装置全体を一層コ
ンパクトに形成することができ、その取付場所に制限を
うけることがより少なくなり、また、シュートは、その
旋回角度を一層大きく設定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0011】図1は、本発明シュート旋回装置を備えた
コンクリートミキサー車の側面図、図2は、図1の2線
矢視のコンクリートミキサー車の後面図、図3は、シュ
ート旋回装置の側面図、図4は、図3の4線矢視部の、
図5の4−4線に沿う縦断面図、図5は、図4の5−5
線に沿う横断面図、図6は、図5の6−6線に沿う縦断
面図、図7は、シュート旋回装置の分解斜視図である。
コンクリートミキサー車の側面図、図2は、図1の2線
矢視のコンクリートミキサー車の後面図、図3は、シュ
ート旋回装置の側面図、図4は、図3の4線矢視部の、
図5の4−4線に沿う縦断面図、図5は、図4の5−5
線に沿う横断面図、図6は、図5の6−6線に沿う縦断
面図、図7は、シュート旋回装置の分解斜視図である。
【0012】図1,2において、コンクリートミキサー
車の車体フレームF上には、前、後部支持フレーム1,
2が一体に立設され、これらの支持フレーム1,2にミ
キサードラム3が回転自在に支持され、該ミキサードラ
ム3は後上がりに傾斜した回転軸線まわりに回転される
ように配置されていて、コンクリートミキサー車の走行
用エンジンにより伝動機構を介して随時に正、逆回転さ
れるようになっている。
車の車体フレームF上には、前、後部支持フレーム1,
2が一体に立設され、これらの支持フレーム1,2にミ
キサードラム3が回転自在に支持され、該ミキサードラ
ム3は後上がりに傾斜した回転軸線まわりに回転される
ように配置されていて、コンクリートミキサー車の走行
用エンジンにより伝動機構を介して随時に正、逆回転さ
れるようになっている。
【0013】ミキサードラム3の後端には、排出口4が
開口され、この排出口4の直下には、後部支持フレーム
2に支持されるスクープ5が配設されている。また、こ
のスクープ5の下方にはシュート6が配設され、ミキサ
ードラム3の排出口4より排出される生コンクリート
は、スクープ5を経てシュート6に落下し、そこから外
部に案内放出される。
開口され、この排出口4の直下には、後部支持フレーム
2に支持されるスクープ5が配設されている。また、こ
のスクープ5の下方にはシュート6が配設され、ミキサ
ードラム3の排出口4より排出される生コンクリート
は、スクープ5を経てシュート6に落下し、そこから外
部に案内放出される。
【0014】前記シュート6は、後部支持フレーム2
に、後に詳述する旋回装置により縦軸まわりに強制旋回
可能で、かつ、伸縮シリンダにより俯仰可能に支持され
ている。
に、後に詳述する旋回装置により縦軸まわりに強制旋回
可能で、かつ、伸縮シリンダにより俯仰可能に支持され
ている。
【0015】つぎに、図1,2に、図3〜7を参照し
て、この実施例の特徴である、シュート6の旋回装置の
構造について詳細に説明する。
て、この実施例の特徴である、シュート6の旋回装置の
構造について詳細に説明する。
【0016】前記後部支持フレーム2には、取付フレー
ム7が一体に突設されており、この取付フレーム7の先
部には、上縁にフランジ状のスラスト受部7aを有する
軸受筒7bが縦方向に一体に設けられ、この軸受筒7b
に、前記シュート6を支持する回転支持軸8が回転自在
に挿通支持され、該回転支持軸8は、その途中に固着し
たフランジ部8aが、前記スラスト受部7a上に支持さ
れて上下方向の位置が規制されている。
ム7が一体に突設されており、この取付フレーム7の先
部には、上縁にフランジ状のスラスト受部7aを有する
軸受筒7bが縦方向に一体に設けられ、この軸受筒7b
に、前記シュート6を支持する回転支持軸8が回転自在
に挿通支持され、該回転支持軸8は、その途中に固着し
たフランジ部8aが、前記スラスト受部7a上に支持さ
れて上下方向の位置が規制されている。
【0017】前記回転支持軸8には、そのフランジ部8
a上において、後に詳述する揺動モータMが同心状に一
体に設けられ、この揺動モータMの駆動により、該回転
支持軸8が所定の角度範囲で縦軸線まわりに正、逆回転
駆動されるようになっている。また、前記回転支持軸8
の上端には、その回転支持軸8に対して傾斜させた、チ
ャンネル材よりなる支持フレーム10の下端が連結ボル
ト11により固着され、この支持フレーム10の上端の
軸受部に、前記シュート6の裏面上部がピボット軸12
をもって支持されており、このシュート6はピボット軸
12まわりに俯仰可能である。
a上において、後に詳述する揺動モータMが同心状に一
体に設けられ、この揺動モータMの駆動により、該回転
支持軸8が所定の角度範囲で縦軸線まわりに正、逆回転
駆動されるようになっている。また、前記回転支持軸8
の上端には、その回転支持軸8に対して傾斜させた、チ
ャンネル材よりなる支持フレーム10の下端が連結ボル
ト11により固着され、この支持フレーム10の上端の
軸受部に、前記シュート6の裏面上部がピボット軸12
をもって支持されており、このシュート6はピボット軸
12まわりに俯仰可能である。
【0018】前記回転支持軸8の、軸受筒7bより延長
された下端には、伸縮シリンダ14の一端がピン連結1
5され、また、この伸縮シリンダ14の他端は、シュー
ト6の裏面下部にピン連結16されており、この伸縮シ
リンダ14の伸縮作動により、シュート6の、ピボット
軸12まわりの俯仰作動が強制的に行われる。
された下端には、伸縮シリンダ14の一端がピン連結1
5され、また、この伸縮シリンダ14の他端は、シュー
ト6の裏面下部にピン連結16されており、この伸縮シ
リンダ14の伸縮作動により、シュート6の、ピボット
軸12まわりの俯仰作動が強制的に行われる。
【0019】つぎに、この実施例の特徴である、揺動モ
ータMの構造を詳細に説明するに、この揺動モータM
は、図4〜7に明瞭に示すように、その外形が短円筒状
に形成されており、そのモータハウジング18は、リン
グ状の中間ケース20の両端面に、同じくリング状の、
対をなす第1、第2の外側ケース21,22をパッキン
を介して重ね合せ、それら三者20,21,22を複数
の連結ボルト23により一体に結合して構成されてい
る。中間ケース20の内径は、第1、第2の外側ケース
21,22の内径よりも大径に形成されていて、モータ
ハウジング18内に環状のモータ室27が形成される。
両端面の開放された、モータハウジング18内には、前
記回転支持軸8が貫通されて、該軸8にキー28が結合
される円筒状の揺動部材24が回転自在に収容され、こ
の揺動部材24の外周面と、モータハウジング18の第
1、第2の外側ケース21,22の内周面との間には、
それぞれOリング25,26が介在されていて、それら
間を流体密にシールしている。
ータMの構造を詳細に説明するに、この揺動モータM
は、図4〜7に明瞭に示すように、その外形が短円筒状
に形成されており、そのモータハウジング18は、リン
グ状の中間ケース20の両端面に、同じくリング状の、
対をなす第1、第2の外側ケース21,22をパッキン
を介して重ね合せ、それら三者20,21,22を複数
の連結ボルト23により一体に結合して構成されてい
る。中間ケース20の内径は、第1、第2の外側ケース
21,22の内径よりも大径に形成されていて、モータ
ハウジング18内に環状のモータ室27が形成される。
両端面の開放された、モータハウジング18内には、前
記回転支持軸8が貫通されて、該軸8にキー28が結合
される円筒状の揺動部材24が回転自在に収容され、こ
の揺動部材24の外周面と、モータハウジング18の第
1、第2の外側ケース21,22の内周面との間には、
それぞれOリング25,26が介在されていて、それら
間を流体密にシールしている。
【0020】揺動部材24の外周部の軸方向の中間部に
は、その径方向外方に向けて突起部24aが一体に形成
され、この突起部24aの円弧状の外周面は、モータ室
27の内周面に摺動自在に油密に接触している。また、
前記モータ室27内には、円弧状のストッパ30が収容
されており、このストッパ30はノックピン31によ
り、モータハウジング18の第1の外側ケース21に固
着されている。そして、このストッパ30の外周面はモ
ータハウジング18の内周面に油密に接触し、また、そ
の内周面は揺動部材24の外周面に油密に摺動自在に接
触しており、モータ室27内は、このストッパ30と、
前記揺動部材24の突起部24aにより、第1油室27
aと、第2油室27bとに分けられている。第1、第2
油室27a,27bには、モータハウジング18の第2
の外側ケース22に開口した、第1、第2ポート32,
33がそれぞれ連通されており、これら第1、第2ポー
ト32,33は、油圧ポンプ、切換弁、油溜などを備え
た油圧回路34に接続されている。そして、第1ポート
32に圧油が供給されると、揺動部材24は一方向(図
5、矢印a方向)に回動され、また、第2ポート33に
圧油が供給されると、揺動部材24は他方向(図5、矢
印b方向)に回動される。
は、その径方向外方に向けて突起部24aが一体に形成
され、この突起部24aの円弧状の外周面は、モータ室
27の内周面に摺動自在に油密に接触している。また、
前記モータ室27内には、円弧状のストッパ30が収容
されており、このストッパ30はノックピン31によ
り、モータハウジング18の第1の外側ケース21に固
着されている。そして、このストッパ30の外周面はモ
ータハウジング18の内周面に油密に接触し、また、そ
の内周面は揺動部材24の外周面に油密に摺動自在に接
触しており、モータ室27内は、このストッパ30と、
前記揺動部材24の突起部24aにより、第1油室27
aと、第2油室27bとに分けられている。第1、第2
油室27a,27bには、モータハウジング18の第2
の外側ケース22に開口した、第1、第2ポート32,
33がそれぞれ連通されており、これら第1、第2ポー
ト32,33は、油圧ポンプ、切換弁、油溜などを備え
た油圧回路34に接続されている。そして、第1ポート
32に圧油が供給されると、揺動部材24は一方向(図
5、矢印a方向)に回動され、また、第2ポート33に
圧油が供給されると、揺動部材24は他方向(図5、矢
印b方向)に回動される。
【0021】モータハウジング18の第1の外側ケース
21には、その外周面より外方に係合突起21aが一体
に突設されており、一方、前記取付フレーム7上には、
規制部材36が固着されており、この規制部材36に
は、前記係合突起21aが係脱可能に係合し得る係合凹
部36aが形成されている。そして、その係合突起21
aを、係合凹部36aに係合させると、揺動モータMの
モータハウジング18は取付フレーム7上の規制部材3
6を介して回転不能に保持される。
21には、その外周面より外方に係合突起21aが一体
に突設されており、一方、前記取付フレーム7上には、
規制部材36が固着されており、この規制部材36に
は、前記係合突起21aが係脱可能に係合し得る係合凹
部36aが形成されている。そして、その係合突起21
aを、係合凹部36aに係合させると、揺動モータMの
モータハウジング18は取付フレーム7上の規制部材3
6を介して回転不能に保持される。
【0022】揺動モータMは、その揺動部材24の内周
面を回転支持軸8の中間部にキー28を嵌合させて、そ
のモータハウジング18を回転支持軸8に支持させ、さ
らに、その第1の外側ケース21の係合突起21aを、
前記規制部材36の係合凹部36aに係合させる。これ
により、前記揺動モータMは、そのモータハウジング1
8が取付フレーム7に規制部材36を介して回転不能に
支持されると共にその揺動部材24が回転支持軸8に一
体に結合される。
面を回転支持軸8の中間部にキー28を嵌合させて、そ
のモータハウジング18を回転支持軸8に支持させ、さ
らに、その第1の外側ケース21の係合突起21aを、
前記規制部材36の係合凹部36aに係合させる。これ
により、前記揺動モータMは、そのモータハウジング1
8が取付フレーム7に規制部材36を介して回転不能に
支持されると共にその揺動部材24が回転支持軸8に一
体に結合される。
【0023】つぎに、この実施例の作用について説明す
る。
る。
【0024】いま、ミキサードラム3の逆転駆動によ
り、その排出口4より排出される生コンクリートは、ス
クープ5に案内されてシュート6に導かれ、そのシュー
ト6を通って、そのシュート6の延長線上の排出場所に
放出される。そして、伸縮シリンダ14の伸縮作動制御
により、シュート6はピボット軸12まわりに俯仰揺動
してシュート6より排出される生コンクリートの放出距
離を変えることができ、また、揺動モータMの揺動制御
により縦軸まわりに所定の角度で左右に旋回制御され、
生コンクリートの排出場所を変えることができる。
り、その排出口4より排出される生コンクリートは、ス
クープ5に案内されてシュート6に導かれ、そのシュー
ト6を通って、そのシュート6の延長線上の排出場所に
放出される。そして、伸縮シリンダ14の伸縮作動制御
により、シュート6はピボット軸12まわりに俯仰揺動
してシュート6より排出される生コンクリートの放出距
離を変えることができ、また、揺動モータMの揺動制御
により縦軸まわりに所定の角度で左右に旋回制御され、
生コンクリートの排出場所を変えることができる。
【0025】しかして、揺動モータMによるシュート6
の旋回制御はつぎのように行われる。すなわち、油圧回
路34からの圧油を第1ポート32より第1油室27a
に供給すれば、第2油室27b内の油を外部に排出しつ
つ、揺動部材24は一方向(図5、矢印a方向)に回動
し、回転支持軸8を介してシュート6を同方向に旋回す
ることができる。そして、揺動部材24の突起部24a
が、ストッパ30の一端に係合するに至れば、この揺動
部材24は一方向への回動が抑止されて、シュート6の
一方向への最大旋回角度が規制され、また、油圧回路3
4からの圧油を第2ポート33より第2油室27bに供
給すれば、第1油室27a内の油を外部に排出しつつ、
揺動部材24は他方向(図5、矢印b方向)に回動し、
回転支持軸8を介してシュート6を同方向に旋回するこ
とができる。そして、揺動部材24の突起部24aが、
ストッパ30の他端に係合するに至れば、この揺動部材
24は他方向への回動が抑止されて、シュート6の他方
向への最大旋回角度が規制される。
の旋回制御はつぎのように行われる。すなわち、油圧回
路34からの圧油を第1ポート32より第1油室27a
に供給すれば、第2油室27b内の油を外部に排出しつ
つ、揺動部材24は一方向(図5、矢印a方向)に回動
し、回転支持軸8を介してシュート6を同方向に旋回す
ることができる。そして、揺動部材24の突起部24a
が、ストッパ30の一端に係合するに至れば、この揺動
部材24は一方向への回動が抑止されて、シュート6の
一方向への最大旋回角度が規制され、また、油圧回路3
4からの圧油を第2ポート33より第2油室27bに供
給すれば、第1油室27a内の油を外部に排出しつつ、
揺動部材24は他方向(図5、矢印b方向)に回動し、
回転支持軸8を介してシュート6を同方向に旋回するこ
とができる。そして、揺動部材24の突起部24aが、
ストッパ30の他端に係合するに至れば、この揺動部材
24は他方向への回動が抑止されて、シュート6の他方
向への最大旋回角度が規制される。
【0026】以上のように、揺動モータMの第1,第2
油室27a,27bへの作動油の供給制御により、シュ
ート6を左右の最大旋回角度に至るまで、任意の旋回角
度に旋回制御することができる。そして、前記ストッパ
30の長さを変えることにより、その最大旋回角度を変
更することができる。
油室27a,27bへの作動油の供給制御により、シュ
ート6を左右の最大旋回角度に至るまで、任意の旋回角
度に旋回制御することができる。そして、前記ストッパ
30の長さを変えることにより、その最大旋回角度を変
更することができる。
【0027】ところで、前記揺動モータMは、短円筒状
に形成されていて回転支持軸8に同心状に設けられてお
り、シュート6の最大旋回角度を大きく設定してもその
大きさや作動軌跡が変わることがなく、シュート6など
の他の部材に干渉することが回避される。
に形成されていて回転支持軸8に同心状に設けられてお
り、シュート6の最大旋回角度を大きく設定してもその
大きさや作動軌跡が変わることがなく、シュート6など
の他の部材に干渉することが回避される。
【0028】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はそれらの実施例に限定されることなく、本
発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
が、本発明はそれらの実施例に限定されることなく、本
発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0029】たとえば、前記実施例では、揺動モータの
モータハウジングは、取付フレームに規制部材を介して
取付フレームに回転不能に取り付けられるが、このモー
タハウジングは、ボルトなどの他の取付手段により、取
付フレームに回転不能に取り付けてもよい。また、前記
実施例では、揺動モータは油圧により駆動されるように
構成されるが、これを他の流体圧により駆動するように
してもよい。
モータハウジングは、取付フレームに規制部材を介して
取付フレームに回転不能に取り付けられるが、このモー
タハウジングは、ボルトなどの他の取付手段により、取
付フレームに回転不能に取り付けてもよい。また、前記
実施例では、揺動モータは油圧により駆動されるように
構成されるが、これを他の流体圧により駆動するように
してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本請求項1記載の発明に
よれば、シュートの旋回装置全体をコンパクトに形成す
ることができ、その取付場所に制限をうけることが殆ど
なく、また、シュートは、その旋回角度を大きく設定す
ることができる。
よれば、シュートの旋回装置全体をコンパクトに形成す
ることができ、その取付場所に制限をうけることが殆ど
なく、また、シュートは、その旋回角度を大きく設定す
ることができる。
【0031】また、本請求項2記載の発明によれば、シ
ュートの旋回装置全体を一層コンパクトに形成すること
ができ、その取付場所に制限をうけることがより少なく
なり、また、シュートは、その旋回角度を一層大きく設
定することができる。
ュートの旋回装置全体を一層コンパクトに形成すること
ができ、その取付場所に制限をうけることがより少なく
なり、また、シュートは、その旋回角度を一層大きく設
定することができる。
【図1】シュート旋回装置を備えたコンクリートミキサ
ー車の側面図
ー車の側面図
【図2】図1の2線矢視のコンクリートミキサー車の後
面図
面図
【図3】シュート旋回装置の側面図
【図4】図3の4線矢視部の、図5の4−4線に沿う縦
断面図
断面図
【図5】図4の5−5線に沿う横断面図
【図6】図5の6−6線に沿う縦断面図
【図7】シュート旋回装置の分解斜視図
3・・・・・・・ミキサードラム 4・・・・・・・排出口 6・・・・・・・シュート 7・・・・・・・取付フレーム 8・・・・・・・回転支持軸 18・・・・・・モータハウジング 24・・・・・・揺動部材 27・・・・・・モータ室 F・・・・・・・車体フレーム M・・・・・・・揺動モータ
Claims (2)
- 【請求項1】 車体フレーム(F)上に搭載されたミキ
サードラム(3)の排出口(4)下に、そのミキサード
ラム(3)から排出される生コンクリートを受けて外部
に案内放出するシュート(6)を設けてなる、コンクリ
ートミキサー車において、 前記車体フレーム(F)上の取付フレーム(7)に、前
記シュート(6)を支持した回転支持軸(8)を縦軸線
まわりに回転自在に設け、この回転支持軸(8)に、該
軸(8)を回転駆動する揺動モータ(M)を貫通支持
し、この揺動モータ(M)は、前記取付フレーム(7)
に回転不能に取り付けられるモータハウジング(18)
と、前記回転支持軸(8)に固定されて前記モータハウ
ジング(18)内のモータ室(27)に収容される揺動
部材(24)とを備え、前記揺動部材(24)は、前記
モータ室(27)への作動流体の供給制御により所定の
角度範囲で揺動可能であり、この揺動部材(24)の揺
動により前記回転支持軸(8)を介して前記シュート
(6)を旋回制御できるようにしたことを特徴とする、
コンクリートミキサー車におけるシュート旋回装置。 - 【請求項2】 前記揺動モータ(M)は、円筒状に形成
され、前記回転支持軸(8)に同心状に設けられている
ことを特徴とする、前記請求項1記載の、コンクリート
ミキサー車におけるシュート旋回装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29071599A JP2001105422A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | コンクリートミキサー車におけるシュート旋回装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29071599A JP2001105422A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | コンクリートミキサー車におけるシュート旋回装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001105422A true JP2001105422A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17759592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29071599A Pending JP2001105422A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | コンクリートミキサー車におけるシュート旋回装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001105422A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014064828A1 (ja) | 2012-10-26 | 2014-05-01 | カヤバ工業株式会社 | シュート旋回規制機構 |
KR200481162Y1 (ko) * | 2016-05-17 | 2016-08-31 | 선진정공 주식회사 | 믹서 트럭의 믹서 드럼용 가변형 고정구조 |
CN107344400A (zh) * | 2016-05-05 | 2017-11-14 | 江苏宜安建设有限公司 | 一种混凝土防撒装置 |
CN107720086A (zh) * | 2017-09-20 | 2018-02-23 | 安徽农业大学 | 一种农产品喷码机和扫码机的可变位置下料口 |
CN111421669A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-07-17 | 马敬 | 一种混凝土生产用摆动式混合装置 |
-
1999
- 1999-10-13 JP JP29071599A patent/JP2001105422A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014064828A1 (ja) | 2012-10-26 | 2014-05-01 | カヤバ工業株式会社 | シュート旋回規制機構 |
CN107344400A (zh) * | 2016-05-05 | 2017-11-14 | 江苏宜安建设有限公司 | 一种混凝土防撒装置 |
KR200481162Y1 (ko) * | 2016-05-17 | 2016-08-31 | 선진정공 주식회사 | 믹서 트럭의 믹서 드럼용 가변형 고정구조 |
CN107720086A (zh) * | 2017-09-20 | 2018-02-23 | 安徽农业大学 | 一种农产品喷码机和扫码机的可变位置下料口 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051003 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061011 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061211 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070801 |