JPH0754757A - 可変容量型油圧モータの斜板角制御装置 - Google Patents
可変容量型油圧モータの斜板角制御装置Info
- Publication number
- JPH0754757A JPH0754757A JP5199543A JP19954393A JPH0754757A JP H0754757 A JPH0754757 A JP H0754757A JP 5199543 A JP5199543 A JP 5199543A JP 19954393 A JP19954393 A JP 19954393A JP H0754757 A JPH0754757 A JP H0754757A
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- hydraulic
- motor
- hydraulic cylinders
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可変容量型油圧モータの斜板角制御装置にお
いて、斜板角変更用の油圧シリンダの小型化を可能にす
るとともに、斜板角の安定化を図る。 【構成】 斜板9を本体ケースにトラニオン軸を介して
枢支連結するとともに、斜板9をシリンダブロック側に
向けて押圧する斜板傾動用の一対の油圧シリンダ18,
19を前記トラニオン軸の軸心の両側に位置させて駆動
室の内奥底部に装備し、モータ駆動用の一対の油路f,
rのそれぞれに接続した高圧選択用のシャトル弁21を
設けるとともに、このシャトル弁21と前記両油圧シリ
ンダ18,19とを流路切換弁22を介して接続し、流
路切換弁22の操作によって両油圧シリンダ18,19
の一方のみ選択的にモータ駆動用圧油を供給して、斜板
9を低速姿勢あるいは高速姿勢とに切換え保持可能に構
成する。
いて、斜板角変更用の油圧シリンダの小型化を可能にす
るとともに、斜板角の安定化を図る。 【構成】 斜板9を本体ケースにトラニオン軸を介して
枢支連結するとともに、斜板9をシリンダブロック側に
向けて押圧する斜板傾動用の一対の油圧シリンダ18,
19を前記トラニオン軸の軸心の両側に位置させて駆動
室の内奥底部に装備し、モータ駆動用の一対の油路f,
rのそれぞれに接続した高圧選択用のシャトル弁21を
設けるとともに、このシャトル弁21と前記両油圧シリ
ンダ18,19とを流路切換弁22を介して接続し、流
路切換弁22の操作によって両油圧シリンダ18,19
の一方のみ選択的にモータ駆動用圧油を供給して、斜板
9を低速姿勢あるいは高速姿勢とに切換え保持可能に構
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クローラ型走行装置の
駆動用等に利用される可変容量型油圧モータの斜板角を
調節制御する装置に関する。
駆動用等に利用される可変容量型油圧モータの斜板角を
調節制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記可変容量型油圧モータは、本体ケー
スに形成した駆動室に、アキシャル型の多数のプランジ
ャを配列装備したシリンダブロックを回転自在に軸支す
るとともに、前記駆動室の内奥部に、各プランジャの先
端部を受け止める斜板を装備固定し、前記斜板を傾動可
能に本体ケースに支持するとともに、プランジャと反対
側から斜板を押圧して傾動させる油圧シリンダを本体ケ
ースに装備した構造となっており、前記斜板の角度を制
御する装置しては、例えば図7に示すものが知られてい
る。つまり、斜板9をバネ等の付勢手段30によって常
に低速側に付勢し、この斜板9を高速側に傾動させる一
対の油圧シリンダ31a,31bを設け、各油圧シリン
ダ31a,31bを速度切換え弁32を介して一対のモ
ータ駆動用油路f,rにそれぞれ接続し、低速設定時に
は図示のように両油圧シリンダ31a,31bから排油
することで斜板9を付勢手段30によって低速側に保持
し、パイロット弁33を踏み込み操作して速度切換え弁
32を高速に設定した時には、両油圧シリンダ31a,
31bを一対のモータ駆動用油路f,rに連通すること
で、制御弁20の正転位置切換えによってモータ駆動用
油路fに供給される正転駆動用圧油で一方の油圧シリン
ダ31aを進出作動させ、制御弁20の逆転位置切換え
によってモータ駆動用油路rに供給された逆転駆動用圧
油で他方の油圧シリンダ31bを進出作動させて、斜板
9を付勢手段30に抗して高速側に傾動させるように構
成されている。
スに形成した駆動室に、アキシャル型の多数のプランジ
ャを配列装備したシリンダブロックを回転自在に軸支す
るとともに、前記駆動室の内奥部に、各プランジャの先
端部を受け止める斜板を装備固定し、前記斜板を傾動可
能に本体ケースに支持するとともに、プランジャと反対
側から斜板を押圧して傾動させる油圧シリンダを本体ケ
ースに装備した構造となっており、前記斜板の角度を制
御する装置しては、例えば図7に示すものが知られてい
る。つまり、斜板9をバネ等の付勢手段30によって常
に低速側に付勢し、この斜板9を高速側に傾動させる一
対の油圧シリンダ31a,31bを設け、各油圧シリン
ダ31a,31bを速度切換え弁32を介して一対のモ
ータ駆動用油路f,rにそれぞれ接続し、低速設定時に
は図示のように両油圧シリンダ31a,31bから排油
することで斜板9を付勢手段30によって低速側に保持
し、パイロット弁33を踏み込み操作して速度切換え弁
32を高速に設定した時には、両油圧シリンダ31a,
31bを一対のモータ駆動用油路f,rに連通すること
で、制御弁20の正転位置切換えによってモータ駆動用
油路fに供給される正転駆動用圧油で一方の油圧シリン
ダ31aを進出作動させ、制御弁20の逆転位置切換え
によってモータ駆動用油路rに供給された逆転駆動用圧
油で他方の油圧シリンダ31bを進出作動させて、斜板
9を付勢手段30に抗して高速側に傾動させるように構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、付勢手段で斜板を低速側に押圧保持しているので、
例えばこの付勢力をプランジャ押圧力として得る場合に
は、プランジャ押圧力の変動によって斜板姿勢が不安定
となってしまうおそれがある。又、斜板を低速側に押圧
保持する付勢力をバネ等で得るとすると、斜板を低速姿
勢に安定保持するために大きい付勢力のバネにする必要
があり、そのために、油圧シリンダで斜板を付勢力に抗
して高速姿勢に傾動させる際に、油圧シリンダに大きい
押圧力が必要となり、油圧シリンダを大径に構成しなけ
ればならなくなる等の問題があった。
は、付勢手段で斜板を低速側に押圧保持しているので、
例えばこの付勢力をプランジャ押圧力として得る場合に
は、プランジャ押圧力の変動によって斜板姿勢が不安定
となってしまうおそれがある。又、斜板を低速側に押圧
保持する付勢力をバネ等で得るとすると、斜板を低速姿
勢に安定保持するために大きい付勢力のバネにする必要
があり、そのために、油圧シリンダで斜板を付勢力に抗
して高速姿勢に傾動させる際に、油圧シリンダに大きい
押圧力が必要となり、油圧シリンダを大径に構成しなけ
ればならなくなる等の問題があった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、油圧シリンダを大径に構成する必要な
く、斜板を低速姿勢と高速姿勢とに安定保持できるよう
にすることを目的としている。
たものであって、油圧シリンダを大径に構成する必要な
く、斜板を低速姿勢と高速姿勢とに安定保持できるよう
にすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る可変容量型油圧モータの斜板角制御装
置は、本体ケースに形成した駆動室に、アキシャル型の
多数のプランジャを配列装備したシリンダブロックを回
転自在に軸支するとともに、前記駆動室の内奥部に、各
プランジャの先端部を受け止める斜板を装備固定し、前
記斜板を傾動可能に本体ケースに支持するとともに、プ
ランジャと反対側から斜板を押圧して傾動させる油圧シ
リンダを本体ケースに装備した可変容量型油圧モータの
斜板角制御装置であって、前記斜板を本体ケースにトラ
ニオン軸を介して枢支連結するとともに、斜板をシリン
ダブロック側に向けて押圧する斜板傾動用の一対の油圧
シリンダを前記トラニオン軸の軸心の両側に位置させて
前記駆動室の内奥底部に装備し、モータ駆動用の一対の
油路のそれぞれに接続した高圧選択用のシャトル弁を設
けるとともに、このシャトル弁と前記両油圧シリンダと
を流路切換弁を介して接続し、流路切換弁の操作によっ
て両油圧シリンダの一方のみ選択的にモータ駆動用圧油
を供給して、斜板を低速姿勢あるいは高速姿勢とに切換
え保持可能に構成してあることを特徴とする。
に、本発明に係る可変容量型油圧モータの斜板角制御装
置は、本体ケースに形成した駆動室に、アキシャル型の
多数のプランジャを配列装備したシリンダブロックを回
転自在に軸支するとともに、前記駆動室の内奥部に、各
プランジャの先端部を受け止める斜板を装備固定し、前
記斜板を傾動可能に本体ケースに支持するとともに、プ
ランジャと反対側から斜板を押圧して傾動させる油圧シ
リンダを本体ケースに装備した可変容量型油圧モータの
斜板角制御装置であって、前記斜板を本体ケースにトラ
ニオン軸を介して枢支連結するとともに、斜板をシリン
ダブロック側に向けて押圧する斜板傾動用の一対の油圧
シリンダを前記トラニオン軸の軸心の両側に位置させて
前記駆動室の内奥底部に装備し、モータ駆動用の一対の
油路のそれぞれに接続した高圧選択用のシャトル弁を設
けるとともに、このシャトル弁と前記両油圧シリンダと
を流路切換弁を介して接続し、流路切換弁の操作によっ
て両油圧シリンダの一方のみ選択的にモータ駆動用圧油
を供給して、斜板を低速姿勢あるいは高速姿勢とに切換
え保持可能に構成してあることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によると、流路切換弁を低速に設定す
ると、モータ正転時には正転用のモータ駆動用圧油がシ
ャトル弁を介して一方の油圧シリンダにのみ供給され
て、斜板は低速姿勢に傾動されて押圧保持され、又、モ
ータ逆転時には逆転用のモータ駆動用圧油がシャトル弁
を介して他方の油圧シリンダにのみ供給されて、斜板は
低速姿勢に傾動されて押圧保持される。流路切換弁を高
速に設定した場合も、モータ正転時には正転用のモータ
駆動用圧油がシャトル弁を介して一方の油圧シリンダに
のみ供給されて、斜板は高速姿勢に傾動されて押圧保持
され、又、モータ逆転時には逆転用のモータ駆動用圧油
がシャトル弁を介して他方の油圧シリンダにのみ供給さ
れて、斜板は高速姿勢に傾動されて押圧保持される。つ
まり、低速あるいは高速のいずれに設定しても、斜板は
一対の油圧シリンダのいずれか一方のみの押圧力を受け
て、低速姿勢あるいは高速姿勢に安定的に保持されるこ
とになる。
ると、モータ正転時には正転用のモータ駆動用圧油がシ
ャトル弁を介して一方の油圧シリンダにのみ供給され
て、斜板は低速姿勢に傾動されて押圧保持され、又、モ
ータ逆転時には逆転用のモータ駆動用圧油がシャトル弁
を介して他方の油圧シリンダにのみ供給されて、斜板は
低速姿勢に傾動されて押圧保持される。流路切換弁を高
速に設定した場合も、モータ正転時には正転用のモータ
駆動用圧油がシャトル弁を介して一方の油圧シリンダに
のみ供給されて、斜板は高速姿勢に傾動されて押圧保持
され、又、モータ逆転時には逆転用のモータ駆動用圧油
がシャトル弁を介して他方の油圧シリンダにのみ供給さ
れて、斜板は高速姿勢に傾動されて押圧保持される。つ
まり、低速あるいは高速のいずれに設定しても、斜板は
一対の油圧シリンダのいずれか一方のみの押圧力を受け
て、低速姿勢あるいは高速姿勢に安定的に保持されるこ
とになる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によれば、低速あるいは
高速のいずれに設定においても斜板角制御用の油圧シリ
ンダの押圧力で斜板角度を保持する形態を採用したこと
で、斜板姿勢の安定化を図ることができた。又、低速姿
勢に保持する付勢手段に抗して斜板を高速姿勢へ傾動さ
せる必要がないので、斜板を高速姿勢へ傾動させるため
の押圧力が小さくてすみ、油圧シリンダの小径小型化が
可能となる。
高速のいずれに設定においても斜板角制御用の油圧シリ
ンダの押圧力で斜板角度を保持する形態を採用したこと
で、斜板姿勢の安定化を図ることができた。又、低速姿
勢に保持する付勢手段に抗して斜板を高速姿勢へ傾動さ
せる必要がないので、斜板を高速姿勢へ傾動させるため
の押圧力が小さくてすみ、油圧シリンダの小径小型化が
可能となる。
【0008】
【実施例】図6に、本発明の可変容量型油圧モータMを
バックホウ等の建設機械におけるクローラ走行装置の高
低速度切り換え可能な駆動用モータに利用した場合の駆
動部が、又、図1に油圧モータMの断面が示されてい
る。油圧モータMの本体ケース1はフランジ1aを介し
て機体のフレーム(トラックフレーム)2の外側面に連
結固定され、フレーム2側に向けて開口する駆動室Dを
備えるとともに、この駆動室Dの開口部が直列に連結さ
れる2個の油圧ブロック3,4によって閉塞されてい
る。駆動室Dの中心には、回転軸5が水平に支架される
とともに、多数のアキシャル型のプランジャ6を周方向
に沿って配列装備したシリンダブロック7が回転軸5に
取り付けられている。又、駆動室Dの内奥にはプランジ
ャ6群の回動ヘッド6aをスラストプレート8を介して
受け止める斜板9が固定装備されている。
バックホウ等の建設機械におけるクローラ走行装置の高
低速度切り換え可能な駆動用モータに利用した場合の駆
動部が、又、図1に油圧モータMの断面が示されてい
る。油圧モータMの本体ケース1はフランジ1aを介し
て機体のフレーム(トラックフレーム)2の外側面に連
結固定され、フレーム2側に向けて開口する駆動室Dを
備えるとともに、この駆動室Dの開口部が直列に連結さ
れる2個の油圧ブロック3,4によって閉塞されてい
る。駆動室Dの中心には、回転軸5が水平に支架される
とともに、多数のアキシャル型のプランジャ6を周方向
に沿って配列装備したシリンダブロック7が回転軸5に
取り付けられている。又、駆動室Dの内奥にはプランジ
ャ6群の回動ヘッド6aをスラストプレート8を介して
受け止める斜板9が固定装備されている。
【0009】本体ケース1の前部には、回転ケース10
がベアリング11を介して回転自在に外嵌装着され、こ
の回転ケース10にクローラベルト12に係合する駆動
スプロケット13が連結されている。又、本体ケース1
の前面中心には、前記回転軸5に同心に連結した出力軸
14が備えられ、この出力軸14と回転ケース9とが回
転ケース10に内装した遊星ギヤ式の減速機構15を介
して連動連結されている。
がベアリング11を介して回転自在に外嵌装着され、こ
の回転ケース10にクローラベルト12に係合する駆動
スプロケット13が連結されている。又、本体ケース1
の前面中心には、前記回転軸5に同心に連結した出力軸
14が備えられ、この出力軸14と回転ケース9とが回
転ケース10に内装した遊星ギヤ式の減速機構15を介
して連動連結されている。
【0010】図3および図4に示すように、前記斜板9
の外周対角位置には、斜板受圧面の中心においてモータ
軸心Xと直交する軸心Yを有する一対のトラニオン軸1
6が突設され、各トラニオン軸16を回転自在に内嵌支
持する一対の軸受けブロック17が、駆動室Dの内奥底
面に着脱自在にボルト固定されている。
の外周対角位置には、斜板受圧面の中心においてモータ
軸心Xと直交する軸心Yを有する一対のトラニオン軸1
6が突設され、各トラニオン軸16を回転自在に内嵌支
持する一対の軸受けブロック17が、駆動室Dの内奥底
面に着脱自在にボルト固定されている。
【0011】又、本体ケース1には、トラニオン軸16
の軸心Yに対して対称に斜板角変更用の一対の油圧シリ
ンダ18,19およびこれへの油路l,hが形成されて
おり、油圧シリンダ18にのみ圧油が供給されてそのプ
ランジャ18aが進出すると、図1のように斜板9の傾
斜角が大きく設定されて低速状態がもたらされ、逆に、
油圧シリンダ19にのみ圧油が供給されてそのプランジ
ャ19aが進出すると、図2にように斜板9の傾斜角が
小さく設定されて高速状態がもたらされるようになって
いる。ここで、斜板9の背面には、駆動室Dの内奥底面
との接当によって斜板5の傾斜角を設定する比較的小面
積の座面sが隆起形成されている。
の軸心Yに対して対称に斜板角変更用の一対の油圧シリ
ンダ18,19およびこれへの油路l,hが形成されて
おり、油圧シリンダ18にのみ圧油が供給されてそのプ
ランジャ18aが進出すると、図1のように斜板9の傾
斜角が大きく設定されて低速状態がもたらされ、逆に、
油圧シリンダ19にのみ圧油が供給されてそのプランジ
ャ19aが進出すると、図2にように斜板9の傾斜角が
小さく設定されて高速状態がもたらされるようになって
いる。ここで、斜板9の背面には、駆動室Dの内奥底面
との接当によって斜板5の傾斜角を設定する比較的小面
積の座面sが隆起形成されている。
【0012】図5に、この油圧モータMの駆動用油圧回
路図が示されている。図において、20は走行用制御弁
であって、図示しない操縦レバーに連係して機械式ある
いは油圧パイロット式に切り換え操作されることで、ポ
ートP1 あるいはポートP2 に圧油を供給して油圧モー
タMを正転駆動あるいは逆転駆動することができる。
又、21は、正転駆動用油路fおよび逆転駆動用油路r
に連通接続された高圧選択用のシャトル弁であり、選択
された正転駆動用あるいは逆転駆動用の圧油を前記斜板
角変更用の油圧シリンダ18あるいは19に供給する。
又、22は、シャトル弁21と油圧シリンダ18および
19との間に介在した油圧パイロット式の流路切換弁で
あり、パイロット圧が印加されない常態では、図示のよ
うに、シャトル弁21からの圧油を油圧シリンダ18へ
の油路lに供給するとともに他方の油圧シリンダ19へ
の油路hをドレン油路dに連通し、又、パイロット圧が
印加されると、シャトル弁21からの圧油を油圧シリン
ダ19への油路hに供給するとともに他方の油圧シリン
ダ18への油路lをドレン油路dに連通するよう構成さ
れている。そして、前記油圧ブロック3にシャトル弁2
1、流路切換弁22、および、カウンターバランス弁2
3が組み込まれ、前記油圧ブロック4にショックレス機
構24が組み込まれている。
路図が示されている。図において、20は走行用制御弁
であって、図示しない操縦レバーに連係して機械式ある
いは油圧パイロット式に切り換え操作されることで、ポ
ートP1 あるいはポートP2 に圧油を供給して油圧モー
タMを正転駆動あるいは逆転駆動することができる。
又、21は、正転駆動用油路fおよび逆転駆動用油路r
に連通接続された高圧選択用のシャトル弁であり、選択
された正転駆動用あるいは逆転駆動用の圧油を前記斜板
角変更用の油圧シリンダ18あるいは19に供給する。
又、22は、シャトル弁21と油圧シリンダ18および
19との間に介在した油圧パイロット式の流路切換弁で
あり、パイロット圧が印加されない常態では、図示のよ
うに、シャトル弁21からの圧油を油圧シリンダ18へ
の油路lに供給するとともに他方の油圧シリンダ19へ
の油路hをドレン油路dに連通し、又、パイロット圧が
印加されると、シャトル弁21からの圧油を油圧シリン
ダ19への油路hに供給するとともに他方の油圧シリン
ダ18への油路lをドレン油路dに連通するよう構成さ
れている。そして、前記油圧ブロック3にシャトル弁2
1、流路切換弁22、および、カウンターバランス弁2
3が組み込まれ、前記油圧ブロック4にショックレス機
構24が組み込まれている。
【0013】前記流路切換弁22は、通常はパイロット
圧が印加されない状態にあって、低速用の油圧シリンダ
18にのみ圧油が供給されて、図1に示すように、斜板
9が低速姿勢に押圧保持され、又、ペダル操作でパイロ
ット弁24を切換え操作してパイロット圧を流路切換弁
22に印加し、流路切換弁22を逆位置に切換えると、
高速用の油圧シリンダ19にのみ圧油が供給されて、図
2に示すように、斜板9が高速姿勢に傾動して押圧保持
されるようになっている。
圧が印加されない状態にあって、低速用の油圧シリンダ
18にのみ圧油が供給されて、図1に示すように、斜板
9が低速姿勢に押圧保持され、又、ペダル操作でパイロ
ット弁24を切換え操作してパイロット圧を流路切換弁
22に印加し、流路切換弁22を逆位置に切換えると、
高速用の油圧シリンダ19にのみ圧油が供給されて、図
2に示すように、斜板9が高速姿勢に傾動して押圧保持
されるようになっている。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変容量型油圧モータの低速状態
での縦断側面図
での縦断側面図
【図2】本発明に係る可変容量型油圧モータの高速状態
での縦断側面図
での縦断側面図
【図3】斜板支持部を示す正面図
【図4】斜板支持部の要部側面図
【図5】油圧回路図
【図6】油圧モータを走行装置に組付けた状態の側面図
【図7】従来例の斜板制御用の油圧回路図
1 本体ケース 2 フレーム 3 油圧ブロック 6 プランジャ 7 シリンダブロック 9 斜板 10 回転ケース 15 減速機構 16 トラニオン軸 17 軸受けブロック 18,19 油圧シリンダ 21 シャトル弁 22 流路切換弁 D 駆動室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 彰 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 石岡 哲夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 花野 浩也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (1)
- 【請求項1】 本体ケース(1)に形成した駆動室
(D)に、アキシャル型の多数のプランジャ(6)を配
列装備したシリンダブロック(7)を回転自在に軸支す
るとともに、前記駆動室(D)の内奥部に、各プランジ
ャ(6)の先端部を受け止める斜板(9)を装備固定
し、前記斜板(9)を軸心(Y)を中心に傾動可能に本
体ケース(1)に支持するとともに、プランジャ(6)
と反対側から斜板(9)を押圧して傾動させる油圧シリ
ンダを本体ケース(1)に装備した可変容量型油圧モー
タの斜板角制御装置であって、 前記斜板(9)を本体ケース(1)にトラニオン軸(1
6)を介して枢支連結するとともに、斜板(9)をシリ
ンダブロック(7)側に向けて押圧する斜板傾動用の一
対の油圧シリンダ(18),(19)を前記トラニオン
軸(16)の軸心(Y)の両側に位置させて前記駆動室
(D)の内奥底部に装備し、 モータ駆動用の一対の油路(f),(r)のそれぞれに
接続した高圧選択用のシャトル弁(21)を設けるとと
もに、このシャトル弁(21)と前記両油圧シリンダ
(18),(19)とを流路切換弁(22)を介して接
続し、流路切換弁(22)の操作によって両油圧シリン
ダ(18),(19)の一方のみ選択的にモータ駆動用
圧油を供給して、斜板(9)を低速姿勢あるいは高速姿
勢とに切換え保持可能に構成してある可変容量型油圧モ
ータの斜板角制御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5199543A JPH0754757A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 可変容量型油圧モータの斜板角制御装置 |
GB9406623A GB2280936B (en) | 1993-08-11 | 1994-04-05 | Structure for adjusting swash plate angle of a variable displacement hydraulic motor |
US08/224,646 US5560277A (en) | 1993-08-11 | 1994-04-07 | Structure for adjusting swash plate angle of a variable displacement hydraulic motor |
KR1019940007597A KR0150661B1 (ko) | 1993-08-11 | 1994-04-12 | 가변용량형 유압모터의 경사판각 조정구조 |
DE4413792A DE4413792A1 (de) | 1993-08-11 | 1994-04-20 | Konstruktion zum Einstellen eines Taumelscheibenwinkels eines hydraulischen Verstellmotors |
FR9405522A FR2708971B1 (fr) | 1993-08-11 | 1994-05-05 | Structure pour ajuster l'inclinaison du plateau oscillant d'un moteur hydraulique à cylindrée variable. |
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WO2011048958A1 (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | カヤバ工業株式会社 | 液圧モータ駆動装置 |
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1993
- 1993-08-11 JP JP5199543A patent/JPH0754757A/ja active Pending
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CN115711210B (zh) * | 2022-12-02 | 2023-10-13 | 青岛力克川液压机械有限公司 | 变量机构及采用该变量机构的柱塞泵和柱塞马达 |
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