JPH0443601Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0443601Y2
JPH0443601Y2 JP1986076021U JP7602186U JPH0443601Y2 JP H0443601 Y2 JPH0443601 Y2 JP H0443601Y2 JP 1986076021 U JP1986076021 U JP 1986076021U JP 7602186 U JP7602186 U JP 7602186U JP H0443601 Y2 JPH0443601 Y2 JP H0443601Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swash plate
pressure oil
circuit
pressure
pilot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986076021U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62185901U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986076021U priority Critical patent/JPH0443601Y2/ja
Publication of JPS62185901U publication Critical patent/JPS62185901U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0443601Y2 publication Critical patent/JPH0443601Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、斜板式ピストンモータの速度制御
回路に関する。
<従来の技術> 従来のこの種の技術としては、第2図に示す制
御回路で第3図に示す斜板式ピストンモータ1の
斜板2の角度を制御することによつて、その回転
数を制御するものであり、特開昭59−175605号公
報に開示されている。
第3図に示す油圧モータ1は、出力軸3が本体
4に回転自在に支承されている。この本体4に斜
板2がその斜板角度を変更できるように設けら
れ、その斜板2は本体4に設けた斜板傾転用のシ
リンダ5によつて傾転するようになつている。出
力軸3にはシリンダブロツク6がスプライン嵌合
しており、そのシリンダブロツク6の複数のシリ
ンダ7に夫々ピストン8が嵌入しており、各ピス
トン8の先端が斜板2の面9にシユー10を介し
て当接している。シリンダブロツク6のシリンダ
7側は弁板11を介して本体4の圧油給排通路の
開口する面に接している。斜板2の面9の出力軸
3に直角な面に対する角度の最も大きい状態が図
示の状態であり、この状態から斜板傾転用のシリ
ンダ5の圧力室12に圧油が供給されるとそのピ
ストン13が斜板2を押圧して前記角度が小さい
状態となる。このように斜板2の角度を変えるこ
とによつて、油圧モータ1の回転は低速で高トル
クから高速で低トルクに変更される。
第2図には、油圧モータ1に対する回転駆動用
の圧油給排制御回路と斜板傾転用シリンダ5に対
する圧油給排制御回路とを示してある。油圧ポン
プ14に対し、油圧モータ1への圧油の給排を制
御する切換弁15と、斜板2を制御するシリンダ
5への圧油の給排を制御する切換弁16とを接続
してある。切換弁15は、給排回路17,18、
カウンタバランス弁19及び油圧モータ1の給排
回路20,21を介して油圧モータ1へ接続して
ある。切換弁16は、回路22を介してパイロツ
ト弁23のパイロツト部24に接続してある。パ
イロツト弁23は、切換弁16から圧油が供給さ
れなければ、図示の切換位置23bにあり、この
切換位置23bでは回路25を閉鎖し、シリンダ
5の圧力室12に接続する回路26をタンク27
に接続する。そして、切換弁16から圧油が供給
されると切換位置23aに切換わり、圧力室12
を回路25に接続する。回路25は、逆止弁2
8,29(パイロツト弁23の方向を順方向とす
る)を介して給排回路20,21に接続してい
る。従つて、パイロツト弁23が切換位置23a
に切換わると、油圧モータ1へ供給される圧油に
よつてシリンダ5が作動する。
この油圧モータ1は、例えばクローラ駆動装置
に用いるときは、平地走行を高速低トルクで、登
坂走行を低速高トルクで回転させることで動力源
を効率よく利用できる。
第2図において、切換弁15を切換位置15a
操作すると、ポンプ14からの圧油が油圧モータ
1へ供給されて油圧モータは矢印の方向へ回転
し、切換位置15bに操作したときは矢印と逆の
方向へ回転する。切換弁16を操作しないとき
は、斜板2が第3図に示す状態であるから、油圧
モータ1は低速回転し、切換弁16を切換位置1
6aに切換えると、パイロツト弁23が切換位置
23aに切換わり、シリンダ5の圧力室12に給
排回路20,21の圧油が供給され、斜板2が傾
転して油圧モータ1は高速回転するようになる。
<考案が解決しようとする問題点> 前述した従来の斜板式ピストンモータの速度制
御回路は、変速用の切換弁16の操作に対して、
斜板の傾転動作が確実に応答しない場合がある。
従つて、複数台の油圧モータを同時に作動させて
いる場合の変速が同期され難い場合が生じる問題
がある。例えば、クローラ車両のクローラ駆動用
油圧モータでは、車両の発進するときに停止して
いる車両の方向のまま真つ直ぐに発進すべきとこ
ろが曲がつて発進する場合があるという問題があ
る。
その原因は、斜板傾転用のシリンダの油圧が、
油圧モータの給排回路のみによる構成となつてい
る点にある。すなわち、従来の技術では、油圧モ
ータへの給排回路の高圧側の油圧が斜板傾転用シ
リンダへ供給されるので、給排回路に圧油がなけ
れば、パイロツト弁が切り換わつても斜板が傾転
しないからである。
より具体的には、上記クローラ車両のクローラ
駆動用の油圧モータの場合では、給排回路20,
21に圧油がないという状態は車両が停止してい
る状態である。発進するために油圧モータ1の油
圧給排回路20,21に圧油を供給すると、その
回路の油圧が上昇し、油圧モータが回転を始めて
発進する。この発進が斜板を傾転させた変速状態
の高速発進であるときに問題が生じる。すなわ
ち、パイロツト弁23が切換位置23aに切り換
えられていても斜板傾転用シリンダ5へは圧油が
供給されておらず、斜板傾転用シリンダ5への圧
油の供給開始は油圧モータ1への圧油の供給開始
と同時であるから、車両が発進するまでの間に斜
板が完全には傾転しない。そして両側の油圧モー
タ1における斜板が完全に同期して傾転すること
もまず無い。従つて、発進前に切換弁16を切換
位置16aに切り換えておいても、これに斜板傾
転動作が応答せず、圧油給排回路20,21の油
圧の上昇によつて傾転動作するから、両側の油圧
モータ1の回転数が異なる時期があり、夫々の斜
板が傾転してしまうまでは車両の進行方向が曲が
るのである。
<問題点を解決するための手段> この考案は、パイロツト弁へのパイロツト圧油
と油圧モータ給排回路の高圧側圧油とのいずれか
高い方の圧油を、斜板傾転用のシリンダへ供給す
ることでパイロツト弁の操作用の切換弁の操作に
確実に応動して斜板が傾転するようにしたもので
ある。
この考案の手段は、斜板傾転用のシリンダの圧
力室にパイロツト弁を介して圧油を給排すること
により斜板を傾転させて出力軸の回転を変化させ
る斜板式ピストンモータの制御回路において、前
記パイロツト弁がパイロツト回路圧により切換え
られる前記圧力室に圧油を供給する切換位置で、
前記圧力室が前記ピストンモータへの圧油の給排
回路及び前記パイロツト回路に高圧選択弁を介し
て接続されるように構成したものである。
<作用> 前記手段によれば、パイロツト弁操作用の切換
弁が操作されると、その切換弁からの圧油が油圧
モータへの給排回路の圧油より高圧であれば高圧
選択弁を介して斜板傾転用のシリンダに供給され
るので、油圧モータの給排回路に圧油が存在しな
くても斜板を傾転させることができる。
なお、パイロツト回路の油圧は一般的にはあま
り高圧は使用されないが、油圧モータの給排回路
に圧油が存在しない状態では斜板を傾転させるた
めの力は小さくてよく、通常のパイロツト回路の
油圧(50Kgf/cm2)で十分に動作させることがで
きる。
<実施例> 第1図に1実施例の主要部を示す。この実施例
は第3図に示した油圧モータ1と同じ油圧モータ
の斜板2の傾転用シリンダ5に対する制御回路で
あり、第2図に示した従来例における左側の操作
部をそのまま適用しているので、その図示を省略
してある。また、第1実施例と同等部分は同一図
面符号で示してある。
図において、30はパイロツト弁であり、切換
位置30a,30b、パイロツト部31、入力ポ
ート32、出力ポート33、タンクポート34を
有している。パイロツト部31はパイロツト回路
22を介して切換弁16に接続している。入力ポ
ート32は、油圧モータ1への給排回路20,2
1及びパイロツト回路22から分岐する回路35
の夫々に逆止弁36,37,38を介して接続し
ている。出力ポート33はシリンダ5の圧力室1
2に接続している。このほかの構成については従
来と略同様であるから説明を省略する。
切換弁16が操作されていないとき、すなわち
パイロツト回路22に圧油が供給されていないと
き、パイロツト弁30は切換位置30bであり、
入力ポート32が閉鎖され、出力ポート33がタ
ンクポート34に接続している。従つて、シリン
ダ5は作動せず、この切換位置30bでは斜板2
の出力軸3に直角な面に対する傾斜角度が最大で
あり、油圧モータ1は低速高トルクで回転する。
切換弁16が切換位置16aに操作されると、
パイロツト回路22に圧油が供給されるから、パ
イロツト弁30が切換位置30aに切換わり、入
力ポート32が出力ポートに接続され、タンクポ
ート34が閉鎖されて、シリンダ5の圧力室12
へは給排回路20,21、パイロツト回路22の
中のいずれか高い方の圧油が供給されるようにな
る。これによつてシリンダ5が作動して斜板2を
傾転させ、前記傾斜角度が小さくなり、油圧モー
タ1は高速低トルクで回転する。
この制御回路ではパイロツト弁30が切換位置
30aに切換わつて斜板傾転用のシリンダ5を作
動させなければならないとき、給排回路20,2
1だけでなくパイロツト回路22の圧油も選択の
対象となり、、シリンダ5が確実に切換弁16の
操作に応動する。
<考案の効果> この考案は、斜板式ピストンモータの斜板の傾
斜角度の変更を、パイロツト弁操作用の切換弁の
操作に確実に応答させることができるので、例え
ばクローラ車両の走行装置のように複数の油圧モ
ータを同時に制御する場合に斜板をモータの給排
油路の圧油の存在の有無にかかわらず傾転させる
ことができるので、同期運転が確実となり、走行
曲りを防止する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例の主要部を示す油
圧回路図、第2図は従来例を示す油圧回路図、第
3図は従来例を示す斜板式ピストンモータの縦断
面概略図である。 1……斜板式ピストンモータ(油圧モータ)、
2……斜板、3……出力軸、5……斜板傾転用シ
リンダ、12……圧力室、20,21……給排回
路、22……パイロツト回路、30……パイロツ
ト弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 斜板傾転用のシリンダの圧力室にパイロツト弁
    を介して圧油を給排することにより斜板を傾転さ
    せて出力軸の回転を変化させる斜板式ピストンモ
    ータの制御回路において、前記パイロツト弁がパ
    イロツト回路圧により切換えられる前記圧力室に
    圧油を供給する切換位置で、前記圧力室が前記ピ
    ストンモータへの圧油の給排回路及び前記パイロ
    ツト回路に高圧選択弁を介して接続されるように
    構成した油圧モータの制御回路。
JP1986076021U 1986-05-19 1986-05-19 Expired JPH0443601Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986076021U JPH0443601Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986076021U JPH0443601Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62185901U JPS62185901U (ja) 1987-11-26
JPH0443601Y2 true JPH0443601Y2 (ja) 1992-10-15

Family

ID=30922712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986076021U Expired JPH0443601Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0443601Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828441A (ja) * 1981-08-12 1983-02-19 Meidensha Electric Mfg Co Ltd 自走式切削加工機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828441A (ja) * 1981-08-12 1983-02-19 Meidensha Electric Mfg Co Ltd 自走式切削加工機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62185901U (ja) 1987-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0443601Y2 (ja)
JPH08511325A (ja) 静油圧推進駆動装置
JPH04284180A (ja) 可変容量ピストンポンプ
EP0498517B1 (en) A hydraulically driven crawler vehicle
JPH10299705A (ja) 走行可能な作業機器のための駆動装置
JP2000266181A (ja) ハイドロスタティックトランスミッション装置
JP4009377B2 (ja) ハイドロスタティックトランスミッション装置
JP2001059573A (ja) 油圧式無段変速装置の斜板角制御機構
JPS63235135A (ja) 油圧走行車両の走行速度切換装置
JP2943085B2 (ja) 可変ポンプ・モータのロッカーカム傾転装置
JPH03282063A (ja) 閉回路油圧トランスミッションの油圧回路
JP2001227455A (ja) 可変容量型ポンプ装置、ハイドロスタティックトランスミッションおよび走行制御装置
JPH08142701A (ja) 流体式変速機搭載車両の制御装置
JP2532317Y2 (ja) クロ―ラ形車両の走行制御装置
JPS63235134A (ja) 油圧走行車両の走行速度切換装置
JPH0535772B2 (ja)
JPS5828441B2 (ja) 液圧回路
JPH0638934Y2 (ja) 走行車輌の走行速度切換装置
JPH0754758A (ja) 可変容量型油圧モータの斜板角調節構造
JPH0523389Y2 (ja)
JPH0754757A (ja) 可変容量型油圧モータの斜板角制御装置
JP2943084B2 (ja) 可変ポンプ・モータのロッカーカム傾転装置
JP2689010B2 (ja) 建設機械の走行油圧回路
JPH11301302A (ja) 車両の左右駆動力配分装置
JPS62121878A (ja) 油圧ポンプの出力制御装置