JPH08142701A - 流体式変速機搭載車両の制御装置 - Google Patents

流体式変速機搭載車両の制御装置

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JPH08142701A
JPH08142701A JP28517194A JP28517194A JPH08142701A JP H08142701 A JPH08142701 A JP H08142701A JP 28517194 A JP28517194 A JP 28517194A JP 28517194 A JP28517194 A JP 28517194A JP H08142701 A JPH08142701 A JP H08142701A
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JP
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engine
variable displacement
speed ratio
pump
motor
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Masaya Yamamura
眞哉 山村
Ryuhei Nishimura
竜平 西村
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フォ−クリフトなどの流体変速機搭載車両にお
いて、急発進を有効に防止でき、かつエンジンを良好に
始動できる制御装置を提供する。 【構成】可変容量ポンプ31の吐出側と吸込側とを、エ
ンジン1の停止時には開成状態となるバイパス弁71を
配設したバイパス回路7により短絡し、コントローラ6
によって、バイパス弁71を開成しつつエンジン1の始
動した後、流体式変速機3の速度比eを0とした上でバ
イパス弁71を閉成するように制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンを良好に始動
しうる流体変速機搭載車両の制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の流体式変速機搭載車両として、
例えば可変容量ポンプと可変若しくは固定容量モータと
を液圧回路で接続してなる流体式変速機と、前記可変容
量ポンプに連結するエンジンと、前記可変容量モータに
連結する車輪とを具備してなり、前記エンジンと前記車
輪間の速度比を前記流体式変速機によって無段階に変化
させるよう構成してなるフォ−クリフトがある。
【0003】流体式変速機は、例えば静圧バランスタイ
プのラジアルピストンポンプ・モータであって、可変容
量ポンプと可変容量モータとを液圧回路で接続してなる
ものである。可変容量ポンプの容量をDp 、ポンプ入力
軸の回転数をNp 、可変容量モータの容量をDm 、モー
タ出力軸の回転数をNm とし、また最大容量Dpmax、D
mmaxが互いに等しいものとし、さらに液圧回路に漏れが
ないとすれば、Dp ×Np =Dm ×Nm なる関係が成立
する。速度比eは、e=Nm /Np =Dp /Dm として
表わされ、ポンプ容量Dp またはモータ容量Dm を変化
させることにより無段階に調節できる。ポンプ容量Dp
およびモータDm は、ポンプ及びモータのシリンダブロ
ックの偏心によって可変であり、偏心が中立位置で0、
また最大変位で最大容量となるよう構成される。偏心
は、油圧サーボ機構を介してコントローラにより電気的
に制御される。コントローラへの電力の供給は、主スイ
ッチによるエンジンの始動・停止と同時に開閉される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる制御
装置においては、発進時において急発進や始動不良を生
じやすいという問題がある。
【0005】エンジンを停止状態から始動するさいに
は、変速機の速度比を0として、エンジンの回転が車輪
に伝達されないようにする必要がある。ところが、エン
ジンの停止時にはコントローラには電力が供給されてお
らず、変速機の速度比は不定である。主スイッチを閉じ
てエンジンを始動する際に速度比が0でないと、始動と
同時に車輪にエンジンから液圧回路を介してトルクが伝
達され、車両の急発進を招く恐れがある。また、エンジ
ンの回転軸及び液圧回路に車輪の回転軸を介して負荷が
かかっているため、良好に始動を行えない。
【0006】エンジンを停止する際にあらかじめ変速機
の速度比を0とする制御を行うことは可能であるが、始
動時に確実に速度比が0となることを保障するものでは
ない。また、主スイッチを閉じた直後、変速機の速度比
を0にする制御を行い、しかる後にエンジンの始動を行
う構成とすることも可能であるが、変速機の速度比の変
更が終了する前にはエンジンは始動されないため、主ス
イッチを閉じてからエンジンが始動するまでにタイムラ
グが生じてしまう。
【0007】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、急発進を伴うこと無く良好にエンジ
ンを始動しうる流体式変速機搭載車両の制御装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0009】すなわち、本発明に係る流体式変速機搭載
車両の制御装置は、可変容量ポンプと可変若しくは固定
容量モータとを液圧回路で接続してなる流体式変速機
と、前記可変容量ポンプに連結するエンジンと、前記可
変容量モータに連結する車輪とを具備してなり、前記エ
ンジンと前記車輪間の速度比を前記流体式変速機によっ
て無段階に変化させるよう構成してなる流体式変速機搭
載車両において、前記液圧回路に、可変容量ポンプの吐
出側と吸込側を短絡するバイパス回路を設けるととも
に、このバイパス回路に配設されるバイパス弁を、エン
ジン停止時には開成し、エンジン始動後には変速機の速
度比を0とした後に閉成する制御手段を設けてなること
を特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成の流体式変速機搭載車両の制御
装置であれば、停止状態からエンジンを始動する際には
バイパス弁は開成され、液圧回路は可変容量ポンプの吐
出側と吸込側の間はバイパス回路により短絡されている
ので、エンジンの回転は車輪に伝達されないため急発進
を確実に防止できると共に、エンジンは無負荷状態にあ
るのでタイムラグを伴うこと無くエンジンを良好に始動
できる。
【0011】また、エンジンを始動して変速機の速度比
を0とした後に、バイパス弁を閉成して可変容量ポンプ
の吐出側と吸込側の間の短絡を解消するため、急発進を
伴うことなく良好に車輪の駆動を開始することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図5を参
照して説明する。
【0013】この実施例においては、本発明はフォーク
リフトに適用される。この実施例におけるフォ−クリフ
トは、図1に示すように、エンジン1と、車輪2と、エ
ンジン1と車輪2との間に介在して速度比eを無段階に
変化させる流体式変速機(HST)3と、エンジン1の
スロットルバルブに対して非連結状態にされたアクセル
4と、これらを制御する制御手段たるコントローラ6と
によって構成される。太線は制御信号、点線は検出器信
号である。
【0014】エンジン1は、スロットルバルブ制御用ア
クチュエータ1aを備えており、スロットル駆動信号S
(THL) が与えられると、アクチュエータ1aが図示しな
いスロットルバルブを駆動して所要のスロットル開度T
HLを実現するよう構成される。
【0015】HST3は、図2に示すように、可変容量
ポンプ31及び可変容量モータ32の間を液圧回路33
で接続してなり、そのポンプ入力軸31aをエンジン1
に、モータ出力軸32aを車輪2にそれぞれギアを介し
て連結して、エンジン1の回転を車輪2に速度比eで伝
達する。可変容量ポンプ31及び可変容量モータ32
は、既知の構造の静圧バランスタイプのラジアルピスト
ンポンプ・モータであって、本実施例では油によって駆
動され、ポンプ31の最大容量Dpmaxとモータ32の最
大容量Dmmaxとは互いに等しく設定する。液圧回路33
は、可変容量ポンプ31と可変容量モータ32とを接続
する2本の回路により構成され、それぞれにブースト回
路34が接続されている。ブースト回路34は、ギア1
1を介してエンジン1により駆動されるブーストポンプ
35により、オイルタンク36内の油を加圧して、チェ
ック弁37を介して液圧回路33内に供給するようにし
ている。液圧回路33の液圧が一定圧力より低下する
と、チェック弁37が開成して液圧回路33の低圧側に
油が補給されて、液圧回路33の圧力を一定以上に保つ
ようにしている。
【0016】HST3の速度比eは、前記した通り、ポ
ンプ31の容量をDp 、ポンプ入力軸31aの回転数を
Np 、モータ32の容量をDm 、モータ出力軸32aの
回転数をNm とすると、Dp ×Np =Dm ×Nm なる関
係が成立し、速度比eは、e=Nm /Np =Dp /Dm
となる。速度比eの調節は、ポンプ容量Dp またはモー
タ容量Dm を変化させることで無段階に調節でき、図3
に示すように、モータ容量Dm を最大Dmmaxに保持した
状態でポンプ容量Dp を0から最大Dpmaxまで変化させ
ると、図4に示すように、速度比eが0≦e≦1の領域
で変化し、さらに図3に示すように、ポンプ容量Dp を
最大Dp max に保持した状態でモータ容量Dm を最大D
mmaxから0に向かって変化させると、図4に示すように
速度比eが1≦eの領域で変化する特性を有している。
なお、前記可変容量モータ32を固定容量形に代えて実
施することもでき、この場合、速度比eは、0≦e≦1
の領域でのみ変化することになる。ポンプ容量Dp およ
びモータ容量Dm は、図示しないシリンダブロックの偏
心によって可変であり、偏心が中立位置で0、また最大
変位で最大容量となるよう設定される。この偏心は、偏
心位置検出器を兼ねる油圧サーボ機構55を介してコン
トローラ6により電気的に制御される。また、前記ポン
プ入力軸31aにはギヤ等を介して図示しない固定ポン
プが接続され、この固定ポンプが吐出する油を図示しな
いリフトシリンダやチルトシリンダに移送して、リフト
の昇降やマストの傾動を行わしめるようにしている。
【0017】この実施例における通常走行時の制御は、
次のようになる。エンジン1は、あるスロットル開度T
HLにてエンジン回転数SEで回転し、両者によって決
定される出力トルクTEを出力する。HST3は、速度
比eでエンジン回転数SEを車輪2に伝達して車速Vに
変換し、その結果生じる負荷トルクTWをエンジン1に
伝達する。出力トルクTEと負荷トルクTWとの偏差
は、エンジン1のもつ慣性s・Ieを介してエンジン回
転数SEを増減させる。定常状態においては、速度比
e、スロットル開度THL、エンジン回転数SE、およ
び車速Vは一定であり、出力トルクTEと負荷トルクT
Wは釣り合っている。速度比eを大きくすると、それに
応じて車速Vは増し、同時に負荷トルクTWが増して出
力トルクTEを上回り、慣性s・Ieを通してエンジン
回転数SEが低下する。速度比eを小さくすると、逆の
過程が生じる。スロットル開度THLを大きくすると、
出力トルクTEが増して負荷トルクTWを上回り、慣性
s・Ieを通してエンジン回転数SEが増加して車速V
が増す。スロットル開度THLを小さくすると、逆の過
程が生じる。
【0018】エンジン1のスロットル開度THLおよび
HST3の速度比eの制御を行うために、図1に示すよ
うに、アクセル操作量検出器51と、車速検出器52
と、エンジン回転数検出器53と、スロットル開度検出
器54と、油圧サーボ機構を兼ねる偏心位置検出器55
を設けている。これらの出力信号は、コントローラ6に
入力される。アクセル操作量検出器51は、アクセル4
の回動軸に付帯して設けたポテンショメータであって、
アクセル操作量ACCを電気信号に変換してコントロー
ラ6に出力する。車速検出器52は、車軸すなわちモー
タ出力軸32aに付帯して設けたエンコーダであって、
その回転数Nm に対応した車速Vを電気信号に変換して
コントローラ6に出力する。エンジン回転数検出器53
は、エンジン1のクランクシャフト又はポンプ入力軸3
1aに取り付けたエンコーダであって、エンジン回転数
SEを電気信号に変換してコントローラ6に出力する。
スロットル開度検出器54は、スロットルバルブ駆動軸
もしくはスロットルバルブ制御用アクチュエータ1aに
付帯して設けたポテンショメータであって、スロットル
開度THLを電気信号に変換してコントローラ6に出力
する。偏心位置検出器55は、可変容量ポンプ31及び
可変容量モータ32のシリンダーブロックの駆動軸に取
り付けたエンコーダであって、ポンプ31及び可変容量
モータ32の偏心位置を電気信号に変換してコントロー
ラ6に出力し、コントローラ6での演算によって、ポン
プ容量Dp およびモータ容量Dm に変換され、速度比e
が求められる。
【0019】コントローラ6は、CPU、メモリ、イン
ターフェース等を備えた通常のマイクロコンピュータシ
ステムにより構成される。コントローラ6は、アクセル
操作量ACCに対して目標車速V0 を、スロットル開度
THLに対して目標エンジン回転数SE0 を、それぞれ
設定して、実車速Vと目標車速V0 との車速偏差ε1
と、実エンジン回転数SEと目標エンジン回転数SE0
とのエンジン回転数偏差ε2 により、HST3の速度比
eとスロットル開度THLとを制御して、操作性が高
く、かつスロットル開度THLとエンジン特性により定
まる最適燃費条件を満たすエンジン回転数SEを満たす
走行を実現するようにしている。コントローラ6に供給
される電力は、エンジン1を始動・停止する主スイッチ
61によって電気的に開閉される。主スイッチ61は、
図示しないキーの回動によって操作されるもので、エン
ジン1の始動・停止と、コントローラ6への電力供給の
開始・停止を同時に行いうるように構成されている。
【0020】このような構成の制御装置において、この
実施例では、図2に示すように、HST3の液圧回路3
3において、可変容量ポンプ31の吐出側と吸込側を短
絡するバイパス回路7を設け、このバイパス回路7にバ
イパス弁71を配設する。バイパス弁71は、油圧によ
り開閉する既知の構造のもので、制御弁8によって制御
を行い、油圧がかからない際には開成状態となるようば
ね72により弾性付勢されたノーマルオープンタイプの
ものである。
【0021】制御弁8は、コントローラ6によって電気
的に駆動される電磁弁であって、バイパス弁71に接続
する制御回路81を、ブースト回路34又は回収タンク
82のいずれか一方に選択的に切り替えて接続するよう
構成している。制御弁8は、コントローラ6により電流
が流される際には、制御回路81とブースト回路34と
を接続して、制御回路81に加圧した油を導入してバイ
パス弁71を閉成し、また電流が流されない際には、制
御回路81と回収タンク82とを接続して、制御回路8
1内の加圧された油を回収タンク82に退出させてバイ
パス弁71を開成する。
【0022】このような構成の制御装置においてエンジ
ン1を始動する際に行われるコントローラ6の制御は、
図5に示すようになる。エンジン停止時には、制御弁8
には電流は流されず、バイパス弁71は開成されてい
る。ステップS1で主スイッチ61を閉成すると、コン
トローラ6への電力の供給が開始され、ステップS2で
コントローラ6の初期化が行われる。この際、制御弁8
には電流は流さずバイパス弁71は開成されて、バイパ
ス回路7によって可変容量ポンプ31の吐出側と吸込側
とを短絡しているので、速度比eが0に保持されていな
くてもエンジン1の回転は車輪2には伝達されず、エン
ジン1の始動を行っても発進は行われない。ステップS
3でエンジン回転数検出器53によってエンジン1の始
動を検出すると、ステップS4でコントローラ6は油圧
サーボ機構55を駆動することにより可変容量ポンプ3
1の偏心位置を中立として容量Dp を0に、可変容量モ
ータ32の偏心位置を最大として容量Dm を最大とする
制御を行い、速度比e=Dp/Dm を0とするとともに
可変容量ポンプ31の容量Dp の変化による速度比eの
増大する割合を最小とする。ステップS5で偏心位置検
出器としても働く油圧サーボ機構55によって可変容量
ポンプ13及び可変容量モータ32の偏心位置の変更の
終了を検出すると、コントローラ6はステップS6で制
御弁8に電流を供給してバイパス弁71を閉成すること
によって、バイパス回路7を閉じて回路可変容量ポンプ
31の吐出側と吸込側との短絡を解消して、エンジン1
と車輪2をHST3により速度比eで連結して通常走行
の制御に移行する。
【0023】このような構成の流体変速機搭載車両の制
御装置であると、エンジン1を停止状態から始動するさ
いには可変容量ポンプ31の吐出側と吸込側とが短絡さ
れているため、エンジン1の回転は車輪2に伝達され
ず、かつエンジン1は無負荷状態にあるので、急発進や
タイムラグを伴うことなく良好な始動を行うことができ
る。またエンジン1の始動後には、HST3の速度比e
を0とした後にバイパス弁71を閉成して可変容量ポン
プ31の吐出側と吸込側との短絡を解消するため、急発
進を伴うことなく良好に車輪2の駆動を開始することが
できる。以上のコントローラ6を通じた始動時制御は、
500ミリ秒もあれば完了することができ、ドライバー
に違和間を感じさせる事もない。
【0024】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ないのは勿論である。例えば、アクセル4をエンジン1
のスロットルバルブと直結して、コントローラ6による
制御をより単純な構成とすることも可能である。また、
バイパス弁71への油圧の供給はブースト回路34を介
する構成に限定されるものではなく、独立に加圧した油
を供給する構成とすることも可能である。また、バイパ
ス弁71は油圧式に限定されるものではなく、油以外の
液体による液圧式とすることも、また電磁弁としてコン
トローラ6によって直接制御する構成とすることも可能
である。また、HST3の可変容量ポンプ31と可変容
量モータ32の形式は、斜板型もしくは斜軸型のものと
することも可能であり、また可変容量モータ32を固定
容量モータに変更することも可能である。その他、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るフォークリフトなどの流体
変速機搭載車両の制御装置は、エンジンを停止状態から
始動する際には、バイパス弁を開成してバイパス回路に
より可変容量ポンプの吐出側と吸込側とを短絡してエン
ジンの回転が車輪に伝達されないようにしているため、
急発進やタイムラグを伴うこと無くエンジンを良好に始
動することが可能である。また、またエンジン始動後に
は、変速機の速度比を0とした後にバイパス弁を閉成し
て可変容量ポンプの吐出側と吸込側との短絡を解消する
ため、急発進を伴うことなく良好に車輪の駆動を開始し
て通常走行に移行することが可能である。
【0026】以上のように、本発明は、急発進を伴うこ
となく、また始動不良やタイムラグを伴うこと無く、良
好にエンジンの始動を行うことを可能とする、という格
別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る構成を示す概念図。
【図2】同実施例のHSTに係る構成を示す概念図。
【図3】同実施例で用いられるHSTの特性を示すグラ
フ。
【図4】同実施例で用いられるHSTの特性を示す図3
に対応したグラフ。
【図5】同実施例のエンジン始動時の制御の概要を示す
フローチャート。
【符号の説明】
e…速度比 1…エンジン 2…車輪 3…流体式変速機(HST) 31…可変容量ポンプ 32…可変若しくは固定容量モータ(可変容量モータ) が…液圧回路 6…制御手段(コントローラ) 7…バイパス回路 71…バイパス弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量ポンプと可変若しくは固定容量モ
    ータとを液圧回路で接続してなる流体式変速機と、前記
    可変容量ポンプに連結するエンジンと、前記可変容量モ
    ータに連結する車輪とを具備してなり、前記エンジンと
    前記車輪間の速度比を前記流体式変速機によって無段階
    に変化させるよう構成してなる流体式変速機搭載車両に
    おいて、 前記液圧回路に、可変容量ポンプの吐出側と吸込側を短
    絡するバイパス回路を設けるとともに、このバイパス回
    路に配設されるバイパス弁を、エンジン停止時には開成
    し、エンジン始動後には変速機の速度比を0とした後に
    閉成する制御手段を設けてなることを特徴とする流体式
    変速機搭載車両の制御装置。
JP28517194A 1994-11-18 1994-11-18 流体式変速機搭載車両の制御装置 Pending JPH08142701A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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