JPH071545Y2 - Hst式変速装置 - Google Patents

Hst式変速装置

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JPH071545Y2
JPH071545Y2 JP1989123217U JP12321789U JPH071545Y2 JP H071545 Y2 JPH071545 Y2 JP H071545Y2 JP 1989123217 U JP1989123217 U JP 1989123217U JP 12321789 U JP12321789 U JP 12321789U JP H071545 Y2 JPH071545 Y2 JP H071545Y2
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JP
Japan
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circuit
side circuit
reverse
pressure
voltage side
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JP1989123217U
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JPH0362262U (ja
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瑞哉 松藤
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は走行車両の変速装置として用いるHST式変速装
置において、変速レバーのニュートラルゾーンを広く構
成するものである。
(ロ)従来技術 従来からHST式変速装置に関する技術は公知とされてい
るのである。例えば特開昭57−144345号公報や、特公昭
61−27624号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし該従来の技術においては、前進側回路と後進側回
路とが略対称に構成されていたのである。故に、第5
図,第6図に示す従来技術の作動状態の図面の如く作用
されていたのである。
即ち、変速レバー7をニュートラルゾーン7nの位置か
ら、前進発進7fの位置まで回動すると、油圧ポンプ1の
斜板1aが、第6図の角度aまで回動し、これにより油圧
ポンプ1の吐出圧が圧力pまで上昇し、この圧力pに吐
出圧が至った時点で、前進発進を開始するのである。
後進時高圧側回路3bも対称に構成されているので、変速
レバー7をニュートラルゾーン7nから後進発進7rの位置
まで回動すると、斜板1aの角度が角度−aとなり、後進
時高圧側回路3bの圧力が圧力pに上昇し、後進発進を開
始するのである。
故に前進発進の圧力pに至る前進側の角度aと後進側の
角度−aは同じであり、変速レバー7が前進発進7fと後
進発進7rに至る間の角度も同じとなり、ニュートラルゾ
ーンが狭くなっていたのである。
本考案は後進発進7rに至る角度が大となるように構成
し、変速レバーのニュートラルゾーンを広くしたもので
ある。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課
題を解決する為の手段を説明する。
油圧ポンプ1と油圧モータ2とを接続する前進時高圧側
回路3aと後進時高圧側回路3bとにより閉回路3を構成
し、該前進時高圧側回路3aとチャージポンプ4の吐出側
回路4aとを連通する補充回路6aと、後進時高圧側回路3b
とチャージポンプ4の吐出側回路4aとを連通する補充回
路6bを設け、一方の補充回路6aにチェック弁10と高圧リ
リーフ弁12を並列に介装し、他方の補充回路6bにチェッ
ク弁11と高圧リリーフ弁13を並列に介装したHST式変速
装置において、前記チャージポンプ4の吐出側回路4aと
後進時高圧側回路3bとの間を、更にオリフィス5を介装
した絞り回路5aにより連通したものである。
(ホ)実施例 本考案の解決すべき課題と該課題を解決する為の手段は
以上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例の構
成を説明する。
第1図は本考案のHST式変速装置の油圧回路図である。
エンジンEにより油圧ポンプ1を駆動し、作動油を圧油
化して吐出するのである。閉回路3の前進時高圧側回路
3a側が高圧で、後進時高圧側回路3b側が低圧の前進回転
の場合と、後進時高圧側回路3b側が高圧で前進時高圧側
回路3a側が低圧の後進回転の場合とに、変速レバー7に
よる斜板1aの回動により切換られるのである。
そして斜板1aの角度により、吐出油量が変化し油圧モー
タ2の回転数が無段変速される。
エンジンEにより、油圧ポンプ1と同時に駆動されるチ
ャージポンプ4が常時回転されており、閉回路3内の圧
油がリークにより減少した場合には、補充回路6a,6b内
に配置したチェック弁10,11のどちらかを押し開けて、
前進時高圧側回路3aか後進時高圧側回路3bかに補充すべ
く構成している。
前進時高圧側回路3aが高圧で後進時高圧側回路3bが低圧
の場合に、チャージポンプ4より作動油を補充する場合
には、後進時高圧側回路3b側の補充回路6bが開く。後進
時高圧側回路3bが高圧で前進時高圧側回路3aが低圧の場
合には補充回路6aが開いて作動油を補充する。
チェック弁10,11と並列に高圧リリーフ弁12,13が配置さ
れており、走行時においてミッションケース15や油圧モ
ータ2の回転を阻止する障害物が発生したりして、高圧
側の回路圧が異常に上昇した場合には、該高圧リリーフ
弁12,13が自動的に開いて、高圧油を低圧回路側に逃が
すことが可能なように構成している。
またチャージポンプ4の吐出側回路4aには、該吐出側回
路4a内の圧力が規定以上に上昇した場合において吹き出
すチャージポンプリリーフ弁14が配置されている。
17は作動油タンク、16は作動油フィルターである。
以上のような構成において、本考案はチャージポンプ4
からの吐出側回路4aと、後進時高圧側回路3bとを結ぶ絞
り回路5aを設け、該絞り回路5aにオリフィス5を介装し
たものである。
(ヘ)考案の作用 本考案の構成による作用を第2図,第3図,第4図によ
り説明する。
本考案はチャージポンプ4の吐出側回路4aと後進時高圧
側回路3b側を結ぶ回路5aを構成し、該絞り回路5aにはオ
リフィス5を介装しているのであり、前進時高圧側回路
3aが高圧で、後進時高圧側回路3bが低圧の前進走行時に
おいては、従来と同じである。
即ち変速レバー7を前進発進7fの位置まで回動すると、
斜板1aが角度aまで回動し、これにより吐出圧が圧力p
となると共に、第4図の如く速度が0から徐々に立ち上
がり始める。
これに対して、後進時高圧側回路3bが高圧で、前進時高
圧側回路3aが低圧の後進走行の場合には、斜板1aの角度
が0から角度aまで至る間の低い角度の時点では、吐出
作動油の一部がオリフィス5を配した絞り回路5aを通過
して吐出側回路4aに至り、該チェック弁10から低圧の前
進時高圧側回路3a側に逃げるのである。
故に、この吐出圧が絞り回路5aから逃げる分だけ、吐出
圧が圧力pに至るまでに、斜板1aを角度−(a+b)ま
で大きく回動する必要があるのである。そして斜板1aを
角度−(a+b)まで回動した時点で初めて吐出圧が圧
力pとなり、油圧モータ2が後進回転を0から徐々に開
始するのである。
故に、後進回転が後進発進7r′の位置で発進することと
なり、後進発進7r′に至るまでの角度が、従来の場合よ
りも大きくなり、これによりニュートラルゾーンを広く
構成することが可能となったのである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので次のような効果を発生
するのである。
第1に、後進時において、後進時高圧側回路3bの高圧油
の一部が、絞り回路5aからチェック弁10を通過して低圧
の前進時高圧側回路3aに逃げることにより、後進時高圧
側回路3bの圧力を低下させることができ、変速レバー7
により操作する場合において、ニュートラルゾーンを前
進発進7fから後進発進7r′の位置までと広くすることが
可能となり、走行車両において変速レバー7が少々回動
しても、自然発進することが無くなったのである。
第2に、後進時高圧側回路3bの側に絞り回路5aを設け
て、ニュートラルゾーンを広くしたので、後進走行の場
合にはオリフィス5から逃げる圧油の分だけ動力損失が
発生するが、後進走行は使用頻度が少ないので、トータ
ル的な動力損失を最低に押さえることが出来るのであ
る。
第3に、前進走行時においては、チャージポンプ4の吐
出油を常時オリフィス5を介して低圧の後進時高圧側回
路3b側に流入させているので、閉回路3内において、補
給油の不足により発生するキャビテーション現象を少な
くすることが出来るという効果を発生するのである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のHST式変速装置の油圧回路図、第2図
は変速レバー7の操作角度を示す図面、第3図は本考案
のHST式変速装置の斜板角度と吐出圧の関係を示す図
面、第4図は本考案のHST式変速装置の斜板角度と油圧
モータ2の回転数を示す図面、第5図は従来技術の変速
レバー7の操作角度を示す図面、第6図は従来技術にお
ける斜板角度と油圧ポンプの吐出圧の関係を示す図面で
ある。 1…油圧ポンプ 2…油圧モータ 3…閉回路 3a…前進時高圧側回路 3b…後進時高圧側回路 4…チャージポンプ 4a…吐出側回路 5…オリフィス 5a…絞り回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプ1と油圧モータ2とを接続する
    前進時高圧側回路3aと後進時高圧側回路3bとにより閉回
    路3を構成し、該前進時高圧側回路3aとチャージポンプ
    4の吐出側回路4aとを連通する補充回路6aと、後進時高
    圧側回路3bとチャージポンプ4の吐出側回路4aとを連通
    する補充回路6bを設け、一方の補充回路6aにチェック弁
    10と高圧リリーフ弁12を並列に介装し、他方の補充回路
    6bにチェック弁11と高圧リリーフ弁13を並列に介装した
    HST式変速装置において、前記チャージポンプ4の吐出
    側回路4aと後進時高圧側回路3bとの間を、更にオリフィ
    ス5を介装した絞り回路5aにより連通したことを特徴と
    するHST式変速装置。
JP1989123217U 1989-10-21 1989-10-21 Hst式変速装置 Expired - Lifetime JPH071545Y2 (ja)

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JP1989123217U JPH071545Y2 (ja) 1989-10-21 1989-10-21 Hst式変速装置

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JPH0362262U JPH0362262U (ja) 1991-06-18
JPH071545Y2 true JPH071545Y2 (ja) 1995-01-18

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JPH0362262U (ja) 1991-06-18

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