JPH0517387B2 - - Google Patents

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JPH0517387B2
JPH0517387B2 JP60196879A JP19687985A JPH0517387B2 JP H0517387 B2 JPH0517387 B2 JP H0517387B2 JP 60196879 A JP60196879 A JP 60196879A JP 19687985 A JP19687985 A JP 19687985A JP H0517387 B2 JPH0517387 B2 JP H0517387B2
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JP
Japan
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maximum
rotation speed
engine
discharge volume
variable displacement
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JP60196879A
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JPS6258033A (ja
Inventor
Genroku Sugyama
Shinya Okabe
Kuniaki Yoshida
Toichi Hirata
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019860007274A priority patent/KR910009257B1/ko
Priority to US06/904,118 priority patent/US4697418A/en
Priority to DE8686112330T priority patent/DE3661745D1/de
Priority to EP86112330A priority patent/EP0214633B1/en
Priority to CN86106816A priority patent/CN1011802B/zh
Priority to IN670/CAL/86A priority patent/IN166125B/en
Publication of JPS6258033A publication Critical patent/JPS6258033A/ja
Publication of JPH0517387B2 publication Critical patent/JPH0517387B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は油圧シヨベル等の建設機械に関する。
〔発明の背景〕
第12図は建設機械の一例として挙げた油圧シ
ヨベルの概略構成を示す側面図である。この図に
おいて、1は左走行用、右走行用に一対設けられ
る走行モータ、2はこの走行モータ1によつて駆
動される走行体、3は旋回モータ、4はこの旋回
モータ3によつて駆動される旋回体、6は旋回体
4に回動可能に装着したブーム、8はこのブーム
6に回動可能に装着したアーム、10はこのアー
ム8に回動可能に装着したバケツト、5はブーム
6を回動させるブームシリンダ、7はアーム8を
回動させるアームシリンダ、9はバケツト10を
回動させるバケツトシリンダ、11は走行モータ
1、旋回モータ3、ブームシリンダ5、アームシ
リンダ7、バケツトシリンダ9等を作動させる操
作レバーを例示している。
なお、上記した走行モータ1、旋回モータ3、
ブームシリンダ5、アームシリンダ7、およびバ
ケツトシリンダ9は図示しない可変容量油圧ポン
プから吐出される圧油によつて駆動するアクチユ
エータを構成し、また上記したブーム6、アーム
8、およびバケツト10はフロント、すなわち掘
削作業等をおこなう作業機を構成し、該作業機、
旋回体4および走行体2は上述のアクチユエータ
によつて作動する作動体を構成している。
第13図は上述の第12図に示す建設機械に備
えられる油圧回路の要部をしめす回路図で、この
図において、1,3,5,7は前述した走行モー
タ、旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリン
ダである。また、20は原動機、すなわちエンジ
ン、21はこのエンジン20の回転数を制御する
エンジンレバー、22,23はエンジン20によ
つて駆動される可変容量油圧ポンプである。24
は例えば左走行用の走行モータ1の駆動を制御す
る第1の走行用方向切換弁、25はアームシリン
ダ7の駆動を制御する第1のアーム用方向切換
弁、26は旋回モータ3の駆動を制御する旋回用
方向切換弁で、これらの方向切換弁24,25,
26は可変容量油圧ポンプ22に連絡されてい
る。27は右走行用の走行モータ1の駆動を制御
する第2の走行用方向切換弁、28はブームシリ
ンダ5の駆動を制御するブーム用方向切換弁、2
9はアームシリンダ7の駆動を制御する第2のア
ーム用方向切換弁で、これらの方向切換弁27,
28,29は可変容量油圧ポンプ23に連絡され
ている。
この第13図に示す油圧回路を備えた第12図
に示す油圧シヨベルにあつては、エンジン20に
よつて可変容量油圧ポンプ22,23を駆動し、
方向切換弁24〜29を適宜切換えることによ
り、走行モータ1、旋回モータ3、ブームシリン
ダ5、アームシリンダ7等が選択的に駆動され、
これによつて走行体2の走行、旋回体4の旋回、
作業機による掘削作業等がおこなわれる。
ところで、この従来の油圧シヨベルにあつて
は、第14図のポンプ吐出流量Qとエンジン回転
数Nとの関係を示す説明図から明らかなように、
エンジン20の使用される最高回転数N1と、可
変容量油圧ポンプ22,23の最大流量Q1すな
わち可変容量油圧ポンプ22,23の最大吐出し
容積に相当する斜板の最大傾転角とは一義的に決
定される。したがつて、例えば高速走行を考慮し
て可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角と
エンジン20の最高回転数とを設定した場合に
は、大きな流量が走行モータ1および他のアクチ
ユエータに供給されるので、走行体2を高速で走
行させることができるものの、他のアクチユエー
タについては速度が速くなりすぎて例えば作業機
を微操作する必要が生じた場合に、この微操作が
難しくなり、操作性が低下して作業性が悪くな
る。また、逆に作業機等の操作性を考慮してポン
プ22,23の最大傾転角とエンジン20の最高
回転数との関係を設定した場合には、作業機等の
微操作性を良くできるものの走行モータ1に供給
される流量も制限され、それ故、高速走行が必要
となつた場合に当該走行をおこなうことができな
い。すなわち、この従来の建設機械にあつては、
エンジン20の最高回転数と可変容量油圧ポンプ
22,23の最大傾転角との関係が一義的に決め
られてしまうことに伴つてオペレータの意図する
作動体の作動形態を実現させ難く、このことが作
業能率の向上を図る上での欠点となつている。
なお、作動体の作動形態としては、作動機によ
る多くの仕事量をこなす重掘削(Pモード)、比
較的仕事量の少ない軽掘削(Eモード)、走行体
2の高速走行(Hモード)、低速走行(Lモード)
の他、作業機に岩石等の破砕用のブレーカを装着
しておこなう破砕作業等種々のものがある。
〔発明の目的〕
本発明は上記した従来技術における実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、オペレータが意
図する作動体の作動形態に適応したアクチユエー
タの駆動を実現させることのできる建設機械を提
供することにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために本発明は、原動機
と、この原動機の回転数を制御する回転数制御装
置と、この原動機によつて駆動される可変容量油
圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプの吐出し容
積例えば斜板の傾転角を制御する吐出し容積制御
装置と、可変容量油圧ポンプから吐出される圧油
によつて駆動する油圧モータ、油圧シリンダ等の
アクチユエータと、このアクチユエータによつて
駆動される走行体、旋回体、作業機等の作動体と
を備えたものにおいて、回転数制御装置で制御さ
れる回転数の最高回転数を変更可能な最高回転数
可変手段と、吐出し容積制御装置で制御される吐
出し容積の最大吐出し容積例えば斜板の最大傾転
角を変更可能な最大吐出し容積可変手段と、変更
しうる複数の最高回転数のうちの1つと変更しう
る複数の最大吐出し容積のうちの1つとを対応づ
けて1つの組とし、これをあらかじめ複数組設定
し、作動体の作動形態に対応して該複数組のうち
の1組を選択する設定・選択手段と、作動体の目
標とする作動形態を指示する指示手段と、アクチ
ユエータが作動状態にあるかどうか検出する検出
手段とを備え、指示手段および検出手段から出力
される信号に基づいて設定・選択手段で選定され
た値に応じて最高回転数可変手段および最大吐出
し容積可変手段を駆動するように構成してあり、
最高回転数と最大吐出し容積の変更、および相互
の組合せに応じてPモード、Eモード、Hモー
ド、Lモード、あるいは破砕作業等を容易に実現
させるものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の建設機械を図に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の建設機械の一実施例を示す回
路図である。なお、この図において前述した第1
3図に示したものと同等のものは同一符号で示し
てある。この第1図において、70はエンジン2
0の回転数を制御する回転数制御装置を構成する
ガバナレバーで、前述したエンジンレバー21は
ばね71を介してこのガバナレバー70に接続さ
れている。30はガバナレバー70を含む回転数
制御装置で制御されるエンジン20の回転数の最
高回転数を変更可能な最高回転数可変手段で、例
えば第2図に示すように、ガバナレバー70に設
けたストツパ30aと、このストツパ30aが当
接可能なピストン30bを有する油圧シリンダ3
0cと、この油圧シリンダ30cに連絡される油
圧源30dと、この油圧源30dと油圧シリンダ
30c間に設けられ、油圧シリンダ30cを油圧
源30dおよびタンク30fに選択的に連通させ
る電磁切換弁30gとを備えている。
また、第1図に示す60は可変容量油圧ポンプ
22,23の吐出し容積、例えば斜板の傾転角を
制御する吐出し容積制御装置で、第3図に示すよ
うに、リンク機構を介して、可変容量油圧ポンプ
22,23の斜板に連結されるピストン60aを
含むアクチユエータ60bと、上述のリンク機構
に連結されるとともに、上述のアクチユエータ6
0bを油圧源30dおよびタンク30fに選択的
に連通させるサーボ弁60cとを備えている。ま
た、第1図に示す31は吐出し容積制御装置60
で制御される吐出し容積の最大吐出し容積、例え
ば斜板の最大傾転角を変更可能な最大吐出し容積
可変手段で、第3図に示すように吐出し容積制御
装置60を構成するアクチユエータ60bのピス
トン60aが当接可能なピストン31aを有する
油圧シリンダ31bと、この油圧シリンダ31b
を油圧源30dおよびタンク30fに選択的に連
通させる電磁切換弁31cとを備えている。
また第1図に示す32は作動体の作動形態のう
ち作業機による掘削作業を重掘削(Pモード)に
するか、軽掘削(Eモード)にするか選択するス
イツチ、33は作動体の作業形態のうち走行体の
走行を高速走行(Hモード)にするか、低速走行
(Lモード)にするか選択するスイツチで、これ
らのスイツチ32,33は作動体の目標とする作
動形態を指示する指示手段を構成している。34
aは走行モータ1が作動状態にあるかどうかを検
出する圧力スイツチ、34bは作業機を駆動する
ブームシリンダ5、アームシリンダ7、あるいは
旋回体を旋回させる旋回モータ3が作動状態にあ
るかどうかを検出する圧力スイツチで、それぞれ
方向切換弁24,27、あるいは方向切換弁2
5,26,28,29の切換えに伴つてパイロツ
ト管路に発生するパイロツト圧に応動するように
なつている。これらの圧力スイツチ34a,34
bはアクチユエータが作動状態にあるかどうか検
出する検出手段を構成している。
35はエンジン回転数制御手段30、ポンプ最
大傾転角制御手段31、スイツチ32,33およ
び圧力スイツチ34a,34bが接続されるコン
トローラである。このコントローラ35は第4図
に示すように、スイツチ32,33、圧力スイツ
チ34a,34bが接続される入力部35a、こ
の入力部35aに接続され、後述する設定・選択
手段を構成する演算部35b、およびこの演算部
35bで選択された値を最高回転数可変手段30
を構成する電磁切換弁30gの駆動部、および最
大吐出し容積可変手段31を構成する電磁切換弁
31cの駆動部に出力する出力部35cを備えて
いる。
また、第5図および第6図はそれぞれこの実施
例に備えられるエンジン20および可変容量油圧
ポンプ22,23の特性を示す説明図である。こ
のうち第5図は横軸にエンジン回転数、すなわち
エンジン1の最高回転数をとり、縦軸にポンプ消
費馬力Ps、エンジントルクT、燃料消費率gをと
つている。同第5図中、N1はエンジン20の複
数の最高回転数のうちの大きい値をとる最高回転
数を示し、N2は小さい値をとる最高回転数を示
し、36,37はエンジン回転数N1に対応する
エンジン回転数・エンジントルク特性線を示し、
36,38はエンジン回転数N2に対応するエン
ジン回転数・エンジントルク特性線を示してい
る。また、39,40はエンジン回転数N1に対
応するエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を
示し、39,41はエンジン回転数N2に対応す
るエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を示
し、42,43はエンジン回転数N1に対応する
燃料消費率特性線を示し、42,44はエンジン
回転数N2に対応する燃料消費率特性線を示して
いる。g1はエンジン回転数がN1のときの燃料消
費率を示し、g2はエンジン回転数がN2のときの
燃料消費率を示している。なお、TPは可変容量
油圧ポンプ22,23のポンプトルク特性線を、
PS1は該可変容量油圧ポンプ22,23の変更し
うる最大傾転角のうちの大きい最大傾転角に相応
するポンプ消費馬力を、PS2は該可変容量油圧ポ
ンプ22,23の変更しうる最大傾転角のうちの
小さい最大傾転角に相応するポンプ消費馬力を示
している。
また、第6図は横軸に吐出圧力Pを、縦軸にポ
ンプ吐出流量Qを示しており、特性線45は可変
容量油圧ポンプ22,23の変更しうる最大傾転
角のうちの大きい最大傾転角に相応し、q1はその
ときの最大吐出流量を示している。また46は可
変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角のうち
の小さい最大傾転角に相応し、q2はそのときの最
大吐出流量を示している。
また、第7図は上述したコントローラ35の演
算部35bにおいて設定されるエンジンの最高回
転数と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転
角すなわち吐出流量との組合せを示す説明図で、
横軸にはエンジン回転数Nを、縦軸にはポンプ吐
出流量Qをとつてあり、47は前述した第6図の
特性線45に相応し、可変容量油圧ポンプ22,
23から吐出される流量の最大流量がq1となる特
性線を示し、48は前述した第6図の特性線46
に相応し、可変容量油圧ポンプ22,23から吐
出される流量の最大流量がq2となる特性線を示し
ている。
そして、同第7図中、Aはエンジン回転数が
N1のときの特性線47上の位置であり、この位
置Aに示される設定値はエンジン20の最高回転
数のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ22,
23の最大傾転角のうちの大きい値とを組合せた
ものであり、Bはエンジン回転数がN1のときの
特性線48上の位置であり、この位置Bに示され
る設定値は最高回転数のうちの大きい値を最大傾
転角のうちの小さい値との組合せであり、Cはエ
ンジン回転数がN2のときの特性線47上の位置
であり、この位置Cに示される設定値は最高回転
数のうちの小さい値と最大傾転角のうちの大きい
値とを組合せたものであり、Dはエンジン回転数
がN2のときの特性線48上の位置であり、この
位置Dに示される設定値は最高回転数のうちの小
さい値と最大傾転角のうちの大きい値との組合せ
である。
すなわち、演算部35bはエンジン20の変更
しうる複数、例えば2つの使用最高回転数のうち
の1つと、可変容量油圧ポンプ22,23の変更
しうる複数、例えば2つの使用最大傾転角のうち
の1つを対応づけて1組とし、これらをあらかじ
め複数組、この場合にはA,B,C,Dの4組設
定し、重掘削(Pモード)、軽掘削(Eモード)、
高速走行(Hモード)、低速走行(Lモード)等
の作動体の作動形態に対応して最適と想定される
1組を選定する設定・選択手段を構成している。
第8図はこの演算部35bで選定される設定値の
組(選択位置で示してある)の各例を示す説明図
である。
このように構成した実施例は、スイツチ32に
よつてPモードかEモードのいずれかが指示さ
れ、スイツチ33によつてHモードかLモードの
いずれかが指示されるとともに、圧力スイツチ3
4aで走行モータ1が作動していることが検出さ
れ、あるいは圧力スイツチ34bで作動機等を駆
動するアクチユエータが作動していることが検出
されると、これらの信号がコントローラ35の入
力部35aを介して演算部35bに送られ、これ
に応じて演算部35bは第8図の該当する選択位
置A〜Dの内容であるエンジン20の最高回転数
と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角に
相当する信号を出力部35cに送る。出力部35
cは上記した最高回転数に相応する信号を最高回
転数可変手段30を構成する第2図に示す電磁切
換弁30gに出力し、また上記した最大傾転角に
対応する信号を最大吐出し容積可変手段31を構
成する第3図に示す電磁切換弁31cに出力す
る。
このとき、上記の最高回転数が大きい値である
場合には、電磁切換弁30gは第2図に示す状態
に保たれ、したがつて油圧シリンダ30cがタン
ク30fに連通することからピストン30bは移
動自在になつており、ガバナレバー70はピスト
ン30bの全ストロークに相当する大きい角度回
動可能になり、これによつて大きな最高回転数が
得られ、また当該最高回転数が小さい値である場
合には、電磁切換弁30gは同第2図の左位置に
切換えられ、したがつて油圧源30dの圧油が油
圧シリンダ30cに供給されてピストン30bが
右方位置に移動可能に保たれ、このピストン30
bにストツパ30aが係止されることによりガバ
ナレバー70はその回動角度を制限され、これに
よつて小さな最高回転数が得られる。
また、上記の最大傾転角が大きい値である場合
には、電磁切換弁31cは第3図の切換位置に切
換えられ、したがつて油圧シリンダ31bがタン
ク30fに連通することからピストン31aは移
動自在になつており、吐出し容積制御装置60を
構成するアクチユエータ60bのピストン60a
はピストン31aの全ストロークに相当する大き
い距離移動可能になり、これによつて大きな最大
傾転角が得られ、また当該最大傾転角が小さい値
である場合には、電磁切換弁31cは第3図に示
す状態に保たれ、したがつて油圧シリンダ30d
の圧油が油圧シリンダ31bに供給されてピスト
ン31aが左方位置に移動不能に保たれ、このピ
ストン31aにアクチユエータ60bのピストン
60aが係止されることにより当該ピストン60
aは移動を制限され、これによつて小さな最大傾
転角が得られる。
次に、上記のようにして演算部35bで設定値
が選択されることにより作動体が所望の作動形態
をとる具体的な一例を挙げると、第8図のNo.2で
示されるように、スイツチ32によつて重掘削す
なわちPモードが指示され、スイツチ33によつ
て高速走行すなわちHモードが指示されている状
態で、作動機を駆動するアクチユエータ等の作動
を検出する圧力スイツチ34bがON、走行モー
タ1の作動を検出する圧力スイツチ34aが
OFFの場合には、演算部35bで設定される組
合せのうちから位置Bの内容、すなわち、エンジ
ン20の最高回転数のうちの大きい値と可変容量
油圧ポンプ22,23の最大傾転角のうちの小さ
い値とが選択され、これによつて第9図の特性線
49で示す吐出圧力P−ポンプ吐出流量Q特性が
得られる。このときの最大流量QPはQP=N1×q2
となる。また、第8図のNo.6で示されるように、
スイツチ32によつて軽掘削すなわちEモードが
指示され、スイツチ33によつてHモードが指示
されている状態で、作動機を駆動するアクチユエ
ータ等の作動を検出する圧力スイツチ34bが
ON、走行モータ1の作動を検出する圧力スイツ
チ34aがOFFの場合には、演算部35bで設
定される組合せのうちから位置Cの内容、すなわ
ちエンジン20の最高回転数のうちの小さい値と
可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角のう
ちの大きい値とが選択され、これによつて第9図
の特性線50で示すP−Q特性が得られる。この
ときの最大流量QEはQE=N2×q1となる。なお、
49a,50aはそれぞれ特性線49,50に対
応するポンプ消費馬力(PS1,PS2)特性線であ
る。
このように、重掘削(Pモード)時にはエンジ
ン20の最高回転数を大きくし、可変容量油圧ポ
ンプ22,23の最大傾転角を小さくして、最大
流量をQPとして多くの作業量が得られ、また軽
掘削(Eモード)時にはエンジン20の最高回転
数を小さくし、可変容量油圧ポンプ22,23の
最大傾転角を大きくして最大流量を上述のQP
ほぼ同等のQEとして少ない作業量が得られる。
そして特に、上記した軽掘削(Eモード)時に
は所望の作業量をエンジン20の最高回転数を小
さく制限した状態で得ることができ、第5図の燃
料消費率特性線は符号42,43で示すものから
符号42,44で示すものに移行し、したがつて
燃料消費率はg1からg2になり、当該燃料消費率が
向上し、省エネを実現できる。またこのとき、エ
ンジン20の最高回転数が小さいことから、騒音
が抑制され、かつエンジン20および可変容量油
圧ポンプ22,23の耐久性が向上する。
また、別の具体的な例を挙げると、第8図のNo.
3で示されるように、スイツチ33によつて高速
走行すなわちHモードが指示され、スイツチ32
によつてPモードが指示された状態で、走行モー
タ1の作動を検出する圧力スイツチ34aが
ON、作業機を駆動するアクチユエータ等の作動
を検出する圧力スイツチ34bがOFFの場合に
は、演算部35bで設定される組合せのうちから
位置Aの内容、すなわち、エンジン20の最高回
転数のうちの大きい値と、可変容量油圧ポンプ2
2,23の最大傾転角のうちの大きい値とが選択
され、これによつて第10図の特性線51で示す
吐出圧力P−ポンプ吐出流量Q特性が得られる。
このときの最大流量QHはQH=N1×q1となる。ま
た、第8図のNo.15で示されるように、スイツチ3
3によつて低速走行すなわちLモードが指示さ
れ、スイツチ32によつてEモードが指示された
状態で走行モータ1の作動を検出する圧力スイツ
チ34aがON、作業機を駆動するアクチユエー
タ等の作動を検出する圧力スイツチ34bが
OFFの場合には、演算部35bで設定される組
合せのうちから位置Dの内容、すなわち、エンジ
ン20の最高回転数のうちの小さい値と、可変容
量油圧ポンプ22,23の最大傾転角のうちの小
さい値とが選択され、これによつて第10図の特
性線52で示すP−Q特性が得られる。このとき
の最大流量QLは上述したQHよりも十分に小さい
QL=N2×q2となる。なお、同第10図の51a
は走行時の圧力を示している。
このようにして、例えば広い道を早い速度で走
行するときなどにおこなわれる高速走行と、例え
ば狭い道を走行するときや、作業機の先端に物を
把持あるいは吊下げて走行するときなどにおこな
われる低速走行を容易に実現させることができ
る。
上述したようにこの実施例にあつては、作動体
の標準的な作動形態に最も適合し得るエンジン2
0の最高回転数と可変容量油圧ポンプ22,23
の最大傾転角の組合せをあらかじめ設定してお
き、コントローラ35の演算部35bで該当する
組合せを選択するようにしてあることから、オペ
レータの意図する作動体の作動形態を実現させる
ことができ、それ故、作業能率を向上させること
ができる。
第11図は本発明の別の実施例を示す回路図で
ある。この別の実施例は、ブーム、アーム等のフ
ロント系も含めて大きな流量を必要とする場合の
一例を示すもので、例えば岩石等を破砕するブレ
ーカ53と、アーム用方向切換弁29の下流に配
置され、ブレーカ53の駆動を制御する方向切換
弁54と、この方向切換弁54を操作するレバー
55の移動を検出するスイツチ56を備えてお
り、このスイツチ56はコントローラ35の前述
した入力部35aに接続されている。その他の構
成は前述した第1図に示すものと例えば同等であ
る。
そして、コントローラ35の演算部35bは、
例えばスイツチ32がPモード、スイツチ33が
Hモードに切換えられているときにレバー55が
操作され、スイツチ56からコントローラ35の
入力部35aに信号が入力されたときに、あらか
じめ設定してある前述の位置A,B,C,Dで規
定される組合せのうち位置Aの組合せ、すなわち
エンジン20の最高回転数を大きい値に、可変容
量油圧ポンプ22,23の最大傾転角を大きい値
にする組合せを選択し、その値を出力部35cを
介してエンジン回転数制御手段30およびポンプ
最大傾転角制御手段31に出力する。
このように構成した別の実施例にあつては、ブ
レーカ53による破砕作業時には常に大流量を当
該ブレーカ53に供給でき、したがつてオペレー
タの望む能率の良い破砕作業を実現させることが
できる。
〔発明の効果〕
本発明の建設機械は以上のようにあらかじめ設
定した原動機の最高回転数と可変容量油圧ポンプ
の組合せの中から、作動体の作動形態に応じた最
適な組合せを自動的に選択する構成にしてあるこ
とから、オペレータが意図する作動体の作動形態
に適応したアクチユエータの駆動を実現でき、従
来に比べて作業能率が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の建設機械の一実施例を示す回
路図、第2図は第1図に示す実施例に備えられる
最高回転数可変手段の一例を示す説明図、第3図
は第1図に示す実施例に備えられる最大吐出し容
積制御装置の一例および最大吐出し容積可変手段
の一例を示す説明図、第4図は第1図に示す実施
例に備えられるコントローラ部分の構成を示すブ
ロツク図、第5図は第1図に示す実施例に備えら
れるエンジンの特性を示す説明図、第6図は第1
図に示す実施例に備えられる可変容量油圧ポンプ
の特性を示す説明図、第7図は第1図に示すコン
トローラの演算部において設定されるエンジン最
高回転数と可変容量油圧ポンプの吐出流量との組
合せを示す説明図、第8図は第1図に示すコント
ローラの演算部で選定される所定値の組の各例を
示す説明図、第9図は第1図に示す実施例におい
ておこなわれる重掘削(Pモード)と軽掘削(E
モード)のそれぞれの場合における可変容量油圧
ポンプの吐出圧力と吐出流量との関係を示す説明
図、第10図は第1図に示す実施例においておこ
なわれる高速走行(Hモード)と低速走行(Lモ
ード)のそれぞれの場合における可変容量油圧ポ
ンプの吐出圧力と吐出流量との関係を示す説明
図、第11図は本発明の別の実施例を示す回路
図、第12図は建設機械の一例として挙げた油圧
シヨベルの概略構成を示す側面図、第13図は第
12図に示す建設機械に備えられる油圧回路の要
部を示す回路図、第14図は第13図に示す油圧
回路における可変容量油圧ポンプの吐出流量とエ
ンジン回転数の関係を示す説明図である。 1……走行モータ、2……走行体、3……旋回
モータ、4……旋回体、5……ブームシリンダ、
6……ブーム、7……アームシリンダ、8……ア
ーム、9……バケツトシリンダ、10……バケツ
ト、20……原動機(エンジン)、22,23…
…可変容量油圧ポンプ、30……最高回転数可変
手段、31……最大吐出し容積可変手段、32,
33,56……スイツチ、34a,34b……圧
力スイツチ、35……コントローラ、35a……
入力部、35b……演算部、35c……出力部、
53……ブレーカ、55……レバー、60……吐
出し容積制御装置、70……カバナレバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原動機と、この原動機の回転数を制御する回
    転数制御装置と、この原動機によつて駆動される
    可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプ
    の吐出し容積を制御する吐出し容積制御装置と、
    可変容量油圧ポンプから吐出される圧油によつて
    駆動するアクチユエータと、このアクチユエータ
    によつて駆動される作動体とを備えた建設機械に
    おいて、上記回転数制御装置で制御される回転数
    の最高回転数を変更可能な最高回転数可変手段
    と、上記吐出し容積制御装置で制御される吐出し
    容積の最大吐出し容積を変更可能な最大吐出し容
    積可変手段と、上記変更しうる複数の最高回転数
    のうちの1つと上記変更しうる複数の最大吐出し
    容積のうちの1つとを対応づけて1つの組とし、
    これをあらかじめ複数組設定し、上記作動体の作
    動形態に対応して該複数組のうちの1組を選択す
    る設定・選択手段と、上記作動体の目標とする作
    動形態を指示する指示手段と、上記アクチユエー
    タが作動状態にあるかどうか検出する検出手段と
    を備え、上記指示手段および検出手段から出力さ
    れる信号に基づいて上記設定・選択手段で選定さ
    れた値に応じて上記最高回転数可変手段および最
    大吐出し容積可変手段を駆動することを特徴とす
    る建設機械。
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