JPH0549773B2 - - Google Patents

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JPH0549773B2
JPH0549773B2 JP61000648A JP64886A JPH0549773B2 JP H0549773 B2 JPH0549773 B2 JP H0549773B2 JP 61000648 A JP61000648 A JP 61000648A JP 64886 A JP64886 A JP 64886A JP H0549773 B2 JPH0549773 B2 JP H0549773B2
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auto
control device
rotation speed
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JP61000648A
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Masakazu Haga
Toichi Hirata
Hideaki Tanaka
Genroku Sugyama
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Priority to EP86112330A priority patent/EP0214633B1/en
Priority to US06/904,118 priority patent/US4697418A/en
Priority to DE8686112330T priority patent/DE3661745D1/de
Priority to CN86106816A priority patent/CN1011802B/zh
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Publication of JPH0549773B2 publication Critical patent/JPH0549773B2/ja
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
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    • E02F9/2292Systems with two or more pumps
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    • E02F9/2282Systems using center bypass type changeover valves
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    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2278Hydraulic circuits
    • E02F9/2296Systems with a variable displacement pump

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油圧シヨベル等の建設機械に備えられ
るエンジン・油圧ポンプの制御装置に関する。
〔従来の技術〕
第11図はエンジン・油圧ポンプの制御装置が
備えられる建設機械の一例として挙げた油圧シヨ
ベルの概略構成を示す側面図である。この図にお
いて、1は左走行用、右走行用に一対設けられる
走行モータ、2はこの走行モータ1によつて駆動
される走行体、3は旋回モータ、4はこの旋回モ
ータ3によつて駆動される旋回体、6は旋回体4
に回動可能に装着したブーム、8はこのブーム6
に回動可能に装着したアーム、10はこのアーム
8に回動可能に装着したバケツト、5はブーム6
を回動させるブームシリンダ、7はアーム8を回
動させるアームシリンダ、9はバケツト10を回
動させるバケツトシリンダ、11は走行モータ
1、旋回モータ3、ブームシリンダ5、アームシ
リンダ7、バケツトシリンダ9等を作動させる操
作レバーを例示している。
なお、上記した走行モータ1、旋回モータ3、
ブームシリンダ5、アームシリンダ7、およびバ
ケツトシリンダ9は図示しない可変容量油圧ポン
プから吐出される圧油によつて駆動するアクチユ
エータを構成し、また上記したブーム6、アーム
8、およびバケツト10はフロント、すなわち掘
削作業等をおこなう作業機を構成し、該作業機、
旋回体4および走行体2は上述のアクチユエータ
によつて作動する作動体を構成している。
第12図は上述の第11図に示す建設機械に備
えられる従来のエンジン・油圧ポンプの制御装置
の要部を示す回路図で、この図において、1,
3,5,7は前述した走行モータ、旋回モータ、
ブームシリンダ、アームシリンダである。また、
20は原動機、すなわちエンジン、21はこのエ
ンジン20の回転数を制御するエンジンレバー、
22,23はエンジン20によつて駆動される可
変容量油圧ポンプである。24は例えば左走行用
の走行モータ1の駆動を制御する第1の走行用方
向切換弁、25はアームシリンダ7の駆動を制御
する第1のアーム用方向切換弁、26は旋回モー
タ3の駆動を制御する旋回用方向切換弁で、これ
らの方向切換弁24,25,26は可変容量油圧
ポンプ22に連結されている。27は右走行用の
走行モータ1の駆動を制御する第2の走行用方向
切換弁、28はブームシリンダ5の駆動を制御す
るブーム用方向切換弁、29はアームシリンダ7
の駆動を制御する第2のアーム用方向切換弁で、
これらの方向切換弁27,28,29は可変容量
油圧ポンプ23に連結されている。
この第12図に示すエンジン・油圧ポンプの制
御装置を備えた第11図に示す油圧シヨベルにあ
つては、エンジン20によつて可変容量油圧ポン
プ22,23を駆動し、方向切換弁24〜29を
適宜切換えることにより、走行モータ1、旋回モ
ータ3、ブームシリンダ5、アームシリンダ7等
が選択的に駆動され、これによつて走行体2の走
行、旋回体4の旋回、作業機による掘削作業等が
おこなわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、この従来の油圧シヨベルに備えられ
るエンジン・油圧ポンプの制御装置にあつては、
第13図のポンプ吐出流量Qとエンジン回転数N
との関係を示す説明図から明らかなように、エン
ジン20の使用される最高回転数N1と、可変容
量油圧ポンプ22,23の最大流量Q1すなわち
可変容量油圧ポンプ22,23の最大吐出し容積
に相当する斜板の最大傾転角とは一義的に決定さ
れる。したがつて、例えば高速走行を考慮して可
変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角とエン
ジン20の最高回転数とを設定した場合には、大
きな流量が走行モータ1および他のアクチユエー
タに供給されるので、走行体2を高速で走行させ
ることができるものの、他のアクチユエータにつ
いては速度が速くなりすぎて例えば作業機を微操
作する必要が生じた場合に、この微操作が難しく
なり、操作性が低下して作業性が悪くなる。ま
た、逆に作業機等の操作性を考慮してポンプ2
2,23の最大傾転角とエンジン20の最高回転
数との関係を設定した場合には、作業機等の微操
作性を良くできるものの走行モータ1に供給され
る流量も制限され、それ故、高速走行が必要とな
つた場合に当該走行をおこなうことができない。
すなわち、この従来のエンジン・油圧ポンプの制
御装置にあつては、エンジン20の最高回転数と
可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角との
関係が一義的に決められてしまうことに伴つてオ
ペレータの意図する作動体の作動形態を実現させ
難く、このことが作業能率の向上を図る上での欠
点となつている。
なお、作動体の作動形態としては、作業機によ
る多くの仕事量をこなす重掘削すなわちパワーモ
ード(Pモード)、比較的仕事量の少ない軽掘削
すなわちエコノミツクモード(Eモード)、走行
体2の高速走行(Hモード)、低速走行(Lモー
ド)の他、作業機に岩石等の破砕用のブレーカを
装着しておこなう破砕作業等種々のものがある。
本発明は上記した従来技術における実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、オペレータが意
図する作動体の作動形態に適応したアクチユエー
タの駆動を実現させることのできるエンジン・油
圧ポンプの制御装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明は、原動機
と、この原動機の回転数を制御する回転数制御装
置と、この原動機によつて駆動される可変容量油
圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプの吐出し容
積例えば斜板の傾転角を制御する吐出し容積制御
装置と、可変容量油圧ポンプから吐出される圧油
によつて駆動する走行モータおよび他のアクチユ
エータとを備えたものにおいて、回転数制御装置
で制御される回転数の最高回転数を変更可能な最
高回転数可変手段と、吐出し容積制御装置で制御
される吐出し容積の最大吐出し容積を変更可能な
最大吐出し容積可変手段と、オートアイドル制御
手段と、変更しうる複数の最高回転数のうちの1
つと変更しうる複数の最大吐出し容積のうちの1
つとを対応づけて1つの組とし、この組をあらか
じめ走行に関連させて複数組、走行以外の他の作
業に関連させて複数組それぞれ設定するととも
に、オートアイドル制御に関連させた小さな流量
を設定し、走行モータおよび他のアクチユエータ
の作動形態およびオートアイドル操作に対応して
それぞれの複数組のうちの1組あるいは小さな流
量を選択す設定・選択手段と、走行モータの目標
とする作動形態を指示する例えばスイツチからな
る第1の指示手段と、他のアクチユエータの作動
形態を指示する例えばスイツチからなる第2の指
示手段と、オートアイドル制御を指示する第3の
指示手段と、走行モータが作動状態にあるかどう
か検出する例えば圧力スイツチからなる第1の検
出手段と、他のアクチユエータが作動状態にある
かどうか検出する例えば圧力スイツチからなる第
2の検出手段と、走行状態にあるかどうか、およ
び走行以外の作業状態にあるかどうか判別すると
ともに、走行状態にあるかどうかを優先的に例え
ば第1の検出手段および第2の検出手段から出力
される信号に応じて判別する第1の判別手段と、
この第1の判別手段における走行以外の作業状態
にあるかどうかの判別が満足されないときに、オ
ートアイドル制御が指示されているかどうか判別
する第2の判別手段とを備え、これらの第1の判
別手段および第2の判別手段による判別および第
1の指示手段、第2の指示手段、第3の指示手
段、第1の検出手段、第2の検出手段から出力さ
れる信号に基づいて設定・選択手段で選定された
値に応じて、最高回転数可変手段および最大吐出
し容積可変手段、およびオートアイドル制御手段
を駆動する構成にしてある。
〔作用〕
このように構成したことにより本発明は、最高
回転数と最大吐出し容積の変更、および相互の組
合せに応じて重掘削、軽掘削、高速走行、低速走
行、微操作等オペレータの意図する、しかも最も
標準的な作動体の作動形態を容易に実現させるこ
とができ、また走行状態になく、走行以外の作業
状態にもないと判別された場合には、第2の判別
手段による判別に伴つて選択されるオートアイド
ル制御に関連させて設定した小さな流量に応じ
て、比較的短い時間のうちにオートアイドル制御
に移行させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明のエンジン・油圧ポンプの制御装
置を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。なお、この図において前述した第12図に示
したものと同等のものは同一符号で示してある。
この第1図において、70はエンジン20の回転
数を制御する回転数制御装置を構成するガバナレ
バーで、前述したエンジンレバー21はばね70
aを介してこのガバナレバー70に接続されてい
る。30はガバナレバー70を含む回転数制御装
置で制御されるエンジン20の回転数の最高回転
数を変更可能な最高回転数可変手段で、例えば第
2図に示すように、ガバナレバー70に設けたス
トツパ30aと、このストツパ30aが当接可能
なピストン30bを有する油圧シリンダ30c
と、この油圧シリンダ30cに連絡される油圧源
30dと、この油圧源30dと油圧シリンダ30
c間に設けられ、油圧シリンダ30cを油圧源3
0dおよびタンク30fに選択的に連通させる電
磁切換弁30gとを備えている。
また、第1図に示す60は可変容量油圧ポンプ
22,23の吐出し容積、例えば斜板の傾転角を
制御する吐出し容積制御装置で、第3図に示すよ
うに、リンク機構を介して、可変容量油圧ポンプ
22,23の斜板に連結されるピストン60aを
含むアクチユエータ60bと、上述のリンク機構
に連結されるとともに、上述のアクチユエータ6
0bを油圧源30dおよびタンク30fに選択的
に連通させるサーボ弁60cとを備えている。ま
た、第1図に示す31は吐出し容積制御装置60
で制御される吐出し容積の最大吐出し容積、例え
ば斜板の最大傾転角を変更可能な最大吐出し容積
可変手段で、第3図に示すように吐出し容積制御
装置60を構成するアクチユエータ60bのピス
トン60aが当接可能なピストン31aを有する
油圧シリンダ31bと、この油圧シリンダ31b
を油圧源30dおよびタンク30fに選択的に連
通させる電磁切換弁31cとを備えている。
また第1図に示す71はオートアイドル制御手
段、例えばエンジン20の回転数が次の作業に支
障のない程度の低いアイドル回転数となるように
ガバナレバー70を制御する制御手段、32は走
行モータ1以外の他のアクチユエータの目標とす
る作動形態を例えば重掘削(Pモード)にする
か、軽掘削(Eモード)にするか選択するスイツ
チ、33は走行モータ1の目標とする作動形態を
高速走行(Hモード)にするか、低速走行(Lモ
ード)にするか選択するスイツチ、72はオート
アイドル制御を指示するスイツチで、これらのス
イツチ33,32,72は第1の指示手段、第2
の指示手段、第3の指示手段を構成している。3
4aは走行モータ1が作動状態にあるかどうかを
検出する圧力スイツチ、34bは作業機を駆動す
るブームシリンダ5、アームシリンダ7、あるい
は旋回体を旋回させる旋回モータ3等の他のアク
チユエータが作動状態にあるかどうかを検出する
圧力スイツチで、それぞれ方向切換弁24,2
7、あるいは方向切換弁25,26,28,29
の切換えに伴つてパイロツト管路に発生するパイ
ロツト圧に応動するようになつている。これらの
圧力スイツチ34a,34bは第1の検出手段、
第2の検出手段を構成している。
35は最高回転数可変手段30、最大吐出し容
積可変手段31、オートアイドル制御手段71、
スイツチ32,33,72および圧力スイツチ3
4a,34bが接続されるコントローラである。
このコントローラ35は第4図に示すように、ス
イツチ32,33,72、圧力スイツチ34a,
34bが接続れる入力部35a、この入力部35
aに接続され、後述する設定・選択手段および第
1〜第5の判別手段、第1、第2の時間確認手段
を構成する演算部35b、およびこの演算部35
bで選択された値を最高回転数可変手段30を構
成する電磁切換弁30gの駆動部、および最大吐
出し容積可変手段31を構成する電磁切換弁31
cの駆動部およびガバナレバー70の作動を制御
するオートアイドル制御手段71に出力する出力
部35cを備えている。
また、第5図および第6図はそれぞれこの実施
例に備えられるエンジン20および可変容量油圧
ポンプ22,23の特性を示す説明図である。こ
のうち第5図は横軸にエンジ回転数、すなわちエ
ンジン1の最高回転数をとり、縦軸にポンプ消費
馬力Ps,エンジントルクT、燃料消費率gをとつ
ている。同第5図中、N1はエンジン20の複数
の最高回転数のうちの大きい値をとる最高回転数
を示し、N2は小さい値をとる最高回転数を示し、
36,37はエンジン回転数N1に対応するエン
ジン回転数・エンジントルク特性線を示し、3
6,38はエンジン回転数N2に対応するエンジ
ン回転数・エンジントルク特性線を示している。
また、39,40はエンジン回転数N1に対応す
るエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を示
し、39,41はエンジン回転数N2に対応する
エンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を示し、
42,43はエンジン回転数N1に対応する燃料
消費率特性線を示し、42,44はエンジン回転
数N2に対応する燃料消費率特性線を示している。
g1はエンジン回転数がN1のときの燃料消費率を
示し、g2はエンジンの回転数がN2のときの燃料
消費率を示している。なお、Tpは可変容量油圧
ポンプ22,23のポンプトルク特性線をPS1
該可変容量油圧ポンプ22,23の変更しうる最
大傾転角のうちの大きい最大傾転角に相応するポ
ンプ消費馬力を、PS2は該可変容量油圧ポンプ2
2,23の変更しうる最大傾転角のうちの小さい
最大傾転角に相応するポンプ消費馬力を示してい
る。
また、第6図は横軸に吐出圧力Pを、縦軸にポ
ンプ吐出流量Qを示しており、特性線45は可変
容量油圧ポンプ22,23の変更しうる最大傾転
角のうちの大きい最大傾転角に相応し、q1はその
ときの最大吐出流量を示している。また46は可
変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角のうち
の小さい最大傾転角に相応し、q2はそのときの最
大吐出流量を示している。
また、第7図は上述したコントローラ35の演
算部35bにおいて設定されるエンジンの最高回
転数と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転
角すなわち吐出量との組合せを示す説明図で、横
軸にはエンジン回転数Nを、縦軸にはポンプ吐出
流量Qをとつてあり、47は前述した第6図の特
性線45に相応し、可変容量油圧ポンプ22,2
3から吐出される流量の最大流量がq1となる特性
線を示し、48は前述した第6図の特性線46に
相応し、可変容量油圧ポンプ22,23から吐出
される流量の最大流量がq2となる特性線を示して
いる。
そして、同第7図中、Aはエンジン回転数が
N1のときの特性線47上の位置であり、この位
置Aに示される設定値はエンジン20の最高回転
数のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ22,
23の最大傾転角のうちの大きい値とを組合せた
ものであり、Bはエンジン回転数がN1のときの
特性線48上の位置であり、この位置Bに示され
る設定値は最高回転数のうちの大きい値と最大傾
転角のうちの小さい値との組合せであり、Cはエ
ンジン回転数がN2のときの特性線47上の位置
であり、この位置Cに示される設定値は最高回転
数のうちの小さい値と最大傾転角のうちの大きい
値とを組合せたものであり、Dはエンジン回転数
がN2のときの特性線48上の位置であり、この
位置Dに示される設定値は最高回転数のうちの小
さい値と最大傾転角のうちの小さい値との組合せ
であり、Fはエンジン回転数が回転数N2よりも
さらに小さいアイドル回転数N3のときのと特性
線48上の位置である。
すなわち、演算部35bはエンジン20の変更
しうる複数、例えば2つの使用最高回転数のうち
の1つと、可変容量油圧ポンプ22,23の変更
しうる複数、例えば2つの使用最大傾転角のうち
の1つを対応づけて1組とし、この組をあらかじ
め走行に関連させて複数組、例えばA,C,Dの
3組設定し、走行以外の他の作業に関連させて複
数組、例えばB,Cの2組設定するとともに、オ
ートアイドル制御に関連させて小さな流量を与え
るFを設定し、重掘削(Pモード)、軽掘削(E
モード)、高速走行(Hモード)、低速走行(Lモ
ード)等の作動体の作動形態およびオートアイド
ル操作に対応して最適と想定される1組あるいは
上述の小さな流量を選択する設定・選択手段を構
成している。
また、この演算部35bは、走行状態すなわち
走行モータ1が作動状態にあるかどうか、および
走行以外の作業状態すなわち走行モータ1以外の
アクチユエータが作動状態にあるかどうか判別す
るとともに、走行状態にあるかどうかを優先的
に、例えば圧力スイツチ34a,34bから出力
される信号に応じて判別する第1の判別手段と、
この第1の判別手段において圧力スイツチ34
a,34bの双方から走行状態および作業状態に
ない旨の信号が出力されたときに、オートアイド
ル制御が指示されているかどうか判別する第2の
判別手段と、この第2の判別手段における判別が
満足されたとき、それ以降の時間を確認する第1
の時間確認手段、例えば第1のタイマと、この第
1のタイマによつて計測された時間が、一般に考
えられる微操作時の作動継続時間を超える程度の
所定時間、例えば3.5秒を経過したかどうか判別
するとともに、スイツチ32から出力される信号
が変つたかどうか判別する第3の判別手段と、上
述したオートアイドル制御が指示されているかど
うか判別する第2の判別手段が満足されないと
き、例えばそれ以降の時間を確認する第2の時間
確認手段、例えば第2のタイマと、この第2のタ
イマによつて計測された時間が微操作時に考えら
れる作動継続時間を超える程度の所定時間、例え
ば2.5秒を経過したかどうか判別する第4の判別
手段と、この第4の判別手段の判別が満足されな
いとき、および上述した第3の判別手段の判別が
満足されないときに、スイツチ32から出力され
る信号が変つたかどうか判別する第5の判別手段
とを内蔵している。
このように構成した実施例にあつては、第8図
に示す処理手順に従つて各動作がおこなわれる。
すなわち手順S1において、スイツチ32,3
3の出力信号および圧力スイツチ34a,34b
の出力使号がコントローラ35の入力部35aを
経て演算部35bに読込まれる。これにより演算
部35bの第1の判別手段は手順S2におけるよ
うに、まず優先的に走行状態にあるかどうか、例
えば圧力スイツチ34aから信号が出力され走行
モータ1が作動しているかどうか判別し、走行状
態にある場合には手順S3に移る。この手順S3で
はスイツチ33,32によるH,L,P,Eモー
ドのそれぞれの指示に応じてあらかじめ走行に関
連して設定した上記第7図に示す選択位置A,
C,Dの3組の中か最適なものが選定される。
例えばスイツチ33によつてHモードが指示さ
れ、スイツチ32によつてPモードが指示されて
いる場合には、選択位置Aが選択され、この選択
位置Aの内容すなわちエンジン20の最高回転数
のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ22,2
3の最大傾転角のうちの大きい値とが選択され、
これらに相当する信号を出力部35cに送る。出
力部35cは最高回転数に相応する信号を最高回
転数可変手段30を構成する第2図に示す電磁切
換弁30gに出力し、また最大傾転角に相応する
信号を最大吐出し容積可変手段31を構成する第
3図に示す電磁切換弁31cに出力する。これに
より、電磁切換弁30gは第2図に示す状態に保
たれ、したがつて油圧シリンダ30cがタンク3
0fに連通することからピストン30bは移動自
在になつており、ガバナレバー70はピストン3
0bの全ストロークに相当する大きい角度回動可
能になり、これによつて大きな最高回転数が得ら
れる。また、電磁切換弁31cは第3図の左位置
に切換えられ、したがつて油圧シリンダ31bが
タンク30fに連通することからピストン31a
は移動自在になつており、吐出し容積制御装置6
0を構成するアクチユエータ60bのピストン6
0aはピストン31aの全ストロークに相当する
大きい距離移動可能になり、これによつて大きな
最大傾転角が得られる。これに伴つて、第10図
の特性線51で示す吐出圧力P−ポンプ吐出流量
Q特性が得られる。このときの最大流量QHは、
QH=N1×q1となる。なお、同第10図の51a
は走行時の圧力を示している。
また、第8図に示す手順S3において、スイツ
チ33によつてLモードが指示され、スイツチ3
2によつてPモードが指示されている場合には選
択位置Dが選定され、この選択位置Dの内容すな
わちエンジン20の最高回転数のうちの小さい値
と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角の
うちの小さい値とが選択され、これらに相当する
信号を出力部35cに送る。出力部35cはこれ
らの信号に相応する信号を第2図に示す電磁切換
弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31cに
出力する。これにより、電磁切換弁30gは同第
2図の左位置に切換えられ、しがたつて油圧源3
0dの圧油が油圧シリンダ30cに供給されてピ
ストン30bが右方位置に移動不能に保たれ、こ
のピスト30bにストツパ30aが係止されるこ
とによりガバナレバー70はその回動角度を制限
され、これによつて小さな最高回転数が得られ
る。また、電磁切換弁31cは第3図に示す状態
に保たれ、したがつて油圧シリンダ30dの圧油
が油圧シリンダ31bに供給されてピストン31
aが左方位置に移動不能に保たれ、このピストン
31aにアクチユエータ60bのピストン60a
が係止されることにより当該ピストン60aは移
動を制限され、これによつて小さな最大傾転角が
得られる。これに応じて第10図の特性線52で
示すP−Q特性が得られる。このときの最大流量
QLは上述した流量QHよりも十分に小さいQL=N2
×q2となる。
また、第8図に示す手順S3において、スイツ
チ33によつてHモードが指示され、スイツチ3
2によつてEモードが指示されている場合には選
択位置Cが選定され、この選択位置Cの内容すな
わちエンジン20の最高回転数のうちの小さい値
と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角の
うちの大きい値とが選択され、これらに相当する
信号を出力部35cに送る。出力部35cはこれ
らの信号に相応する信号を第2図に示す電磁切換
弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31cに
出力する。これにより、電磁切換弁30gは同第
2図の左位置に切換えられ、したがつて油圧源3
0dの圧油が油圧シリンダ30cに供給されてピ
ストン30bが右方位置に移動不能に保たれ、こ
のピストン30bにストツパ30aが係止される
ことによりガバナレバー70はその回動角度を制
限され、これによつて小さな最高回転数が得られ
る。また、電磁切換弁31cは第3図の左位置に
切換えられ、したがつて油圧シリンダ31bがタ
ンク30fに連通することからピストン31aは
移動自在になつており、吐出し容積制御装置60
を構成するアクチユエータ60bのピストン60
aはピストン31aの全ストロークに相当する大
きい距離移動可能になり、これによつて大きな最
大傾転角が得られる。これに応じて、第9図の特
性線50で示すP−Q特性が得られる。このとき
の最大流量QEはQE=N2×q1となる。なお、同第
9図において50aは特性線50に対応するポン
プ消費馬力PS2特性線である。
また、第8図に示す手順S3において、スイツ
チ33によつてLモードが指示され、スイツチ3
2によつてEモードが指示されている場合には選
択位置Dが選定される。この場合には前述のLモ
ードおよびPモードの場合と同様であり、このと
きの最大流量QLは十分に小さいQL=N2×q2とな
る。
そして、第8図の手順S3の処理の後は、はじ
めに戻る。また、同第8図の手順S2において、
圧力スイツチ34aから信号が出力されておら
ず、走行状態でないと判別された場合には手順
S4に移る。この手順S4では、走行以外の作業状
態にあるかどうか、例えば圧力スイツチ34bか
ら信号が出力され、走行モータ1以外のアクチユ
エータが作動しているかどうか演算部35bの第
1の判別手段で判別され、走行以外の他の作業状
態にある場合には手順S5に移る。この手順S5で
はスイツチ32 によるP,Eモード指示に応じ
て、コントローラ35の演算部35bであらかじ
め走行以外の他の作業に関連して設定した第7図
に示す選択位置B,Cの2組の中から該当するも
のが選定される。
例えばスイツチ32によつてPモードが指示さ
れている場合には、選択位置Bが選定され、この
選択位置Bの内容すなわちエンジン20の最高回
転数のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ2
2,23の最大傾転角のうちの小さい値とが選択
され、これらに相応する信号を第2図に示す電磁
切換弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31
cに出力する。これにより、電磁切換弁30gは
第2図に示す状態に保たれ、したがつて油圧シリ
ンダ30cがタンク30fに連通することからピ
ストン30bは移動自在になつており、ガバナレ
バー70はピストン30bの全ストロークに相当
する大きい角度回転可能になり、これによつて大
きな最高回転数が得られる。また、電磁切換弁3
1cは第3図に示す状態に保たれ、したがつて油
圧シリンダ30dの圧油が油圧シリンダ31bに
供給されてピストン31aが左方位置に移動不能
に保たれ、このピストン31aにアクチユエータ
60bのピストン60aが係止されることにより
当該ピストン60aは移動を制限され、これによ
つて小さな最大傾転角が得られる。これに応じ
て、第9図の特性線49で示す吐出圧力P−ポン
プ吐出流量Q特性が得られる。このときの最大流
量QPはQP=N1×q2となる。なお、同第9図にお
いて49aは特性線49に対応するポンプ消費馬
力PS1特性線である。
また、第8図に示す手順S5において、スイツ
チ32によつてEモードが指示されている場合に
は、選択位置Cが選択される。この場合には、前
述の手順S3におけるHモードおよびEモードの
場合と同様であり、このときの最大流量QEはQE
=N2×q1となる。
なお、第8図の手順S5の処理の後は、はじめ
に戻る。また、同第8図の手順S4において、走
行以外の他の作業状態にない場合、すなわち走行
状態になく他の作業状態にもない場合には手順
S6に移り、オートアイドル制御かどうか、すな
わちスイツチ72によつてオートアイドル制御が
指示されているかどうか、演算部35bの第2の
判別手段で判別される。この第2の判別手段にお
ける判別が満足され、コントローラ35の入力部
35aを介して演算部35bにスイツチ72から
の信号が入力されている場合には、手順S7に移
る。手順S7では、演算部35bの第1のタイマ
で手順S6における第2の判別がおこなわれた後
の時間が計測され、演算部35bの第3の判別手
段で、第1のタイマで計測される時間が3.5秒経
過したかどうかの判別、およびスイツチ32から
出力される信号が変つたかどうかの2つの判別が
おこなわれる。これらの2つの判別がともに満足
された場合には、あらかじめオートアイドル操作
に関連して設定した第7図に示す位置Fが選定
れ、すなわちエンジン20の回転数がアイドル回
転数N3,また可変容量油圧ポンプ22,23の
最大傾転角が小さい値となるように、該当する信
号をコントローラ35の出力部35cに送る。出
力部35cはオートアイドル制御手段71に信号
を送るとともに、最大傾転角に相応する信号を第
3図に示す電磁切換弁31に出力する。これによ
り、ガバナレバー70が操作されてエンジン20
がアイドル回転数N3になるとともに、電磁切換
弁31cは第3図に示す状態に保たれ、したがつ
て油圧シリンダ30dの圧油が油圧シリンダ31
bに供給されてピストン31aが左方位置に移動
不能に保たれ、このピストン31aによつてピス
トン60aの移動を制限され、これによつて小さ
な最大傾転角が得られる。このときの流量QF
十分に小さな流量QF=N3×q2となる。
また、上述の第8図に示す手順S6における判
別が満足されない場合には手順S8に移る。この
手順S8では、演算部35bの第2のタイマで、
上述の手順S6における判別がおこなわれた後の
時間が計測され、該演算部35bの第4の判別手
段で、第2のタイマで計測される時間が2.5秒経
過したかどうかの判別がおこなわれる。この手順
S8の判別が満足された場合には、微速度走行、
微速度作業などがおこなわれていないときなどで
あり、このとき手順S5に写り、前回指示された
スイツチ32から出力される指示信号に応じて走
行以外の作業の形態であるPモードかEモードに
自動的に選定され、これらのPモードあるいはE
モードに応じて選択位置B,Cが選択され、これ
らの選択位置B,Cに応じた前述した最大流量
QP=N1×q2、あるいは最大流量QE=N2×q1が得
られる。また、上述の手順S8における判別、お
よび手順S7における判別が満足されない場合は、
手順S9に移る。この手順S9ではスイツチ32か
ら出力される信号が切換つたかどうか演算部35
bの第5の判別手段で判別され、この判別が満足
された場合には手順S5に移り、スイツチ32に
よつて指示されたモード、すなわちPモードある
いはEモードに応じて選択位置B,Cがそれぞれ
選択される。
なお、手順S9の判別が満足されない場合、お
よび手順S7の判別が満足され、所定の処理がお
こなわれた後は、はじめに戻る操作がおこなわれ
る。
このように構成した実施例にあつては、作動体
の標準的な作動形態に最も適合し得るエンジン2
0の最高回転数と可変容量油圧ポンプ22,23
の最大傾転角の組合せをあらかじめ設定してお
き、コントローラ35の演算部35bで該当する
組合せを選択するようにしてあることから、オペ
レータの意図する作動体の作動形態を実現させる
ことができ、それ故、作業能率を向上させること
ができる。
また、例えば広い道を早い速度で走行するとき
などにおこなわれる高速走行と、例えば狭い道を
走行するときや、作業機の先端に物を把持あるい
は吊下げて走行するときなどにおこなわれる低速
走行を容易に実現させることができ、特に走行状
態にあるかどうかを他の作業に優先させて判別す
るようにしてあることから常に安定した走行速度
が得られ、走行と他の作業との複合作業時等にお
ける安全性を確保することができる。
また、走行がおこなわれず他の作業が実施され
る際、例えば重掘削(Pモード)時にはエンジン
20の最高回転数を大きくし、可変容量油圧ポン
プ22,23の最大傾転角を小さくして、最大流
量をQPとして多くの作業量が得られ、また軽掘
削(Eモード)時にはエンジン20の最高回転数
を小さくし、可変容量油圧ポンプ22,23の最
大傾転角を大きくして最大流量を上述のQPとほ
ぼ同等のQEとして少ない作業量が得られる。
そして特に、上記した軽掘削(Eモード)時に
は所望の作業量をエンジン20の最高回転数を小
さく制限した状態で得ることができ、第5図の燃
料消費率特性線は符号42,43で示すものから
符号42,44で示すものに移行し、したがつて
燃料消費率はg1からg2になり、当該燃料消費率が
向上し、省エネを実現できる。またこのとき、エ
ンジン20の最高回転数が小さいことから、騒音
が抑制され、かつエンジン20および可変容量油
圧ポンプ22,23の耐久性が向上する。
また、走行状態になく、走行以外の作業状態に
もない場合で、オートアイドル制御の指示信号が
出力されている場合、3.5秒以上経過し、かつス
イツチ42が切換つていないときにはオートアイ
ドル操作に直ちに移行させることができる。
また、走行状態になく、走行以外の作業状態に
もない場合で、スイツチ72からオートアイドル
制御の指示信号が出力されていない場合、その状
態が2.5秒以上続いた場合には、走行に比べて比
較的頻度の高い掘削等の他の作業のための準備操
作として、あらかじめ掘削等の作業に好的なPモ
ード、あるいはEモードが選定され、これらのP
モード、Eモードに該当する選択位置B,Cに相
応する最高回転数と最大吐出し容積の組合せにす
ることができ、オペレータはこのときの原動機の
回転数の変化すなわち原動機の回転音の変化から
現在どのモードにあるかを十分に察知でき、また
重掘削、軽掘削等の作業開始時に最高回転数と最
大吐出し容積の組合せの変化を生じることがな
い。
また、走行状態になく、走行以外の作業状態に
なく、オートアイドル制御の指示がなされていな
に場合で、この状態が2.5秒に満たない場合には、
前回の選択位置に係る最高回転数と吐出し容積の
組合せになつており、良好な微操作性が得られ
る。
また、スイツチ32が切換つた際には、オート
アイドル制御の指示がおこなわれているかどうか
にかかわらず、また走行状態になく、走行以外の
作業状態にない状態が2.5秒に満たない時間継続
しているときでも、オペレータの意図に応じて掘
削作業等に適した原動機の最高回転数と最大吐出
し容積の組合せにすることができる。
〔発明の効果〕
本発明のエンジン・油圧ポンプの制御装置は以
上のようにあらかじめ設定した原動機の最高回転
数と可変容量油圧ポンプの組合せの中から、作動
体の作動形態に応じた最適な組合せを自動的に選
択する構成にしてあることから、オペレータが意
図する作動体の作動形態に適応したアクチユエー
タの駆動を実現でき、従来に比べて作業能率が向
上する効果がある。
また、走行状態にあるかどうかを他の作業に優
先させて判別するようにしてあることから、常に
安定した走行速度が得られ、走行と他の作業との
複合操作時等における安全性を確保できる。
また、走行状態になく、他の作業状態にもな
く、オートアイドル制御の指示がなされている場
合には、あらかじめ設定した小さな流量が得られ
るように比較的短時間のうちにオートアイドル制
御に移行でき、省エネを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエンジン・油圧ポンプの制御
装置の一実施例を示す回路図、第2図は第1図に
示す実施例に備えられる最高回転数可変手段の一
例を示す説明図、第3図は第1図に示す実施例に
備えられる最大吐出し容積制御装置の一例および
最大吐出し容積可変手段の一例を示す説明図、第
4図は第1図に示す実施例に備えられるコントロ
ーラ部分の構成を示すブロツク図、第5図は第1
図に示す実施例に備えられるエンジンの特性を示
す説明図、第6図は第1図に示す実施例に備えら
れる可変容量油圧ポンプの特性を示す説明図、第
7図は第1図に示すコントローラの演算部におい
て設定されるエンジンの最高回転数と可変容量油
圧ポンプの吐出流量との組合せを示す説明図、第
8図はこの実施例に備えられるコントローラでお
こなわれる処理手順を示すフローチヤート、第9
図は第1図に示す実施例においておこなわれる重
掘削、軽掘削等のそれぞれの場合における可変容
量油圧ポンプの吐出圧力と吐出流量との関係を示
す説明図、第10図は第1図に示す実施例におい
ておこなわれる高速走行、低速走行等のそれぞれ
の場合における可変容量油圧ポンプの吐出圧力と
吐出流量との関係を示す説明図、第11図はエン
ジン・油圧ポンプの制御装置が備えられる建設機
械の一例として挙げた油圧シヨベルの概略構成を
示す側面図、第12図は第11図に示す建設機械
に備えられる従来のエンジン・油圧ポンプの制御
装置の要部を示す回路図、第13図は第12図に
示すエンジン・油圧ポンプの制御装置における可
変容量油圧ポンプの吐出流量とエンジン回転数の
関係を示す説明図である。 1……走行モータ、3……旋回モータ、5……
ブームシリンダ、7……アームシリンダ、9……
バケツトシリンダ、20……原動機(エンジン)、
22,23……可変容量油圧ポンプ、30……最
高回転数可変手段、31……最大吐出し容積可変
手段、32……スイツチ(第2の指示手段)、3
3……スイツチ(第1の指示手段)、34a……
圧力スイツチ(第1の検出手段)、34b……圧
力スイツチ(第2の検出手段)、35……コント
ローラ、35a……入力部、35b……演算部
(設定・選択手段、第1の判別手段、第2の判別
手段)、35c……出力部、60……吐出し容積
制御装置、70……ガバナレバー、71……オー
トアイドル制御装置、72……クラツチ(第3の
指示手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原動機と、この原動機の回転数を制御する回
    転数制御装置と、この原動機によつて駆動される
    可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプ
    の吐出し容積を制御する吐出し容積制御装置と、
    可変容量油圧ポンプから吐出される圧油によつて
    駆動する走行モータおよび他のアクチユエータと
    を備えたエンジン・油圧ポンプの制御装置におい
    て、上記回転数制御装置で制御される回転数の最
    高回転数を変更可能な最高回転数可変手段と、上
    記吐出し容積制御装置で制御される吐出し容積の
    最大吐出し容積を変更可能な最大吐出し容積可変
    手段と、オートアイドル制御手段と、上記変更し
    うる複数の最高回転数のうちの1つと上記変更し
    うる複数の最大吐出し容積のうちの1つとを対応
    づけて1つの組とし、この組をあらかじめ走行に
    関連させて複数組、走行以外の他の作業に関連さ
    せて複数組それぞれ設定するとともに、オートア
    イドル制御に関連させた小さな流量を設定し、上
    記走行モータおよび他のアクチユエータの作動形
    態およびオートアイドル操作に対応して上記それ
    ぞれの複数組のうちの1組あるいは小さな流量を
    選択する設定・選択手段と、上記走行モータの目
    標とする作動形態を指示する第1の指示手段と、
    上記他のアクチユエータの作動形態を指示する第
    2の指示手段と、オートアイドル制御を指示する
    第3の指示手段と、上記走行モータが作動状態に
    あるかどうか検出する第1の検出手段と、上記他
    のアクチユエータが作動状態にあるかどうか検出
    する第2の検出手段と、走行状態にあるかどう
    か、および走行以外の作業状態にあるかどうか判
    別するとともに、走行状態にあるかどうかを優先
    的に判別する第1の判別手段と、この第1の判別
    手段における走行以外の作業状態にあるかどうか
    の判別が満足されないときに、オートアイドル制
    御が指示されているかどうか判別する第2の判別
    手段とを備え、これらの第1の判別手段および第
    2の判別手段による判別および上記第1の指示手
    段、第2の指示手段、第3の指示手段、第1の検
    出手段、第2の検出手段から出力される信号に基
    づいて上記設定・選択手段で選定された値に応じ
    て、上記最高回転数可変手段および最大吐出し容
    積可変手段、およびオートアイドル制御手段を駆
    動することを特徴とするエンジン・油圧ポンプの
    制御装置。
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EP86112330A EP0214633B1 (en) 1985-09-07 1986-09-05 Control system for hydraulically-operated construction machinery
US06/904,118 US4697418A (en) 1985-09-07 1986-09-05 Control system for hydraulically-operated construction machinery
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