JPH0419338B2 - - Google Patents

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JPH0419338B2
JPH0419338B2 JP60235289A JP23528985A JPH0419338B2 JP H0419338 B2 JPH0419338 B2 JP H0419338B2 JP 60235289 A JP60235289 A JP 60235289A JP 23528985 A JP23528985 A JP 23528985A JP H0419338 B2 JPH0419338 B2 JP H0419338B2
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Japan
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maximum
rotation speed
discharge volume
speed
engine
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Hideaki Tanaka
Kuniaki Yoshida
Toichi Hirata
Genroku Sugyama
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は油圧シヨベル等の建設機械に備えられ
る走行油圧回路に関する。
〔発明の背景〕
第9図は建設機械の一例として挙げた油圧シヨ
ベルの概略構成を示す側面図である。この図にお
いて、1は左走行用、右走行用に一対設けられる
走行用油圧モータ、2はこの走行用油圧モータ1
によつて駆動される走行体、3は旋回モータ、4
はこの旋回モータ3によつて駆動される旋回体、
6は旋回体4に回動可能に装着したブーム、8は
このブーム6に回動可能に装着したアーム、10
はこのアーム8に回動可能に装着したバケツト、
5はブーム6を回動させるブームシリンダ、7は
アーム8を回動させるアームシリンダ、9はバケ
ツト10を回動させるバケツトシリンダ、11は
走行用油圧モータ1、旋回モータ3、ブームシリ
ンダ5、アームシリンダ7、バケツトシリンダ9
等を作動させる操作レバーを例示している。
なお、上記した走行用油圧モータ1、旋回モー
タ3、ブームシリンダ5、アームシリンダ7、お
よびバケツトシリンダ9は図示しない可変容量油
圧ポンプから吐出される圧油によつて駆動するア
クチユエータを構成し、また上記したブーム6、
アーム8、およびバケツト10はフロント、すな
わち堀削作業等をおこなう作業機を構成し、該作
業機、旋回体4および走行体2は上述のアクチユ
エータによつて作動する作動体を構成している。
第10図は上述の第9図に示す建設機械に備え
られる従来の油圧回路の要部を示す回路図で、こ
の図において、1,3,5,7は前述した走行用
油圧モータ、旋回モータ、ブームシリンダ、アー
ムシリンダである。また、20は原動機、すなわ
ちエンジン、21はこのエンジン20の回転数を
制御するエンジンレバー、22,23はエンジン
20によつて駆動される可変容量油圧ポンプであ
る。24は例えば左走行用の走行油圧モータ1の
駆動を制御する第1の走行用方向切換弁、25は
アームシリンダ7の駆動を制御する第1のアーム
用方向切換弁、26は旋回モータ3の駆動を制御
する旋回用方向切換弁で、これらの方向切換弁2
4,25,26は可変容量油圧ポンプ22に連絡
されている。27は右走行用の走行用油圧モータ
1の駆動を制御する第2の走行用方向切換弁、2
8はブームシリンダ5の駆動を制御するブーム用
方向切換弁、29はアームシリンダ7の駆動を制
御する第2のアーム用方向切換弁で、これらの方
向切換弁27,28,29は可変容量油圧ポンプ
23に連絡されている。
この第10図に示す油圧回路を備えた第9図に
示す油圧シヨベルにあつては、エンジン20によ
つて可変容量油圧ポンプ22,23を駆動し、方
向切換弁24〜29を適宜切換えることにより、
走行用油圧モータ1、旋回モータ3、ブームシリ
ンダ5、アームシリンダ7等が選択的に駆動さ
れ、これによつて走行体2の走行、旋回体4の旋
回、作業機による堀削作業等がおこなわれる。
ところで、この従来の油圧シヨベルにあつて
は、第11図のポンプ吐出流量Qとエンジン回転
数Nとの関係を示す説明図から明らかなように、
エンジン20の使用される最高回転数N1と、可
変容量油圧ポンプ22,23の最大流量Q1すな
わち可変容量油圧ポンプ22,23の最大吐出し
容積に相当する斜板の最大傾転角とは一義的に決
定される。したがつて、例えば高速走行を考慮し
て可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角と
エンジン20の最高回転数とを設定した場合に
は、大きな流量が走行モータ1および他のアクチ
ユエータに供給されるので、走行体2を高速で走
行させることができるものの、他のアクチユエー
タについては速度が速くなりすぎて例えば作業機
を微操作する必要が生じた場合に、この微操作が
難しくなり、操作性が低下して作業性が悪くな
る。また、逆に作業機等の操作性を考慮してポン
プ22,23の最大傾転角とエンジン20の最高
回転数との関係を設定した場合には、作業機等の
微操作性を良くできるものの走行用油圧モータ1
に供給される流量も制限され、それ故、高速走行
が必要となつた場合に当該走行をおこなうことが
できない。
〔発明の目的〕
本発明は上記した従来技術における実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、高速走行を実現
できるとともに作業機の良好な微操作性を確保す
ることのできる走行油圧回路を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために本発明は、原動機
と、この原動機の回転数を制御する回転数制御装
置と、この原動機によつて駆動される可変容量油
圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプの吐出し容
積を制御する吐出し容積制御装置と、可変容量油
圧ポンプから吐出される油圧によつて駆動する走
行用油圧モータおよびその他のアクチユエータを
有するものにおいて、回転数制御装置で制御され
る回転数の最高回転数を変更可能な最高回転数可
変手段と、吐出し容積制御装置で制御される吐出
し容積の最大吐出し容積を変更可能な最大吐出し
容積可変手段と、上述した変更しうる複数の最高
回転数のうちの1つと変更しうる複数の最大吐出
し容積のうちの1つとを対応づけて1つの組と
し、これらをあらかじめ複数組設定し、走行用油
圧モータの目標とする最大速度に対応して複数組
のうちの1組を選択する設定・選択手段と、走行
用油圧モータの目標とする最大速度を指示する。
例えば高低速切換用のスイツチ等の指示手段と、
走行用油圧モータおよびその他のアクチユエータ
の少なくとも1つが作動状態にあるかどうか検出
する圧力スイツチ等の検出手段とを備え、指示手
段および検出手段から出力される信号に基づいて
設定・選択手段で設定された値に応じて最高回転
数可変手段および最大吐出し容積可変手段を駆動
する構成にしてある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の走行油圧回路を図に基づいて説
明する。
第1図は本発明の走行油圧回路の一実施例を示
す回路図である。なお、この図において前述した
第10図に示したものと同等のものは同一符号で
示してある。この第1図において、70はエンジ
ン20の回転数を制御する回転数制御装置を構成
するガバナレバーで、前述したエンジンレバー2
1はばね71を介してこのガバナレバー70に接
続されている。30はガバナレバー70を含む回
転数制御装置で制御されるエンジン20の回転数
の最高回転数を変更可能な最高回転数可変手段
で、例えば第2図に示すように、ガバナレバー7
0に設けたストツパ30aと、このストツパ30
aが当接可能なピストン30bを有する油圧シリ
ンダ30cと、この油圧シリンダ30cに連絡さ
れる油圧源30dと、この油圧源30dと油圧シ
リンダ30c間に設けられ、油圧シリンダ30c
を油圧源30dおよびタンク30fに選択的に連
通させる電磁切換弁30gとを備えている。
また、第1図に示す60は可変容量油圧ポンプ
22,23の吐出し容積、例えば斜板の傾転角を
制御する吐出し容積制御装置で、第3図に示すよ
うに、リンク機構を介して、可変容量油圧ポンプ
22,23の斜板に連結されるピストン60aを
含むアクチユエータ60bと、上述のリンク機構
に連結されるとともに、上述のアクチユエータ6
0bを油圧源30dおよびタンク30fに選択的
に連通させるサーボ弁60cとを備えている。ま
た、第1図に示す31は吐出し容積制御装置60
で制御される吐出し容積の最大吐出し容積、例え
ば斜板の最大傾転角を変更可能な最大吐出し容積
可変手段で、第3図に示すように吐出し容積制御
装置60を構成するアクチユエータ60bのピス
トン60aが当接可能なピストン31aを有する
油圧シリンダ31bと、この油圧シリンダ31b
を油圧源30dおよびタンク30fに選択的に連
通させる電磁切換弁31cとを備えている。
また第1図に示す33は走行体の走行を高速走
行(Hモード)にするか、低速走行(Lモード)
にするか指示するスイツチで、このスイツチ33
は走行用油圧モータ1の目標とする最大変速を指
示する指示手段を構成している。34aは走行用
油圧モータ1が作動状態にあるかどうかを検出す
る検出手段例えば圧力スイツチで、走行用の方向
切換弁24,27の切換えに伴つてパイロツト管
路に発生するパイロツト圧によつて作動するよう
になつている。
35はエンジン回転数制御手段30、ポンプ最
大傾転角制御手段31、スイツチ33および圧力
スイツチ34aが接続されるコントローラであ
る。このコントローラ35は第4図に示すよう
に、スイツチ33、圧力スイツチ34aが接続さ
れる入力部35a、この入力部35aに接続さ
れ、後述する設定・選択手段を構成する演算部3
5b、およびこの演算部35bで選択された値を
最高回転数可変手段30を構成する電磁切換弁3
0gの駆動部、および最大吐出し容積可変手段3
1を構成する電磁切換弁31cの駆動部に出力す
る出力部35cを備えている。
また、第5図および第6図はそれぞれこの実施
例に備えられるエンジン20および可変容量油圧
ポンプ22,23の特性を示す説明図である。こ
のうち第5図は横軸にエンジン回転数N、すなわ
ちエンジン20の最高回転数をとり、縦軸にポン
プ消費馬力PS、エンジントルクT、燃料消費率g
をとつている。同第5図中、N1はエンジン20
の複数の最高回転数のうちの大きい値をとる最高
回転数を示し、N2は小さい値をとる最高回転数
を示し、36,37はエンジン回転数N1に対応
するエンジン回転数・エンジントルク特性線を示
し、36,38はエンジン回転数N2に対応する
エンジン回転数・エンジントルク特性線を示して
いる。また、39,40はエンジン回転数N1
対応するエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線
を示し、39,41はエンジン回転数N2に対応
するエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を示
し、42,43はエンジン回転数N1に対応する
燃料消費率特性線を示し、42,44はエンジン
回転数N2に対応する燃料消費特性線を示してい
る。g1はエンジン回転数がN1のときの燃料消費
率を示し、g2はエンジン回転数がN2のときの燃
料消費率を示している。なお、TPは可変容量油
圧ポンプ22,23のポンプトルク特性線を、
PS1は該可変容積油圧ポンプ22,23の変更し
うる最大傾転角のうちの大きい最大傾転角に相応
するポンプ消費馬力を、PS2は該可変容量油圧ポ
ンプ22,23の変更しうる最大傾転角のうちの
小さい最大傾転角に相応するポンプ消費馬力を示
している。
また、第6図は横軸に吐出圧力Pを、縦軸にポ
ンプ吐出流量Qを示しており、特性線45は可変
容量油圧ポンプ22,23の変更しうる最大傾転
角のうちの大きい最大傾転角に相応し、q1はその
ときの最大吐出流量を示している。また46は可
変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角のうち
の小さい最大傾転角に相応し、q2はそのときの最
大吐出流量を示している。
また、第7図は上述したコントローラ35の演
算部35bにおいて設定されるエンジンの最高回
転数と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転
角すなわち吐出流量との組合せを示す説明図で、
横軸にはエンジン回転数Nを、縦軸にはポンプ吐
出流量Qをとつてあり、47は前述した第6図の
特性線45に相応し、可変容量油圧ポンプ22,
23から吐出される流量の最大流量がq1となる特
性線を示し、48は前述した第6図の特性線46
に相応し、可変容量油圧ポンプ22,23から吐
出される流量の最大流量がq2となる特性線を示し
ている。
そして、同第7図中、Aはエンジン回転数が
N1のときの特性線48上の位置であり、この位
置Aに示される設定値はエンジン20の最高回転
数のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ22,
23の最大傾転角のうちの小さい値とを組合せた
ものであり、Bはエンジン回転数がN1のときの
特性線47上の位置であり、この位置Bに示され
る設定値は最高回転数のうちの大きい値と最大傾
転角のうちの大きい値との組合せであり、Cはエ
ンジン回転数がN2のときの特性線48上の位置
であり、この位置Cに示される設定値は最高回転
数のうちの小さい値と最大傾転角のうちの小さい
値との組合せである。
すなわち、演算部35bはエンジン20の変更
しうる複数、例えば2つの使用最高回転数のうち
の1つと、可変容量油圧ポンプ22,23の変更
しうる複数、例えば2つの使用最大傾転角のうち
の1つを対応づけて1組とし、これらをあらかじ
め複数組、この場合にはA,B,Cの3組設定
し、高速走行(Hモード)すなわちスイツチ33
がH側に指示され、圧力スイツチ34aがONの
ときには上記の位置Bを、低速走行(Lモード)
すなわちスイツチ33がL側に指示され、圧力ス
イツチ34aがONのときには上記の位置Cを、
圧力スイツチ34aがOFFのときには上記の位
置Aをそれぞれ選択する設定・選択手段を構成し
ている。
このように構成した実施例は、例えばスイツチ
33によつてHモードが指示されている状態で走
行用の操作レバーを作動させると、方向切換弁2
4,27が切換えられ、パイロツト圧が上昇して
圧力スイツチ34aがONとなり、スイツチ33
および圧力スイツチ34aの信号がコントローラ
35の入力部35aを介して演算部35bに送ら
れ、これに応じて演算部35bは選択位置Bの内
容であるエンジン20の最高回転数と可変容量油
圧ポンプ22,23の最大傾転角に相応する信号
を出力部35cに送る。出力部35cは上記した
最高回転数に相応する信号を最高回転数可変手段
30を構成する第2図に示す電磁切換弁30gに
出力し、また上記した最大傾転角に相応する信号
を最大吐出し容積可変手段31を構成する第3図
に示す電磁切換弁31cに出力する。
今、選択位置Bの内容は最高回転数および最大
傾転角の双方が大きい値であることから、まず、
電磁切換弁30gは第2図に示す状態に保たれ、
したがつて油圧シリンダ30cがタンク30fに
連通することからピストン30bは移動自在にな
つており、ガバナレバー70はピストン30bの
全ストロークに相当する大きい角度回動可能にな
り、これによつて大きな最高回転数N1が得られ、
また電磁切換弁31cは第3図の左位置に切換え
られ、したがつて油圧シリンダ31bがタンク3
0fに連通することからピストン31aは移動自
在になつており、吐出し容積制御装置60を構成
するアクチユエータ60bのピストン60aはピ
ストン31aの全ストロークに相当する大きい距
離移動可能になり、これによつて大きな最大傾転
角が得られる。このときの吐出流量Q2は大きく、
第6図の関係からQ2=N1×q1となり、高速走行
を実現できる。
また、スイツチ33によつてLモードが指示さ
れている状態で走行用の操作レバーを作動させる
と、方向切換弁24,27の切換えに伴つて上述
と同様に圧力スイツチ34aが作動し、これによ
つてコントローラ35の演算部35bで選択位置
Cの内容が選択され、出力部35cは最高回転数
に相応する信号を第2図に示す電磁切換弁30g
に出力し、また最大傾転角に相応する信号を第3
図に示す電磁切換弁31cに出力する。
今、選択位置Cの内容は最高回転数および最大
傾転角の双方が小さい値であることから、電磁切
換弁30gは第2図の左位置に切換えられ、した
がつて油圧源30dの圧油が油圧シリンダ30c
に供給されてピストン30bが右方向移動し、こ
のピストン30bにストツパ30aが係止される
ことによりガバナレバー70はその回動角度を制
限され、これによつて小さな最高回転数N2が得
られ、また電磁切換弁31cは第3図に示す状態
に保たれ、したがつて油圧シリンダ30dの圧油
が油圧シリンダ31bに供給されてピストン31
aが左方位置に移動不能に保たれ、このピストン
31aにアクチユエータ60bのピストン60a
が係止されることにより当該ピストン60aは移
動を制限され、これによつて小さな最大傾転角が
得られる。このときの吐出流量Q3は上記した吐
出流量Q2に比べて十分に小さく、第6図の関係
からQ3=N2×q2となり、低速走行を実現でき、
微速走行が容易となる。
また、圧力スイツチ34aから信号が出力され
ていない状態にあつては、コントローラ35の演
算部35bで選択位置Aの内容が選択される。
今、選択位置Aの内容は最高回転数が大きい値で
あり、最大傾転角が小さい値であることから、電
磁切換弁30gは前述したように第2図に示す状
態に保たれ、また電磁切換弁31cは前述したよ
うに第3図に示す状態に保たれ、吐出流量Q1
前述の大きい吐出流量Q2と小さい吐出流量Q3
の中間の流量、すなわちQ1=N1×q2となる。し
たがつて、流量が大きすぎないことから走行用油
圧モータ1以外の他のアクチユエータによる作業
機の微操作を比較的容易におこなうことができ
る。
第8図は本発明の他の実施例を示す回路図であ
る。この実施例にあつては前述した圧力スイツチ
34aの代りに方向切換弁25,26,28,2
9の切換え動作に応動する圧力スイツチ34bを
設けてある。また、コントローラ35の演算部3
5bでは、圧力スイツチ34bが作動していない
状態でスイツチ33が高速走行であるHモードに
指示されているときに第7図に示す位置Bが選択
され、また圧力スイツチ34bが作動していない
状態でスイツチ33が低速走行であるLモードに
指示されているときに位置Cが選択され、圧力ス
イツチ34bが作動したときには位置Aが選択さ
れるようになつている。
このように構成したものも上述の実施例と同様
に、高速走行時には大きな吐出流量Q2=N1×q1
低速走行時には流量Q2よりも十分に小さい吐出
流量Q3=N2×q2を、また作業機の駆動時には流
量Q2とQ3との中間の吐出流量Q1を得ることがで
き、高速走行の実現と作業機の良好な微操作性を
確保することがきる。
〔発明の効果〕
本発明の走行油圧回路は以上のように構成して
あることから、高速走行を実現できるとともに、
走行用油圧モータと他のアクチユエータの複合操
作時には小流量を他のアクチユエータに供給で
き、従来困難であつた他のアクチユエータの微操
作が容易に可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の走行油圧回路の一実施例を示
す回路図、第2図は第1図に示す実施例に備えら
れる最高回転数可変手段の一例を示す説明図、第
3図は第1図に示す実施例に備えられる最大吐出
し容積制御装置の一例および最大吐出し容積可変
手段の一例を示す説明図、第4図は第1図に示す
実施例に備えられるコントローラ部分の構成を示
すブロツク図、第5図は第1図に示す実施例に備
えられるエンジンの特性を示す説明図、第6図は
第1図に示す実施例に備えられる可変容量油圧ポ
ンプの特性を示す説明図、第7図は第1図に示す
コントローラの演算部において設定されるエンジ
ン最高回転数と可変容量油圧ポンプの吐出流量と
の組合せを示す説明図、第8図は本発明の別の実
施例を示す回路図、第9図は建設機械の一例とし
て挙げた油圧シヨベルの概略構成を示す側面図、
第10図は第9図に示す建設機械に備えられる従
来の油圧回路の要部を示す回路図、第11図は第
10図に示す油圧回路における可変容量油圧ポン
プの吐出流量とエンジン回転数の関係を示す説明
図である。 1……走行用油圧モータ、2……走行体、3…
…旋回モータ、5……ブームシリンダ、7……ア
ームシリンダ、9……バケツトシリンダ、20…
…原動機(エンジン)、22,23……可変容量
油圧ポンプ、30……最高回転数可変手段、31
……最大吐出し容積可変手段、32……スイツチ
(指示手段)、34a,34b……圧力スイツチ
(検出手段)35……コントローラ、35a……
入力部、35b……演算部、35c……出力部、
60……吐出し容積制御装置、70……ガバナレ
バー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原動機と、この原動機の回転数を制御する回
    転数制御装置と、この原動機によつて駆動される
    可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプ
    の吐出し容積を制御する吐出し容積制御装置と、
    可変容量油圧ポンプから吐出される圧油によつて
    駆動する走行用油圧モータおよびその他のアクチ
    ユエータを有する走行油圧回路において、上記回
    転数制御装置で制御される回転数の最高回転数を
    変更可能な最高回転数可変手段と、上記吐出し容
    積制御手段で制御される吐出し容積の最大吐出し
    容積を変更可能な最大吐出し容積可変手段と、上
    記変更しうる複数の最高回転数のうちの1つと上
    記変更しうる複数の最大吐出し容積のうちの1つ
    とを対応づけて1つの組とし、これらをあらかじ
    め複数組設定し、上記走行用油圧モータの目標と
    する最大速度に対応して該複数組のうちの1組を
    選択する設定・選択手段と、該走行用油圧モータ
    の目標とする最大速度を指示する指示手段と、該
    走行用油圧モータおよびその他のアクチユエータ
    の少なくとも1つが作動状態にあるかどうか検出
    する検出手段とを備え、上記指示手段および検出
    手段から出力される信号に基づいて上記設定・選
    択手段で設定された値に応じて上記最高回転数可
    変手段および最大吐出し容積可変手段を駆動する
    ことを特徴とする走行油圧回路。
JP23528985A 1985-10-23 1985-10-23 走行油圧回路 Granted JPS6299526A (ja)

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JP23528985A JPS6299526A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 走行油圧回路

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JP23528985A JPS6299526A (ja) 1985-10-23 1985-10-23 走行油圧回路

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JPS6299526A JPS6299526A (ja) 1987-05-09
JPH0419338B2 true JPH0419338B2 (ja) 1992-03-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6258033A (ja) * 1985-09-07 1987-03-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械

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JPS6258033A (ja) * 1985-09-07 1987-03-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械

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