JPH0552375B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0552375B2 JPH0552375B2 JP64686A JP64686A JPH0552375B2 JP H0552375 B2 JPH0552375 B2 JP H0552375B2 JP 64686 A JP64686 A JP 64686A JP 64686 A JP64686 A JP 64686A JP H0552375 B2 JPH0552375 B2 JP H0552375B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- maximum
- rotation speed
- engine
- control device
- discharge volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 40
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 238000012795 verification Methods 0.000 claims 1
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 22
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2278—Hydraulic circuits
- E02F9/2296—Systems with a variable displacement pump
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は油圧シヨベル等の建設機械に備えられ
るエンジン・油圧ポンプの制御装置に関する。
るエンジン・油圧ポンプの制御装置に関する。
第12図はエンジン・油圧ポンプの制御装置が
備えられる建設機械の一例として挙げた油圧シヨ
ベルの概略構成を示す側面図である。この図にお
いて、1は左走行用、右走行用に一対設けられる
走行モータ、2はこの走行モータ1によつて駆動
される走行体、3は旋回モータ、4はこの旋回モ
ータ3によつて駆動される旋回体、6は旋回体4
に回動可能に装着したブーム、8はこのブーム6
に回動可能に装着したアーム、10はこのアーム
8に回動可能に装着したバケツト、5はブーム6
を回動させるブームシリンダ、7はアーム8を回
動させるアームシリンダ、9はバケツト10を回
動させるバケツトシリンダ、11は走行モータ
1、旋回モータ3、ブームシリンダ5、アームシ
リンダ7、バケツトシリンダ9等を作動させる操
作レバーを示している。
備えられる建設機械の一例として挙げた油圧シヨ
ベルの概略構成を示す側面図である。この図にお
いて、1は左走行用、右走行用に一対設けられる
走行モータ、2はこの走行モータ1によつて駆動
される走行体、3は旋回モータ、4はこの旋回モ
ータ3によつて駆動される旋回体、6は旋回体4
に回動可能に装着したブーム、8はこのブーム6
に回動可能に装着したアーム、10はこのアーム
8に回動可能に装着したバケツト、5はブーム6
を回動させるブームシリンダ、7はアーム8を回
動させるアームシリンダ、9はバケツト10を回
動させるバケツトシリンダ、11は走行モータ
1、旋回モータ3、ブームシリンダ5、アームシ
リンダ7、バケツトシリンダ9等を作動させる操
作レバーを示している。
なお、上記した走行モータ1、旋回モータ3、
ブームシリンダ5、アームシリンダ7、およびバ
ケツトシリンダ9は図示しない可変容量油圧ポン
プから吐出される圧油によつて駆動するアクチユ
エータを構成し、また上記したブーム6、アーム
8、およびバケツト10はフロント、すなわち掘
削作業等をおこなう作業機を構成し、該作業機、
旋回体4および走行体2は上述のアクチユエータ
によつて作動する作動体を構成している。
ブームシリンダ5、アームシリンダ7、およびバ
ケツトシリンダ9は図示しない可変容量油圧ポン
プから吐出される圧油によつて駆動するアクチユ
エータを構成し、また上記したブーム6、アーム
8、およびバケツト10はフロント、すなわち掘
削作業等をおこなう作業機を構成し、該作業機、
旋回体4および走行体2は上述のアクチユエータ
によつて作動する作動体を構成している。
第13図は上述の第12図に示す建設機械に備
えられる従来のエンジン・油圧ポンプの制御装置
の要部を示す回路図で、この図において、1,
3,5,7は前述した走行モータ、旋回モータ、
ブームシリンダ、アームシリンダである。また、
20は原動機、すなわちエンジン、21はこのエ
ンジン20の回転数を制御するエンジンレバー、
22,23はエンジン20によつて駆動される可
変容量油圧ポンプである。24は例えば左走行用
の走行モータ1の駆動を制御する第1の走行用方
向切換弁、25はアームシリンダ7の駆動を制御
する第1のアーム用方向切換弁、26は旋回モー
タ3の駆動を制御する旋回用方向切換弁で、これ
らの方向切換弁24,25,26は可変容量油圧
ポンプ22に連絡されている。27は右走行用の
走行モータ1の駆動を制御する第2の走行用方向
切換弁、28はブームシリンダ5の駆動を制御す
るブーム用方向切換弁、29はアームシリンダ7
の駆動を制御する第2のアーム用方向切換弁で、
これらの方向切換弁27,28,29は可変容量
油圧ポンプ23に連絡されている。
えられる従来のエンジン・油圧ポンプの制御装置
の要部を示す回路図で、この図において、1,
3,5,7は前述した走行モータ、旋回モータ、
ブームシリンダ、アームシリンダである。また、
20は原動機、すなわちエンジン、21はこのエ
ンジン20の回転数を制御するエンジンレバー、
22,23はエンジン20によつて駆動される可
変容量油圧ポンプである。24は例えば左走行用
の走行モータ1の駆動を制御する第1の走行用方
向切換弁、25はアームシリンダ7の駆動を制御
する第1のアーム用方向切換弁、26は旋回モー
タ3の駆動を制御する旋回用方向切換弁で、これ
らの方向切換弁24,25,26は可変容量油圧
ポンプ22に連絡されている。27は右走行用の
走行モータ1の駆動を制御する第2の走行用方向
切換弁、28はブームシリンダ5の駆動を制御す
るブーム用方向切換弁、29はアームシリンダ7
の駆動を制御する第2のアーム用方向切換弁で、
これらの方向切換弁27,28,29は可変容量
油圧ポンプ23に連絡されている。
この第13図に示すエンジン・油圧ポンプの制
御装置を備えた第12図に示す油圧シヨベルにあ
つては、エンジン20によつて可変容量油圧ポン
プ22,23を駆動し、方向切換弁24〜29を
適宜切換えることにより、走行モータ1、旋回モ
ータ3、ブームシリンダ5、アームシリンダ7等
が選択的に駆動され、これによつて走行体2の走
行、旋回体4の旋回、作業機による掘削作業等が
おこなわれる。
御装置を備えた第12図に示す油圧シヨベルにあ
つては、エンジン20によつて可変容量油圧ポン
プ22,23を駆動し、方向切換弁24〜29を
適宜切換えることにより、走行モータ1、旋回モ
ータ3、ブームシリンダ5、アームシリンダ7等
が選択的に駆動され、これによつて走行体2の走
行、旋回体4の旋回、作業機による掘削作業等が
おこなわれる。
ところで、この従来の油圧シヨベルに備えられ
るエンジン・油圧ポンプの制御装置にあつては、
第14図のポンプ吐出流量Qとエンジン回転数N
との関係を示す説明図から明らかなように、エン
ジン20の使用される最高回転数N1と、可変容
量油圧ポンプ22,23の最大流量Q1すなわち
可変容量油圧ポンプ22,23の最大吐出し容積
に相当する斜板の最大傾転角とは一義的に決定さ
れる。したがつて、例えば高速走行を考慮して可
変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角とエン
ジン20の最高回転数とを設定した場合には、大
きな流量が走行モータ1および他のアクチユエー
タに供給されるので、走行体2を高速で走行させ
ることができるものの、他のアクチユエータにつ
いては速度が速くなりすぎて例えば作業機を微操
作する必要が生じた場合に、この微操作が難しく
なり、操作性が低下して作業性が悪くなる。エネ
ルギロスも多く省エネ効果がうすい。また、逆に
作業機等の操作性を考慮してポンプ22,23の
最大傾転角とエンジン20の最高回転数との関係
を設定した場合には、作業機等の微操作性を良く
できるものの走行モータ1に供給される流量も制
限され、それ故、高速走行が必要となつた場合に
当該走行をおこなうことができない。すなわち、
この従来のエンジン・油圧ポンプの制御装置にあ
つては、エンジン20の最高回転数と可変容量油
圧ポンプ22,23の最大傾転角との関係が一義
的に決められてしまうことに伴つてオペレータの
意図する作動体の作動形態を実現させ難く、この
ことが作業能率の向上を図る上での欠点となつて
いる。
るエンジン・油圧ポンプの制御装置にあつては、
第14図のポンプ吐出流量Qとエンジン回転数N
との関係を示す説明図から明らかなように、エン
ジン20の使用される最高回転数N1と、可変容
量油圧ポンプ22,23の最大流量Q1すなわち
可変容量油圧ポンプ22,23の最大吐出し容積
に相当する斜板の最大傾転角とは一義的に決定さ
れる。したがつて、例えば高速走行を考慮して可
変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角とエン
ジン20の最高回転数とを設定した場合には、大
きな流量が走行モータ1および他のアクチユエー
タに供給されるので、走行体2を高速で走行させ
ることができるものの、他のアクチユエータにつ
いては速度が速くなりすぎて例えば作業機を微操
作する必要が生じた場合に、この微操作が難しく
なり、操作性が低下して作業性が悪くなる。エネ
ルギロスも多く省エネ効果がうすい。また、逆に
作業機等の操作性を考慮してポンプ22,23の
最大傾転角とエンジン20の最高回転数との関係
を設定した場合には、作業機等の微操作性を良く
できるものの走行モータ1に供給される流量も制
限され、それ故、高速走行が必要となつた場合に
当該走行をおこなうことができない。すなわち、
この従来のエンジン・油圧ポンプの制御装置にあ
つては、エンジン20の最高回転数と可変容量油
圧ポンプ22,23の最大傾転角との関係が一義
的に決められてしまうことに伴つてオペレータの
意図する作動体の作動形態を実現させ難く、この
ことが作業能率の向上を図る上での欠点となつて
いる。
なお、作動体の作動形態としては、作業機によ
る多くの仕事量をこなす重掘削すなわちパワーモ
ード(Pモード)、比較的仕事量の少ない軽掘削
すなわちエコノミツクモード(Eモード)、走行
体2の高速走行(Hモード)、低速走行(Lモー
ド)の他、作業機に岩石等の破砕用のブレーカを
装着しておこなう破砕作業等種々のものがある。
る多くの仕事量をこなす重掘削すなわちパワーモ
ード(Pモード)、比較的仕事量の少ない軽掘削
すなわちエコノミツクモード(Eモード)、走行
体2の高速走行(Hモード)、低速走行(Lモー
ド)の他、作業機に岩石等の破砕用のブレーカを
装着しておこなう破砕作業等種々のものがある。
本発明は上記した従来技術における実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、オペレータが意
図する作動体の作動形態に適応したアクチユエー
タの駆動を実現させることのできるエンジン・油
圧ポンプの制御装置を提供することにある。
てなされたもので、その目的は、オペレータが意
図する作動体の作動形態に適応したアクチユエー
タの駆動を実現させることのできるエンジン・油
圧ポンプの制御装置を提供することにある。
この目的を達成するために本発明は、原動機
と、この原動機の回転数を制御する回転数制御装
置と、この原動機によつて駆動される可変容量油
圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプの吐出し容
積例えば斜板の傾転角を制御する吐出し容積制御
装置と、可変容量油圧ポンプから吐出される圧油
によつて駆動する走行モータおよび他のアクチユ
エータとを備えたものにおいて、回転数制御装置
で制御される回転数の最高回転数を変更可能な最
高回転数可変手段と、吐出し容積制御装置で制御
される吐出し容積の最大吐出し容積を変更可能な
最大吐出し容積可変手段と、変更しうる複数の最
高回転数のうちの1つと変更しうる複数の最大吐
出し容積のうちの1つとを対応づけて1つの組と
し、この組をあらかじめ走行に関連させて複数
組、走行以外の他の作業に関連させて複数組それ
ぞれ設定し、走行モータおよび他のアクチユエー
タの作動形態に対応してそれぞれの複数組のうち
の1組を選択する設定・選択手段と、走行モータ
の目標とする作動形態を指示する例えばスイツチ
からなる第1の指示手段と、他のアクチユエータ
の作動形態を指示する例えばスイツチからなる第
2の指示手段と、走行モータが作動状態にあるか
どうかを検出する例えば出力スイツチからなる第
1の検出手段と、他のアクチユエータが作動状態
にあるかどうか検出する例えば圧力スイツチから
なる第2の検出手段と、走行状態にあるかどう
か、および走行以外の作業状態にあるかどうかを
判別するとともに、走行状態にあるかどうかを優
先的に例えば第1の検出手段および第2の検出手
段から出力される信号に応じて判別する第1の判
別手段と、この第1の判別手段で走行状態にな
く、しかも走行以外の作業状態にないと判別され
たときに、その状態が継続される時間を確認する
タイマ等の時間確認手段と、この時間確認手段で
確認された時間が所定時間、例えば2.5秒以上経
過したかどうか判別する第2の判別手段とを備
え、これらの第1の判別手段および第2の判別手
段による判別および第1の指示手段、第2の指示
手段、第1の検出手段、第2の検出手段から出力
される信号に基づいて設定・選択手段で選定され
た値に応じて、最高回転数可変手段および最大吐
出し容積可変手段を駆動する構成にしてある。
と、この原動機の回転数を制御する回転数制御装
置と、この原動機によつて駆動される可変容量油
圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプの吐出し容
積例えば斜板の傾転角を制御する吐出し容積制御
装置と、可変容量油圧ポンプから吐出される圧油
によつて駆動する走行モータおよび他のアクチユ
エータとを備えたものにおいて、回転数制御装置
で制御される回転数の最高回転数を変更可能な最
高回転数可変手段と、吐出し容積制御装置で制御
される吐出し容積の最大吐出し容積を変更可能な
最大吐出し容積可変手段と、変更しうる複数の最
高回転数のうちの1つと変更しうる複数の最大吐
出し容積のうちの1つとを対応づけて1つの組と
し、この組をあらかじめ走行に関連させて複数
組、走行以外の他の作業に関連させて複数組それ
ぞれ設定し、走行モータおよび他のアクチユエー
タの作動形態に対応してそれぞれの複数組のうち
の1組を選択する設定・選択手段と、走行モータ
の目標とする作動形態を指示する例えばスイツチ
からなる第1の指示手段と、他のアクチユエータ
の作動形態を指示する例えばスイツチからなる第
2の指示手段と、走行モータが作動状態にあるか
どうかを検出する例えば出力スイツチからなる第
1の検出手段と、他のアクチユエータが作動状態
にあるかどうか検出する例えば圧力スイツチから
なる第2の検出手段と、走行状態にあるかどう
か、および走行以外の作業状態にあるかどうかを
判別するとともに、走行状態にあるかどうかを優
先的に例えば第1の検出手段および第2の検出手
段から出力される信号に応じて判別する第1の判
別手段と、この第1の判別手段で走行状態にな
く、しかも走行以外の作業状態にないと判別され
たときに、その状態が継続される時間を確認する
タイマ等の時間確認手段と、この時間確認手段で
確認された時間が所定時間、例えば2.5秒以上経
過したかどうか判別する第2の判別手段とを備
え、これらの第1の判別手段および第2の判別手
段による判別および第1の指示手段、第2の指示
手段、第1の検出手段、第2の検出手段から出力
される信号に基づいて設定・選択手段で選定され
た値に応じて、最高回転数可変手段および最大吐
出し容積可変手段を駆動する構成にしてある。
このように構成したことにより本発明は、最高
回転数と最大吐出し容積の変更、および相互の組
合せに応じて重掘削、軽掘削、高速走行、低速走
行、微操作等オペレータの意図する、しかも最も
標準的な作動体の作動形態を容易に実現させるこ
とができ、しかも走行状態になく、走行以外の作
業状態にもないと判別された場合には、時間確認
手段および第2の判別手段によつて、走行に比べ
て比較的頻度の高い掘削等の他の作業のための準
備操作として、あらかじめ掘削等の他の作業に最
適な最高回転数と最大吐出し容積の組合せにする
ことができる。
回転数と最大吐出し容積の変更、および相互の組
合せに応じて重掘削、軽掘削、高速走行、低速走
行、微操作等オペレータの意図する、しかも最も
標準的な作動体の作動形態を容易に実現させるこ
とができ、しかも走行状態になく、走行以外の作
業状態にもないと判別された場合には、時間確認
手段および第2の判別手段によつて、走行に比べ
て比較的頻度の高い掘削等の他の作業のための準
備操作として、あらかじめ掘削等の他の作業に最
適な最高回転数と最大吐出し容積の組合せにする
ことができる。
以下、本発明のエンジン・油圧ポンプの制御装
置を図に基づいて説明する。
置を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。なお、この図において前述した第13図に示
したものと同等のものは同一符号で示してある。
この第1図において、70はエンジン20の回転
数を制御する回転数制御装置を構成するガバナレ
バーで、前述したエンジンレバー21はばね71
を介してこのカバナレバー70に接続されてい
る。30はガバナレバー70を含む回転数制御装
置で制御されるエンジン20の回転数の最高回転
数を変更可能な最高回転数可変手段で、例えば第
2図に示すように、ガバナレバー70に設けたス
トツパ30aと、このストツパ30aが当接可能
なピストン30bを有する油圧シリンダ30c
と、この油圧シリンダ30cに連絡される油圧源
30dと、この油圧源30dと油圧シリンダ30
c間に設けられ、油圧シリンダ30cを油圧源3
0dおよびタンク30fに選択的に連通させる電
磁切換弁30gとを備えている。
る。なお、この図において前述した第13図に示
したものと同等のものは同一符号で示してある。
この第1図において、70はエンジン20の回転
数を制御する回転数制御装置を構成するガバナレ
バーで、前述したエンジンレバー21はばね71
を介してこのカバナレバー70に接続されてい
る。30はガバナレバー70を含む回転数制御装
置で制御されるエンジン20の回転数の最高回転
数を変更可能な最高回転数可変手段で、例えば第
2図に示すように、ガバナレバー70に設けたス
トツパ30aと、このストツパ30aが当接可能
なピストン30bを有する油圧シリンダ30c
と、この油圧シリンダ30cに連絡される油圧源
30dと、この油圧源30dと油圧シリンダ30
c間に設けられ、油圧シリンダ30cを油圧源3
0dおよびタンク30fに選択的に連通させる電
磁切換弁30gとを備えている。
また、第1図に示す60は可変容量油圧ポンプ
22,23の吐出し容積、例えば斜板の傾転角を
制御する吐出し容積制御装置で、第3図に示すよ
うに、リンク機構を介して、可変容量油圧ポンプ
22,23の斜板に連結されるピストン60aを
含むアクチユエータ60bと、上述のリンク機構
に連結されるとともに、上述のアクチユエータ6
0bを油圧源30dおよびタンク30fに選択的
に連通させるサーボ弁60cとを備えている。ま
た、第1図に示す31は吐出し容積制御装置60
で制御される吐出し容積の最大吐出し容積、例え
ば斜板の最大傾転角を変更可能な最大吐出し容積
可変手段で、第3図に示すように吐出し容積制御
装置60を構成するアクチユエータ60bのピス
トン60aが当接可能なピストン31aを有する
油圧シリンダ31bと、この油圧シリンダ31b
を油圧源30dおよびタンク30fに選択的に連
通させる電磁切換弁31cとを備えている。
22,23の吐出し容積、例えば斜板の傾転角を
制御する吐出し容積制御装置で、第3図に示すよ
うに、リンク機構を介して、可変容量油圧ポンプ
22,23の斜板に連結されるピストン60aを
含むアクチユエータ60bと、上述のリンク機構
に連結されるとともに、上述のアクチユエータ6
0bを油圧源30dおよびタンク30fに選択的
に連通させるサーボ弁60cとを備えている。ま
た、第1図に示す31は吐出し容積制御装置60
で制御される吐出し容積の最大吐出し容積、例え
ば斜板の最大傾転角を変更可能な最大吐出し容積
可変手段で、第3図に示すように吐出し容積制御
装置60を構成するアクチユエータ60bのピス
トン60aが当接可能なピストン31aを有する
油圧シリンダ31bと、この油圧シリンダ31b
を油圧源30dおよびタンク30fに選択的に連
通させる電磁切換弁31cとを備えている。
また第1図に示す32は走行モータ1以外の他
のアクチユエータの目標とする作動形態を例えば
重掘削(Pモード)にするか、軽掘削(Eモー
ド)にするか選択するスイツチ、33は走行モー
タ1の目標とする作動形態を高速走行(Hモー
ド)にするか、低速走行(Lモード)にするか選
択するスイツチで、これらのスイツチ33,32
は第1の指示手段、第2の指示手段を構成してい
る。34aは走行モータ1が作動状態にあるかど
うかを検出する圧力スイツチ、34bは作業機を
駆動するブームシリンダ5、アームシリンダ7、
あるいは旋回体を旋回させる旋回モータ3等の他
のアクチユエータが作動状態にあるかどうかを検
出する圧力スイツチで、それぞれ方向切換弁2
4,27、あるいは方向切換弁25,26,2
8,29の切換えに伴つてパイロツト管路に発生
するパイロツト圧に応動するようになつている。
これらの圧力スイツチ34a,34bは第1の検
出手段、第2の検出手段を構成している。
のアクチユエータの目標とする作動形態を例えば
重掘削(Pモード)にするか、軽掘削(Eモー
ド)にするか選択するスイツチ、33は走行モー
タ1の目標とする作動形態を高速走行(Hモー
ド)にするか、低速走行(Lモード)にするか選
択するスイツチで、これらのスイツチ33,32
は第1の指示手段、第2の指示手段を構成してい
る。34aは走行モータ1が作動状態にあるかど
うかを検出する圧力スイツチ、34bは作業機を
駆動するブームシリンダ5、アームシリンダ7、
あるいは旋回体を旋回させる旋回モータ3等の他
のアクチユエータが作動状態にあるかどうかを検
出する圧力スイツチで、それぞれ方向切換弁2
4,27、あるいは方向切換弁25,26,2
8,29の切換えに伴つてパイロツト管路に発生
するパイロツト圧に応動するようになつている。
これらの圧力スイツチ34a,34bは第1の検
出手段、第2の検出手段を構成している。
35は最高回転数可変手段30、最大吐出し容
積可変手段31、スイツチ32,33および圧力
スイツチ34a,34bが接続されるコントロー
ラである。このコントローラ35は第4図に示す
ように、スイツチ32,33、圧力スイツチ34
a,34bが接続される入力部35a、この入力
部35aに接続され、後述する設定・選択手段お
よび第1の判別手段、時間確認手段、第2の判別
手段を構成する演算部35b、およびこの演算部
35bで選択された値を最高回転数可変手段30
を構成する電磁切換弁30gの駆動部、および最
大吐出し容積可変手段31を構成する電磁切換弁
31cの駆動部に出力する出力部35cを備えて
いる。
積可変手段31、スイツチ32,33および圧力
スイツチ34a,34bが接続されるコントロー
ラである。このコントローラ35は第4図に示す
ように、スイツチ32,33、圧力スイツチ34
a,34bが接続される入力部35a、この入力
部35aに接続され、後述する設定・選択手段お
よび第1の判別手段、時間確認手段、第2の判別
手段を構成する演算部35b、およびこの演算部
35bで選択された値を最高回転数可変手段30
を構成する電磁切換弁30gの駆動部、および最
大吐出し容積可変手段31を構成する電磁切換弁
31cの駆動部に出力する出力部35cを備えて
いる。
また、第5図および第6図はそれぞれこの実施
例に備えられるエンジン20および可変容量油圧
ポンプ22,23の特性を示す説明図である。こ
のうち第5図は横軸にエンジン回転数、すなわち
エンジン1の最高回転数をとり、縦軸にポンプ消
費馬力PS、エンジントルクT、燃料消費率gをと
つている。同第5図中、N1はエンジン20の複
数の最高回転数のうちの大きい値をとる最高回転
数を示し、N2は小さい値をとる最高回転数を示
し、36,37はエンジン回転数N1に対応する
エンジン回転数・エンジントルク特性線を示し、
36,38はエンジン回転数N2に対応するエン
ジン回転数・エンジントルク特性線を示してい
る。また、39,40はエンジン回転数N1に対
応するエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を
示し、39,41はエンジン回転数N2に対応す
るエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を示
し、42,43はエンジン回転数、N1に対応す
る燃料消費率特性線を示し、42,44はエンジ
ン回転数N2に対応する燃料消費率特性線を示し
ている。g1はエンジン回転数がN1のときの燃料
消費率を示し、g2はエンジン回転数がN2のとき
の燃料消費率を示している。なお、TPは可変容
量油圧ポンプ22,23のポンプトルク特性線
を、PS1は該可変容量油圧ポンプ22,23の変
更しうる最大傾転角のうちの大きい最大傾転角に
相応するポンプ消費馬力を、PS2は該可変容量油
圧ポンプ22,23の変更しうる最大傾転角のう
ちの小さい最大傾転角に相応するポンプ消費馬力
を示している。
例に備えられるエンジン20および可変容量油圧
ポンプ22,23の特性を示す説明図である。こ
のうち第5図は横軸にエンジン回転数、すなわち
エンジン1の最高回転数をとり、縦軸にポンプ消
費馬力PS、エンジントルクT、燃料消費率gをと
つている。同第5図中、N1はエンジン20の複
数の最高回転数のうちの大きい値をとる最高回転
数を示し、N2は小さい値をとる最高回転数を示
し、36,37はエンジン回転数N1に対応する
エンジン回転数・エンジントルク特性線を示し、
36,38はエンジン回転数N2に対応するエン
ジン回転数・エンジントルク特性線を示してい
る。また、39,40はエンジン回転数N1に対
応するエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を
示し、39,41はエンジン回転数N2に対応す
るエンジン回転数・ポンプ消費馬力特性線を示
し、42,43はエンジン回転数、N1に対応す
る燃料消費率特性線を示し、42,44はエンジ
ン回転数N2に対応する燃料消費率特性線を示し
ている。g1はエンジン回転数がN1のときの燃料
消費率を示し、g2はエンジン回転数がN2のとき
の燃料消費率を示している。なお、TPは可変容
量油圧ポンプ22,23のポンプトルク特性線
を、PS1は該可変容量油圧ポンプ22,23の変
更しうる最大傾転角のうちの大きい最大傾転角に
相応するポンプ消費馬力を、PS2は該可変容量油
圧ポンプ22,23の変更しうる最大傾転角のう
ちの小さい最大傾転角に相応するポンプ消費馬力
を示している。
また、第6図は横軸に吐出圧力Pを、縦軸にポ
ンプ吐出流量Qを示しており、特性線45は可変
容量油圧ポンプ22,23の変更しうる最大傾転
角のうちの大きい最大傾転角に相応し、q1はその
ときの最大吐出流量を示している。また46は可
変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角のうち
の小さい最大傾転角に相応し、q2はそのときの最
大吐出流量を示している。
ンプ吐出流量Qを示しており、特性線45は可変
容量油圧ポンプ22,23の変更しうる最大傾転
角のうちの大きい最大傾転角に相応し、q1はその
ときの最大吐出流量を示している。また46は可
変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角のうち
の小さい最大傾転角に相応し、q2はそのときの最
大吐出流量を示している。
また、第7図は上述したコントローラ35の演
算部35bにおいて設定されるエンジンの最高回
転数と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転
角すなわち吐出流量との組合せを示す説明図で、
横軸にはエンジン回転数Nを、縦軸にはポンプ吐
出流量Qをとつてあり、47は前述した第6図の
特性線45に相応し、可変容量油圧ポンプ22,
23から吐出される流量の最大流量がq1となる特
性線を示し、48は前述した第6図の特性線46
に相応し、可変容量油圧ポンプ22,23から吐
出される流量の最大流量がq2となる特性線を示し
ている。
算部35bにおいて設定されるエンジンの最高回
転数と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転
角すなわち吐出流量との組合せを示す説明図で、
横軸にはエンジン回転数Nを、縦軸にはポンプ吐
出流量Qをとつてあり、47は前述した第6図の
特性線45に相応し、可変容量油圧ポンプ22,
23から吐出される流量の最大流量がq1となる特
性線を示し、48は前述した第6図の特性線46
に相応し、可変容量油圧ポンプ22,23から吐
出される流量の最大流量がq2となる特性線を示し
ている。
そして、同第7図中、Aはエンジン回転数が
N1のときの特性線47上の位置であり、この位
置Aに示される設定値はエンジン20の最高回転
数のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ22,
23の最大傾転角のうちの大きい値とを組合せた
ものであり、Bはエンジン回転数がN1のときの
特性線48上の位置であり、この位置Bに示され
る設定値は最高回転数のうちの大きい値と最大傾
転角のうちの小さい値との組合せであり、Cはエ
ンジン回転数がN2のときの特性線47上の位置
であり、この位置Cに示される設定値は最高回転
数のうちの小さい値と最大傾転角のうちの大きい
値とを組合せたものであり、Dはエンジン回転数
がN2のときの特性線48上の位置であり、この
位置Dに示される設定値は最高回転数のうちの小
さい値と最大傾転角のうちの小さい値との組合せ
である。
N1のときの特性線47上の位置であり、この位
置Aに示される設定値はエンジン20の最高回転
数のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ22,
23の最大傾転角のうちの大きい値とを組合せた
ものであり、Bはエンジン回転数がN1のときの
特性線48上の位置であり、この位置Bに示され
る設定値は最高回転数のうちの大きい値と最大傾
転角のうちの小さい値との組合せであり、Cはエ
ンジン回転数がN2のときの特性線47上の位置
であり、この位置Cに示される設定値は最高回転
数のうちの小さい値と最大傾転角のうちの大きい
値とを組合せたものであり、Dはエンジン回転数
がN2のときの特性線48上の位置であり、この
位置Dに示される設定値は最高回転数のうちの小
さい値と最大傾転角のうちの小さい値との組合せ
である。
すなわち、演算部35bはエンジン20の変更
しうる複数、例えば2つの使用最高回転数のうち
の1つと、可変容量油圧ポンプ22,23の変更
しうる複数、例えば2つの使用最大傾転角のうち
の1つを対応づけて1組とし、この組をあらかじ
め走行に関連させて複数組、例えばA、C、Dの
3組設定し、走行以外の他の作業に関連させて複
数組例えばB、Cの2組設定し、重掘削(Pモー
ド)、軽掘削(Eモード)、高速走行(Hモード)、
低速走行(Lモード)等の作動体の作動形態に対
応して最適と想定される1組を選択する設定・選
択手段を構成している。
しうる複数、例えば2つの使用最高回転数のうち
の1つと、可変容量油圧ポンプ22,23の変更
しうる複数、例えば2つの使用最大傾転角のうち
の1つを対応づけて1組とし、この組をあらかじ
め走行に関連させて複数組、例えばA、C、Dの
3組設定し、走行以外の他の作業に関連させて複
数組例えばB、Cの2組設定し、重掘削(Pモー
ド)、軽掘削(Eモード)、高速走行(Hモード)、
低速走行(Lモード)等の作動体の作動形態に対
応して最適と想定される1組を選択する設定・選
択手段を構成している。
また、この演算部35bは、走行状態すなわち
走行モータ1が作動状態にあるかどうか、および
走行以外の作業状態すなわち走行モータ1以外の
アクチユエータが作動状態にあるかどうか判別す
るとともに、走行状態にあるかどうかを優先的
に、例えば圧力スイツチ34a,34bから出力
される信号に応じて判別する第1の判別手段と、
この第1の判別手段において圧力スイツチ34
a,34bの双方から走行状態および作業状態に
ない旨の信号が出力されたときに、この状態が継
続される時間を確認する時間確認手段、例えばタ
イマと、このタイマによつて計測された時間が、
一般に考えられる微操作時の作動継続時間を超え
る程度の所定時間、例えば2.5秒を経過したかど
うかを判別する第2の判別手段を内蔵している。
走行モータ1が作動状態にあるかどうか、および
走行以外の作業状態すなわち走行モータ1以外の
アクチユエータが作動状態にあるかどうか判別す
るとともに、走行状態にあるかどうかを優先的
に、例えば圧力スイツチ34a,34bから出力
される信号に応じて判別する第1の判別手段と、
この第1の判別手段において圧力スイツチ34
a,34bの双方から走行状態および作業状態に
ない旨の信号が出力されたときに、この状態が継
続される時間を確認する時間確認手段、例えばタ
イマと、このタイマによつて計測された時間が、
一般に考えられる微操作時の作動継続時間を超え
る程度の所定時間、例えば2.5秒を経過したかど
うかを判別する第2の判別手段を内蔵している。
このように構成した実施例にあつては、第8図
に示す処理手順に従つて各動作がおこなわれる。
に示す処理手順に従つて各動作がおこなわれる。
すなわち手順S1において、スイツチ32,3
3の出力信号および圧力スイツチ34a,34b
の出力信号がコントローラ35の入力部35aを
経て演算部35bに読込まれる。これにより演算
部35bの第1の判別手段は手順S2におけるよ
うに、まず優先的に走行状態にあるかどうか、例
えば圧力スイツチ34aから信号が出力され走行
モータ1が作動しているかどうか判別し、走行状
態にある場合には手順S3に移る。この手順S3
ではスイツチ33,32によるH、L、P、Eモ
ードのそれぞれの指示に応じてあらかじめ走行に
関連して設定した上記第7図に示す選択位置A,
C,Dの3組の中から最適なものが選定される。
3の出力信号および圧力スイツチ34a,34b
の出力信号がコントローラ35の入力部35aを
経て演算部35bに読込まれる。これにより演算
部35bの第1の判別手段は手順S2におけるよ
うに、まず優先的に走行状態にあるかどうか、例
えば圧力スイツチ34aから信号が出力され走行
モータ1が作動しているかどうか判別し、走行状
態にある場合には手順S3に移る。この手順S3
ではスイツチ33,32によるH、L、P、Eモ
ードのそれぞれの指示に応じてあらかじめ走行に
関連して設定した上記第7図に示す選択位置A,
C,Dの3組の中から最適なものが選定される。
例えばスイツチ33によつてHモードが指示さ
れ、スイツチ32によつてPモードが指示されて
いる場合には、選択位置Aが選定され、この選択
位置Aの内容すなわちエンジン20の最高回転数
のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ22,2
3の最大軽転角のうちの大きい値とが選択され、
これらに相当する信号を出力部35cに送る。出
力部35cは最高回転数に相応する信号を最高回
転数可変手段30を構成する第2図に示す電磁切
換弁30g出力し、また最大傾転角に相応する信
号を最大吐出し容積可変手段31を構成する第3
図に示す電磁切換弁31cに出力する。これによ
り、電磁切換弁30gは第2図に示す状態に保た
れ、したがつて油圧シリンダ30cがタンク30
fに連通することからピストン30bは移動自在
になつており、ガバナレバー70はピストン30
bの全ストロークに相当する大きい角度回動可能
になり、これによつて大きな最高回転数が得られ
る。また、電磁切換弁31cは第3図の左位置に
切換えられ、したがつて油圧シリンダ31bがタ
ンク30fに連通することからピストン31aは
移動自在になつており、吐出し容積制御装置60
を構成するアクチユエータ60bのピストン60
aはピストン31aの全ストロークに相当する大
きい距離移動可能になり、これによつて大きな最
大値転角が得られる。これに伴つて、第10図の
特性線51で示す吐出圧力P−ポンプ吐出流量Q
特性が得られる。このときの最大流量QRは、QH
=N1×q1となる。なお、同第10図の51aは
走行時の圧力を示している。
れ、スイツチ32によつてPモードが指示されて
いる場合には、選択位置Aが選定され、この選択
位置Aの内容すなわちエンジン20の最高回転数
のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ22,2
3の最大軽転角のうちの大きい値とが選択され、
これらに相当する信号を出力部35cに送る。出
力部35cは最高回転数に相応する信号を最高回
転数可変手段30を構成する第2図に示す電磁切
換弁30g出力し、また最大傾転角に相応する信
号を最大吐出し容積可変手段31を構成する第3
図に示す電磁切換弁31cに出力する。これによ
り、電磁切換弁30gは第2図に示す状態に保た
れ、したがつて油圧シリンダ30cがタンク30
fに連通することからピストン30bは移動自在
になつており、ガバナレバー70はピストン30
bの全ストロークに相当する大きい角度回動可能
になり、これによつて大きな最高回転数が得られ
る。また、電磁切換弁31cは第3図の左位置に
切換えられ、したがつて油圧シリンダ31bがタ
ンク30fに連通することからピストン31aは
移動自在になつており、吐出し容積制御装置60
を構成するアクチユエータ60bのピストン60
aはピストン31aの全ストロークに相当する大
きい距離移動可能になり、これによつて大きな最
大値転角が得られる。これに伴つて、第10図の
特性線51で示す吐出圧力P−ポンプ吐出流量Q
特性が得られる。このときの最大流量QRは、QH
=N1×q1となる。なお、同第10図の51aは
走行時の圧力を示している。
また、第8図に示す手順S3において、スイツ
チ33によつてLモードが指示され、スイツチ3
2によつてPモードが指示されている場合には選
択位置Dが選定され、この選択位置Dの内容すな
わちエンジン20の最高回転数のうちの小さい値
と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角の
うちの小さい値とが選択され、これらに相当する
信号を出力部35cに送る。出力部35cはこれ
らの信号に相応する信号を第2図に示す電磁切換
弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31cに
出力する。これにより、電磁切換弁30gは同第
2図の左位置に切換えられ、したがつて油圧線3
0dの圧油が油圧シリンダ30cに供給されてピ
ストン30bが右方位置に移動不能に保たれ、こ
のピストン30bにストツパ30aが係止される
ことによりガバナレバー70はその回動角度を制
限され、これによつて小さな最高回転数が得られ
る。また、電磁切換弁31cは第3図に示す状態
に保たれ、したがつて油圧シリンダ30dの圧油
が油圧シリンダ31bに供給されてピストン31
aが左方位置に移動不能に保たれ、このピストン
31aにアクチユエータ60bのピストン60a
が係止されることにより当該ピストン60aは移
動を制限され、これによつて小さな最大傾転角が
得られる。これに応じて第10図の特性線52で
示すP−Q特性が得られる。このときの最大流量
QLは上述した流量QHよりも十分に小さいQL=N2
×q2となる。
チ33によつてLモードが指示され、スイツチ3
2によつてPモードが指示されている場合には選
択位置Dが選定され、この選択位置Dの内容すな
わちエンジン20の最高回転数のうちの小さい値
と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角の
うちの小さい値とが選択され、これらに相当する
信号を出力部35cに送る。出力部35cはこれ
らの信号に相応する信号を第2図に示す電磁切換
弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31cに
出力する。これにより、電磁切換弁30gは同第
2図の左位置に切換えられ、したがつて油圧線3
0dの圧油が油圧シリンダ30cに供給されてピ
ストン30bが右方位置に移動不能に保たれ、こ
のピストン30bにストツパ30aが係止される
ことによりガバナレバー70はその回動角度を制
限され、これによつて小さな最高回転数が得られ
る。また、電磁切換弁31cは第3図に示す状態
に保たれ、したがつて油圧シリンダ30dの圧油
が油圧シリンダ31bに供給されてピストン31
aが左方位置に移動不能に保たれ、このピストン
31aにアクチユエータ60bのピストン60a
が係止されることにより当該ピストン60aは移
動を制限され、これによつて小さな最大傾転角が
得られる。これに応じて第10図の特性線52で
示すP−Q特性が得られる。このときの最大流量
QLは上述した流量QHよりも十分に小さいQL=N2
×q2となる。
また、第8図に示す手順S3において、スイツ
チ33によつてHモードが指示され、スイツチ3
2によつてEモードが指示されている場合には選
択位置Cが選定され、この選択位置Cの内容すな
わちエンジン20の最高回転数のうちの小さい値
と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角の
うちの大きい値とが選択され、これらに相当する
信号を出力部35cに送る。出力部35cはこれ
らの信号に相応する信号を第2図に示す電磁切換
弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31cに
出力する。これにより、電磁切換弁30gは同第
2図の左位置に切換えられ、したがつて油圧源3
0dの圧油が油圧シリンダ30cに供給されてビ
ストン30bが右方位置に移動不能に保たれ、こ
のピストン30bにストツパ30aが係止される
ことによりガバナレバー70はその回動角度を制
限され、これによつて小さな最高回転数が得られ
る。また、電磁切換弁31cは第3図の左位置に
切換えられ、したがつて油圧シリンダ31bがタ
ンク30fに連通することからピストン31aは
移動自在になつており、吐出し容積生御装置60
を構成するアクチユエータ60bのピストン60
aはピストン31aの全ストロークに相当する大
きい距離移動可能になり、これによつて大きな最
大傾転角が得られる。これに応じて、第9図の特
性線50で示すP−Q特性が得られる。このとき
の最大流量QEはQE=N2×q1となる。なお、同第
9図において50aは特性線50に対応するポン
プ消費馬力(PS2)特性線である。
チ33によつてHモードが指示され、スイツチ3
2によつてEモードが指示されている場合には選
択位置Cが選定され、この選択位置Cの内容すな
わちエンジン20の最高回転数のうちの小さい値
と可変容量油圧ポンプ22,23の最大傾転角の
うちの大きい値とが選択され、これらに相当する
信号を出力部35cに送る。出力部35cはこれ
らの信号に相応する信号を第2図に示す電磁切換
弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31cに
出力する。これにより、電磁切換弁30gは同第
2図の左位置に切換えられ、したがつて油圧源3
0dの圧油が油圧シリンダ30cに供給されてビ
ストン30bが右方位置に移動不能に保たれ、こ
のピストン30bにストツパ30aが係止される
ことによりガバナレバー70はその回動角度を制
限され、これによつて小さな最高回転数が得られ
る。また、電磁切換弁31cは第3図の左位置に
切換えられ、したがつて油圧シリンダ31bがタ
ンク30fに連通することからピストン31aは
移動自在になつており、吐出し容積生御装置60
を構成するアクチユエータ60bのピストン60
aはピストン31aの全ストロークに相当する大
きい距離移動可能になり、これによつて大きな最
大傾転角が得られる。これに応じて、第9図の特
性線50で示すP−Q特性が得られる。このとき
の最大流量QEはQE=N2×q1となる。なお、同第
9図において50aは特性線50に対応するポン
プ消費馬力(PS2)特性線である。
また、第8図に示す手順S3において、スイツ
チ33によつてLモードが指示され、スイツチ3
2によつてEモードが指示されている場合には選
択位置Dが選定される。この場合には前述のLモ
ードおよびPモードの場合と同様であり、このと
きの最大流量QLは十分に小さいQL=N2×q2とな
る。
チ33によつてLモードが指示され、スイツチ3
2によつてEモードが指示されている場合には選
択位置Dが選定される。この場合には前述のLモ
ードおよびPモードの場合と同様であり、このと
きの最大流量QLは十分に小さいQL=N2×q2とな
る。
そして、第8図の手順S3の処理の後は、はじ
めに戻る。また、同第8図の手順S2において、
圧力スイツチ34aから信号が出力されておら
ず、走行状態でないと判別された場合には手順S
4に移る。この手順S4では、走行以外の作業状
態にあるかどうか、例えば圧力スイツチ34bか
ら信号が出力され、走行モータ1以外の他のアク
チユエータが作動しているかどうか演算部35b
の第1判別手段で判別され、走行以外の他の作業
状態にある場合には手順S5に移る。この手順S
5ではスイツチ32によるP、Eモード指示に応
じて、コントローラ35の演算部35bであらか
じめ走行以外の他の作業に関連して設定した第7
図に示す選択位置B,Cの2組の中から該当する
ものが選定される。
めに戻る。また、同第8図の手順S2において、
圧力スイツチ34aから信号が出力されておら
ず、走行状態でないと判別された場合には手順S
4に移る。この手順S4では、走行以外の作業状
態にあるかどうか、例えば圧力スイツチ34bか
ら信号が出力され、走行モータ1以外の他のアク
チユエータが作動しているかどうか演算部35b
の第1判別手段で判別され、走行以外の他の作業
状態にある場合には手順S5に移る。この手順S
5ではスイツチ32によるP、Eモード指示に応
じて、コントローラ35の演算部35bであらか
じめ走行以外の他の作業に関連して設定した第7
図に示す選択位置B,Cの2組の中から該当する
ものが選定される。
例えばスイツチ32によつてPモードが指示さ
れている場合には、選択位置Bが選定され、この
選択位置Bの内容すなわちエンジン20の最高回
転数のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ2
2,23の最大傾転角のうちの小さい値とが選択
され、これらに相応する信号を第2図に示す電磁
切換弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31
cに出力する。これにより、電磁切換弁30gは
第2図に示す状態に保たれ、したがつて油圧シリ
ンダ30cがタンク30fに連通することからピ
ストン30bは移動自在になつており、ガバナレ
バー70はビストン30bの全ストロークに相当
する大きい角度回動可能になり、これによつて大
きな最高回転数が得られる。また、電磁切換弁3
1cは第3図に示す状態に保たれ、したがつて油
圧シリンダ30dの圧油が油圧シリンダ31bに
供給されてピストン31が左方位置に移動不能に
保たれ、このピストン31aにアクチユエータ6
0bのピストン60aが係止されることにより当
該ピストン60aは移動を制限され、これによつ
て小さな最大傾転角が得られる。これに応じて、
第9図の特性線49で示す吐出圧力P−ポンプ吐
出流量Q特性が得られる。このときの最大流量
QPはQP=N1×q2となる。なお、同第9図におい
て49aは特性線49に対応するポンプ消費馬力
(PS1)特性線である。
れている場合には、選択位置Bが選定され、この
選択位置Bの内容すなわちエンジン20の最高回
転数のうちの大きい値と可変容量油圧ポンプ2
2,23の最大傾転角のうちの小さい値とが選択
され、これらに相応する信号を第2図に示す電磁
切換弁30gおよび第3図に示す電磁切換弁31
cに出力する。これにより、電磁切換弁30gは
第2図に示す状態に保たれ、したがつて油圧シリ
ンダ30cがタンク30fに連通することからピ
ストン30bは移動自在になつており、ガバナレ
バー70はビストン30bの全ストロークに相当
する大きい角度回動可能になり、これによつて大
きな最高回転数が得られる。また、電磁切換弁3
1cは第3図に示す状態に保たれ、したがつて油
圧シリンダ30dの圧油が油圧シリンダ31bに
供給されてピストン31が左方位置に移動不能に
保たれ、このピストン31aにアクチユエータ6
0bのピストン60aが係止されることにより当
該ピストン60aは移動を制限され、これによつ
て小さな最大傾転角が得られる。これに応じて、
第9図の特性線49で示す吐出圧力P−ポンプ吐
出流量Q特性が得られる。このときの最大流量
QPはQP=N1×q2となる。なお、同第9図におい
て49aは特性線49に対応するポンプ消費馬力
(PS1)特性線である。
また、第8図に示す手順S5において、スイツ
チ32によつてEモードが指示されている場合に
は、選択位置Cが選定される。この場合には、前
述の手順S3におけるHモードおよびEモードの
場合と同様であり、このときの最大流量QEはQE
=N2×q1となる。
チ32によつてEモードが指示されている場合に
は、選択位置Cが選定される。この場合には、前
述の手順S3におけるHモードおよびEモードの
場合と同様であり、このときの最大流量QEはQE
=N2×q1となる。
なお、第8図の手順S5の処理の後は、はじめ
に戻る。また、同第8図の手順S4において、走
行以外の他の作業状態にない場合、すなわち走行
状態になく他の作業状態にもない場合には手順S
6に移り、演算部35bのタイマで当該状態の継
続される時間が計測され、演算部35bの第2の
判別手段で、タイマで計測される時間が2.5秒経
過したかどうかの判別がおこなわれる。この手順
S6の判別が満足された場合には、微速度走行、
微速度作業がおこなわれていないときなどであ
り、このとき手順S5に移り、前回指示されたス
イツチ32から出力される指示信号に応じて走行
以外の作業の形態であるPモードかEモードに自
動的に選定され、これらのPモード、あるいはE
モードに応じた選択位置B、あるいは選択位置C
が選択され、これらの選択位置B,Cに応じた前
述した最大流量QP=N1×q2、あるいは最大流量
QE=N2×q1が得られる。なお、手順S6の判別
が満足されない場合には、例えば微操作がおこな
われているときなどであり、はじめに戻る。
に戻る。また、同第8図の手順S4において、走
行以外の他の作業状態にない場合、すなわち走行
状態になく他の作業状態にもない場合には手順S
6に移り、演算部35bのタイマで当該状態の継
続される時間が計測され、演算部35bの第2の
判別手段で、タイマで計測される時間が2.5秒経
過したかどうかの判別がおこなわれる。この手順
S6の判別が満足された場合には、微速度走行、
微速度作業がおこなわれていないときなどであ
り、このとき手順S5に移り、前回指示されたス
イツチ32から出力される指示信号に応じて走行
以外の作業の形態であるPモードかEモードに自
動的に選定され、これらのPモード、あるいはE
モードに応じた選択位置B、あるいは選択位置C
が選択され、これらの選択位置B,Cに応じた前
述した最大流量QP=N1×q2、あるいは最大流量
QE=N2×q1が得られる。なお、手順S6の判別
が満足されない場合には、例えば微操作がおこな
われているときなどであり、はじめに戻る。
このような構成した実施例にあつては、作動体
の標準的な作動形態に最も適合し得るエンジン2
0の最高回転数と可変容量油圧ポンプ22,23
の最大傾転角の組合せをあらかじめ設定してお
き、コントローラ35の演算部35bで該当する
組合せを選択するようにしてあることから、オペ
レータの意図する作動体の作動形態を実現させる
ことができ、それ故、作業能率を向上させること
ができる。
の標準的な作動形態に最も適合し得るエンジン2
0の最高回転数と可変容量油圧ポンプ22,23
の最大傾転角の組合せをあらかじめ設定してお
き、コントローラ35の演算部35bで該当する
組合せを選択するようにしてあることから、オペ
レータの意図する作動体の作動形態を実現させる
ことができ、それ故、作業能率を向上させること
ができる。
また、例えば広い道を早い速度で走行するとき
などにおこなわれる高速走行と、例えば狭い道を
走行するときや、作業機の先端に物を把持あるい
は吊下げて走行するときなどにおこなわれる低速
走行を容易に実現させることができ、特に走行状
態にあるかどうかを他の作業に優先させて判別す
るようにしてあることから常に安定した走行速度
が得られ、走行と他の作業との複合作業時等にお
ける安全性を確保することができる。
などにおこなわれる高速走行と、例えば狭い道を
走行するときや、作業機の先端に物を把持あるい
は吊下げて走行するときなどにおこなわれる低速
走行を容易に実現させることができ、特に走行状
態にあるかどうかを他の作業に優先させて判別す
るようにしてあることから常に安定した走行速度
が得られ、走行と他の作業との複合作業時等にお
ける安全性を確保することができる。
また、走行がおこなわれず他の作業が実施され
る際、例えば重掘削(Pモード)時にはエンジン
20の最高回転数を大きくし、可変容量油圧ポン
プ22,23の最大傾転角を小さくして、最大流
量をQPとして多くの作業量が得られ、また軽掘
削(Eモード)時にはエンジン20の最高回転数
を小さくし、可変容量油圧ポンプ22,23の最
大傾転角を大きくして最大流量を上述のQPとほ
ぼ同等のQEとして少ない作業量が得られる。
る際、例えば重掘削(Pモード)時にはエンジン
20の最高回転数を大きくし、可変容量油圧ポン
プ22,23の最大傾転角を小さくして、最大流
量をQPとして多くの作業量が得られ、また軽掘
削(Eモード)時にはエンジン20の最高回転数
を小さくし、可変容量油圧ポンプ22,23の最
大傾転角を大きくして最大流量を上述のQPとほ
ぼ同等のQEとして少ない作業量が得られる。
そして特に、上記した軽掘削(Eモード)時に
は所望の作業量をエンジン20の最高回転数を小
さく制限した状態で得ることができ、第5図の燃
料消費率特性線は符号42,43で示すものから
符号42,44で示すものに移行し、したがつて
燃料消費率はg1からg2になり、当該燃料消費率が
向上し、省エネを実現できる。またこのとき、エ
ンジン20の最高回転数が小さいことから、騒音
が抑制され、かつエンジン20および可変容量油
圧ポンプ22,23の耐久性が向上する。
は所望の作業量をエンジン20の最高回転数を小
さく制限した状態で得ることができ、第5図の燃
料消費率特性線は符号42,43で示すものから
符号42,44で示すものに移行し、したがつて
燃料消費率はg1からg2になり、当該燃料消費率が
向上し、省エネを実現できる。またこのとき、エ
ンジン20の最高回転数が小さいことから、騒音
が抑制され、かつエンジン20および可変容量油
圧ポンプ22,23の耐久性が向上する。
また、走行状態になく、走行以外の作業状態に
もない状態が2.5秒以上続いた場合には、走行に
比べて比較的頻度の高い掘削等の他の作業のため
の準備操作として、あらかじめ掘削等の作業に好
的なPモード、あるいはEモードが選定され、こ
れらのPモード、Eモードに該当する選択位置
B,Cに相応する最高回転数と最大吐出し容積の
組合せにすることができ、オペレータはこのとき
の原動機の回転数の変化すなわち原動機の回転音
の変化から現在どのモードにあるかを十分に察知
でき、また重掘削、軽掘削等の作業開始時に最高
回転数と最大吐出し容積の組合せの変化を生じる
ことがない。
もない状態が2.5秒以上続いた場合には、走行に
比べて比較的頻度の高い掘削等の他の作業のため
の準備操作として、あらかじめ掘削等の作業に好
的なPモード、あるいはEモードが選定され、こ
れらのPモード、Eモードに該当する選択位置
B,Cに相応する最高回転数と最大吐出し容積の
組合せにすることができ、オペレータはこのとき
の原動機の回転数の変化すなわち原動機の回転音
の変化から現在どのモードにあるかを十分に察知
でき、また重掘削、軽掘削等の作業開始時に最高
回転数と最大吐出し容積の組合せの変化を生じる
ことがない。
さらに、走行状態になく、走行以外の作業状態
にもない状態が2.5秒に満たない場合には、前回
の選択位置に係る最高回転数と吐出し容積の組合
せになつており、良好な微操作性が得られる。
にもない状態が2.5秒に満たない場合には、前回
の選択位置に係る最高回転数と吐出し容積の組合
せになつており、良好な微操作性が得られる。
第11図は本発明の別の実施例における処理手
順を示すフローチヤートで、この別の実施例にあ
つてはコントローラ35の演算部35bが、第2
の判別手段における判別、すなわち走行状態にな
く、走行以外の作業状態にない状態が2.5秒続い
たかどうかの判別が満足されないときに、第2の
指示手段すなわちスイツタ32から出力される信
号が変つたかどうか判別する第3の判別手段を内
蔵している。そして、手順S7に示すように第3
の判別手段によつてスイツチ32が切換えられた
と判断された場合には、手順S5に移り、スイツ
チ32によつて指示されたモード、すなわちPモ
ードあるいはEモードに応じて選択位置B,Cが
それぞれ選択される。なお、手順S7の判別が満
足されない場合には、はじめに戻る操作がおこな
われる。このような第11図に例示する別の実施
例にあつては、前述した実施例と同等の効果を奏
するとともに、走行状態になく、走行以外の作業
状態にない状態が2.5秒に満たない時間継続して
いるときでもオペレータの意図に応じて掘削作業
等に適した原動機の最高回転数と最大吐出し容積
の組合せにすることができる。
順を示すフローチヤートで、この別の実施例にあ
つてはコントローラ35の演算部35bが、第2
の判別手段における判別、すなわち走行状態にな
く、走行以外の作業状態にない状態が2.5秒続い
たかどうかの判別が満足されないときに、第2の
指示手段すなわちスイツタ32から出力される信
号が変つたかどうか判別する第3の判別手段を内
蔵している。そして、手順S7に示すように第3
の判別手段によつてスイツチ32が切換えられた
と判断された場合には、手順S5に移り、スイツ
チ32によつて指示されたモード、すなわちPモ
ードあるいはEモードに応じて選択位置B,Cが
それぞれ選択される。なお、手順S7の判別が満
足されない場合には、はじめに戻る操作がおこな
われる。このような第11図に例示する別の実施
例にあつては、前述した実施例と同等の効果を奏
するとともに、走行状態になく、走行以外の作業
状態にない状態が2.5秒に満たない時間継続して
いるときでもオペレータの意図に応じて掘削作業
等に適した原動機の最高回転数と最大吐出し容積
の組合せにすることができる。
本発明のエンジン・油圧ポンプの制御装置は以
上のようにあらかじめ設定した原動機の最高回転
数と可変容量油圧ポンプの組合せの中から、作動
体の作動形態に応じた最適な組合せを自動的に選
択する構成にしてあることから、オペレータが意
図する作動体の作動形態に適応したアクチユエー
タの駆動を実現でき、従来に比べて作業能率が向
上する効果がある。
上のようにあらかじめ設定した原動機の最高回転
数と可変容量油圧ポンプの組合せの中から、作動
体の作動形態に応じた最適な組合せを自動的に選
択する構成にしてあることから、オペレータが意
図する作動体の作動形態に適応したアクチユエー
タの駆動を実現でき、従来に比べて作業能率が向
上する効果がある。
また、走行状態にあるかどうかを他の作業に優
先させて判別するようにしてあることから、常に
安定した走行速度が得られ、走行と他の作業との
複合操作時等における安全性を確保できる。
先させて判別するようにしてあることから、常に
安定した走行速度が得られ、走行と他の作業との
複合操作時等における安全性を確保できる。
また、走行状態になく、他の作業状態にもない
場合には、微操作に影響のない時間の経過後に、
走行に比べて比較的頻度の高い他の作業に適した
原動機の最高回転数と最大吐出し容積の組合せに
自動的にしておくことができ、しかもこのとき、
オペレータは原動機の回転音の変化によつてモー
ドの変化を察知でき、良好な操作感触が得られ、
さらに当作業開始時に最高回転数と最大吐出し容
積の組合せの変化を生じることがないから、その
変化に伴う異和感を操作者に与えることがなく、
作業の円滑化に貢献する。
場合には、微操作に影響のない時間の経過後に、
走行に比べて比較的頻度の高い他の作業に適した
原動機の最高回転数と最大吐出し容積の組合せに
自動的にしておくことができ、しかもこのとき、
オペレータは原動機の回転音の変化によつてモー
ドの変化を察知でき、良好な操作感触が得られ、
さらに当作業開始時に最高回転数と最大吐出し容
積の組合せの変化を生じることがないから、その
変化に伴う異和感を操作者に与えることがなく、
作業の円滑化に貢献する。
さらに、微操作をおこなつているときには、原
動機の最高回転数と最大吐出し容積の組合せの変
化を生じることがないことから、良好な微操作性
を確保することができる。
動機の最高回転数と最大吐出し容積の組合せの変
化を生じることがないことから、良好な微操作性
を確保することができる。
第1図は本発明のエンジン・油圧ポンプの制御
装置の一実施例を示す回路図、第2図は第1図に
示す実施例に備えられる最高回転数可変手段の一
例を示す説明図、第3図は第1図に示す実施例に
備えられる最大吐出し容積制御装置の一例および
最大吐出し容積可変手段の一例を示す説明図、第
4図は第1図に示す実施例に備えられるコントロ
ーラ部分の構成を示すブロツク図、第5図は第1
図に示す実施例に備えられるエンジンの特性を示
す説明図、第6図は第1図に示す実施例に備えら
れる可変容量油圧ポンプの特性を示す説明図、第
7図は第1図に示すコントローラの演算部におい
て設定されるエンジン最高回転数と可変容量油圧
ポンプの吐出流量との組合せを示す説明図、第8
図はこの実施例に備えられるコントローラでおこ
なわれる処理手順を示すフローチヤート、第9図
は第1図に示す実施例においておこなわれる重掘
削、軽掘削等のそれぞれの場合における可変容量
油圧ポンプの吐出出力と吐出流量との関係を示す
説明図、第10図は第1図に示す実施例において
おこなわれる高速走行、低速走行等のそれぞれの
場合における可変容量油圧ポンプの吐出圧力と吐
出流量との関係を示す説明図、第11図は本発明
の別の実施例における処理手順を示すフローチヤ
ート、第12図はエンジン・油圧ポンプの制御装
置が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧
シヨベルの概略構成を示す側面図、第13図は第
12図に示す建設機械に備えられる従来のエンジ
ン・油圧ポンプの制御装置の要部を示す回路図、
第14図は第13図に示すエンジン・油圧ポンプ
の制御装置における可変容量油圧ポンプの吐出流
量とエンジン回転数の関係を示す説明図である。 1……走行モータ、3……旋回モータ、5……
ブームシリンダ、7……アームシリンダ、9……
バケツトシリンダ、20……原動機(エンジン)、
22,23……可変容量油圧ポンプ、30……最
高回転数可変手段、31……最大吐出し容積可変
手段、32……スイツチ(第2の指示手段)、3
3……スイツチ(第1の指示手段)、34a……
圧力スイツチ(第1の検出手段)、34b……圧
力スイツチ(第2の検出手段)、35……コント
ローラ、35a……入力部、35b……演算部
(設定・選択手段、第1の判別手段、時間確認手
段、第2の判別手段)、35c……出力部、60
……吐出し容積制御装置、70……ガバナレバ
ー。
装置の一実施例を示す回路図、第2図は第1図に
示す実施例に備えられる最高回転数可変手段の一
例を示す説明図、第3図は第1図に示す実施例に
備えられる最大吐出し容積制御装置の一例および
最大吐出し容積可変手段の一例を示す説明図、第
4図は第1図に示す実施例に備えられるコントロ
ーラ部分の構成を示すブロツク図、第5図は第1
図に示す実施例に備えられるエンジンの特性を示
す説明図、第6図は第1図に示す実施例に備えら
れる可変容量油圧ポンプの特性を示す説明図、第
7図は第1図に示すコントローラの演算部におい
て設定されるエンジン最高回転数と可変容量油圧
ポンプの吐出流量との組合せを示す説明図、第8
図はこの実施例に備えられるコントローラでおこ
なわれる処理手順を示すフローチヤート、第9図
は第1図に示す実施例においておこなわれる重掘
削、軽掘削等のそれぞれの場合における可変容量
油圧ポンプの吐出出力と吐出流量との関係を示す
説明図、第10図は第1図に示す実施例において
おこなわれる高速走行、低速走行等のそれぞれの
場合における可変容量油圧ポンプの吐出圧力と吐
出流量との関係を示す説明図、第11図は本発明
の別の実施例における処理手順を示すフローチヤ
ート、第12図はエンジン・油圧ポンプの制御装
置が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧
シヨベルの概略構成を示す側面図、第13図は第
12図に示す建設機械に備えられる従来のエンジ
ン・油圧ポンプの制御装置の要部を示す回路図、
第14図は第13図に示すエンジン・油圧ポンプ
の制御装置における可変容量油圧ポンプの吐出流
量とエンジン回転数の関係を示す説明図である。 1……走行モータ、3……旋回モータ、5……
ブームシリンダ、7……アームシリンダ、9……
バケツトシリンダ、20……原動機(エンジン)、
22,23……可変容量油圧ポンプ、30……最
高回転数可変手段、31……最大吐出し容積可変
手段、32……スイツチ(第2の指示手段)、3
3……スイツチ(第1の指示手段)、34a……
圧力スイツチ(第1の検出手段)、34b……圧
力スイツチ(第2の検出手段)、35……コント
ローラ、35a……入力部、35b……演算部
(設定・選択手段、第1の判別手段、時間確認手
段、第2の判別手段)、35c……出力部、60
……吐出し容積制御装置、70……ガバナレバ
ー。
Claims (1)
- 1 原動機と、この原動機の回転数を制御する回
転数制御装置と、この原動機によつて駆動される
可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧ポンプ
の吐出し容積を制御する吐出し容積制御装置と、
可変容量油圧ポンプから吐出される圧油によつて
駆動する走行モータおよび他のアクチユエータと
を備えたエンジン・油圧ポンプの制御装置におい
て、上記回転数制御装置で制御される回転数の最
高回転数を変更可能な最高回転数可変手段と、上
記吐出し容積制御装置で制御される吐出し容積の
最大吐出し容積を変更可能な最大吐出し容積可変
手段と、上記変更しうる複数の最高回転数のうち
の1つと上記変更しうる複数の最大吐出し容積の
うちの1つとを対応づけて1つの組とし、この組
をあらかじめ走行に関連させて複数組、走行以外
の他の作業に関連させて複数組それぞれ設定し、
上記走行モータおよび他のアクチユエータの作動
形態に対応して上記それぞれの複数組のうちの1
組を選択する設定・選択手段と、上記走行モータ
の目標とする作業形態を指示する第1の指示手段
と、上記他のアクチユエータの作動形態を指示す
る第2の指示手段と、上記走行モータが作動状態
にあるかどうか検出する第1の検出手段と、上記
他のアクチユエータが作動状態にあるかどうか検
出する第2の検出手段と、走行状態にあるかどう
か、および走行以外の作業状態にあるかどうか判
別するとともに、走行状態にあるかどうかを優先
的に判別する第1の判別手段と、この第1の判別
手段で走行状態になく、しかも走行以外の作業状
態にないと判別されたときに、その状態が継続さ
れる時間を確認する時間確認手段と、この時間確
認手段で確認された時間が所定時間を経過したか
どうか判別する第2の判別手段とを備え、これら
の第1の判別手段および第2の判別手段による判
別および上記第1の指示手段、第2の指示手段、
第1の検出手段、第2の検出手段から出力される
信号に基づいて上記設定・選択手段で選定された
値に応じて、上記最高回転数可変手段および最大
吐出し容積可変手段を駆動することを特徴とする
エンジン・油圧ポンプの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP64686A JPS62160332A (ja) | 1986-01-08 | 1986-01-08 | エンジン・油圧ポンプの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP64686A JPS62160332A (ja) | 1986-01-08 | 1986-01-08 | エンジン・油圧ポンプの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62160332A JPS62160332A (ja) | 1987-07-16 |
JPH0552375B2 true JPH0552375B2 (ja) | 1993-08-05 |
Family
ID=11479468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP64686A Granted JPS62160332A (ja) | 1986-01-08 | 1986-01-08 | エンジン・油圧ポンプの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62160332A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992013144A1 (en) * | 1991-01-28 | 1992-08-06 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Hydraulic control system in hydraulic construction machine |
-
1986
- 1986-01-08 JP JP64686A patent/JPS62160332A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62160332A (ja) | 1987-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100587172C (zh) | 作业机械的液压驱动装置 | |
JP4475767B2 (ja) | 作業用車両 | |
WO2005108797A1 (ja) | 作業機械の油圧駆動装置 | |
JPH0552376B2 (ja) | ||
JPH0517387B2 (ja) | ||
JPH0549773B2 (ja) | ||
JP3923980B2 (ja) | 建設機械 | |
KR100805990B1 (ko) | 유압구동제어장치 | |
JP7091046B2 (ja) | 作業機の油圧システム | |
JP3594839B2 (ja) | 作業機械の旋回制御装置 | |
JPS58204940A (ja) | エンジンの燃料噴射ポンプ制御装置 | |
JPH0552375B2 (ja) | ||
JPH0549772B2 (ja) | ||
JP2576993B2 (ja) | 操作装置 | |
JP4557205B2 (ja) | 油圧機器の制御装置 | |
JPH0419338B2 (ja) | ||
JP3634601B2 (ja) | 旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置 | |
JP2001295681A (ja) | ホイール走行式油圧建設機械 | |
JP2011106090A (ja) | 油圧作業機 | |
JPH086837Y2 (ja) | 走行速度の制限回路 | |
JPS5926084Y2 (ja) | 2ポンプ式油圧回路 | |
JPH05263436A (ja) | 建設機械の自動制御装置 | |
JPS61151341A (ja) | 建設機械のフロント機構制御装置 | |
JP3395400B2 (ja) | クレーン作業機械の油圧回路 | |
KR0185537B1 (ko) | 유압건설기계의 제어장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |