JP2002066627A - チューブミルライン及びロールフォーミングライン - Google Patents

チューブミルライン及びロールフォーミングライン

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JP2002066627A
JP2002066627A JP2000254879A JP2000254879A JP2002066627A JP 2002066627 A JP2002066627 A JP 2002066627A JP 2000254879 A JP2000254879 A JP 2000254879A JP 2000254879 A JP2000254879 A JP 2000254879A JP 2002066627 A JP2002066627 A JP 2002066627A
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JP2000254879A
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Takashi Manden
貴史 万殿
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Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状金属材料から管を連続的に製造するため
のチューブミルラインにおいて、製造工程の所要段階に
おける材料を監視検査することにより、製造過程におけ
る材料の状態を適正に把握し、製造工程に対する必要な
処置を迅速にとることにより、不良品の発生の低減等を
図る。 【解決手段】 本発明に係るチューブミルラインにおい
ては、製造途中における材料を撮像するカメラと、該カ
メラで撮った画像の解析を行う画像解析装置とを備える
ことを特徴とする。カメラは、製造の所要工程位置に設
定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状鋼板から鋼管
を製造するための装置であるチューブミルライン、及び
帯状鋼板を所定の形状に成形するための装置であるロー
ルフォーミングラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】チューブミルラインは、通常、帯状鋼板
ロールから帯状鋼板を連続的に繰り出すアンコイラー
と、繰り出された鋼板を所定断面形状の管に成形するフ
ォーミングセクションと、管状にされて相互に突き合わ
された帯状鋼板の両側縁を溶接して連続する管を形成す
る溶接セクションと、この連続する管を所要のサイズに
するサイジングセクションと、この所要サイズにされた
管を所要長さに切断する切断セクションとが連続的設け
られて構成されている。チューブミルラインから排出さ
れた管は、そのサイズ、形状、溶接部分等の検査を受
け、必要な場合には修正を行って最終製品とされる。
【0003】一方、ロールフォーミングラインは、帯状
の鋼板を繰り出すアンコイラーと、このアンコイラーに
よって繰り出された帯状鋼板を所定の形状に成形するロ
ール成形機と、このロール成形機によって所定の形状に
成形された帯状鋼板を所定の長さ寸法に連続的に切断す
る切断プレスより構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記チューブ
ミルライン及び上記ロールフォーミングラインには、以
下のような問題がある。すなわち、上記チューブミルラ
インでは、管が最終形状まで成形された段階で、その検
査を行うようになっているため、修正が困難であった
り、多くの不良品を出してしまう虞があった。
【0005】一方、上記ロールフォーミングラインで
は、帯状鋼板を所定の形状にして連続的に生産するため
にロール成形機を微調整する必要があるが、特に、帯状
鋼板に用いられる材料が違う場合などにおけるロール成
形機の微調整は非常に困難である。また、近年では、ロ
ール成形機による成形工程の前に、穴あけ加工の工程が
導入されたロールフォーミングラインが増加している。
このようなロールフォーミングラインにおいては、穴あ
け加工工程における穴あけの数が多かったり、コーナー
部に穴や切り欠きが位置する場合には、ロール成形機に
よって帯状鋼板を所定の形状に成形する際に寸法の変動
が生じたり、生産品が歪んでしまう等の問題が発生して
しまう。さらに、生産品が所定の形状、寸法で成形され
ているかという検査は、生産後となるため、多量の不良
品を生産してしまうという問題が生じる。
【0006】本発明は、斯様な問題を解消することを目
的とするものであり、管を最終形状に成形する前の製造
工程にある管を、その製造工程を通しながら検査を行
い、その検査結果に基づき、チューブミルラインにおい
て設定されている成形条件の修正を加えるなど、必要な
措置をとれるようにすることにより、不良品の発生率を
抑え、また、修正自体を容易にするようにしたチューブ
ミルラインを提供する。また、本発明は、生産と同時に
検査が可能であると共に不良品の大幅な削減を図ること
ができるロールフォーミングラインを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、帯
状金属材料から管を連続的に製造するためのチューブミ
ルラインであって、製造途中における材料を撮像するカ
メラと、該カメラで撮った画像の解析を行う画像解析装
置とを有することを基本的特徴とするチューブミルライ
ンを提供する。
【0008】画像解析装置において、カメラにより撮像
された管に異常があると判断された場合には、それに基
づき、アラーム発生、同判断結果のフィードバックによ
る当該チューブミルラインの製造条件設定値の修正等、
所要の措置をとるようにすることができる。
【0009】チューブミルラインには、帯状の金属材料
を所要断面形状の管に成形するためのフォーミングセク
ション、該フォーミングセクションにより管状にされて
相互に突き合わされた帯状金属材料の両側縁を溶接して
管とするするための溶接セクション、該管のサイズを調
整するサイジングセクション、サイズ調整された管を所
要長さに切断するための切断セクション等の所要加工工
程を設けることができ、上記カメラを、それぞれのセク
ションの後方に、または、所要のセクションの後方に設
定して、それらセクションから送り出されてくる管の撮
像を行うようにすることもできる。
【0010】また、本発明は、帯状金属材料を繰り出す
アンコイラーと、上記アンコイラーによって繰り出され
た上記帯状金属材料を所定の形状に成形する成形手段
と、上記成形手段によって所定の形状に成形された上記
帯状金属材料を所定の長さ寸法に連続的に切断する切断
手段とを有してなるロールフォーミングラインにおい
て、上記成形手段によって所定の形状に成形された上記
帯状金属材料を撮影する撮影手段を一つ以上有すること
により、生産と同時に検査が可能であると共に不良品の
大幅な削減を図ることができるロールフォーミングライ
ンを提供する。
【0011】上記撮影手段によって撮影された撮影画像
データは、画像解析手段によって処理されるようにする
ことができる。また、上記画像解析手段は、上記撮影手
段によって撮影された撮影画像データとあらかじめ記憶
された記憶画像データとを比較する画像処理部と、画像
処理部による比較の差異を数値解析する画像解析部とを
有し、この画像解析部の数値解析の結果、記憶画像デー
タに対し撮影画像データが許容範囲を超えている場合に
は、この旨が通知手段によってオペレーターに通知され
るようにすることができる。
【0012】上記画像解析手段は、上記撮影手段によっ
て撮影された撮影画像データとあらかじめ記憶された記
憶画像データとを比較する画像処理部と、画像処理部に
よる比較の差異を数値解析する画像解析部とを有し、こ
の画像解析部の数値解析の結果、記憶画像データに対し
撮影画像データが許容範囲を超えている場合には、撮影
画像データが許容範囲内になるように補正されるように
することができる。また、記憶画像データに対し撮影画
像データが許容範囲を超えている旨が通知手段によって
オペレーターに通知されるようにすることができる。さ
らに、上記通知手段は、警報にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるチューブミ
ルライン及びロールフォーミングラインの実施の形態に
ついて図面を参照しながら述べる。図1は、チューブミ
ルラインの概要を示す図である。すなわち、このチュー
ブミルラインは、前述の通り、帯状鋼板ロールから帯状
鋼板Sを連続的に繰り出すアンコイラー10と、繰り出
された鋼板を所定断面形状の管に成形する複数のロール
成形機を備えるフォーミングセクション12と、管状に
されて相互に突き合わされた帯状鋼板の両側縁を溶接し
て連続する管を形成する溶接機14、及び、溶接ビード
切削装置16を備える溶接セクション18と、この連続
する管を所要のサイズにするサイジングセクション20
と、この所要サイズにされた管を所要長さに切断する走
行切断機22を備える切断セクション24とが連続的設
けられ構成されている。
【0014】本発明においては、このチューブミルライ
ンに少なくとも1つの検査用カメラを設置する。すなわ
ち、図示の例では、溶接機14の直後にカメラ30、溶
接ビード切削装置16の直後にカメラ32、切断セクシ
ョンの後方にカメラ34、及び、管を排出する部分にカ
メラ36が設けられている。これらカメラは、後述する
画像解析装置に接続されており、各カメラでとらえた製
造の各段階における管Tの画像を、当該画像解析装置4
0(図2)に送り、同画像を、解析用基準画像と比較する
ことにより、それら各段階での管の良否を判断するよう
になっている。
【0015】すなわち、カメラ30は、溶接機14によ
って形成された溶接部分を撮像可能な位置に設定されて
おり、同溶接部分を断続的に撮像する。画像解析装置4
0には、良好な溶接状態を示す基準画像がストアされて
おり、当該画像解析装置40の画像処理部において、カ
メラから送られてきた溶接部画像を基準画像と比較し、
その差異を画像解析部において数値解析するようになっ
ている。解析の結果、溶接部画像に、許容範囲を超える
差異があると判断された場合には、アラームを発してオ
ペレータに知らせたり、管にマーキングを施したり、ラ
インを停止したり、または、判断結果を、図2に示すよ
うに、フォーミング制御部、溶接機制御部、サイジング
制御部、切断機制御部等にフィードバックすることによ
り、当該チューブミルラインの製造条件設定値を調節す
る等、所要の措置をとれるようにしてある。
【0016】同様に、カメラ34は、切断後の管を撮像
し、それを画像解析装置において基準画像と比較するこ
とにより、当該管の長さ、反り、曲がり、又は、傷等を
監視する。
【0017】カメラ36は、最終工程を経た管の断面形
状を撮像し、これを記憶している基準画像と比較して、
最終製品としての管の良否を判断する(図3)。
【0018】また、カメラ32は、溶接ビードを削除し
た状態の溶接部分の画像を撮るようになっており、溶接
部分のピンホールの有無等を検査する。この場合は、基
準画像は必ずしも必要ではない。
【0019】上記の実施の形態では、溶接セクションを
備えるチューブミルラインを示したが、溶接ではなくカ
シメ等により管を完成させるチューブミルラインにおい
ても本発明を適用することができる。
【0020】次に、本発明にかかるロールフォーミング
ラインについて説明する。図4において、符号50は、
ロールフォーミングラインを示している。このロールフ
ォーミングライン50は、帯状金属材料としての帯状鋼
板60が巻回され、この帯状鋼板60を図示において右
側に繰り出すアンコイラー61と、このアンコイラー6
1によって繰り出された帯状鋼板60を所定の形状に成
形する成形手段としてのロール成形機62と、このロー
ル成形機62によって所定の形状に成形された帯状鋼板
60を所定の長さ寸法に連続的に切断する切断手段とし
ての走行切断機63とから主に構成されている。
【0021】上記アンコイラー61は、回転体を有して
いて、この回転体には帯状鋼板60が巻回されている。
この回転体が時計方向に回転することにより、帯状鋼板
60が上記ロール成形機62側に繰り出されるようにな
っている。
【0022】上記ロール成形機62は、複数のロール部
64から構成されていて、この複数のロール部64によ
って、上記アンコイラー61から繰り出された帯状鋼板
60は所定の形状になるように成形される。
【0023】上記走行切断機63は、ロール成形機62
の複数のロール部64によって所定の形状に成形された
帯状鋼板60を所定の長さ寸法になるように切断する。
また、この切断工程において、NC制御等を利用してよ
り正確に切断することができるようになっている。
【0024】図4に示すように、上記ロール成形機62
による成形工程後の位置であって、帯状鋼板60の状態
を認識することが可能な位置には、ロール成形機62に
よって所定の形状に成形された帯状鋼板60の状態、例
えば、帯状鋼板60の断面形状、寸法、歪みなどを撮影
することができる撮影手段としてのカメラ65が一つ以
上設けられている。図4に示すものは、ロール成形機6
2によって所定の形状に成形されたばかりの帯状鋼板6
0を撮影することができる位置と、走行切断機63によ
って所定の長さ寸法になるように切断されたばかりの帯
状鋼板60を撮影することができる位置と、各工程を経
た生産品を検査する位置に上記カメラ65が1台ずつそ
れぞれ配置されている。
【0025】図6に示すように、上記撮影手段としての
各カメラ65によって撮影された撮影画像データは、画
像解析手段66によってそれぞれ処理されるようになっ
ている。この画像解析手段66は、画像処理部67と画
像解析部68と図示しない記憶部とから主に構成されて
いる。上記画像処理部67は、上記各カメラ65によっ
て撮影された撮影画像データが入力されるように各カメ
ラ65と電気的に接続されていて、各カメラ65からの
撮影画像データと、図示しない記憶部にあらかじめ記憶
された記憶画像データとを比較するようになっている。
図5には、二点鎖線で表した記憶画像データと、実線で
表した撮影画像データとを比較したものを示している。
この比較データは、画像解析部68に出力されるように
なっている。
【0026】上記画像解析部68は、画像処理部67か
ら出力された比較データ(図5参照)に基づいて比較の
差異を数値解析するようになっている。この画像解析部
68による数値解析の結果、記憶画像データに対して撮
影画像データがあらかじめ設定されている許容範囲を超
えている場合、すなわち不良であると判断した場合に
は、この旨が通知手段によってオペレーターに通知され
るようになっている。従って、オペレーターは、不良品
が発生したということを生産時に直ちに知ることがで
き、これによって、不良品の大幅な削減を図ることがで
きる。また、上記カメラ65の台数を多くすることによ
り、より高精度に数値解析をすることができる。また、
上記通知手段としては、例えば、アラームなどの警報
や、不良品にマーキングを施したり、ロールフォーミン
グラインを停止させることなどの手段を用いることがで
きる。
【0027】上述のように、画像解析部68による数値
解析の結果、記憶画像データに対して撮影画像データが
あらかじめ設定されている許容範囲を超えている場合に
は、この旨が通知手段によってオペレーターに通知され
るようになっているが、この通知手段による通知だけで
なく、記憶画像データに対して撮影画像データが許容範
囲内になるようにフィードバックさせて補正することが
できる。以下、この点についてより具体的に説明する。
【0028】画像解析部68による数値解析の結果、記
憶画像データに対して撮影画像データがあらかじめ設定
されている許容範囲を超えている場合、例えば、上記ロ
ール成形機62によって成形された形状が許容範囲を超
えている場合には、図6に示すように、上記画像解析部
68が、上記ロール成形機62を制御している成形機制
御部71にロールの圧下調整を行うように指令を伝送す
る。上記成形機制御部71は、この指令に基づいて、ロ
ール成形機62によって成形された形状が許容範囲内に
なるように補正する。この補正は、ロール成形機62の
ロールスタンドに設けられたロール圧下調整用モータを
駆動させることにより行うことができるようになってい
る。
【0029】また、上記走行切断機63によって切断さ
れた寸法が許容範囲を超えている場合には、図6に示す
ように、上記画像解析部68が、上記走行切断機63を
制御している切断機制御部70に切断位置の調整を行う
ように指令を伝送する。上記切断機制御部70は、この
指令に基づいて、上記走行切断機63によって切断され
た寸法が許容範囲内になるように補正する。また、帯状
鋼板60の反りや曲がりなどの歪みが原因で、撮影画像
データが許容範囲を超えている場合には、タークススタ
ンドのモーターを上記画像解析部68の指令に基づいて
制御するようにしておけば、撮影画像データが許容範囲
内になるように補正することができる。
【0030】このように、画像解析部68による数値解
析の結果、記憶画像データに対して撮影画像データがあ
らかじめ設定されている許容範囲を超えている場合に
は、記憶画像データに対して撮影画像データが許容範囲
内になるようにフィードバックさせて補正することによ
り、生産時に自動的に修正することができると共に、不
良品が発生するのを防止することができる。
【0031】図4に示すロールフォーミングライン50
は、アンコイラー61とロール成形機62と走行切断機
63とから主に構成されているが、図7に示すように、
アンコイラー61とロール成形機62との間に、フィー
ダー80と穴あけ用プレス81とが導入されたロールフ
ォーミングライン51に対しても本発明を適用すること
ができる。上記フィーダー80は、アンコイラー61に
よって繰り出された帯状鋼板60を、あらかじめ記憶さ
れたプログラムに従って所定のピッチずつ送り出すもの
であり、一方、上記穴あけ用プレス81は、上記フィー
ダー80によって所定のピッチずつ送り出された帯状鋼
板60に対して穴加工やノッチ加工を施すためのもので
ある。
【0032】前述と同様に、アンコイラー61の回転体
に巻回された帯状鋼板60は、アンコイラー61によっ
てフィーダー80側に繰り出され、フィーダー80によ
って所定のピッチずつ送り出されながら、上記穴あけ用
プレス81によって穴加工やノッチ加工が施される。そ
の後、ロール成形機62によって所定の形状に成形さ
れ、走行切断機63によって所定の長さ寸法に連続的に
切断されて生産品となる。フィーダー80の送りや走行
切断機63による切断長さは、パソコンを利用したNC
制御等によって制御することができる。
【0033】このようなフィーダー80と穴あけ用プレ
ス81とが導入されたロールフォーミングライン51に
おいては、帯状鋼板60の断面形状、寸法、歪みなどに
加えて、穴ピッチ、穴位置等を撮影手段としてのカメラ
65によって断続的に撮影することができる。従って、
穴ピッチや穴位置の撮影画像データと、前記記憶部にあ
らかじめ記憶された記憶画像データとの比較データに基
づいて数値解析し、その結果、記憶画像データに対して
穴ピッチや穴位置の撮影画像データがあらかじめ設定さ
れている許容範囲を超えている場合には、この旨が通知
手段によってオペレーターに通知することができる。
【0034】また、穴ピッチや穴位置の撮影画像データ
が記憶画像データに対して許容範囲内になるようにフィ
ードバックさせて補正することもできる。穴ピッチの撮
影画像データが記憶画像データに対して許容範囲を越え
ている場合には、図6に示すように、上記画像解析部6
8が、上記フィーダー80を制御しているフィーダー制
御部72にピッチ調整を行うように指令を伝送する。上
記フィーダー制御部72は、この指令に基づいて、穴ピ
ッチが許容範囲内になるように補正する。一方、穴位置
の撮影画像データが記憶画像データに対して許容範囲を
越えている場合には、上記画像解析部68の指令に基づ
いて上記穴あけ用プレス81を制御するようにしておけ
ば、穴位置が許容範囲内になるように補正することがで
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係るチューブミルラインは、上
記の如き構成を有するものであり、製造の各段階におけ
る管の状態を検査し、それが望ましくない状態にあると
きには、即座に対応することができるので、不良品の発
生を、従来のものに比べて、極めて少なくすることがで
き、かつ、生産性をあげることができる。さらに、検査
結果をフィードバックさせることにより、当該チューブ
ミルラインに設定される製造条件を自動的に調整するこ
とができるので、従来、必要とされていた熟練者による
調整が必要なく、一人のオペレータにより多数のライン
を稼動することが可能となる。
【0036】また、本発明にかかる上述したロールフォ
ーミングラインにおいては、チューブミルラインと同様
に、生産工程において完成途中の製品を検査することが
できるので、不良品の発生に対して迅速な対応ができ、
生産性をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチューブミルラインの概要を示す
図である。
【図2】本発明に係るチューブミルラインにおける検査
用カメラ、画像解析装置、及び、ライン上の各装置との
関係を示す図である。
【図3】本発明に係るチューブミルラインにおいて行わ
れる管断面の検査方法を説明するための図である。
【図4】図4は、本発明の別の実施の形態を示す全体側
面図である。
【図5】図5は、記憶画像データと撮影画像データを示
す部分斜視図である。
【図6】図6は、本発明に適用可能な画像解析手段を示
すブロック図である。
【図7】図7は、本発明のさらに別の実施の形態を示す
全体側面図である。
【符号の説明】
10 アンコイラー 12 フォーミングセクション 14 溶接機 16 溶接ビード切削装置16 18 溶接セクション 20 サイジングセクション 22 走行切断機 24 切断セクション 30、32,34,36 カメラ 40 画像解析装置 50、51 ロールフォーミングライン 60 帯状鋼板 61 アンコイラー 62 ロール成形機 63 走行切断機 65 カメラ 66 画像解析手段 67 画像処理部 68 画像解析部 70 切断機制御部 71 成形機制御部 80 フィーダー 81 穴あけ用プレス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E028 CA02 CA13 5B057 AA17 AA19 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 DA03 DA15 DB02 DB09 DC09 DC32 5C054 AA01 CA04 CC05 CG01 CH01 EA01 EA05 FA01 FC12 FE13 FE28 HA03 HA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状金属材料から管を連続的に製造するた
    めのチューブミルラインにおいて、 製造途中における材料を撮像するカメラと、 該カメラで撮った画像の解析を行う画像解析装置とを有
    することを特徴とするチューブミルライン。
  2. 【請求項2】チューブミルラインが、帯状の金属材料を
    所要断面形状の管に成形するためのフォーミングセクシ
    ョンを有しており、上記カメラが該フォーミングセクシ
    ョンの後方に設置されていることを特徴とする請求項1
    に記載のチューブミルライン。
  3. 【請求項3】チューブミルラインが、帯状の金属材料を
    所要断面形状の管に成形するためのフォーミングセクシ
    ョンの後方に設定された溶接セクションを有し、該溶接
    セクションにおいて溶接された上記金属材料の溶接状態
    を撮像するカメラを備えることを特徴とする請求項1若
    しくは2に記載のチューブミルライン。
  4. 【請求項4】チューブミルラインが、帯状の金属材料を
    所要断面形状の管状にし溶接して管とした後に、該管の
    サイズを調整するサイジングセクションを有し、該サイ
    ジングセクションの後方に設定されて、サイズ調整され
    た管を撮像するカメラを備えたことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のチューブミルライン。
  5. 【請求項5】チューブミルラインが、帯状の金属材料を
    所要断面形状の管状にし溶接して管とした後に、該管を
    所要の長さに切断するための切断装置を有し、該切断装
    置において切断された上記管を撮像するカメラを備える
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のチ
    ューブミルライン。
  6. 【請求項6】上記画像解析装置において、カメラにより
    撮像された管に異常があると判断した場合に、それに基
    づき、アラーム発生、同判断結果のフィードバックによ
    る当該チューブミルラインの製造条件設定値の修正等、
    所要の措置をとるようにしたことを特徴とするチューブ
    ミルライン。
  7. 【請求項7】 帯状金属材料を繰り出すアンコイラー
    と、 上記アンコイラーによって繰り出された上記帯状金属材
    料を所定の形状に成形する成形手段と、 上記成形手段によって所定の形状に成形された上記帯状
    金属材料を所定の長さ寸法に連続的に切断する切断手段
    とを有してなるロールフォーミングラインにおいて、 上記成形手段によって所定の形状に成形された上記帯状
    金属材料を撮影する撮影手段を一つ以上有していること
    を特徴とするロールフォーミングライン。
  8. 【請求項8】 上記撮影手段によって撮影された撮影画
    像データは、画像解析手段によって処理されることを特
    徴とする請求項7記載のロールフォーミングライン。
  9. 【請求項9】 上記画像解析手段は、上記撮影手段によ
    って撮影された撮影画像データとあらかじめ記憶された
    記憶画像データとを比較する画像処理部と、画像処理部
    による比較の差異を数値解析する画像解析部とを有し、
    この画像解析部の数値解析の結果、記憶画像データに対
    し撮影画像データが許容範囲を超えている場合には、こ
    の旨が通知手段によってオペレーターに通知されること
    を特徴とする請求項8記載のロールフォーミングライ
    ン。
  10. 【請求項10】 上記画像解析手段は、上記撮影手段に
    よって撮影された撮影画像データとあらかじめ記憶され
    た記憶画像データとを比較する画像処理部と、画像処理
    部による比較の差異を数値解析する画像解析部とを有
    し、この画像解析部の数値解析の結果、記憶画像データ
    に対し撮影画像データが許容範囲を超えている場合に
    は、撮影画像データが許容範囲内になるように補正され
    ることを特徴とする請求項8記載のロールフォーミング
    ライン。
  11. 【請求項11】 記憶画像データに対し撮影画像データ
    が許容範囲を超えている旨が通知手段によってオペレー
    ターに通知されることを特徴とする請求項10記載のロ
    ールフォーミングライン。
  12. 【請求項12】 上記通知手段は、警報であることを特
    徴とする請求項9または11記載のロールフォーミング
    ライン。
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