JP3135839B2 - 連接コイル材の加工管理装置 - Google Patents

連接コイル材の加工管理装置

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JP3135839B2
JP3135839B2 JP08093680A JP9368096A JP3135839B2 JP 3135839 B2 JP3135839 B2 JP 3135839B2 JP 08093680 A JP08093680 A JP 08093680A JP 9368096 A JP9368096 A JP 9368096A JP 3135839 B2 JP3135839 B2 JP 3135839B2
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英治 桜井
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の帯状材料を連
接してアンコイラのスプールに巻回した長尺の連接コイ
ル材を、抜き,曲げ,絞りなどの成形加工機構を有する
加工機械に供給して成形品を製造する際、連接コイル材
の接合部によって成形加工された不良品と、接合部を除
く部分によって成形加工された良品とを仕分けするとと
もに、連接コイル材の巻回終端部が加工機械の材料供給
機構に達する手前で機械停止する連接コイル部材の加工
管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、帯状材料を用いて成形加工するプ
レス加工では、材料供給メーカから納入された短尺のコ
イル材を用いて成形品を成形加工することが多かった
が、材料交換のための機械停止回数が多いので、稼働率
が低く、人手間を多く要するため、長時間連続運転可能
な自動化ラインに適する材料供給装置の要望が大きく、
特開昭61−206765号,特開平2−138060
号、特開平6−271161号で公開されたそれぞれの
先行技術が開発された。
【0003】特開昭61−206765号の先行技術は
図6に示すように、材料搬送用のパイロット穴と位置決
め用のブランク穴とを有する被加工材の第1の帯材の後
端と、第2の帯材の前端とを接合するスポット溶接機1
01を、マルチクレードル102と入口側ピンチローラ
103との間に設けて、第1の帯材と第2の帯材とを連
接し、接合部が機械入口付近に来たことを入口側フオト
センサ104で検出して機械の稼働を止め、出口側ピン
チローラ105によって接合部が加工個所より前方へ送
出されたことを検出して機械を起動するようにしたもの
である。
【0004】また、特開平2−138060号の先行技
術は図7に示すように、マルチクレードル106の複数
のリール107に巻回された帯材の、巻回終端部に重ね
巻きされている紙テープを、タッチセンサ108が検出
すると、送り出し側ピンチロール110とプレス機11
1の運転を停止し、第1の帯材の後端と第2の帯材の前
端とを重ねてスポット溶接機109で接合する。次いで
ピンチロール110とプレス機111の運転を再開し、
フオトセンサ112が接合部を検出すると、プレス機1
11が停止してプレス機111の速度変換装置を低速に
変え、排出機構113をONに切り換えて接合部を金型
114より前へ送り出したのちプレス機を起動するよう
にしたものである。
【0005】また、特開平6−271161号の先行技
術は図8に示すように、第1の帯材の終端部を検出手段
116が検出すると、第1の材料送りピンチロール11
7と材料繰り出し手段118が停止し、続いて第2の材
料送りピンチロール119が停止する。次いで、溶接ユ
ニット120により第1の帯材の後端と第2の帯材の前
端とが突き合わせ溶接により一本化され、加工機械12
1が正規運転開始と同時に材料送り手段122により材
料供給が行われるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の特開昭6
1−206765号の先行技術は、予め被加工材に材料
搬送用のパイロット穴や位置決め用のブランク穴を設け
る前工程が必要であり、帯材を接続するための装置が大
がかりで、大きなフロアスペースを要するうえ、帯材を
接続する間加工機械が停止するので稼働率が悪いという
問題を有している。
【0007】また、特開平2−138060号の先行技
術は、パイロット穴やブランク穴を設けるための前工程
は不要であるが、装置が大がかりで、帯材を接続する間
機械停止するため稼働率が悪いという問題を有してい
る。また特開平6−271161号の先行技術も前述と
同様帯材を接続するための装置が大がかりで大きなフロ
アスペースを要し、帯材を接続する間機械停止するので
稼働率が悪いという問題を有している。
【0008】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は予め複数の帯状材料を長手方向に連接して、アンコイ
ラのスプールに巻回した連接コイル材を加工機械に供給
し、接合部で成形加工された不良品を自動選別し、連接
コイル材の終端部が来るまで連続的に成形加工すること
により、加工機械の稼働率の向上と、長時間の連続運転
とを可能にする連接コイル材の加工管理装置を提供しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の連接コイル材の加工管理装置は、複数の帯状
材料を長手方向に連接してアンコイラのスプールに巻回
した連接コイル材を加工機械に供給して成形品を製造す
る際、前記連接コイル材の接合部で成形加工された不良
品と前記接合部を除く部分で成形加工された良品とを仕
分けるとともに、前記連接コイル材の巻回終端部が前記
加工機械に達する手前で機械停止させる連接コイル材の
加工管理装置であって、前記アンコイラと加工機械の材
料供給機構との間の連接コイル材供給ラインの近傍に設
けられ前記連接コイル材の接合部近傍に穴又は切欠き溝
が形成された接合被検出部を検出するとともに前記巻回
終端部を検出してそれぞれの検出信号を出力する材料検
出機構と、前記加工機械から排出された成形品の受取り
可能な位置に設けられ前記成形品を良品側又は不良品側
に仕分けする仕分け機構と、該仕分け機構を良品側と不
良品側とに仕分け駆動する手段と、前記材料検出機構が
前記接合被検出部を検出したときの検出信号で該接合被
検出部が前記加工機械に達するまでの間に良品加工でき
る成形品の良品設定個数加工の後に前記仕分け機構を不
良品側に仕分け駆動するとともに前記巻回終端部を検出
したときの検出信号で該巻回終端部が加工機械に達する
までの間に良品加工できる成形品の良品設定個数加工の
後に加工機械及びアンコイラを停止する制御手段とを含
んでなるものである。
【0010】上述のように構成されている請求項1の連
接コイル材の加工管理装置によれば、加工機械が稼働し
ている間、常時材料検出機構により連接コイル材の接合
被検出部と巻回終端部との有無を検出していて、接合被
検出部を検出とすると、材料検出機構より制御手段に接
合部検出信号を出力する。制御手段はこの接合部検出信
号を入力すると、接合被検出部が加工機械に達するまで
の間に良品加工できる成形品の良品設定個数加工の後に
仕分け機構を不良品側に仕分け駆動し、接合部及びその
近傍の材料で成形された不良品を不良品回収箱に回収す
る。不良品の回収が設定個数に達すると、仕分け機構は
材料検出機構が接合被検出部を検出した以前の状態であ
る元の良品側に切り換えられ、次の接合部検出信号が検
出されるまで継続され、連接コイル材の終端部までの間
この良品と不良品との仕分けが繰り返される。そして、
材料検出機構が連接コイル材の巻回終端部を検出する
と、巻回終端部検出信号が出力されて、加工機械及びア
ンコイラの稼働が停止される。
【0011】また、請求項2は、材料検出機構を、連接
コイル材の接合被検出部及び巻回終端部の検出のほか良
品を加工すべき部分の材料幅の設定公差寸法より外れた
幅寸法不良部をも検出して、前記接合被検出部を検出し
たときと同一の検出信号を出力するようにしたものであ
る。従って、コイル材の幅寸法不良部が直接成形品の不
良につながるワークの場合、接合被検出部及び巻回終端
部など最初から分かっている部位の検出のほか幅寸法不
良部も検出し、接合被検出部の検出信号と同じ検出信号
を出力して、仕分け機構を不良品側に仕分け駆動し、幅
寸法不良部により成形加工された成形品を不良品側に回
収するので、連接コイル材の幅寸法不良部の自動管理が
可能となる。
【0012】また請求項3は、仕分け機構を少なくとも
二軸の回りに周設された正・逆両方向に周回可能な無端
のコンベアベルトを、該コンベアベルト上に良品が載置
されたとき正方向に周回し、不良品が載置されたとき逆
方向に周回して良品と不良品とをそれぞれ反対方向に別
々に搬送するようにしたものである。従って、材料検出
機構が連接コイル材の接合被検出部又は幅寸法不良部を
検出して検出信号を出力すると、制御手段を介してコン
ベアベルトの周回方向が良品時の反対方向に切り換えら
れて、連接コイル材の接合被検出部又は幅寸法不良部に
より成形された不良品を良品の反対方向に搬送し、搬送
端部の下方に設けられた不良品回収箱内に不良品を回収
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面にもとづいて説明する。図1はプレス機,アンコイ
ラを含む連接コイル材の加工管理装置の全体構成を示す
図である。プレス機1には下フレーム5Aのボルスタ面
5a上にダイセット2の下台2Aが固着され、上フレー
ム5Bに上下動可能に設けられているスライド3の下面
にダイセット2の上台2Bが取着されていて、スライド
3及び上台2Bはモータ4により図示しない駆動機構を
介して上下動される。
【0014】ダイセット2には一般的に上台2Bにパン
チホルダ,パンチ,ストリッパ等の金型を具え、下台2
Aにダイホルダ,ダイ等の金型をそれぞれ具えていて、
下フレーム5Aのボルスタ面5a上には後述のアンコイ
ラ8側に材料供給機構6が設けられている。材料供給機
構6は連接コイル材7を送りローラ6A,6Bにより上
下から挟持し、図示しないNC制御のサーボモータによ
り送りローラ6A,6Bを設定量ずつ間欠的に回動し
て、連接コイル材7を設定長さずつステップ送りするも
のである。
【0015】アンコイラ8は、アンコイラ本体に回転可
能かつ水平に支持される回転軸9の先端部にスプール1
1が嵌着されていて、スプール11に予め複数本の帯状
材料を長手方向に連接して長尺となした連接コイル材7
が巻回されている。連接コイル材7が巻回されているス
プール11はプレス機4の材料供給機構6とは別個にモ
ータ12により駆動されるようになっていて、タッチセ
ンサ13A,13B間を通って送りだされる連接コイル
材7が上側のタッチセンサ13Bに接触したときモータ
12が回転して連接コイル材7が繰り出され、下側のタ
ッチセンサ13Aに接触したときモータ12の回転が停
止するようになっている。
【0016】プレス機1とアンコイラ8との間に複数個
の押圧ローラ14を上下に有する公知のストレートナ1
5が材料送り機構6と同一高さに設けられている。スト
レートナ15の後側(アンコイラ側)に連接コイル材7
の上下2面を挟持して材料送りに対してブレーキを付与
し材料供給ラインのたるみを除く2個で一組のブレーキ
ローラ18A,18Bが送りローラ6A,6Bと同一高
さに設けられていて、連接コイル材7は送りローラ6
A,6Bとブレーキローラ18A,18Bとの間の水平
な材料供給ラインを通ってプレス機1に送り込まれるよ
うになっている。
【0017】ストレートナ15の本体のプレス機1側端
面に材料検出機構17が設けられている。材料検出機構
17は前記材料供給ラインの上側に設けられている投光
器17Bと、材料供給ラインの下側で投光器17Bの真
下に設けられている受光器17Aとからなるセンサヘッ
ドと、図示しないアンプユニットとからなるレーザ光を
利用した判別センサである。このものは投光器17B内
の半導体レーザから発するレーザ光を内蔵する投光レン
ズユニットを介して平行光として送り出し、受光器17
A内のスリットを通過したレーザ光を、内蔵する受光レ
ンズを介して受光素子に集光し、投光器17B,受光器
17A間のレーザ通路内の検出対象物の影を光量変化と
してとらえ、アンプユニットを介してアナログ電圧出力
として取り出すもので、例えば(株)キーエンスから販
売されている超小型レーザ判別センサ又は市販されてい
る同等品を使用することができる。材料検出機構17の
プレス機1側に隣接して設けられている2個で一組の挟
持ローラ19A,19Bは材料供給ラインの振動、特に
材料検出機構17近傍の連接コイル材7の振動を防止す
る振れ止め用である。
【0018】アンコイラ8のスプール11に巻回され上
述の材料送り機械6を介してプレス機1に供給される連
接コイル材7は、図4(a)に示すように材料供給メー
カから納入された短尺の帯状材料を連接しようとする前
側となる帯状材料の後端と、連接しようとする後側とな
る帯状材料の前端とを突き合わせて複数本溶接し、例え
ば1本の重量が約20kgの納入された複数の帯状材料
を、順次長手方向に連接することにより重量が約260
kgの長尺のコイル材としたもので、溶接された接合部
7aの前又は後の材料の幅方向ほぼ中央に、接合被検出
部を特定する検出穴7bが刻設されている。また、検出
穴7bの代わりに図4(b)に示すように材料側面を切
欠いた検出溝7cを刻設してもよい。
【0019】ここで、上述の材料検出機構17による接
合被検出部と、材料幅の設定許容誤差差寸法から外れた
幅寸法不良部との検出及び巻回終端部の検出を図4によ
り説明する。先ず、連接コイル材7から成形加工される
成形品Wは、図4(a)に示すように材料の幅方向の側
面がそのまま成形品Wの長手方向側面となるものであ
り、連接コイル材7の幅寸法不良部から成形加工される
成形品Wが不良品となることが理解できよう。
【0020】連接コイル材7は、NC駆動の送りローラ
6A,6Bにより成形品W1個分ずつステップ送りされ
て、図3に示すように投光器17Bと受光器17Aのほ
ぼ中央でレーザ光を直角に横切るように水平移動するよ
うになっていて、投光器17Bから発するレーザ光は連
接コイル材7の幅寸法より長いスリットにより制約され
た図4の仮想線で囲んだ細長い部分aのレーザ光断面積
=T・Lのレーザ光が、最大受光量として受光器17A
により受光するようになっており、連接コイル材の巻回
終端部が受光器17Aの前を通過したあとがこの状態で
ある。従って原理的には受光率100%のとき図示しな
いアンプユニットから出る出力電圧(最高電圧)を、巻
回終端部検出信号として設定すればよいが、実際的には
例えば受光率50%〜100%のときの出力電圧で巻回
終端部検出信号を制御手段に出力するようにすれば、大
きな欠落部を有する材料不良部をも検出可能となる。
【0021】また、正規の設定幅寸法を有する連接コイ
ル材7がレーザ光を直角に遮っている状態では、前記細
長い部分aの上側と下側にレーザ光を遮らない部分があ
る。この部分の合計レーザ光断面積=T(L1+L2)
相当の光量が受光器17Aで受光される。よって、原理
的にはこのときのアンプユニットの出力電圧を正常時の
基準電圧として設定すればよい。しかし、実際的には材
料幅L3の寸法内には許容誤差寸法が存在するので、上
側と下側の合計レーザ光断面積=T(L4+L5)を上
限とし、合計レーザ光面積=T(L6+L7)を下限と
するアンプユニットからの出力電圧の幅内を正常時とみ
なし、制御手段へ信号が出ないように設定し、制御手段
では無信号という信号が出ているものと考えて処理すれ
ばよい。従って、上記無信号時の出力電圧の幅を除く例
えば受光率20〜50%のときのアンプユニットの出力
電圧を接合部検出信号とすれば、連接コイル材7の幅寸
法不良部を接合部被検出部と同様に処理することができ
る。
【0022】上述のように接合部検出信号及び巻回終端
部検出信号出力時のアンプユニットの出力電圧を設定し
ておけば、図4(a)に示すように接合部7aを特定す
るための印として刻設されている検出穴7bがレーザ光
の投光ゾーンに来ると、レーザ光断面積がほぼT・dだ
け正常時より増えて接合部検出信号が出る。また、図4
(b)に示すように検出穴7bの代わりに検出溝7cを
材料側面に刻設しておけば、検出溝7cによりレーザ光
断面積がほぼT・L8だけ正常時より増えて同様に接合
部検出信号が出る。
【0023】また、図4(c)に示すように連接コイル
材7の側面に例えば欠落傷7dがあった場合、欠落傷7
dによりレーザ光断面積がほぼT・L9だけ正常時より
増え、接合部検出信号と同一の信号が制御手段に出力さ
れる。また、図4(d)に示すように連接コイル材7の
側面に膨出傷7eがあった場合、膨出傷7eによりレー
ザ光面積がほぼT・L10だけ正常時より減るので、こ
の場合も接合部検出信号と同一の信号が出る。尚、連接
コイル材7に大きな膨出傷又は巻回終端部に材料幅の未
加工部分が残っていて、ダイセット2の金型を破損する
危険が有るような場合には、上述の各信号のほかに緊急
停止用の例えば受光率0〜20%の場合の信号を制御手
段に出力してプレス機1を緊急停止させればよい。
【0024】次に、制御手段は、成形品Wを良品として
成形可能な正常な連接コイル材7を材料検出機構17が
検出している無信号時には、後述の仕分け機構21を良
品側駆動とし、材料検出機構17から接合部検出信号が
入力されると、検出した接合被検出部又は幅寸法不良部
で不良品が加工される前、すなわち接合部検出信号入力
時から接合被検出部又は幅寸法不良部がダイセット2の
金型に達するまでの間に良品加工できる成形品の良品設
定個数をカウントする間はそのままステップ送りを続け
たのち、仕分け機構21を不良品側駆動に切り換える。
次いで接合被検出部又は幅寸法不良部がダイセット2の
金型を通過するまでの間に不良品加工される成形品の不
良品設定個数をカウントする間は不良品側駆動を行い、
再び良品側駆動に切り換えるようになっている。このよ
うに、接合部検出信号の検出前後の材料で成形加工され
た成形品を不良側に搬送し、設定した不良品個数に達し
たのち仕分け機構21を再び良品側に切り換えて良品を
良品側に搬送するようになっている。
【0025】また、材料検出機構17が巻回終端部を検
出して信号を出力すると、巻回終端部が加工機械の材料
供給機構6に達する前、すなわち巻回終端部検出信号入
力時から巻回終端部が材料送り機構の送りローラ6A,
6Bに達するまでの間に良品加工できる成形品の終端良
品設定個数をカウントする間はそのまま材料のステップ
送りを続けたあと、プレス機1及びアンコイラ8を停止
するようになっている。尚、前述した如く、連接コイル
材7に大きな膨出傷又は巻回終端部に材料幅の未加工部
分が残っていて、ダイセット2の金型を破損する危険が
ある場合には、材料検出機構17より緊急停止信号が出
たら直ちにプレス機1及びアイコイラ8を緊急停止する
ようにすればよい。
【0026】上述した、接合被検出部又は幅寸法不良部
がダイセット2の金型に達するまでの間に良品加工でき
る成形品の良品設定個数は、図4(a)において、検出
穴7bの検出位置から長手方向右側へ仮想線で示す成形
品の加工長で少なくとも2個分の材料からは不良品の成
形品が加工され、これを除く長手方向右側へ仮想線で示
す右端加工位置の成形品までの材料からは良品の成形品
がNa個加工されるから、接合被検出部又は幅寸法不良
部がダイセット2の金型に達するまでの間に良品加工で
きる成形品の良品設定個数はNa個に予め設定すればよ
い。
【0027】また、接合被検出部又は幅寸法不良部がダ
イセット2の金型を通過するまでの間に不良品加工され
る成形品の不良品設定個数は、図4(a)において、検
出穴7bの検出位置から長手方向右側へ仮想線で示す成
形品の加工長で少なくとも2個分の材料と、接合部7a
の検出位置から長手方向左側へ成形品の加工長で少なく
とも2個分の材料との間からは不良品の成形品がNb個
加工されるから、接合被検出部又は幅寸法不良部がダイ
セット2の金型を通過するまでの間に不良品加工される
成形品の不良品設定個数はNb個に予め設定すればよ
い。
【0028】また、巻回終端部が材料供給機構6の送り
ローラ6A,6Bに達するまでの間に良品加工できる成
形品の終端良品設定個数は、図4(a)において、連接
コイル材7の巻回終端部(図示左端)の検出位置から長
手方向右側へ成形品の加工長で少なくとも2個分を除く
材料からは良品の成形品がNc個加工されるから、巻回
終端部が材料供給機構6の送りローラ6A,6Bに達す
るまでの間に良品加工できる成形品の終端良品設定個数
はNc個に予め設定すればよい。
【0029】上記仕分け機構21は図5の拡大図に示す
ように、下フレーム5Aの両脚部5b,5c間の床上に
設けられており、中央部上方にダイセット2の金型によ
り成形加工された成形品Wを排出案内する製品ダクト2
2が設けられている。仕分け機構21の本体23には両
端部にローラ24A,24Bが回転可能に設けられてお
り、このローラ24A,24B間に無端のコンベアベル
ト25が張設されていて、成形品Wは製品ダクト22か
らコンベアベルト25上に排出される。コンベアベルト
25はモータ26によりベルト27を介して正・逆両方
向に周回可能となっていて、コンベアベルト25が図示
の正方向に周回されたときのワーク搬送端の下方に良品
収納箱28が設置され、逆方向に周回されたときのワー
ク搬送端の下方に不良品回収箱29が設置されている。
尚、仕分け機構は、製品ダクト22の下部に良品が排出
される排出流路および、不良品が排出される不良品排出
流路と、揺動可能な仕分け板とを設け、仕分け板が良品
側に揺動されたとき良品を良品収納箱に収納し、また、
不良品側に揺動されたときには不良品を不良品回収箱に
回収するように構成してもよい。
【0030】続いて、本実施の形態の作用について図2
のフローチャートにより説明する。ステップS1におい
て、プレス機1及びアンコイラ8の電源スイッチがON
されて稼働し始めると、仕分け機構21のモータ26が
逆回転してコンベアベルト25は不良品回収箱29の方
向へ周回する。ステップS2において、プレス機1の稼
働と同時に初期不良品設定個数が予め記憶されているカ
ウンタが連接コイル材送りの1ステップごと、すなわち
初期に加工される成形品は不良品とみなし、このみなし
不良品が1個成形されるたびにカウントする。そして、
ステップS3において、初期のみなし不良品が設定加工
個数に達したかが確認され、NOの場合はステップS2
に戻される。
【0031】ステップS3において、YESになったと
き、ステップS4において、仕分け機構21のモータ2
5が正回転に切り換えられて、コンベアベルト25が良
品収納箱28の方向へ周回する。次いで、ステップS5
において、接合被検出部を特定する検出穴7b又は検出
溝7c、あるいは材料幅寸法が公差範囲から外れた幅寸
法不良部や欠落傷7d又は膨出傷7e等の材料傷部を、
材料検出機構17が検出したときの接合部検出信号が出
たかが確認され、NOの場合にはステップS6におい
て、連接コイル材7の巻回終端部を検出したときの巻回
終端部検出信号が出たかが確認され、再びNOの場合に
はステップS4に戻される。
【0032】上述のようにステップS4,ステップS
5,ステップS6を連続的に繰り返している間、すなわ
ち材料検出機構17より無信号という信号が出ている間
は良品の成形加工が連続的に行われて、良品の成形品が
良品収納箱28内に収納される。次いで、ステップS5
において、YESの場合にはステップS7において、予
め記憶する良品設定個数、すなわち図4(a)に仮想線
で示す成形品Wのように、接合部7a又は幅寸法不良部
などがダイセット2の金型に達する前の、良品成形可能
な良品設定個数のカウントが、連接コイル材7の送り1
ステップごとに行われる。次いでステップS8において
良品加工個数が設定加工個数に達したかが確認され、N
Oの場合はステップS7に戻される。
【0033】ステップS8において、YESになると、
ステップS9において、再び仕分け機構21のモータ2
6が逆回転に切り換えられ、コンベアベルト25が不良
品回数箱29側に周回する。次いでステップS10にお
いて、予め記憶する不良品設定個数、すなわち接合部7
a近傍の不良品となる可能性の高い不良品設定個数のカ
ウントが行われ、ステップS11において不良品加工個
数が設定加工個数に達したかが確認されて、NOの場合
ステップS10に戻される。そしてステップS11にお
いて、YESになると、ステップS4に戻されて、仕分
け機構21が良品側へ駆動され、再び上述のステップS
4,ステップS5,ステップS6を繰り返す間、良品の
成形品が連続的に加工される。
【0034】そして、ステップS6において、巻回終端
部検出信号が出たかの確認が行われ、YESの場合ステ
ップS12において、予め記憶する終端良品設定個数、
すなわち巻回終端部が送りローラ6A,6Bに達する前
までの良品が加工可能な成形品個数のカウントを開始
し、ステップS13において、設定加工個数に達したか
を確認し、NOの場合はステップS12に戻される。そ
してステップS13においてYESの場合に、プレス機
1及びアンコイラ8を停止させる。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。アンコイラのスプールに
巻回した複数の帯状材料を長手方向に連接してなる連接
コイル材を用い、接合部を特定する検出穴又は側面の検
出溝を材料検出機構により検出して制御手段に信号を出
力し、仕分け機構で接合部により成形加工された不良品
と接合部以外で成形加工された良品とを自動選別して連
続運転を続行するようにするとともに、連接コイル材の
巻回終端部を検出したとき、制御手段に信号を出力して
加工機械及びアンコイラを停止するようにしたので、例
えば材料供給メーカから購入する帯状材料10数本分の
長尺の連接コイル材を、巻回終端部に至るまで連続的に
成形加工することが可能となり、加工機械の稼働率が大
幅に向上するとともに、材料交換に要する時間が大幅に
減って作業者の負担が軽減され、長時間連続加工を目的
とするライン化に効果がある。
【0036】また連接コイル材の幅寸法不良部を材料検
出機構により検出して、接合部検出信号と同一の信号を
出力するようにしたので、材料幅寸法が許容誤差寸法か
ら外れている幅寸法不良部分で成形加工された不良品を
も仕分け機構で自動選別できるようになり、幅寸法不良
部を含むすべての材料不良による不良品を排除すること
が可能になる。
【0037】また、仕分け機構をワーク搬送用コンベア
ベルトの周回方向を切り換えて良品と不良品とを別方向
に搬送することもできるようにしたので、既存の良・不
良判別装置をそのまま仕分け機構として利用することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス機,アンコイラを含む連接コイ
ル材の加工管理装置全体を示す構成説明図である。
【図2】連接コイル材の加工管理装置の作用説明用フロ
ーチャートである。
【図3】材料検出機構の説明図で、(a)は正面図で、
図中の投光器と受光器とを結ぶ二点鎖線はレーザ光を示
すものであり、連接コイル材より上側は全投光量のレー
ザ光を示し、下側は連接コイル材により遮られただけ少
ない量のレーザ光を示すものである。(b)は(a)の
矢視断面図である。
【図4】同じく材料検出機構のレーザ光による接合部又
は幅寸法不良部等の検出の説明図で、(a)は検出穴に
より接合部を検出したときの状態を示す図、(b)は検
出穴の代わりに側面の検出溝により接合部を検出したと
きの状態を示す部分図、(c)は欠落傷を検出したとき
の状態を示す部分図、(d)は膨出傷を検出したときの
状態を示す部分図である。
【図5】主として仕分け機構の説明図である。
【図6】従来の技術の材料自動供給装置の全体構成図で
ある。
【図7】同じく従来の材料の材料自動供給装置の全体構
成図である。
【図8】同じく従来の技術の材料自動供給装置の全体構
成図である。
【符号の説明】
1 プレス機 2 ダイセット 3 スライド 6 材料供給機構 7 連接コイル材 7a 接合部 7b 検出穴 7c 検出溝 8 アンコイラ 11 スプール 15 ストレートナ 17 材料検出機構 17A 受光器 17B 投光器 21 仕分け機構 22 製品ダクト 25 コンベアベルト 28 良品収納箱 29 不良品回収箱
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 15/30 107 B21D 43/02 B30B 15/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の帯状材料を長手方向に連接してア
    ンコイラのスプールに巻回した連接コイル材を加工機械
    に供給して成形品を製造する際、前記連接コイル材の接
    合部で成形加工された不良品と前記接合部を除く部分で
    成形加工された良品とを仕分けるとともに、前記連接コ
    イル材の巻回終端部が前記加工機械に達する手前で機械
    停止させる連接コイル材の加工管理装置であって、前記
    アンコイラと加工機械の材料供給機構との間の連接コイ
    ル材供給ラインの近傍に設けられ前記連接コイル材の接
    合部近傍に穴又は切欠き溝が形成された接合被検出部を
    検出するとともに前記巻回終端部を検出してそれぞれの
    検出信号を出力する材料検出機構と、前記加工機械から
    排出された成形品の受取り可能な位置に設けられ前記成
    形品を良品側又は不良品側に仕分けする仕分け機構と、
    該仕分け機構を良品側と不良品側とに仕分け駆動する手
    段と、前記材料検出機構が前記接合被検出部を検出した
    ときの検出信号で該接合被検出部が前記加工機械に達す
    るまでの間に良品加工できる成形品の良品設定個数加工
    の後に前記仕分け機構を不良品側に仕分け駆動するとと
    もに前記巻回終端部を検出したときの検出信号で該巻回
    終端部が加工機械に達するまでの間に良品加工できる成
    形品の良品設定個数加工の後に加工機械及びアンコイラ
    を停止する制御手段とを含んでなることを特徴とする連
    接コイル材の加工管理装置。
  2. 【請求項2】 材料検出機構は、連接コイル材の接合被
    検出部及び巻回終端部の検出のほか良品を加工すべき部
    分の材料幅の設定公差寸法より外れた幅寸法不良部をも
    検出して前記接合被検出部を検出したときと同一の検出
    信号を出力するものである請求項1に記載の連接コイル
    材の加工管理装置。
  3. 【請求項3】 仕分け機構は、少なくとも二軸の回りに
    周設された正・逆両方向に周回可能な無端のコンベアベ
    ルトを該コンベアベルト上に良品が載置されたとき正方
    向に周回し、不良品が載置されたとき逆方向に周回して
    良品と不良品とをそれぞれ反対方向に搬送するものであ
    る請求項1又は2に記載の連接コイル材の加工管理装
    置。
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