JPH0753768Y2 - 溶接部整形用プレス装置 - Google Patents

溶接部整形用プレス装置

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JPH0753768Y2
JPH0753768Y2 JP6707290U JP6707290U JPH0753768Y2 JP H0753768 Y2 JPH0753768 Y2 JP H0753768Y2 JP 6707290 U JP6707290 U JP 6707290U JP 6707290 U JP6707290 U JP 6707290U JP H0753768 Y2 JPH0753768 Y2 JP H0753768Y2
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shaping
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welding
work
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Inventor
鈴木  茂
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株式会社電元社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車リム製造ラインに配備されるリラウンデ
ィングプレス又はエッジカットプレス等の溶接部整形用
プレス装置に関し、さらに詳細にいえば、そのプレス時
の加圧ストロークを検出し、その検出値をモニタリング
することにより、溶接部の余盛状態を検知し、又はトリ
マ切削屑の噛み込みを検知し、不良ワークの発生を未然
に防止する溶接部整形用プレス装置に関する。
(従来の技術) 現在、自動車のリム等を生産する製造ラインでは無人自
動運転化が進み、数秒に1個という高速運転で生産され
る。
自動車のリム等は定寸に切断された平板をコイラで円筒
状に加工成形して、その開口部を安定した溶接品質を得
るためフラットナーでフラットニングし、位置決めした
後、ローダ装置により溶接機に自動投入する。溶接機で
は左右の電極にワーク両端を挟み、この電極間に電流を
流し突合せ溶接をする。溶接後、ワークの板厚方向に発
生した金属余盛をトリミング装置で上下同時に切削し、
更にエッジカッタで両サイドに突き出たバリをカッティ
ングした後、リラウンダ装置で加工された平面部を環状
に戻す。その後溶接部を冷却するクーラ装置、円筒をリ
ムの所定形状に成形するためのフレアプレス、ロールフ
ォーマ等の整形工程を通ってエキスパンダで最終精度出
しが行われる。
(考案が解決しようとする課題) これらの諸装置間のワーク移送には搬送装置が使われ無
人運転される。前述の各工程に配備された各機器の間に
は通常ワークが1個〜10個ストックとして置かれるため
トリマからエキスパンダのワーク出側までは総じて20〜
30個の加工中又は待機中のワークが投入されることにな
る。
トリマは溶接完了後の余盛を切削除去するものである
が、溶接部の肉盛は数百度の赤熱高温であり、数秒に1
回という高速トリミングをくり返し行うので、切削バイ
トが破損しやすい。切削バイトが欠けると当然余盛は削
られぬまま、その不良加工品が次工程に順次送られ、最
終的にはエキスパンダ出側の検査員によって発見され
る。この間にトリマ以降から生産されたワーク20〜30個
は全て不良品となってしまうばかりでなく、余盛が残っ
ているワークを加工してしまうため、トリマ以後各機器
のツーリングと呼ばれる治具類を甚だしく傷付けること
になり、多大な損害を生じる。
(課題を解決しようとする手段) 本考案は上記の問題点に鑑み改善したものである。以
下、その原理を図面に基づいて説明する。第1図のA図
は、円筒突き合わせ端部を溶接した後の溶接部を模式的
に表したリム素材の側面図、同B図は溶接部の余盛をト
リミングした後の溶接部を表した側面図、同C図はリラ
ウンド後のリム素材の側面を表す。
トリマバイトが正常であればトリミング後の溶接部の内
側及び外側には余盛は突き出さずほぼワークの板厚と同
じ厚さに切削加工されている。第2図は溶接直後の余盛
が出た溶接部の模式図、第3図はトリミング装置の内側
のバイトが欠けた場合に見られるトリミング外観で、溶
接部の外側の余盛のみ削られ、内側の余盛が残っている
状態を模式的に図示したものである。通常この肉盛は板
厚の1〜1.5倍程度である。
この図のように余盛を残した状態でリラウンダ装置で加
工をすると、正常ワークでは第4図Aに示すように、リ
ラウンダの加圧ストロークはワーク板厚tまで加圧され
るが、余盛が取り切れていない状態では第4図Bに示す
ごとく板厚tに対し余盛分だけ板厚が厚くなり、したが
って余盛分が加圧され押し潰された分(α)だけ正常時
よりストロークが少なくなる。
本考案は、自動車リム製造ラインに使用されるリラウン
ディングプレス又はエッジカットプレス等の溶接部整形
用装置に、そのプレス加工具の加工時のストローク変位
を検出する検出器を設けたことを構成上の特徴とする。
(作用) そして、本考案では、このプレス加工具の加工時のスト
ローク値を検出し、この検出値と設定値とを比較するこ
とにより、トリミング不良、トリマチップの噛み込みに
よる製品不良、トリマバイト破損事故など早期発見に役
立て、以て不良品多発防止に資すると共に、製造ライン
設備のダウンタイムを短縮させる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図は前述した突合せ端部のフラット部を環状にプレ
ス成形するためのリラウンダ装置の概略図である。1は
本体、2は加圧シリンダ、3は金型の下ダイ、4は下ダ
イに対応する上ダイを示す。トリマからの自動搬送装置
で送りこまれたワーク6は図のようにリラウンダ内に置
かれると、図は省略してあるがワーク位置決め装置によ
り位置決め後、加圧シリンダ2によりラム5を介し上ダ
イ4が下がり下ダイ3との間に設置されたリム加工物6
を上下金型のプレス面の形状に合わせリム本来の環状の
姿に加圧成形するものである。
本考案では上ダイの動作と一緒に動くラム部分から検出
バー7を取り出し、この検出バーの位置変化を固定側
(本体)に取付けたセンサ8で検出し、これらプレス加
工具3、4の加圧時のストローク変位を検出しようとす
るものである。
プレスストロークを検出する手段及び機種はとくに問う
ものではない。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、このようにしてトリマ直後のリ
ラウンディング工程またはエッジカッティング工程に配
置された溶接部整形プレス装置において、トリマの加工
ミスをプレス時のストロークの変位を検出することによ
り、検出値と予め設定した値との比較、結果によって外
部に発する出力信号を利用して自動ラインを停止するこ
とが可能で、従来のこの種のセンサのない自動ラインで
起きていたトリマバイト破損によるトリマ未完品又は中
途品の数多くの不良品の発生を未然に防ぐと共に、余盛
ビートの残存に起因する各機器ツールの破損事故等を未
然に防ぐことができる。また、本装置によれば、トリミ
ング後の切削屑が加工物に付着したままリラウンディン
グステーションに運ばれたり、リラウンダ金型とワーク
の間に挟まれ同時に(切り屑とワークが)加工されたり
して、ワークに切り屑がプリントされてしまうという、
いわゆるトリマチップ噛み込みと称される加圧不良ワー
クの早期発見にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図のA図は、円筒突き合わせ端部を溶接した後の溶
接部を模式的に表したリム素材の側面図、同図Bは溶接
部の余盛をトリミングした後の溶接部を表した側面図、
同図Cはリラウンド後のリム素材の側面図。 第2図は溶接直後の余盛が出た溶接部の模式図。第3図
はトリミング装置の内側のバイトが欠けた場合に見られ
るトリミング外観で、溶接部の外側の余盛のみ削られ、
内側の余盛が残っている状態を模式図。第4図のA図は
余盛を完全にトリミングした状態の加圧ストロークを示
す側面図。第4図のB図は余盛が取り切れない状態での
加圧ストロークを示す側面図。第5図は本考案にかかる
実施例で、ワーク突き合わせ端部のフラット部を環状に
プレス整形するリラウンダ装置の側面図。 〔符号の説明〕 1……本体、2……加圧シリンダ、3……金型の下ダ
イ、4……上ダイ、5……ラム、6……リム加工物、7
……検出バー、8……センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車リム製造ラインに使用されるリラウ
    ンディングプレス又はエッジカットプレス等の溶接部整
    形用プレス装置に、そのプレス加工具の加圧時のストロ
    ーク変位を検出するセンサを備えてなる溶接部整形用プ
    レス装置。
JP6707290U 1990-06-25 1990-06-25 溶接部整形用プレス装置 Expired - Fee Related JPH0753768Y2 (ja)

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JPH0426614U JPH0426614U (ja) 1992-03-03
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CN102223961B (zh) * 2008-11-25 2014-06-11 新日铁住金株式会社 Uoe金属管的管端形状校正装置
CN104259262B (zh) * 2014-08-18 2016-11-23 温州市明洋管件制造有限公司 管件整口机

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JPH0426614U (ja) 1992-03-03

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