JP2002065490A - 吐水装置 - Google Patents
吐水装置Info
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Abstract
ゼーション効果が容易に得られ、一般家庭のバスルーム
等でも使用可能な吐水装置を提供する。 【解決手段】水を吐出させる吐出ノズルと、該吐出ノズ
ル内の水に光を照射する光源と、吐出ノズルに水を供給
する水供給手段とを備え、光源から吐出ノズル内の水に
光を照射し、該光と水が一体化された水を吐出ノズルの
吐出口から吐出させることを特徴とする。前記吐出ノズ
ルはバスタブの側壁に設けられ、前記水供給手段はバス
タブ内の水を吸引して吐出ノズルに供給する循環ポンプ
で形成され、また、前記吐出ノズルが、バスタブの背当
て上部に設けられる。
Description
スルーム内のバスタブ側壁に設けられて、幻想的な水流
を形成することが可能な吐水装置に関する。
は、バスルーム内に配置された蛇口やシャワーから単に
水(湯)を吐出させるか、または、シャワーから吐出さ
れる水を入浴者の身体に局部的に当てることによって、
水によるマッサージ効果を得るようにしたものが一般的
である。
うなシャワー等を使用したものにおいては、マッサージ
的なリラクゼーション効果は得られるものの、視覚を通
してのリラクゼーション効果という点に関しては、ほと
んど考慮されていないのが実情である。また、水により
幻想的な感覚を得るものとして、例えば照明光で照らさ
れた噴水等が知られているが、一般家庭で幻想的な水流
を形成できる装置は未だ存在していないのも実情であ
る。
たもので、その目的は、幻想的な水流が形成されて視覚
を通してのリラクゼーション効果が容易に得られ、一般
家庭でも使用可能な吐水装置を提供することにある。ま
た、他の目的は、前記目的に加え、バスルーム内で使用
する水に幻想的感覚を付与できて、バスルーム内の意匠
向上と入浴中の視覚を通してのリラクゼーション効果が
同時に得られる吐水装置を提供することにある。
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、水を吐出させ
る吐出ノズルと、該吐出ノズル内の水に光を照射する光
源と、吐出ノズルに水を供給する水供給手段とを備え、
光源から吐出ノズル内の水に光を照射し、該光と水が一
体化された水を吐出ノズルの吐出口から吐出させること
を特徴とする。
段で吐出ノズルに供給される水は、吐出ノズル部分で光
源から照射された光が進入し、光ファイバー作用でこの
光と水が一体化された状態で吐出ノズルの吐出口から水
流となって吐出される。この水流は、その内部に光が一
体化されていることから、この水流が身体等に触れた時
に、その部分が光って幻想的な感覚が得られると共に、
視覚を通してのリラクゼーション効果が容易に得られ
る。
がバスタブの側壁に設けられ、水供給手段がバスタブ内
の水を吸引して吐出ノズルに供給する循環ポンプである
ことを特徴とする。このように構成することにより、バ
スルーム内に配置されるバスタブの側壁に設けた吐出ノ
ズルから、光が一体化された水流が吐出されるため、こ
の水流を入浴中に視認したり体感することができて、入
浴中のリラクゼーション効果が得られると共に、バスル
ーム内に幻想的な水流が得られてバスルームの意匠が向
上する。
が、バスタブの背当て上部に設けられていることを特徴
する。このように構成することにより、バスタブの背当
て上部に設けた吐出ノズルから入浴者の背中に向けて水
流が吐出されて、この水流がかかる入浴者の両肩部分を
光らせることから、入浴者の視覚を通してのリラクゼー
ション効果がより大きなものとなる。
ゲンランプもしくは高輝度発光ダイオードであることを
特徴とする。このように構成することにより、光源とし
てハロゲンランプを使用すれば、光源の構成が簡略化さ
れて安価に形成でき、また、高輝度発光ダイオードを使
用すれば、安価で省電力化が図れると共に熱対策等が不
要になり、かつ色の選定でより幻想的な水流が容易に得
られる。
に基づいて詳細に説明する。図1〜図4は、本発明に係
わる吐水装置をバスルームに適用した場合の一実施例を
示し、図1がそのシステムブロック図、図2がバスタブ
の要部の斜視図、図3が吐出ノズルの斜視図、図4がそ
の断面図である。
の背当て6aの上部に配置された吐出ノズル2と、この
吐出ノズル2の例えば上部に配置された光源としてのハ
ロゲンランプ3と、バスタブ6内の水7を吸引口8から
吸引して吐出ノズル2に供給する水供給手段としての循
環ポンプ4と、バスルームの例えばドア外側の壁面に配
置され循環ポンプ4及びハロゲンランプ3を制御する操
作盤等からなる制御装置5とを有している。
ように、内部に扁平な細長い長方形状でその先端に吐出
口9aが形成された開口9を有し、その基端部が循環ポ
ンプ4の吐出側に接続された配管10の例えば先端絞り
部10aに一体的に固着されている。また、吐出ノズル
2は、例えば透明な樹脂の成形によって上面2a、下面
2b及び両側面2cの外周全面が透明に形成されてい
る。
方に、ハロゲンランブ3が配置されて、このハロゲンラ
ンプ3の光が上面2aに照射されるように設定されてい
る。ハロゲンランプ3は、1個もしくは吐出ノズル2の
上面2aの幅方向(水流17の吐出方向と直交する方
向)に複数個配置され、接続コード11(図1参照)を
介して制御装置5に電気的に接続されている。
ように、バスタブ6の背当て6aの上部の幅方向に延び
る位置に配置され、その吐出口9aが前方に開口してい
る。なお、吐出ノズル2から吐出される水流17は、バ
スタブ6内に入浴中の入浴者の肩のあたりにかかるよう
に設定されている。また、この例においては、吐出ノズ
ル2の外周全面を透明に形成したが、例えばハロゲンラ
ンプ3と対向する面のみを透明に形成したり、透明板の
代わりにスリットを設けてこのスリットから光を吐出ノ
ズル2内に進入させる等、要は、吐出ノズル2内に光を
進入させ得る適宜の構造を採用することができる。
その吸引側がバスタブ6の吸引口8に配管12を介して
接続され、吐出側が前記配管10を介して吐出ノズル2
に接続されると共に、接続コード13を介して制御装置
5に電気的に接続されている。なお、制御装置5には、
例えば吐水装置1の作動をオン・オフする電源スイッチ
14、ハロゲンランプ3の光量を調整する光量調整つま
み15、循環ポンプ4による吐出流量(すなわち循環ポ
ンプ4の回転数)を調整する流量調整つまみ16等の各
種操作釦が設けられている。また、制御装置5は、循環
ポンプ4の空運転防止のために、例えばバスタブ6内の
水7の有無を図示しないセンサで検知し、この検知信号
で吐水装置1を作動させるように構成されている。
する。入浴者が吐水装置1を使用して入浴する場合は、
先ず、制御装置5の電源スイッチ14をオンさせて吐水
装置1を作動させる。吐水装置1が作動すると、ハロゲ
ンランプ3が点灯すると共に循環ポンプ4が作動して、
バスタブ6内の水7が吸引口8から吸引されて配管1
2、10を介して吐出ノズル2の開口9に供給され、こ
の吐出ノズル2の開口9内を流れる水7に、ハロゲンラ
ンプ3の光が照射される。
は、吐出ノズル2の透明な上面2aから開口9内の水7
に進入し、光ファイバー作用で水7の界面で反射屈折さ
れつつ水7と一体化され、この水7が開口9の吐出口9
aから該吐出口9aの形状に略対応した薄い板状の水流
17となって、バスタブ6の内側に向けて放物線状に吐
出される。そして、この水流17は、光が一体化されて
いることから、水流17が入浴者の身体の肩のあたりに
かかると、かかった部分が光る幻想的な水流17とな
る。
した気分となる視覚を通してのリラクゼーション効果を
得ることができる。また、幻想的な水流17がバスタブ
6に供給されることにより、バスルーム内に従来の水で
は得られない格別な感覚(雰囲気)が得られて、バスル
ーム内の意匠向上が図れることになる。
っては、吐出ノズル2をバスタブ6の背当て6a上部に
配置し、この吐出ノズル2の透明な上面2aにハロゲン
ランプ3の光を照射して、この光を吐出ノズル2内の水
7に一体化して吐出させて水流17を形成するため、光
ファイバー作用で水流17が接触する部分を光らせるこ
とができる等、幻想的な水流17を得ることができて、
例えば一般家庭のバスルームに使用した場合に、バスル
ーム内に従来では得られない水による意匠感覚が得られ
て、バスルーム自体の意匠向上を図ることができる。
6a上部に配置しているため、吐出される水流17を入
浴中の入浴者の肩から首にかけての部分にかけることが
できて、幻想的な水流17による視覚を通したリラクゼ
ーション効果が得られると共に、水流17の両肩部分へ
の直接的な当接によりマッサージ効果を得ることもでき
る等、快適な入浴が可能になる。
し、この吐出ノズル2上にハロゲンランプ3を配置する
と共に、循環ポンプ4で吐出ノズル2にバスタブ6内の
水7を供給することにより、吐水装置1を形成できるこ
とから、例えば循環ポンプ4をジェットバス用の循環ポ
ンプと兼用させること等により、その構成を簡略化する
ことができて、一般家庭等において容易に使用できる吐
水装置1が得られる。
のそれぞれ他の実施例を示し、以下、上記実施例と同一
部位には同一符号を付して説明する。先ず、図5に示す
吐水装置の特徴は、吐出ノズル2の下面2bに反射板1
8を配設した点にあり、この反射板18によって、ハロ
ゲンランプ3から吐出ノズル2内に進入した光が反射さ
れ、光ファイバー作用が良好となってより幻想的な水流
17を得ることができる。この反射板18としては、吐
出ノズル2と別体のものに限らず、例えば吐出ノズル2
の下面2b自体に反射作用を持たせたり、下面2b等に
反射塗料を塗布することによって一体的に形成すること
もできる。
としてハロゲンランプ3ではなく、高輝度発光ダイオー
ド19を使用した点にある。すなわち、プリント基板2
0上に複数個(図では4個)の高輝度発光ダイオード1
9を一列状態で実装し、このプリント基板20をケース
21内に収容して、その下部をポッティング材22で保
持すると共に、この光源を例えば吐出ノズル2の透明な
下面2bの下方に配置する。
オード19自体の消費電力が上記ハロゲンランプ3に比
較して極めて小さい(例えば1個当たり20mA)こと
から、熱対策が不要になると共に、ポッティング材22
で十分な防湿効果が得られることから、安全低電圧で駆
動でき、光源自体やその周囲の構成が簡略化されて、吐
水装置1を安価に形成できるという作用効果が得られ
る。この実施例の場合は、例えば複数の高輝度発光ダイ
オード19の発光色を異ならせることによって、より幻
想的な水流17を得ることもできる。
ぞれに限定されるものでもなく、例えば図5に示す実施
例と図6に示す実施例を組み合わせることもできるし、
光源としては、ハロゲンランプ3や高輝度発光ダイオー
ド19以外に、一般的な発光ダイオードや他の適宜のラ
ンプ、あるいは保温効果のある遠赤外線ランプを使用す
ることもできる。また、上記実施例においては、吐出ノ
ズル2をバスタブ6の背当て6a上部に一個配置した
が、背当て部6aに複数個配置したり、例えば図2の二
点鎖線で示すように、吐出ノズル2をバスタブ6の側壁
6bに一個もしくは複数個設けることもできるし、バス
ルーム内のカウンター等に設けることもできる。
ず、例えば洗面台やトイレ等の一般家庭に設けられる蛇
口(水栓)の代わりに使用することもできるし、吐出ノ
ズル2の吐出口9aの形状も一枚の扁平形状に限らず、
円形や楕円形あるいは所定幅で分割された形状の吐出口
とする等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範
囲において適宜に変更することができる。
明によれば、水供給手段で吐出ノズルに供給される水と
光源から照射された光とが一体化されて水流が形成さ
れ、これが吐出ノズルの吐出口から吐出されるため、身
体等に触ることにより当該部分が光る幻想的な水流が得
られ、例えばこの水流を体感することにより、一般家庭
においても水流による視覚を通したリラクゼーション効
果を容易に得ることができる。
項1記載の発明の効果に加え、バスルーム内に配置され
るバスタブの側壁に吐出ノズルが配置されているため、
吐出ノズルから吐出される水流を入浴中に視認したり体
感することができて、入浴中の視覚を通したリラクゼー
ション効果が容易に得られると共に、バスルーム内に幻
想的な水流が形成されてバスルームの意匠向上を図るこ
とができる。
項1または2記載の発明の効果に加え、吐出ノズルがバ
スタブの背当て上部に設けられているため、水流を入浴
者の肩や首部分等に向けて吐出させてこれらの部分を光
らせることができて、入浴者の視覚を通してのリラクゼ
ーション効果をより大きなものとすることができる。
項1ないし3記載の発明の効果に加え、光源がハロゲン
ランプもしくは高輝度発光ダイオードで形成されるた
め、ハロゲンランプを使用すれば、光源の構成が簡略化
されて安価に形成でき、また、高輝度発光ダイオードを
使用すれば、安価で省電力化が図れると共に熱対策が不
要となり、かつ色の選定でより幻想的な水流を容易に得
ることができる等の効果を奏する。
た場合の一実施例を示すシステムブロック図
出ノズルの断面図
示す光源の断面図
Claims (4)
- 【請求項1】水を吐出させる吐出ノズルと、該吐出ノズ
ル内の水に光を照射する光源と、前記吐出ノズルに水を
供給する水供給手段とを備え、 前記光源から吐出ノズル内の水に光を照射し、該光と水
が一体化された水を吐出ノズルの吐出口から吐出させる
ことを特徴とする吐水装置。 - 【請求項2】前記吐出ノズルがバスタブの側壁に設けら
れ、前記水供給手段がバスタブ内の水を吸引して吐出ノ
ズルに供給する循環ポンプであることを特徴とする請求
項1記載の吐水装置。 - 【請求項3】前記吐出ノズルが、バスタブの背当て上部
に設けられていることを特徴とする請求項2記載の吐水
装置。 - 【請求項4】前記光源がハロゲンランプもしくは高輝度
発光ダイオードであることを特徴とする請求項1ないし
3のいずれかに記載の吐水装置。
Priority Applications (1)
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JP2000256846A JP3559510B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 吐水装置 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101468673B1 (ko) * | 2013-11-05 | 2014-12-04 | 황병설 | 욕조용 물 공급장치 |
JP2016007360A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 株式会社Lixil | 吐水装置及び浴槽装置 |
JP2019013516A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | Toto株式会社 | 浴槽用吐水装置 |
JP2019055235A (ja) * | 2018-11-29 | 2019-04-11 | 株式会社Lixil | 吐水装置及び浴槽装置 |
JP2019058702A (ja) * | 2018-11-29 | 2019-04-18 | 株式会社Lixil | 吐水装置及び浴槽装置 |
JP7514709B2 (ja) | 2020-09-15 | 2024-07-11 | 株式会社Lixil | 浴槽用枕、浴槽装置 |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000256846A patent/JP3559510B2/ja not_active Expired - Lifetime
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