JP4440489B2 - 照明付吐水口ヘッド - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は水栓の吐水口ヘッドに関し、詳しくは照明付きの吐水口ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、キッチンや洗面室等の水回り衛生設備室には各種の水栓が設置されている。
これら水回り衛生設備室において水栓を使用する際には、室の主照明装置を点灯させて室全体を照明するようにしているが、このような主照明装置にて室全体を照明した状態の下で吐水口から吐水を行いつつ所定の作業を行う際、手元部分等が必ずしも十分に明るくなく、作業の内容によっては作業がし辛いといった問題が生じていた。
【0003】
例えば吐水口から吐水を行いつつ鍋等の容器や食器を洗ったりシンクを洗ったりする作業を行うとき、鍋等の容器や食器の底の部分が暗かったり或いはシンクの隅の部分が暗かったりして洗浄作業が行い辛いといった問題が生じていた。
【0004】
この場合に水栓の吐水口ヘッドに照明灯を取り付けて、その吐水口ヘッドから照明灯により下方を照明するようになすことが考えられる。
このようにすれば手元に近い位置から照明を行うことができ、吐水口から吐水を行いつつ鍋等の容器や食器或いはシンク等を洗ったりする際、それらを明るく照らし出した状態の下で良好に洗浄作業等を行うことが可能となる。
【0005】
従来、吐水口ヘッドにこのような照明灯を取り付けることも提案されている。
しかしながら従来のものは吐水口ヘッドの下面に照明灯を取り付けるようになしており、この場合吐水口ヘッドの下面からの吐水が照明灯に跳ね返って付着したり、或いはまた吐水口ヘッドの内部の水路からの水が直接吐水口ヘッドを伝って照明灯に付着し、場合によって漏電の恐れがあるといった問題があった。
【0006】
更にこの種従来の照明付きの吐水口ヘッドにあっては、照明灯を取り付けることによって吐水口ヘッドの構造が複雑化したり、或いはまた吐水口ヘッドが大型化してしまい、美観が損なわれてしまうといった問題があった。
【0007】
また従来の照明付きの吐水口ヘッドの場合、外部電源を電気配線を延ばして照明灯に接続し、電源供給してこれを点灯させるものであったり、或いは電池を水栓や吐水口に搭載して、これを電源として照明灯を点灯させるもので、何れも以下のような問題を有していた。
【0008】
即ち前者の場合には、外部電源からの電源供給のための電気配線工事をしなければならず、施工に手間と時間がかかる問題があり、簡単には吐水口ヘッドに照明機能を付与することのできないものであった。
また後者の場合には、電池を搭載する関係上必然的に吐水口周りが大型化してしまい、更にまた定期的に電池交換をしなければならず、ランニングコストが高くなるとともにメンテナンスにも手間がかかる問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の照明付吐水口ヘッドはこのような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、水栓の吐水口ヘッドに、内部の水路よりも上部に照明灯としてのLEDを設け、前記吐水口ヘッドのボデーの一部からなる環状部の上側に前記LEDを該環状部に沿って複数配置し、該環状部は透光性となして該LEDからの光を下方に通す透光路を形成せしめ、前記吐水口ヘッドの下部には中心部に大径の中心孔を設けるとともに、該下部の該中心孔周りの部分を小孔径の散水孔を有する散水部となして、該散水部を透光性となし、前記LEDと前記環状部と前記散水部とを上下に直線状に配置して、該LEDからの光を該環状部を透過して該散水部に当て、該散水部を通じて光を下方に照射するようになしてあることを特徴とする
【0010】
【作用及び発明の効果】
上記のように請求項1のものは、吐水口ヘッドの上部、詳しくはその内部の水路よりも上部に照明灯を設けたもので、本発明によれば、吐水口下面からの吐水の跳ね水が照明灯に降りかかって付着したり、或いはまた吐水口の内部水路からの水が直接照明灯に伝ってこれに付着したりする恐れをなくすことができる。
【0011】
本発明では、吐水口ヘッドのボデーの一部をなす環状部を透光性となして、その透光性部分により照明灯からの光を下方に通す光路を形成しており、このようにすること、吐水口ヘッドの上部に照明灯を設けた場合においても、その透光性部分を通じて吐水口ヘッドの下方を照射することが可能となる。
【0012】
尚上記のように吐水口ヘッドの上部に照明灯を設けた場合において、吐水口ヘッドの下面より下方を照射するに際し、吐水口ヘッドに、その照明灯から吐水口ヘッド下面に到る縦の孔を形成して、そこに吐水口ヘッドのボデーとは別体の棒状の透光性の導光部材を埋め込み、その導光部材を通じて照明灯からの光を吐水口ヘッドの下面より下方に照射するといったことも考えられる。
【0013】
しかしながらこのようにした場合、吐水口ヘッドの内部機構を避けてその外側に上記縦の孔及び導光部材を設けなければならないことから、必然的に吐水口ヘッドが大径化,大型化してしまう問題を生ずる。
【0014】
しかるに上記のように吐水口ヘッドのボデーの一部を透光性となしてこれを光の光路として構成した場合、吐水口ヘッドの大径化,大型化を回避でき、吐水口ヘッドの美観を良好に保持することができる。
【0015】
本発明では、照明灯からの光を散水部に当てるようになしており、このようにした場合、散水孔を通じて照明灯からの光を下方に透過させることができる。
この場合、散水孔からの散水に光を当てることによって意匠効果を高めることができる。
【0016】
また本発明では、散水部における散水孔周りの部分を透光性となして、その散水部を通じて照明灯からの光を下方に照射するようになしており、この場合、散水孔からの散水を光らせることができると同時に、散水部からの光の照射により吐水口ヘッドの下方を明るく照らし出すことができる。
【0017】
本発明では、上記照明灯と吐水口のボデーにおける透光性部分である環状部と散水部とを上下に直線状に配置しており、このようになしておくことで、照明灯からの光を効率的に透光性の環状部及び散水部を通じて下方に照射することができる。
【0018】
本発明では、上記照明灯としてLEDを用いている。
LEDは小型であるため、吐水口ヘッドの限られた狭いスペースにも容易にこれを組み込むことができ、また照明灯を吐水口ヘッドに設けることによって吐水口ヘッドが特に大型化せず、吐水口ヘッドのデザインに殆ど影響を与えることなく吐水口ヘッドの美観を良好に保持することができる。
またLEDはその寿命が著しく長く、従って照明灯として通常の電球を用いた場合に比べて電球交換を定期的に行うといった面倒がなく、実質的にメンテナンスフリーであって消費電力も少なくて済む等の利点が得られる。
【0019】
本発明では、吐水口ヘッドにその内部の水路の水流で発電する発電機と、照明灯と、その作動制御をなす制御基板とを組み込んでおくことができ、この場合、吐水口ヘッド自身が発電機能を有しているため、照明灯に電力供給してこれを照明するに際し、外部電源との接続のための面倒な電気配線工事を行わなくても良く、更にまた電源として電池を搭載する必要もなくすことができる。
【0020】
従ってまた、面倒な電池交換のためのメンテナンス作業を行わなくても良く、また定期的な電池交換によってランニングコストが高くなるといった問題も解決することができる。
た吐水口ヘッドに制御基板それら発電機及び照明灯と併せて組み込んでおけば、発電機で発生した電力に基づいて照明灯を安定して適正に働かせることができる。
【0021】
本発明ではまた、上記制御基板に照明灯を直接取り付けてこれを保持させておくことができ、この場合、照明灯と制御基板とを別々に取り付けた場合と異なって、照明灯及び制御基板を個別に吐水口ヘッドに組み付ける必要がなく、それらを同時に一体に吐水口ヘッドに組み付け得て、組付けの手間を簡単化することができる。
【0022】
また特にこのように制御基板と照明灯とを一体化しておくことによって、それらを個別に配置した場合のように制御基板と照明灯とを制御基板の外で配線で繋ぐ必要がなく、更に加えて照明灯及び制御基板全体の占める径方向寸法を小さくすることができ、ひいては吐水口ヘッドそのものを小径化,小型化することができる。
尚この場合において照明灯は制御基板の下面に取付保持させておくことができる。
【0023】
本発明では、更に、発電機を水車と、マグネットと、コイルと、水車ケースと、その水車ケース内部に形成されたケース内水路と、水車ケースに設けられた水流入口及び水流出口とを備えた発電機ユニットとして構成しておくことができ、このようにすれば発電機の構成部品を各別に吐水口ヘッドに取り付ける場合に比べて、単に発電機ユニットを吐水口ヘッドに取り付けるだけでそこに発電機能を持たせることができ、取付けを簡単に行うことができるとともに、発電機取付けに際して生ずる無駄なスペースを極力少なくし得て、吐水口ヘッドをよりコンパクト化することができる。
またこのように発電機を予め周辺部品とともに発電機ユニットとして構成しておくことで、各部品の取付精度を高めることができる。
【0024】
に加えて制御基板と照明灯とを加えた形態で発電機ユニットを構成しておくこともでき、このようにすれば、発電機及びその周辺部品と制御基板,照明灯等を更に簡単に吐水口ヘッドに組み込むことができるとともに、吐水口ヘッドをよりコンパクト化することができる
【0025】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は水栓における吐水口12の先端の本例の照明付吐水口ヘッド(以下単に吐水口ヘッドとする)で、照明灯としての複数のLED14を内蔵している。
図2及び図3に吐水口ヘッドの10の内部構造が具体的に示してある。
【0026】
これらの図において、16は吐水口ヘッドのボデーでこのボデー16は、それぞれ別体を成す上部18と、散水部材を兼ねた下部20と、内部の全体が透光性の材料(この例ではアクリル樹脂)から成る環状部22とを有している。
散水部材を兼ねた下部20は、その下面の中心部に大径の中心孔24を有しており、更にその周りの部分が散水部26とされていて、その散水部26に多数の小孔径の散水孔(シャワー孔)28が形成されている。
【0027】
本例において、この下部20はその全体が透光性の材料(この例ではアクリル樹脂)にて構成されている。
この下部20の内周面には雌ねじ30が形成されている。一方上記環状部22の外周面には雄ねじ32が形成されており、これら雌ねじ30と雄ねじ32とにおいて、下部20と環状部22とがねじ結合されている。尚それらの間はOリング34にて水密にシールされている。
【0028】
ボデー16の内部には嵌込凹所36が形成されており、そこに発電機ユニット38が嵌込状態に組み込まれている。
ここで凹所36は下部の小径部36Aと上部の大径部36Bとを有している。
【0029】
ボデー16は、その内部に流入水路40と、これに連通した水室42とを有している。
上記中心孔24及びシャワー孔28は、この水室42に連通する状態で形成されている。
而して流入水路40からボデー16内部に流入した水は、水室42を経て中心孔24又はシャワー孔26から下方に吐水される。
【0030】
上記発電機ユニット38は、図4及び図5に示しているように水流で回転する水車44,これと一体回転するマグネット46,マグネット46に対向して位置固定に配設されたコイル48,ヨーク50とを備えた発電機38Aと、水車44を内部に回転可能に収容する水車ケース52と、上記照明灯としてのLED14と、発電機38Aで発生した電力をLED14に供給し且つその作動制御をなす制御基板54と、水車44の回転軸56を回転可能に支持する下部の軸受58と上部の軸受60とを備えたユニットとして構成してある。
ここで下部の軸受58と上部の軸受60とは水車ケース52に設けられている。
【0031】
水車ケース52の周壁部には、流入水路40から流入した水を水車ケース52内部、即ちケース内水路68に流入させる水流入口64が形成されており、また周壁部下部にはケース内水路68からの水を水室42へと流出させる水流出口66が形成されている。
【0032】
ここで水流入口64は、図4(C)に示しているように水車44の羽根に対して略直角な方向の斜孔とされており、水流入口64を通じて流入した水は勢い良く水車の羽根に当ってこれを強く回転させる。
発電機38Aはこの水車44の回転に基づいて、即ちマグネット46の回転に基づいて発電を行う。
【0033】
この発電機ユニット38は、その略過半部が嵌込凹所36の下部36Aに嵌り合い、また上半部が上部36Bに収容される状態で嵌込凹所36に嵌め込まれている。
ここで水車ケース52の周壁部の外周面には、図4(A)に示しているように上下2箇所に環状溝62が形成されていて、そこにOリング34が装着され、それらOリング34によって水車ケース52の外周面と、ボデー16の一部を成す透光性の環状部22の内周面との間が水密にシールされている。
【0034】
即ち下側のOリング34によって流入水路40と水室42との間が水密にシールされており、更にまた上側のOリング34によって流入水路40,水室42を含む吐水口ヘッド16内部の水路と、嵌込凹所36の上部36Bとが水密にシールされている。
即ち内部の水路と、コイル48,ヨーク50,制御基板38及びLED14との間が水密にシールされている。
【0035】
本例においては、図に示しているように照明灯としての各LED14がドーナツ状をなす制御基板38の外周部下面に取付保持された状態で、制御基板54とともに発電機ユニット38の一部として組み込まれている。
ここで制御基板54にはAC−DC変換回路(ダイオードブリッジ)と、電圧安定化素子(レギュレータ)と、LED電圧制限抵抗が実装されている。
【0036】
本例においてはまた、図に示しているように各LED14が流入水路40,水室42等から成る吐水口ヘッド16内部の水路よりも上部に且つ下向きに配置されている。
上記ボデー16の一部を成す環状部22は、このLED14からの光を通す透光部材を兼ねている。
即ち環状部22がLED14からの光を通す透光路を形成しており、そしてこの環状部22を通過した光が、散水部26を透過して吐水口ヘッド16の下面から下方に照射される。
【0037】
本例においてはこれらLED14と、環状部22詳しくは光路形成部と、散水部26とが上下に直線状に配置されている。
尚、上記環状部22はまた、上記説明から明らかなように止水部材としての働きもなしている。
【0038】
本例の吐水口ヘッド10の場合、LED14がその内部の水路よりも上部に設けてあるため吐水の跳ね水がLED14に降りかかって付着したりせず、またLED14からの光を下方に通す光路が形成してあることから、吐水口ヘッド10の上部にLED14を設けても、その光路を通じて吐水口ヘッドの下方を照射することが可能となる。
【0039】
尚上記のように吐水口ヘッド10の上部にLED14を設けた場合において、吐水口ヘッドの下面より下方を照射するに際し、比較例として図8に示しているように吐水口ヘッド10Aに、LED14Aから吐水口ヘッド10A下面に到る縦の孔100Aを形成して、そこに吐水口ヘッド10Aのボデーとは別体の棒状の透光性の導光部材102Aを埋め込み、その導光部材102Aを通じてLED14Aからの光を吐水口ヘッド10Aの下面の散水部26A近傍より下方に照射するようになすことも考えられる。
【0040】
しかしながらこのようにした場合、縦の孔100A及び導光部材102Aを設けなければならないことから必然的に吐水口ヘッド10Aが大径化,大型化してしまう問題を生ずるが、本例の場合、吐水口ヘッド10の大径化,大型化を招かずにこれを小径,小型に構成することが可能となり、美観を良好に保持することができる。
【0041】
またLED14からの光を散水部26に当てることで、シャワー孔28を通じてLDE14からの光を下方に透過させることができ、シャワー孔28からの散水に光を当てて照明を行うと同時に意匠効果を高めることができる。
【0042】
また透光性の散水部26を通じてLED14からの光を下方に照射することができ、吐水口ヘッド10の下方を明るく照らし出すことができる。
更にLED14と透光性の環状部22と散水部26とが直線状に配置されているため、LED14からの光を効率的に透光性部分及び散水部26を通じて下方に照射することができる。
【0043】
本例では吐水口ヘッド10自身が発電機能を有しているため、LED14に電力供給してこれを照明するに際し、外部電源との接続のための面倒な電気配線工事を行わなくても良く、更にまた電源として電池を搭載する必要もない。
従ってまた面倒な電池交換のためのメンテナンス作業を行わなくても良く、また定期的な電池交換によってランニングコストが高くなるといった問題も生じない。
また本例では、吐水口ヘッド10に制御基板54がそれら発電機38A及びLED14と併せて組み込んであるため、発電機で発生した電力に基づいてLED14を安定して適正に働かせることができる。
【0044】
また制御基板54にLED14を直接取り付けて保持させてあるため、LED14及び制御基板54を同時に一体に吐水口ヘッド10に組み付けることができ、組付けの手間を簡単化することができる。
この場合、制御基板54とLED14とを制御基板54の外において配線で繋ぐ必要がなく、更に加えてLED14及び制御基板54全体の占める径方向寸法を小さくでき、全体を小型化することができ、ひいては吐水口ヘッド10そのものを小径化,小型化することができる。
【0045】
また本例によれば、発電機38Aの構成部品を個別に吐水口ヘッド10に取り付ける場合に比べて、単に発電機ユニット38を吐水口ヘッド10に取り付けるだけで良いために取付けを簡単に行うことができるとともに、発電機38Aの取付けに際して生ずる無駄なスペースを極力少なくし得て、吐水口ヘッド10をよりコンパクト化することができる。
またこのように発電機38Aを予め周辺部品とともに発電機ユニット38として構成しておくことで、各部品の取付精度を高めることができる。
【0046】
また制御基板54とLED14とを加えた形態で発電機ユニット38を構成しているため、発電機38A及びその周辺部品と併せて制御基板54,LED14等をユニットの形態で吐水口ヘッド10に組み込むことができ、組付けを更に簡単化することができるとともに吐水口ヘッド10をよりコンパクト化することができる。
【0047】
更に照明灯としてLED14を用いているため、吐水口ヘッド10の限られた狭いスペースにも容易にこれを組み込むことができ、吐水口ヘッド10を大型化することなく、またデザインに殆ど影響を与えることなく吐水口ヘッド10の美観を良好に保持することができる。
またLED14はその寿命が著しく長く、従って照明灯として通常の電球を用いた場合に比べて電球交換を定期的に行うといった面倒がなく、実質的にメンテナンスフリーであって消費電力も少なくて済む等の利点が得られる。
【0048】
図6及び図7は参考例を示している。
この例は散水部材を兼ねた下部20を非透光性部材にて構成したもので、この例ではLED14からの光が環状部22を透過した後、散水部26の散水孔28のみを通じて下方に照射される。
この結果、散水孔28を通じて外部に吐出される吐水に対し、LED14からの光が局部的且つ集中的に照射されることとなり、散水孔28からの散水がきらきらと光った感じとなって、吐水時の意匠効果が高められる。
【0049】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明は上例以外の他の様々な形態の吐水口ヘッドに対して適用することが可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である吐水口ヘッドを外観状態で示す図である。
【図2】 同じ実施例の吐水口ヘッドの内部構造を示す図である。
【図3】 図2に示す内部構造を各部材に分解して示す図である。
【図4】 図2及び図3における発電機ユニット単体を示す図である。
【図5】 図4の発電機ユニットを各部材に分解して示す図である。
【図6】 参考例を示す図である。
【図7】 図6の吐水口ヘッドの内部構造を示す図である。
【図8】 本発明の実施例の利点を比較説明するための比較例図である。
【符号の説明】
10 照明付吐水口ヘッド
14 LED
16 ボデー
20 下部
22 環状部
26 散水部
28 散水孔
38 発電機ユニット
38A 発電機
40 流入水路
44 水車
46 マグネット
48 コイル
52 水車ケース
54 制御基板
64 水流入口
66 水流出口
68 ケース内水路

Claims (1)

  1. 水栓の吐水口ヘッドに、内部の水路よりも上部に照明灯としてのLEDを設け
    前記吐水口ヘッドのボデーの一部からなる環状部の上側に前記LEDを該環状部に沿って複数配置し、
    該環状部は透光性となして該LEDからの光を下方に通す透光路を形成せしめ
    前記吐水口ヘッドの下部には中心部に大径の中心孔を設けるとともに、該下部の該中心孔周りの部分を小孔径の散水孔を有する散水部となして、該散水部を透光性となし
    前記LEDと前記環状部と前記散水部とを上下に直線状に配置して、該LEDからの光を該環状部を透過して該散水部に当て、該散水部を通じて光を下方に照射するようになしてあることを特徴とする照明付吐水口ヘッド。
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