JP2002266741A - 発電機付噴水設備 - Google Patents

発電機付噴水設備

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JP2002266741A
JP2002266741A JP2001067865A JP2001067865A JP2002266741A JP 2002266741 A JP2002266741 A JP 2002266741A JP 2001067865 A JP2001067865 A JP 2001067865A JP 2001067865 A JP2001067865 A JP 2001067865A JP 2002266741 A JP2002266741 A JP 2002266741A
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fountain
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JP2001067865A
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Osamu Matsumoto
修 松本
Tomoyuki Mizuno
智之 水野
Yasuhiro Shirai
康裕 白井
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Inax Corp
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Inax Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S8/00Lighting devices intended for fixed installation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2121/00Use or application of lighting devices or systems for decorative purposes, not provided for in codes F21W2102/00 – F21W2107/00
    • F21W2121/02Use or application of lighting devices or systems for decorative purposes, not provided for in codes F21W2102/00 – F21W2107/00 for fountains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電源供給のための電気工事を行うことなく噴水
に対して照明灯から光を当てて噴水をライトアップする
ことのできる噴水設備を提供する。 【解決手段】噴射孔22から水を噴出する噴水設備10
に、水路内を流通する水流によって発電を行う発電機を
組み込む。また噴水20を照明するための照明灯を設け
るとともに、その照明灯に発電機から電力を供給するよ
うになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は噴出部から水を噴
出する噴水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外の公園や駅前のロータリ等に
おいて、水を循環させながら噴出孔(噴出部)から水を
上向きに噴出させる形態の噴水設備が設置されている。
或いはまた屋内のインテリアとして、即ち装飾用として
同種の小型の噴水設備が設置され、屋内空間の意匠性を
高める上で役立っている。この屋内用の噴水設備として
は壁掛タイプ,据置タイプその他各種のものが提供され
ている。
【0003】更にはまたオフィスビルやホテルのロビー
等において、吹抜空間に階段状の噴水設備を設置し、噴
出した水を階段面に沿って流したり、或いは階段面から
滝のように流れ落としたりする噴水設備その他各種形態
の噴水設備が用いられている。
【0004】従来、これら噴水設備にあっては噴出した
水に対して照明光を照射し、噴出水をライトアップした
り又は周辺に対して照明光を照射するといったことが広
く行われており、このように照明光を照射することで噴
出水又はその周辺の空間の雰囲気ないし意匠効果を一段
と高めることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら噴
水設備にあって、照明光による照射、即ち照明を行う場
合にはそのための電源が必要であり、そこで従来の噴水
設備にあっては、別途電気配線工事を含む電源工事を行
ったり、或いは屋内に設置される小型の噴水設備にあっ
ては電気コードを延ばして商用電源との接続を行った
り、又は電池を搭載してこれを電源として照明灯を光ら
せるといったことが行われている。
【0006】しかしながらこのような電源工事を行うと
なると照明灯を設置するための施工工事が煩雑且つ大変
となり、更にはまた屋内に設置される噴水設備等におい
て電池を搭載してこれを電源として用いる場合、定期的
な電池交換作業が必要であり、そのためのコストがかか
るとともに電池交換のためのメンテナンスが面倒である
といった問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の発電機付噴水設
備はこのような課題を解決するために案出されたもので
ある。而して請求項1のものは、噴出部から水を噴出す
る噴水設備であって、水路内を流通する水流によって発
電を行う発電機を組み込んであることを特徴とする。
【0008】請求項2のものは、請求項1において、噴
出水又は周辺を照明するための照明灯を設けるととも
に、該照明灯に前記発電機から電力を供給するようにな
してあることを特徴とする。
【0009】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記噴水設備がその本体たる噴水器を有して
おり、該噴水器には(イ)ボデーと、(ロ)内部水路と、
(ハ)該内部水路に連通し水を外部に噴射する前記噴出
部としての噴射孔と、(ニ)該噴射孔からの噴出水に光
を当てる照明灯と、(ホ)発電機と、(ヘ)水の供給管と
接続される接続部とが備えてあることを特徴とする。
【0010】請求項4のものは、請求項3において、前
記照明灯が光軸を前記噴射孔に向けた状態で前記噴水器
内部に設けてあり、該噴射孔からの前記噴出水に対して
該噴水器内部から光を照射するようになしてあることを
特徴とする。
【0011】請求項5のものは、請求項4において、前
記照明灯がLED照明灯であることを特徴とする。
【0012】請求項6のものは、請求項3〜5の何れか
において、前記発電機が水車と、該水車と共に回転する
マグネットと、該マグネットに対向して配置されたコイ
ルと、該水車を内部に回転可能に収容する水車ケース
と、該水車ケース内部に形成されたケース内水路と、該
水車ケースに設けられ該ケース内水路に水を流入させる
水流入口及び該ケース内水路から水を流出させる水流出
口と、前記噴水器のボデーへの固定部とを具備して成る
発電機ユニットとして構成してあるとともに、前記ボデ
ーの側には、内部の水路に連通する状態で前記発電機ユ
ニットに対向する形状の嵌込凹所が設けてあり、該発電
機ユニットを該嵌込凹所に嵌め込んで前記固定部におい
て該ボデーに固定してあることを特徴とする。
【0013】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、水路内
を流通する水流によって発電を行う発電機を噴水設備に
組み込んだものである。かかる本発明は、噴水設備が絶
えず水路内に水を流通させていることに着目してなされ
たものであって、本発明によればその水流の有するエネ
ルギーを有効に活用して電力を発生させ、これを電気的
に駆動される各種電気部品ないし装置を働かせるための
電源として用いることができる。
【0014】例えば発電機で発生した電力を供給するこ
とによって、噴出水或いは周辺を照明する照明灯を働か
せたり、更にはまた電光掲示を行う電光掲示装置が設置
されている場合において、そのために必要な電力を発電
機で発生した電力で賄うことが可能となる。更にはま
た、音声によってアナウンスする装置が設置されている
場合においては、そのために必要な電力を発電機で発生
した電力で賄うことができる。
【0015】これらの場合において噴水設備そのものが
電源を有しているため、従来のように別途電気配線工事
を含む電源工事をしなくても良く、従って各種電気部品
ないし装置を設置する際の施工工事を極めて簡単に行い
得るとともに、屋内に設置される噴水設備にあっても長
い電気コードを這わせてコンセントに差し込んだりする
必要もなく、従ってまた商用電源との接続による制限を
受けることなく所望の任意の位置に噴水設備を設置し、
或いはその設置位置を変更することも可能となる。
【0016】また電池を搭載してこれを電源として作動
させる場合のように、面倒な電池交換作業を定期的に行
うといった必要もないし、また電池交換のためにコスト
がかかるといった問題も解決することができる。
【0017】本発明では、特に噴水設備に照明灯を設け
てその照明灯により噴出水又は周辺を照らすとともに、
そのための電力を噴水設備に組み込んだ発電機で賄うよ
うになすことができる(請求項2)。またこれらの場合
において以下のような噴水器、即ちボデーと、内部水路
と、噴射孔と、噴出水に光を当てる照明灯と、発電機
と、水の供給管と接続される接続部とを備えた噴水器を
用いて噴水設備を構築することができる(請求項3)。
このようにすれば、噴水器を設置することで自動的に噴
水機能,照明機能,発電機能をそこに付与することがで
き、噴水設備の設置施工を極めて簡単に行うことができ
る。
【0018】請求項4のものは、照明灯の光軸を噴射孔
に向けた状態で噴水器内部に設け、噴射孔からの噴出水
に対し噴水器内部から光を照射するようになしたもの
で、このようにした場合、噴射孔からの水柱即ち噴出水
に対し効率的に光を照射することができ、噴出水を明る
く照らし出すことができる。この場合において、照明光
に色を付けておくことで噴出水に色付けをするといった
ことも可能である。
【0019】請求項5は照明灯としてLED照明灯を用
いたものである。LED照明灯は小型であり、従って噴
水器内部に容易にこれを組み込むことができるととも
に、LED照明灯を組み込むことによって噴水器が特に
大型化したりすることもなく、更にまたLED照明灯は
その寿命が著しく長く、通常の電球と異なって電球交換
を殆ど必要としないため、電球交換のためのメンテナン
ス作業を省くことができる。更にまた電力消費も少ない
ため、小型の発電機で十分必要な電力を賄うことができ
る。従って特に請求項5のものは屋内設置型の噴水設備
に適用して効果が大である。
【0020】次に請求項6のものは上記発電機を、水車
と、これとともに回転するマグネットと、マグネットに
対向して配置されるコイルと、水車を収容する水車ケー
スと、水車ケース内に形成されたケース内水路及びケー
スに設けられた水流入口と水流出口と、噴水器のボデー
への固定部とを具備した発電機ユニットとして構成する
一方、ボデーの側にこれに対応した形状の嵌込凹所を設
けてそこに発電機ユニットを組み込むようになしたもの
で、このようにしておけば極めて簡単に噴水器に発電機
を組み付けることができる。
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は噴水設備で、12は噴水
設備10における水槽、14は水槽12内部にセットさ
れた噴水器である。16は循環水路18に沿って水を循
環させる循環ポンプで、この循環ポンプ16からの水が
噴水器14へと送られて、図1(B)に示す複数(ここ
では5個)の噴射孔22から上向きに噴水(噴出水)2
0として噴射される。尚噴水器14は水槽12内におい
て全体を水没させておいても良い。
【0022】図2〜図4に噴水器14の内部構造が具体
的に示してある。図2に示しているように噴水器14は
ボデー24を有している。ボデー24は、それぞれ別体
を成す上部26と、下部28と、中間部30と、透光性
材から成る環状の止水部材32とを組んで構成してあ
る。
【0023】このボデー24には接続部34が設けられ
ていて、この接続部34において図示を省略する水の供
給管と接続され、供給管からの水が内部に流入するよう
になっている。またボデー24の内部には複数(ここで
は5個)のLED照明灯36と、水流によって発電を行
う発電機38Aと、発電機38Aで発生した電力に基づ
いてLED照明灯36により照明を行う際の制御を行う
制御基板40とが組み込まれている。
【0024】ボデー24には、図3にも示しているよう
にL字状に折れ曲がった形態の内部水路42が形成され
ている。この内部水路42は、その上端において放射状
に広がった水路44に連続している。放射状に広がった
水路44の各先端部には上記噴射孔22が形成されてお
り、内部水路42を通じて送られて来た水が水路44を
流通して複数の噴射孔22から上向きに勢い良く噴水2
0として噴射される。
【0025】図3にも示しているように、ボデー24に
は内部水路42に連通する状態で嵌込凹所46が設けら
れており、発電機ユニット38がその嵌込凹所46に嵌
込状態でボデー24に組み付けられている。発電機ユニ
ット38は、図3及び図5に示しているように水車48
と、水車48と一体回転するマグネット50と、それに
対向するコイル52及びヨーク54とを有する発電機3
8Aと、水車48を回転可能に収容する水車ケース56
と、その水車ケース56の軸心から直角方向に延出する
固定フランジ(固定部)58とを有している。
【0026】水車ケース56の外周面には、図5(A)
に示しているように環状溝60が形成されていて、そこ
にシール部材としてのOリング62が装着されている。
一方水車ケース56の内部にはケース内水路64が形成
されており、また水車ケース56における周壁部には内
部に水を流入させる水流入口66と、水を流出させる水
流出口68とが形成されている。尚、この水車ケース5
6の内部と上記コイル52及びヨーク54との間には水
切板70が介設されている。水車ケース56内部に収容
された水車48は、その回転軸が下部の軸受72と上部
の軸受74とによって回転可能に支持されている。
【0027】ボデー24に形成された上記嵌込凹所46
は、発電機ユニット38に対応した形状をなしている。
詳しくは嵌込凹所46は、発電機ユニット38における
軸心と直角方向の寸法が相対的に小さな小径部76と、
同方向の寸法が相対的に大きな大径部78とを有してお
り、その中間部に発電機ユニット38を固定するための
固定部80を有している。
【0028】上記発電機ユニット38は、その上部即ち
水車ケース56を嵌込凹所46の小径部76に嵌め込
み、更にまたその下部即ちコイル52,ヨーク54等を
大径部78内に収容させる状態で、嵌込凹所46に下方
から上向きに嵌め込まれ、その状態で固定フランジ58
においてボデー24側の固定部80に固定される。
【0029】この例の場合、ボデー24の内部水路42
内に流入した水は、発電機ユニット38における水車ケ
ース56の水流入口66を通じて水車ケース56内部に
流入し、水車48を勢い良く回転させる。ここで水車ケ
ース56の水流入口66は、図5(C)に示しているよ
うに水車48の羽根に対して略直角な方向に傾斜した斜
孔とされており、従ってこの水流入口66から流入した
水は水車48の羽根に勢い良く当ってこれを強く回転さ
せる。
【0030】そして水車48を回転させた後の水は、ケ
ース内水路64を流通した後、水流出口68から流出
し、その後放射状に広がった水路44を流通して、その
先端の噴射孔22から上向きに勢い良く噴水20として
噴射される。このとき発電機ユニット38においては、
発電機38Aの水車48が水流入口66から流入した水
により勢い良く回転することで、具体的にはマグネット
50が回転することで発電を行う。
【0031】ボデー24における上記下部28には凹所
82が形成されており、そこに制御基板40と発電機ユ
ニット38の一部とが収容されている。この発電機ユニ
ット38からは複数の配線84が延び出していて複数の
LED照明灯36にそれぞれ接続されている。ボデー2
4における上記中間部30にはこの配線84を通すため
の縦向きの挿通孔86が形成されている。尚、中間部3
0の上向きに突出した円筒部の外周面と、下端内周面と
にはシール部材としてのOリング62がそれぞれ装着し
てある。
【0032】上記環状の止水部材32には、周方向に連
続した環状溝88が形成されており、そしてその環状溝
88に連続して周方向に所定間隔で複数箇所(ここでは
5箇所)に縦向きの嵌込孔90が形成されており、それ
ら複数の嵌込孔90のそれぞれに上記LED照明灯36
が嵌込状態に収容されている。
【0033】この止水部材32は、内周面において中間
部30の上向きに突出した円筒部の外周面に嵌合され、
その状態で上部26に形成された凹所92内に嵌込状態
に収容されている。即ち止水部材32が外周面を上部2
6の内周面に嵌合させる状態で、上部26の凹所92内
に収容されている。
【0034】尚、図2に示しているようにこの例ではL
ED照明灯36の光軸が噴射孔22を向けた状態に配向
されている。詳しくはこの例では、LED照明灯36の
光軸が噴射孔22の軸心と一致する状態に配設されてい
る。
【0035】この例の噴水設備10の場合、水槽12内
部にセットされた噴水器14から上向きに勢い良く噴射
された噴水20に対し、LED照明灯36からの光が照
射される。即ち噴水20がLED照明灯36からの光に
よってライトアップされる。またそのLED照明灯36
による照明を行うための電力が、同じ噴水器14内部に
組み込まれた発電機ユニット38の発電によって賄われ
る。
【0036】本例においては、噴水設備10そのものが
電源を有しているため、従来のように別途電気配線工事
を含む電源工事をしなくても良く、従ってLED照明灯
36による照明を行うに際してその施工工事を容易に行
うことができる。
【0037】また噴水設備10を屋内に設置する場合に
おいて、商用電源等との接続のための制限を受けないた
め、噴水設備10を所望の任意の位置に設置し、或いは
その設置位置を変更することができる。また電池を搭載
して電源とする場合と異なって面倒な電池交換作業を定
期的に行う必要がなく、更にまた電池交換のためにコス
トがかかるといった問題も生じない。
【0038】尚、この例ではLED照明灯36により、
噴射孔22から立ち上がる水柱即ち噴水20自体に下方
から光を照射するようになしているが、場合によって噴
水器14外部に設けたLED照明灯その他の照明灯によ
り噴水20に光を当ててこれをライトアップないし照明
するようになすこともできるし、或いはまた噴水20の
周辺空間を照明するようになすこともできる。
【0039】更にはまたLED照明灯からの光に色を付
けて噴水20ないしその周辺部の照明光を色の付いたも
のとなすこともできる。また本例では噴水器14に噴水
機能,照明機能,発電機能が持たせてあるため、噴水器
14を設置するだけで簡単に噴水設備10を構築するこ
とができる。
【0040】加えて本例では照明灯としてLED照明灯
36を用いているため照明灯が小型であり、従ってこれ
を噴水器14内部に容易に組み込むことができるととも
に、照明灯の組込みによって噴水器14が特に大型化し
たりせず、更にまたLED照明灯36はその寿命が著し
く長く、通常の電球と異なって電球交換を殆ど必要とし
ないため電球交換のためのメンテナンス作業を省くこと
ができる。更にまた消費電力も少ないため小型の発電機
38Aで十分必要な電力を賄うことができる。
【0041】本例の噴水設備10はまた、発電機38A
を発電機ユニット38として構成する一方、噴水器14
のボデー24側に対応した形状の嵌込凹所46を設け
て、こに発電機ユニット38を組み込むようになしてい
ることから、極めて簡単に噴水器14に発電機38Aを
組み付けることができる。
【0042】図6は本発明の他の実施例を示したもので
ある。この例は公園や駅のロータリ等に設置される噴水
設備10に本発明を適用したもので、図中94は各種の
情報等を電光表示する電光掲示板である。即ちこの例で
は噴水設備10に電光掲示板94が備えられている。而
してこの電光掲示板94による電光表示のための電力と
して、噴水設備10に組み込まれた発電機38Aによっ
てその電力が賄われる。
【0043】図7は本発明の更に他の実施例を示してい
る。この噴水設備10は、壁体96の内部に水路97を
通し、そして噴出口98から水を噴き出して壁面100
に沿ってこれを流下させる形態の噴水設備10であっ
て、壁体96内部の水路97に発電機38Aが設けられ
ており、水路97を流通する水流によってそこで発電が
行われるようになっている。一方壁面100には複数の
照明灯102が設けられていて、これら照明灯102か
ら壁面100に沿って流下する水の流れに対し光が照射
されるようになっている。
【0044】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明は階段面に沿って流
水が流れる形態の噴水設備に適用することも可能である
し、或いはまた噴水設備に組み込んだ発電機による電力
によってスピーカ等から音楽を流したり或いは所定の情
報を音声によってアナウンスしたりするといったことも
可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である噴水設備を示す図であ
る。
【図2】図1における噴水器の外観及び内部構造を示す
図である。
【図3】図2の噴水器の構成部材を分解して示す断面図
である。
【図4】図2の噴水器の構成部材を分解して示す斜視図
である。
【図5】図2の発電機ユニット単体を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 噴水設備 14 噴水器 20 噴水(噴出水) 22 噴射孔(噴出部) 24 ボデー 34 接続部 36 LED照明灯 38 発電機ユニット 38A 発電機 42 内部水路 46 嵌込凹所 48 水車 50 マグネット 52 コイル 56 水車ケース 58 固定フランジ(固定部) 64 ケース内水路 66 水流入口 68 水流出口 98 噴出口(噴出部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 康裕 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 3H072 AA03 BB24 CC01 CC11 CC67 CC71 CC99 3K060 AA06 DA03 DB01 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴出部から水を噴出する噴水設備であっ
    て、水路内を流通する水流によって発電を行う発電機を
    組み込んであることを特徴とする発電機付噴水設備。
  2. 【請求項2】 請求項1において、噴出水又は周辺を照
    明するための照明灯を設けるとともに、該照明灯に前記
    発電機から電力を供給するようになしてあることを特徴
    とする発電機付噴水設備。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記噴
    水設備がその本体たる噴水器を有しており、該噴水器に
    は(イ)ボデーと、(ロ)内部水路と、(ハ)該内部水路
    に連通し水を外部に噴射する前記噴出部としての噴射孔
    と、(ニ)該噴射孔からの噴出水に光を当てる照明灯
    と、(ホ)発電機と、(ヘ)水の供給管と接続される接続
    部とが備えてあることを特徴とする発電機付噴水設備。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記照明灯が光軸を
    前記噴射孔に向けた状態で前記噴水器内部に設けてあ
    り、該噴射孔からの前記噴出水に対して該噴水器内部か
    ら光を照射するようになしてあることを特徴とする発電
    機付噴水設備。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記照明灯がLED
    照明灯であることを特徴とする発電機付噴水設備。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5の何れかにおいて、前記発
    電機が水車と、該水車と共に回転するマグネットと、該
    マグネットに対向して配置されたコイルと、該水車を内
    部に回転可能に収容する水車ケースと、該水車ケース内
    部に形成されたケース内水路と、該水車ケースに設けら
    れ該ケース内水路に水を流入させる水流入口及び該ケー
    ス内水路から水を流出させる水流出口と、前記噴水器の
    ボデーへの固定部とを具備して成る発電機ユニットとし
    て構成してあるとともに、前記ボデーの側には、内部の
    水路に連通する状態で前記発電機ユニットに対向する形
    状の嵌込凹所が設けてあり、該発電機ユニットを該嵌込
    凹所に嵌め込んで前記固定部において該ボデーに固定し
    てあることを特徴とする発電機付噴水設備。
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