JP2002062906A - 予測制御装置 - Google Patents

予測制御装置

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JP2002062906A JP2000248738A JP2000248738A JP2002062906A JP 2002062906 A JP2002062906 A JP 2002062906A JP 2000248738 A JP2000248738 A JP 2000248738A JP 2000248738 A JP2000248738 A JP 2000248738A JP 2002062906 A JP2002062906 A JP 2002062906A
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    • GPHYSICS
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    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御対象にフィードフォワード制御を与えた
場合にそのFF信号によって予測精度が劣化しない、追
従精度の高い制御装置を提供する。 【解決手段】 予測制御装置1は、フィードフォワード
信号作成指令フィルタ2で、現在から複数サンプリング
未来までの目標指令信号の各サンプリング周期間の増分
である未来の指令増分値と、フィードフォワード信号を
未来の目標指令信号から作成する。また、予測制御器3
で、未来の指令増分値と、フィードフォワード信号と、
ゼロサンプリング以上過去のサンプリング時刻の制御対
象出力とを入力として、フィードフォワード信号および
制御入力から制御対象出力までの伝達関数モデルを用い
て未来の偏差予測値を求め、その偏差予測値と制御入力
に関する評価関数が最小となるように制御入力を決定
し、その制御入力を制御対象9に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,工作機械やロボッ
ト等の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の制御装置としては、本出
願人が提案した国際公開WO93/20489号の第x
i実施例に示された装置がある。図6は国際公開WO9
3/20489号の第xi実施例の装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0003】図6においてiは現在時刻、i+X(Xは
正の整数)はサンプリング周期Tsで現在のサンプリン
グ時刻iよりXサンプリングだけ未来の時刻、i−Xは
サンプリング周期Tsで時刻iよりXサンプリングだけ
過去の時刻を示す。
【0004】また、r(Y)(Yは整数)は時刻Yの目
標指令、y(Y)は時刻Yの制御対象(不図示)からの
出力、u(Y)は時刻Yの制御対象への入力(以下、制
御入力と称す)を示す。
【0005】図6の従来の制御装置80は与えられた目
標指令に制御対象(不図示)の出力を一致させるように
制御対象を制御する装置である。
【0006】図6を参照すると、制御装置80は、与え
られた未来の目標指令r(i+M)および制御対象(不
図示)からの出力y(i−K)を入力として、制御対象
からの出力y(i)が目標指令r(i)に一致するよう
に、制御入力u(i)を制御対象に入力する。制御装置
80は、メモリ81,82,83,84と演算器85と
減算器86を有している。
【0007】メモリ81はKサンプリング過去からMサ
ンプリング未来までの目標指令を記憶し、メモリ82は
制御用定数を記憶し、メモリ83はK+Na(Naは自
然数)サンプリング過去からKサンプリング過去までの
制御対象からの出力を記憶し、メモリ84はK+Nb
(Nbは自然数)過去から1サンプリング過去までの制
御入力を記憶している。
【0008】減算器86は目標指令r(i−K)と制御
対象からの出力y(i−K)との偏差を求める。
【0009】演算器85は制御入力u(i)から制御対
象の出力y(i)までの伝達関数モデルを用いて求めた
未来偏差予測値と制御入力に関する評価関数が最小とな
るように、制御入力u(i)を、
【0010】
【数8】
【0011】として決定する演算器である。
【0012】従来の制御装置80によれば、未来の偏差
予測値が最小となるように制御入力が決定されるため追
従精度の高い制御を制御対象に与えることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示した
従来の制御装置80では、制御対象に対して何らかのフ
ィードフォワード制御を施した場合、制御装置80はそ
のフィードフォワード信号(以下、FF信号と称す)を
考慮せずに未来偏差を予測するため、未来偏差予測値に
誤差が生じ、その結果として追従精度が劣化するという
問題があった。
【0014】本発明の目的は、制御対象にフィードフォ
ワード制御を与えた場合にそのFF信号によって予測精
度が劣化しない、追従精度の高い制御装置を提供するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の予測制御装置は、制御対象の出力を目標指令
に一致させるように制御入力とフィードフォワード信号
を制御対象に出力する予測制御装置であって、未来の前
記目標指令に関する情報である目標指令信号を入力とし
て、現在のサンプリング時刻から複数サンプリング未来
までの前記目標指令信号の各サンプリング周期間の増分
である未来の指令増分値および前記フィードフォワード
信号を出力するフィードフォワード信号作成指令フィル
タと、未来の前記指令増分値と、前記フィードフォワー
ド信号およびゼロサンプリング以上過去の制御対象出力
を入力として、前記フィードフォワード信号および前記
制御入力から前記制御対象出力までの伝達関数モデルを
用いて未来の偏差予測値を求め、該偏差予測値と前記制
御入力に関する評価関数が最小となるように前記制御入
力を決定し、該制御入力を前記制御対象に与える予測制
御器とを有している。
【0016】予測制御器の演算において、フィードフォ
ワード信号を考慮した伝達関数モデルで未来の偏差予測
値を求め、その未来予測値と制御入力に関する評価関数
が最小となるように制御入力を決定するので、フィード
フォワード制御を加えることによる予測精度の劣化がな
い。
【0017】本発明の実施態様によれば、前記フィード
フォワード信号作成指令フィルタは、現在のサンプリン
グ時刻に、前記目標指令信号を入力として、該目標指令
信号または該目標指令信号をフィルタリングした信号の
各サンプリング周期間の増分を未来の前記指令増分値と
して出力する。
【0018】本発明の実施態様によれば、前記フィード
フォワード信号作成指令フィルタは、iを現在のサンプ
リング時刻、Gain1,Gain2を定数、m1およ
びm2を0≦m1≦m2の整数、Δr(i+m1)をm
1サンプリング未来の前記指令増分値、FF1(i)お
よびFF2(i)を前記フィードフォワード信号とした
とき、前記フィードフォワード信号
【0019】
【数9】
【0020】を演算し出力する。
【0021】本発明の実施態様によれば、前記制御対象
はモータおよびその速度制御器であり、前記制御入力は
速度指令であり、前記制御対象出力はモータ位置であ
り、前記フィードフォワード信号は速度制御用のフィー
ドフォワード信号およびトルク制御用のフィードフォワ
ード信号である。
【0022】本発明の実施態様によれば、前記予測制御
器は、未来の前記指令増分値を入力として、現在のサン
プリング時刻から複数サンプリング未来までの前記目標
指令を算出する積算器と、予め、予測制御用の定数を記
憶しており、前記積算器で算出された前記目標指令と、
2つの前記フィードフォワード信号と、前記制御対象出
力と、前記制御入力を入力として、過去の前記目標指令
と、過去の前記フィードフォワード信号と、過去の前記
制御対象出力と、過去の前記制御入力を記憶する記憶部
と、過去の前記目標指令から前記制御対象出力を減算し
て過去の偏差を求める減算器と、前記積算器で求められ
た前記目標指令と、前記記憶部が記憶した過去の前記フ
ィードフォワード信号、過去の前記制御対象出力、過去
の前記制御入力および予測制御用の定数と、前記減算器
で求められた前記偏差を入力として、FF1(z)およ
びFF2(z)を2つの前記フィードフォワード信号の
z変換、U(z)を前記制御入力のz変換、Y(z)を
前記制御対象出力のz変換、Na,Nb,Nc,Ndを
自然数、a1,a2,…,aNa,b1,b2,…,bNb,c
1,c2,…,cNc,d1,d2,…,dNdを所定の係数と
したとき、前記フィードフォワード信号および前記制御
入力から前記制御対象出力までの離散時間伝達関数モデ
【0023】
【数10】
【0024】を用いて未来偏差予測値を求め、該未来偏
差予測値と前記制御入力に関する評価関数が最小となる
ように前記制御入力を決定して出力する演算器を有して
いる。
【0025】本発明の実施態様によれば、前記演算器
は、xをサンプリング時刻を示す整数として、FF
1(x)およびFF2(x)を2つの前記フィードフォワ
ード信号、u(x)を前記制御入力、y(x)を前記制
御対象出力、r(x)を前記目標指令、M,Na,N
b,Nc,Ndを自然数、KをK≧0の整数、qm,p
n,E,gn,xn,tnを前記予測制御用の定数、i
を現在のサンプリング時刻としたとき、前記制御入力
【0026】
【数11】
【0027】を演算し出力する。
【0028】本発明の他の実施態様によれば、前記予測
制御器は、2つの前記フィードフォワード信号を入力と
して該フィードフォワード信号の各サンプリング周期間
の増分をフィードフォワード信号増分値として求める第
1の差分器と、過去の前記制御対象出力を入力として該
制御対象出力の各サンプリング周期間の増分を過去の出
力増分値として求める第2の差分器と、予め、予測制御
用の定数を記憶しており、前記指令増分値と、前記第1
の差分器で求められた2つの前記フィードフォワード信
号増分値と、前記第2の差分器で求められた前記出力増
分値と、前記制御入力と、前記制御入力の増分値を入力
として、過去の前記指令増分値と、過去の前記フィード
フォワード信号増分値と、過去の前記出力増分値と、過
去の前記制御入力と、前記制御入力の過去の増分値を記
憶する記憶部と、過去の前記指令増分値から過去の前記
出力増分値を減算して過去の偏差の増分値を求める減算
器と、前記減算器で求められた前記偏差の増分値を積算
して前記偏差を求める第1の積算器と、未来の前記指令
増分値と、前記記憶手段が記憶した過去の前記指令増分
値、過去の前記フィードフォワード信号増分値、過去の
前記出力増分値、過去の前記制御入力、前記制御入力の
過去の増分値および前記予測制御用の定数と、前記第1
の積算器で求められた前記偏差を入力として、FF
1(z)およびFF2(z)を2つの前記フィードフォワ
ード信号のz変換、U(z)を前記制御入力のz変換、
Y(z)を前記制御対象出力のz変換、Na,Nb,N
c,Ndを自然数、a1,a2,…,aNa,b1,b2
…,bNb,c1,c2,…,cNc,d1,d2,…,dNd
所定の係数としたとき、前記フィードフォワード信号お
よび前記制御入力から前記制御対象出力までの離散時間
伝達関数モデル
【0029】
【数12】
【0030】を用いて未来偏差予測値を求め、該未来偏
差予測値と前記制御入力に関する評価関数が最小となる
ように前記制御入力の増分値を決定して出力する演算器
と、前記演算器が出力した前記制御入力の増分値を積算
して前記制御入力を求める第2の積算器を有している。
【0031】本発明の他の実施態様によれば、前記演算
器は、xをサンプリング時刻を示す整数として、ΔFF
1(x)およびΔFF2(x)を2つの前記フィードフォ
ワード信号増分値、Δu(x)を前記制御入力の増分
値、Δy(x)を前記出力増分値、Δr(x)を前記指
令増分値、e(x)を前記偏差、M,Na,Nb,N
c,Ndを自然数、KをK≧0の整数、vm,pn,
E,gn,xn,tn,Fを前記予測制御用の定数、i
を現在のサンプリング時刻としたとき、前記制御入力の
増分値
【0032】
【数13】
【0033】を演算し出力する。
【0034】本発明のさらに他の実施態様によれば、前
記予測制御器は、過去の前記制御対象出力を入力として
該制御対象出力の各サンプリング周期間の増分を過去の
出力増分値として求める差分器と、予め、予測制御用の
定数を記憶しており、前記指令増分値と、2つのフィー
ドフォワード信号と、前記差分手段で求められた前記出
力増分値と、前記制御入力を入力として、過去の前記指
令増分値と、過去の前記フィードフォワード信号と、過
去の前記出力増分値と、過去の前記制御入力を記憶する
記憶部と、過去の前記指令増分値から過去の前記出力増
分値を減算して過去の偏差の増分値を求める減算器と、
前記減算器で求められた前記偏差の増分値を積算して前
記偏差を求める積算器と、未来の前記指令増分値と、前
記記憶部が記憶した過去の前記指令増分値、過去の前記
フィードフォワード信号、過去の前記出力増分値、過去
の前記制御入力および予測制御用の定数と、前記積算器
で求められた前記偏差を入力として、FF 1(z)およ
びFF2(z)を2つの前記フィードフォワード信号の
z変換、U(z)を前記制御入力のz変換、Y(z)を
前記制御対象出力のz変換、Na,Nb,Nc,Ndを
自然数、a1,a2,…,aNa,b1,b2,…,bNb,c
1,c2,…,cNc,d1,d2,…,dNdを所定の係数と
したとき、前記フィードフォワード信号および前記制御
入力から前記制御対象出力までの離散時間伝達関数モデ
【0035】
【数14】
【0036】を用いて未来偏差予測値を求め、該未来偏
差予測値と前記制御入力に関する評価関数が最小となる
ように前記制御入力を決定して出力する演算器を有して
いる。
【0037】本発明のさらに他の実施態様によれば、前
記演算器は、xをサンプリング時刻を示す整数として、
FF1(x)およびFF2(x)を2つの前記フィードフ
ォワード信号、u(x)を前記制御入力、Δy(x)を
前記出力増分値、Δr(x)を前記指令増分値、e
(x)を前記偏差、vm,pn,E,gn,xn,tn
を前記予測制御用の定数、iを現在のサンプリング時刻
としたとき、前記制御入力
【0038】
【数15】
【0039】を演算し出力する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0041】図1は本発明の実施形態の予測制御装置の
構成を示すブロック図である。
【0042】図1を参照すると、本実施形態の予測制御
装置1は制御対象9の出力を目標指令に一致させるよう
に、制御入力u(i)とFF信号を制御対象に出力する
装置であり、FF信号作成指令フィルタ2と予測制御器
3を有している。
【0043】なお、図7に示すように本実施形態の制御
対象9は、一例としてモータ91とその速度制御器92
であるとする。ただし、本実施形態の予測制御装置1は
モータと速度制御器の制御用に限定されるものではな
く、フィードフォワード制御が行われる他の制御対象に
用いることもできる。例えば、化学プラントの化学反応
プロセスにおいて温度や湿度、圧力、流量などを制御す
るプロセス制御に用いることができる。
【0044】また、制御入力u(i)は速度制御器92
への速度指令、制御対象9の出力y(i−K)はK(K
≧0の整数)サンプリング過去のモータ91のモータ位
置、FF信号は速度制御用FF信号VFF(i)とトルク
制御用FF信号TFF(i)であるとする。
【0045】FF信号作成指令フィルタ2は、現在のサ
ンプリング時刻iにおいて未来の目標指令に関する情報
を入力として、M(Mは自然数)サンプリング未来まで
の指令増分値Δr(i),…,Δr(i+M)と、FF
信号VFF(i),TFF(i)を出力する。なお、ここで
Δ付きの変数等は1サンプリング周期の間の増分値を示
す。
【0046】図2は本実施形態のFF信号作成指令フィ
ルタの構成を示すブロック図である。
【0047】図2を参照すると、FF信号作成指令フィ
ルタ2はフィルタ21とメモリ22とFF信号演算器2
3を有している。
【0048】フィルタ21は、未来の目標指令に関する
情報を入力として、その入力した信号、あるいはその入
力した信号を内部のディジタルフィルタ(不図示)でフ
ィルタリングした信号のMサンプリング未来におけるサ
ンプリング周期の間の増分値を指令増分値Δr(i+
M)として出力する。
【0049】ディジタルフィルタは、目標指令をフィル
タリングする目的で用いることが可能ないかなるフィル
タであってもよく、例えば、インパルス応答が無限長の
IIRフィルタ、あるいは有限長のFIRフィルタであ
ってもよく、また、ローパスフィルタ、ノッチフィル
タ、さらには制御対象の動特性を考慮して制御対象出力
の振動を抑える信号を生成するものであってもよい。
【0050】メモリ22は、フィルタ21から出力され
た指令増分値を順次記憶して現在時刻iからMサンプリ
ング未来までの指令増分値Δr(i),Δr(i+
1),…,Δr(i+M)を出力する。
【0051】FF信号演算器23は、メモリ22から出
力された指令増分値Δr(i),Δr(i+1),…,
Δr(i+M)からFF信号VFF(i),TFF(i)を
求めて出力する。FF信号を求める演算式は特に限定さ
れるものではなく、例えば、制御対象9に加わる外乱が
判っている場合は演算によってそれらを打ち消してもよ
く、また、
【0052】
【数16】
【0053】としてもよい。ここでGain1,Gai
n2は乗数、Δr(i+m1)はm1サンプリング未来
の指令増分値、m1,m2は0≦m1≦m2の整数であ
る。
【0054】図3は本実施形態の予測制御器3の構成を
示すブロック図である。
【0055】予測制御器3はFF信号VFF(i),TFF
(i)、指令増分値Δr(i),Δr(i+1),…,
Δr(i+M)、制御対象9の出力y(i−K)を入力
として、FF信号および制御入力から出力までの伝達関
数モデルを用いて未来の偏差予測値を求め、その未来偏
差予測値と制御入力u(i)に関する評価関数が最小と
なるように制御入力u(i)を決定し出力する。
【0056】図3を参照すると、予測制御器3は積算器
31とメモリ32,33,34,35,38,39と減
算器37と演算器36を有している。
【0057】積算器31は未来の指令増分値Δr
(i),Δr(i+1),…,Δr(i+M)から未来
の指令値r(i),r(i+1),…,r(i+M)を
求める。
【0058】メモリ32は積算器31から出力される指
令値r(i+1),r(i+2),…,r(i+M)を
入力として指令値r(i−1),r(i−2),…,r
(i−K)を記憶する。
【0059】メモリ33は予測制御用の定数qm(m=
1,2,…,M),pn(n=0,1,…,Na),
E,gn(n=1,2,…,Nb+K),xn(n=
0,1,…,Nd+K),tn(n=0,1,…,Nc
+K)を記憶する。
【0060】メモリ34は制御対象9の出力y(i−
K)を入力として過去の出力y(i−K),y(i−K
−1),…,y(i−K−Na)を記憶する。なお、N
aは自然数である。
【0061】メモリ35は制御入力u(i)を入力とし
て過去の制御入力u(i−1),u(i−2),…,u
(i−K−Nb)を記憶する。なお、Nbは自然数であ
る。
【0062】メモリ38はFF信号VFF(i)を入力と
して過去のFF信号VFF(i),V FF(i−1),…,
FF(i−K−Nd)を記憶する。なお、Ndは自然数
である。
【0063】メモリ39はFF信号TFF(i)を入力と
して過去のFF信号TFF(i),T FF(i−1),…,
FF(i−K−Nc)を記憶する。なお、Ncは自然数
である。
【0064】減算器37はメモリ32に記憶された指令
値r(i−K)と制御対象9の出力y(i−K)との偏
差e(i−K)を求める。
【0065】演算器36は、式(1)の演算により現在
時刻の制御入力u(i)を算出して制御対象9に出力す
る。
【0066】
【数17】
【0067】本実施形態の予測制御装置1は、予測制御
器3にFF信号を記憶するメモリ38,39を有してお
り、演算器36の演算にFF信号を考慮しているので、
フィードフォワード制御を加えることによる予測精度の
劣化がなく、さらに、FF信号を有効に活用しているの
で目標指令に対する追従精度が高い。
【0068】なお、本実施形態の予測制御装置1は、予
測制御器3に代えて他の構成の予測制御器を用いてもよ
い。
【0069】図4は本発明の予測制御装置1の他の構成
の予測制御器4の構成を示すブロック図である。
【0070】図4を参照すると、予測制御器4は積算器
41,42と差分器43,44,45とメモリ46,4
7,48,49,50,53,54と演算器51と減算
器52を有している。
【0071】メモリ46は未来の指令増分値Δr
(i),Δr(i+1),…,Δr(i+M)を入力と
して指令値増分値Δr(i−1),Δr(i−2),
…,Δr(i−K)を記憶する。
【0072】メモリ47は定数vm(m=−K+1,−
K+2,…,M),pn(n=0,1,…,Na−
1),E,gn(n=1,2,…,Nb+K−1),x
n(n=0,1,…,Nd+K−1),tn(n=0,
1,…,Nc+K−1),Fを記憶している。
【0073】差分器43は制御対象9の出力y(i−
K)を入力として、サンプリング周期の間の出力増分値
Δy(i−K)を求める。
【0074】メモリ48は増分値Δy(i−K)を入力
として過去の出力増分値Δy(i−K−Na+1),Δ
y(i−K−Na+2),…,Δy(i−K)を記憶す
る。
【0075】メモリ49は演算器51の出力である制御
入力増分値Δu(i)を入力として過去の制御入力増分
値Δu(i−K−Nb+1),Δu(i−K−Nb+
2),…,Δu(i−1)を記憶する。
【0076】メモリ50は積算器42の出力である制御
入力u(i)を入力として過去の制御入力u(i−1)
を記憶する。
【0077】差分器44はFF信号VFF(i)を入力と
して、サンプリング周期の間の増分値ΔVFF(i)を求
める。
【0078】メモリ53はFF信号の増分値ΔV
FF(i)を入力として過去の増分値ΔVFF(i−K−N
d+1),ΔVFF(i−K−Nd+2),…,ΔV
FF(i)を記憶する。
【0079】差分器45はFF信号TFF(i)を入力と
して、サンプリング周期の間の増分値ΔTFF(i)を求
める。
【0080】メモリ54はFF信号の増分値ΔT
FF(i)を入力として過去の増分値ΔTFF(i−K−N
c+1),ΔTFF(i−K−Nc+2),…,ΔT
FF(i)を記憶する。
【0081】減算器52はメモリ46が記憶した指令増
分値Δr(i−K)と差分器43が出力する出力増分値
Δy(i−K)の差分値Δe(i−K)を求める。
【0082】積算器41は差分値Δe(i−K)を積算
して偏差e(i−K)を求める。
【0083】演算器51は、式(2)の演算により現在
時刻の制御入力増分値Δu(i)を算出する。
【0084】積算器42は、制御入力増分値Δu(i)
を積算して制御入力u(i)を求め、制御対象9に出力
する。
【0085】
【数18】
【0086】予測制御器3の場合と同様に、予測制御器
4を用いた予測制御装置1によって高い予測精度を得る
ことができる。
【0087】図5は本発明の予測制御装置1のさらに他
の構成の予測制御器6の構成を示すブロック図である。
【0088】図5を参照すると、予測制御器6は積算器
41と差分器43とメモリ46,61,48,62,6
4,65と演算器63と減算器52を有している。
【0089】積算器41、差分器43、メモリ46,4
8および減算器52は図4のものと同じである。
【0090】メモリ61は定数vm(m=−K+1,−
K+2,…,M),pn(n=0,1,…,Na−
1),E,gn(n=1,2,…,Nb+K−1),x
n(n=0,1,…,Nd+K−1),tn(n=0,
1,…,Nc+K−1)を記憶している。
【0091】メモリ62は演算器63の出力である制御
入力u(i)を入力として過去の制御入力u(i−K−
Nb+1),u(i−K−Nb+2),…,u(i−
1)を記憶する。
【0092】メモリ64はFF信号VFF(i)を入力と
して過去のFF信号VFF(i−K−Nd+1),V
FF(i−K−Nd+2),…,VFF(i)を記憶する。
【0093】メモリ65はFF信号TFF(i)を入力と
して過去のFF信号TFF(i−K−Nc+1),T
FF(i−K−Nc+2),…,TFF(i)を記憶する。
【0094】演算器63は、式(3)の演算により現在
時刻の制御入力u(i)を算出して制御対象9に出力す
る。
【0095】
【数19】
【0096】予測制御器3,4の場合と同様に、予測制
御器6を用いた予測制御装置1によって高い予測精度を
得ることができる。
【0097】次に、上記した式(1)〜式(3)につい
て説明する。
【0098】まず、式(1)を導出する。
【0099】制御対象9の2つのFF信号VFF(i),
FF(i)および制御入力u(i)から出力y(i)ま
での離散時間伝達関数モデルは、
【0100】
【数20】
【0101】で得られるとする。ただし、Y(z),U
(z),VFF(z),TFF(z)はそれぞれy(i),
u(i),VFF(i),TFF(i)のz変換である。
【0102】その場合の入出力モデルは、
【0103】
【数21】
【0104】となる。
【0105】時刻iにおいて、時刻i−K以降の出力の
モデル推定値
【0106】
【数22】
【0107】を実測値y(i−n)(n=K,K+1,
…)を用いて表すと、
【0108】
【数23】
【0109】より、
【0110】
【数24】
【0111】となる。
【0112】ここで係数
【0113】
【数25】
【0114】
【数26】
【0115】となる。ただし、an=0(n>Na)、
n=0(n<1およびn>Nb)、d n=0(n<1お
よびn>Nd)、cn=0(n<1およびn>Nc)で
ある。
【0116】そこで時刻i−K以降の出力を、
【0117】
【数27】
【0118】で予測すると、出力予測値y*(i+m)
は、
【0119】
【数28】
【0120】と表され、係数Amn,Bmn,Dmn,C
mnは、
【0121】
【数29】
【0122】となる。
【0123】ただし、
【0124】
【数30】
【0125】である。そこで、未来偏差予測値
【0126】
【数31】
【0127】を、
【0128】
【数32】
【0129】と与えて評価関数
【0130】
【数33】
【0131】が最小となるように制御入力u(i)を決
定すると、∂J/∂u(i)=0より式(1)を得るこ
とができる。ただし各定数qm,E,pn,gn,x
n,tnは、
【0132】
【数34】
【0133】である。
【0134】これによれば、FF信号VFF(i),TFF
(i)を考慮した伝達関数モデル(式(4))を用いて
評価関数J(式(16))が最小となるような制御入力
u(i)を制御対象9に与えることができ、フィードフ
ォワード制御による予測精度の劣化のない、追従精度の
高い制御が可能となる。
【0135】次に、式(2)を導出する。
【0136】制御対象の2つのFF信号VFF(i),T
FF(i)および制御入力u(i)から出力y(i)まで
の離散時間伝達関数モデル
【0137】
【数35】
【0138】を用い、時刻iにおいて、時刻i−K以降
の出力増分値を、
【0139】
【数36】
【0140】で予測すると、出力増分値予測値Δy*
(i+m)は、
【0141】
【数37】
【0142】となる。
【0143】ここで未来の制御入力とフィードフォワー
ド信号増分値をΔu(j)=ΔVFF(j)=ΔT
FF(j)=0(j=i+1,i+2,…)とすると係数
mn,Bmn,Dmn,Cmnは、
【0144】
【数38】
【0145】となる。
【0146】ただし、an=0(n>Na)、bn=0
(n<1およびn>Nb)、dn=0(n<1およびn
>Nd)、cn=0(n<1およびn>Nc)である。
【0147】そこで,未来偏差予測値e*(i+m)
を、
【0148】
【数39】
【0149】と与えて、評価関数
【0150】
【数40】
【0151】が最小となるように制御入力増分値Δu
(i)を決定すると、∂J/∂Δu(i)=0より式
(2)を得ることができる。ただし各定数vm,E,p
n,gn,F,xn,tnは、
【0152】
【数41】
【0153】である。
【0154】これによれば、FF信号VFF(i),TFF
(i)を考慮した伝達関数モデル(式(18))を用い
て評価関数J(式(26))が最小となるような制御入
力u(i)を制御対象9に与えることができ、フィード
フォワード制御による予測精度の劣化のない、追従精度
の高い制御が可能となる。
【0155】次に、式(3)を導出する。
【0156】制御対象の2つのFF信号VFF(i),T
FF(i)および制御入力u(i)から出力y(i)まで
の離散時間伝達関数モデルが、
【0157】
【数42】
【0158】で得られている場合、時刻iにおいて,時
刻i−K以降の出力増分値を、
【0159】
【数43】
【0160】で予測すると、出力増分値予測値Δy*
(i+m)は、
【0161】
【数44】
【0162】となる。
【0163】ここで未来の制御入力とフィードフォワー
ド信号をu(j)=u(i),VFF(j)=V
FF(i),TFF(j)=TFF(i)(j=i+1,i+
2,…)とすると係数Amn,Bmn,Dmn,Cmnは、
【0164】
【数45】
【0165】で与えられる。ただし、an=0(n>N
a)、bn=0(n<1およびn>Nb)、dn=0(n
<1およびn>Nd)、cn=0(n<1およびn>N
c)である。
【0166】そこで、未来偏差予測値e*(i+m)
を、
【0167】
【数46】
【0168】で与え、評価関数
【0169】
【数47】
【0170】が最小となるように制御入力u(i)を決
定すると,∂J/∂u(i)=0より式(3)を得るこ
とができる。ただし各定数vm,E,pn,gn,x
n,tnは、
【0171】
【数48】
【0172】である。
【0173】これによれば、FF信号VFF(i),TFF
(i)を考慮した伝達関数モデル(式(28))を用い
て評価関数J(式(36))が最小となるような制御入
力u(i)を制御対象9に与えることができ、フィード
フォワード制御による予測精度の劣化のない、追従精度
の高い制御が可能となる。
【0174】
【発明の効果】本発明によれば、予測制御器の演算にお
いて、フィードフォワード信号を考慮した伝達関数モデ
ルで未来の偏差予測値を求め、その未来予測値と制御入
力に関する評価関数が最小となるように制御入力を決定
するので、フィードフォワード制御を加えることによる
予測精度の劣化がなく、追従精度の高い制御が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の予測制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施形態のFF信号作成指令フィルタの構成
を示すブロック図である。
【図3】本実施形態の予測制御器の構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の予測制御装置の他の構成の予測制御器
4の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の予測制御装置のさらに他の構成の予測
制御器6の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本実施形態における制御対象の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 予測制御装置 2 FF信号作成指令フィルタ 21 フィルタ 22 メモリ 23 FF信号演算器 3 予測制御器 31 積算器 32,33,34,35,38,39 メモリ 36 演算器 37 減算器 4 予測制御器 41,42 積算器 43,44,45 差分器 46,47,48,49,50,53,54 メモリ 51 演算器 52 減算器 6 予測制御器 61,62,64,65 メモリ 9 制御対象 91 モータ 92 速度制御器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象の出力を目標指令に一致させる
    ように制御入力とフィードフォワード信号を制御対象に
    出力する予測制御装置であって、 未来の前記目標指令に関する情報である目標指令信号を
    入力として、現在のサンプリング時刻から複数サンプリ
    ング未来までの前記目標指令信号の各サンプリング周期
    間の増分である未来の指令増分値および前記フィードフ
    ォワード信号を出力するフィードフォワード信号作成指
    令フィルタと、 未来の前記指令増分値と、前記フィードフォワード信号
    およびゼロサンプリング以上過去の制御対象出力を入力
    として、前記フィードフォワード信号および前記制御入
    力から前記制御対象出力までの伝達関数モデルを用いて
    未来の偏差予測値を求め、該偏差予測値と前記制御入力
    に関する評価関数が最小となるように前記制御入力を決
    定し、該制御入力を前記制御対象に与える予測制御器と
    を有する予測制御装置。
  2. 【請求項2】 前記フィードフォワード信号作成指令フ
    ィルタは、 現在のサンプリング時刻に、前記目標指令信号を入力と
    して、該目標指令信号または該目標指令信号をフィルタ
    リングした信号の各サンプリング周期間の増分を未来の
    前記指令増分値として出力する、請求項1記載の予測制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記フィードフォワード信号作成指令フ
    ィルタは、 iを現在のサンプリング時刻、Gain1,Gain2
    を定数、m1およびm2を0≦m1≦m2の整数、Δr
    (i+m1)をm1サンプリング未来の前記指令増分
    値、FF1(i)およびFF2(i)を前記フィードフォ
    ワード信号としたとき、前記フィードフォワード信号 【数1】 を演算し出力する、請求項1記載の予測制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御対象はモータおよびその速度制
    御器であり、 前記制御入力は速度指令であり、 前記制御対象出力はモータ位置であり、 前記フィードフォワード信号は速度制御用のフィードフ
    ォワード信号およびトルク制御用のフィードフォワード
    信号である、請求項1記載の予測制御装置。
  5. 【請求項5】 前記予測制御器は、 未来の前記指令増分値を入力として、現在のサンプリン
    グ時刻から複数サンプリング未来までの前記目標指令を
    算出する積算器と、 予め、予測制御用の定数を記憶しており、前記積算器で
    算出された前記目標指令と、2つの前記フィードフォワ
    ード信号と、前記制御対象出力と、前記制御入力を入力
    として、過去の前記目標指令と、過去の前記フィードフ
    ォワード信号と、過去の前記制御対象出力と、過去の前
    記制御入力を記憶する記憶部と、 過去の前記目標指令から前記制御対象出力を減算して過
    去の偏差を求める減算器と、 前記積算器で求められた前記目標指令と、前記記憶部が
    記憶した過去の前記フィードフォワード信号、過去の前
    記制御対象出力、過去の前記制御入力および予測制御用
    の定数と、前記減算器で求められた前記偏差を入力とし
    て、FF1(z)およびFF2(z)を2つの前記フィー
    ドフォワード信号のz変換、U(z)を前記制御入力の
    z変換、Y(z)を前記制御対象出力のz変換、Na,
    Nb,Nc,Ndを自然数、a1,a2,…,aNa
    1,b2,…,bNb,c1,c2,…,cNc,d1,d2
    …,dNdを所定の係数としたとき、前記フィードフォワ
    ード信号および前記制御入力から前記制御対象出力まで
    の離散時間伝達関数モデル 【数2】 を用いて未来偏差予測値を求め、該未来偏差予測値と前
    記制御入力に関する評価関数が最小となるように前記制
    御入力を決定して出力する演算器を有する、請求項1記
    載の予測制御装置。
  6. 【請求項6】 前記演算器は、 xをサンプリング時刻を示す整数として、FF1(x)
    およびFF2(x)を2つの前記フィードフォワード信
    号、u(x)を前記制御入力、y(x)を前記制御対象
    出力、r(x)を前記目標指令、M,Na,Nb,N
    c,Ndを自然数、KをK≧0の整数、qm,pn,
    E,gn,xn,tnを前記予測制御用の定数、iを現
    在のサンプリング時刻としたとき、前記制御入力 【数3】 を演算し出力する、請求項5記載の予測制御装置。
  7. 【請求項7】 前記予測制御器は、 2つの前記フィードフォワード信号を入力として該フィ
    ードフォワード信号の各サンプリング周期間の増分をフ
    ィードフォワード信号増分値として求める第1の差分器
    と、 過去の前記制御対象出力を入力として該制御対象出力の
    各サンプリング周期間の増分を過去の出力増分値として
    求める第2の差分器と、 予め、予測制御用の定数を記憶しており、前記指令増分
    値と、前記第1の差分器で求められた2つの前記フィー
    ドフォワード信号増分値と、前記第2の差分器で求めら
    れた前記出力増分値と、前記制御入力と、前記制御入力
    の増分値を入力として、過去の前記指令増分値と、過去
    の前記フィードフォワード信号増分値と、過去の前記出
    力増分値と、過去の前記制御入力と、前記制御入力の過
    去の増分値を記憶する記憶部と、 過去の前記指令増分値から過去の前記出力増分値を減算
    して過去の偏差の増分値を求める減算器と、 前記減算器で求められた前記偏差の増分値を積算して前
    記偏差を求める第1の積算器と、 未来の前記指令増分値と、前記記憶手段が記憶した過去
    の前記指令増分値、過去の前記フィードフォワード信号
    増分値、過去の前記出力増分値、過去の前記制御入力、
    前記制御入力の過去の増分値および前記予測制御用の定
    数と、前記第1の積算器で求められた前記偏差を入力と
    して、FF1(z)およびFF2(z)を2つの前記フィ
    ードフォワード信号のz変換、U(z)を前記制御入力
    のz変換、Y(z)を前記制御対象出力のz変換、N
    a,Nb,Nc,Ndを自然数、a1,a2,…,aNa
    1,b2,…,bNb,c1,c2,…,cNc,d1,d2
    …,dNdを所定の係数としたとき、前記フィードフォワ
    ード信号および前記制御入力から前記制御対象出力まで
    の離散時間伝達関数モデル 【数4】 を用いて未来偏差予測値を求め、該未来偏差予測値と前
    記制御入力に関する評価関数が最小となるように前記制
    御入力の増分値を決定して出力する演算器と、 前記演算器が出力した前記制御入力の増分値を積算して
    前記制御入力を求める第2の積算器を有する、請求項1
    記載の予測制御装置。
  8. 【請求項8】 前記演算器は、 xをサンプリング時刻を示す整数として、ΔFF
    1(x)およびΔFF2(x)を2つの前記フィードフォ
    ワード信号増分値、Δu(x)を前記制御入力の増分
    値、Δy(x)を前記出力増分値、Δr(x)を前記指
    令増分値、e(x)を前記偏差、M,Na,Nb,N
    c,Ndを自然数、KをK≧0の整数、vm,pn,
    E,gn,xn,tn,Fを前記予測制御用の定数、i
    を現在のサンプリング時刻としたとき、前記制御入力の
    増分値 【数5】 を演算し出力する、請求項7記載の予測制御装置。
  9. 【請求項9】 前記予測制御器は、 過去の前記制御対象出力を入力として該制御対象出力の
    各サンプリング周期間の増分を過去の出力増分値として
    求める差分器と、 予め、予測制御用の定数を記憶しており、前記指令増分
    値と、2つのフィードフォワード信号と、前記差分手段
    で求められた前記出力増分値と、前記制御入力を入力と
    して、過去の前記指令増分値と、過去の前記フィードフ
    ォワード信号と、過去の前記出力増分値と、過去の前記
    制御入力を記憶する記憶部と、 過去の前記指令増分値から過去の前記出力増分値を減算
    して過去の偏差の増分値を求める減算器と、 前記減算器で求められた前記偏差の増分値を積算して前
    記偏差を求める積算器と、 未来の前記指令増分値と、前記記憶部が記憶した過去の
    前記指令増分値、過去の前記フィードフォワード信号、
    過去の前記出力増分値、過去の前記制御入力および予測
    制御用の定数と、前記積算器で求められた前記偏差を入
    力として、FF 1(z)およびFF2(z)を2つの前記
    フィードフォワード信号のz変換、U(z)を前記制御
    入力のz変換、Y(z)を前記制御対象出力のz変換、
    Na,Nb,Nc,Ndを自然数、a1,a2,…,
    Na,b1,b2,…,bNb,c1,c2,…,cNc
    1,d2,…,dNdを所定の係数としたとき、前記フィ
    ードフォワード信号および前記制御入力から前記制御対
    象出力までの離散時間伝達関数モデル 【数6】 を用いて未来偏差予測値を求め、該未来偏差予測値と前
    記制御入力に関する評価関数が最小となるように前記制
    御入力を決定して出力する演算器を有する、請求項1記
    載の予測制御装置。
  10. 【請求項10】 前記演算器は、 xをサンプリング時刻を示す整数として、FF1(x)
    およびFF2(x)を2つの前記フィードフォワード信
    号、u(x)を前記制御入力、Δy(x)を前記出力増
    分値、Δr(x)を前記指令増分値、e(x)を前記偏
    差、vm,pn,E,gn,xn,tnを前記予測制御
    用の定数、iを現在のサンプリング時刻としたとき、前
    記制御入力 【数7】 を演算し出力する、請求項9記載の予測制御装置。
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