JP2002060857A - 硫化銅精鉱の熔錬方法 - Google Patents

硫化銅精鉱の熔錬方法

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JP2002060857A JP2000250699A JP2000250699A JP2002060857A JP 2002060857 A JP2002060857 A JP 2002060857A JP 2000250699 A JP2000250699 A JP 2000250699A JP 2000250699 A JP2000250699 A JP 2000250699A JP 2002060857 A JP2002060857 A JP 2002060857A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンガの熔損が少ない硫化銅精鉱の熔錬方法
を提供する。 【解決手段】 硫化銅精鉱に溶剤としてSiO2源とC
aO源を加えて、スラグと、白かわ(白かわに近いマッ
トを含む)および/または粗銅とを生成する。このとき
スラグの成分は、重量比で、CaO/(SiO2+Ca
O)が0.6〜0.85の領域で、かつ重量比で、Fe
/(FeOx+SiO2+CaO)が0.5〜0.6の領
域にある。また、硫化銅精鉱を熔錬して得られるマット
にSiO2源とCaO源を加え、スラグと粗銅とを生成
する。このときスラグの成分は、重量比で、CaO/
(SiO2+CaO)が0.6〜0.85の領域で、か
つ重量比で、Fe/(FeOx+SiO2+CaO)が
0.5〜0.65の領域である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅の乾式製錬法に
関し、特に、硫化銅精鉱を酸化熔融製錬して、白かわ
(Cu2S、但し白かわに近い(FeSが極めて少な
い)マットを含む)、あるいは粗銅を得る熔錬方法、ま
た硫化銅精鉱から得られたマットを酸化熔融製錬して粗
銅を得る熔錬方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、銅の溶融製錬は、硫化銅精鉱を酸
化溶融し、該銅精鉱中のFeの一部を酸化しスラグとし
て除去すると共に、Sの一部をSO2として除去し、銅
をFeSとCu2Sの混合物であるマットとして濃縮す
るマット熔錬工程、ついで前記工程で得られたマットを
さらに酸化してスラグとして除去し、鉄をほとんど含ま
ない白かわ(Cu2S)を得る白かわ製造工程、この白
かわをさらに酸化して粗銅を得る造銅工程から成る。
【0003】一般に、前者の工程に利用されるマット熔
錬工程は自熔炉が用いられ、後者における白かわ製造工
程と造銅工程は転炉で行われる。転炉はバッチ方式であ
る。
【0004】通常、硫化銅精鉱には脈石分としてSiO
2が含まれる。そのため、マット熔錬工程では、鉄シリ
ケートスラグを形成し、転炉でも、溶剤として珪酸鉱を
添加して鉄シリケートスラグを形成する。
【0005】マット熔錬炉で製造されるマットの銅品位
(マットグレ−ド、MG)は通常70重量%以下であ
る。このマットを転炉で白かわ、次いで粗銅とする。
【0006】銅熔融製錬プラント全体の生産性を高める
上で、マット熔錬炉のMGを高めバッチ方式の転炉の負
荷を下げることが望ましい。
【0007】マット熔錬炉で白かわまで酸化できれば、
転炉での白かわ製造工程が不要になる。さらに、粗銅ま
で酸化できれば、転炉工程そのものが不要となる。
【0008】しかし、従来のマット熔錬炉では、その酸
化度を上げようとすると、鉄シリケートスラグに起因す
る以下の問題がある。
【0009】マグネタイト問題: 鉄シリケ−トスラ
グでは3価の鉄の溶解度が低い。このため、固体マグネ
タイトが析出して炉底に沈積するなどのいわゆるマグネ
タイト問題を招く。これを避けるために、MGを高くす
ると、製錬温度を1300℃以上に上げざるを得ない。
このような高温では炉体の損傷を促進する。また銅の一
部を酸化してスラグ中の銅品位を高くすると、鉄シリケ
ートスラグでもマグネタイト問題を避けられるが、この
ときのスラグ中の銅品位は25%以上になってしまい、
粗銅の収率は著しく低くなる。
【0010】スラグへの銅の酸化溶解: MGの上昇
に伴ってスラグへの銅の酸化損失が著しく上昇する。
【0011】不純物の濃縮: 鉄シリケートスラグと
マットあるいは粗銅との共存下では、As、Sbなどの
酸化物の鉄シリケートスラグへの溶解度が低いために、
これらの不純物がマットあるいは粗銅中に濃縮する。そ
の程度は、鉄シリケートスラグと粗銅とが共存する場
合、特に著しく、これらの不純物の高い銅精鉱から鉄シ
リケ−トスラグ共存下で粗銅を直接得ることができない
理由の一つとされている。
【0012】これらの点から、鉄シリケートスラグを用
いるマット熔錬炉では、通常MG65〜70%程度を上
限として操業が行われている。
【0013】また、同様の問題からマットをS品位の低
い粗銅にまで酸化する工程においては、マットと鉄シリ
ケートスラグとの共存下で連続化は不可能とされ、通常
は転炉を用いたバッチ式の処理が行われてきた。
【0014】鉄シリケートスラグとの共存下でマットか
ら粗銅を連続的に得ている報告(特開昭58−2241
28)もある。しかし、この報告では、スラグ−白かわ
−粗銅の3相共存下で粗銅を得ており、このときの粗銅
中のS品位は1.5%と高くならざるを得ず、後工程で
ある精製炉の操業負荷を著しく増大させる。
【0015】この問題を避けてマット熔錬炉でマットで
なく白かわを製造するために、溶剤として石灰を加え鉱
石中の鉄分をカルシウムフェライトスラグとして除去す
る方法(特公平5−15769)が提案されている。こ
れには、カルシウムフェライトスラグを用いることで、
マグネタイトの析出を防止でき、また、As、Sbなど
の不純物のスラグへの除去率が鉄シリケ−トスラグより
高いと言う利点がある。
【0016】しかし、下記のような問題があった。
【0017】硫化銅精鉱中には、通常若干のSiO2
が含まれる。このため、なるべく純粋なカルシウムフェ
ライトスラグを生成させるためには、処理すべき銅精鉱
はSiO2品位の低いもの(3%以下)に限られる。
【0018】上記の低SiO2精鉱であっても、カル
シウムフェライトスラグ中に少量のSiO2が存在する
と、該スラグの粘性を悪化させたり泡立ちを引き起こ
し、安定的な操炉が困難である。このため、カルシウム
フェライトスラグを用いる場合、該スラグ中のSiO2
品位は1%以下(スラグ中のFeに対し重量で約1.7
%以下)に制御しなければならない。従って、この方法
によりカルコパイライトを主体とした標準的な銅精鉱か
ら白かわを得ようとする場合、実用上は銅精鉱中のSi
2品位は0.4%以下に限定されていた。
【0019】カルシウムフェライトスラグにおけるP
bの溶解度が低いため、Pbが該スラグ中に分配されに
くく、Pbが白かわに濃縮する。
【0020】カルシウムフェライトスラグへ多量の銅
が酸化物として熔解するので、該スラグの選鉱による銅
の回収率が低い。
【0021】一方、転炉工程では、マットをさらに酸化
して白かわ、粗銅とするうえで、鉄シリケートスラグに
起因する問題を避けるために、工程をバッチ方式とし、
白かわとスラグが共存する状態でいったん吹錬を中断し
て、炉を傾転させてスラグを排出し、白かわのみを炉内
に残して粗銅までの酸化を行う。この方式はバッチ方式
に起因する種々の不利益を含んでおり、転炉操業を煩雑
なものとしている。
【0022】三菱連続製銅法では、転炉(C炉)工程で
カルシウムフェライトスラグを用いることでマグネタイ
トの析出を避け、MG65%程度のマットから粗銅を連
続的に製造している。
【0023】しかしカルシウムフェライトスラグに起因
する以下のような問題があった。
【0024】スラグ中の銅品位は酸素分圧に対して連
続的に変化し、粗銅中のS品位を下げるほどスラグ中の
銅品位が高くなる。実用上は、粗銅中Sを0.5〜1%
程度でスラグ中Cuは13〜15%となり、これ以下に
S品位を下げるのは銅の収率の点から効率的でない。
【0025】カルシウムフェライトスラグ中の銅分は
主として酸化物で化学的に溶解したものであり、徐冷し
たとしても該スラグの選鉱による銅の回収率が低い。
【0026】前述のように、カルシウムフェライトス
ラグ中のSiO2が1〜3%程度になると粘性が著しく
増大し、泡立ちを起こす。このため、鉄シリケートスラ
グの混入したマットは原料として使用するのが困難であ
った。マット中のFe品位を10%とすると、マット中
へSiO2の混入許容量は、マットに対して0.2%以
下であり、マット熔錬工程から産出されるマットへのス
ラグの混入防止に特に注意する必要があった。
【0027】カルシウムフェライトスラグ中のPb溶
解度が低いため、Pbがスラグ中に分配されにくく、粗
銅に濃縮する。このため高Pb原料から従来の方法で電
解可能なアノ−ドの製造することは困難であった。
【0028】カルシウムフェライトスラグは、シリケ
−トスラグと同一温度で比較した場合、煉瓦への浸透性
が大きいため、煉瓦浸食性が大きい。
【0029】鉄カルシウムシリケートスラグに関し、特
開平2000−63963号公報において、重量比で、
CaO/(SiO2+CaO)が0.3〜0.6の領域
で、かつ重量比で、Fe/(FeOx+SiO2+Ca
O)が0.2〜0.5の領域が提案されている。この領
域は、白かわあるいは白かわに近いマットあるいは粗銅
の製造条件において、最高1350℃程度の一般的な製
錬温度では、前記領域から外れたスラグは完全に溶融せ
ずに高融点化合物が析出すると考えられていたことから
定められた。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、硫化
銅精鉱あるいはマットを連続的に酸化して白かわあるい
は粗銅を得る上で、1280℃以下の銅製錬温度でマグ
ネタイト問題が無い硫化銅精鉱の熔錬方法を提供するこ
とである。
【0031】また、本発明の目的は、SiO2を含有す
る硫化銅精鉱やマットの処理にも適用でき、スラグ量が
少なく、スラグへの銅損失が少ない硫化銅精鉱の熔錬方
法を提供することである。
【0032】また、本発明の目的は、As、Sb、Pb
のスラグへの除去能が高い硫化銅精鉱の熔錬方法を提供
することである。
【0033】本発明の目的は、レンガの熔損が少ない硫
化銅精鉱の熔錬方法を提供することである。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の酸化溶融製錬方
法の一態様では、硫化銅精鉱に溶剤としてSiO2源と
CaO源を加えて、スラグと、白かわ(白かわに近いマ
ットを含む)および/または粗銅とを生成し、このとき
スラグの成分は、重量比で、CaO/(SiO 2+Ca
O)が0.6〜0.85の領域で、かつ重量比で、Fe
/(FeOx+SiO2+CaO)が0.5〜0.6の領
域にある。
【0035】また、本発明の酸化溶融製錬方法の他の態
様では、硫化銅精鉱を熔錬して得られるマットにSiO
2源とCaO源を加え、スラグと粗銅とを生成し、この
ときスラグの成分は、重量比で、CaO/(SiO2
CaO)が0.6〜0.85の領域で、かつ重量比で、
Fe/(FeOx+SiO2+CaO)が0.5〜0.6
5の領域である。
【0036】
【発明の実施の形態】白かわあるいは粗銅を製造する高
い酸素分圧条件におけるスラグの特徴を、 イ:従来の銅製錬で用いられてきた鉄シリケ−トスラ
グ、 ロ:三菱法で用いられているカルシウムフェライトスラ
グ、 ハ:本発明で用いる鉄カルシウムシリケ−トスラグ、 で比較して表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】鉄カルシウムシリケートスラグは種々な利
点を有するが、本発明者らが実際に調査を進めるたとこ
ろ、重量で、CaO/(SiO2+CaO)比が0.8
5以上の低SiO2側ではスラグの粘性が悪化し、操業
が困難になるものの、重量で、CaO/(SiO2+C
aO)比が0.85以下になると、1280℃以下の温
度では問題なくスラグが溶融し、しかもスラグ中への銅
の酸化溶解が少なくなった。この結果、スラグ量が少な
くなることと相まって、スラグ量×銅品位=銅損失量で
評価すると、従来法(鉄シリケ−トスラグあるいはカル
シウムフェライトスラグを用いる高MGのマット溶錬法
や白かわ溶錬や直接精銅法)はもとより、特開平200
0−63963号公報の方法よりも更に少なくなること
を見出した。
【0039】本発明のCaO/(SiO2+CaO)比
が0.6〜0.85(重量比)で、かつFe/(FeO
x+SiO2+CaO)比が0.5〜0.65(重量比)
の領域は、公知技術で一般に知られているFeO−Si
2−CaO系やFeO・Fe23−SiO2−CaO系
やFe23−SiO2−CaO系の3元系状態図で示さ
れる1280℃の溶融領域から外れる。言い換えると、
1280℃のような溶融領域はFeOやFe23がもっ
と多い領域にのみ現れる。
【0040】しかし、実際には白かわに近いマットある
いは粗銅の製造条件において、スラグ中に溶解する酸化
銅によって1280℃のような溶融領域が広がるものと
考えられる。この点を明確にするには、Fe23(Fe
O)−CuO−SiO2−CaO系の4元系状態図を確
立する必要がある。
【0041】
【実施例】実施例1 表2に示した組成の硫化銅精鉱と粉珪石と粉石灰(いず
れも200μm以下に粉砕したもの)を表2に示す比率
で調合、乾燥して乾鉱を得た。反応塔の内径1.5m、
高さ3.5m、セトラー部の内径1.5m、長さ5.2
mの小型自溶炉において、前記乾鉱を反応塔の天井に設
けられた精鉱バーナーから酸素50%の酸素富化空気と
共に反応塔内に吹き込み、マットとスラグを得た。精鉱
バーナーには重油バーナーが組み込まれており、反応塔
の熱バランスを保つように重油量を調節した。操業は3
日間行った。得られた結果を表2に示す。表2より、白
かわに近いMG約75%の高品位マットが安定して得ら
れたことがわかる。熔錬条件は、精鉱バーナー送風空気
量454Nm3/H、酸素濃度50%、重油量43リッ
トル/h、生成スラグ平均温度1250℃、生成粗銅平
均温度1153℃であった。
【0042】
【表2】
【0043】実施例2 表3に示した組成の硫化銅精鉱と粉珪石と粉石灰(いず
れも200μm以下に粉砕したもの)を所定の比率で調
合、乾燥して乾鉱を得た。反応塔の内径1.5m、高さ
3.5m、セトラー部の内径1.5m、長さ5.2mの
小型自溶炉において、前記乾鉱を反応塔の天井に設けら
れた精鉱バーナーから酸素50%の酸素富化空気と共に
反応塔内に吹き込み、粗銅とスラグを得た。精鉱バーナ
ーには重油バーナーが組み込まれており、反応塔の熱バ
ランスを保つように重油量を調節した。操業は3日間行
った。得られた結果を表3に示す。表3より、S品位
0.98%の粗銅が安定して得られたことがわかる。熔
錬条件は、精鉱バーナー送風空気量833Nm3/H、
酸素濃度50%、重油量25リットル/h、生成スラグ
平均温度1270℃、生成粗銅平均温度1252℃であ
った。
【0044】
【表3】
【0045】実施例3 反応塔の内径1.5m、高さ3.5m、セトラー部の内
径1.5m、長さ5.2mの小型自溶炉を用い、表4に
示した組成のマットと粉珪石と粉石灰(いずれも200
μm以下に粉砕したもの)を所定の比率で調合、乾燥し
て乾鉱を得た。反応塔の天井に設けられた精鉱バーナー
から酸素50%の酸素富化空気と共に前記乾鉱を反応塔
内に吹き込み、粗銅とスラグを得た。精鉱バーナーには
重油バーナーが組み込まれており、反応塔の熱バランス
を保つように重油量を調節した。操業は3日間行った。
得られた結果を表4に示す。表4より、S品位0.05
%の粗銅が安定して得られたことがわかる。熔錬条件
は、精鉱バーナー送風空気量375Nm3/H、酸素濃
度50%、重油量50リットル/h、生成スラグ平均温
度1257℃、生成粗銅平均温度1240℃であった。
【0046】
【表4】
【0047】比較例1 1300℃に保存されたマグネシア製坩堝内に表5に示
す組成の溶融マット30gと溶融スラグ40gとを用意
し、溶融浴中に表5に示す組成の硫化銅精鉱とSiO2
(SiO2純分97%以上)をランスパイプにより95
容量%O2−5容量%N2のガスと共にランスで吹き込ん
だ。ランスは浸漬しなかった。
【0048】
【表5】
【0049】吹き込みランスパイプはアルミナ管製で、
37.5g/分の硫化銅精鉱と、7.6g/分のSiO
2を9.2リットル/分の95容量%O2−5容量%N2
のガスと共に吹き込んだ。
【0050】試験開始5分後には、マットと生成マグネ
タイトの混合物である高融点物質が形成したため、供給
原料を融体中へ吹き込むことが不可能になり、さらに高
融点物質のためにランスパイプが閉塞し、実験の継続が
不可能になった。
【0051】比較例2 1300℃に保存されたマグネシア製坩堝内に、表6に
示す組成の溶融粗銅60gと溶融スラグ40gとを用意
し、溶融浴中に表5に示す組成のマットとCaO(Ca
O純分98%以上)をランスパイプにより95容量%O
2−5容量%N2のガスと共にランスで吹き込んだ。ラン
スは浸漬しなかった。
【0052】
【表6】
【0053】吹き込みランスパイプはアルミナ管製で、
20g/分のマットと、0.73g/分のCaOを0.
20リットル/分の95容量%O2−5容量%N2のガス
と共に吹き込んだ。
【0054】試験開始30分後には、スラグのわき上が
り現象が起こり、坩堝内の融体の大半が坩堝の外に吹き
こぼれ、実験の継続が不可能になった。
【0055】比較例3 1300℃に保存されたマグネシア製坩堝内に表7に示
す組成の溶融粗銅60gと溶融スラグ40gとを用意
し、溶融浴中に表7に示す組成のマットとCaO(Ca
O純分98%以上)をランスパイプにより95容量%O
2−5容量%N2のガスと共にランスで吹き込んだ。ラン
スは浸漬しなかった。
【0056】
【表7】
【0057】吹き込みランスパイプはアルミナ管製で、
20g/分のマットと、0.7g/分のCaOを4.2
リットル/分の95容量%O2−5容量%N2のガスと共
に吹き込んだ。
【0058】上記の条件で吹き込みを50分間継続して
10分間静止した後、冷却凝固させて粗銅及びスラグの
重量並びに品位を求めた。最初に挿入した粗銅、スラグ
の重量並びに品位から各成分量を差し引いて、反応によ
り生成した粗銅量、スラグ量並びにその品位を計算した
結果を表8に示す。
【0059】S品位0.06%の粗銅が得られたが、ス
ラグ中の銅品位が高く、収率は約80%であった。
【0060】
【表8】
【0061】
【発明の効果】本発明の方法により、硫化銅精鉱あるい
はマットを連続的に酸化して白かわあるいは粗銅を得る
うえで、マグネタイト問題が無く、SiO2を含有する
硫化銅精鉱やマットの処理にも適用でき、スラグへの損
失が少なく、またスラグ中の銅分の浮遊選鉱による回収
が可能で、As、Sb、Pbのスラグ中への除去能が高
く、煉瓦の溶損が少ない熔錬方法が可能になる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫化銅精鉱に溶剤としてSiO2源とC
    aO源とを加え、該硫化銅精鉱を酸化溶融して、白かわ
    および粗銅からなる群から選ばれる1つ以上と、スラグ
    とを生成し、該硫化銅精鉱中のFeの少なくとも一部を
    スラグに除去すると共に、Sの少なくとも一部をSO2
    として除去し、銅を白かわおよび粗銅からなる群から選
    ばれる1つ以上に濃縮する熔錬工程を有する硫化銅精鉱
    の熔錬方法において、前記スラグを重量比で、CaO/
    (SiO2+CaO)比が0.6〜0.85の領域に、
    かつ重量比で、Fe/(FeOx+SiO2+CaO)比
    が0.5〜0.6の領域に調整することを特徴とする硫
    化銅精鉱の熔錬方法。
  2. 【請求項2】 生成したスラグを徐冷固化した後、粉砕
    して浮選し、回収した銅分を熔錬工程に繰り返すことを
    特徴とする請求項1に記載の硫化銅精鉱の熔錬方法。
  3. 【請求項3】 硫化銅精鉱中のSiO2含有量が、スラ
    グに除去しようとする鉄に対して1.7重量%以上であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の硫化銅精鉱の熔錬
    方法。
  4. 【請求項4】 生成したスラグの温度を1280℃以下
    に制御することを特徴とする請求項1に記載の硫化銅精
    鉱の熔錬方法。
  5. 【請求項5】 硫化銅精鉱を酸化溶融し、該硫化銅精鉱
    中のFeの一部を第1のスラグに除去すると共にSの一
    部をSO2として除去し、FeSとCu2Sの混合物であ
    るマットを生成するマット熔錬工程と、マットにSiO
    2源とCaO源とを加えて、さらに酸化溶融して第2の
    スラグと粗銅とを生成し、該マット中のFeの少なくと
    も一部を第2のスラグに除去すると共に、Sの少なくと
    も一部をSO2として除去して粗銅を得る熔錬工程を有
    する硫化銅の熔錬方法において、前記第2スラグを重量
    比で、CaO/(SiO2+CaO)の比が0.6〜
    0.85の領域に、かつ重量比で、Fe/(FeOx
    SiO2+CaO)の比が0.5〜0.6の領域に調整
    することを特徴とする硫化銅精鉱の熔錬方法
  6. 【請求項6】 第1のスラグおよび第2のスラグの少な
    くとも一方を冷却固化した後、マット熔錬工程に繰り返
    すことを特徴とする請求項5に記載の硫化銅精鉱の熔錬
    方法。
  7. 【請求項7】 第1のスラグおよび第2のスラグの少な
    くとも一方を徐冷固化した後、粉砕して浮選し、回収し
    た銅分をマット熔錬工程に繰り返すことを特徴とする請
    求項5に記載の硫化銅精鉱の熔錬方法。
  8. 【請求項8】 第1のスラグおよび第2のスラグの少な
    くとも一方を溶融状態のままマット熔錬工程に繰り返す
    ことを特徴とする請求項5に記載の硫化銅精鉱の熔錬方
    法。
  9. 【請求項9】 マット中のSiO2含有量が、第2のス
    ラグ中に除去しようとする鉄に対し1.7重量%以上で
    あることを特徴とする請求項5に記載の硫化銅精鉱の熔
    錬方法。
  10. 【請求項10】 第2のスラグの温度を1280℃以下
    に制御することを特徴とする請求項5に記載の硫化銅精
    鉱の熔錬方法。
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