JP2002060309A - 抗菌剤,抗菌性繊維及びそれらの製造方法 - Google Patents

抗菌剤,抗菌性繊維及びそれらの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然由来の抗菌性成分を内蔵した多孔質微粒
子からなる抗菌剤、この抗菌剤を用いた肌にやさしく、
かつ洗濯耐久性に優れる抗菌性繊維及び上記抗菌剤の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 茶葉抽出物の水不溶化物を内蔵した多孔
質微粒子からなる抗菌剤、この抗菌剤を繊維に付着させ
てなる抗菌性繊維、及び茶葉抽出物の水性溶液中に多孔
質微粒子を浸漬して、該微粒子に茶葉抽出物を含浸させ
たのち、これをキレート形成性金属塩水溶液と接触させ
て、該微粒子中の茶葉抽出物を水不溶化させる上記抗菌
剤の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌剤,それを用
いた抗菌性繊維及びそれらの製造方法に関する。さらに
詳しくは、本発明は、天然由来の抗菌性成分を内蔵した
多孔質微粒子からなる抗菌剤,この抗菌剤を付着させた
繊維からなり、編織布や不織布などに利用される肌にや
さしく、かつ洗濯耐久性に優れる抗菌性繊維,並びに上
記抗菌剤及び抗菌性繊維を効率よく製造する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維製品に防かび,防虫,防腐な
どを目的として衛生処理を施すことが一般的に行われて
いたが、特に近年、病原性大腸菌のO157の問題やM
RSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による院内感
染問題の発生を契機に、抗菌加工を施した製品の需要
が、繊維製品を始めプラスチック製品や紙製品などの分
野において、急速に広がっている。上記抗菌加工に用い
られる抗菌剤は、大別すると無機系,有機系,天然有機
系に分類することができる。無機系抗菌剤としては、
銀,銅,亜鉛などの金属を用いたものが知られている
が、これらの中で、銀は殺菌力が比較的強いにもかかわ
らず、人体に対してほとんど無害であるため、銀を抗菌
成分とするものが主流を占めている。現在、銀単独、あ
るいは銀に銅や亜鉛を添加混合して、リン酸塩やケイ酸
塩などの無機多孔質担体と複合化したものが、種々開発
され、企業化されている。しかしながら、銀系抗菌剤
は、塩素あるいは、光や熱に弱いという欠点がある。例
えば銀カチオンは、塩素が存在すると塩化銀を生成し、
抗菌作用を失ってしまう。したがって、銀系抗菌剤を用
いた繊維製品は、耐洗濯性が劣るのを免れない。また、
無機系抗菌剤としては、最近、酸化チタンの光触媒作用
を利用した抗菌剤が注目され、この光触媒を材料表面に
コーティングし、抗菌加工を施した製品が実用化され始
めている。しかしながら、この光触媒系抗菌剤は、暗所
では抗菌作用を発揮しないという欠点がある。さらに、
有機系抗菌剤としては、例えばトリクロサン,クロロヘ
キシジン,ジンクピリチオン,クロロキシレノールなど
が知られているが、人体に対する安定性などの面から、
特に繊維製品に対しては使用しにくい。
【0003】一方、天然有機系抗菌剤は、人体に対して
安全性が、高く、かつ環境にやさしいことから、例えば
キトサン,カテキン,ヒノキチオール,カラシ,ワサビ
精油などの応用研究が積極的になされており、すでに一
部実用化されている。ところで、茶葉にはポリフェノー
ル類(タンニン)が含まれており、そして、このポリフ
ェノール類は、カテキン類,テアフラビン類,テアルビ
ギン類などを成分とすることが知られている。特に緑茶
には、カテキン類が、乾物に対し約10〜18重量%含
まれており、エピカテキン,エピガロカテキン,エピカ
テキンガレート,エピガロカテキンガレートなどが茶ポ
リフェノール類の主要成分となっている。このような茶
ポリフェノール類は、抗菌・抗ウイルス作用の外に、抗
酸化作用,血中コレステロールの上昇抑制,血糖・血圧
の上昇抑制,抗潰瘍・抗腫瘍作用などの薬理活性を有す
ることが知られており、また、消臭や脱臭作用を有する
ことも確認されている。
【0004】従来、この茶ポリフェノール類を繊維製品
に付着させる方法としては、金属キレートを利用した媒
染処理方法が種々提案されている(特開昭58−115
178号公報,特開平3−19985号公報,特開平9
−316786号公報)。これらの技術は「草木染め」
の分野に属するものである。しかしながら、このような
媒染処理方法においては、(1)着色を呈するので、白
物の繊維製品を作製するのが困難であり、また色物につ
いても色が限定されるのを免れない、(2)水の硬度に
よって媒染処理できない場合がある、(3)洗濯耐久性
が不充分であって、抗菌作用が洗濯を重ねるに伴い、低
下する、などの欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、茶ポリフェノール系抗菌剤を簡単な方法で付
着させたものであって、色調の制限をあまり受けること
がなく、抗菌作用の洗濯耐久性に優れる上、人体に対し
て安全でかつ肌にやさしい抗菌性繊維、及びこの抗菌性
繊維の作製などに好適に用いることのできる茶ポリフェ
ノール系抗菌剤を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、茶葉抽出物の
水不溶化物、具体的には茶ポリフェノール類の金属キレ
ートを内蔵した多孔質微粒子が、茶ポリフェノール系抗
菌剤としてその目的に適合し得ること、そして、この抗
菌剤を、バインダーなどを用いて繊維に固着させてなる
ものが、抗菌性繊維として、その目的に適合し得ること
を見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成した
ものである。すなわち、本発明は、 (1)茶葉抽出物の水不溶化物を内蔵した多孔質微粒子
からなる抗菌剤、 (2)上記抗菌剤を繊維に付着させてなる抗菌性繊維、 (3)茶葉抽出物の水性溶液中に多孔質微粒子を浸漬し
て、該微粒子に茶葉抽出物を含浸させたのち、これをキ
レート形成性金属塩水溶液と接触させて、該微粒子中の
茶葉抽出物を水不溶化させることを特徴とする、茶葉抽
出物の水不溶化物を内蔵した多孔質微粒子からなる抗菌
剤の製造方法、及び (4)バインダーを含み、かつ茶葉抽出物の水不溶化物
を内蔵した多孔質微粒子からなる抗菌剤を分散させてな
る水性懸濁液を繊維に付着させたのち、乾燥処理するこ
とを特徴とする抗菌性繊維の製造方法、を提供するもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の抗菌剤は、茶ポリフェノ
ール系抗菌剤であって、茶葉抽出物の水不溶化物を内蔵
した多孔質微粒子からなるものである。茶葉抽出物は、
緑茶と紅茶により大きく異なる。緑茶の抽出物は、下記
の構造で示される(−)−エピカテキン〔(−)−epic
atechin, EC 〕,(−)−エピカテキン−3−ガレート
〔(−)−epicatechin −3−gallate,ECG 〕,(−)
−エピガロカテキン〔(−)−epigallocatechin,EGC〕
及び(−)−エピガロカテキン−3−ガレート〔(−)
−epigallocatechin−3−gallate,EGCG〕の4種類のカ
テキン類が主要成分(全ポリフェノールに対し、約90
重量%)で、乾物に対して約10〜18重量%含まれて
いる。上記4種類のカテキン類の中で、EGCGが約4
0重量%以上を占め、最も多い。
【0008】
【化1】
【0009】一方、紅茶は摘採,萎稠,揉稔及び乾燥の
基本的な工程で製造されるが、ポリフェノール類は、こ
の工程における発酵過程で酵素的酸化作用を受けて重合
し、カテキン類は、下記構造のテアフラビン(theaflav
in) とテアルビギン(thearubigin)に変換する。したが
って、紅茶抽出物には、乾物に対し、カテキン類が約3
〜10重量%、テアフラビンが約3〜6重量%及びテア
ルビンが約12〜18重量%含まれている。
【0010】
【化2】
【0011】本発明の茶葉抽出物における原料の茶葉と
しては特に制限はなく、緑茶,紅茶,ウーロン茶など、
いずれも用いることができる。また、茶葉に含まれるポ
リフェノール類の量は、土質,肥料,天候,摘採の時
期,芽葉の熟度,品種,栽培法などによって異なり、一
番茶が最も少なく、二番茶,三番茶になると多くなる。
わが国の緑茶には、前述のように、乾物に対しカテキン
類が約10〜18重量%含まれているが、遮光栽培した
茶葉から作る玉露や抹茶には少ない。茶葉抽出物の製造
方法としては、例えば下記の方法を用いることができ
る。まず、茶葉を熱湯若しくはメタノール水溶液などの
水性有機溶剤で抽出したのち、この抽出成分を含む溶液
をクロロホルムなどで洗浄する。次いで、抽出成分を有
機溶剤に転溶したのち、該有機溶剤を留去させて、抽出
成分濃縮液を得る。本発明においては、茶葉抽出物とし
て、この抽出成分濃縮液を用いてもよく、また、必要に
応じ、該抽出成分濃縮液をカラムクロマトグラフィーに
付し、各成分に分画し、分画された所望成分を用いても
よい。また、市販品の茶ポリフェノール,例えば「サン
フェノン」(太陽化学社製)や、「ポリフェノンシリー
ズ」(三井農林社製),「緑茶抽出物MF」(丸善製薬
社製)なども用いることができる。
【0012】一方、本発明の抗菌剤における多孔質微粒
子としては、無機系多孔質微粒子及び有機系多孔質微粒
子のいずれも用いることができるが、これらの多孔質微
粒子は、茶葉抽出物の水不溶化物を内蔵させるために、
気孔が互いに連通し、通水性を有する開放気孔型である
ことが肝要である。開放気孔型無機系多孔質微粒子とし
ては特に制限はなく、様々なものを用いることができ
る。例えば、シリカ,アルミナ,シリカ−アルミナ,リ
ン酸カルシウム,リン酸ジルコニウム,ケイ藻土,ゼオ
ライト,軽石粉,燒結金属粉末などの中から、一種又は
二種以上を適宜選択し、用いることができる。また、プ
ラスチック微小球のような弾性体の表面に二酸化チタン
や炭酸カルシウムのような金属酸化物の粒体を付着させ
た無機質壁マイクロカプセルも用いることができる。一
方、開放気孔型有機系多孔質微粒子としては、特に制限
はなく、様々なものを用いることができる。例えば、ポ
リウレタン,フェノール樹脂,ポリスチレン,ポリエチ
レン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニルなどの発泡微粒
子などの中から、一種又は二種以上を適宜選択し、用い
ることができる。
【0013】これらの多孔質微粒子の中で、無機系多孔
質微粒子が好ましく、特にシリカが好適である。これら
の多孔質微粒子の平均粒径は、コストや風合いなどの点
から、好ましくは0.1〜20μm、より好ましくは0.5
〜10μm、特に好ましくは1〜5μmの範囲である。
また、細孔径及び気孔率については、茶葉抽出物の水不
溶化物の内蔵量が後述の範囲になるような多孔質微粒子
であればよく、特に制限はない。本発明の抗菌剤におけ
る前記茶葉抽出物の水不溶化物としては、金属キレート
を挙げることができる。上記茶ポリフェノール類と金属
キレートを形成し得る金属としては特に制限はなく、様
々な金属、例えばアルミニウム,銅,クロム,鉄,ス
ズ,ニッケル,銀,バリウム,鉛,亜鉛などを用いるこ
とができるが、金属キレートの着色が少ない上、人体に
対して安全で、かつ環境に悪影響をもたらさない点か
ら、亜鉛が好適である。
【0014】本発明の抗菌剤においては、上記茶葉抽出
物の水不溶化物の内蔵量は、通常〔茶葉抽出物量/(茶
葉抽出物量+多孔質微粒子量)〕×100が1〜80重
量%になるように選定される。この含有量が1重量%未
満では、抗菌性能が充分に発揮されないおそれがあり、
また80重量%を超えるものは、製造しにくく、実用的
でない。茶葉抽出物の水不溶化物の好ましい内蔵量は、
該含有率が5〜65重量%、特に10〜55重量%にな
るように選定される。本発明の抗菌剤の製造方法として
は特に制限はないが、以下に示す本発明の方法に従え
ば、所望の抗菌剤を効率よく製造することができる。ま
ず、水性媒体中に、茶葉抽出物を加え、溶解させて、茶
葉抽出物の水性溶液を調製する。ここで、水性媒体とし
ては、水や、水と水混和性有機溶剤との混合物を用いる
ことができる。
【0015】水性媒体に使用する水としては、キレート
生成を阻害する成分を含まない水、具体的にはイオン交
換水、蒸留水が好ましく、水混和性有機溶剤としては、
メタノールやエタノールなどの低級脂肪族アルコール
類、アセトンやメチルエチルケトンなどの低級脂肪族ケ
トン類などが挙げられる。この茶葉抽出物の水性溶液の
調製には、通常、水性媒体に茶葉抽出物が、水性溶液中
の該茶葉抽出物の濃度が0.05〜30重量%の範囲に
なるような割合で加えられるが、水性溶液中の茶葉抽出
物の濃度はできるだけ高い方が好ましく、必要ならば加
温した水性媒体を用いてもよい。このようにして調製し
た茶葉抽出物の水性溶液中に、多孔質微粒子、好ましく
は無機系多孔質微粒子の適当量を浸漬し、該微粒子の細
孔内に上記茶葉抽出物の水性溶液を含浸させる。この含
浸操作は常圧でも行えるが、含浸を促進させるには、ア
スピレーターで得られる程度の減圧下で行うのが好まし
い。次いで、そのまま水性媒体を、加熱又は減圧下の加
熱により留去させ、茶葉抽出物を内蔵した多孔質微粒子
を得る。あるいは、湿潤状態の多孔質微粒子を取り出
し、乾燥処理して、茶葉抽出物を内蔵した多孔質微粒子
を得る。この操作は、茶葉抽出物の内蔵量が所定の値に
達するまで、必要に応じ繰り返すことができる。次に、
このようにして茶葉抽出物を所定量内蔵した多孔質微粒
子と、キレート形成性金属塩水溶液とを接触させ、茶葉
抽出物の金属キレートを形成させて、該茶葉抽出物を水
不溶化物とする。上記キレート形成性金属塩としては、
前記した如く種々の金属の塩が使用し得るが、酢酸亜鉛
などの亜鉛塩が好適である。これらの金属塩を溶解する
水は、前記の茶葉抽出物の水性溶液に使用する水性媒体
の場合と同様に、キレート生成を阻害する成分を含まな
い水、具体的にはイオン交換水、蒸留水が好ましく、ま
た、金属塩水溶液の濃度はできるだけ高い方が好まし
い。茶葉抽出物を内蔵した多孔質微粒子とキレート形成
性金属塩水溶液とを接触させる際のキレート形成性金属
塩の量としては、茶葉抽出物と金属キレートを形成する
のに必要な化学量論的量以上であることが肝要である。
【0016】茶葉抽出物を内蔵した多孔質微粒子とキレ
ート形成性金属塩水溶液とを接触させる方法としては特
に制限はなく、例えばこの金属塩水溶液中に、該多孔質
微粒子を浸漬する方法、あるいは該多孔質微粒子をカラ
ムに充填し、これにキレート形成性金属塩水溶液を通液
する方法などを用いることができる。接触させる際の温
度は室温でよいが、必要ならば加温してもよい。このよ
うにして、茶葉抽出物の水不溶化物を内蔵した多孔質微
粒子からなる本発明の抗菌剤が効率よく得られる。次
に、本発明の抗菌性繊維は、前述の茶葉抽出物の水不溶
化物を内蔵した多孔質微粒子からなる本発明の抗菌剤を
繊維に付着させてなるものである。該抗菌剤を付着させ
る繊維は、編織布や不織布などの構造体に加工する前の
繊維自体であってもよく、また編織布や不織布などの繊
維構造体であってもよい。繊維素材としては特に制限は
なく、例えば綿、麻、羊毛、絹などの天然繊維、ビスコ
ース人造絹糸、銅アンモニアレーヨンなどの再生人造繊
維、セルロース系繊維などの半合成繊維、ポリエステル
系繊維、ナイロン系繊維、アクリル系繊維、ポリプロピ
レン系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊
維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリビニルアルコール
系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリスチレン系繊維、ポ
リフッ化エチレン系繊維などの合成繊維、あるいはこれ
らの繊維を二種以上組み合わせた混紡繊維などを挙げる
ことができる。
【0017】本発明の抗菌剤を、前記繊維に付着させる
には、バインダーにより、該抗菌剤を所望の繊維に固着
させる方法を用いるのが有利である。本発明の抗菌性繊
維における該抗菌剤の付着量は、該抗菌剤中の茶葉抽出
物量が、抗菌性繊維の重量に対して、0.1〜3.0%ow
fになるように選定するのが好ましい。該茶葉抽出物量
が0.1%owf未満では抗菌性能が充分に発揮されにく
い上、洗濯耐久性が低くなるおそれがあり、また、3.0
%owfを超えると繊維表面がざらつき、風合いが悪く
なる原因となる。抗菌性能、洗濯耐久性、風合いなどを
考慮すると、該茶葉抽出物量が、抗菌性繊維の重量に対
して、0.5〜1.0%owfの範囲になるように、該抗菌
剤を付着させるのが、より好ましい。本発明の抗菌性繊
維の製造方法としては特に制限はないが、以下に示す本
発明の方法に従えば、極めて効率よく、所望の抗菌性繊
維を製造することができる。
【0018】本発明の方法においては、まず、バインダ
ーを含み、かつ茶葉抽出物の水不溶化物を内蔵した多孔
質微粒子からなる抗菌剤(以下、微粒子状抗菌剤と称す
ことがある。)を分散させてなる水性懸濁液を調製す
る。この際用いるバインダーとしては、繊維に該微粒子
状抗菌剤をしっかりと固着し得るものであればよく、特
に制限されず、例えばアクリル系バインダーやポリウレ
タン系バインダーなどを用いることができる。該水性懸
濁液に分散させる微粒子状抗菌剤の濃度としては特に制
限はないが、作業性などを考慮すると、0.1〜10重量
%程度が好ましい。また、水性懸濁液中のバインダー濃
度としては特に制限はないが、バインダー固形分とし
て、通常0.5〜20重量%の範囲で選定される。
【0019】繊維に、前記水分散液を付着させる方法と
しては、例えばパディング法やスプレー法などを好まし
く用いることができる。このようにして、該水分散液を
繊維に付着させたのち、加熱処理することにより、微粒
子状抗菌剤が繊維にしっかりと固着し、本発明の抗菌性
繊維が得られる。この際の加熱処理温度としては、使用
するバインダーの種類により左右され、例えばアクリル
系バインダーを使用する場合には、通常70〜160℃
程度である。このようにして得られた本発明の抗菌性繊
維は、良好な抗菌性能を有すると共に、洗濯耐久性に優
れている。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、各例で得られた抗菌性加工布に
ついて、以下の方法に従い、抗菌性能を評価した。 <抗菌性能の評価>JIS L1902−1998(繊
維製品の抗菌性試験方法B法)に準拠し、供試菌として
黄色ブドウ球菌(IFO12732)を用い、下記の各
布について抗菌性試験を行い、抗菌性能を評価した。 (1)比較未加工布 接種直後の生菌数及び18時間培養後の生菌数を測定す
る。 (2)未洗濯加工布 18時間培養後の生菌数を測定する。 (3)洗濯10回の加工布 JAFET(繊維製品新機能評価協議会)規定の洗濯方
法に従い、10回洗濯した加工布について、18時間培
養後の生菌数を測定する。なお、各生菌数は3検体の平
均値である。
【0021】実施例1 イオン交換水275重量部に「緑茶抽出物MF」〔商品
名:丸善製薬(株)製、総ポリフェノール含有量40重
量%〕25重量部を加え、40℃で攪拌溶解して、均一
な緑茶抽出物水溶液を調製した。この緑茶抽出物水溶液
300重量部を、真空チャンバー内に収納した平均粒径
3.2μm、比表面積64300cm2 /cm3 の多孔質
シリカ微粒子「SE MCB−FP/2」〔商品名:エ
ネックス(株)製〕71.5重量部に減圧下、室温で加
えて30分間静置し、次いで30分間攪拌した後、大気
圧に戻した。次いで、再び真空チャンバー内を減圧下に
置き、攪拌しながら46重量%の塩化亜鉛水溶液7.6
重量部を加えた。30分間攪拌後、一旦大気圧に戻して
から更に30分間攪拌し、再び減圧下に置き、80℃に
加熱して攪拌しながら水を蒸発させて、金属キレート化
緑茶抽出物25重量%を内蔵した微粒子状抗菌剤を作製
した。この微粒子状抗菌剤1重量%を含有する水分散液
95重量部に、アクリル系バインダー(固形分濃度40
重量%)5重量部を混合した液にて、綿100%ブロー
ド布を絞り率80%でパッドし、85℃で10分間乾燥
処理することにより、抗菌性加工布を作製した。この加
工布の抗菌性能を評価すると共に、色調を調べた。その
結果を第1表に示す。
【0022】実施例2及び3 実施例1において、微粒子状抗菌剤1重量%を含有する
水分散液の代わりに、微粒子状抗菌剤3重量%(実施例
2)及び5重量%(実施例3)を、それぞれ含有する水
分散液を用いた以外は、実施例1と同様にして、抗菌性
加工布を作製した。各加工布の抗菌性能を評価すると共
に、色調を調べた。その結果を第1表に示す。
【0023】実施例4 多孔質シリカ微粒子「SE MCB−FP/2」(前
出)43重量部、「緑茶抽出物MF」(前出)50重量
部、46重量%塩化亜鉛水溶液15.2重量部を用いた
他は実施例1と同様にして、金属キレート化緑茶抽出物
50重量%を内蔵した微粒子状抗菌剤を調製した。次い
で、この微粒子状抗菌剤3重量%を含有する水分散液9
5重量部に、アクリル系バインダー(固形分濃度40重
量%)5重量部を混合した液にて、綿100%ブロード
布を絞り率80%でパッドし、85℃で10分間乾燥処
理することにより、抗菌性加工布を作製した。この加工
布の抗菌性能を評価すると共に、色調を調べた。その結
果を第1表に示す。
【0024】実施例5 実施例4において、微粒子状抗菌剤3重量%を含有する
水分散液の代わりに、微粒子状抗菌剤5重量%を含有す
る水分散液を用いた以外は、実施例4と同様にして、抗
菌性加工布を作製した。この加工布の抗菌性能を評価す
ると共に、色調を調べた。その結果を第1表に示す。
【0025】比較例1 「緑茶抽出物MF」(前出)0.5重量%を含む水溶液に
て、綿100%ブロード布を絞り率80%でパッドし、
85℃で10分間乾燥処理した。次いで、この布を、酢
酸亜鉛1.0重量%を含む水溶液にて絞り率80%でパッ
ドし、85℃で10分間乾燥処理して、布上でキレート
を形成させ、緑茶抽出物を固着させることにより、抗菌
性加工布を作製した。この加工布の抗菌性能を評価する
と共に、色調を調べた。その結果を第1表に示す。
【0026】比較例2 比較例1において、酢酸亜鉛1.0重量%を含む水溶液の
代わりに、塩化第二鉄1.0重量%を含む水溶液を用いた
以外は、比較例1と同様にして抗菌性加工布を作製し
た。この加工布の抗菌性能を評価すると共に、色調を調
べた。その結果を第1表に示す。
【0027】比較例3 イオン交換水75重量部に「緑茶抽出物MF」(前出)
25重量部を加え、40℃で攪拌溶解して、均一な緑茶
抽出物水溶液を調製した。この緑茶抽出物水溶液100
重量部を、真空チャンバー内に収納した多孔質シリカ微
粒子「SE MCB−FP/2」(前出)75重量部に
減圧下、室温で加えて30分間静置し、次いで30分間
攪拌した後、大気圧に戻した。次いで、再び真空チャン
バー内を減圧下に置き、80℃に加熱して攪拌しながら
水を蒸発させて、緑茶抽出物25重量%を内蔵したシリ
カ微粒子を作製した。この緑茶抽出物25重量%を内蔵
したシリカ微粒子4重量%を含有する水分散液95重量
部に、アクリル系バインダー(固形分濃度40重量%)
5重量部を混合した液にて、綿100%ブロード布を絞
り率80%でパッドし、85℃で10分間乾燥処理する
ことにより、抗菌性加工布を作製した。この加工布の抗
菌性能を評価すると共に、色調を調べた。その結果を第
1表に示す。
【0028】比較例4 イオン交換水50重量部に「緑茶抽出物MF」(前出)
50重量部を加え、40℃で攪拌溶解して、均一な緑茶
抽出物水溶液を調製した。この緑茶抽出物水溶液100
重量部を、真空チャンバー内に収納した多孔質シリカ微
粒子「SE MCB−FP/2」(前出)50重量部に
減圧下、室温で加えて30分間静置し、次いで30分間
攪拌した後、大気圧に戻した。次いで、再び真空チャン
バー内を減圧下に置き、80℃に加熱して攪拌しながら
水を蒸発させて、緑茶抽出物50重量%を内蔵したシリ
カ微粒子を作製した。この緑茶抽出物50重量%を内蔵
したシリカ微粒子4重量%を含有する水分散液を用い
て、比較例3と同様にして、抗菌性加工布を作製した。
この加工布の抗菌性能を評価すると共に、色調を調べ
た。その結果を第1表に示す。
【0029】
【表1】
【0030】(注) 実施例1:金属キレート化緑茶抽出物25重量%を内蔵
したシリカ微粒子1重量%を含む水分散液を使用。 実施例2:金属キレート化緑茶抽出物25重量%を内蔵
したシリカ微粒子3重量%を含む水分散液を使用。 実施例3:金属キレート化緑茶抽出物25重量%を内蔵
したシリカ微粒子5重量%を含む水分散液を使用。 実施例4:金属キレート化緑茶抽出物50重量%を内蔵
したシリカ微粒子3重量%を含む水分散液を使用。 実施例5:金属キレート緑茶抽出物50重量%を内蔵し
たシリカ微粒子5重量%を含む水分散液を使用。 比較例1:緑茶抽出物0.5重量%を含む水溶液を用い、
布上で酢酸亜鉛1.0重量%水溶液によりキレート化。 比較例2:緑茶抽出物0.5重量%を含む水溶液を用い、
布上で塩化第二鉄1.0重量%水溶液によりキレート化。 比較例3:緑茶抽出物25重量%を内蔵したシリカ微粒
子(キレート化していない)4重量%を含む水分散液を
使用。 比較例4:緑茶抽出物50重量%を内蔵したシリカ微粒
子(キレート化していない)4重量%を含む水分散液を
使用。
【0031】第1表から分かるように、実施例のもの
は、いずれも加工布の色調がほぼ白で良好であり、洗濯
耐久性も、実施例1を除いて、極めて良好である。これ
に対し、比較例1、3及び4のものは、洗濯耐久性が、
実施例1のものより、さらに悪い。また、比較例2のも
のは、洗濯耐久性がよいが、加工布はグレーを呈してお
り、色調が不良である。
【0032】
【発明の効果】本発明の抗菌剤は、天然由来の茶葉抽出
物からなるポリフェノール系の抗菌性成分を内蔵した多
孔質微粒子であって、抗菌性繊維の作製などに好適に用
いられる。また、本発明の抗菌性繊維は、前記抗菌剤を
簡単な方法で付着させたものであって、色調の制限をあ
まり受けることがなく、抗菌作用の洗濯耐久性に優れる
上、人体に対して安全でかつ肌にやさしいなどの特徴を
有し、抗菌性を有する編織布や不織布などとして、家庭
や病院などにおける各種用途に、好適に用いることがで
きる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 11/79 D06M 23/12 13/152 11/12 13/50 11/08 23/12 (72)発明者 古谷 篤史 福井県福井市日光2−17−12 Fターム(参考) 4H011 AA02 BA01 BA04 BB08 BB22 BC18 BC19 DA02 DA08 DA10 DH01 DH09 4L031 BA13 BA18 BA24 DA12 4L033 AC10 BA07 BA13 DA04 DA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉抽出物の水不溶化物を内蔵した多孔
    質微粒子からなる抗菌剤。
  2. 【請求項2】 茶葉抽出物の水不溶化物がポリフェノー
    ル類の水不溶化物である請求項1記載の抗菌剤。
  3. 【請求項3】 ポリフェノール類がカテキン類を主成分
    として含むものである請求項2記載の抗菌剤。
  4. 【請求項4】 水不溶化物が金属キレートである請求項
    1又は2記載の抗菌剤。
  5. 【請求項5】 多孔質微粒子が無機系多孔質微粒子であ
    る請求項1記載の抗菌剤。
  6. 【請求項6】 無機系多孔質微粒子が、シリカ,アルミ
    ナ,シリカ−アルミナ,リン酸カルシウム,リン酸ジル
    コニウム,ケイ藻土,ゼオライト,軽石粉,焼結金属粉
    末及び無機質壁マイクロカプセルの中から選ばれる少な
    くとも一種の開放気孔型多孔質微粒子である請求項5記
    載の抗菌剤。
  7. 【請求項7】 茶葉抽出物の水不溶化物を、〔茶葉抽出
    物量/(茶葉抽出物量+多孔質微粒子量)〕×100の
    値が1〜80重量%になるように内蔵してなる請求項1
    又は2記載の抗菌剤。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の抗
    菌剤を繊維に付着させてなる抗菌性繊維。
  9. 【請求項9】 抗菌剤の繊維への付着が、バインダーに
    よる固着である請求項8記載の抗菌性繊維。
  10. 【請求項10】 茶葉抽出物の水性溶液中に多孔質微粒
    子を浸漬して、該微粒子に茶葉抽出物を含浸させたの
    ち、これをキレート形成性金属塩水溶液と接触させて、
    該微粒子中の茶葉抽出物を水不溶化させることを特徴と
    する、茶葉抽出物の水不溶化物を内蔵した多孔質粒子か
    らなる抗菌剤の製造方法。
  11. 【請求項11】 バインダーを含み、かつ茶葉抽出物の
    水不溶化物を内蔵した多孔質微粒子からなる抗菌剤を分
    散させてなる水性懸濁液を繊維に付着させたのち、乾燥
    処理することを特徴とする抗菌性繊維の製造方法。
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