JP2002059015A - 精米機 - Google Patents

精米機

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JP2002059015A
JP2002059015A JP2000248055A JP2000248055A JP2002059015A JP 2002059015 A JP2002059015 A JP 2002059015A JP 2000248055 A JP2000248055 A JP 2000248055A JP 2000248055 A JP2000248055 A JP 2000248055A JP 2002059015 A JP2002059015 A JP 2002059015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精白室内に送り込むべき玄米に糠を確実に混
入させることにより、精白ロール表面の糠変成物質の付
着を抑制できる精米機の提供。 【解決手段】 精白室1の除糠網2から糠を吸引して排
送する糠吸引ファン5からの糠混入空気の一部を分岐管
7に分岐し、玄米ホッパ17の上部に設けた糠立て用の
小型サイクロン60で予め糠を分離し、分離された糠を
玄米落とし口17aに向けて近接距離から落下させる。
サイクロン60の糠落下口62aと玄米落とし口17a
との間には糠のまぶし範囲を限定するための糠拡散障壁
板70が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型精米機に関
し、特に、糠変成物質の精白ロールへの付着を抑制でき
る糠立て技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コインの投入によりモータが所定時間駆
動して投入された玄米を精白するコインタイマー付き精
米機が知られている。このようなコインタイマー付き精
米機の一例を、本出願人は既に実開平7−31138を
以って開示した。
【0003】図5は同公報に係るコインタイマー付き精
米機を示す斜視図、図6は同精米機の正面図、図7は同
精米機の左側面図、及び図8は同精米機の平面図であ
る。
【0004】このコインタイマー付き精米機は、精米機
本体10と、載せ台22付きの石抜き機20と、垂直ス
クリューコンベア(揚穀コンベア)30と、樋ユニット
40とから大略構成されている。
【0005】精米機本体10は周知の構造であり、外胴
11内下部に設けられた精白モータや精白部(図示せ
ず)と外胴11内上部に設けられた穀粒タンク12を有
している。外胴11の前面には調圧ダイアル13及び出
口樋14が設けられている。また外胴11の右側面側に
は糠回収用サイクロン15が、外胴11の左側面側には
コインタイマー部16がそれぞれ設けられている。玄米
タンク12は玄米落とし口17aを有する玄米ホッパ1
7と外胴11とタンク開口蓋18とで画成されており、
タンク開口蓋18の隅部に形成された差込み口18aに
は樋ユニット40の玄米投入樋42の出口部42aが挿
入されている。
【0006】石抜き機20は、折込み自在の脚部22a
を有する載せ台22と、この載せ台22よりも高い位置
まで覆った側板24と、載せ台22よりも低い位置に落
とし口26aを有する玄米投入ホッパ26と、落とし口
26aの真下に斜向配置され、玄米中に混入した小石を
除去するための揺動式選別板27と、この選別板27で
分離された小石を排出する石抜き樋28と、石抜き樋2
8の経路を開閉する排出レバー29とを有する。
【0007】垂直スクリューコンベア(揚穀コンベア)
30は、外筒32内に挿入されたスクリューシャフト3
4と、これを駆動するスクリューモータ36と、スクリ
ューシャフト34の下部入口において選別板27の落と
し口27aから落下する玄米を貯めるスクリューホッパ
(玄米貯め部)38とを有している。樋ユニット40
は、スクリューコンベア30の上部出口部30aとタン
ク開口蓋18の口18aとの間に設けられている。樋ユ
ニット40は玄米投入樋42と玄米戻し樋44とからな
る。玄米投入樋42はスクリューコンベア30の上部出
口部30aに連通する上部樋42bと、これに段差空間
42dを開けてタンク開口蓋18の口18aに連通する
下部樋42cとから構成されている。玄米戻し樋44は
段差空間42dに臨む入口と玄米投入ホッパ26に臨む
出口とを有している。
【0008】精米機利用者が玄米袋を載せ台22に置
き、その袋口を開いて玄米を石抜き機20の玄米投入ホ
ッパ26内に投入し、所定枚数のコイン(例えば100
円硬貨)をコインタイマー部16の投入口16aに投入
すると、精白モータ(図示せず)及びスクリューモータ
36が所定時間(例えば1コイン3分間)だけ回転す
る。これらモータの起動によってホッパ26の落とし口
26aから揺動式選別板27上に落下した玄米は落とし
口27aを介してスクリューホッパ38内へ流れ落ちる
と共に、玄米内の小石は玄米の流れとは逆方向に持ち上
げられる。スクリューホッパ38内の玄米はスクリュー
コンベア30によって外筒32内を上昇搬送され、出口
部30aから上部樋42b及び下部樋42cを介して玄
米タンク12内に落下し、その玄米落とし口17aの下
部の精白部にて精米され、前面の出口樋14から白米が
排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
精米機にあっては、次のような問題点があった。
【0010】玄米落とし口17aから精白室内に導入さ
れた玄米は精白ロール(精白スクリュー)により精白さ
れるものであるが、精白ロールの表面には搗精時に発生
する摩擦熱等と長期間に亘る繰り返し稼動により糠変成
物質が自然と付着し、精白性能を次第に悪化させること
が知られている。一旦、糠変成物質が精白ロールに硬く
被覆してしまうと、精白室を分解して、精白ロールを抜
き出し表面に固化した糠変成物質層を削ぎ落とさねばな
らず、メンテナンスに相当の手間を要していた。特に、
上記のコイン精米機のような無人機にあっては、精白性
能が悪化すると、所望の精白度を得るためには稼動時間
を延ばす必要があることから、必然的に投入コイン数も
増えるため、苦情の原因となり易い。
【0011】ところで、糠変成物質の付着を防止する方
法として、特開平8−204号に見られるように、予
め、精白すべき玄米に少量の糠(0.1%程度)を混入
しておくことにより、精白ロールへの糠の付着を防止で
きることが知られており、例えば、揚穀コンベアの上部
にヤスリ部を設けて揚穀玄米から糠を一部剥離し、揚穀
玄米を玄米ホッパに投入する際に糠を混入させる方法が
採用されている。
【0012】しかしながら、玄米から一旦分離した少量
の糠を玄米ホッパ内に向け玄米と同時に投入しても、糠
は浮遊性ないし飛散性があることから、糠は玄米ホッパ
内の空間に分散し、精白室内に送り込むべき玄米には効
果的な糠混入が起こらず、精白ロールの表面には糠変成
物質が付着してしまうものであった。
【0013】そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、精白室内に送り込むべき玄米に糠を確実に混入させ
ることにより、精白ロール表面の糠変成物質の付着を抑
制できる精米機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、除糠網に精白ロールを貫入させて成る精
白室と、該精白室に玄米を導入するための玄米落とし口
を備えた玄米ホッパと、前記除糠網から糠を吸引して排
送する糠吸引ファンと、該糠吸引ファンからの糠混入空
中の糠を分離して回収するための糠回収手段とを有する
精米機において、前記糠吸引ファンからの糠混入空気の
一部を導入して糠を分離し、分離された糠を前記玄米ホ
ッパの前記玄米落とし口に向けて近接距離から落下せし
める糠まぶし手段を有することを特徴とする。
【0015】搗精を開始すると、玄米落とし口から精白
室内へ導入された玄米は精白されるため、剥離された糠
は除糠網から糠吸引ファンによって糠回収手段へ排送さ
れることになるが、その途中で糠混入空気の一部を導入
した糠まぶし手段が予め糠混入空気中から糠を分離し、
分離された糠を玄米落とし口に向けて近接距離から落下
せしめるため、降下糠密度は比較的密であるので、穀粒
ホッパ内での放散性が弱く、しかも玄米落とし口にダイ
レクトに降り注ぎ、更に降り注ぐ糠は玄米落とし口に落
ち込む玄米流に瞬時に巻き込まれるので、精白室内には
糠混入玄米が確実に導入される。このため、精白ロール
の表面には糠変成物質が付着し難くなり、精白性能の持
続を確保することができ、メンテナンスの容易化に資す
る。
【0016】糠まぶし手段の糠落下口と玄米落とし口と
の間には糠のまぶし範囲を限定するための糠拡散障壁を
設けることが望ましい。玄米を逐次投入する場合、その
投入に伴なう気流の影響による糠降下途中での放散を極
力抑制でき、糠の玄米混入を確実化できる。
【0017】糠まぶし手段としては、糠吸引ファンより
糠回収手段へ糠混入空気を排送するための主路から分岐
した帰還路としての分岐路と、当該分岐路により空送さ
れる糠混入空気中の糠を分離して下方へ落とすための糠
立て用サイクロンとからなる構成を採用できる。糠回収
用のサイクロンとは別の小型サイクロンを用いることに
より、糠混入空気の圧空を上部開口で圧力抜きしなが
ら、下降旋回流により糠落下口から分離した糠を比較的
高密度で自由落下させることができ、玄米落とし口に落
ち込む玄米に対して効果的に糠を巻き込み混入させるこ
とができる。
【0018】また、上記主路と分岐路との分岐部分には
糠混入空気の分岐流量を調節するための分岐流量調節手
段を設けることが望ましい。分岐流量の調節により糠混
入率の最適化を図ることができる。
【0019】上記精米機の構成の外に、石抜き装置と、
この石抜き装置から排出される玄米を揚穀して玄米ホッ
パの玄米落とし口の近傍に向けて玄米を投入する揚穀コ
ンベアとを備えた精米機にあっても、糠吸引ファンから
の糠混入空気の一部を導入して糠を分離し、分離された
糠を玄米ホッパの玄米落とし口に向けて近接距離から落
下せしめる糠まぶし手段と、糠まぶし手段の糠落下口と
玄米落とし口との間には糠のまぶし範囲を限定するため
の糠拡散障壁とを設けることが望ましい。特に、糠拡散
障壁は、玄米の投入側が開いている開ループ筒状板であ
ることが望ましい。筒状板の開いている側には投入玄米
が通過し、玄米が筒状板の内面に当たり得るため、筒状
板の内面に付着堆積する糠を当て落とすことができ、筒
状板の糠除去の手間を省くことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づいて説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態に係る精米機を
示す一部破断正面図、図2は同精米機の平面図、図3は
同精米機の蓋を取り外した状態を示す斜視図、図4は同
精米機に用いる分岐管を示す一部破断正面図である。な
お、図1乃至図4において、図5乃至図8に示す部分と
同一部分には参照符号を付し、その説明を省略する。
【0022】本例の精米機は、全体構成としては図5乃
至図8に示すコインタイマー付き精米機であって、石抜
き機20及び揚穀コンベア30を具備している。精米機
本体10は、外胴11内下部に設けられた精白モータや
精白部1と外胴11内上部に設けられた玄米ホッパ17
を有している。精白部1は筒状除糠網2に精白ロール
(精白スクリュー)3を貫入させて成り、筒状除糠網2
からガイド枠4を介して糠を吸引して排送する糠吸引フ
ァン5と、糠吸引ファン5から主管6を介して排出され
る糠混入空気中の糠を分離し、糠箱(図示せず)に糠を
回収するための糠回収用サイクロン15を外胴11の外
に設けてある。主管6の途中からは分岐管7が分岐して
おり、その分岐部分には図4に示すような分岐管接手8
が用いられている。分岐管接手8の分岐部分には、管内
壁面に一端をボルトA1とナットA2で固定した弾力可
撓性の邪魔板Cと、管内壁面に固定したナットB2に螺
着し、邪魔板Cに先端が当接してその屈曲度を可変する
ための押し当てボルトB1とから成る分岐流量調節機構
9が設けられている。
【0023】玄米ホッパ17はタンク開口蓋18で閉蓋
されており、タンク開口蓋18には樋ユニット40の出
口が差し込まれていると共に、タンク開口蓋18は糠立
ち用の小型サイクロン60を支持している。この小型サ
イクロン60は、分岐管7に接続した上部内筒61と、
下向きの切頭テーパ状外筒62とを有し、玄米落とし口
17aの真上位置に設けられている。切頭テーパ状外筒
62の糠落下口62aは玄米ホッパ17内に位置し、玄
米落とし口17aに対し近距離位置にある。糠落下口6
2aと玄米落とし口17aとの間には糠のまぶし範囲を
限定するための糠拡散障壁板70が設けられている。こ
の糠拡散障壁板70は小型サイクロン60の外筒62に
ねじ止めされており、樋ユニット40から投入される玄
米の投入側が開いている開ループ筒状板である。なお、
糠拡散障壁板70の位置及び姿勢を変更させるための取
付け調節機構を設けても良い。
【0024】精米機利用者が玄米袋を載せ台22に置
き、その袋口を開いて玄米を石抜き機20の玄米投入ホ
ッパ26内に投入し、所定枚数のコインをコインタイマ
ー部の投入口に投入すると、精白モータ(図示せず)及
びスクリューモータ36が所定時間だけ回転する。これ
らモータの起動によってホッパ26の落とし口26aか
ら揺動式選別板上に落下した玄米はスクリューホッパ内
へ流れ落ちると共に、玄米内の小石は玄米の流れとは逆
方向に持ち上げられる。スクリューホッパ内の玄米は揚
穀コンベア30によって上昇搬送され、樋ユニット40
を介して玄米ホッパ17内へ投入され、その玄米落とし
口17aの下部の精白室1にて精米され、前面の出口樋
から白米が排出される。
【0025】搗精中では、剥離された糠は筒状除糠網2
から糠吸引ファン5によって主管6を介して糠回収用の
サイクロン15へ排送されることになるが、その途中の
分岐管接手8で糠混入空気の一部が分岐管7へ導入され
ることにより、糠立ち用の小型サイクロン60へ空送さ
れる。小型サイクロン60は糠混入空気中から圧空を上
方開口に逃がすと共に、下降旋回流により糠を分離落下
させる。糠落下口62aから落下する降下糠密度は比較
的密であり、落下距離も短いので、穀粒ホッパ17内で
の放散性が弱く、しかも玄米落とし口17にダイレクト
に降り注ぎ、更に降り注ぐ糠は玄米落とし口17に落ち
込む玄米流に瞬時に巻き込まれるので、精白室1内には
糠混入玄米が確実に導入される。このため、精白ロール
3の表面には糠変成物質が付着し難くなり、精白性能の
持続を確保することができ、メンテナンスの容易化に資
する。
【0026】落下途中の糠は糠拡散障壁板7の内側で落
下し、糠の拡散が抑制されていると共に、樋ユニット4
0から投入される玄米流に伴なう気流の影響による糠放
散を極力抑制でき、糠の玄米混入を確実化できる。
【0027】特に、糠拡散障壁板70は玄米投入側が開
いているので、玄米が障壁板70の内面に当たり得るた
め、障壁板70の内面に付着堆積する糠を当て落とすこ
とができ、障壁板70の糠除去の手間を省くことができ
る。
【0028】また、分岐管接手8には分岐流量調節機構
9が設けられているため、押し当てボルトB1の押し出
し量を加減して弁体としての邪魔板9の屈曲度を可変す
ることにより、糠混入空気の分岐流量を調節でき、糠混
入率の最適化を図ることができる。
【0029】なお、上記の糠立て用の小型サイクロン6
0はコイン精米機に限らず、石抜き機や揚穀コンベアを
具備しない精米機にも適用できるものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る精米
機は、糠が混入した玄米を玄米ホッパに投入するのでは
なく、精白室から排送される糠混入空気の一部から糠を
予め分離し、その分離された糠を玄米ホッパの玄米落と
し口に落ち込む玄米に対し近距離からまぶすことを特徴
としているため、次のような効果を奏する。
【0031】 予め糠混入空気中から糠を分離し、分
離された糠を玄米落とし口に向けて近接距離から落下さ
せるため、降下糠密度は比較的密であるので、玄米ホッ
パ内での放散性が弱く、しかも玄米落とし口にダイレク
トに降り注ぎ、更に降り注ぐ糠は玄米落とし口に落ち込
む玄米流に瞬時に巻き込まれるので、精白室内には糠混
入玄米が確実に導入される。このため、精白ロールの表
面には糠変成物質が付着し難くなり、精白性能の持続を
確保することができ、メンテナンスの容易化に資する。
【0032】 糠まぶし手段の糠落下口と穀粒落とし
口との間には糠のまぶし範囲を限定するための糠拡散障
壁を設けた場合、特に玄米を逐次投入するときは、その
投入に伴なう気流の影響による糠降下途中での放散を極
力抑制でき、糠の玄米混入を確実化できる。
【0033】 糠まぶし手段としては、糠吸引ファン
より糠回収手段へ糠混入空気を排送するための主路から
分岐した帰還路としての分岐路と、当該分岐路により空
送される糠混入空気中の糠を分離して落下せしめる糠立
て用サイクロンとからなる構成を採用できる。糠回収用
のサイクロンとは別の小型サイクロンを玄米ホッパに設
けることにより、糠混入空気の圧空を上部開口で圧力抜
きしながら、下降旋回流により糠落下口から分離した糠
を比較的高密度で自由落下させることができ、玄米落と
し口に落ち込む玄米に対して効果的に糠を巻き込み混入
させることができる。
【0034】 上記主路と分岐路との分岐部分には糠
混入空気の分岐流量を調節するための分岐流量調節手段
を設けた場合、分岐流量の調節により糠混入率の最適化
を図ることができる。
【0035】 糠拡散障壁が玄米の投入側が開いてい
る開ループ筒状板である場合、筒状板の開いている側に
は投入玄米が通過し、玄米が筒状板の内面に当たり得る
ため、筒状板の内面に付着堆積する糠を当て落とすこと
ができ、筒状板の糠除去の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る精米機を示す一部破
断正面図である。
【図2】同精米機の平面図である。
【図3】同精米機の蓋を取り外した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】同精米機に用いる分岐管を示す一部破断正面図
である。
【図5】従来のコインタイマー付き精米機を示す斜視図
である。
【図6】同従来例に係る精米機の正面図である。
【図7】同従来例に係る精米機の左側面図である。
【図8】同従来例に係る精米機の平面図である。
【符号の説明】 1…精白部 2…筒状除糠網 3…精白ロール(精白スクリュー) 4…ガイド枠 5…糠吸引ファン 6…主管 7…分岐管 8…分岐管接手 9…分岐流量調節機構 10…精米機本体 11…外胴 12…穀粒タンク 13…調圧ダイアル 14…出口樋 15…糠回収用サイクロン 16…コインタイマー部 17…玄米ホッパ 17a…玄米落とし口 18…タンク開口蓋 18a…差込み口 20…石抜き機 22…載せ台 22a…折込み自在の脚部 24…側板 26…玄米投入ホッパ 26a…落とし口 27…揺動式選別板 27a…落とし口 28…石抜き樋 29…排出レバー 30…垂直スクリューコンベア(揚穀コンベア) 30a…上部出口部 32…外筒 34…スクリューシャフト 36…スクリューモータ 38…スクリューホッパ(玄米貯め部) 40…樋ユニット 42…玄米投入樋 42a…出口部 42b…上部樋 42c…下部樋 42d…段差空間 44…玄米戻し樋 60…糠立ち用の小型サイクロン 61…上部内筒 62…下向きの切頭テーパ状外筒 70…糠拡散障壁板 A1…ボルト A2,B2…ナット B1…押し当てボルト C…弾力可撓性の邪魔板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除糠網に精白ロールを貫入させて成る精
    白室と、該精白室に玄米を導入するための玄米落とし口
    を備えた玄米ホッパと、前記除糠網から糠を吸引して排
    送する糠吸引ファンと、該糠吸引ファンからの糠混入空
    気中の糠を分離して回収する糠回収手段とを有する精米
    機において、 前記糠吸引ファンからの糠混入空気の一部を導入して糠
    を分離した後、分離された糠を前記玄米ホッパの前記玄
    米落とし口に向けて近接距離から落下せしめる糠まぶし
    手段を有することを特徴とする精米機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記糠まぶし手段の
    糠落下口と前記玄米落とし口との間には糠のまぶし範囲
    を限定するための糠拡散障壁を有することを特徴とする
    精米機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記糠
    まぶし手段は、前記糠吸引ファンより前記糠回収手段へ
    糠混入空気を空送するための主路から分岐した分岐路
    と、当該分岐路により空送される糠混入空気中の糠を分
    離して落下させる糠立て用サイクロンとを有することを
    特徴とする精米機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記主路と前記分岐
    路との分岐部分には前記糠混入空気の分岐流量を調節す
    るための分岐流量調節手段を有することを特徴とする精
    米機。
  5. 【請求項5】 除糠網に精白ロールを貫入させて成る精
    白室と、該精白室に玄米を導入するための玄米落とし口
    を備えた玄米ホッパと、石抜き装置と、該石抜き装置か
    ら排出される玄米を揚穀して前記玄米ホッパ内へ投入す
    る揚穀コンベアと、前記除糠網から糠を吸引して排送す
    る糠吸引ファンと、該糠吸引ファンからの糠混入空気中
    の糠を分離して回収する糠回収手段とを有する精米機に
    おいて、 前記糠吸引ファンからの糠混入空気の一部を導入して糠
    を分離し後、分離された糠を前記玄米ホッパの前記玄米
    落とし口に向けて近接距離から落下せしめる糠まぶし手
    段と、前記糠まぶし手段の糠落下口と前記玄米落とし口
    との間には糠のまぶし範囲を限定するための糠拡散障壁
    とを有することを特徴とする精米機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記糠拡散障壁は、
    前記玄米の投入側が開いている開ループ筒状板であるこ
    とを特徴とする精米機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111744578A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 湖北心辉粮油股份有限公司 除尘双管巨料斗糙米碾白选米两用机

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