JPS60187340A - 籾摺選穀装置における戻し籾米の異物除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は籾摺選穀装置における戻し籾米の異物除去装置
に係るものである。

従来、ロータリー弐選穀装置による選別は、ローターに
形成した壷穴に下層の玄米を嵌合させて掬い上げ、ロー
ター内に設けた玄米受樋にその玄米を落下させて下層の
玄米と上層の籾米を選別し、上下層の中間の玄米・籾米
混合部分は混合米として、混合米受樋に落下させ、再び
ローターの供給側に戻して再選別し、分離した籾米は、
籾摺部に戻して再籾摺している。

しかしながら、前記選穀装置は、単に選別しているだけ
で、その作用中に異物を取除くという考えはなかった。

しかして、異物も、籾米より大きな異物すなわち藁屑、
木片、装置より外れたボルト、ナツトと、籾米より小さ
な異物すなわち砂、小石に分類されるが、本発明は、そ
の両方を除去できるようにしたものであり、上部に張込
ホッパー２を設けた籾摺部１と、該籾摺部１より排出さ
れる籾摺物を選別するロータリ一式異種粒選別部１２と
、該異種粒選別部１２で選別された籾米を前記張込ホッ
パー２に設けた籾米還元ホッパー３３に戻すスロワ−３
２を設けたものにおいて、前記籾米還元ホッパー３３内
には、籾米中の異物を取除く異物除去装置を設けた籾摺
選穀装置における戻し籾米の異物除去装置、および、上
部に張込ホッパー２を設けた籾摺部１と、該籾摺部ｌよ
り排出される籾摺物を選別するロータリ一式異種粒選別
部１２と、該異種粒選別部１２で選別された籾米を前記
張込ホッパー２に設けた籾米還元ホッパー３３に戻すス
ロワ−３２を設けたものにおいて、前記籾米還元ホッパ
ー３３内には、籾米中の大異物を取除く異物除去網３４
と、籾米中の小異物を取除く小異物除去部３６を設けた
籾摺選穀装置における戻し籾米の異物除去装置としたも
のである。

本発明の実施例を図により説明すると、■は籾摺部であ
り、その上部には張込ホッパー２を設ける。張込ホッパ
ー２の下部には一対の籾摺ロール３．３を設ける。４は
開閉弁である。籾摺ロール３．３の下部には風選部５を
形成する。６は風選部５内の粉塵籾殻を吸引除去する吸
引ブロアー、７は送風ブロアー、８は混合米コンベア、
９は未熟米コンベア、ｌＯは混合米受樋、１１は未熟米
受樋である。

籾摺部１の側部には異種粒選別部１２が設けられる。該
選別部１２内には横軸回転筒１３が横設される。該回転
筒１３の内周面には無数の壷穴１４が形成され、回転筒
１３内には仕上米受樋１５が設けられる。該受樋１５は
異種粒選別部１２内の軸心方向一杯に設けられ、その一
端の排出側は仕上米取出樋１７上に開口する。

仕上米受樋１５の底面には仕上米コンベア１６が横設さ
れる。１８は仕上米取出コンベアである。

仕上米受樋１５の回転上昇側１９には仕上米調節弁２０
を取付ける。該調節弁２０は下端を軸２１に固定し、軸
２１を回動させることにより調節弁２０の角度を調節す
る。仕上米受樋１５の下降側２２には供給樋２３を並設
する。供給樋２３内には供給螺旋２４を設ける。

２５は混合米受樋、２６は混合米取出コンベア、２７は
籾還元棚、２８は整流板、２９は落下口である。

しかして、前記横軸回転筒１３の籾米排出側は、籾米受
樋３０上に開口し、該籾米受樋３０上には籾米回収コン
ベア３１が横設される。籾米回収コンベア３１の側部に
はスロワ−３２が設けられ、該スロワ−３２の排出口は
前記張込ホッパー２内に形成した籾米還元ホッパー３３
内に開口させる。第３図のように、軸３５を籾米還元ホ
ッパー３３内に設け、該軸３５より上部に、籾米より大
きな異物を除去する異物除去網３４を回動自在に設け、
該軸３５の反対側に砂小石を除去する小異物除去部３６
を設ける。

小異物除去部３６は、くの字型に彎曲しており、一端に
操作レバー３７を取付け、前記小異物除去部３６の彎曲
部に小石受部３７ａを形成する。

すなわち、操作レバー３７を操作すると、小異物除去部
３６と異物除去網３４は軸３５を中心に回動する。しか
して前記籾米還元ホッパー３３の側壁には前記小異物除
去部３６が回動するとき外方に突出するための開口３８
を形成する。３９は開閉蓋であり、蝶番３９ａにより籾
米還元ホッパー３３に回動自在に取付けられる。開閉蓋
３９の中央には上下の方向の長穴４０を形成し、該長穴
４０に前記操作レバー３７を挿通する。４１はスプリン
グである。

前記混合米コンベア８の側部にはスロワ−４２を取付け
、スロワ−４２は異種粒選別部１２の端部に固定したホ
ッパー４３に開口させ、該ホッパー４３の下端開口部は
、前記供給樋２３上に開口する。

第５図には、異物除去網３４の第二実施例が示される。

第二実施例では、開閉蓋３９は、籾米還元ホッパー３３
の上蓋４４に設けられ、該上蓋４４に網３４が取付けら
れる。この第二実施例での網３４はその先端側を細かな
網目に形成し、小石を選別しうるようにし、基端側を籾
米より大きな網目に形成する。また、網３４は第６図の
ように鉄板や、線材により形成してもよい。

次に作用を述べる。

張込ホッパー２に籾米を供給すると、籾摺ロール３．３
で籾摺され、風選部５に落下し、籾殻は吸引ブロアー６
で吸引され、混合米は混合米受樋１０に落下し、未熟米
は未熟米受樋１１に落下する。混合米受樋ｌＯに落下し
た混合米は混合米コンベア８で横送されスロワ−４２内
に流入し、これを上昇してホッパー４３に供給される。

ホッパー４３は供給樋２３に開口しているため、供給螺
旋２４により落下口２９に送られて横軸回転筒１３内に
供給される。

しかして、横軸回転筒１３は回転しているから、混合米
は回転につれて流積層となり、回転上昇側１９に片寄る
。該流積層の下層は玄米であるから、壷穴１４に嵌合す
る穀物は玄米であり、横軸回転筒１３の回転につれて上
昇して仕上米受樋１５に取出され、仕上米コンベア１６
により排出側に移動して、仕上米取出樋１７に落下し、
仕上米取出コンベア１８を介して取出される。

しかして、横軸回転筒１３の排出側では、混合米が混合
米受樋２５内に落下し、混合米取出０ コンベア２６より取出されて、混合米受樋１０上に落下
し、再び横軸回転筒１３内に戻される。しかして、供給
樋２３および混合米受樋２５により選別されなかった残
留米は、籾米として横軸回転筒１３の排出側から籾米受
樋３０上に取出される。

しかして、前記供給籾米中に混入した異物のうち、壷穴
１４に嵌合しない大きな異物や、比重が大きいために壷
穴１４により掬い上げられる途中で落下してしまう小石
等は、選別されずに、還元籾米とともに、籾米受樋３０
上に落下し、籾米回収コンベア３１により横送され、ス
ロワ−３２より籾米還元ホッパー３３に揚穀される。籾
米還元ホッパー３３に排出される籾米は、そのまま勢い
よく排出されるため異物除去１ 網３４目がけて飛び出し、籾米は異物除去網３４を通り
抜けて再び籾摺部１内に供給され、籾米中に混入した大
きな異物は、異物除去網３４により選別され、網３４上
に貯留する。また、小石等は比重が大きいため、異物除
去網３４まで飛び出さず直ぐ下方に設けた小石受部３７
ａ上に落下して、貯留する。

しかして、小石受部３７ａおよび異物除去網３４上に選
別された異物は、操作レバー３７を下方に引くと、小異
物除去部３６および異物除去網３４が回動し、また、小
異物除去部３６にスプリング４１により接続した開閉蓋
３９も同時に開くため、小異物除去部３６は開口３８か
ら突出し、そのまま自動的に小石受部３７ａおよび異物
除去網３４により選別された異物は、２ 開口３８を通して取出される。

以上のように本発明は、上部に張込ホッパー２を設けた
籾摺部１と、該籾摺部ｌより排出される籾摺物を選別す
るロータリ一式異種粒選別部１２と、該異種粒選別部１
２で選別された籾米を前記張込ホッパー２に設けた籾米
還元ホッパー３３に戻すスロワ−３２を設けたものにお
いて、前記籾米還元ホッパー３３内には、籾米中の異物
を取除く異物除去装置を設けた籾摺選穀装置における戻
し籾米の異物除去装置、および、上部に張込ホッパー２
を設けた籾摺部ｌと、該籾摺部１より排出される籾摺物
を選別するロータリ一式異種粒選別部１２と、該異種粒
選別部１２で選別された籾米を前記張込ホッパー２に設
けた籾米還元ホッパー３３に戻すスロワ３ −３２を設けたものにおいて、前記籾米還元ホッパー３
３内には、籾米中の大異物を取除く異物除去網３４と、
籾米中の小異物を取除く小異物除去部３６を設けた籾摺
選穀装置における戻し籾米の異物除去装置としたもので
あるの構成としたため、至極簡単な構成で、籾米より大
きな異物すなわち藁屑、木片、装置より外れたボルト、
ナツトおよび、籾米より小さな異物すなわち砂、小石の
、その両方の除去ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の縦断側面図、第２図は要部縦断正面図、
第３図は要部の断面図、第４図は要部の斜視図、第５図
は要部の断面図、第６図は要部の斜視図である。 符号の説明 ４ ｌ・・・籾摺部、２・・・張込ホッパー、３・・・籾摺
ロール、４・・・開閉弁、５・・・風選部、６・・・吸
引ブロアー、７・・・送風ブロアー、８・・・混合米コ
ンベア、９・・・未熟米コンベア、１０・・・混合米受
樋、１１・・・未熟米受樋、１２・・・異種粒選別部、
１３・・・横軸回転筒１３．１４・・・壷穴、１５・・
・仕上米受樋、１６・・・仕上米コンベア、１７・・・
仕上米取出樋、１８・・・仕上米取出コンベア、１９・
・・回転上昇側、２０・・・仕上米調節弁、２１・・・
軸、２２・・・下降側、２３・・・供給樋、２４・・・
供給螺旋、２５・・・混合米受樋、２６・・・混合米取
出コンベア、２７・・・籾還元棚、２８・・・整流板、
２９・・・落下口、３０・・・籾米受樋、３１・・・籾
米回収コンベア、３２・・・スロワ−１３３・・・籾米
還元ホッパー、３４・・・異物除去網、３５・・・軸、
３６・・・回動板、３７５ ・・・操作レバー、３７ａ・・・小石受部、３８・・・
開口、３９・・・開閉蓋、３９ａ・・・蝶番、４０・・
・長穴、４１・・・スプリング、４２・・・スロワ−１
４３・・・ホッパー。 特許出願人　井関農機株式会社 ６ 第３図 ３４　←−３２ ３７ｑ−′瘤 ３ ７ ８ ９ 第４図 叩ＨＨヤ具ヮＩ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）上部に張込ホッパー２を設けた籾摺部１と、該籾
   摺部ｌより排出される籾摺物を選別するロータリ一式異
   種粒選別部１２と、該異種粒選別部１２で選別された籾
   米を前記張込ホッパー２に設けた籾米還元ホッパー３３
   に戻すスロワ−３２を設けたものにおいて、前記籾米還
   元ホッパー３３内には、籾米中の異物を取除く異物除去
   装置を設けた籾摺選穀装置における戻し籾米の異物除去
   装置。
2. （２）上部に張込ホッパー２を設けた籾摺部１と、該籾
   摺部１より排出される籾摺物を選別するロータリ一式異
   種粒選別部１２と、該異種粒選別部１２で選別された籾
   米を前記張込ホッパー２に設けた籾米還元ホッパー３３
   に戻すスロワ−３２を設けたものにおいて、前記籾米還
   元ホッパー３３内には、籾米中の大異物を取除く異物除
   去網３４と、籾米中の小異物を取除く小異物除去部３６
   を設けた籾摺選穀装置における戻し籾米の異物除去装置