JPH10128133A - カントリーエレベータ等の粗選機 - Google Patents
カントリーエレベータ等の粗選機Info
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- JPH10128133A JPH10128133A JP30717796A JP30717796A JPH10128133A JP H10128133 A JPH10128133 A JP H10128133A JP 30717796 A JP30717796 A JP 30717796A JP 30717796 A JP30717796 A JP 30717796A JP H10128133 A JPH10128133 A JP H10128133A
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- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Abstract
あって、揺動選別部bの目詰まりを防止して選別能力を
低下させることのない粗選機を提供する。 【構成】 風選経路17及び吸引ファン18からなる風
選部aと、該風選部aの下方で複数枚の選別網体22,
23を重設した揺動選別部bとを設けたカントリーエレ
ベータ等の粗選機において、上部に穀粒供給口28を開
口する機枠29内に回転軸30を立設し、該回転軸30
の上部側から下部側にかけて多数の撹拌翼31を放射状
に突設して枝梗付粒を脱芒処理する脱芒機cを、前記風
選部aの前段に設けた。
Description
ータ等の荷受装置に設置されている粗選機に関する。
公報には、風選部aと揺動選別部bとからなる粗選機A
と、脱芒(ぼう)処理室c付再脱穀機Bを上下に配置し
て再脱穀機Bを粗選機Aの後工程に設け、これら粗選機
Aと再脱穀機Bを一体的に組合わせて構成した一体型粗
選再脱穀処理装置が開示されている。この構成により、
それぞれ1つの機能しかもたない粗選機と再脱穀機とを
隣接させて組み合わせることを必要とせず、各機械の据
付位置の考慮が不要となり、設置面積は小面積で足り、
消費電力量も節減され、輸送においても便利になってコ
スト安になるものである。
風選部aと揺動選別部bとからなる粗選機Aは、長期間
使用しているとその選別能力が低下してくることがあ
る。つまり、風選部aと揺動選別部bとから構成される
粗選機Aに、コンバイン等により刈り取られた穂切、藁
屑(わらくず)等の夾(きょう)雑物を含んだ荷受穀物
が大量に供給されると、風選部aを通過した穂切・枝梗
(しこう)付粒が揺動選別部bに到達し、選別網体の網
目に穂切、枝梗付粒が刺さり、選別網体が目詰まりを起
こして選別能力が低下するものである。
aと揺動選別部bとからなる粗選機Aの選別能力を低下
させることのないカントリーエレベータ等の粗選機を提
供することを技術的課題とする。
本発明は、風選経路及び吸引ファンからなる風選部と、
該風選部の下方で複数枚の選別網体を重設した揺動選別
部とを設けたカントリーエレベータ等の粗選機におい
て、上部に穀粒供給口を開口する機枠内に回転軸を立設
し、該回転軸の上部側から下部側にかけて多数の撹拌翼
を放射状に突設して枝梗付粒を脱芒処理する脱芒機を、
前記風選部の前段に設ける、という技術的手段を講じ
た。
記撹拌翼の端縁が前記穀粒供給口の開口周縁の下方延長
線と重なり合うよう、穀粒供給口の中心から移動して設
けるとよい。
に穀粒供給口を、他方に回転軸を有するように縦断面方
向に2分割するように設けるとよい。
レベータ等の粗選機に関して図面を参照しながら説明す
る。図1は、カントリーエレベータ等の荷受工程を示す
流れ図であり、図2は、本発明の実施形態の粗選機を示
す縦断面図である。
て、図1を参照して説明すると、農家から持ち込まれた
生籾は、張込ホッパー1に投入され、コンベア2、バケ
ットエレベータ3を通って粗選機4に至り、粗選された
籾は荷受計量機5で計量後、コンベア6、バケットエレ
ベータ7を経てシュート8への流れとなり、更に、バケ
ットエレベータ9、コンベア10を通りダンパー11か
ら所定の貯留タンク12…に入る。局所的な流れとし
て、粗選機4からの穂切れ、枝梗付粒などの返り籾がシ
ュート36を介してバケットエレベータ3に返還され
る。
受工程に設けた粗選機4について図2を参照して説明す
る。粗選機4は、縦型の機枠13の上部に設けた風選部
aと該風選部aの下方に設けた揺動選別部bとからな
る。風選部aの上部は穀物を受けるホッパー14を設
け、該ホッパー14下方の継合部には、穀物を一定量で
繰り出す繰り出しバルブ15を設ける。そして、繰り出
しバルブ15の下方には、急傾斜状の棚板16が設けら
れ、ホッパー14と棚板16との間隙は、前記繰り出し
バルブ15から流下する穀物から藁屑、穂切、芒、枝梗
及びゴミ等を風選する風選経路17が形成される。そし
て、該風選経路17の傾斜上方側は藁屑、穂切、芒、枝
梗及びゴミ等を機外に排出するための吸引ファン18が
接続され、風選経路17の傾斜下方側の機枠13には、
前記吸引ファン18で起風される選別風の空気取り入れ
口19が穿設される。また、急傾斜状の棚板16の中間
部には、未熟粒を排出する未熟粒排出コンベア20を設
ける。そして、棚板16の下端は、次工程の揺動選別部
bに接続される。
側が低位に傾斜した揺動枠21と、該揺動枠21に重設
した上下2段の選別網体22,23と、前記揺動枠21
を傾斜方向に揺動可能となるように接続した揺動アーム
24,24とから構成される。揺動枠21に重設した前
記選別網体22,23は、例えば、上側の選別網体22
の網目径を12〜16mmに、下側の選別網体23の網目
径を2〜3mmに設定すると、粗大物、精品穀粒、小粒物
の3種類に精度よく分離できる。そして、揺動枠21の
傾斜下方には、粗大物を排出する粗大物排出樋25、精
品穀粒を排出する精品排出樋26、小粒物を排出する小
粒物排出コンベア27を設ける。
口28を開口する機枠29内に回転軸30を立設し、該
回転軸30の上部側から下部側にかけて多数の撹(か
く)拌翼31を放射状に突設して枝梗付粒を脱芒処理す
る脱芒機cを設けている。前記回転軸30は、軸受32
により回転可能に軸支し、回転軸30の上端にプーリ3
3を固着し、機枠29に取り付けたモータ34と連絡し
て回転可能に形成する。符号35は誘導板であり、穀粒
供給口28から投入された穀粒を撹拌翼31の回動軌跡
上に誘導するために設けたものである。前記回転軸30
の位置は、撹拌翼31の端縁が穀粒供給口28の開口周
縁の下方延長線と重なり合うよう、穀粒供給口28の中
心から移動させて設けるのがよい。図2に示す実施形態
によれば、回転軸30の位置を位置Aから位置Bに移動
させて、撹拌翼31の端縁と穀粒供給口28の開口周縁
の下方延長線と重なり合う距離tを90mm程度にしたも
のである。
する。
能力が35〜40(t /h )とすると、粗選機4の穀粒
供給口28には、この35〜40(t /h )の供給量の
ままで原料籾が投入される。そして、穀粒供給口28か
ら脱芒機cに原料籾が供給されると、誘導板35により
撹拌翼31の回動軌跡上に誘導され、上部側から下部側
に下降していく間に回転する撹拌翼31の衝撃を受けて
原料籾に付着した芒・枝梗が脱芒処理される。そして、
回転軸30の位置が、位置Aから位置Bに移動させて設
けてあるので、穀粒供給口28からの原料供給量を阻害
することなく、例えば、枝梗混入率5%の原料籾を枝梗
混入率3%の原料籾に脱芒処理することが可能となる。
され、上部に設けたホッパー14に芒、枝梗とともに貯
留される。貯留された原料籾は繰り出しバルブ15によ
り機体幅いっぱいにほぼ均等な流量で風選経路17に繰
り出される。このとき、前記脱芒機cの回転軸30の位
置が、穀粒供給口28の中心から移動させて設けてある
ので、原料供給量を阻害することなくホッパー14内に
は原料籾が十分貯留され、貯留不足による選別能力の低
下又は繰り出しバルブ15のハンチングの恐れがない。
風選経路17に繰り出された原料籾は、大きな藁屑、穂
切れ及び脱芒処理された芒、枝梗など軽いものが風選経
路17の傾斜上方側から吸引ファン18に吸い込まれて
機外に排出される。また、精品穀粒よりも軽い粃(しい
な)などの未熟粒は棚板16中間部の未熟粒排出コンベ
ア20に落下し、コンベア20により機外に排出され
る。吸引ファン18の吸引風量の調節は、空気取り入れ
口19の開閉により行われるが、精品穀粒への未熟粒混
入率を見て風量調節を行うとよい。
部bに供給される。揺動選別部bでは、穂切・枝梗付粒
が脱芒処理されているので、選別網体22,23の網目
に穂切、枝梗付粒が刺さることがなく、選別能力が低下
することはない。そして、風選部aで分離されなかった
小さな藁屑が揺動選別部bに到達すると、選別網体22
上を流下して粗大物排出樋25から機外に排出される。
選別網体22は漏下するが、選別網体23は漏下しない
精品穀粒は選別網体23上を流下し、精品排出樋26を
経て次工程の荷受計量機5に至る。このとき、原料籾の
供給流量35〜40(t /h )に対して、精品排出樋2
6からの精品穀粒の排出能力は25(t/h )程度とな
り、粗選機の処理能力21〜29(t /h )以下に低下
することはなかった。また、選別網体22及び選別網体
23を漏下した砂などの小粒物は小粒物排出コンベア2
7を経て機外に排出されることになる。
は、回転軸30の位置が位置Aから位置Bに移動させて
設けてあるので、図3に示すように一方に穀粒供給口2
8を有する機枠29Aと、他方に回転軸30を有する機
枠29Bとに縦方向に2分割することが可能である。こ
れにより、脱芒機c内のメンテナンスを行う際には、回
転軸30及び撹拌翼31が露出されてメンテナンスを容
易に行うことができる。
防止スクレーパ(図示せず)を設けると、目詰まり防止
が効果的に行われる。そして、本発明の粗選機により乾
燥工程においては、乾燥機内のゴミの滞留を防いで乾燥
効率の向上が期待できる。
ーエレベータ等の粗選機は、上部に穀粒供給口を開口す
る機枠内に回転軸を立設し、該回転軸の上部側から下部
側にかけて多数の撹拌翼を放射状に突設して枝梗付粒を
脱芒処理する脱芒機を、風選部の前段に設けたので、粗
選機の揺動選別部に供給される前に穂切・枝梗付粒が脱
芒処理されて選別網体の網目に穂切、枝梗付粒が刺さる
ことがなく、選別網体が目詰まりを起こして選別能力を
低下させることがない。
記撹拌翼の端縁が前記穀粒供給口の開口周縁の下方延長
線と重なり合うよう、穀粒供給口の中心から移動して設
けてあるので、穀粒供給口からの原料供給量を阻害する
ことなく、例えば、枝梗混入率5%の原料籾を枝梗混入
率3%の原料籾に脱芒処理することが可能となり、ま
た、粗選機の風選部では、ホッパー内に原料籾が十分貯
留され、貯留不足による選別能力の低下又は繰り出しバ
ルブのハンチングの恐れがなくなった。
に穀粒供給口を、他方に回転軸を有するように縦断面方
向に2分割するように設けてあるので、脱芒機内のメン
テナンスを行う際に、回転軸及び撹拌翼が露出されてメ
ンテナンスが容易に行うことができる。
図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 風選経路及び吸引ファンからなる風選部
と、該風選部の下方で複数枚の選別網体を重設した揺動
選別部とを設けたカントリーエレベータ等の粗選機にお
いて、上部に穀粒供給口を開口する機枠内に回転軸を立
設し、該回転軸の上部側から下部側にかけて多数の撹拌
翼を放射状に突設して枝梗付粒を脱芒処理する脱芒機
を、前記風選部の前段に設けたことを特徴とするカント
リーエレベータ等の粗選機。 - 【請求項2】 前記脱芒機を形成する回転軸は、前記撹
拌翼の端縁が前記穀粒供給口の開口周縁の下方延長線と
重なり合うよう、穀粒供給口の中心から移動して設けて
なる請求項1記載のカントリーエレベータ等の粗選機。 - 【請求項3】 前記脱芒機を形成する機枠は、一方に穀
粒供給口を、他方に回転軸を有するように縦断面方向に
2分割するように設けてなる請求項2記載のカントリー
エレベータ等の粗選機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30717796A JP3747446B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | カントリーエレベータ等の粗選機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30717796A JP3747446B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | カントリーエレベータ等の粗選機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10128133A true JPH10128133A (ja) | 1998-05-19 |
JP3747446B2 JP3747446B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=17965969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30717796A Expired - Lifetime JP3747446B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | カントリーエレベータ等の粗選機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3747446B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108405031A (zh) * | 2018-03-17 | 2018-08-17 | 王宏伟 | 一种高效率的农产品脱壳装置 |
CN109261244A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-01-25 | 湖北沛丰生物科技股份有限公司 | 一种稻米生产加工用碾米装置 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30717796A patent/JP3747446B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108405031A (zh) * | 2018-03-17 | 2018-08-17 | 王宏伟 | 一种高效率的农产品脱壳装置 |
CN109261244A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-01-25 | 湖北沛丰生物科技股份有限公司 | 一种稻米生产加工用碾米装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3747446B2 (ja) | 2006-02-22 |
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