JP3227182B2 - 脱ぷ精米機における揺動選別装置 - Google Patents

脱ぷ精米機における揺動選別装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、脱ぷ精米機において、
籾粒脱ぷ後の1次選別から精米に至る間に、玄米中に混
在するワラ屑や未熟粒等を選別、除去する、脱ぷ精米機
の揺動選別装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】籾から精米にするには、脱ぷ、選別、精
米等各種の工程を経るが、近年は、1個の機械の中で脱
ぷから精米までを一貫して行なえるようにした、いわゆ
る脱ぷ精米機の需要が多くなっている。この脱ぷ精米機
は、例えば特開昭55-97256号公報、特公昭63-20175号公
報等に示されているように、一機体内に脱ぷ機、選別
機、精米機等一連の機械を収容して、籾すりから精米ま
での一貫作業を単体で行なえるようにしたものである。 【0003】それら従来の脱ぷ精米機では、脱ぷ、選別
後の玄米中にワラ屑や未熟粒等の混入することが多く、
そのまま精米機に投入すると精米部での詰りや精白米の
品質を悪くするという問題があり、そのため、近頃では
それらの混入物を除去することが考えられてきた。例え
ば、実開平1−92241号公報、実開平2−1006
45号公報等のものが知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平1−9
2241号公報のものは、円筒型の回転式選別機を組み
込んだものであるが、未熟粒の選別はできるもののワラ
屑の選別はできない。しかも、この方式のものでは、選
別効果を上げようとすれば、その装置は大型化し、高価
なものとなる。また、実開平2−100645号公報の
ものは、籾摺精米機の玄米吐出口から排出された玄米
を、金網もしくは多孔板により形成されたわらくず分離
部を有する排出樋上を流下させることによって、玄米中
のワラ屑を分離するものであるが、選別は単に自然流下
により行うため、十分な選別効果は期待できない。もし
この自然流下方式で選別効果を上げようとすれば、やは
りその装置は大型化し、高価なものとなる。 【0005】本発明は、上記のような脱ぷ精米機におけ
る問題点を解決するためになされたもので、揺動選別方
式を採用し、これを本機に組み入れられるように構造的
にコンパクト化するとともに、ワラ屑の選別除去と未熟
粒の選別除去が良好であり、玄米のみを供給できるよう
にした、脱ぷ精米機における揺動選別装置を提供しよう
とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、脱ぷ装置Bと選別装置C
と精米装置Dとを備えた脱ぷ精米機において、上記選別
装置Cの玄米吐出口33の下方位置に、偏心回転機構3,23
により揺動する選別枠体2を配設し、該枠体2には、粗
選別網4を張設したワラ屑類除去部aと、未熟粒選別網
5を張設した玄米選別部bと、未熟粒選別網5とその下
方に張設した網板6との間に多数の目詰防止球7,7を収
容した打撃部dと、未熟粒の取出部eとを、順次上下に
配設し、玄米選別部bに設けた玄米流出口11を、精米装
置Dの玄米ホッパ17に連通させたことを特徴とするもの
である。 【0007】 【作用】上記のように構成された揺動選別装置において
は、脱ぷ装置Bに接続の選別装置Cで選別された玄米等
が、その下端の玄米吐出口33からワラ屑除去部aの基端
部上に落下、供給される。その中には、選別装置Cでは
除去できなかったワラ屑や未熟粒が混入されている。選
別枠体2は、傾斜した状態で、回転軸23の回転による偏
心軸3とスプリング24,24との作用で、上下、前後方向
に揺動される。 【0008】ワラ屑除去部aに落下した玄米等は、傾斜
と揺動作用により粗選別網4上を不規則に動きながら落
下し、選別され、玄米等の粒子に網目から下の玄米選別
部bに落下し、ワラ屑類はワラ屑除去部aの先端部に至
って排出口10から排出部材14を通って除去されることに
なる。 【0009】玄米選別部bに落下した玄米等には、未熟
粒が混入されているが、未熟粒は選別網5の網目を通っ
て落下し、さらに下方の網板6の網目を抜けて未熟粒取
出部eに落下して、傾斜した底板8上を流動し、その基
端の開口13より排出部材15に流入して機外に排出され
る。この場合、選別枠体2の揺動により、打撃部d内に
ある目詰防止球7,7ははね上げを繰返して選別網5に
衝撃を与え、網目に未熟粒の詰まるのを防止することに
なる。 【0010】玄米選別部bに残った玄米は、選別網5上
を流動して先端の流出口11から流出板12上を流れてその
先端から玄米受21に落下する。その際、切換板22を図3
の実線で示す状態に位置させてやれば、玄米は供給口18
から精米装置Dの玄米ホッパ17に流入し、精白処理され
ることになる。他方、切換板22を図3の点線位置に切換
えて供給口18を閉じ取出口20を開いてやれば、玄米を精
白しないで取出すことができる。 【0011】 【実施例】以下、本発明装置の実施例について、図面を
参照して説明する。図1、図2において、1は装置のフ
レーム、2はフレーム1内に配設された選別枠体で、そ
の下面中央部の下方位置に設けられた扁芯軸受3を介し
て、選別枠体2の横断方向に延びる回転軸23に支持さ
れて揺動されるようになっており、選別枠体2の上部は
多くのスプリング24,24によりレームに吊支され
ている。 【0012】選別枠体2は、箱状に形成されており、そ
の上部には、玄米以下の粒子を通過する粗選別網4を張
設したワラ屑類除去部aが設けられ、その下側には、未
熟粒等の細粒子を通過する未熟粒選別網5を張設した玄
米選別部bが設けられており、さらに、玄米選別部bの
下方には網板6が張設され、両網板5,6間に多数の目
詰防止球7,7を収容した打撃部dが設けられており、
その下側には、一側、例えば選別枠体の基端側(図1、
図2に向かって右側)が低くなるように傾斜した底板8
と未熟網板6との間に未熟粒の取出部eが形成されてい
る。 【0013】そして、上記ワラ屑類除去部aの先端部に
は、ワラ屑等の排出口10が設けられ、玄米選別部bの先
端部には、玄米の流出口11が設けられているとともに、
選別網5より延出した流出板12が設けられている。ま
た、取出部eの基端は開放され未熟粒を流出する開口13
となっている。そして、フレーム1には、排出口10より
出たワラ屑等を機外に取出す、管や樋等の排出部材14、
及び開口13より出た未熟粒を機外に取出す同様の排出部
材15が設けられている。 【0014】また、流出板12の下方には、図3に示すよ
うに、流出板12より落下した玄米を精米装置Dの玄米ホ
ッパ17に流入させる供給口18と、玄米を機外に取出す流
出管19を接続した取出口20とを備えた玄米受21が設けら
れているとともに、供給口18と取出口20とのどちらか一
方を閉じると他方を開くようにした切換板22が機外から
の操作で切換えできるようになっている。なお、この個
所は、流出板12より落下の玄米を全部玄米ホッパ17に流
入されるような構造のものであってもよい。 【0015】図3は、上記本発明装置を脱ぷ精米機に配
設した例を示したもので、この脱ぷ精米機は従来公知の
ように、籾ホッパ25、籾送り装置26、脱ぷファン等の脱
ぷ装置Bと揚穀筒27とそれに接続した選別装置C及び精
米装置D、モ−タ28を備えている。本発明装置Aは、上記
の選別装置Cを1次選別部として、その下方に位置させる
とともに、精米装置Dの玄米ホッパ17上に位置させて配
設する。選別装置Cは、脱ぷしたものを流し板30,30上
を流下させながら風選し、軽い籾ガラ等は吸引ファン31
によりダクト32から機外に放出し、重い玄米等は下端の
玄米吐出口33から、選別枠体2の最上段にあるワラ屑類
除去部aの基端部上に落下するようになっている。ま
た、本発明の装置Aにおける選別枠体2を支持する回転
軸23は、精米装置Dの駆動軸34と連動して回転される。 【0016】上記実施例の脱ぷ精米機では、籾は籾ホッ
パ25に投入され、籾送り装置26より脱ぷ装置Bに送られ
て脱ぷされ、揚穀筒27から選別装置Cに給送される。供
給された籾や籾ガラ、ワラ屑等は、流し板30,30を流下
しながら、吸引ファン31により風選され、軽い籾ガラや
ワラ屑等はダクト32より機外に排出され、重い玄米や未
熟粒及び重いワラ屑等は玄米吐出口33から本発明装置A
に落下し、選別枠体2による揺動選別により、ワラ屑類
と玄米と未熟粒類と選別、分離され、玄米だけが精米装
置Dに供給され精白されることになる。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の揺動選別
装置によれば、選別は、粗選別網を張設したワラ屑類選
別部と、未熟粒選別網を張設した玄米選別部との2段構
成により、ワラ屑類と未熟粒とを段階的に選別するとと
もに、各選別網の揺動運動によって、小さな面積の選別
網で大きな選別効果をあげることができ、したがって装
置を脱ぷ精米機に組み入れるのに適したコンパクトなも
のにできる。また、選別枠体の揺動により、目詰防止球
がよくはね上って、未熟粒選別網に衝撃を与えることが
できるので、網の目詰まりを防止でき、未熟粒を確実に
選別、除去することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明装置の一実施例を示す縦断面図である。 【図2】同一部切欠平面図である。 【図3】本発明装置を配設した脱ぷ精米機の一実施例を
示す縦断面図である。 【符号の説明】 1…フレーム 2…選別枠体 3…偏心軸受 4…粗選別網 5…未熟粒選別網 6…網板 7…目詰防止球 8…底板 a…ワラ屑類除去部 b…玄米選別部 d…打撃部 e…未熟粒取出部 10…排出口 11…流出口 12…流出板 13…開口 17…玄米ホッパ 18…供給口 20…取出口 21…玄米受 22…切換板 23…回転軸 24…スプリング A…本発明装置 B…脱ぷ装置 C…選別装置 D…精米装置

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 脱ぷ装置と選別装置と精米装置とを備えた脱ぷ精米機に
    おいて、上記選別装置の玄米吐出口の下方位置に、偏心
    回転機構により揺動する選別枠体を配設し、該枠体に
    は、粗選別網を張設したワラ屑類除去部と、未熟粒選別
    網を張設した玄米選別部と、未熟粒選別網とその下方に
    張設した網板との間に多数の目詰防止球を収容した打撃
    部と、未熟粒の取出部とを、順次上下に配設し、玄米選
    別部に設けた玄米流出口を、精米装置の玄米ホッパに連
    通させたことを特徴とする、揺動選別装置。
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