JP2002058128A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2002058128A JP2001121232A JP2001121232A JP2002058128A JP 2002058128 A JP2002058128 A JP 2002058128A JP 2001121232 A JP2001121232 A JP 2001121232A JP 2001121232 A JP2001121232 A JP 2001121232A JP 2002058128 A JP2002058128 A JP 2002058128A
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    • HELECTRICITY
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    • H05K5/02Details
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で箱内への水滴等の浸入と、箱内
の温度上昇を抑制することができる安価な電気接続箱を
提供する。 【解決手段】 電気接続箱1は、電気部品Bを収容する
箱本体2と、箱本体2の上方開口に被嵌される防水カバ
ー3とを備える。箱本体2の周壁開口縁に対応する防水
カバー3の周壁端には、先端部から外周方向へ張り出す
ように連設されたフランジ部11の外周端から垂下された
スカート部12が形成される。箱本体2の周壁開口縁に
は、防水カバー3フランジ部11に対応して支持当接する
当接部16より内側に突設されて外側面15a が防水カバー
3の周壁内面と対向する内側壁15と、内側壁15と平行に
当接部16に凹設された周溝17とが設けられる。周溝17の
溝内側壁17a 及び溝外側壁17b には、周溝17に沿って互
いに対向しないように貫通され、それぞれ箱本体2内及
び箱本体2外に連通する切欠き開口18,19 が形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の電気配
線に使用される電気接続箱(ジヤンクション・ブロツ
ク;以下J/Bともいう)に関し、特に、箱本体と防水
カバーとの間に構成される防水・排熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等に搭載される電気部品
を収容したヒューズボックスやジョイントボックス等の
絶縁樹脂製の電気接続箱(J/B)には、その内部に収
容される電気部品を水等から保護するために、種々の防
水構造が形成されている。例えば、実開平4−1112
23号公報に開示されているものが知られている。
【0003】図8に示すように従来の防水構造51は、
電気接続箱の箱本体52とこの箱本体52に被嵌された
防水カバー53との間の嵌合部に設けられている。すな
わち、箱本体52の周囲には高さが低い外壁54とこの
外壁54より高い内壁55が二重に形成されている。そ
して、これら外壁54と内壁55とで樋状の溝部56が
形成され、該溝部56の溝底面57には適数の水抜き穴
58が設けられている。一方、外壁54の下方には箱ス
カート59が下方に垂設されていると共に、内壁55の
下方にも短い内スカート60が下方に垂設されている。
また、箱スカート59の上部外側にはバリヤ61が外方
に張り出すように突設されている。
【0004】また、前記防水カバー53の外周壁62の
内周面は、内壁55の外周面に嵌合するように設けられ
ている。また、カバースカート63が、前記外周壁62
の下端部から外方に張り出すように連設されて垂下され
ている。そして、このカバースカート63の内周面は、
前記外壁54の外周面に嵌合するように設けられてい
る。なお、前記箱スカート59の内側下部には、外部に
通じる図示されていない排出口が設けられている。
【0005】即ち、前記箱本体52上にリレーボックス
等の電気部品70が装着された後、防水カバー53が被
嵌されると、カバースカート63と外壁54との間およ
び内壁55と防水カバー53の外周壁62との間に微少
の嵌合隙間が形成されるから、箱本体52および防水カ
バー53外部との間に多重壁64によるラビリンス構造
が形成されることになる。
【0006】この嵌合状態において、例えば図8におけ
る左斜め下方の外部から水滴が吹き付けられた場合に
は、先ずバリヤ61によって大部分の水滴の浸入が防止
される。また、カバースカート63と外壁54との間の
微少嵌合隙間は、水滴が溝部56内に浸入するのを防止
する。そして、溝部56内に浸入した水滴は溝底面57
上に溜まり、水抜き穴58から箱スカート59の内側を
伝わって外部へ排水される。さらに、内壁55と外周壁
62との間の微少嵌合隙間は、水滴が溝部56から箱本
体52と防水カバー53の内部空間65内に浸入するの
を防止する。よって、外部から吹き付けられた水滴は電
気部品70が装着された内部空間65へは浸入すること
はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
車等に搭載される電装品の増加に伴い、ヒューズやリレ
ー等の電気部品が増加して電気接続箱内の回路密度が高
くなると共に、電気接続箱の省スペース化が望まれてお
り、箱内の温度上昇値は高くなる傾向にある。しかしな
がら、上述の如き防水構造51を備えた電気接続箱で
は、箱本体52と防水カバー53との間が微少嵌合隙間
とされるので、ヒューズやリレー等の電気部品の発熱に
よる箱内の熱を箱外に排熱することができない。従っ
て、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、簡
単な構造で箱内への水滴等の浸入と、箱内の温度上昇を
抑制することができる安価な電気接続箱を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、電
気部品を収容する箱本体と、該箱本体の上方開口に被嵌
される防水カバーとを備えた電気接続箱であって、前記
箱本体の周壁開口縁に対応する防水カバーの周壁端に
は、先端部から外周方向へ張り出すように連設されたフ
ランジ部の外周端から垂下されたスカート部が形成され
ると共に、前記箱本体の周壁開口縁には、前記防水カバ
ーのフランジ部に対応して支持当接する当接部と、該当
接部より内側に突設されて外側面が前記防水カバーの周
壁内面と対向する内側壁と、該内側壁と平行に前記当接
部に凹設された周溝とが設けられており、前記周溝の溝
内側壁及び溝外側壁には、該周溝に沿って互いに対向し
ないように貫通され、それぞれ箱本体内及び箱本体外に
連通する連通口が形成されていることを特徴とする電気
接続箱により達成される。
【0009】上記構成によれば、箱本体の周壁開口縁に
設けられた内側壁によって、防水カバーの周壁内面との
間が微少隙間とされるので、外部からの水滴等の箱本体
および防水カバーの内部空間への浸入を抑制できる。
又、箱本体内で生じた熱は、該箱本体の開口周端縁にお
ける周溝の溝内側壁及び溝外側壁にそれぞれ形成された
連通口及び該周溝を介して箱体外に排熱されるので、箱
本体内の温度上昇を抑制することができる。
【0010】更に、これら連通口は、周溝に沿って互い
に対向しないように該周溝の溝内側壁及び溝外側壁にそ
れぞれ貫通形成されている。そこで、溝外側壁の連通口
近傍に外部から水滴等が吹き付けられた際も、水滴等は
溝内側壁で一旦塞き止められるので、箱本体内に直接吹
き込むことはなく、水滴等がこれら周溝及び溝内側壁の
連通口を経て、箱本体内にまでは浸入し難い。
【0011】尚、好ましくは前記溝外側壁に形成される
連通口が、前記箱本体の周壁外面に凹設した導風溝の上
部を前記周溝の底部に交差させて連通した貫通口から成
る。この場合、車両走行中の走行風等による強制冷却に
よって、箱本体内の更なる温度上昇の抑制が可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る電気接続箱の防水・排熱構造を詳細
に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る防水・
排熱構造を備えた電気接続箱の分解斜視図、図2は図1
に示した電気接続箱のA部における要部拡大斜視図、図
3は図2におけるIII-III 断面矢視図、図4は図2にお
けるIV-IV 断面矢視図である。
【0013】本第1実施形態の絶縁樹脂製の電気接続箱
1は、図1に示すように、ヒューズやリレーなどの電気
部品Bが装着された機能部品装着部5を収容する略直方
体状の箱本体2と、該箱本体2の上方開口に被嵌される
防水カバー3と、該箱本体2の下を覆うロアカバー4と
を備えている。
【0014】前記防水カバー3は、機能部品装着部5を
水滴や塵埃等から保護すると共に電気部品Bの点検や交
換ができるように、箱本体2の上に脱着自在とされてい
る。前記ロアカバー4は、ワイヤーハーネス8を外部に
引き出すハーネス導出部6と、中央部に向けて下り傾斜
に形成された底壁の一番低い中央部に開設した排出口7
とが形成され、箱本体2の下に脱着可能とされている。
【0015】図2乃至図4にも示すように、本第1実施
形態に係る防水・排熱構造10は、前記箱本体2の周壁
開口縁と、該箱本体の周壁開口縁に対応する前記防水カ
バー3の周壁端との間に構成されている。図3及び図4
に示したように、前記箱本体2の上方開口に被嵌された
際、該箱本体2の周壁開口縁に対応する防水カバー3の
周壁端には、先端部から外周方向へ張り出すように連設
されたフランジ部11の外周端から垂下されたスカート
部12が全周にわたって形成される。
【0016】前記箱本体2の周壁開口縁には、図2乃至
図4に示したように、前記防水カバー3のフランジ部1
1に対応して支持当接する当接部16と、該当接部16
より内側に突設されて外側面15aが前記防水カバー3
の周壁内面3aと対向する内側壁15と、該内側壁15
と平行に前記当接部16に凹設された断面矩形状の周溝
17とが設けられている。
【0017】更に、前記周溝17の溝内側壁17a及び
溝外側壁17bには、該周溝17の延設方向に沿って互
いに対向しないように貫通され、それぞれ箱本体2内及
び箱本体2外に連通する連通口としての切欠き開口1
8,19が形成されている。本第1実施形態におけるこ
れら切欠き開口18,19は、それぞれ前記箱本体2の
周壁開口縁の複数個所(本実施形態においては4箇所)
に対を成して適宜設けられており、該周壁開口縁の上端
から下方に向かって切欠き形成されている。
【0018】そして、本第1実施形態においては、先ず
箱本体2内にヒューズやリレーなどの電気部品Bが装着
された機能部品装着部5が収容された後、防水カバー3
が被嵌されることで、該箱本体2の周壁開口縁に対応す
る前記防水カバー3の周壁端との間に必然的に防水・排
熱構造10が構成される。
【0019】即ち、前記防水カバー3が箱本体2の上方
開口に被嵌されると、該防水カバー3のスカート部12
が箱本体2の周壁開口縁外周に被さるので、外部からの
水滴等の箱本体2および防水カバー3の内部空間への浸
入を抑制できる。更に、前記箱本体2の周壁開口縁に設
けられた内側壁15が上方まで延びており、該内側壁1
5によって、防水カバー3の周壁内面3aと内側壁15
の外面15aとの間が微少隙間とされることにより、仮
に下方から水滴等が吹き付けられた場合にも、箱体2内
及び防水カバー3内へ水滴等を浸入し難くできる。
【0020】又、本第1実施形態の電気接続箱1におけ
る防水・排熱構造10によれば、ヒューズやリレー等の
電気部品Bの発熱により箱本体2内で生じた熱は、該箱
本体2の開口周端縁における周溝17の溝内側壁17a
及び溝外側壁17bにそれぞれ形成された前記切欠き開
口18,19及び該周溝17を介して箱体2外に排熱さ
れるので、箱本体2内の温度上昇を抑制することができ
る。
【0021】即ち、前記箱本体2の開口周端縁と防水カ
バー3の周壁端との当接部に、電気接続箱1の内外空間
を連通する流路を形成することで、空気が箱本体2内外
を容易に往き来することができる。そこで、箱本体2内
が高温になった際には、箱本体2内の空気が膨張し、前
記切欠き開口18,19及び該周溝17を介して箱体2
外に排出されると共に、一旦高温になった箱本体2内が
冷えた際には、該箱本体2内の空気が収縮し、前記切欠
き開口18,19及び該周溝17を介して箱体2外から
外気が吸引されるので、箱本体2内の温度を効率良く下
げることができる。
【0022】又、電気接続箱1の内外空間を連通する上
述の如き流路が箱本体2と防水カバー3との間に適宜設
けられることで、箱本体2内は極端な負圧となり難く、
箱本体2と防水カバー3との当接部の隙間やハーネス導
出部6を挿通されたワイヤーハーネス8の線間から外部
の空気と共に水等を吸い込むことはない。
【0023】更に、これら切欠き開口18,19は、周
溝17の延設方向に沿った所定の間隔をもって互いに対
向しないように、該周溝17の溝内側壁17a及び溝外
側壁17bにそれぞれ貫通形成されている。そこで、前
記溝外側壁17bの切欠き開口19近傍に水滴等が吹き
付けられた際にも、水滴等が該切欠き開口19から直
接、箱本体2内に浸入することはなく、図4中に矢印で
示したように、前記溝内側壁17aで一旦塞き止められ
るので、水滴等が周溝17及び切欠き開口18を経て、
箱本体2内にまでは達し難い。
【0024】尚、仮に水滴等が前記切欠き開口18にま
で達したとしても、図3中に矢印で示したように、切欠
き開口18を通過した水は、箱本体2の内壁と機能部品
装着部5との間から下のロアカバー4内に落下し、同ロ
アカバー4の排出口7から外部に排出される。更に、前
記機能部品装着部5に装着される電気部品Bから十分離
れた位置に、前記切欠き開口18を形成すれば、電気接
続箱1内の電気部品Bに水が更にかかり難くなり、水に
よる電気部品Bの不具合が生じるのを防止できる。
【0025】従って、本第1実施形態の電気接続箱1に
よれば、パッキン等を使用しなくても外部から吹き付け
られた水滴等が、電気部品Bの収容された箱本体2内へ
浸入するのを簡単な構造で抑制することができると共
に、該箱本体2内で生じた熱を箱本体2外に排熱して温
度上昇を抑制することができる。そこで、箱本体2及び
防水カバー3における密閉作業の簡素化に伴う作業効率
及び信頼性の向上を図ることができると共に、電気接続
箱1の耐久性と信頼性も向上することができる。
【0026】図5は本発明の第2実施形態に係る防水・
排熱構造を備えた電気接続箱の要部拡大斜視図、図6及
び図7は図5におけるVI-VI 断面矢視図及びVII-VII 断
面矢視図である。本第2実施形態における電気接続箱の
全体構成は、図1に示した上記第1実施形態の電気接続
箱1と同様の構成であるので、同符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0027】本第2実施形態に係る防水・排熱構造20
は、図6及び図7に示したように、箱本体2の周壁開口
縁と、該箱本体2の周壁開口縁に対応する防水カバー3
の周壁端との間に構成されている。前記箱本体2の周壁
開口縁には、図5乃至図7に示したように、前記防水カ
バー3のフランジ部11に対応して支持当接する当接部
16と、該当接部16より内側に突設されて外側面15
aが前記防水カバー3の周壁内面3aと対向する内側壁
15と、該内側壁15と平行に前記当接部16に凹設さ
れた断面矩形状の周溝17とが設けられている。
【0028】更に、前記周溝17の溝内側壁17a及び
溝外側壁17bには、該周溝17の延設方向に沿って互
いに対向しないように貫通され、それぞれ箱本体2内及
び箱本体2外に連通する連通口としての切欠き開口18
及び貫通口29が形成されている。本第2実施形態にお
ける前記貫通口29は、箱本体2の周壁の外面の数カ所
に上下方向に沿って細長く凹設した導風溝29aの上部
を前記周溝17の底部に交差させて連通した貫通口であ
る。
【0029】そして、本第2実施形態においても、先ず
箱本体2内に図示しない機能部品装着部が収容された
後、防水カバー3が被嵌されることで、該箱本体2の周
壁開口縁に対応する前記防水カバー3の周壁端との間に
必然的に防水・排熱構造20が構成される。即ち、本第
2実施形態の電気接続箱における防水・排熱構造20に
おいても、上記第1実施形態の防水・排熱構造10と同
様に、外部からの水滴等の箱本体2および防水カバー3
の内部空間への浸入を抑制できる。
【0030】更に、本第2実施形態の防水・排熱構造2
0によれば、ヒューズやリレー等の電気部品Bの発熱に
より箱本体2内で生じた熱は、該箱本体2の開口周端縁
における周溝17の溝内側壁17a及び溝外側壁17b
にそれぞれ形成された前記切欠き開口18及び貫通口2
9と該周溝17とを介して箱体2外に排熱されるので、
箱本体2内の温度上昇を抑制することができる。
【0031】更に、前記箱本体2の開口周端縁と防水カ
バー3の周壁端との当接部に、電気接続箱の内外空間を
連通する流路を形成することで、空気が箱本体2内外を
容易に往き来することができる。そこで、例えば前記電
気接続箱が車両のエンジンルームに取り付けられる場合
には、車両走行中に生じる走行風が前記電気接続箱の周
囲に回り込むので、この走行風が図中符号Wで示す冷却
風として導風溝29aに導入され、該導風溝29aを流
れて上部の貫通口29から前記周溝17に流入すること
ができる。従って、本第2実施形態の電気接続箱によれ
ば、上記第1実施形態の電気接続箱1と同様の作用効果
に加え、車両走行中の走行風による強制冷却によって箱
本体2内の更なる温度上昇の抑制が可能となる。
【0032】なお、本発明の電気接続箱の構成は、上述
した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変更を
行うことにより他の態様でも実施することができる。例
えば、上記各実施形態における周溝の断面形状は矩形断
面であったが、半円断面や台形断面のような形状であっ
ても良い。また、連通口の形成位置や数、形状等も上記
実施形態の構成に限定されるものではない。
【0033】又、上記実施形態においては、略直方体状
の箱本体2と、該箱本体2の上方開口に被嵌される防水
カバー3と、該箱本体2の下を覆うロアカバー4とを備
えた電気接続箱について説明したが、本発明の電気接続
箱の構成はこれに限定されるものではない。例えば、電
気部品を収容する箱本体が底板部の周縁から立ち上がる
周側壁を有すると共に、防水カバーもまた塞ぎ板部の周
縁から立ち上がる周側壁を有し、双方の周側壁先端部を
嵌め合わせて閉じるようにしたものでも良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電気接続箱
によれば、箱本体の周壁開口縁に設けられた内側壁によ
って、防水カバーの周壁内面との間が微少隙間とされる
ので、外部からの水滴等の箱本体および防水カバーの内
部空間への浸入を抑制できる。又、箱本体内で生じた熱
は、該箱本体の開口周端縁における周溝の溝内側壁及び
溝外側壁にそれぞれ形成された連通口及び該周溝を介し
て箱体外に排熱されるので、箱本体内の温度上昇を抑制
することができる。
【0035】更に、これら連通口は、周溝に沿って互い
に対向しないように該周溝の溝内側壁及び溝外側壁にそ
れぞれ貫通形成されている。そこで、溝外側壁の連通口
近傍に外部から水滴等が吹き付けられた際も、水滴等は
溝内側壁で一旦塞き止められるので、箱本体内に直接吹
き込むことはなく、水滴等がこれら周溝及び溝内側壁の
連通口を経て、箱本体内にまでは浸入し難い。従って、
簡単な構造で箱内への水滴等の浸入と、箱内の温度上昇
を抑制することができる安価な電気接続箱を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る防水・排熱構造を
備えた電気接続箱の分解斜視図である。
【図2】図1に示した電気接続箱のA部における要部拡
大斜視図である。
【図3】図2におけるIII-III 断面矢視図である。
【図4】図2におけるIV-IV 断面矢視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る防水・排熱構造を
備えた電気接続箱の要部分解斜視図である。
【図6】図5におけるVI-VI 断面矢視図である。
【図7】図5におけるVII-VII 断面矢視図である。
【図8】従来の防水構造を備えた電気接続箱の要部説明
図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 箱本体 3 防水カバー 3a 周壁内面 4 ロアカバー 10 防水・排熱構造 11 フランジ部 12 スカート部 15 内側壁 15a 外側面 16 当接部 17 周溝 17a 溝内側壁 17b 溝外側壁 18 切欠き開口(連通口) 19 切欠き開口(連通口) B 電気部品
フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AB13 BA08 EC11 EC12 GA22 GA24 GA29 GB99 5E322 BA01 EA03 EA10 5G361 AA06 AB09 AC02 AC04 AD01 AE01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品を収容する箱本体と、該箱本体
    の上方開口に被嵌される防水カバーとを備えた電気接続
    箱であって、 前記箱本体の周壁開口縁に対応する防水カバーの周壁端
    には、先端部から外周方向へ張り出すように連設された
    フランジ部の外周端から垂下されたスカート部が形成さ
    れると共に、 前記箱本体の周壁開口縁には、前記防水カバーのフラン
    ジ部に対応して支持当接する当接部と、該当接部より内
    側に突設されて外側面が前記防水カバーの周壁内面と対
    向する内側壁と、該内側壁と平行に前記当接部に凹設さ
    れた周溝とが設けられており、 前記周溝の溝内側壁及び溝外側壁には、該周溝に沿って
    互いに対向しないように貫通され、それぞれ箱本体内及
    び箱本体外に連通する連通口が形成されていることを特
    徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記溝外側壁に形成される連通口が、前
    記箱本体の周壁外面に凹設した導風溝の上部を前記周溝
    の底部に交差させて連通した貫通口から成ることを特徴
    とする請求項1に記載の電気接続箱。
JP2001121232A 2000-05-29 2001-04-19 電気接続箱 Expired - Fee Related JP4180248B2 (ja)

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