JP2002054319A - 機械式駐車場 - Google Patents

機械式駐車場

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JP2002054319A
JP2002054319A JP2000241412A JP2000241412A JP2002054319A JP 2002054319 A JP2002054319 A JP 2002054319A JP 2000241412 A JP2000241412 A JP 2000241412A JP 2000241412 A JP2000241412 A JP 2000241412A JP 2002054319 A JP2002054319 A JP 2002054319A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車長がある基準値以下の車両であれば、フロ
ントオーバーハング長の長短にかかわらずすべて収容で
きるような、コンパクトな機械式駐車場を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 各駐車階ごとに、駐車室でのパレット収
納位置またはコンベア設置位置を車長方向に変位させる
とともに、走行台車上でのパレット収納位置またはコン
ベア設置位置を同じ駐車階の駐車室における変位と同一
に変位させることにより、各駐車階ごとに最大収容可能
フロントオーバーハング長を設定するとともに、入出庫
口には、入庫車両の収容可否の判断を行うための車長セ
ンサー対を、車両前輪中心の所定停止位置を基準として
各駐車階の最大収容可能フロントオーバーハング長の各
設定値に対応して設置し、各車長センサー対による検出
結果を基にして、各駐車階に対する前記入庫車両の振り
分けを行う機械式駐車場である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式駐車場に関
し、特に平面往復式の機械式駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平面往復式の機械式駐車場が知ら
れている。図9はその一例を示すもので、この例では駐
車階は第1駐車階20aと第2駐車階20bとの2階層
で構成されている。各駐車階には走行台車7a、7bが
走行するための走行路9a、9bが上下階層で並行に設
けられ、この各走行路9a、9bの両側に沿って駐車室
8a、8bが複数設けられている。また、これらの駐車
階の上方には入出庫階があり、この入出庫階には入庫口
1および出庫口2が設置されている。そして、前記走行
路9a、9bの側近を通過するように、前記各駐車階お
よび入出庫階の間を昇降する入庫リフト5および出庫リ
フト6が設置されている。
【0003】なお、平面往復式の機械式駐車場は、図9
のようなタイプ以外にも、例えば、入庫と出庫を1つの
入出庫口と1台の入出庫兼用リフトで行うタイプ、駐車
室を台車走行路脇に複列に並べたタイプ、駐車階を3階
層以上設置したタイプ等様々なタイプがある。
【0004】ところで、機械式駐車場の場合、駐車場内
に収容できる車両の寸法は機械装置のサイズにより制限
されるが、上述のような平面往復式の機械式駐車場の場
合には、一般的に収容可能な車両の車長は前輪中心位置
を基準として決められる。即ち、図10に示すように、
入庫車両10の前輪11の中心を、入庫口1付近の所定
位置15に一致するように誘導して停車させ、その所定
位置15を基準にして距離Aの位置に設置された車両前
端部センサー12aおよび距離Bの位置に設置された車
両後端部センサー12bを用いて、入庫車両10が前記
各センサーのビーム13aおよび13bを遮ったか否か
を検出し、入庫可能か否かを判断している。そして、図
11に示すような、入庫リフト5、出庫リフト6、走行
台車7、駐車室8の各寸法A、B、およびC(余裕寸
法)もこの入庫口1における基準を基にして決定されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
寸法は車種によって多種多様であり、車両の前端部から
車両の後端部までの長さ、即ち車長が同じ車両であって
も、車両の前輪中心から車両の前端部までの長さ、即ち
フロントオーバーハング長は様々である。特に昨今シェ
アが大幅に伸びているハイルーフタイプの車両では、普
通乗用車に比べてフロントオーバーハング長の長い車両
が多くなってきている。このように多種多様な車両寸法
に対応するためには、駐車室の寸法を大きくしなければ
ならず、これに伴い駐車場全体の寸法も大きくならざる
を得ない。しかし一方において、機械式駐車場は空きス
ペースを有効利用して建設されることが多いため、寸法
上の制約が大きい場合が多く、少しでもコンパクトにし
たいというのが実状である。
【0006】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、駐車室の寸法が従来通りであって
も、車長が所定の基準値以下の車両であれば、フロント
オーバーハング長の長短にかかわらず全て収容できるよ
うな機械式駐車場を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明は次のような構成を有する。 (1)走行台車と該走行台車の走行路と該走行路に沿っ
て配置された複数の駐車室とを備えた駐車階が上下方向
に複数階層設けられるとともに、各駐車階および車両の
入出庫口を設けた入出庫階の間を昇降するリフト装置が
設置され、前記入出庫口と前記リフト装置と前記走行台
車と前記駐車室との間で順次パレットまたはコンベアに
より車両を移載するようにした機械式駐車場において、
各駐車室ごとにパレット収納位置またはコンベア設置位
置を車長方向に変位させることにより、各駐車室ごとに
最大収容可能フロントオーバーハング長を設定したこと
を特徴とする機械式駐車場。 (2)入庫口付近に、入庫車両の収容可否の判断を行う
ための、車両の前端部および後端部を検出する車長セン
サー対が、車両前輪中心の所定停止位置を基準として各
駐車室の最大収容可能フロントオーバーハング長の各設
定値に対応して設置されており、各車長センサー対によ
る検出結果を基にして、各駐車室に対する前記入庫車両
の振り分けを行うことを特徴とする前項(1)に記載の
機械式駐車場。 (3)最大収容可能フロントオーバーハング長を長く設
定する駐車階においては、前記最大収容可能フロントオ
ーバーハング長を短く設定する駐車階に比べて駐車室で
のパレット収納位置またはコンベア設置位置を前記最大
収容可能フロントオーバーハング長の設定値の差だけ車
長方向後方に変位させるとともに、走行台車上でのパレ
ット収納位置またはコンベア設置位置を同じ駐車階の駐
車室における変位と同一に変位させることにより、各駐
車階ごとに最大収容可能フロントオーバーハング長を設
定したことを特徴とする前項(1)に記載の機械式駐車
場。 (4)最大収容可能フロントオーバーハング長を長く設
定する駐車階においては、前記最大収容可能フロントオ
ーバーハング長を短く設定する駐車階に比べて駐車室で
のパレット収納位置またはコンベア設置位置を前記最大
収容可能フロントオーバーハング長の設定値の差だけ車
長方向後方に変位させるとともに、走行台車前方部の寸
法を前記設定値の差だけ長くすることにより、各駐車階
ごとに最大収容可能フロントオーバーハング長を設定し
たことを特徴とする前項(1)に記載の機械式駐車場。 (5)入庫口付近に、入庫車両の収容可否の判断を行う
ための、車両の前端部および後端部を検出する車長セン
サー対が、車両前輪中心の所定停止位置を基準として各
駐車階の最大収容可能フロントオーバーハング長の各設
定値に対応して設置されており、各車長センサー対によ
る検出結果を基にして、各駐車階に対する前記入庫車両
の振り分けを行うことを特徴とする前項(3)または
(4)に記載の機械式駐車場。 (6)複数の駐車階のうち、最上階の駐車階をハイルー
フ車仕様でかつ最大収容可能フロントオーバーハング長
を長く設定した駐車階としたことを特徴とする前項
(3)または(4)に記載の機械式駐車場。 (7)最上階の駐車階において、駐車室でのパレット収
納位置またはコンベア設置位置は変位させずに車両の収
容空間のみを車長方向前方に変位させるとともに、走行
台車上でのパレット収納位置またはコンベア設置位置を
その他の駐車階の走行台車に比べて車長方向後方に変位
させることにより、最上階の駐車階における最大収容可
能フロントオーバーハング長を設定したことを特徴とす
る前項(6)に記載の機械式駐車場。 (8)最上階の駐車階において、駐車室でのパレット収
納位置またはコンベア設置位置は変位させずに車両の収
容空間のみを車長方向前方に変位させるとともに、走行
台車前方部の寸法を前記変位の分だけ長くすることによ
り、最上階の駐車階における最大収容可能フロントオー
バーハング長を設定したことを特徴とする前項(6)に
記載の機械式駐車場。 (9)入庫口付近に、入庫車両の収容可否の判断を行う
ための、車両の前端部および後端部を検出する車長セン
サー対が、車両前輪中心の所定停止位置を基準として最
上階の駐車階およびその他の駐車階の最大収容可能フロ
ントオーバーハング長の各設定値に対応して2対設置さ
れており、かつハイルーフ車検出用の第1車高センサー
と規格外車検出用の第2車高センサーとが設置されてい
て、各センサーによる検出結果を基にして、前記入庫車
両を最上階の駐車階にのみ収容可能な車両とその他の駐
車階にのみ収容可能な車両とすべての駐車階に収容可能
な車両とすべての駐車階に収容不能な車両との4種に分
類し、この分類を各駐車階に対する前記入庫車両の振り
分けに利用することを特徴とする前項(6)〜(8)に
記載の機械式駐車場。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を、
図1〜図5に基づいて説明する。
【0009】図1は、パレット方式の機械式駐車場にお
ける駐車室の部分の縦断面図、図2は、駐車室および入
出庫リフトの位置で切断した機械式駐車場の全体断面
図、図3は、走行台車の縦断面図、図4は、入出庫リフ
トの縦断面図、図5は、車長センサー対と車高センサー
の配置図である。
【0010】まず、車両10の入出庫の基本動作につい
て述べる(図2および図9参照)。
【0011】入庫の際は、車両10が入庫口1で待機中
のパレット31上の所定位置に停車し乗員が降りると、
入庫リフト扉3が開いて入出庫階で待機していた入庫リ
フト5に車両10をパレット31ごと移載する。車両1
0を搭載した入庫リフト5は所定駐車階まで下降して停
止し、入庫リフト5の脇に止まって待機していた走行台
車7a、7bまたは7cに車両10をパレット31ごと
移載する。車両10を搭載した前記走行台車は所定駐車
室8a、8bまたは8cの前まで走行して停止し、前記
所定駐車室に車両10をパレット31ごと移載する。以
上で入庫完了となる。
【0012】出庫の際は、車両10が収容されている当
該駐車階の走行台車7a、7bまたは7cが当該駐車室
8a、8bまたは8cの前まで走行して停止し、前記当
該駐車室から前記走行台車上に車両10をパレット31
ごと移載する。車両10を搭載した前記走行台車は出庫
リフト6の前まで走行して停止し、当該駐車階にて待機
していた出庫リフト6に車両10をパレット31ごと移
載する。車両10を搭載した出庫リフト6は入出庫階ま
で上昇して停止し、出庫リフト扉4が開いて出庫口2に
車両10をパレット31ごと移載する。最後に乗員が車
両10に乗り込んで発車し出庫完了となる。
【0013】図1および図2に示すように、本実施形態
では、駐車階は3階層からなっており、最上階の第1駐
車階20aには普通車に比べて車高が高く、フロントオ
ーバーハング長がαだけ長いハイルーフ車が、また、第
2駐車階20bの駐車室8bおよび第3駐車階20cの
駐車室8cには普通車が収容可能になっている。なお、
本実施形態では、パレット31上の車両前輪停止位置は
一定となっている。
【0014】前記第2駐車階20bの駐車室8bおよび
第3駐車階20cの駐車室8cは、一般に床部材である
水平フレーム36と、柱部材である縦フレーム35と、
これらと直角方向の梁部材である横フレーム37とから
構成されており、前記最上階の第1駐車階20aの駐車
室8aは、床部材である水平フレーム36のみから構成
されている。また、各駐車室の水平フレーム36の上面
には、パレット31を支承し、これを図1の紙面に対し
垂直方向へ移動させる機能を持つパレット横行装置32
が取り付けられており、最上階の第1駐車階20aの駐
車室8aにおけるパレット31およびパレット横行装置
32は、その他の駐車階20b、20cの駐車室8b、
8cにおけるそれらに比べてαだけ車長方向後方に変位
させて設置されている。
【0015】また、図3に示すように、最上階の第1駐
車階20aの走行台車7aが有するパレット31および
パレット横行装置32は、その他の駐車階20b、20
cの走行台車7b、7cが有するそれらに比べてαだけ
車長方向後方に変位させて設置されている。
【0016】また、図4に示すように、入庫リフト5と
出庫リフト6は、すべての駐車階の車両を搬送するため
パレット31の収納位置を変位させることでは対応でき
ないので、すべての駐車階の車両を収容できるように車
長方向の寸法を長くする必要がある。即ち、従来技術で
の必要寸法をLとすると、本実施形態の場合には(L+
α)分のスペースを確保する必要がある。したがって、
このα分だけ駐車場全体の必要スペースは増大すること
になるが、入出庫リフト5、6は2基のみであるのに対
して駐車室8は多数あるため、駐車場全体を見れば従来
技術よりも本発明の方がコンパクトになる。また、前述
の走行台車7a、7b、7cが入出庫リフト5、6との
間でパレット31に搭載した車両を移載する際には、パ
レット横行装置32の位置が一致していなければならな
いため、第1駐車階20aの走行台車7aの入出庫リフ
ト前での停止位置は、その他の駐車階20b、20cの
走行台車7b、7cのそれと比べて、αだけ車長方向前
方に変位した位置となる。
【0017】次に、図5に示すように、入庫口1付近に
は、入庫車両10の前輪11の中心に対して所定停止位
置15が設けられており、この所定停止位置15を基準
にして第1車長センサー対42a、42bと、この第1
車長センサー対42a、42bからαだけ車長方向前方
に変位した位置の第2車長センサー対52a、52bと
が設置されており、それぞれのビーム43a、43b、
53a、53bを車両10の前端部または後端部が遮っ
ているか否かで車長が収容可能寸法内か否かを判断す
る。前記第1車長センサー対42a、42bは、普通車
の最大車長検出用であり、前記第2車長センサー対52
a、52bは、フロントオーバーハング長の長い車両の
最大車長検出用である。
【0018】また、前記車長センサー対よりも入口側に
は、ハイルーフ車検出用として、最大収容可能車高の普
通車がかろうじて遮らない高さに設置された第1車高セ
ンサー61と、規格外車検出用として、最大収容可能車
高のハイルーフ車がかろうじて遮らない高さに設置され
た第2車高センサー62とがあって、車両10が入口を
通過する際にそのビームを遮ったか否かで、普通車とハ
イルーフ車と規格外車とに分類することができるように
なっている。
【0019】上述の第1車長センサー対42a、42
b、第2車長センサー対52a、52b、第1車高セン
サー61、第2車高センサー62の検出状態を基にして
表1のように車両を分類する。
【0020】
【表1】
【0021】表1において、A判定はすべての駐車階に
入庫可能な車両であり、いずれの駐車階に入庫させるか
は各駐車階の在車状況や稼働状況等によって決定すれば
よい。B判定は最上階の第1駐車階20aに入庫させる
べき車両である。C判定はその他の駐車階20b、20
cに入庫させるべき車両である。D判定は本駐車場に入
庫できる範囲を超えている規格外車両である。
【0022】次に、本発明の他の実施形態を、図6〜図
8に示す。
【0023】図6は、走行台車の縦断面図、図7は、パ
レット方式の機械式駐車場における駐車室の部分の縦断
面図、図8は、駐車室および入出庫リフトの位置で切断
した機械式駐車場の全体断面図である。
【0024】図6に示すように、最上階の第1駐車階2
0aの走行台車7aにおいて、前記図3に示すようにパ
レット31およびパレット横行装置32をαだけ車長方
向後方に変位させて設置できない場合には、走行台車7
aの前方部の寸法をフロントオーバーハング長に合わせ
てαだけ長くする実施形態をとることもできる。
【0025】また、図7および図8に示すように、最上
階の第1駐車階20aの駐車室8aは、床部材である水
平フレーム36のみから構成されており、柱部材である
縦フレーム35が存在しないので、前記図1および図2
に示すようにパレット31およびパレット横行装置32
をαだけ車長方向後方に変位させて設置することなく、
駐車室8aでの車両の収容空間を車長方向前方にαだけ
変位させた実施形態をとることもできる。
【0026】以上に述べた実施形態では、駐車階が3階
層でかつ最上階の駐車階がハイルーフ仕様になっている
駐車場について、その最上階の駐車階をフロントオーバ
ーハング長の長い車が収容できるようにした場合につい
ての例を示したが、駐車階が何階層であっても、またい
ずれの駐車階がハイルーフ仕様であっても、各駐車階ご
とに最大収容可能フロントオーバーハング長寸法を設定
することが可能である。例えば、全部で5階層の駐車場
を仮定した場合、フロントオーバーハング長を1、2階
ではA1(mm)に、3、4階ではA2(mm)に、5
階ではA3(mm)にそれぞれ設定し、かつ2、4、5
階をハイルーフ仕様にするようなことも可能である。こ
の場合、入庫口での車長センサー対の配置は、1、2階
の駐車階に対応する第1車長センサー対、3、4階の駐
車階に対応する第2車長センサー対、5階の駐車階に対
応する第3車長センサー対をそれぞれのフロントオーバ
ーハング長に応じた位置に設置し、それぞれのセンサー
からの信号を基にして入庫車両を収容すべき駐車階に振
り分けることができる。
【0027】さらに、各駐車室ごとに最大収容可能フロ
ントオーバーハング長寸法を設定することも可能であ
り、このようにすれば、例えば一つの駐車階において最
大収容可能フロントオーバーハング長の設定値の異なる
駐車室群を構成するような実施形態も可能である。
【0028】平面往復式の機械式駐車場には大きく分け
て2種類の方式、即ちパレットに車両を搭載して搬送す
るパレット方式とコンベアで直接車両を搬送するコンベ
ア方式とがあり、以上に述べたのは、パレット方式での
実施形態である。コンベア方式に本発明を適用する場合
には、駐車室8aおよび走行台車7aでのパレット31
の収納位置を変位させるかわりにコンベアそのものの位
置を変位させればよく、パレット方式の場合と同様に実
施することができる。
【0029】
【発明の効果】以上に述べた本発明によれば、平面往復
式の機械式駐車場において、駐車室の寸法を大きくする
ことなく、フロントオーバーハング長の長い車も収容で
き、駐車場全体のコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す駐車室の縦断面図
【図2】本発明の一実施形態を示す駐車室および入出庫
リフトの位置で切断した機械式駐車場の全体断面図
【図3】本発明の一実施形態を示す走行台車の縦断面図
【図4】本発明の一実施形態を示す入出庫リフトの縦断
面図
【図5】本発明の一実施形態における車長センサーと車
高センサーの配置図
【図6】本発明の他の実施形態を示す走行台車の縦断面
【図7】本発明の他の実施形態を示す駐車室の縦断面図
【図8】本発明の他の実施形態を示す駐車室および入出
庫リフトの位置で切断した機械式駐車場の全体断面図
【図9】平面往復式の機械式駐車場の斜視図
【図10】入庫車両と車長センサーとの位置関係図
【図11】入出庫リフト、走行台車、駐車室における車
両収容位置図
【符号の説明】
1 入庫口 2 出庫口 3 入庫リフト扉 4 出庫リフト扉 5 入庫リフト 6 出庫リフト 7 走行台車 7a 第1駐車階20aの走行台車 7b 第2駐車階20bの走行台車 7c 第3駐車階20cの走行台車 8 駐車室 8a 第1駐車階20aの駐車室 8b 第2駐車階20bの駐車室 8c 第3駐車階20cの駐車室 9 走行路 10 車両 11 前輪 12a 車両前端部センサー 12b 車両後端部センサー 13a 車両前端部センサービーム 13b 車両後端部センサービーム 15 車両前輪中心の所定停止位置 20 駐車階 20a 第1駐車階 20b 第2駐車階 20c 第3駐車階 31 パレット 32 パレット横行装置 35 縦フレーム 36 水平フレーム 37 横フレーム 42a 第1車長センサー対 42b 第1車長センサー対 43a 第1車長センサービーム 43b 第1車長センサービーム 52a 第2車長センサー対 52b 第2車長センサー対 53a 第2車長センサービーム 53b 第2車長センサービーム 61 第1車高センサー 62 第2車高センサー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車と該走行台車の走行路と該走行
    路に沿って配置された複数の駐車室とを備えた駐車階が
    上下方向に複数階層設けられるとともに、各駐車階およ
    び車両の入出庫口を設けた入出庫階の間を昇降するリフ
    ト装置が設置され、前記入出庫口と前記リフト装置と前
    記走行台車と前記駐車室との間で順次パレットまたはコ
    ンベアにより車両を移載するようにした機械式駐車場に
    おいて、各駐車室ごとにパレット収納位置またはコンベ
    ア設置位置を車長方向に変位させることにより、各駐車
    室ごとに最大収容可能フロントオーバーハング長を設定
    したことを特徴とする機械式駐車場。
  2. 【請求項2】 入庫口付近に、入庫車両の収容可否の判
    断を行うための、車両の前端部および後端部を検出する
    車長センサー対が、車両前輪中心の所定停止位置を基準
    として各駐車室の最大収容可能フロントオーバーハング
    長の各設定値に対応して設置されており、各車長センサ
    ー対による検出結果を基にして、各駐車室に対する前記
    入庫車両の振り分けを行うことを特徴とする請求項1に
    記載の機械式駐車場。
  3. 【請求項3】 最大収容可能フロントオーバーハング長
    を長く設定する駐車階においては、前記最大収容可能フ
    ロントオーバーハング長を短く設定する駐車階に比べて
    駐車室でのパレット収納位置またはコンベア設置位置を
    前記最大収容可能フロントオーバーハング長の設定値の
    差だけ車長方向後方に変位させるとともに、走行台車上
    でのパレット収納位置またはコンベア設置位置を同じ駐
    車階の駐車室における変位と同一に変位させることによ
    り、各駐車階ごとに最大収容可能フロントオーバーハン
    グ長を設定したことを特徴とする請求項1に記載の機械
    式駐車場。
  4. 【請求項4】 最大収容可能フロントオーバーハング長
    を長く設定する駐車階においては、前記最大収容可能フ
    ロントオーバーハング長を短く設定する駐車階に比べて
    駐車室でのパレット収納位置またはコンベア設置位置を
    前記最大収容可能フロントオーバーハング長の設定値の
    差だけ車長方向後方に変位させるとともに、走行台車前
    方部の寸法を前記設定値の差だけ長くすることにより、
    各駐車階ごとに最大収容可能フロントオーバーハング長
    を設定したことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐
    車場。
  5. 【請求項5】 入庫口付近に、入庫車両の収容可否の判
    断を行うための、車両の前端部および後端部を検出する
    車長センサー対が、車両前輪中心の所定停止位置を基準
    として各駐車階の最大収容可能フロントオーバーハング
    長の各設定値に対応して設置されており、各車長センサ
    ー対による検出結果を基にして、各駐車階に対する前記
    入庫車両の振り分けを行うことを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の機械式駐車場。
  6. 【請求項6】 複数の駐車階のうち、最上階の駐車階を
    ハイルーフ車仕様でかつ最大収容可能フロントオーバー
    ハング長を長く設定した駐車階としたことを特徴とする
    請求項3または4に記載の機械式駐車場。
  7. 【請求項7】 最上階の駐車階において、駐車室でのパ
    レット収納位置またはコンベア設置位置は変位させずに
    車両の収容空間のみを車長方向前方に変位させるととも
    に、走行台車上でのパレット収納位置またはコンベア設
    置位置をその他の駐車階の走行台車に比べて車長方向後
    方に変位させることにより、最上階の駐車階における最
    大収容可能フロントオーバーハング長を設定したことを
    特徴とする請求項6に記載の機械式駐車場。
  8. 【請求項8】 最上階の駐車階において、駐車室でのパ
    レット収納位置またはコンベア設置位置は変位させずに
    車両の収容空間のみを車長方向前方に変位させるととも
    に、走行台車前方部の寸法を前記変位の分だけ長くする
    ことにより、最上階の駐車階における最大収容可能フロ
    ントオーバーハング長を設定したことを特徴とする請求
    項6に記載の機械式駐車場。
  9. 【請求項9】 入庫口付近に、入庫車両の収容可否の判
    断を行うための、車両の前端部および後端部を検出する
    車長センサー対が、車両前輪中心の所定停止位置を基準
    として最上階の駐車階およびその他の駐車階の最大収容
    可能フロントオーバーハング長の各設定値に対応して2
    対設置されており、かつハイルーフ車検出用の第1車高
    センサーと規格外車検出用の第2車高センサーとが設置
    されていて、各センサーによる検出結果を基にして、前
    記入庫車両を最上階の駐車階にのみ収容可能な車両とそ
    の他の駐車階にのみ収容可能な車両とすべての駐車階に
    収容可能な車両とすべての駐車階に収容不能な車両との
    4種に分類し、この分類を各駐車階に対する前記入庫車
    両の振り分けに利用することを特徴とする請求項6〜8
    に記載の機械式駐車場。
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