JP2002052754A - 光プリント装置 - Google Patents

光プリント装置

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JP2002052754A
JP2002052754A JP2000319747A JP2000319747A JP2002052754A JP 2002052754 A JP2002052754 A JP 2002052754A JP 2000319747 A JP2000319747 A JP 2000319747A JP 2000319747 A JP2000319747 A JP 2000319747A JP 2002052754 A JP2002052754 A JP 2002052754A
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Keiki Yamada
敬喜 山田
Ichiro Furuki
一朗 古木
Hiroshi Ito
廣 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
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    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/40031Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales for a plurality of reproducing elements simultaneously

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低価格でかつ高速・高画質記録が実現できる
光プリント装置を得る。 【解決手段】 感光性記録媒体にプリントヘッド4から
の光を選択的に露光して階調画像を形成する光プリント
装置において、異なる色相で露光可能な記録素子列9が
感光性記録媒体の送り方向にn列(n:2以上の整数)
に配置され、n列の記録素子列9は、感光性記録媒体の
送り方向において、記録画像の所望の解像度に対応した
記録画素の中心間距離Lに対し、記録素子列9と記録素
子列9の間隔が概略L×(m+k/n)(m:1以上の
整数、k:1以上n未満の整数)の倍数となるように配
置されているプリントヘッド4と、プリントヘッドを駆
動するヘッド駆動手段3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光性記録媒体
に露光を行い階調画像を形成するための光プリント装置
に関し、さらに詳しくは多数の自発光素子(LEDやE
Lなど)あるいはスイッチング素子(液晶シャッタ素
子)等が複数列に配列され、記録素子(自発光素子やス
イッチング素子を含めた総称)を画像データに応じて選
択的に露光する光プリント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光性記録媒体に露光を行い階調画像を
形成するための装置は、インスタントフィルムやサイカ
ラー紙などを用いた装置として数多く開発され、また、
製品化されている。図16は、例えば、特開平7−25
6928号公報に示された従来の光プリントヘッド構成
を模式的に示す斜視図である。図において、ハロゲンラ
ンプ点光源100からの白色光はカラー液晶シャッター
101により、赤、緑、青色の光に分離され、時間をず
らして連続的にアクリルロッド102の端面に照射され
る。ここでアクリルロッド102は光の出射面を除いて
アルミなどが蒸着された反射箔で覆われており、ロッド
端面から入射した光を線状光に変える働きを持ってい
る。従って、白黒シャッターアレイ103には赤、緑、
青色の線状光が時間をずらして連続的に照射される。
【0003】その際、白黒シャッターアレイ103内に
は赤、緑、青色に対応した3列の画素列があるが、それ
ぞれ指定されたカラー光のみ透過可能であるように駆動
される。例えば、赤色の線状光が照射されるときには、
赤色に対応した1画素列のみ透過可能で、他の2列の画
素列は遮蔽状態に保たれる。そして、白黒シャッターア
レイ103で変調された赤、緑、青の各線状光はセルフ
ォックレンズアレイ104(集束性レンズアレイの商品
名)によって、ポラロイド社製のスペクトラインスタン
トフィルムなどの感光紙105上に結像される。この
時、感光紙105は白黒液晶シャッターアレイ103に
対する相対的な移動により、赤、緑、青色の各線状光は
感光紙105上の同一の場所で順次露光され、2次元の
プリント画像が得られる。
【0004】従来の装置では、上記のようにして感光性
記録媒体に露光を行い階調画像を形成しているが、上記
2種類の液晶シャッタ(カラー液晶シャッター101お
よび白黒シャッターアレイ103)には、短時間のプリ
ント時間を達成するために、10キロヘルツ程度の交流
電圧の印加によってミリ秒単位で高速応答するSTN
(スーパーツイステッドネマティック)型液晶や強誘電
性液晶などを用いるのが一般的である。
【0005】一方、液晶シャッタは表示装置としても数
多く製品化されている。液晶シャッタを用いた装置で
は、2枚のガラス基板の間に液晶を挿入するとともに、
上下のガラス基板が合わさらないようにスペーサが挿入
されている。そして、一般的にはガラス基板の上下に偏
光板を設置し、振動方向が互いに直角になるように構成
している。液晶には、電圧(電界)を印加するとその電
界に沿って分子の並びを変えるという性質があるため、
例えば、電圧を印加している状態の時には光を透過(あ
るいは反射)し、電圧を印加していない時には光は遮断
される。また、印加する電圧の強弱によって中間調の色
も表現することができる。
【0006】そして、液晶の駆動としては、上側のガラ
ス基板にはX方向に縞状の透明電極を設け、下側のガラ
ス基板にはY方向の縞状の透明電極を設けて、選択的な
XとYの電極が交わった交点に電圧を印加させ透過量を
制御させるマトリクス駆動やX方向とY方向の電極の交
点にトランジスタを置き、画素になる部分に電流を溜め
ておくアクティブ・マトリックス駆動等がある。
【0007】一方、モードとしては透過型と反射型があ
る。透過型は液晶の下にバックライトを置きバックライ
トの光を液晶に透過させて表示させるもの、反射型は液
晶の下に反射板を置き、底面の反射板で反射させて表示
させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
光プリント装置では、低価格で、かつ高速・高画質記録
を実現することができないという課題を有していた。即
ち、記録素子列を順次露光するような構成にしているた
め、露光の時間的なずれから色ずれが生じたり(画質劣
化)、ヘッドへのデータ転送が単純であるため、記録速
度が遅いという課題を有していた。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、低価格で、かつ高速・高画質記
録が実現できる光プリント装置を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
のプリント装置は、感光性記録媒体にプリントヘッドか
らの光を選択的に露光して階調画像を形成する光プリン
ト装置において、異なる色相で露光可能な記録素子列が
感光性記録媒体の送り方向にn列(n:2以上の整数)
に配置され、n列の記録素子列は、感光性記録媒体の送
り方向において、記録画像の所望の解像度に対応した記
録画素の中心間距離Lに対し、記録素子列と記録素子列
の間隔が概略L×(m+k/n)(m:1以上の整数、
k:1以上n未満の整数)の倍数となるように配置され
ているプリントヘッドと、プリントヘッドを駆動するヘ
ッド駆動手段とを備えている。
【0011】この発明に係る請求項2のプリント装置
は、異なる色相で露光可能な記録素子列が千鳥配置であ
る。
【0012】この発明に係る請求項3のプリント装置
は、感光性記録媒体にプリントヘッドからの光を選択的
に露光して階調画像を形成する光プリント装置におい
て、異なる色相で露光可能な記録素子列を感光性記録媒
体の送り方向にn列(n:2以上の整数)配置させたプ
リントヘッドと、プリントヘッドを駆動し、n列の記録
素子列に対し、1ライン内でn+1回以上の露光色の切
り替えをするヘッド駆動手段とを備えている。
【0013】この発明に係る請求項4のプリント装置
は、記録素子列の各記録素子を駆動する個別電極と共通
電極との信号を同じドライバICから出力する。
【0014】この発明に係る請求項5のプリント装置
は、プリントヘッドは、ヘッド駆動手段からのカウンタ
クロック信号あるいはラッチ信号をカウントするカウン
ト手段と、カウント手段の出力とラッチされたヘッドデ
ータを比較するヘッドデータ比較手段とを有する。
【0015】この発明に係る請求項6のプリント装置
は、プリントヘッドは、記録素子列の各記録素子を駆動
する個別電極を複数の記録素子に対応させて共用させて
設けている。
【0016】この発明に係る請求項7のプリント装置
は、ヘッド駆動手段からのヘッドデータ信号を、プリン
トヘッドに搭載するドライバIC毎に異ならせた。
【0017】この発明に係る請求項8のプリント装置
は、プリントヘッドは、ポジ型ツイストネマチック液晶
タイプである。
【0018】この発明に係る請求項9のプリント装置
は、プリントヘッドの露光部がエレクトロルミネッセン
スタイプである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図1乃至図3について説明する。図1は
この発明の実施の形態1による光プリント装置の構成を
示すブロック図である。図において、1は光プリント装
置の各手段を制御する制御手段でマイクロプロセッサや
回路、あるいは必要に応じてメモリなどから構成され
る。2は画像データを入力する画像データ入力手段で、
例えば、図示しない外部のホストコンピュータや携帯端
末などから画像データが階調データとして入力される。
階調データとしては、256階調データの時には‘0’
から‘255’の値、64階調データの時には‘0’か
ら‘63’の値のように、n階調データ時には‘0’か
ら‘n−1’(nは2以上の整数)までの値が入力され
る。ここで、物理的なインタフェースとしては既存のセ
ントロニクス社準拠のパラレルインタフェースやRS2
32Cなどのシリアルインタフェース、あるいはIEE
E1394やUSB(Universal Serial Bus)などの有
線インタフェース、赤外線通信やBluetoothのような無
線インタフェースなどが用いられる。なお、図示しない
外部ホストコンピュータなどと光プリント装置間の各種
コマンド(画素数など)のやりとりは、制御手段1で所
望の手順で行われる。
【0020】3はヘッド駆動手段で、画像データ入力手
段2の出力データ(=画像データ)を、ヘッド駆動用デ
ータとして出力するものである。例えば、プリントヘッ
ド4が2値用のプリントヘッドの場合には、記録と非記
録の2値データでしか入力することができないため、階
調毎に2値データをプリントヘッド4に転送し、その都
度所望の時間で露光する。一方、多値用のプリントヘッ
ド4の場合には、画像データ入力手段2の出力データを
(必要に応じて出力データを画像処理した画像処理後の
データであっても良い)プリントヘッド4に転送する。
いずれの場合においても、ヘッド駆動手段3としては、
プリントヘッド4とのインタフェース、例えば、クロッ
ク信号やラッチ信号などをプリントヘッド4のタイミン
グにあわせて制御する。なお、プリントヘッド4の駆動
方法としては、階調毎に所望の露光時間(例えば、1μ
s〜300μsのような時間)で露光し、階調特性がリ
ニアになるように駆動している。
【0021】図2は、2値用のプリントヘッド4の詳細
を示したものである。図において、5はドライバIC
で、シフトレジスタ6、ラッチ7及びレベルシフタ8か
ら構成されている。なお、レベルシフタ8の出力は個別
電極として記録素子10に接続され、また、複数の記録
素子10が列状に配置された記録素子列9(R、G及び
Bの記録素子列)はそれぞれ共通電極に接続されている
(ヘッド駆動手段3から出力される共通電極用の信号が
記録素子列9の共通電極と接続)。ここで、シフトレジ
スタ6は、ヘッド駆動手段3からのクロック信号により
ヘッド用のデータを順次シフトするものであり、前記デ
ータはラッチ信号によりラッチ7に取りこまれる。そし
て、ラッチされたデータはレベルシフタ8にて所望の電
圧に変換され、プリントヘッド4内の記録素子10が選
択的に駆動される。
【0022】次に、具体的なプリントヘッド4の駆動方
法について説明する。まず、ヘッド駆動手段3はプリン
トヘッド4用のクロック信号を出力するとともに、画像
データを2値のデータ信号として出力する。例えば、画
像データ入力手段2の出力が、‘0’、‘128’、
‘255’、…‘1’のようなデータ列であれば、1階
調目のデータとしては、‘0’、‘1’、‘1’、…
‘1’(1階調目の‘1’と比較した値)というデータ
信号として出力される。そして、ヘッド駆動手段3は、
1階調目のデータを出力後にラッチ信号を出力するとと
もに、記録素子への印加電圧を解除し、1階調目のデー
タに対する露光を行なう。さらに、1ライン内で複数回
同様の動作(2階調目…255階調目)を繰り返し露光
を完了させとともに、1画面内で同様の動作を繰り返し
画像形成を完了させる。
【0023】一方、図3は、多値用のプリントヘッド4
の詳細を示したもので、図2に示すプリントヘッド4の
構成にヘッドデータ比較手段11とカウント手段12を
追加したものである。次に、具体的なプリントヘッド4
の駆動方法について説明する。まず、ヘッド駆動手段3
はクロック信号に同期させて(画像データに対応した)
ヘッドデータ信号をシフトレジスタ6に出力する。ここ
で、シフトレジスタは、2値データ用ではなく多値デー
タ用のシフトレジスタである。
【0024】次に、ヘッド駆動手段3からの指令(1ラ
イン分のデータが転送完了したという指令)に基づきラ
ッチ信号が入力される。そして、ヘッド駆動手段3から
のカウンタセット信号によりカウント手段12を所定値
(例えば0)にセットするとともに、カウンタクロック
信号(カウンタクロック信号をラッチ信号と兼用化さ
せ、カウンタクロック信号を削除しても可)を順次供給
してカウント手段12をカウントアップさせる。そし
て、ヘッドデータ比較手段11では、カウント手段12
とラッチ7の出力とが比較され、例えば、カウント手段
12の出力がラッチ7の出力より小さい間は‘1’を出
しつづけ、カウント手段12がラッチ7の出力値以上に
なると‘0’を出しつづける。
【0025】次に、前記データはレベルシフタ8にて所
望の電圧に変換されるとともに、プリントヘッド4内の
記録素子10が選択的に駆動され、1ライン目に対する
記録が行われる。さらに、同様の動作をライン単位で繰
り返すことで、1画面の画像形成が完了する。多値用の
プリントヘッド4は、プリントヘッド4へのデータ転送
回数が1回/ラインですむため、データ転送回数が短縮
でき、その結果記録速度の高速化が可能である。
【0026】プリントヘッド4としては、例えば、記録
素子10として液晶シャッタ素子が640個設けられて
おり、液晶シャッタ素子を選択的に駆動しながら、その
透過時間を制御することにより画像形成が行われる。前
記液晶シャッタ素子としては、例えば、ガラス基板にT
N(ツイストネマチック)型の液晶を封入、さらに両側
に配置した2枚の偏光板をその吸収軸が90度ずれるよ
うに配置した構成をとっている。この構成では、電圧が
印加されていない時には透明状態、電圧印加時には遮蔽
状態となり、電圧無印加時間を制御することにより露光
時間が制御でき、その結果、階調性のある画像を形成す
ることができる。この構成をポジ型の液晶シャッタ素子
構成と称す。
【0027】一方、ネガ型の液晶シャッタ素子構成と
は、2枚の偏光板をその吸収軸が平行となるように配置
した構成を指し、電圧が印加されている時には透明状
態、電圧無印加時には遮蔽状態となり、電圧印加時間を
制御することにより階調画像が形成できるようなものを
指す。しかしながら、ネガ型はポジ型に比べて遮光時の
透過率が比較的大きいため、コントラストが小さく階調
性に乏しいため、プリントヘッド4としては、ポジ型の
方が好ましい。また、液晶の種類としては、TN型、S
TN型などのネマチック液晶やコレステリック液晶、あ
るいは強誘電性液晶に代表されるスクメチック液晶など
がある。露光装置に搭載するプリントヘッド4の特性と
しては、コントラスト比が高いこと、液晶シャッタ素子
の応答速度が速いこと、駆動電圧が低いこと、耐ショッ
ク性に安定であることなどが望まれ、これらを総合的に
評価した結果、TN型液晶がより好ましいという実験結
果を得ている。例えば、コントラスト比ではTN型がS
TN型に比べ10倍以上良好であり、耐ショック性で
は、TN型がスクメチック液晶に比較して安定であっ
た。
【0028】図1乃至図3に示した実施の形態1の動作
を説明する前に、この発明の特徴である露光方法につい
て図4から図6を用いて説明する。異なる色相で露光可
能な記録素子列9をn列(n:2以上の整数)配置させ
たプリントヘッド4では、通常、記録素子列9毎に異な
るドライバIC5を設けて独立的に記録素子10を駆動
させるが、図2や図3に示すようにドライバIC5を共
通化(一つの個別電極で複数の記録素子10を駆動)さ
せるとより安価な構成にできる。しかしながら、プリン
トヘッド4と感光性記録媒体を相対的移動させて画像を
形成させる場合、色ずれが生じる。これは、例えば、記
録素子列9をRGBの3列で構成させる場合、RGBの
記録素子列9を同時に露光させるのではなく、プリント
ヘッド4と感光性記録媒体の相対な移動中にもシーケン
シャル(R露光→G露光→B露光)に露光せざるを得な
いため生じるものである。
【0029】図4はその様子を示したものである。即
ち、RGBの記録素子10に対する露光時間をそれぞれ
t1、t2、t3とすると、GはRの露光後(概略t1
後)に露光を開始し、BはGの露光後(概略t2後)に
露光を開始するため、概略1/3ラインづつの色ずれが
生じてしまう。そこで、本発明では、RGBの記録素子
列9に対する露光タイミングを考慮(例えば、Gの記録
素子列9はRの記録素子列9から概略1/3ライン、B
の記録素子列9はRの記録素子列9から概略2/3ライ
ン遅れることを考慮)しつつ、記録素子列9と記録素子
列9の間隔を規定することで色ずれを解消させるもので
ある。
【0030】図5は1ラインに相当する長さをL(記録
画像の所望の解像度に対応した記録画素の中心間距離に
相当)とした時に、RGBの記録素子列9の間隔が5L
/3となるように構成したものである。図5の構成を用
いた時の露光方法を図6に示す。なお、図6において
は、記録素子列9を一つの記録素子10で代表させると
ともに、説明を分かりやすくするため、実際にはプリン
トヘッド4と感光性記録媒体は矢印方向に相対移動する
が、時間と共に図面右側に移動させている。図6では、
まず、RGBの記録素子列9の間隔を考慮するため、1
回目のRとGに対応する記録素子列9は遮蔽状態とし、
Bの記録素子列9には1ライン目の画像データに対応さ
せて選択的に露光する。
【0031】そして、2回目では、RとGに対応する記
録素子列9は遮蔽状態とし、Bの記録素子列9には2ラ
イン目の画像データに対応させて選択的に露光、3回目
ではRに対応する記録素子列9を遮蔽状態とし、Gの記
録素子列9には1ライン目の画像データ、Bの記録素子
列9には3ライン目の画像データに対応させて選択的に
露光、4回目ではRに対応する記録素子列9は遮蔽状態
とし、Gの記録素子列9には2ライン目の画像データ、
Bの記録素子列9には4ライン目の画像データに対応さ
せて選択的に露光する。そして、5回目ではRの記録素
子列9に1ライン目の画像データ、Gの記録素子列9に
3ライン目の画像データ、Bの記録素子列9には5ライ
ン目の画像データに対応させた露光により、記録画像の
1ライン目に対応する露光が完了する。次の6回目では
Rの記録素子列9に2ライン目の画像データ、Gの記録
素子列9に4ライン目の画像データ、Bの記録素子列9
には6ライン目の画像データに対応させた露光により、
記録画像の2ライン目、以下同様に露光させることで1
画面の画像が形成できる。
【0032】なお、図6は3色の記録素子列9の場合に
ついて説明したが、一般式では、記録画像の所望の解像
度に対応した記録画素の中心間距離Lに対し、記録素子
列と記録素子列の距離が概略L×(m+k/n)(m:
1以上の整数、k:1以上n未満の整数)の倍数であれ
ばよい。例えば、m=2、k=2、n=3として8L/
3としたり、m=1、k=1、n=2として3L/2と
してもよい。さらに、概略L×(m+k/n)を満たせ
ば異なる色相で露光可能な記録素子列9をそれぞれ異な
る間隔にしてもよい。
【0033】次に、動作について図1を用いて説明す
る。まず、画像データ入力手段2に入力された画像デー
タは、ヘッド駆動手段3に入力され、ヘッド駆動手段3
の出力は、クロック信号、ラッチ信号などとしてプリン
トヘッド4に転送され、階調画像が形成される。なお、
プリントヘッド4には図3に示す多値用のドライバIC
5が搭載されているものとする。
【0034】図7はより具体的なプリントヘッド4の駆
動方法を示す図である。図7において、制御手段1から
出力されるライン同期信号は各ラインの同期信号で、例
えば、3色の記録素子列9を有す場合には3個の同期信
号が出力される。なお、各色に対応したライン同期信号
のパルス間隔はそれぞれの記録周期であり、前記周期は
感光性記録媒体の感度に依存(概略0.1msから1秒
程度)している。動作としては、ライン同期信号の立下
り信号に同期して、まず、ヘッド駆動手段3はプリント
ヘッド4用のクロック信号を出力するとともに、画像デ
ータをヘッド用のデータ信号として出力する。そして、
ヘッド駆動手段3は、1ライン分のデータ信号を出力後
にラッチ信号を出力するとともに、R用のヘッドデータ
に対する露光を行う。そして、同様にG用及びB用の露
光も行ない、1ラインの記録を完了する。さらに、1画
面内で複数回同様の動作を繰り返し、画像形成を完了さ
せる。
【0035】以上のように、本実施の形態においては、
異なる色相で露光可能な記録素子列をn列(n:2以上
の整数)配置させたプリントヘッドを有すとともに、記
録画像の所望の解像度に対応した記録画素の中心間距離
Lに対し、記録素子列と記録素子列の間隔が概略L×
(m+k/n)(m:1以上の整数、k:1以上n未満
の整数)の倍数になるような構成にしたので、高画質記
録が得られるという効果がある。
【0036】なお、この実施の形態では本発明の主旨を
逸脱しない範囲で種々の変更や組み合わせが可能であ
る。例えば、プリントヘッド4としてEL(エレクトロ
ルミネッセンス)を用いるようにしても良い。例えば、
ELを用いたプリントヘッド4では、基板上に金属電
極、絶縁層、発光層、絶縁層、透明電極を順次積層して
形成、また、露光部は記録画素に相当するように分離形
成され、金属電極と透明電極に発光閾値以上の電圧印加
により、選択的な発光が得られる。図8はEL駆動方法
の一例であり、この場合には露光する間のみ電圧を印加
している。また、外部ホストコンピュータとのデータ転
送時間を短縮するために、所定(1ライン分や1画面分
など)の画像データを格納する画像データ記憶手段を設
けたり、画像データ入力手段2としてヘッド駆動手段3
の間に画像処理手段を設けるような構成にしてもよい。
また、プリントヘッド4へのデータとして、多値データ
ではなく2値データを転送するようにしてもよい。さら
に、ドライバIC5においてラッチ7を省略して低コス
ト化を図るようにしてもよい。
【0037】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を、図9及び図10を用いて説明する。本実施の形
態2は実施の形態1を改良したもので、プリントヘッド
4の記録素子10の並びを直線状ではなく千鳥状に配置
するようにしたものである。即ち、図9では、図2の記
録素子列9に相当する部分において、奇数番目と偶数番
目の記録素子10が千鳥配置となるように構成してい
る。これは、記録素子10を直線状に配置すると、記録
素子10と記録素子10間の隙間(電極配置等による隙
間)によってブラックストライプやホワイトストライプ
が記録画像に発生しやすいという課題があり、これを解
消するために千鳥状配置としている。
【0038】実施の形態2の動作を説明する前に、この
発明の特徴である露光方法について図10を用いて説明
する。図10は1ラインに相当する長さをLとした場合
に、例えば、RGBの記録素子列9の間隔が11L/
3、記録素子10の千鳥間隔が2Lとなるように構成し
たものである。また、便宜上、千鳥配置における記録素
子10の奇数番目を1、偶数番目を2と採番し、さら
に、RGBの記録素子列9をそれぞれ二つの記録素子1
0で代表させるとともに、説明を分かりやすくするた
め、実際にはプリントヘッド4と感光性記録媒体は矢印
方向に相対移動するが、時間と共に図面右側に移動させ
ている。
【0039】露光方法としては、まず、RGBの記録素
子列9の間隔とそれぞれの記録素子列9が千鳥配置であ
るということを考慮するため、1回目の露光では、Rと
Gに対応する記録素子列9及びB記録素子列9の1番目
記録素子10は非露光状態とし、B記録素子列9の2番
目記録素子10には1ライン目の画像データに対応させ
て選択的に露光する。
【0040】そして、2回目の露光では、RとGに対応
する記録素子列9及びB記録素子列9の1番目記録素子
10は非露光状態とし、B記録素子列9の2番目記録素
子10には2ライン目の画像データに対応させて露光す
る。3回目では、RとGに対応する記録素子列9は非露
光状態とし、B記録素子列9の1番目記録素子10には
1ライン目の画像データ、B記録素子列9の2番目記録
素子10には3ライン目の画像データに対応させて露
光、4回目はRとGに対応する記録素子列9は非露光状
態とし、B記録素子列9の1番目記録素子10には2ラ
イン目の画像データ、B記録素子列9の2番目記録素子
10には4ライン目の画像データに対応させて露光す
る。
【0041】続いて5回目には、R記録素子列9及びG
記録素子列9の1番目記録素子10は非露光状態とし、
G記録素子列9の2番目記録素子10には1ライン目の
画像データ、B記録素子列9の1番目記録素子10には
3ライン目の画像データ、B記録素子列9の2番目記録
素子10には5ライン目の画像データに対応させて露光
する。以上のような動作を繰り返すと、11回目の露光
で記録画像の1ライン目が形成でき、以下同様に露光さ
せることで1画面の画像が形成できる。
【0042】なお、千鳥配置のピッチは概略L(記録画
像の所望の解像度に対応した記録画素の中心間距離L)
の倍数であればよく、また、記録素子列と記録素子列の
距離は概略L*(m+k/n)(m:1以上の整数、
k:1以上n未満の整数)の倍数であればよいことは実
施の形態1と同様の考えである。
【0043】次に動作について図1、図9及び図10を
用いて説明するが、記録素子列9の配置以外は実施の形
態1と同様である。即ち、画像データ入力手段2に入力
された画像データは、ヘッド駆動手段3に入力され、ヘ
ッド駆動手段3の出力は、クロック信号、ラッチ信号な
どとしてプリントヘッド4に転送され、上記の露光方法
に従って階調画像が形成される。
【0044】以上のように、プリントヘッド4の記録素
子10の並びを直線状ではなく千鳥状に配置するように
したので、ブラックストライプやホワイトストライプの
ない高画質記録が得られるという効果を奏する。
【0045】なお、この実施の形態においても実施の形
態1で述べたような種々の変更や組み合わせが可能であ
る。例えば、RGBの記録素子列9の順番をBGRとし
たり、GBRとしてもよい。
【0046】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を説明する。本実施の形態は、例えば記録素子列9
がRGBの3列で、かつ1ライン内で露光色を切り替え
て画像を形成するような構成の場合に有効なものであ
る。即ち、図4のような課題を解消するため、本発明で
は、1ライン内で記録素子列9の露光を複数回切り替え
て、かつ、人間の目の積分能力を用いて色ずれを緩和す
るものである。図11は、1ライン内で各記録素子列9
による露光を6回に切り替えたもので、このようにすれ
ば各色の色ずれは半分にすることが可能になる。なお、
記録画素は、説明の都合上、右側にずらして示してい
る。
【0047】本発明のポイントである各記録素子列9に
よる露光切り替えは、露光色数より多ければよく、ま
た、切り替え順序は特に限定しない。例えば、人間の目
の積分能力や色による感度特性を利用して、可視光を出
力するRGBの記録素子列9の場合には、切り替えを
R、G、B、G、Bの5回にしたり、紫外線を出力する
各記録素子列9の場合には紫外線1、紫外線2、紫外線
1(紫外線1と2は波長が異なるもの)としたりしても
よい。なお、図11では各色の露光時間をほぼ一定とし
ているが、一定とせずそれぞれ異なる時間としてもよ
い。
【0048】次に動作について図1、図12を用いて説
明する。図12は本実施の形態の駆動方法を示すもの
で、図7や図8などのライン同期信号の替わりに、各色
の同期信号を用いて駆動するようにしたものである。具
体的には、制御手段1からの出力であるR用同期信号の
立下り信号に同期して、上述したように画像データに応
じたヘッドデータ信号、ラッチ信号等が出力されて、1
回目のR用露光が終了する。そして、G用同期信号の立
下りに同期して、同様に1回目のG用露光が終了し、B
用同期信号によって1回目のB用露光が終了する。さら
に、R用同期信号、G用同期信号、B用同期信号によっ
て、それぞれの色に対する2回目の露光が終了し、1ラ
インの画像形成を完了する。さらに、これらの同様の動
作を繰り返し、1画面の画像形成を完了する。
【0049】以上のように、本実施の形態においては、
1ライン内で記録素子列9の露光を複数回(露光色+1
以上)切り替えるようにしたので、色ずれの少ない高画
質記録が可能になる。
【0050】なお、この実施の形態においても実施の形
態1で述べたような種々の変更が可能であるが、記録素
子列9と記録素子列9の間隔は特に限定していない。例
えば、概略Lの倍数であってもよいことを付け加えてお
く。また、各色を複数回に分けて露光する場合には、1
回目に1から127階調目までのデータに対応する露光
を行い、2回目には残りのデータに対応する露光を行う
ようにしたり、1回目には奇数階調データに対応する露
光を行い、2回目には偶数階調データに対応するような
露光を行うようにしてもよい。これらは、ヘッド駆動手
段3を変更するだけで対応できる(ヘッド駆動手段3の
設計事項である)。また、1回目と2回目の露光時間に
差をつけたり、プリントヘッド4と感光性記録媒体の相
対的な移動方法と組み合わせてもよく、適宜変更可能で
ある。
【0051】さらに、図7や図8などのライン同期信号
を用いて実現してもよい。この場合には、1個目と4個
目のパルスをRの露光、2個目と5個目のパルスをGの
露光、3個目と6個目のパルスをBの露光スタートとし
てしてもよい。
【0052】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を、図13を用いて説明する。本実施の形態4は、
実施の形態1を改良したもので、個別電極と共通電極の
信号を同じドライバICから出力させるようにしたもの
である。即ち、図13では、図2におけるヘッド駆動手
段3からの共通電極をドライバIC5から出力させてい
る。これは、個別電極と共通電極間への電界印加/解除
によって、記録素子10の遮蔽/透過を制御できるた
め、共通電極用のデータとして‘1’を与えると2値用
のヘッドデータ信号が‘1’の時には透過(共通電極と
個別電極が同じため電界解除)、ヘッドデータ信号が
‘0’の時には遮蔽(共通電極と個別電極が異なるため
電界印加)することができるということに着目したもの
である。
【0053】次に動作について図1、図13を用いて説
明するが、ヘッド駆動手段3以外の部分は実施の形態1
と同様であるため割愛する。まず、ヘッド駆動手段3で
は、クロック信号に同期して、共通電極+個別電極分の
データ信号をプリントヘッド4に転送する。具体的に
は、通常の画像データのほか、Rの共通電極用データで
ある‘1’、Gの共通電極用データである‘0’、Bの
共通電極用データである‘0’が付加される。そして、
ラッチ信号によりラッチされ、レベルシフタ8から出力
された個別信号と共通電極により、Rの記録素子列9の
みが選択的に露光される。同様に、GあるいはBの記録
素子列9を露光する場合には、GあるいはBの共通電極
用データに‘1’を与えることにより選択的な露光が得
られる。
【0054】以上のように、個別電極と共通電極を同じ
ドライバIC5から出力するようにしたので高画質記録
を低コストで実現できるという効果を奏する。
【0055】なお、この実施の形態においても実施の形
態1乃至3で述べたような種々の変更や組み合わせが可
能である。例えば、多値用のプリントヘッド4の場合に
も同様の効果が得られる。なお、本発明はELの場合や
ネガ型の場合にも適用可能で、この場合には電界印加さ
れるように共通電極用のデータを決めればよい。
【0056】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を説明する。本実施の形態5は、実施の形態1を改
良したもので、ヘッド駆動手段3からの(少なくとも)
ヘッドデータ信号をプリントヘッド4に搭載するドライ
バIC5毎に異ならせるようにしたものである。これ
は、プリントヘッド4へのデータ転送時間が露光時間よ
り長くなる場合に有効なもので、ドライバIC5を複数
個配置するとともにヘッド駆動手段3から出力される
(少なくとも)ヘッドデータ信号をドライバIC5毎に
対し独立的に接続するようにしたものである。図14は
前記を説明するための図で、図3におけるドライバIC
5を記録素子列9の左側と右側に対応するようにドライ
バIC5a,bのように配置させたものである。
【0057】次に動作について図1及び図15を用いて
説明するが、ヘッド駆動手段3以外の部分は実施の形態
1と同様であるため割愛する。なお、図15は実施の形
態1における図8に相当するものである。まず、ヘッド
駆動手段3からの出力は記録素子列9の左側に対応した
データ信号aと右側に対応したデータ信号bがクロック
に同期して概略同じタイミングにて出力される。そし
て、実施の形態1と同様にラッチ信号によりラッチさ
れ、選択的に露光される。
【0058】以上のように、液晶シャッタ駆動手段3か
らの出力であるデータ信号をドライバIC毎に異ならせ
るようにしたので、高画質記録を高速に実現できるとい
う効果を奏する。
【0059】なお、この実施の形態においても実施の形
態1乃至4で述べたような種々の変更や組み合わせが可
能である。例えば、上記実施の形態ではドライバICの
数を2個としたが、2以上であればよく特に限定しな
い。また、クロック信号やデータ信号をライン同期信号
に同期させるのではなく、ラッチ信号の立ち上がりに同
期させたり、更なる低コスト化を図るためクロック信号
の周波数を(データ転送時間が露光時間程度になるよう
に)おとしてもよい。
【0060】
【発明の効果】この発明に係る請求項1のプリント装置
は、感光性記録媒体にプリントヘッドからの光を選択的
に露光して階調画像を形成する光プリント装置におい
て、異なる色相で露光可能な記録素子列が感光性記録媒
体の送り方向にn列(n:2以上の整数)に配置され、
n列の記録素子列は、感光性記録媒体の送り方向におい
て、記録画像の所望の解像度に対応した記録画素の中心
間距離Lに対し、記録素子列と記録素子列の間隔が概略
L×(m+k/n)(m:1以上の整数、k:1以上n
未満の整数)の倍数となるように配置されているプリン
トヘッドと、プリントヘッドを駆動するヘッド駆動手段
とを備えている。そのため、低価格で、かつ高速・高画
質記録が実現できる光プリント装置を得ることができ
る。
【0061】この発明に係る請求項2のプリント装置
は、異なる色相で露光可能な記録素子列が千鳥配置であ
る。そのため、ブラックストライプやホワイトストライ
プのない高画質記録が得られる。
【0062】この発明に係る請求項3のプリント装置
は、感光性記録媒体にプリントヘッドからの光を選択的
に露光して階調画像を形成する光プリント装置におい
て、異なる色相で露光可能な記録素子列を感光性記録媒
体の送り方向にn列(n:2以上の整数)配置させたプ
リントヘッドと、プリントヘッドを駆動し、n列の記録
素子列に対し、1ライン内でn+1回以上の露光色の切
り替えをするヘッド駆動手段とを備えている。そのた
め、低価格で、かつ高速・高画質記録が実現できる光プ
リント装置を得ることができる。
【0063】この発明に係る請求項4のプリント装置
は、記録素子列の各記録素子を駆動する個別電極と共通
電極との信号を同じドライバICから出力する。そのた
め、高画質記録を低コストで実現できる。
【0064】この発明に係る請求項5のプリント装置
は、プリントヘッドは、ヘッド駆動手段からのカウンタ
クロック信号あるいはラッチ信号をカウントするカウン
ト手段と、カウント手段の出力とラッチされたヘッドデ
ータを比較するヘッドデータ比較手段とを有する。その
ため、プリントヘッドへのデータ転送回数が1回/ライ
ンですみ、データ転送回数が短縮でき、その結果記録速
度の高速化が可能である。
【0065】この発明に係る請求項6のプリント装置
は、プリントヘッドは、記録素子列の各記録素子を駆動
する個別電極を複数の記録素子に対応させて共用させて
設けている。そのため、個別電極の数を少なくすること
ができ、より安価な構成とすることができる。
【0066】この発明に係る請求項7のプリント装置
は、ヘッド駆動手段からのヘッドデータ信号を、プリン
トヘッドに搭載するドライバIC毎に異ならせた。その
ため、高画質記録を高速に実現できる。
【0067】この発明に係る請求項8のプリント装置
は、プリントヘッドは、ポジ型ツイストネマチック液晶
タイプである。そのため、コントラストが良い光プリン
ト装置とすることができる。
【0068】この発明に係る請求項9のプリント装置
は、プリントヘッドの露光部がエレクトロルミネッセン
スタイプである。そのため、小型化が図れ、また光量を
アップすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による光プリント装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 2値用のプリントヘッドの詳細を説明する模
式図である。
【図3】 多値用のプリントヘッドの詳細を説明する模
式図である。
【図4】 色ずれが生じる様子を示す説明図である。
【図5】 1ラインに相当する長さをL(記録画像の所
望の解像度に対応した記録画素の中心間距離に相当)と
した時に、RGBの各記録素子列の間隔が5L/3とな
るように構成する様子を示す説明図である。
【図6】 図5の構成を用いた時の露光方法を説明する
説明図である。
【図7】 具体的なプリントヘッドの駆動方法を説明す
るタイミングチャートである。
【図8】 EL駆動方法の一例であり露光する間のみ電
圧を印加する方法を説明するタイミングチャートであ
る。
【図9】 実施の形態2の記録素子が千鳥配置となるよ
うに配置した記録素子列を説明する模式図である。
【図10】 実施の形態2の露光方法を説明する説明図
である。
【図11】 実施の形態3の1ライン内で記録素子列に
よる露光を6回切り替える様子を示す説明図である。
【図12】 実施の形態3の駆動方法を示すタイミング
チャートである。
【図13】 実施の形態4のプリントヘッドの詳細を説
明する模式図である。
【図14】 実施の形態5のプリントヘッドの詳細を説
明する模式図である。
【図15】 実施の形態5のタイミングチャートであ
る。
【図16】 従来の光プリントヘッド構成を模式的に示
す斜視図である。
【符号の説明】
4 プリントヘッド、3 ヘッド駆動手段、5,5a,
5b ドライバIC、9 記録素子列、10 記録素
子、11 ヘッドデータ比較手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 廣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE12 AE13 AF07 AF61 FA04 FA16 FA34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性記録媒体にプリントヘッドからの
    光を選択的に露光して階調画像を形成する光プリント装
    置において、 異なる色相で露光可能な記録素子列が前記感光性記録媒
    体の送り方向にn列(n:2以上の整数)に配置され、
    該n列の記録素子列は、前記感光性記録媒体の送り方向
    において、記録画像の所望の解像度に対応した記録画素
    の中心間距離Lに対し、該記録素子列と該記録素子列の
    間隔が概略L×(m+k/n)(m:1以上の整数、
    k:1以上n未満の整数)の倍数となるように配置され
    ている前記プリントヘッドと、 前記プリントヘッドを駆動するヘッド駆動手段とを備え
    たことを特徴とする光プリント装置。
  2. 【請求項2】 異なる色相で露光可能な前記記録素子列
    が千鳥配置であることを特徴とする請求項1記載の光プ
    リント装置。
  3. 【請求項3】 感光性記録媒体にプリントヘッドからの
    光を選択的に露光して階調画像を形成する光プリント装
    置において、 異なる色相で露光可能な記録素子列を前記感光性記録媒
    体の送り方向にn列(n:2以上の整数)配置させたプ
    リントヘッドと、 前記プリントヘッドを駆動し、前記n列の記録素子列に
    対し、1ライン内でn+1回以上の露光色の切り替えを
    するヘッド駆動手段とを備えたことを特徴とする光プリ
    ント装置。
  4. 【請求項4】 前記記録素子列の各記録素子を駆動する
    個別電極と共通電極との信号を同じドライバICから出
    力することを特徴とする請求項1から3のいずれか記載
    の光プリント装置。
  5. 【請求項5】 前記プリントヘッドは、前記ヘッド駆動
    手段からのカウンタクロック信号あるいはラッチ信号を
    カウントするカウント手段と、前記カウント手段の出力
    とラッチされたヘッドデータを比較するヘッドデータ比
    較手段とを有することを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか記載の光プリント装置。
  6. 【請求項6】 前記プリントヘッドは、前記記録素子列
    の各記録素子を駆動する個別電極を複数の記録素子に対
    応させて共用させて設けていることを特徴とする請求項
    1から5のいずれか記載の光プリント装置。
  7. 【請求項7】 前記ヘッド駆動手段からのヘッドデータ
    信号を、前記プリントヘッドに搭載するドライバIC毎
    に異ならせたことを特徴とする請求項1から6のいずれ
    か記載の光プリント装置。
  8. 【請求項8】 前記プリントヘッドは、ポジ型ツイスト
    ネマチック液晶タイプであることを特徴とする請求項1
    から7のいずれか記載の光プリント装置。
  9. 【請求項9】 プリントヘッドの露光部がエレクトロル
    ミネッセンスタイプであることを特徴とする請求項1か
    ら7のいずれか記載の光プリント装置。
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