JP4912006B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体の表面を光線で走査することにより記録媒体上に画像を記録する画像記録装置に関する。
従来より、印刷版の表面を光線で走査することにより、印刷版の表面に画像を記録する画像記録装置が知られている。例えば、フレキソ印刷やレタープレス印刷に使用される印刷版の表面に画像を記録する画像記録装置が知られている。フレキソ印刷やレタープレス印刷に使用される印刷版の表面は感光性樹脂により構成されており、光線の照射により印刷版の表面に凹凸が形成されることにより、印刷版上に画像が記録される。
このような印刷版に画像を確実に記録するためには、光線により印刷版の記録箇所に与えられるエネルギーを増強させることが望ましい。光線により与えられるエネルギーを増強させるために、例えば特許文献1には、複数のレーザ光線を同一の光軸上にまとめて印刷版へ照射する技術が開示されている。また、特許文献2には、複数のビームによって印刷版の同一位置を順次に記録する技術が開示されている。
特表平11−500962号公報 特許第3556204号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、複数のレーザ光線を同一光軸上にまとめるための光学系を構成する必要があり、光学系を含む機構部の構成が複雑になるという問題があった。また、特許文献2に開示された技術では、印刷版の同一位置に全てのビームを順次に照射していくため、画像記録速度が著しく低下するという問題があった。記録ドラムの回転速度や記録ヘッドの送り速度を上げれば、画像記録速度を向上させることは可能となるが、記録ドラムや記録ヘッド等の駆動系を高速化することには一定の限界があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、画像記録装置の機構部の構成を複雑化することなく、また、画像記録速度が極端に低下することもなく、記録媒体に対する記録強度を向上させることができる画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、記録媒体の表面を光線で走査することにより記録媒体上に画像を記録する画像記録装置であって、記録媒体に向けて光線を出射する複数の光源を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを、記録媒体に対して主走査方向および前記主走査方向に直交する副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、前記移動手段を制御する制御手段と、を備え、Nを2以上の整数として、前記制御手段は、前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御し、それにより、前記記録ヘッドは、前記記録媒体上の同一位置に対してN回繰り返し記録を行い、前記複数の光源は、前記記録ヘッドにおいて副走査方向に配列されており、前記Nは、前記記録ヘッドに含まれる前記光源の数の約数であることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像記録装置であって、前記Nの値を設定する設定手段を更に備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の画像記録装置であって、前記設定手段は、記録媒体の感度または与えられた記録強度の情報に基づいて前記Nの値を設定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像記録装置であって、前記記録ヘッドが記録媒体上の同一位置に同一のデータを記録するように、前記複数の光源のそれぞれにデータを分配する分配手段を更に備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の画像記録装置であって、前記分配手段は、データを一時的に保持して前記複数の光源のそれぞれに与えるN+1個のバッファを有し、そのうちのN個のバッファに同一のデータを書き込むとともに、残りの1個のバッファからデータを読み出す処理を、N個のバッファの組み合わせを順次に変更しつつ実行することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の画像記録装置であって、前記複数の光源のそれぞれは、光線の強さを連続的に変更可能であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の画像記録装置であって、前記制御手段は、前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御する第1のモードと、前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御する第2のモードとに、切り替え可能であることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7までのいずれかに記載の画像記録装置であって、Mを前記複数の光源の副走査方向についての数として、前記制御手段は、前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御する第2のモードと、前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/M倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御し、それにより、前記記録ヘッドが、前記記録媒体上の同一位置に対してM回繰り返し記録を行う第3のモードとに切り替え可能であることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の画像記録装置であって、前記複数の光源は、前記記録ヘッドにおいて主走査方向および副走査方向に二次元に配列されており、前記記録ヘッドは、前記記録媒体上の同一位置に対して、前記複数の光源のうち主走査位置の異なる光源により繰り返し記録を行うことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項9に記載の画像記録装置であって、前記複数の光源は、前記記録ヘッドにおいて所定数の主走査位置に分けて配置されており、前記記録ヘッドは、前記記録媒体上の同一位置に対して、全ての主走査位置に配置される光源により繰り返し記録を行うことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、記録媒体の表面を光線で走査することにより記録媒体上に画像を記録する画像記録装置であって、記録媒体に向けて光線を出射する複数の光源を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを、記録媒体に対して主走査方向および前記主走査方向と交差する副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、前記移動手段を制御する制御手段と、を備え、Mを前記複数の光源の副走査方向についての数として、前記制御手段は、前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御する第1のモードと、前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/M倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御し、それにより、前記記録ヘッドが、前記記録媒体上の同一位置に対してM回繰り返し記録を行う第3のモードとに、切り替え可能であることを特徴とする。
請求項1〜10に記載の発明によれば、記録ヘッドが主走査方向への1回の走査につき記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動し、それにより、記録媒体上の同一位置に対してN回繰り返し記録を行う。このため、記録媒体上の記録位置に与えられる光線のエネルギーが増強され、画像を確実に記録することができる。また、記録媒体上の同一位置を必ずしも全ての光源で繰り返し記録するわけではないので、記録速度が極端に低下することもない。更に、光学系や駆動系の構成を複雑化することもない。
また、請求項1〜10に記載の発明によれば、複数の光源は記録ヘッドにおいて副走査方向に配列されており、Nは記録ヘッドに含まれる光源の数の約数である。このため、記録ヘッドに含まれる複数の光源をN個のグループに分け、記録媒体上の同一箇所を各グループにより繰り返し記録することができる。したがって、記録ヘッドに含まれる光源に端数が生じることはなく、光源を無駄なく利用することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、Nの値を設定する設定手段を更に備える。このため、記録媒体上に繰り返し記録を行う回数を、諸条件に応じて任意に設定することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、設定手段は、記録媒体の感度または与えられた記録強度の情報に基づいてNの値を設定する。このため、記録媒体の感度が低い場合または高い記録強度が要求される場合には、Nを高い値に設定して繰り返し記録を行う回数を増加させることができる。また、記録媒体の感度が高い場合または高い記録強度が要求されていない場合には、Nを低い値に設定して画像記録速度を向上させることができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、記録ヘッドが記録媒体上の同一位置に同一のデータを記録するように、複数の光源のそれぞれにデータを分配する分配手段を更に備える。このため、記録媒体上の同一位置に異なるデータが記録されることはなく、適切に繰り返し記録を行うことができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、分配手段は、データを一時的に保持して複数の光源のそれぞれに与えるN+1個のバッファを有し、そのうちのN個のバッファに同一のデータを書き込むとともに、残りの1個のバッファからデータを読み出す処理を、N個のバッファの組み合わせを順次に変更しつつ実行する。このため、記録ヘッドの複数の光源に対して、同一のデータをN回繰り返し与えることができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、複数の光源のそれぞれは、光線の強さを連続的に変更可能である。このため、記録媒体上に多階調の画像を記録することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、制御手段は、記録ヘッドが主走査方向への1回の走査につき記録ヘッドの記録幅ずつ副走査方向に移動するように移動手段を制御する第1のモードと、記録ヘッドが主走査方向への1回の走査につき記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動するように移動手段を制御する第2のモードとに、切り替え可能である。このため、記録媒体上に繰り返し記録を行うか否かを、諸条件に応じて切り替えることができる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、制御手段は、記録ヘッドが主走査方向への1回の走査につき記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動するように、移動手段を制御する第2のモードと、記録ヘッドが主走査方向への1回の走査につき記録ヘッドの記録幅の1/M倍(Mは複数の光源の数)ずつ副走査方向に移動するように、移動手段を制御する第3のモードとに、切り替え可能である。このため、記録媒体上に繰り返し記録を行う際の繰り返し回数を、諸条件に応じて切り替えることができる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、複数の光源は、記録ヘッドにおいて主走査方向および副走査方向に二次元に配列されており、記録ヘッドは、記録媒体上の同一位置に対して、複数の光源のうち主走査位置の異なる光源により繰り返し記録を行う。このため、記録ヘッド上における光源の主走査位置の相違に起因する記録強度のばらつきを緩和することができる。
特に、請求項10に記載の発明によれば、複数の光源は、記録ヘッドにおいて所定数の主走査位置に分けて配置されており、記録ヘッドは、記録媒体上の同一位置に対して、全ての主走査位置に配置される光源により繰り返し記録を行う。このため、記録ヘッド上における光源の主走査位置の相違に起因する記録強度のばらつきをより良好に緩和することができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、制御手段は、記録ヘッドが主走査方向への1回の走査につき記録ヘッドの記録幅ずつ副走査方向に移動するように、移動手段を制御する第1のモードと、記録ヘッドが主走査方向への1回の走査につき記録ヘッドの記録幅の1/M倍ずつ副走査方向に移動するように、移動手段を制御する第3のモードとに、切り替え可能である。このため、記録媒体上に繰り返し記録を行う際の繰り返し回数を、諸条件に応じて切り替えることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.画像記録装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置1の構成を示した図である。この画像記録装置1は、印刷版Pの表面を光線で走査することにより、印刷版P上に画像を記録するための装置である。図1に示したように、画像記録装置1は、主として、記録ドラム10と、記録ヘッド20と、モード設定部30と、走査速度設定部40と、フロント側PC50と、データ分配部60とを備えている。
記録ドラム10は、画像記録媒体となる印刷版Pを主走査方向(図中矢印d1の方向)に移動させるための回転機構である。印刷版Pは、記録ドラム10の円筒状の外周面にクランプ部材等により装着される。また、記録ドラム10の回転軸11は主軸モータ12に接続されている。このため、主軸モータ12を動作させると、回転軸11とともに記録ドラム10が回転し、それにより印刷版Pは主走査方向に移動する。なお、印刷版Pとしては、例えば、フレキソ印刷やレタープレス印刷に用いられる感光樹脂製の印刷版が使用される。
記録ヘッド20は、記録ドラム10の回転軸11に平行な副走査方向(図中矢印d2の方向)に移動しつつ、記録ドラム10上の印刷版Pにレーザ光線を照射するための機構である。記録ヘッド20は、副走査方向に配列された4つの発光素子21〜24を有し、各発光素子21〜24は、与えられるデータに基づいて個別にオンオフ制御される。各発光素子21〜24から出射されたレーザ光線は、光学系25を介して記録ドラム10上の印刷版Pの表面に結像する。また、記録ヘッド20は、副走査方向にのびるボールねじ26と螺合されており、ボールねじ26は、副軸モータ27に接続されている。このため、副軸モータ27を動作させると、ボールねじ26が回転し、それにより記録ヘッド20は副走査方向に移動する。
この画像記録装置1では、上記のように、記録ドラム10を主走査方向に回転させつつ記録ヘッド20を副走査方向に移動させる。これにより、印刷版Pに対して記録ヘッド20を主走査方向および副走査方向に相対的に移動させる。なお、以下では、印刷版Pに対して記録ヘッド20を主走査方向に相対的に移動させることを単に「主走査」といい、印刷版Pに対して記録ヘッド20を副走査方向に相対的に移動させることを単に「副走査」という。
モード設定部30は、印刷版Pに対する記録モードを設定するための処理部である。この画像記録装置1には、印刷版Pに対して1回のみの記録を行う第1の記録モードと、印刷版Pに対して2回の繰り返し記録を行う第2の記録モードと、印刷版Pに対して4回の繰り返し記録を行う第3の記録モードとを有している。モード設定部30は、入力部31から入力される情報(印刷版Pの感度,記録強度の情報など)に基づいて、第1の記録モード、第2の記録モード、および第3の記録モードの中から1つの記録モードを選択する。例えば、印刷版Pの感度が低いときや、高い記録強度が要求されているときには、第2または第3の記録モードを選択し、印刷版Pの感度が高いときや、あまり高い記録強度が要求されていないときには、第1の記録モードを選択する。そして、モード設定部30は、選択された記録モードの情報を走査速度設定部40、フロント側PC50、およびデータ分配部60へ送信する。なお、このモード設定部30および後述する走査速度設定部40、データ分配部60は、例えば電子回路の組み合わせにより実現される。
なお、記録強度の情報とは、例えば、印刷版Pが凸版や凹版の印刷版の場合には、記録しようとする画像において必要とされる走査線の彫刻深さや彫刻幅の程度等に関する情報である。印刷版Pが平版の印刷版の場合には、記録しようとする画像において必要とされる走査線の濃度や線幅に関する情報である。
走査速度設定部40は、主軸モータ12および副軸モータ27の回転速度を制御し、それにより、画像記録装置1の主走査速度および副走査速度を制御するための処理部である。走査速度設定部40は、モード設定部30から記録モードの情報を受信すると、その記録モードに応じた速度で記録ドラム10および記録ヘッド20が動作するように、主軸モータ12および副軸モータ27の回転速度を設定する。そして、設定された回転速度で主軸モータ12および副軸モータ27を動作させる。
フロント側PC50は、外部から与えられる画像データをデータ分配部60へ供給するためのデータ処理装置である。フロント側PC50は、CPUやメモリを有するコンピュータにより構成される。フロント側PC50は、与えられた画像データを分割して、各発光素子21〜24の1回の主走査により記録される帯状の画像データ(以下では「ラインデータ」という)を生成し、生成された複数のラインデータをデータ分配部60へ供給する。なお、画像データは、各発光素子21〜24のオンオフのみにより記録される二値データの集合であってもよく、各発光素子21〜24の発光強度を連続的に変化させて記録される多値データの集合であってもよい。
データ分配部60は、記録ヘッド20が印刷版P上の同一位置に同一のデータを記録するように、複数の光源のそれぞれにデータを分配するための処理部である。データ分配部60は、データの書き込みおよび読み出しを行うバッファメモリ61を有している。データ分配部60は、フロント側PC50から供給される多数のラインデータを、バッファメモリ61に一時的に蓄積する。そして、モード設定部30から与えられる記録モードの情報に応じて、所定の順序で各ラインデータを発光素子21〜24へ送り出す。
<2.画像記録装置の基本動作>
このような画像記録装置1において、印刷版P上に画像を記録するときには、まず、オペレータが入力部31を操作して、使用される印刷版Pの感度または所望の記録強度を入力する。すると、モード設定部30は、入力された印刷版Pの感度または記録強度の情報に基づき、第1の記録モード、第2の記録モード、および第3の記録モードのいずれかを選択する。そして、モード設定部30は、選択された記録モードの情報を走査速度設定部40、フロント側PC50、およびデータ分配部60へ送信する。
続いて、外部からフロント側PC50に画像データが与えられると、フロント側PC50は、与えられた画像データを複数のラインデータに分割し、これらを設定された記録モードに適した転送速度でデータ分配部60へ送信する。データ分配部60は、複数のラインデータをバッファメモリ61に一旦蓄積するとともに、各ラインデータを記録モードに適した所定の順序で発光素子21〜24へ並列に送り出す。そして、各発光素子21〜24は、与えられたラインデータに基づいて、レーザ光線を個別に出射する。
記録ドラム10の1回転毎に記録される走査線の数は記録モード毎に異なるので、各走査線の記録ドラム10の回転軸に対する傾斜角度は記録モードに応じて変更される。すなわち、記録ドラム10の円周長をr、記録ドラム10の1回転毎の記録幅をwとすると、印刷版Pにはtan-1θ=r/wとなるような傾斜角θだけ副走査方向に傾斜した走査線が順次に記録されていく。したがって、複数のラインデータをデータ分配部60からバッファメモリ61に格納する際には、最終的に傾斜のない画像が印刷版P上に記録されるようにするため、各ラインデータを予め傾斜角θだけ副走査方向反対側に傾斜させる補正を行った画像の画像データを書き込む。すなわち、データ分配部60は、フロント側PC50から送信された画像データに所定の画像変形処理を施した画像の画像データをバッファメモリ61に書き込んでいく。このような画像変形処理の具体的手法は、例えば、本出願人から出願された特開2000−043318号に開示されている。
このように、記録ドラム10の1回転毎の記録幅wに応じて各走査線の傾斜角θが変化し、この傾斜角θの変化に応じた画像変形処理が行われる。データ分配部60から複数のラインデータをバッファメモリ61に格納する際には設定された記録モードに応じた内容の画像変形処理が行われる。このような画像変形処理を実現するためにはデータ分配部60が記録ヘッド20の最大記録幅以上の幅に相当するラインデータを保持可能である必要がある。したがって、実際には、現在画像記録されている走査線よりも相当程度先行した走査線のラインデータがフロント側PC50からデータ分配部60に送信されている。しかし、図2,図5,図7等のタイミングチャートを用いた説明では、簡単のためこのようなラインデータ先行送信が行われていないものとしている。また、データ分配部からバッファメモリ61へのラインデータの格納に際しても特段の画像変形処理が行われていないものとして説明している。なお、上記の画像変形処理は、フロント側PC50で行ってもよい。
一方、走査速度設定部40は、モード設定部30から受信した記録モードに応じて主軸モータ12および副軸モータ27を制御し、それにより、記録ドラム10および記録ヘッド20を動作させる。これにより、発光素子21〜24から出射されるレーザ光で印刷版Pの表面が走査され、印刷版P上に画像が記録される。
以上が、この画像記録装置1の基本的動作であるが、より詳しくは、モード設定部30において選択された記録モードによって、走査速度設定部40やデータ分配部60の処理内容が相違する。以下では、各記録モードにおける特有の処理内容について、更に説明する。
<3.第1の記録モードにおける処理内容>
図2は、第1の記録モードが選択された場合におけるラインデータの転送および記録のタイミングを示したタイミングチャートである。図2には、上段から順に、記録ドラム10の回転、フロント側PC50からデータ分配部60へのラインデータの転送、および各発光素子21〜24によるラインデータの記録の各タイミングが、順に示されている。
第1の記録モードでは、記録ドラム10が最初の1回転を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へ、ラインデータL1〜L4(最も副走査方向マイナス側の4本のラインデータ)が順次に転送される。そして、記録ドラム10が2回転目を行っている間に、データ分配部60から各発光素子21〜24へ各ラインデータL1〜L4が転送されるとともに、転送された各ラインデータL1〜L4が印刷版Pへ記録される。各ラインデータL1〜L4と転送先の発光素子との対応関係は、図2中の破線矢印のようになっている。すなわち、ラインデータL1は発光素子21へ、ラインデータL2は発光素子22へ、ラインデータL3は発光素子23へ、ラインデータL4は発光素子24へ、それぞれ転送される。また、記録ヘッド20は、記録ドラム10が1回転を行う間に記録ヘッド20の記録幅だけ副走査方向に移動する。これにより、図3に示したように、発光素子21〜24から印刷版Pへ、ラインデータL1〜L4が記録される。
図2に戻り、記録ドラム10が2回転目を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へ、次のラインデータL5〜L8が順次に転送される。そして、記録ドラム10が3回転目を行っている間に、データ分配部60から各発光素子21〜24へ各ラインデータL5〜L8が転送されるとともに、転送された各ラインデータL5〜L8が印刷版Pへ記録される。各ラインデータL5〜L8と転送先の発光素子との対応関係は、図2中の破線矢印のようになっている。すなわち、ラインデータL5は発光素子21へ、ラインデータL6は発光素子22へ、ラインデータL7は発光素子23へ、ラインデータL8は発光素子24へ、それぞれ転送される。また、記録ヘッド20は、記録ドラム10が1回転を行う間に記録ヘッド20の記録幅だけ副走査方向に移動する。これにより、図4に示したように、発光素子21〜24から印刷版Pへ、ラインデータL5〜L8が記録される。
このように、第1の記録モードでは、記録ドラム10の1回転につき4本のラインデータが重複することなく順次に記録ヘッド20に送られる。そして、記録ドラム10の1回転につき、記録ヘッド20はその記録幅(4本のラインデータの幅)ずつ副走査方向に移動する。これにより、記録ドラム10の外周面に螺旋状にラインデータの記録が行われ、印刷版P上には切れ目なく画像が記録される。
<4.第2の記録モードにおける画像記録動作>
図5は、第2の記録モードが選択された場合におけるラインデータの転送および記録のタイミングを示したタイミングチャートである。図5には、上段から順に、記録ドラム10の回転、フロント側PC50からデータ分配部60へのラインデータの転送、および各発光素子21〜24によるラインデータの記録の各タイミングが、順に示されている。また、図6は、第2の記録モードが選択された場合におけるバッファメモリ61の書き込みおよび書き出しの動作を示した図である。
第2の記録モードでは、記録ドラム10が最初の1回転を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へ、ラインデータL1,L2が順次に転送される。ここで、第2の記録モードでは、データ分配部60に含まれる3つのバッファメモリ61a〜61cを利用してラインデータの転送処理を行う。記録ドラム10が最初の1回転を行うときには、図6(a)に示したように、ラインデータL1,L2は、2つにコピーされてバッファメモリ61aとバッファメモリ61bとに書き込まれる。
次に、記録ドラム10が2回転目を行っている間に、図6(b)に示したように、バッファメモリ61aからラインデータL1,L2が読み出され、発光素子23,24へ転送されるとともに、転送された各ラインデータL1,L2が印刷版Pへ記録される。各ラインデータL1,L2と転送先の発光素子との対応関係は、図5中の破線矢印のようになっている。すなわち、ラインデータL1は発光素子23へ、ラインデータL2は発光素子24へ、それぞれ転送される。また、記録ヘッド20は、記録ドラム10が1回転を行う間に記録ヘッド20の記録幅の1/2倍だけ副走査方向に移動する。これにより、図7に示したように、発光素子23,24から印刷版Pへ、ラインデータL1,L2が記録される。
図5に戻り、記録ドラム10が2回転目を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へ、次のラインデータL3,L4が順次に転送される。転送されたラインデータL3,L4は、図6(b)に示したように、2つにコピーされてバッファメモリ61bとバッファメモリ61cとに書き込まれる。
次に、記録ドラム10が3回転目を行っている間に、図6(c)に示したようにバッファメモリ61bからラインデータL1〜L4が読み出され、発光素子21〜24へ転送されるとともに、転送された各ラインデータL1〜L4が印刷版Pへ記録される。各ラインデータL1〜L4と転送先の発光素子との対応関係は、図5中の破線矢印のようになっている。すなわち、ラインデータL1は発光素子21へ、ラインデータL2は発光素子22へ、ラインデータL3は発光素子23へ、ラインデータL4は発光素子24へ、それぞれ転送される。また、記録ヘッド20は、記録ドラム10が1回転を行う間に記録ヘッド20の記録幅の1/2倍だけ副走査方向に移動する。これにより、図8に示したように、発光素子21〜24から印刷版Pへ、ラインデータL1〜L4が記録される。発光素子21,22は、印刷版P上に既に記録されているラインデータL1,L2上に、繰り返しラインデータL1,L2を記録する。
図5に戻り、記録ドラム10が3回転目を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へ、次のラインデータL5,L6が順次に転送される。転送されたラインデータL5,L6は、図6(c)に示したように、2つにコピーされてバッファメモリ61aとバッファメモリ61cとに書き込まれる。
次に、記録ドラム10が4回転目を行っている間に、図6(d)に示したようにバッファメモリ61cからラインデータL3〜L6が読み出され、発光素子21〜24へ転送されるとともに、転送された各ラインデータL3〜L6が印刷版Pへ記録される。各ラインデータL3〜L6と転送先の発光素子との対応関係は、図5中の破線矢印のようになっている。すなわち、ラインデータL3は発光素子21へ、ラインデータL4は発光素子22へ、ラインデータL5は発光素子23へ、ラインデータL6は発光素子24へ、それぞれ転送される。また、記録ヘッド20は、記録ドラム10が1回転を行う間に記録ヘッド20の記録幅の1/2倍だけ副走査方向に移動する。これにより、図9に示したように、発光素子21〜24から印刷版Pへ、ラインデータL3〜L6が記録される。発光素子21,22は、印刷版P上に既に記録されているラインデータL3,L4の上に、繰り返しラインデータL3,L4を記録する。
このように、第2の記録モードでは、3つのバッファメモリ61a〜61cのうちの2つのバッファメモリに同一のラインデータを書き込むとともに、残りの1つのバッファメモリからラインデータを読み出す処理を、2つのバッファメモリの組み合わせを順次に変更しつつ実行する。これにより、同一のラインデータが発光素子23,24と発光素子21,22とに2回繰り返し供給される。
また、記録ドラム10の1回の回転につき、記録ヘッド20をその記録幅の1/2倍ずつ副走査方向に移動させる。これにより、発光素子23,24が先行して2本のラインデータを記録し、その後、同一位置に対して後続の発光素子21,22が同一のラインデータを繰り返し記録する。このため、印刷版P上の記録位置に与えられるレーザ光線のエネルギーが増強され、画像を確実に記録することができる。
<5.第3のモードにおける画像記録動作>
図10は、第3の記録モードが選択された場合におけるラインデータの転送および記録のタイミングを示したタイミングチャートである。図10には、上段から順に、記録ドラム10の回転、フロント側PC50からデータ分配部60へのラインデータの転送、および各発光素子21〜24によるラインデータの記録の各タイミングが、順に示されている。また、図11は、第3の記録モードが選択された場合におけるバッファメモリ61の書き込みおよび書き出しの動作を示した図である。
第3の記録モードでは、記録ドラム10が最初の1回転を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へ、ラインデータL1が転送される。ここで、第3の記録モードでは、データ分配部60に含まれる5つのバッファメモリ61a〜61eを利用してラインデータの転送処理を行う。記録ドラム10が最初の1回転を行うときには、図11(a)に示したように、ラインデータL1は、4つにコピーされてバッファメモリ61a〜61dに書き込まれる。
次に、記録ドラム10が2回転目を行っている間に、図6(b)に示したように、バッファメモリ61aからラインデータL1が読み出され、発光素子24へ転送されるとともに、転送された各ラインデータL1が印刷版Pへ記録される。また、記録ヘッド20は、記録ドラム10が1回転を行う間に記録ヘッド20の記録幅の1/4倍だけ副走査方向に移動する。これにより、図12に示したように、発光素子24から印刷版Pへ、ラインデータL1が記録される。
図10に戻り、記録ドラム10が2回転目を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へラインデータL2が転送される。転送されたラインデータL2は、図11(b)に示したように、4つにコピーされてバッファメモリ61b〜61eに書き込まれる。
次に、記録ドラム10が3回転目を行っている間に、図11(c)に示したようにバッファメモリ61bからラインデータL1,L2が読み出され、発光素子23,24へ転送されるとともに、転送された各ラインデータL1,L2が印刷版Pへ記録される。各ラインデータL1,L2と転送先の発光素子との対応関係は、図10中の破線矢印のようになっている。すなわち、ラインデータL1は発光素子23へ、ラインデータL2は発光素子24へ、それぞれ転送される。また、記録ヘッド20は、記録ドラム10が1回転を行う間に記録ヘッド20の記録幅の1/4倍だけ副走査方向に移動する。これにより、図13に示したように、発光素子23,24から印刷版Pへ、ラインデータL1,L2が記録される。発光素子23は、印刷版P上に既に記録されているラインデータL1上に、繰り返しラインデータL1を記録する。
図10に戻り、記録ドラム10が3回転目を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へラインデータL3が転送される。転送されたラインデータL3は、図11(c)に示したように、4つにコピーされてバッファメモリ61a,61c,61d,61eに書き込まれる。
次に、記録ドラム10が4回転目を行っている間に、図11(d)に示したようにバッファメモリ61cからラインデータL1〜L3が読み出され、発光素子22〜24へ転送されるとともに、転送された各ラインデータL1〜L3が印刷版Pへ記録される。各ラインデータL1〜L3と転送先の発光素子との対応関係は、図10中の破線矢印のようになっている。すなわち、ラインデータL1は発光素子22へ、ラインデータL2は発光素子23へ、ラインデータL3は発光素子24へ、それぞれ転送される。また、記録ヘッド20は、記録ドラム10が1回転を行う間に記録ヘッド20の記録幅の1/4倍だけ副走査方向に移動する。これにより、図14に示したように、発光素子22〜24から印刷版Pへ、ラインデータL1〜L3が記録される。発光素子22,23は、印刷版P上に既に記録されているラインデータL1,L2の上に、繰り返しラインデータL1,L2を記録する。
以降、記録ドラム10が1回転を行っている間に、フロント側PC50からデータ分配部60へラインデータが順次に転送される。データ分配部60では、5つのバッファメモリ61a〜61eのうちの4つのバッファメモリに同一のラインデータを書き込むとともに残りの1つのバッファメモリからラインデータを読み出す処理を、5つのバッファメモリの組み合わせを順次に変更しつつ実行する。これにより、同一のラインデータが、4つの発光素子21〜24に繰り返し供給される。
また、記録ドラム10の1回の回転につき、記録ヘッド20がその記録幅の1/4倍ずつ副走査方向に移動する。これにより、発光素子24が先行してラインデータを記録し、その後、同一位置に対して後続の発光素子23,22,21が同一のラインデータを順次に記録する。このため、印刷版P上の記録位置に与えられるレーザ光線のエネルギーが増強され、画像をより確実に記録することができる。
<6.発明の一般化および変形例>
上記の実施形態では、4つの発光素子21〜24を有する記録ヘッド20を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明において記録ヘッドに含まれる発光素子の数は、上記の4つに限定されるものではなく、複数の発光素子を有する記録ヘッド一般に本発明を適用可能である。例えば、記録ヘッドに含まれる発光素子の数は、16個であってもよく、32個であってもよい。また、複数の発光素子は、複数の記録ヘッドにまたがって配置されていてもよい。
また、上記の第2の記録モードでは、記録ドラム10の1回転につき記録ヘッド20をその記録幅の1/2倍ずつ副走査方向に移動させ、それにより、印刷版P上の同一位置に対して2回繰り返し記録を行うようにした。しかしながら、本発明において繰り返し記録を行う回数は、2回に限定されるものではない。すなわち、Nを2以上の整数として、記録ドラム10の1回転につき記録ヘッド20をその記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動させ、それにより、印刷版P上の同一位置に対してN回繰り返し記録を行うようにすればよい。このようにすれば、印刷版P上の記録位置に与えられるレーザ光線のエネルギーが増強され、画像を確実に記録することができる。また、印刷版P上の同一位置を必ずしも全ての発光素子で繰り返し記録するわけではないので、記録速度が極端に低下することもない。更に、画像記録装置の光学系や駆動系の構成を複雑化することもない。
ただし、上記のNは、記録ヘッド20に含まれる発光素子の数の約数であることが望ましい。Nを発光素子の数の約数とすれば、繰り返し記録を行うときに、記録ヘッド20に含まれる発光素子に端数が生じることはなく、全ての発光素子を無駄なく利用することができる。例えば、記録ヘッドに含まれる発光素子の数が16個で、かつ、これらの発光素子の副走査方向についての数が16個の場合には、Nの値を2,4,あるいは8のように設定し、繰り返し記録の回数をそれぞれ2回、4回、あるいは8回とすることが望ましい。
更に、モード設定部30においてNの値を選択的に設定できるように構成してもよい。例えば、入力された印刷版Pの感度または記録強度の情報に基づいて、モード設定部30がNの値を自動的に設定できるようにしてもよい。このようにすれば、印刷版Pの感度が低い場合や、高い記録強度が要求される場合には、Nを高い値に設定して繰り返し記録を行う回数を増加させることができる。また、印刷版Pの感度が高い場合や、あまり高い記録強度が要求されていない場合には、Nを低い値に設定して記録速度を向上させることができる。また、上記の入力部31から直接記録モードの情報を入力できるように、入力部31およびモード設定部30を構成してもよい。
また、上記の第1の記録モードと上記の第2の記録モードのように、記録ヘッド20が主走査方向への1回の走査につき記録ヘッド20の記録幅ずつ副走査方向に移動する記録モードと、記録ヘッド20が主走査方向への1回の走査につき記録ヘッド20の記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動する記録モードとを、切り替え可能な構成としてもよい。このようにすれば、印刷版P上に繰り返し記録を行うか否かを、諸条件に応じて切り替えることができる。
また、上記の第2の記録モードと上記の第3の記録モードのように、記録ヘッド20が主走査方向への1回の走査につき記録ヘッド20の記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動する記録モードと、記録ヘッド20が主走査方向への1回の走査につき記録ヘッド20の記録幅の1/M倍(但し、Mは複数の発光素子21乃至24の数)ずつ副走査方向に移動する記録モードとを、切り替え可能な構成としてもよい。このようにすれば、印刷版P上に繰り返し記録を行う際の繰り返し回数を、諸条件に応じて切り替えることができる。
同様に、上記の第1の記録モードと上記の第3の記録モードのように、記録ヘッド20が主走査方向への1回の走査につき記録ヘッド20の記録幅ずつ副走査方向に移動する記録モードと、記録ヘッド20が主走査方向への1回の走査につき記録ヘッド20の記録幅の1/M倍ずつ副走査方向に移動する記録モードとを、切り替え可能な構成としてもよい。このようにすれば、印刷版P上に繰り返し記録を行う際の繰り返し回数を、諸条件に応じて切り替えることができる。
また、N回繰り返し記録を行う場合には、データ分配部60に含まれるN+1個のバッファメモリ61a,61b,…を利用し、そのうちN個のバッファメモリに同一のラインデータを書き込むとともに残りの1個のバッファメモリからラインデータを読み出す処理を、N個のバッファメモリの組み合わせを順次に変更しつつ実行することが望ましい。このようにすれば、記録ヘッド20上の複数の発光素子に対して、同一のラインデータをN回繰り返し与えることが容易に実現できる。
上記の画像記録装置1は、副走査が連続的に行われ、記録ドラム10の外周面にラインデータが螺旋状に記録されるものであったが、本発明の画像記録装置は、記録ドラム10の回転と同期して副走査が断続的に行われるステップ送り式の画像記録装置であってもよい。ステップ送り式の画像記録装置の場合には、連続操作を行う場合と異なり記録モードに応じてラインデータの傾斜角度を変更する必要はないので、データ分配部60におけるデータ処理がその分簡易化する。
また、上記の画像記録装置1は、印刷版P上の同一位置に、同一強度のレーザ光線を繰り返し照射するものであったが、印刷版P上の同一位置に、レーザ光線の強度を変化させつつ繰り返し記録を行うように構成してもよい。このようにすれば、印刷版P上により多階調の画像を記録することができる。例えば、発光強度をm段階に変えることができる発光素子によりN回繰り返し照射を行えば、印刷版P上にm×N段階の強度で記録を行うことができる。
また、上記の実施の形態では、画像記録装置1の側でバッファメモリ61を有するとともに、複数回露光を行う時は当該バッファメモリ61から同一の画像データを繰り返して読み出していた。このため、フロント側PC50から画像記録装置1への同一ラインデータの送信は一度だけでよい。また、記録モードに応じた画像変形処理もデータ分配部60で行われている。したがって、フロント側PC50は、記録モードに応じて転送データを変える必要がない。
また、上記の実施形態では、記録ヘッド20内に複数の発光素子21〜24が一列に配列されていたが、図15に示したように、記録ヘッド70内に複数の発光素子71〜82が2次元に配列されていてもよい。図15の記録ヘッド70は、主走査位置P1に発光素子71,75,79が、主走査位置P2に発光素子72,76,80が、主走査位置P3に発光素子73,77,81が、主走査位置P4に発光素子74,78,82が、それぞれ配置されている。このように、発光素子71〜82が二次元配置されている場合には、発光素子71〜82の主走査位置の相違に起因して、印刷版P上の記録強度にばらつきが生じることが、従来より問題となっていた。
すなわち、主走査位置P4に配置された発光素子74,78,82は、主走査方向に関して最も前側に位置している。このため、これらの発光素子74,78,82は予め他の発光素子により余熱がされていない印刷版Pの領域に対して画像記録を行うことになる。これに対して、主走査位置P3に配置された発光素子73,77,81は、上記発光素子74,78,82よりも主走査方向に関して後側に位置している。このため、これらの発光素子73,77,81は、発光素子74,78,82によって既にレーザ光線が照射され余熱が与えられた印刷版P上の領域の近傍領域に対して画像記録を行うことになる。このため、主走査位置P4に配置された発光素子74,78,82からのレーザ光線が照射される印刷版P上の領域は、主走査位置P3に配置された発光素子73,77,81からのレーザ光線が照射される印刷版P上の領域よりも、多くの熱エネルギーが与えられることになる。同様に、主走査位置P2に配置された発光素子72,76,80からのレーザ光線が照射される印刷版P上の領域は、主走査位置P4またはP3に配置された発光素子からのレーザ光線が照射される印刷版P上の領域よりも、主走査位置P1に配置された発光素子からのレーザ光線が照射される印刷版P上の領域は、主走査位置P2,P3またはP4に配置された発光素子からのレーザ光線が照射される印刷版P上の領域よりも、それぞれ多くの熱エネルギーが与えられる。この現象は、記録ヘッドの主走査方向サイズに比例して大きくなる。
主走査方向への1回の走査につき記録ヘッド70を記録ヘッド70の記録幅ずつ副走査方向に移動するようにして画像記録を行うと、主走査方向に関して最も前側に配置された発光素子(例えば発光素子74)によって形成される走査線と、最も後側に配置された発光素子(例えば発光素子75)によって形成される走査線とは印刷版P上で隣接することになる。発光素子から与えられる熱エネルギーの差異に起因してこれらの走査線の深さ、濃度あるいは線幅等が大きく異なるようになると、これは印刷版P上に形成される記録画像上に周期的に発生する画像欠陥(すなわちバンディング)として視認され、記録画像の品質を劣化させることになる。
図16は、このような記録ヘッド70を用いて4回の繰り返し記録を行ったときに、各発光素子に与えられるラインデータの例を示した図である。図16に示したように、ラインデータL1は、主走査位置の異なる発光素子80,77,74,71により繰り返し記録される。同様に、ラインデータL2は、主走査位置の異なる発光素子81,78,75,72により繰り返し記録され、ラインデータL3は、主走査位置の異なる発光素子82,79,76,73により繰り返し記録される。すなわち、記録ヘッド70は、印刷版P上の同一位置に対して、全ての主走査位置P1〜P4に配置される発光素子により1回ずつ記録を行うこととなる。このため、記録ヘッド70における発光素子71〜82の主走査位置の相違に起因して発生する記録強度のばらつきは緩和される。この結果、印刷版P上に形成される走査線の深さ、濃度、および線幅は均一になるので、記録画像において周期的に発生していた画像欠陥(バンディング)が生じなくなる。したがって、記録画像の品質が向上する。
上記の画像記録装置1は、レーザ光線を照射して印刷版P上に凹凸を形成する(彫刻する)ことにより、印刷版P上に画像を記録するものであった。しかしながら、本発明の画像記録装置は、他の方式により印刷版上に画像を記録するものであってもよい。例えば、レーザ光を照射して印刷版の表面に形成されたブラックレイヤー層を除去することにより、印刷版上に画像を記録するものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る画像記録装置の構成を示した図である。 第1の記録モードにおけるラインデータの転送および記録のタイミングを示したタイミングチャートである。 第1の記録モードにおいて、記録ドラムが2回転目を行う間に印刷版上にラインデータが記録される様子を示した図である。 第1の記録モードにおいて、記録ドラムが3回転目を行う間に印刷版上にラインデータが記録される様子を示した図である。 第2の記録モードにおけるラインデータの転送および記録のタイミングを示したタイミングチャートである。 第2の記録モードにおけるバッファメモリの書き込みおよび読み出しの動作を示した図である。 第2の記録モードにおいて、記録ドラムが2回転目を行う間に印刷版上にラインデータが記録される様子を示した図である。 第2の記録モードにおいて、記録ドラムが3回転目を行う間に印刷版上にラインデータが記録される様子を示した図である。 第2の記録モードにおいて、記録ドラムが4回転目を行う間に印刷版上にラインデータが記録される様子を示した図である。 第3の記録モードにおけるラインデータの転送および記録のタイミングを示したタイミングチャートである。 第3の記録モードにおけるバッファメモリの書き込みおよび読み出しの動作を示した図である。 第3の記録モードにおいて、記録ドラムが2回転目を行う間に印刷版上にラインデータが記録される様子を示した図である。 第3の記録モードにおいて、記録ドラムが3回転目を行う間に印刷版上にラインデータが記録される様子を示した図である。 第3の記録モードにおいて、記録ドラムが4回転目を行う間に印刷版上にラインデータが記録される様子を示した図である。 複数の発光素子が二次元に配列された記録ヘッドを示した図である。 複数の発光素子が二次元に配列された記録ヘッドを用いて4回の繰り返し記録を行うときに、各発光素子に与えられるラインデータの例を示した図である。
符号の説明
1 画像記録装置
10 記録ドラム
12 主軸モータ
20,70 記録ヘッド
21〜24,71〜82 発光素子
25 光学系
27 副軸モータ
30 モード設定部
31 入力部
40 走査速度設定部
50 フロント側PC
60 データ分配部
61(61a〜61e) バッファメモリ
L1,L2,… ラインデータ
P 印刷版

Claims (11)

  1. 記録媒体の表面を光線で走査することにより記録媒体上に画像を記録する画像記録装置であって、
    記録媒体に向けて光線を出射する複数の光源を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを、記録媒体に対して主走査方向および前記主走査方向と交差する副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、
    前記移動手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    Nを前記複数の光源の数とは異なる2以上の整数として、
    前記制御手段は、前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御し、それにより、前記記録ヘッドは、前記記録媒体上の同一位置に対してN回繰り返し記録を行い、 前記複数の光源は、前記記録ヘッドにおいて副走査方向に配列されており、
    前記Nは、前記記録ヘッドに含まれる前記光源の数の約数であることを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記Nの値を設定する設定手段を更に備えることを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項2に記載の画像記録装置であって、
    前記設定手段は、記録媒体の感度または与えられた記録強度の情報に基づいて前記Nの値を設定することを特徴とする画像記録装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像記録装置であって、
    前記記録ヘッドが記録媒体上の同一位置に同一のデータを記録するように、前記複数の光源のそれぞれにデータを分配する分配手段を更に備えることを特徴とする画像記録装置。
  5. 請求項4に記載の画像記録装置であって、
    前記分配手段は、データを一時的に保持して前記複数の光源のそれぞれに与えるN+1個のバッファを有し、そのうちのN個のバッファに同一のデータを書き込むとともに、残りの1個のバッファからデータを読み出す処理を、N個のバッファの組み合わせを順次に変更しつつ実行することを特徴とする画像記録装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の画像記録装置であって、
    前記複数の光源のそれぞれは、光線の強さを連続的に変更可能であることを特徴とする画像記録装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の画像記録装置であって、
    前記制御手段は、
    前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御する第1のモードと、
    前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御する第2のモードとに、
    切り替え可能であることを特徴とする画像記録装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の画像記録装置であって、
    Mを前記複数の光源の副走査方向についての数として、
    前記制御手段は、
    前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/N倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御する第2のモードと、
    前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/M倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御し、それにより、前記記録ヘッドが、前記記録媒体上の同一位置に対してM回繰り返し記録を行う第3のモードとに切り替え可能であることを特徴とする画像記録装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の画像記録装置であって、
    前記複数の光源は、前記記録ヘッドにおいて主走査方向および副走査方向に二次元に配列されており、
    前記記録ヘッドは、前記記録媒体上の同一位置に対して、前記複数の光源のうち主走査位置の異なる光源により繰り返し記録を行うことを特徴とする画像記録装置。
  10. 請求項9に記載の画像記録装置であって、
    前記複数の光源は、前記記録ヘッドにおいて所定数の主走査位置に分けて配置されており、
    前記記録ヘッドは、前記記録媒体上の同一位置に対して、全ての主走査位置に配置される光源により繰り返し記録を行うことを特徴とする画像記録装置。
  11. 記録媒体の表面を光線で走査することにより記録媒体上に画像を記録する画像記録装置であって、
    記録媒体に向けて光線を出射する複数の光源を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを、記録媒体に対して主走査方向および前記主走査方向と交差する副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、
    前記移動手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    Mを前記複数の光源の副走査方向についての数として、
    前記制御手段は、
    前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御する第1のモードと、
    前記記録ヘッドが前記主走査方向への1回の走査につき前記記録ヘッドの記録幅の1/M倍ずつ副走査方向に移動するように、前記移動手段を制御し、それにより、前記記録ヘッドが、前記記録媒体上の同一位置に対してM回繰り返し記録を行う第3のモードとに、
    切り替え可能であることを特徴とする画像記録装置。
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