JP3656673B2 - 画像露光装置および画像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネル等の空間変調素子を用いて感光材料に画像を露光する装置に関し、特に詳細には、画素ズラシを行なって高精細画像を露光できるようにした画像露光装置に関するものである。
【0002】
また本発明は、液晶パネル等の空間変調素子を用いて画像を表示する装置に関し、特に詳細には、画素ズラシを行なって高精細画像を表示できるようにした画像表示装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
例えば特開平4−7542号に示されるように、記録光を液晶パネル等の空間変調素子によって空間変調し、この変調された記録光を感光材料に照射して該感光材料を露光させる画像露光装置が公知となっている。上記空間変調素子は基本的に、透過率または反射率を変え得る複数の画素(液晶パネルにあっては液晶セル)が2次元アレイ状に配置されてなるものである。
【0004】
また、このような画像露光装置に適した空間変調素子として、「O plus E」誌1994年10月号の第90〜94頁に記載されているミラーアレイデバイスも知られている。このミラーアレイデバイスは、2次元アレイ状に配置された複数の微小ミラーと、これらの微小ミラーの各々の向きを独立に変えさせる駆動部とを有し、入射した光を各微小ミラー毎に2つ方向のいずれかに選択的に反射させるように構成されたものである。
【0005】
このミラーアレイデバイスを用いれば、画像信号に応じて上記駆動部の動作を制御することにより、微小ミラーを介して所定の投写面に入射する光を微小ミラー毎に変調して、該投写面に画像を投写することができる。そして、この投写面に感光材料を配置しておけば、該感光材料に画像を露光することができる。またそのようにする場合、フレーム時間内において各微小ミラーのオン時間(感光材料に光を入射させる向きになっている時間)をパルス幅変調する等により、各微小ミラー毎に感光材料への入射光量を制御して、階調画像を露光することも可能となる。
【0006】
他方、液晶パネル等の空間変調素子を利用して感光材料に画像露光する際に、「画素ズラシ」という手法により、露光画像の画素密度を上げて高精細化することが提案されている。この画素ズラシは、例えば上記の特開平4−7542号にも示されているように、空間変調素子の画素(例えば液晶パネルにあっては各液晶セル)を経た光により形成された感光材料上の露光ドットと露光ドットの間に、さらにそれらの画素を経た光による露光ドットを形成するように、空間変調素子と感光材料との光学的関係を変化させ、この光学的関係を変える毎に画像露光する手法である。
【0007】
なお、露光画像に関しては上述の露光ドットが「画素」となるが、本明細書においては空間変調素子の方の画素との混同を避けるために、露光画像に関しては原則としてこのように「露光ドット」という用語を用いる。
【0008】
具体的に、空間変調素子がX方向にi個、Y方向にj個の画素がアレイ状に配設されてなるものである場合、X、Y方向にそれぞれ1回ずつ画素ズラシを行なえば、感光材料上でX、Y方向にそれぞれ2i個、Y方向に2j個の露光ドットが記録される。つまりこの場合は、画素数が4(i×j)個の空間変調素子を用いて1回露光する場合と同数の露光ドットを記録でき、画像の高精細化が達成される。
【0009】
なお、上記のように空間変調素子と感光材料との光学的関係を変化させるには、空間変調素子を移動させる、感光材料を移動させる、あるいはそれら両者の間に介設した光学部材を移動させる、等の方法を用いることができる。
【0010】
一般に液晶パネル等の空間変調素子にあっては、多数の画素を高密度に集積するのは困難となっているが、上述の画素ズラシを適用すれば、画素が比較的少数で低密度に配されている空間変調素子を用いても、高密度の画像を露光可能となる。
【0011】
他方、液晶パネルやミラーアレイデバイス等の空間変調素子を経た光を画像表示面に投射する画像表示装置も知られており、上述の画素ズラシはこの種の画像表示装置に対しても適用可能となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記液晶パネル等の空間変調素子を利用する画像露光装置により露光された画像においては、空間変調素子のある画素並び方向に繰り返す周期的な露光濃度ムラが生じることがある。この周期的な露光濃度ムラは、人間の視角特性上、空間周波数が約1cycle /mmのとき最も目立ちやすくなっている。
【0013】
この露光濃度ムラは、空間変調素子の1画素列中のn個(2≦n)の画素が並列駆動される場合に多く生じる。つまりその場合は、n本の信号入力ラインが並列に設けられることになり、その各ライン毎の増幅回路やD/Aコンバータ等の特性が十分調整をしても不揃いになりやすく、そのためにn本の入力ライン間で信号レベルに差が生じてしまうのである。例えば、空間変調素子の1水平画素列中の画素が6個ずつ並列駆動される場合、6本の信号入力ラインのうちの1つの信号レベルが他の入力ラインと比べて特異的に高くなるとすると、露光画像においては、水平方向に6画素毎に周期的に繰り返して、垂直方向に延びる濃度ムラが生じることになる。
【0014】
また、前述した空間変調素子を用いる画像表示装置においても、これと同じ理由により、周期的な表示濃度ムラが生じることがある。
【0015】
そこで本発明は、上述のような周期的露光濃度ムラが目立たない画像を露光できる画像露光装置を提供することを目的とするものである。
【0016】
また本発明は、上述のような周期的表示濃度ムラが目立たない画像を表示できる画像表示装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明による第1の画像露光装置は、請求項1に記載の通り、感光材料を露光させる記録光を発する光源と、上記記録光を受ける位置においてアレイ状に配置された、透過率または反射率を変え得る複数の画素、およびこれらの画素の各々の透過率または反射率を変化させる駆動部を有し、入射した記録光の感光材料への入射を各画素毎に制御する空間変調素子と、上記複数の画素を経た各記録光により形成された感光材料上の露光ドットと露光ドットの間に、さらにそれらの画素を経た記録光による露光ドットを形成するように、上記空間変調素子と感光材料との光学的関係を変化させる画素ズラシ手段とを備えてなり、通常明視距離で観察される画像を露光する画像露光装置において、空間変調素子のある画素並び方向についての画素ズラシによる露光ドット増加倍数がm、該方向について発生する周期的露光濃度ムラの周期が画素ピッチのn倍で、かつ該周期的露光濃度ムラの空間周波数が約1 cycle /mmであるとき、画素ズラシ手段が、この画素並び方向についての画素ズラシ量をほぼ画素ピッチの(n±1)/m倍とするように構成されたことを特徴とするものである。
【0018】
なお、ある画素並び方向についての画素ズラシによる露光ドット増加倍数mは、画素ズラシ回数が1であれば2、画素ズラシ回数が2であれば3であり、画素ズラシ回数が1回増える毎に1ずつ増大する。
【0019】
また本発明による第2の画像露光装置は、請求項2に記載の通り、上述のような構成の第1の画像露光装置において、空間変調素子が、前記画素並び方向に並ぶn個の画素について並列駆動がなされることを特徴とするものである。
【0021】
さらに本発明による第3の画像露光装置は、上記第1または2の画像露光装置において、空間変調素子が、その複数の画素が2次元アレイ状に配置されてなるものであることを特徴とするものである。
【0022】
また本発明による第4の画像露光装置は、上記第1または2の画像露光装置において、空間変調素子が、その複数の画素が1次元アレイ状に配置されてなるものであることを特徴とするものである。
【0023】
一方、本発明による第1の画像表示装置は、請求項5に記載の通り、画像表示面(これは空間変調素子から離して配設されていてもよいし、あるいは空間変調素子と一体的に配設されていてもよい)に到達する表示光を発する光源と、上記表示光を受ける位置においてアレイ状に配置された、透過率または反射率を変え得る複数の画素、およびこれらの画素の各々の透過率または反射率を変化させる駆動部を有し、入射した表示光の画像表示面への入射を各画素毎に制御する空間変調素子と、上記複数の画素を経た各表示光により形成された画像表示面上の表示ドットと表示ドットの間に、さらにそれらの画素を経た表示光による表示ドットを形成するように、空間変調素子と画像表示面との光学的関係を変化させる画素ズラシ手段とを備えてなり、通常明視距離で観察される画像を表示する画像表示装置において、空間変調素子のある画素並び方向についての画素ズラシによる表示ドット増加倍数がm、画素ズラシを行なわないときに該方向について発生する周期的表示濃度ムラの周期が画素ピッチのn倍で、かつ該周期的露光濃度ムラの空間周波数が約1 cycle /mmであるとき、画素ズラシ手段が、この画素並び方向についての画素ズラシ量をほぼ画素ピッチの(n±1)/m倍とするように構成されていることを特徴とするものである。
【0024】
また本発明による第2の画像表示装置は、請求項6に記載の通り、上述のような構成の第1の画像表示装置において、空間変調素子が、前記画素並び方向に並ぶn個の画素について並列駆動がなされることを特徴とするものである。
【0026】
さらに本発明による第3の画像表示装置は、上記第1または2の画像表示装置において、空間変調素子が、その複数の画素が2次元アレイ状に配置されてなるものであることを特徴とするものである。
【0027】
また本発明による第4の画像表示装置は、上記第1または2の画像表示装置において、空間変調素子が、その複数の画素が1次元アレイ状に配置されてなるものであることを特徴とするものである。
【0028】
【発明の効果】
従来の画像露光装置において、前述の画素ズラシは通常、画素ズラシ量が最小となるようにして行なわれていた。つまり、空間変調素子のある画素並び方向について例えば1回画素ズラシを行なう場合(露光ドット増加倍数m=2である)は、画素ズラシ量を空間変調素子の画素ピッチの1/2としていた。このようにすると、露光画像において、空間変調素子の並列駆動用信号入力ラインの特性不揃い等により露光濃度が特異的に高くなったりあるいは低くなる露光ドットは、互いに隣接することになる。
【0029】
図2は上記のことを分かりやすく示すものである。同図(1)の正方形は空間変調素子のある方向に並ぶ画素を示しており、それらの中の黒色のものは、並列駆動用の6本の信号入力ラインのうち他の5本のラインと特性が異なる1本のラインに接続されて透過率が特異的に高くなる画素を示している。一方同図(2)の正方形は、上記(1)の空間変調素子を用い、画素ズラシ量を画素ピッチの1/2とする画素ズラシを行なって得られた露光画像における露光ドットを示しており、それらの中の黒色のものは、上記透過率が特異的に高くなる画素により濃度が特異的に高くなった露光ドットを示している。
【0030】
これらの図から分かるように、露光画像における周期的露光濃度ムラの周期は、画素ズラシを行なわないときに発生する周期的露光濃度ムラの周期と同じとなる。したがって、画素ズラシを行なわないときに発生する周期的露光濃度ムラが、例えば前述のように空間周波数が約1cycle /mmであって視認されやすいものであれば、画素ズラシを行なって得られた露光画像における周期的露光濃度ムラも同様に視認されやすいものとなる。
【0031】
それに対して本発明の画像露光装置においては、画素ズラシ方向についての画素ズラシ量が、ほぼ画素ピッチの(n±1)/m倍とされるから、画素ズラシを行なって得られた露光画像において、上述のように露光濃度が特異的に高くなったりあるいは低くなる露光ドットは互いに隣接せず、それらの周期が小さくなる。すなわち、上記例においてはn=6、m=2であるから、画素ズラシ量を画素ピッチの3.5倍とすると、露光画像における露光ドットの状態は図2の(3)のようになる。つまり、濃度が特異的に高くなった露光ドットの周期は、画素ズラシを行なわないときに発生する周期的露光濃度ムラの周期の約1/2(空間周波数が2倍)になる。
【0032】
一方図3は、周期的露光濃度ムラが視認され得る、ムラの光学濃度差と空間周波数を調べた結果を示すものである(出典:第3回ノンインパクトプリンティング技術シンポジウム論文集 第101〜104頁)。ここに示されている通り周期的露光濃度ムラは、その空間周波数が、最も視認されやすいときの値つまり約1cycle /mmから高くなるに従って、次第に視認され難くなる。
【0033】
したがって、本発明の画像露光装置において、画素ズラシを行なわないときに発生する周期的露光濃度ムラが、空間周波数が約1 cycle /mmの視認されやすいものとなっていれば、画素ズラシを行なって得られた露光画像における周期的露光濃度ムラは、上述したようにして空間周波数がより高くなることにより、視認され難いものとなる。
【0034】
他方、本発明による画像表示装置は、本発明による画像露光装置において空間変調した光を感光材料に照射して画像露光する代わりに、空間変調した光を画像表示面に投射して画像表示するものであって、画素ズラシによる周期的濃度ムラの空間周波数の変化は基本的に同じであるから、この画像表示装置においても上に説明したのと同じ理由により、表示濃度ムラが視認され難くなる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一つの実施形態である画像露光装置を示すものである。図示されるようにこの画像露光装置は、カラー感光材料14を露光させる記録光Lを発する光源10と、この光源10が焦点位置近傍にあるように配されて、該光源10から発せられた記録光Lを平行光化する集光レンズ11と、例えば多数のTN液晶セルが2次元アレイ状に配置されてなり、上記集光レンズ11の光軸Oにほぼ垂直な向きに配された液晶表示パネル12と、この液晶表示パネル12を通過した記録光Lが入射する位置に配された結像レンズ13と、液晶表示パネル12の前において記録光Lの光路に挿入されるカラーフィルター15およびブラックシャッタ16とを有している。また液晶表示パネル12と結像レンズ13との間には、前述した画素ズラシを行なうための平行平板17が配されている。
【0036】
光源10は例えば白色光を発するハロゲンランプからなり、そのフィラメントの中心が集光レンズ11の光軸O上に位置するように配設されている。またブラックシャッタ16は、駆動部16Dによって駆動され、記録光Lの光路に入る状態とそこから退出した状態のいずれかを選択的にとる。平行平板17は駆動部17Dによって、図中の矢印A方向および、軸Bを中心とする方向に揺動される。
【0037】
一方液晶表示パネル12は、階調画像を示す画像信号Sを受ける駆動回路18によって駆動され、記録光Lを空間変調して階調画像を表示する。すなわち、この液晶表示パネル12において2次元的に配列された多数の液晶セルの各々は、駆動回路18により画像信号Sに応じた電圧印加を受け、その印加電圧の値に応じて記録光Lに対する透過率を変え、それにより該液晶表示パネル12に階調画像が表示される。
【0038】
結像レンズ13は、このようにして液晶表示パネル12に形成された階調画像を感光材料14上に結像させ、この感光材料14を露光させる。本例における感光材料14は長尺のカラー印画紙(カラーペーパー)であり、搬送手段19によって1コマ分ずつピッチ送りされる。
【0039】
カラーフィルター15はB(青)フィルター、G(緑)フィルターおよびR(赤)フィルターからなる。そしてこれらの各色フィルターが駆動部15Dによって順次記録光Lの光路に挿入され、各色フィルターが挿入されている期間にその色に対応する各色画像信号に基づいて液晶表示パネル12が駆動される。なお各色フィルターの切替え期間には、液晶表示パネル12が全画素光遮断する状態にされる。このようにしてカラー感光材料14は、変調された青、緑および赤色光によって順次露光され、そこにカラーの写真潜像が記録される。
【0040】
上記の駆動部15D、16D、17Dと、駆動回路18と、搬送手段19の各作動は、制御回路20によって互いに同期を取って制御される。なお図4には、それらの作動に基づく各処理、すなわち上記色フィルターの切替えや、以下に説明する画素ズラシ等のタイミングを示してある。
【0041】
次に、画素ズラシについて説明する。上記各色フィルターのうちの1つが記録光Lの光路に挿入されている期間に、平行平板17の向きは4通りに変えられ、その都度、該色フィルターに対応する各色画像信号に基づいて画像露光がなされる。すなわち、例えばB(青)フィルターが記録光Lの光路に挿入されているとき、平行平板17をまず第1位置に配した状態で液晶表示パネル12が駆動される。この際液晶表示パネル12は、露光しようとする画像の奇数行、奇数列の画素に関する青色画像信号に基づいて駆動される。それにより感光材料10には、図5の(1)において概略的に正方形で示すような露光ドットdが記録される。
【0042】
なおこの図5において、特に黒丸を付した露光ドットdは、液晶表示パネル12の特定の一つの画素を通過した記録光Lにより記録された露光ドットを示している。同図の(1)〜(4)において、この黒丸を付した露光ドットdを追って行けば、画素ズラシがどのようになされるかが容易に理解できる。
【0043】
次いで、平行平板17が図1の矢印A方向に所定量揺動されて第2位置に配され、この状態で液晶表示パネル12が駆動される。この際液晶表示パネル12は、露光しようとする画像の奇数行、偶数列の画素に関する青色画像信号に基づいて駆動される。それにより感光材料10には、図5の(2)に示すように、既に記録された露光ドットdと露光ドットdの間を埋める新たな露光ドットdが記録される。
【0044】
このように本例では、平行平板17を動かすことにより画素ズラシがなされるが、上の場合の画素ズラシは液晶表示パネル12の水平方向になされるものであり、このときの画素ズラシ量は、液晶表示パネル12の水平方向画素ピッチの3.5倍とされる。
【0045】
次に、平行平板17が図1の軸Bを中心として所定量揺動されて第3位置に配され、この状態で液晶表示パネル12が駆動される。この際液晶表示パネル12は、露光しようとする画像の偶数行、偶数列の画素に関する青色画像信号に基づいて駆動される。それにより感光材料10には、図5の(3)に示すように新たな露光ドットdが記録される。このときの画素ズラシは液晶表示パネル12の垂直方向になされるものであり、そして画素ズラシ量は、液晶表示パネル12の垂直方向画素ピッチの0.5倍とされる。
【0046】
次いで、平行平板17が図1の矢印A方向(第1位置から第2位置に動かした際と逆の方向)に所定量揺動されて第4位置に配され、この状態で液晶表示パネル12が駆動される。この際液晶表示パネル12は、露光しようとする画像の偶数行、奇数列の画素に関する青色画像信号に基づいて駆動される。それにより感光材料10には、図5の(4)に示すように新たな露光ドットdが記録される。このときの画素ズラシは液晶表示パネル12の水平方向になされるものであり、また画素ズラシ量は、液晶表示パネル12の水平方向画素ピッチの3.5倍とされる。
【0047】
その後平行平板17は、B(青)フィルターに代えてG(緑)フィルターを記録光Lの光路に挿入する間に、第1位置に戻される。
【0048】
以上のようにして、液晶表示パネル12における相直交する画素並び方向X(水平方向)および画素並び方向Y(垂直方向)について各々1回ずつ画素ズラシがなされるので、これらの方向XおよびYの双方に関して、液晶表示パネル12の画素並設数のそれぞれ2倍の露光ドットdが記録され、高精細画像が露光されるようになる。
【0049】
以上の画素ズラシ操作は、G(緑)フィルターおよびR(赤)フィルターを記録光Lの光路に挿入して画像露光する際も同様になされる。その後感光材料10は通常の現像処理を受け、それにより露光画像が顕像化される。
【0050】
ここで液晶表示パネル12は、前述したように水平方向の6画素が並列駆動されるものとなっている。そこで、並列駆動用の6本の信号入力ラインのうちの1本のラインが他の5本のラインと大きく特性が異なる等の事情により、並列駆動される6画素のうちの1つの透過率が特異的に高くなるようなことがあれば、画素ズラシを行なわない状態で感光材料10に露光される画像は、図6の(1)に示すようなものとなる。つまり、図中正方形で示す露光ドットdのうち、水平方向に並ぶ6ドットに1つが特異的に高濃度のもの(図中特に黒色で示す)となり、垂直方向に延びる周期的な濃度ムラが現れる。したがって、前述した画素ズラシを終えて露光された画像には、図6の(2)に示すような周期的露光濃度ムラが現れることになる。
【0051】
下の表1は、この実施形態の画素露光装置における各種仕様と、上記周期的露光濃度ムラ等についてまとめたものである。この表1中の「LCD」欄は、液晶表示パネル12そのものに関する数値であり、「A」「B」「C」および「D」欄は感光材料10に露光されたA4サイズの画像における数値である。
【0052】
【表1】
【0053】
この表1中、「B」欄が本実施形態の装置により露光された画像における数値であり、またそれと比較するために「A」欄には、画素ズラシ量を水平方向、垂直方向とも画素ピッチの0.5倍とした場合の数値を示してある。この「A」欄に示される通り、水平方向の画素ズラシ量を画素ピッチの0.5倍とした場合、周期的露光濃度ムラの空間周波数は0.98cycle /mmであり、このような周期的露光濃度ムラは、前述した通り人間の目に特に視認されやすい。
【0054】
それに対して本実施形態の装置においては、水平方向の画素ズラシ量を画素ピッチの3.5倍としているので、周期的露光濃度ムラの空間周波数は1.97cycle /mmとなり、前述の図3から明らかな通り、この周期的露光濃度ムラは人間の目に視認され難いものとなる。
【0055】
ここで本実施形態では、水平方向の画素ズラシによる露光ドット増加倍数m=2、画素ズラシを行なわないときに水平方向について発生する周期的露光濃度ムラの周期が画素ピッチの6倍(n=6)であるから、(n+1)/2=(6+1)/2により、水平方向の画素ズラシ量を画素ピッチの3.5倍としてあるものである。
【0056】
なお、上記のように水平方向の画素ズラシ量のみを画素ピッチの3.5倍とする他、水平方向、垂直方向双方について画素ズラシ量を画素ピッチの3.5倍としたり、あるいは垂直方向の画素ズラシ量のみを画素ピッチの3.5倍とするようにしてもよい、
上記の実施形態では、画素ズラシによる露光ドット増加倍数mは水平方向、垂直方向とも2であるが、この画素ズラシによる露光ドット増加倍数mを水平方向は3、垂直方向は2とした場合の数値を、上記表1のそれぞれ「C」、「D」に示してある。
【0057】
「C」は、画素ズラシ量を水平方向は画素ピッチの0.33倍、垂直方向は画素ピッチの0.5倍とした場合の数値である。一方「D」は、画素ズラシ量を水平方向は画素ピッチの2.33倍、垂直方向は画素ピッチの0.5倍とした場合の数値である。つまりこの「D」の場合は、水平方向の画素ズラシによる露光ドット増加倍数m=3、画素ズラシを行なわないときに水平方向について発生する周期的露光濃度ムラの周期が画素ピッチの6倍(n=6)であるから、(n+1)/m=(6+1)/3により、水平方向の画素ズラシ量を画素ピッチの2.33倍としてあるものである。
【0058】
「C」の場合、周期的露光濃度ムラの空間周波数は「A」の場合と同じ0.98cycle /mmとなり、このような周期的露光濃度ムラは前述した通り人間の目に特に視認されやすくなっている。それに対して「D」の場合、周期的露光濃度ムラの空間周波数は2.95cycle /mmとなり、この周期的露光濃度ムラは人間の目に視認され難いものとなる。
【0059】
なお、以上説明した実施形態の画像露光装置は空間変調素子として液晶表示パネル12を使用するものであるが、空間変調素子としてはその他に前述したミラーアレイデバイスや、PLZTシャッターアレイ等を用いることもできる。また空間変調素子として、複数の画素が1次元アレイ状に配置されてなる液晶表示パネル、ミラーアレイデバイスあるいはPLZTシャッターアレイ等を用い、副走査を空間変調素子と感光材料との相対移動によって行なうタイプの画像露光装置も知られており、本発明はそのようなタイプの画像露光装置に対しても同様に適用可能である。
【0060】
また、上に説明した実施形態の画像露光装置は色フィルターの切替えによってカラー画像を露光するものであるが、本発明は、3色の記録光をそれぞれ別個の空間変調素子によって空間変調し、それらの光を同時に感光材料に照射して画像露光するタイプの画像露光装置に対しても同様に適用可能である。
【0061】
さらに、図1に示した構成において、感光材料14に代えて画像表示面としての投射スクリーンを配設すれば、画像表示装置が構成されることになるが、そのような画像表示装置においても、画素ズラシ量を画素ピッチの(n±1)/m倍とすることにより、周期的表示濃度ムラを視認され難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像露光装置の側面図
【図2】本発明に関わる画素ズラシ量と露光濃度ムラ周期との関係を説明する説明図
【図3】本発明に関わる周期的露光濃度ムラの視認領域を説明する説明図
【図4】図1の画像露光装置における各種動作のタイミングを示すタイミングチャート
【図5】図1の画像露光装置における画素ズラシを説明する説明図
【図6】図1の画像露光装置において発生する周期的露光濃度ムラを説明する説明図
【符号の説明】
10 光源
11 集光レンズ
12 液晶表示パネル
13 結像レンズ
14 感光材料
15 カラーフィルター
17 画素ズラシ用の平行平板
18 液晶表示パネルの駆動回路
19 感光材料搬送手段
20 制御回路
L 記録光
Claims (8)
- 感光材料を露光させる記録光を発する光源と、
前記記録光を受ける位置においてアレイ状に配置された、透過率または反射率を変え得る複数の画素、およびこれらの画素の各々の透過率または反射率を変化させる駆動部を有し、入射した記録光の感光材料への入射を各画素毎に制御する空間変調素子と、
前記複数の画素を経た各記録光により形成された感光材料上の露光ドットと露光ドットの間に、さらにそれらの画素を経た記録光による露光ドットを形成するように、前記空間変調素子と感光材料との光学的関係を変化させる画素ズラシ手段とを備えてなり、通常明視距離で観察される画像を露光する画像露光装置において、
空間変調素子のある画素並び方向についての画素ズラシによる露光ドット増加倍数がm、画素ズラシを行なわないときに該方向について発生する周期的露光濃度ムラの周期が画素ピッチのn倍で、かつ該周期的露光濃度ムラの空間周波数が約1 cycle /mmであるとき、前記画素ズラシ手段が、この画素並び方向についての画素ズラシ量をほぼ画素ピッチの(n±1)/m倍とするように構成されていることを特徴とする画像露光装置。 - 前記空間変調素子が、前記画素並び方向に並ぶn個の画素について並列駆動がなされるものであることを特徴とする請求項1記載の画像露光装置。
- 前記空間変調素子が、その複数の画素が2次元アレイ状に配置されてなるものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像露光装置。
- 前記空間変調素子が、その複数の画素が1次元アレイ状に配置されてなるものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像露光装置。
- 画像表示面に到達する表示光を発する光源と、
前記表示光を受ける位置においてアレイ状に配置された、透過率または反射率を変え得る複数の画素、およびこれらの画素の各々の透過率または反射率を変化させる駆動部を有し、入射した表示光の画像表示面への入射を各画素毎に制御する空間変調素子と、
前記複数の画素を経た各表示光により形成された画像表示面上の表示ドットと表示ドットの間に、さらにそれらの画素を経た表示光による表示ドットを形成するように、前記空間変調素子と画像表示面との光学的関係を変化させる画素ズラシ手段とを備えてなり、通常明視距離で観察される画像を表示する画像表示装置において、
空間変調素子のある画素並び方向についての画素ズラシによる表示ドット増加倍数m、画素ズラシを行なわないときに該方向について発生する周期的表示濃度ムラの周期が画素ピッチのn倍で、かつ該周期的露光濃度ムラの空間周波数が約1 cycle /mmであるとき、前記画素ズラシ手段が、この画素並び方向についての画素ズラシ量をほぼ画素ピッチの(n±1)/m倍とするように構成されていることを特徴とする画像表示装置。 - 前記空間変調素子が、前記画素並び方向に並ぶn個の画素について並列駆動がなされるものであることを特徴とする請求項5記載の画像表示装置。
- 前記空間変調素子が、その複数の画素が2次元アレイ状に配置されてなるものであることを特徴とする請求項5または6記載の画像表示装置。
- 前記空間変調素子が、その複数の画素が1次元アレイ状に配置されてなるものであることを特徴とする請求項5または6記載の画像表示装置。
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